なおログ[Blog]

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2020年2月

2020年2月25日 (火)

5G

主催者のホームページに中止と知った。相次ぐ中止の判断。至難の倍率に次回の抽選免除の特典付きとあらばまだしもそのまま「没収」とあらば憤慨、というか、どこぞの契約書が如く、ちゃんと「いかなる理由にも返金せぬ」の一文ありて落胆の色を隠せぬばかりか、次なる目標探しにも悪夢再びと躊躇せぬとも限らず、景気は「気」にて。コンビニの深夜規制が如く丁半いづれにも向けられる批判は些か不憫に見えなくもないが、不要不急かと問われれば...。

三振は許されるも見逃しは許されぬが危機管理の鉄則と聞くも振り返ってあの熱狂は何だったのかと述懐することとて過去に少なからず。大半が軽症もしくは無症状、重症化は一部と聞かば既に体制整うも未だ命落とす人絶えぬインフルエンザの方が...。追われる経路に広がる風評。患者受入の旅館に閑古鳥が鳴き、罪なき患者が脱獄犯が如く侮蔑される風潮への違和感。未だ全容解明に到らぬ病原菌に見えぬ恐怖感が煽る不安。殺到する問い合わせに追われる医師。検査体制とてその後の受入整わぬ中ではかえって混乱を招きかねず。隔離とて特効薬なく、対症療法に治癒回復を待つとあらば受診せずと自力で...などと。

縷々勝手申し上げたが、未曾有の事態を克服すべく昼夜惜しまずに専念されておられる方もいる訳で何ら役に立たぬ以上は彼らの奮闘に声援を送りつつ、自ら予防に徹するに尽きるのではないかと。そんな勝手連ばかりが跋扈する社会とあらば火の粉は他に及びかねず。

視力の低下はスマホが原因、そんなものを世に出した会社が悪い、損害賠償をなどと訴訟頻発せぬことを祈るばかり。確かに医学的な根拠はそこにあれども買う買わぬの判断は委ねられており。そこに多少なりとも個の責任が生ずるも「あてがわれる」とあらば...。誰の命名か知らぬが到来するはソサイエティ5.0なる社会。その5.0時代を生きる子供たちには全国一律のICT環境整備が「急務」であって、一人一台端末及び高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備すべしと「追加」議案が上程されて、補正予算を承認されたいとの申出。

唐突感否めず、聞かば国というか文科省の意向だそうで。そもそもにカタカナが気にくわんばかりか小数点以下の数字まで付された抽象的な概念を聞かされても理解に苦しむばかりか、付随して後年度の維持に安からぬ負担が見込まれる。更にはここが肝なのだけれども日進月歩を遂げる世界においてそれが数年後も標準とは限らず。普及させねば他の後塵を拝しかねぬとの趣旨は分からんでもないが、急いては事を仕損じるの格言は御存じか。これを拒まば翌年度以降の補助は認めず、やるなら全額を自治体の負担でと。

おい、詳細は未定も多額の予算だけ認めろとは些か横暴が過ぎてはおるまいか。およそ納税者たる市民の皆様に説明がつかぬ。むしろそこまで迫られると天の声といわぬまでも何か別な意図が働いておらぬかと疑ってみたくもなり。やるに阻むもんではないが、多額投ずるは税金にて失敗許されず制度設計は急がずと禍根残さぬようくれぐれも慎重に。

(令和2年2月25日/2555回)

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2020年2月20日 (木)

意気

「病床の上は退屈でかなわぬ、相手をせい」と身内に内緒で命令、というか懇願あり、秘書の目を盗んで数時間を御一緒することとなった。あと一牌でテンパイだったと悔しがる本人に「役が役だけに上がらぬに限る、まだ命運は尽きぬはず」と慰めにもならん慰めを向けてみたもののあれこそが虫の知らせ、いや、よもや意図的に上がりを見逃していた訳ではあるまいな、とH君と顔を見合わせた。

戦後の焼け野原を舞台に繰り広げられる壮絶な死闘。生きるに必死な時代、命がけの勝負、大逆転のその役満を上がった直後に気絶して帰らぬ人に。鹿賀丈史氏扮するドサ健が「死んだ奴は負けだ。負けたら裸になるんだ」と身包み剥がされるは名場面。死して鞭打つは薄情、いや、それこそが彼らなりの追悼であって、その道に生きた本人とて...。阿佐田哲也氏の「麻雀放浪記」。

優れぬ体調を理由に休暇続くも真実を伝えておかねばと年末に議長室を訪ねていただいた。本人が口にした医師の診断結果に部屋を覆い尽くす閉塞感。去り際に求められし握手に応じた際に浮かんだ涙の意味。越年して迎えた今年、来賓ならぬ主役な上に客が支援者の皆様とあらば欠席は失礼、本人たっての願いと許可されし外出。病魔に蝕まれた介添え付きの悲壮な姿に回復見込めぬは誰の目にも明らか。御地元にて慣例となりし後援会の賀詞交歓会にて回ってきた挨拶の鉢。祝うに祝えぬ、されど...。大御所ゆえ心配は無用と知りつつも一応放っておけない性分にて御節介ながらそちらの話題にて水を向けた。披露せしは言わずと知れた...。

