なおログ[Blog]

« 2021年2月 | トップページ | 2021年4月 »

2021年3月

2021年3月30日 (火)

七光

二回の心筋梗塞を患いながらも九死に一生を得て脅威の回復を遂げた前職時代の相棒が発起人。未だ体内に金属片の残る身なれどそこに倒れるは本望、一戦交えんと御指名があった。在宅勤務など退屈でかなわぬ、と一人。そのメンバーならオレを外すな、と最後の一人が加わって揃いし四名。あれから二十年、それぞれに道は違えど年収に見る明暗。

最低年収が居て、その上が倍額。次が更に倍、そして、最後の一人は倍の倍の倍、つまりは八倍、よりも高額だった。為政者や格差十倍の悲劇を何とする。のみならず、悲劇の主役が私とあらば異次元の話か。外来種の脅威、というか狭い世界に生きては精進怠りて淘汰されかねず、世を知るにいい機会ではなかったか。

そんな転職人生にてその心境や知らぬ、満期まであと一日。秘密と聞かば言いたくなるが心理にて告げておいて口外ならぬとは拷問以外の何物でもなく。ならば言わねばいいではないか、人の口に戸は立てられぬもの。いや、私の性分を知って機先を制すとは侮れぬ。上が見る評価よりも下から見る評価が妥当なこと少なくなく。「彼の人を見る目に狂いはない」とは残留が叶いし運転手。職場婚に射止めた奥様を見れば言わずもがな、と意味不明。

石の上にも三年。三年の在籍が目安とされ、例年、およそ全体の三分の一が異動となるも職種によってはその限りにあらず。盗難ならぬ物色が相次いで閑散とした棚に辞職も間近と思われるは不本意。慣例によれば在任は二年だそうで、私は「辞めぬ」も秘書は交代。論功行賞にて異動先の希望を叶えるが最後の仕事、と運転手に言われてはたと気づく、すっかり忘れていた。

さすがに見合わぬ役職こそ困難なれど、「位」が同程度であれば行先は自在と聞いて。「意向があれば叶えるがどうか」との打診に秘書の回答や「心配無用、職種は選ばぬ」と。確かに希望は叶ったやもしれぬ、されど、そこに付きまとうはコネへの嫉妬。いかに転身を遂げようとも虎の威を借る狐では好かれぬ。いや、先々まで恩に着せられてはかなわぬ、が本音だったりもして。

そう、「縁故」といえばあの話題。入社の経緯までは知らぬ、されど、さすがに時の人の御曹司ともあればもてはやされるは必然、それはあくまでも父君の威光であることは誰の目にも明らか、そこに気付いていたか否か。失礼ながら仮にそこに用心棒としての役割を期待されていたのであれば「囲っている」という事実だけで十分。んな見せ物が如く連れ回さば狙いが露骨過ぎて逆効果、どころか、そんな格好のネタは広まるに早く。

縁故とて負の側面ばかりではあるまい、が、下駄を履くに否定はせぬも評判を覆す、所詮は七光と言わせぬ成果を上げてこそ冥利に尽きぬか。と、申してみたものの、こちとて木から落ちればたサル以下、万が一の際は頼むと懇願すれど「名誉は銭で買えぬ」とは慰めにもならぬ。さすがに十倍とは言わぬ、せめて倍、いや、何なら五割増しでも名誉なぞ...。いや、やめておこう。

外資系に問われし実績と語学力、「されど、最後はやはり人柄だ」と十倍の主。どう見てもそんな善人には見えんのだが。

(令和3年3月30日/2632回)

| | コメント (0)

2021年3月25日 (木)

小倉

「世の中に絶えて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」。あるから迷うのであって、いっそ桜などなければ、の意と教わりしはずも、桜にかけしは異性、いわゆる「隠喩」を含むとの解釈を見かけた。目下、平安の好色男、業平にモテる秘訣、否、歌の真髄を学ばんと。皇室に見るまでもなく和歌とあらば上流階級の嗜みにて下々は俳句。性に合いしは伊勢物語よりも麻雀放浪記か。

