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2024年11月12日 (火)

視察

昨今はその語彙につきまといし印象の払拭に別な呼称を充てる自治体もあるとか。悪名高き海外視察を終えた。

何せこの御時世にあってビジネスクラスなんぞ特権意識の最たるもの、公費で行かせて貰えるだけ感謝せよ、との風潮に押されてか。が、ロンドンのヒースロー空港での乗り継ぎ5時間を含む22時間、つまりは片道17時間は100キロマラソンの制限時間をはるかに超えて。フライト全てエコノミーはさすがに。ならば走り続けたほうがまだましかも。ほんとの話。現地の宿への到着は午前一時にてその翌日の午前中から所定の行程に。

ビジネスクラスは当然、などとは申さぬまでも、せめて不参加の自由位は。が、小学校の遠足に同じ、集団行動にて参加が原則とされ。それでいて、やれ選挙だ云々と不参加ありて、ならば私も、と辞退を申し出るに言い渡されるは違約金、行かぬなら三十万円を自腹で、と。それも一ヶ月前なのに。旅行会社に足下見られてはおるまいか。いや、そもそもにハナから「任意」とすればいいものを。自ら混乱を招いているようなもので。赤信号みんなで渡れば怖からず的な発想は好かぬ。

内外を問わず旅は慣れたもの、下着などは安物を洗濯しての使い回し、それ以外とて。何せ一番重い荷が本だから。それが時差ボケなるものか、見知らぬ土地での緊張感か、滞在中の寝ざめ早く、ものの四時間も寝れば。昼間とて不思議と寝ずに話を聞いとるのだから。初日にしてかくの如き状況にて翌日以降も。時間を埋めるに読書と申しても昼間も同じ姿勢を維持し続けるに血流の低下を免れず。

ということで出発早きその一日と最終日を除いて全て早朝、朝5時前のランから。我が国ならば何の心配もいらぬ、が、海外にあって安宿とあらばそんな立地になる訳で。朝の路上に見かけるは「彼ら」、目を合わせぬに限ると無視すれど向こうは無視とは限らず。遭遇するに逃げるが勝ち。まだまだ、逃げ足だけは負けはせぬ。そう、早朝の街中に見るは清掃車。ごみの収集に路上の清掃と。彼らの働きは防犯面でも。

肝心の視察先やデンマークのコペンハーゲンに英国ロンドン。コペンハーゲンの路面を行き交うは自転車。それも車に劣らぬ速度で駆け抜けるに接触あらば軽症では済まぬ。暴走を許すは専用レーンと一方通行。分離と規制が徹底されており。

ひるがえって我が国、車道に迷惑、歩道に危険と煙たがられる存在が抜けず。車道か歩道か、前者が正解なれど、どこぞの市役所通りなど歩道の一部に専用レーンらしき路面表示を設けれどもあくまでも目印に過ぎず。双方向の往来に減速が見られるは救いだったりも。

近年の環境意識への高まりに自転車の地位向上が図られるは英国も同じ。慢性的な渋滞に悩むロンドン。距離にして五キロ程度の移動も一時間をゆうに超える状況に通行税が課され。そもそもに酷い渋滞の中に片側の一車線を自転車に転用図れば帰結は明らか。拍車がかかりし渋滞の解消に通行税とは愚策、とバス運転手の談。共存の道遠く。

 (令和6年11月12日/2888回)

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