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2022年6月25日 (土)

一飯

詳しい経緯は知らぬ。が、高校の卒業を目前に単身海外へ。翌日の出国と聞いて「梅」ならぬ「松」を振る舞いし前回。当時の御礼と現地産ワインを片手に久々の帰国。しばしの滞在と聞いて、親に内緒で再度、と誘わば「うなぎ」以上に欲するはゴルフ。よくぞ申した、ならば教えてしんぜよう、などと言えた腕前にはあらずも親子ほどの若者にゴルフに誘われるとは何とも光栄な話で。負けぬ。

父の日にカレーほおばる空の下、と一句。招かれしジャガイモの収穫祭。大小の仕分けに追われる小さなスカウトらを横目に向かう先には大鍋。「時間があればぜひ召し上がって」との一言。芋掘りも手伝わぬまま、手に「山ほど」の収穫物をいただき、尚且つ、保護者の手作りカレーライスを最初に食べたとあらば。逡巡するも「遠慮なく」との合いの手に、まっ、いいか。

白米は各自持参と聞いて具沢山のルーだけで結構と告げれば「うちの分をどうぞ」と。「それでは御宅の分が足りぬではないか」-「いや、予備がありますので」、んなはずなかろうに。一飯の厚意は忘れぬ、いつか必ず。

人目を憚らぬ姿に群がるは子供たち。働かざるもの食うべからず、と向けられる視線に「あくまでも試食に過ぎぬ」と弁明すれど、それは二杯目にあるまいか、とはよくこちらの動きを観察しとるぢゃないか。折角の手料理を食わずして帰るとは何とも惜しく、「おい、食わんのか」と他の来賓に水を向ければ、「センセイは時間に余裕がおありでしょうから」、なんてのは嫌味にしか聞こえぬ。

さて、本題。地域と学校の連携・協働なる理念は今に始まった話になく、年度内に「地域学校協働本部」なるものを設置をせよ、との国からの下命。「地域教育会議」なる本市独自の既存組織を移行させんと進む検討。懸念が拭えぬ、と説明会に出席したと思しき関係者から話を伺った。これまで以上に多様な主体を包含して機能強化を図らんと役人側が目論めど門外漢の加入が裏目に出ぬかとの不安。

子供たちの為に、との大義の下に作られた組織も役所の都合に翻弄されてきた過去があるらしく。「これからの行政区地域教育会議」と名の付いた資料には学校運営協議会、学校教育推進会議等々とそれらしき名が並ぶも担う役割の違いやどこに。そんなに乱立していたのでは学校側の負担も。たびにアレコレと介入されるは億劫であって、雑務に追われる現場の苦労は分からんでもなく。

部活動にせよPTAにせよ、学校が絡む以上は最低限の窓口は用意せねばならず、そんな重荷を手放さんとするにコロナや働き方改革は格好の口実を与えかねず。一方、生徒の端末依存が日に日に進む現場に図られる教師の負担は軽減されて然るべきも、慣れぬ操作に手間取るばかりで失われる時間に募るストレス。

子供たちの為に、との大義は誰しもの共感を生むものなれど異なる価値観。んな制度設計に忙殺されるは大人の都合であって、芋掘りにカレー作りのほうがよほど教育的な効果が大きくはあるまいか、と。

(令和4年6月25日/2718回)

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