通用口を通過する際に守衛室から漏れ聞きし曲。選曲の主はバイトに明け暮れる当人にて「ブラームスとは生意気ね」と浴びせられた一言に亡き奥様との交際が始まったとか。そう、本人の口癖は「生意気」だったのだけれどもその端緒がこちらではないかというのが私の勝手な憶測。蛇足ながら当人の座右の銘は「人生意気に感ず」だそうで、何とも「意気」好きな御仁。

作曲家とあらば耳こそ命、絶望の淵に開眼したベートーヴェンが如く、また、その第九の壁を打ち破ったブラームスの第一番が如く困難を克服されんことを、と申し上げれば、続く挨拶に「議長が生意気なことを申していたが、ベートーヴェンってのは...」と以降に続く解説。図らずも私のソレが遺言というか最後の挨拶前の露払いとなった。場を和ませつつ述べられた支援者への御礼。機微に聡い本人の有終美に相応しい最高の挨拶、謝辞ではなかったか。

病床にて御令嬢の選曲を聴く日々にベートーヴェンの晩年の作品が秀逸、改めてその偉大さに気づかされたと本人。確かに演奏者にせよ作曲家にせよ人生の年輪を重ねるごとに増す円熟味。それが天才の辿り着いた境地とあらば不思議な魔力を秘めていても。ディアベリ変奏曲なるピアノ曲があって、これぞ他の追随を許さぬ最高傑作と信じて疑わぬも当人の紹介せし一曲はピアノならぬ弦楽。いやいや、ベートーヴェンってのはピアノの演奏家を目指した位だからやはりそちらの作品こそ、と論戦挑もうにも既に他界され。

故人偲びつつ追悼の一曲「弦楽四重奏第十五番」を聴いた。合掌。

(令和2年2月20日/2554回)

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2020年2月15日 (土)

還暦

この御時世に報酬の増と聞いて働きもんの当事者は憶うに遠く、ならばよほど鷹揚な有権者に違いない、などと勝手に推測を並べてみるも定数削減分を充当したと聞いてストンと落ちた。議「員」と議「長」の仕事量に見合わぬ報酬格差を是正すべし、しいては特別手当の創設とは言わぬも「員」の減額もしくは数の削減を以てそちらの財源を捻出した上で云々と賛同者を募るも...。

過去の栄光を語るは野暮の所業なれど大幅な年俸ダウンを厭わずに今の仕事への転職を決意したというのが数少ない自慢の一つ。終身雇用と年功序列、護送船団を主な特徴とする日本企業がアリならば外資系はキリギリス。能力給にて年齢関係なく実績こそ全て、完全歩合制に上は青天井とあらば...。私などアリ族のはずも氷河期に阻まれて期せずそちらに身を置いただけの話。前職時代の上司が還暦を迎えたとかで催された祝賀会にお誘いをいただいた。

あれから二十年、浦島太郎にて昨今の事情は知りかねるも気になるは淘汰厳しい世界にて還暦を迎えた当人の生涯年収。安からぬ会費一万円に集いし人の数は百。あくまでも「関係者」とのことにて異性も目立つのだけれども男なんぞはキリギリスというよりもハイエナ。野武士が如く鋭い眼光も品性は決して良くない。隣の年収に劣等感を抱きつつ、吾輩の今あるはこの御仁のおかげ、などと一応の世辞は入れつつも、愛弟子が「特別」な役職の間に還暦とは「悪」運以外の何物でもない、と祝辞を述べた。

外資の上役とあらばおよそ英語に堪能かつ自己の宣伝に長けた強欲な人物が定番なれど、ことこの御仁においてはそのへんとんと冴えず、人に負けぬ「運」だけでここまできたと本人の談。国外への大脱走を遂げたどこぞの経営者が如く、上には服従、下には圧力、それでいて自らの立場と報酬だけはキチンと死守する輩が大半を占める中、上から課せられる目標を意図的に下げつつ、部下を鼓舞して下げた敷居を達成させる。英語はろくに話せぬはずも外人を相手にその下げさせ方が絶妙、と目撃者。目標に未達とあらば解雇やむなしも達成後に支給される報奨金は加速度的に伸びる訳で。目先の利益に捉われぬそのしたたかな処世術こそが当人の魅力であって未だ慕われ続ける理由。いや、やはり「運」だナ。

さて、定例会の開幕近く、キリなく押し寄せる御進講を処理しきれずに「副」議長への報告を以て了とすると指示するもこちらばかりは逃げられず、監査人から包括外部監査の結果を拝聴することになった。「外部」とは申せ、そもそもに発注元が本市なのだから都合の悪いことなど...。御手盛の批判招かぬようその度合いを見抜くが議会の役割。今回の対象は本市の病院事業。政策的医療、不採算医療など民間では担えぬ役割を課せられるもその財源は一般会計からの繰入に負わざるを得ず、その額は上昇の一途。