干天の慈雨、農作物には恵みの雨。雨男などと卑下することもあるまいに。片やおらがセンセイ、ゴルフへの出陣の際はいつも快晴、そりゃ既に御隠居の身にて日を選ばぬ。というのがカラクリ。在任と好調の因果やいかに。本市のスポーツが絶好調、言わずもがなのフロンターレはリーグ優勝のみならず、栄冠を独占。男子バスケのブレイブサンダースは前年の雪辱を果たして天皇杯を制覇。女子バレーのレッドロケッツこそあと一息、そして、今日の主役はこちら。

「屋根」とは言い得て妙、いかに技量有した鞍上も馬の細やかな気性までは。また、そのへんが妙味なのだけれどもこちらは情なき自転車に身一つ。競馬、競艇以上に人としての泥臭さが左右するが魅力。逃げかまくりか、役目果たしたかの如く馬群に沈む先頭に代わって番手の好位から抜け出してその期待に応えんとゴールを駆け抜けた。いや、そこに友情というか人間ドラマがあってすごくいいレースだった。

本市におけるGI開催は五十五年ぶり、折角の誘致に来年度以降も、と期待高まるもバンクの改修に数年を要する。とすれば尚更に死守したい栄冠。「地元」の選手が制するなんぞはまさに在任の議長の「運」と申しても。いや、当人の実力です。おめでとう、郡司浩平選手。

全国の競輪開催市の議長で構成される全国競輪議長会の資格を有すれど独占は嫉妬を生みかねず、いや、それ以上にレースに夢中で仕事にならん。譲った、というよりも「譲らされた」との表現が適切か。役職は副議長殿に任せており。その仕組みや売上の定率を払戻に充当して残ったテラ銭での運営。

本市においても大雑把に申せば二百億円の車券売上に対して払戻金が一百五十億円、つまりは五十億円が元手にてそこから必要分を除いた余剰を一般会計に還元いただいており、直近の額や八億三千万円。戦後の開設から今日までの一般会計への繰出金は一千億円をゆうに超える。穀潰しが大半を占める中にあって、数少ない優等生の一人なのだけれどもその割には社会の害悪が如く視線が注がれるは何とも不憫。

ミッドナイト競輪などと画面向こうで車券の購入するが好業績の一翼を担うと聞くもあの臨場感こそが醍醐味であって、麦酒箱の上に立つ予想屋の口上など誰かの演説よりは。売店など既得権益、新規参入を促さぬからかけそば一杯の味が変わらぬ。新陳代謝を促すことで好循環を生めるはずなどと過去に迫ってもいたが、あれはあれで一つの文化としてアリではないかとも。

そこには確かに品位を損ねる面もあるやもしれぬ、されど、そこに生ずる喜怒哀楽こそ人の証であって、テレビゲームなどに興じるよりも。未成年は御法度にて。

(令和3年3月25日/2631回)

| | コメント (0)

2021年3月20日 (土)

餞別

刎頸の交わりの域に達せずも互いに知る仲。自慢にならぬ自慢の一つに大事な話といわれてそれが市の施策絡みだった試しなく。まいど副議長殿が訪ねて参られた。人の機微に鈍感であってはその役職は務まらぬ。この三月末に退職を迎える局長の皆様に何かしらの記念を、と。

苦節四十年、退職とあらば酒宴に謝辞の一つでも申し上げるべきも格好の標的になりかねず。部屋に飾られし品々を餞別代りに持ち帰り結構、但し、退職もしくは異動の職員に限る、と留守役に残してあるも正式な辞令なくば動かぬが役人。「いづれ」と聞き及んでいたはずが、既に半分以上が流出するは此れ如何に。陳列棚に狙われし壺など私の在任中ならぬ歴代の議長殿が譲り受けたものにて。油断も隙もあったものになく。

閑話休題。それを下回れば安全かと問わば、それを保証するものではない。とすれば、その対価としてはあまりにも大き過ぎる代償。過ぎたるは猶及ばざるが如し。一向に減らぬ人手に批判向くも笛吹けど踊らぬは意識の乖離。見えぬ恐怖に報道を信じて耐え忍ぶ日々もそこまでには陥らぬ状況が繰り返されては誇張が過ぎたのではないかと疑念抱くは当然。あの有名な寓話に学ぶ教訓。とするとやはり最後はホンモノが。来ぬことを願うばかり。

