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2023年11月

2023年11月26日 (日)

場外

糸目はつけぬゆえ、と拝み倒さんとするに、いかんせん荷の保証が出来ぬ、と相手。こちとて、ソレを看板に掲げる以上は後に退けず。小ぶりならば、と可能性を示唆する買受人に、イワシ、メザシの類にあらざれば文句は言わぬ、と成立する商談も代引とあらば現物を見るまで気が安まらず。作物に同じ、豊作の年は値も安く、かたや凶作とあらば高値に加えて。

品薄と聞くに群がるは人の心理。奇しくも重なるは「翔んで」続編の公開日。開店前からの行列はそちらに劣らず、ものの一時間で全て完売。目的地や高台の神社。せっかく来たのに、との恨み節。いや、ちゃんと宣伝ポスターには売切御免と記したはず、などと反論すれば逆効果。詫びに詫びて。

詫びし相手の一人がよく知るNさん。「ついで」とはバチあたりなれど、来た以上は、と社殿に手を合わせる信心深さ。かくあらねばなるまい、と感心すれど、祈りしは、来年こそはありつけるように、だって。

そう、始まりはあの年。壊滅的な打撃を受けた被災地に救いの手、と現地から仕入れ。B級グルメの焼きそばとともに。これが大変好評で、以降は毎年恒例となる後援会、いや、地元の一大イベントとして。売名以上に来る方に喜んで貰えることが何よりも。それにしてもすごい人だったナ。さんままつり、協力者の皆様に感謝。閑話休題。

死力尽くせどまくれぬ先頭。柄の悪さや東の横綱。浴びせられるヤジに肩を落として。当時はレースが怖かった、されど今となっては。競技の選手か賭博の駒か、何せ生身の人間が繰り広げる舞台にてその可能性とて否定は出来ず、厳しい監視下に娯楽限られ。レース前に没頭するは将棋、呼ばれてから準備、それでも必ず上位に絡むは陰の努力か実力か。昔は個性的な選手が多かった。

当時の開催は昼間。そればかりか車券購入は開催地のみ。それでは客層が限られてしまう、とナイターに踏み切るは函館。それが今となってはナイターばかりか、モーニングにミッドナイトと。頭文字とってモミとは隠語。モミモミと不定期続く中にあってベテランには。勝負師たちの人生もまた喜怒哀楽にあふれ。

戦後復興の象徴。各地の競輪も廃業に追い込まれる中にあって迫られる判断。一般会計への繰入は累計ゆうに一千億円を超える過去の実績など知る人も少なく。

場外とは開催地以外の競輪場を開放して車券を販売すること。開催地を転々と放浪する博徒は昔の話、今や大半が場外、と申しても自宅にいながら。門戸を広げるに売上は伸びたものの、実際に本場を訪れる客は著しく減少。あの台上に居並ぶ予想屋、客を惹きつける話術に独自の口上なんぞは花だったのだけれども。

それでも未だ一般会計への繰入を続ける優等生にて。

(令和5年11月26日/2819回)

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2023年11月20日 (月)

淀君

公開迫るはあの続編。当人の出演こそないものの、かつて、浦和の淀君と畏怖された御仁の相手を務めており。この前なんぞ急に何を言い出すかと思えば、恋人になってくれ、と迫られ。恋人と申しても「食」の恋人、と本人。求愛の証と届くは洋梨の希少品種。ぜひ、試食あれ、と。

何も希少のみが旨いとは限らず。ボーイスカウトの収穫祭にて母親らが作る具沢山の豚汁を青空の下。御礼とばかりに一句、さつま芋掘り尽くしても遊ぶ子ら。野原を元気に走り回る光景が少なくなったナ。

退職二十年にして未だ古巣からの誘い、それも技術畑から。どこの会社とて営業と技術は水と油。何とも光栄な話なれど、聞かば当時の本部長が「末期」。抗がん剤の投与に制限される外出。そんな御仁の相手をするに手を貸せ、と。来るも拒むも自己責任、来る以上は甘やかさぬに限る、と伝えて迎えし当日。

一年前の手術の際なんぞは金属性のステントを埋め込むと聞いて、んなものを埋め込んだら放射線治療に支障をきたすにあるまいか、少なくとも患者がのぞみを捨てておらぬ以上はその処置はなかろう、殺す気か、と医師に迫った。などと誇らしげに語られてもそりゃ匹夫の勇としか。

いや、実際に副作用と思しき症状を見て取るに、もうぼちぼち、と帰宅促せども帰る気配なく、タクシーとて拒否するばかりか、行きつけのバーで続きを、と。店の立地するはビルの四階。階段を先陣をきって。ほんとに末期なのかね。

閑話休題。クラブの買い替え前に、もそっと腕を、と折角の太客をあしらいしあの店主。人づてに聞くに、その後、各方面を探していただいて私に合う一式が用意されているとか。勿論、中古。それも他人の使い古し、ほんとの「おさがり」ってやつで。いやいや、それで十分。職人に仕立てて貰ったってことが肝心な訳で。何も新品にあらずとも。

