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2021年9月20日 (月)

短大

駅名にちなんでか、「ヒルサイドテラス」なる店が地元にあって、ランチにしてはやや割高ながらも百合ヶ丘マダムたちの好評を得ているらしく。看板は松花堂弁当、メインは別皿にて和食が定番なれど、時にタンドリーチキンなど香辛料も絶妙にて上品な味に。食後のデザートは自家製のホットプリン、量が少ないのがちと不服もマダム向けゆえ。落ち着いた雰囲気の店内に流れるはクラシック。食と料理に対する店のこだわりが垣間見える地元の隠れた名店。儲け以上においしいものを、と。

短大といえば二年、というのが世間の常識。国家資格の一つ、看護師の取得に必要な履修課程は三年。とすると、短大卒後の資格は準看護師。というのは完全な間違いであって、看護系の短大は三年制。ちなみに、通称「准看」と呼ばれる准看護師は一般の看護師の補佐役にて許認可は都道府県。「じゅん」は「准」が正しく「準」は誤り。

今定例会の目玉の一つに市立看護短大を四年制化する議案が含まれる。聞かば政令市の中でも「短大」は本市のみ。資格の差異なくばそこに恥ずべきものなく、何も「見栄」にこだわらずとも。ひく手あまたの世界、短大とて就職先には困らぬ、されど人気は四大とか。事実、本市の市立病院などでも同じ市立の短大よりも市外の四大が歓迎される向きもあるらしく。同郷のよしみを酌みたくとも歴然とした差を前に断念せざるを得ない葛藤を現場は抱えとるとか。

が、そもそもにそれはいわゆる囲い込みというか下駄を履くってことだから双方に不幸な結果を生まぬとも限らず。一方では少なからぬ市費を投じて育てた人材が市外に流出するは損失などとセコい話も。ならば「短大」の意義やどこに。大学の許認可は文科省の権限、短大とあらば入学金に学費等を低く抑えられ。

当時などは一刻も早く社会人として独立して親の負担を減らさんとの苦学生たちの受け皿として重宝されたはずも昨今などは看護師に求められる知識や技能は多岐にわたり、より専門的かつ高度化されて。三年と申してもあくまでも資格得るに最低限の知識しか学べぬ。たった一年、されど一年。その一年が将来を大きく左右するのであれば背伸びしてでも負ける訳にはいかぬ。

四年制化に伴う運営費とて現行の五億二千万円から七億四千万円とされ。それで他市に肩を並べる、いや、上回る人材を育てられるならば。四大に移行すれば受験の倍率に偏差値も上がる。試験は全員が同じ土俵にてそこにこぼれるはやむなしにしても金銭的な理由に門前払いはさすがに不憫。いかなる境遇であろうとも可能性の芽は摘むに惜しく。新たな奨学金の創設もセットで条例化され。今の需要に合った人材を育てんとの挑戦は否定されるものになく。

新入生は四大も己は短大、劣等感とはいわぬも胸中や複雑にあるまいか。晴れて人生の門出迎える若きナイチンゲールに気の利いた祝辞の一つでも贈るが議長の役目、などと予定していたものの、あの騒動に翻弄されて卒業生を見送れず。四大に変貌遂げようとも創立の理念に今日までの歩みは忘るるべからず、と確かそんな質問を共産党が。そこだけは同感。

いや、更に申さば、短大か四大か、ならばいっそもう一つ。とは悪い冗談で。

(令和3年9月20日/2666回)

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