民度か遺伝子か救われし幸運もあれば不運にも救えぬ命もあったやもしれぬ。が、少なくとも惨劇と呼ぶに及ばぬ日々を過ごしておるのだから及第点位は、と思うは甘いと。受入を阻まれし事例は許されざるもの。入院の制限に命を優先したなどとは詭弁に過ぎぬ、命の優先ならぬ命の選別だ、と憤慨見せるはあの政党。

市とて何もそれでいいとは思っておらず、救える命は救わねばならぬ。されど、一つしかなきパンに万人の飢えが凌げるか。介護施設とて希望叶えんと実現するに倍の保険料が必要とあらば果たして。そこを伏せたままに片方だけ騒ぎ立てるは詐欺師に劣らぬ卑怯な手口ではあるまいか。理想はあくまでも理想であって現実は妥協の産物。そこに目を瞑っては心に響かぬ。

気にくわぬ際は修正案を提出する権利を有しており。賛同いただけぬか、と会派に打診があったと聞いた。修正を求めるは例の五億円。縮減を図った上で残額を他の用途に、とのことらしく。庁内にて検討を重ねた結論と出された案を否決するは酷なれど、過ちて改めざるはこれ過ちなりの格言もあり。確かに慎重さを欠いた面は否めぬにせよ、改むるに解は一つならず、「動議」なる物々しい手段に訴えて「我が要求を呑まぬは不誠実」などと迫るはさすがに。

私ならば彼よりも上手く出来るというのは得てして妄想というか過信であること少なくなく。どれほど誇らしげに胸を張ってみてもそこに賛同を得れぬは代替に値せずの評価ということではあるまいか。無為無策などと糾弾してみても無策か否かは価値観の違いにて遺恨と確執だけが残りかねず。

政敵である以上、追い落とす為に目を惹かんとする演出は否定せぬも他人の行為をあげつらうは容易。むしろ共に一歩高みに上がる議論を目指してみてはいかがか、と思うのだけれども質問権すら付与されぬ番台の上の戯言にて御容赦あれ。

(令和3年3月20日/2630回)

| | コメント (0)

2021年3月15日 (月)

木守

「木守」とは翌年の豊作を願って柿の実を一つ残すこと、出された茶碗との因果を尋ねし後の天下人、家康への返答や「名匠の作の残り」と。法外な価値を生む当代一の茶頭の銘を「稀代の騙り」と言わしめた。切腹から時間を遡る構成こそ特徴であって。「利休にたずねよ」(山本兼三著)。

知らぬ間に、というか単にそちらに意識が向いていなかっただけの話なのだけれども「バックキャスティング」なる語を耳にする機会が増えた。平たく申せば、完成の目標年次から逆算して計画を立てる、ということらしいのだけど、語の響きだけで画期的な成果を連想させる副作用のほうが大きくはあるまいか、と。いつも懐疑的でスマン。

丈並ぶ母と娘や桜餅、と詠んだ。十年一昔。節目か区切りか交錯するそれぞれの想い。大人数の会食ではあるまいにじっと静かに鎮魂の祈りを捧げる機会を阻むは一部の批判を避けんが為の浅知恵にしか見えんのだけど、そこを追及しても埒が明かぬ。届きし自粛の要請に向かった先。降りた駅にて一句、みちのくにたんぽぽ迎へ無人駅。公園の時計台は遺構として津波が押し寄せた時が刻まれており、堤防上にて海に手を合わせた。

地図上に駅として表示されどもそれらしき建物なく、そこにあるはバス停とまっすぐな道路。三陸鉄道の終着駅、盛駅と気仙沼駅を結ぶJR大船渡線はBRTの運行、つまりは専用道路に路線バスの車両を活用。それを鉄道と呼ぶに違和感あれど、これがどうして。時刻に寸分の狂いなく正確な上に便数とて以前より多いとか。

そもそもに一両編成の乗車定員は大型バスに大差なく。その経路や震災前の線路上とあらば土地の権利の心配ない上に踏切、鉄軌、駅舎などあらゆる面で投資少ないばかりか、復旧までの年月とて随分と節約できたのではないか。従来の廃線利用は分かった、が、元々は沿岸部を走る路線。そこに生活圏が形成されていたはずもいまや高台移転が進んだ状況を何とする。