ただでさえゴルフ用品は割高になりやすく。中古市場の流通が機能するは裾野を広げるに一役。プレー代とて安からず、土日よりは平日、名門よりはパブリック、道具とて。と節約に余念なく。いや、「高額」とて結構、ただ、それぞれの身の丈に合った愉しみ方を。

市の予算編成が大詰め。夏、秋の査定を終えるに上層部の悩みの種とは。今年度は一年、来年度は二年、以降は最大五年まで定年の延長が可能となり。残留か移籍か、移籍と申しても請われて移るものになく。世にいう天下りとの批判に設けられるは給与の上限枠。これが本当に低く抑えられ。

ならば現役のウン割が保証される残留のほうが、と後者に軍配上がりそうな気配も、何せ彼ら居場所を確保せねばならず。肩書こそ課長補佐と決まれども実際に「補佐」としてそこに座られても、というのがホンネらしく。ならば、いっそ窓際部でも。いや、それでは税金泥棒のそしり免れず。「中古」とは失礼ながらそちらの流通やいかに。

(令和5年11月20日/2818回)

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2023年11月16日 (木)

鹿角

自らの権限において来賓に加えておくゆえ、との申出に都合つけども着替え叶わず。喪服に黒ネクタイが大半を占める中にあって目立つ平服。受付のSさん、自らのネクタイを私の為に。戦没者追悼の慰霊祭にて献花を終えた。

オクトバー後の放牧、とならず。師走のトレイルに向けて。丹沢に大山、とりわけ、大山ならば奥社までの往復に半日いらず。挑まんとして躊躇する理由や。あくまでも北国の話、などと侮るなかれ。隣市でも目撃、なんて報道を目にすれば。その凶暴性は幼き頃に読んだ週刊少年ジャンプの漫画に知るところなれど未だ遭遇の体験なく。

巷間いわれる対処術の一つに、絶対に背を向けてはならぬ、とあれどもがっぷり四つで勝てそうな相手になく。かつて知床にて入手したアイヌの鹿角を印籠代わりに見せても許してくれそうもないし。突然の遭遇こそ危険。鈴を付ければ、というけれども空腹とあらば、むしろ格好の獲物となりえぬか。あとは「運」次第、かも。

さて、本題。走りながら考える、とされた制度も創設から二十年。役所にあっても中途退職の理由に親の介護少なからず。当事者を抱えし御家族の苦労は察するに余りあれども。介護現場より届くは一通の手紙。

施設に入らばいたれり尽くせり、かえって老化は増すばかり。そう、施設はあくまでも次善の策となるべきはずが、猫も杓子も施設、施設と。かたや、従事するケアマネにヘルパー、介護職のなり手不足は深刻。俎上に上がる賃上げとて多少の呼び水になるやもしれぬが、あの壮絶な現場を目の当たりにすれば。

いやいや、何も好んで施設を選択するものにあらず、その為の保険料であって当然の権利を行使して何が悪い、と言われれば確かにその通り。ならば、相応の負担を求めんとするに反応はどうか。とすると、自らのことは自らで、との価値観の浸透こそが目指す道。やはり自宅における介護こそ励行されるべきであって、ひいては多世代同居への減税、優遇措置を図れぬものか、と。施設か自宅かを巡る議論は介護に限らず。

そもそもに役人側とて入りたくとも入れぬ方々の為に施設の整備を進めることこそが役目とされ。困っとる人を前に自宅で介護を、などとは。施設への依存度を減らさんと抑制策を講じんとするは二足の草鞋を履くようなもので、アクセルとブレーキは同時に踏めぬ、ということらしく。

減税か給付か、政策誘導的な呼び水に、との意図こそ否定はせぬ。が、給付は兎も角も税は聖域にてあちらの抵抗は必至。仮に税を選択したとしても実際にその状況を捕捉し結びつけんとする手間は煩雑な上に軽からず。そればかりか、護送船団の中にあってあえて火中の栗は拾わずとも、なんて。

いや、それすらも克服して晴れて減税が実現したとしても、ならば、その為に自宅における介護を選ぶかといわれれば。

(令和5年11月16日/2817回)

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2023年11月11日 (土)

高台

私など1mすらろくに入らぬというに、15mのパットを見事に沈め。それも全盲の視覚不自由者とあらば。半年前に初めて顔を出された時は慣れぬ手つきに当てるのが精一杯だったはず。

かたや最高齢のSさんは91歳。会場まで自力の歩行は言わずもがな。手には自宅で採れた柿ありて、皆様に、と。田舎育ちゆえ洗わずにその場で皮ごとほおばってみせたのだけど、これが抜群に美味く。ほほばるに余る大きさ庭の柿、と一句。

運動の必要性こそ認識すれども近所の公園などは他に占拠されとるし。地元の小学校の校庭を借りて催される月一回のスポーツひろば。対象者は障害者及び高齢者とされ。催されるは年に一度のグラウンドゴルフ大会。

外に見知らぬ女性が、との秘書の一言に狼狽を見せたのも昔の話。議長室にしてそんな状況ゆえ他は推して知るべし。市議に面会求めるに関門無く、誰でも自由に出入り許すは安全上いかがなものか、と手渡されし入退室カード。無くさぬようにと添えられしケースを首から、というけれども飼い犬じゃあるまいに。新庁舎への移転を終えた。