陸前高田では専用道を外れて一般道を縦横無尽に走り抜けるはまさに水陸両用というかバスの妙味。鉄軌ではこうはいかぬ。復旧や急がねばならぬ、利用者を救わんと鉄道員が絞りし知恵の結果。過疎に悩む田舎の赤字路線などはこちらに活路を見出したほうがいいのではないか、と思わんでもなく。都市部とて新たな路線は用地買収の手間が少なき地下鉄が主流なれど多額の投資と期間を伴う訳で。

鉄道ファン垂涎の最新車両には及ばぬかもしれぬ。が、利用者本位の視点に立たばBRTなる選択肢も十分にアリではないか、と。今や税収源となりし「みなとみらい」とて元は造船所。変貌を遂げし要因は鉄道に負う面が大にして、そこが進めば。ということで、本市で進むBRTの検討。その手法やまさにバックキャスティング方式だそうで。

当時、三陸鉄道の社長が一日も早い全面復旧を果たすべく国への要望にて上京した際は作業服に深夜バスでの往復。他に負けじと改善進む長距離バス。夜の時間を生かすべく深夜バスの往復に三陸鉄道の全線制覇、大船渡線BRTと乗鉄三昧の行程に腰が悲鳴を上げており。

三鉄マンの胃袋を満たした坂本食堂のカツカレーが旨かった。

(令和3年3月15日/2629回)

| | コメント (0)

2021年3月10日 (水)

広報

通勤途中に見かけし映像。JR川崎駅中央の大画面に流れた「やさしさの連鎖」が目を惹いた。本市が推進するパラムーブメントの普及促進の一環だそうで。

製作の過程や知らぬ、が、何も大手代理店への委託や宣伝費の多寡が巷の評価を左右するもんでもなく。そう、おらが局でも少ない予算で大きな効果を生むべく女性陣を前面にあれこれと知恵を絞っていただいており。門外漢は口を挟まぬに限る、「気兼ねなくやってくれ」と見かけ倒しの度量の広さを示せば副議長ともどもに紙面の隅に追いやられており。自らが目立つことばかり考えてはいかん、やはり利他だ、利他。

広報「議会かわさき」が好評と聞いた。まずは手にとって貰わねばならぬ、市内に活躍するスポーツ選手の人気にあやからんと奔走。快諾を得て一面飾るはフロンターレの両選手。その下の文字を読んでいただければ必見の対談になっとるばかりか、次頁以降はちゃんと全議員の質問が顔写真付きで掲載されており。そのへんもカタくなく親近感を抱かせるデザインは他市に劣らぬ、というか全国でも指折りと自負しており。宣伝の為の媒体は整った、あとは。

国からの追加の臨時交付金は二十八億円。その使用用途を巡る補正予算。約半分を投ずるは「二次」の「じもと応援券」。私などは目先の損得、前回に比べて減額されし上乗せ率にしか目がいかぬも政策通のセンセイ方によれば全体の三分の一が事務経費、つまり五億円をそこに投ずるは本来の趣旨にそぐわぬのではないか、と。

対する役所側の回答は対面接触を避けんが為の経費云々とされ、そこは論点としてアリなれど、俎上に上がる前からそれがさも決定が如く文面が巷に出回れば。予算の編成過程に介入せんとするは議員側の傲慢なれど決裁前に吹聴するは役所側の勇み足。混乱を招かぬ為にも早く知らせねばとの意図は分からんでもないが、「発効は議決後」の一文を忘れるに招いた悲劇。所詮は追認などと揶揄されよともそこにこそ存在意義がある訳でまさに虎の尾を踏むに近く。

軽視か否かは主観が絡む、ゆえに相手を追及するにこれほど便利な常套句なく。とすると敵に付け入る隙を与えぬ為に注意払わねばならんのだけど。いや、紛糾したにせよ二人三脚の相棒である商店街連合会の擁護でもあればそこまで騒がぬ。が、擁護どころか異例の要請に参られたと聞かば、その間の連携やいかに。独り相撲、独善的に事が進んだ、と疑念抱かれてもやむなく。

修復中を攻むるが城攻めの基本。あえて狙わせる意図なくばとりわけ防御を固めねばいかんのだけど、緩まぬ攻撃に目立つ綻び。これでは納得できぬと退かぬ相手に見せた譲歩が命取り。同じ質問に対する答弁は同じ、が鉄則のはずもそこに差異あらば。たかが一文、されど一文。時にそうせざるを得ぬ事情があったにせよ境界を侵す以上は一言あって然るべきも何食わぬ顔で通過されては自ら虎穴に入るようなもんで。