フロア案内に見る力関係。およそ議会なんてのはどこの自治体でも別棟か最上階が指定席。一つ上の議場を挟んで最上階が展望フロア。周囲に並ぶ建物なく遠くを一望できる開放感に高層階への入居を喜ぶ向きあれど高台好むは煙とそれ位なもので。災害時など取り残されかねぬばかりか、日々人の往来を見下ろすにいつしか。

空間の有効利用、高層階に面積を確保し、周辺のテナント入居の賃借料を節約せんとの意図にて、そのへんの成果もいづれ公表されるはずなれど、一つ屋根の下に集うに他局の職員とも顔を合わせる機会が多くなり。ということで、今回は庁内の組織の話。

過去に再編が繰り返される中にあって、「緑政」などは元々は「清掃」と同一の環境局内にあれども、公園や街路樹などむしろ「道路」との相性が、とそちらに統合され。一方、「下水」などは元々は「道路」と同じ建設局の中にあれども上下一体とばかりに「水道」と結合されて。上下と申しても「管路」なる共通項があるだけで実際は似て非なるもの。未だ会計は別々にてあくまでも管理部門が統合されたに過ぎず、か。

水道などは百年の歴史に自らの収益で庁舎を作る位だから。独身とて何ら不自由はなくも嫁があてがわれるに。一方、下水とて生活には欠かせぬ。今日の公衆衛生の向上に果たした役割は測り知れず。あの震災後も遅々として進まぬ下水の復旧に足りぬ技術者を求められるは政令市。そこを自前にて賄ってきた実績は軽からず。

かつてはひと括りにされた下水管とてその後は雨水は公費、汚水は私費の原則の下、分流化が進み。普及率はほぼ百となる中にあって浮上するは、当時、大量に抱えし技術者の処遇。年齢も年齢であるし、いつまでも課長職という訳には。されど、足りぬは管理職ポスト。

ならば、と古巣への侵食が進むに募る鬱憤。過去に離婚調停が成立したはずも出戻りて無神経に職場を闊歩されては、とは下々の小言に。そう、高台にあっても目線は低く。

(令和5年11月11日/2816回)

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2023年11月 6日 (月)

恩赦

鉄人の427kmには遠く及ばぬまでも306.5kmにてオクトバーランを終えた。距離以上によくもそんな時間があったもので。やはりヒマなのかね、なんて。

当日の移動手段なく、送迎を、と頼まれるに二つ返事で快諾してみたものの、当人には私ならぬ贔屓の市議がおられたはずで。いや、そちらに打診すれど、あしらわれてしまったとか。これぞ好機などと寝返りを期待するもんでもないけれど、あしらいし当事者にとってそれに勝る行事など。

四年ぶりの開催は地元消防団の操法大会。到着後に案内される来賓席に開会式後も居座るはやぶさかならぬも長居は長居で、やはり「居た」という事実こそ。去るにせよ肝心な「間」。早すぎず遅すぎず、それでいて自然な形で。席立つに適当な理由。整形外科の予約、はさすがに。次の予定が、なんてのも。楽屋裏に控えし選手たちの慰労に、と。

さて、どこぞの校長が記した一文に広がる波紋。この夏の甲子園に話題をさらいしあの学校。監督の采配や選手の能力以上に注目を集めるは。坊主こそ球児の証といわれたのも今は昔。同調圧力に屈せずに、生徒の自主性に委ね、長髪とて十分に通じることを証明してみせた監督の手腕は評価されて然るべきも。

その一例を以て丸坊主は時代錯誤と言わんばかりの論調に寄せられる保護者の声。そりゃ多様な価値観、と新たに認めるは勝手なれど、何も「これまで」を否定せずとも。むしろ、それこそが価値観の押し売りにあるまいか、とのことらしく。

そう、創立百五十年の伝統校にあって厚遇を受けるはその部活。当時から取材を理由に授業を欠席することしばしばなれど、恩赦が与えられたとか。気になるは在籍の動機や卒業後の進路。そこに籍を置くに普段は会えぬ人に会えたり、取材を通じて校内事情を掴めたり、と純粋な好奇心に負うところが大きいらしく。

子らが通うはそんな妻の母校にて。深夜の帰宅にこれ見よがしに置かれる最新号に見る昨今の事情。一面の見出し「人間にしかない感情を大切に」と目を惹く一文は宇宙開発の分野にて活躍を見せる卒業生のインタビュー記事。

頁をめくるに、ジャージ登下校の是非を巡る論考あり。あくまでも「制服」が原則とされる中にあって押し寄せる自由化の波に生徒の生徒の反応やいかに。気になるアンケートの結果。賛成派7割、の見出しの語尾に逆接の接続詞「だが」が付され。

自由と規律を巡る終わりなき議論にあっても牽制というか、両者に冷静な判断を促す為の工夫が凝らされており。下手な大人よりもよほど高校生のほうが。

(令和5年11月6日/2815回)

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