一事が万事、敵を甘く見たツケは軽からず。いかに優れた政策も日の目を見ねば。見落とされがちな局長の資質の一つではないかと。虎視眈々と獲物を狙う獰猛な連中にご用心あれ。

(令和3年3月10日/2628回)

| | コメント (0)

2021年3月 5日 (金)

馬丁

昨今の通じぬ価値観と風紀の乱れは時代劇の衰退に端を発すると信じて疑わぬ一人。

「馬をひけ」-「御意」となるべきも「否」などとどこにそんな場面があろうか。それも別荘ならぬ現場に行くと申しておるのに従えぬとは全く解せぬ。もういい、勝手に行くわい、と、いつもの格好で出かければ門前に問われし用件。桜吹雪を見せてはまた騒動の元。すごすごと退散となった。往復三十キロ、途中、二ケ領用水の河津桜が見頃を迎えており。

そう、かねて疑問の一つにあの透明な手袋があって、その効能や否定せぬも潔癖を求めるあまり多頻度の交換とあらば煩わしい上に環境に宜しくない、されどそこをおざなりにするに横から横へ広がりかねず。ほどほどに、と申しても。とすると療養病棟や介護施設などはやはりこまめな手洗いを徹底した方がより衛生的かつ効率的ではあるまいか、などと思わんでもなく。

よほど杜撰な運営とあらばまだしも、不要不急ならぬ不眠不休で最前線に立っておるに一方的に責任を課せられては不憫。市立病院とて訴訟に晒される可能性は否定できず、集団感染が疑われる現場をこの目で見てみねば、と思えども。閑話休題。

大臣室の一場面。同席の横浜、千葉の両市は入っとるのに川崎は入らんのか、と大臣に訊かれて返答に窮した。「リエゾン」というらしいのだけれども田舎者ゆえ舶来は知らぬ。「迅速な情報提供や国との連携に資する、無理は申さぬが」と大臣。下手な返事は命取りになりかねず、「はぁ」ととぼけて部屋を出た。が、やはり投げられた球は打たねばなるまい、いや、打たぬにせよバットは振らねばならぬ。「見逃しはありえぬ」と本市の危機管理監も申しておった。それは災害対応の話で。

ワクチン接種に向けた支援チームの創設にあたり自治体に派遣の照会を行うも応じたのは政令市では二市のみ。本市が辞退した理由を聞かば「その道の権威、専門家を独自に抱えており、必要性は薄い」と。結論はそれで結構、しかし、相手はそう額面通りに受け取らぬもので、折角作った枠組みに入らぬとは愚弄しとるのか。あくまでも勘と勝手な推測に過ぎぬ。

が、当たらずとも遠からず、既に意向を伝えておるに「あえて」聞くとはそういうことではあるまいか。別荘、いや、東京事務所の撤退とて然り、誤った認識を抱かれるは不本意。いや、それ以上に利口な二市以外が追随を見せぬは別な理由があるのではないか。実情に見合っていないのであればそれを告げるに役人同士は酷。それこそがまさに私の役目、たとえ相手が大臣であろうとも。

結ぶに字数が足りぬ、彼の者の功績の一つ位は記しておかねばならぬ。事故を未然に防ぐ努力は惜しむべからず。運転を専門とする以上、市内の道路に詳しく、私の区内に限らず危険な個所などを進言いただく、それはそうしてくれと就任時より申し伝えてあって。

本市の目抜き通り、川崎駅前東なる交差点。京急川崎駅側から左折レーン二車線のまま流入してそのまま二車線なのだけれども一車線に絞られるのではないかとの錯覚に隣の車線に割り込んで来る車両に冷や汗かくこと少なからず。交差点内の白線一つで相当な効果が見込めるのではないか、と聞いて対応を指示しておいたのだけれどもこのたび改善が図られるそうで。

人事異動の発令近し、馬丁の命運やいかに。

(令和3年3月5日/2627回)

| | コメント (0)

« 2021年2月 | トップページ | 2021年4月 »

 
自民党
山崎なおふみは自民党の議員です
自民党ホームページへ
KAWASAKI CITY
山崎なおふみは川崎市の議員です
川崎市議会のページへ