民との比較に目立つは人件費。そりゃ公務員なのだからそこを言われては立つ瀬なく。非常勤等を駆使するも負う役割が増すばかりで限界を迎えつつあるとか。時代の岐路を迎える公立病院、「独立行政法人化を含む経営形態の研究」などと暗にそちらを示唆するかの如く文言が目に付くも現行の「直営」の利もある訳で。やはり肝心なのは今日の不都合が改善されることであって監査結果がその一助となることを願っている。

(令和2年2月15日/2553回)

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2020年2月10日 (月)

厚底

歴代最多の輩出、比類なき保守王国とあらば道路に鉄道、のみならずそちらだって...。

用意されし昼食会場は庁舎上階の展望レストラン。遠目に連なる連峰、眼下に家々見下ろす日々を過ごせばいつしか...。他山の石とすべく隣のI議長と目を合わせた。県庁所在地を通らぬ新幹線、隣合わせなのだからいっそ合併でもして政令市として...。それは障らぬに限ると教わった。全国大会を前に開催された事前協議の舞台は前橋市。市域の面積に有する人口が議長の資質を左右するもんでもなく隠れた適任者はいるはずも政令市というだけで相談役なるエラそうな役を仰せつかっていて。

全国「一千」を超える議長殿の集合体とあらば裏方の見えぬ苦労やいかばかりか。後日、都内で催された大会、正式には全国市議会議長会評議員会では議案のみならず「地方自治の課題」と題した講演に台風被害を受けて河川の浚渫時における国の支援や従来の非常勤職員の処遇改善に向けた会計年度任用職員の扱い等々を学んだ。当日の講師が事務次官殿とあらば相手に不足なく。あとは財政力指数が一を割り込むや否や億単位の交付税がゼロになるは制度的欠陥、理不尽にて逓減扱いにすべき、と直訴が脳裏よぎるも見渡さば不交付団体など本市位なもので。

在京ならばまだしも地方からの上京とあらばおいそれと帰す訳にも参らぬし、帰るほうとて来てしまった以上はそうやすやすとは帰れるもんでもなく。長丁場ゆえ休憩が挟まれるのだけれども長旅の疲れを癒すが如く瞑想というか物思いに耽る議長もおればここぞとばかりに精力的な外交を展開する御仁もおられる訳でちょっとした交流の機会になるのだけれども最近は流行からか雑談時にそちらの話題も少なくなく。

水を向ければ議長自らの裁量にて「特別枠」を用意するなどと粋な申出を受諾して交渉成立となるも後日にはキチンと秘書宛に届く振込用紙。両市の交流を深めるべく...そりゃ御自分で後始末を、と事務局。それでは何ら一般の申込と変わらんではないか、いや、それとて相手の議長の顔が立つというか地位向上に一役買えるならば。ということで久々に「フル」を走ることになった。

通勤時に見かけるランナーにやはり多摩川こそ本拠地にしたいのだけれども肝心のランステなく。敵情視察を兼ねて荒川を走れば河川敷の利用に学ぶこと少なくなく、川に並行して走る首都高に鉄道は土地の有効利用の観点から理に適っていたりもする訳でいづれ多摩川も、などと将来構想を描きつつ。そもそも流行に無頓着な性分にて相手を観察するに無関心なれどさすがにあれだけ報道されれば目が向く「桃色」。

この正月の箱根路にて席巻、記録続出の話題を呼んだ噂の一品。少なくとも数年前までは記録狙う上級者向けには軽量化を追求した「薄」底が推奨されてきたはずも従来の常識を覆す商品が登場。こちとら記録狙わずと怪我だけには注意怠らず、中でも膝の故障は致命的にていかにそちらへの衝撃を減らすか、かねてよりその緩衝材の重要性は知り得ていたのだけれども何も厚底ならずと「のんびり」走れば膝への負担少なく。フル完走と聞かばさぞ過酷な稽古を連想されるもそこさえ意識出来れば誰だって...。ほんとの話。

(令和2年2月10日/2552回)

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2020年2月 5日 (水)

爆買

品薄ならぬ品切れ、に煽られる不安感。確かにそれで万全との「根拠」はない、けれども欠乏が更なる需要に拍車をかけて。国内の需給逼迫の折、そんな余裕あるならまずは議長に...何をバカな。相手方の申出に在庫一掃というか八万枚の支援を決定したと聞いた。症状現れずとも菌を有していれば他に罹患する可能性あり。接近が確率を高める、と申せどあれだけの中でも罹患せぬ御仁やいかに。

過去に幾度となく直面せし脅威に絶滅に到らぬは細菌学の功績を抜きに語れずもやはり「免疫」というのが。菌にしてみれば動物の体内こそ安住の地、されど、病原性を有するソレとあらば宿主には外敵以外の何物でもなく備えし防御を働かせて生まれるが抗体。向こうとて人類が誕生する遥か昔から更に厳しい生存競争に晒されて「しぶとく」進化を遂げてきたのだからおいそれとは断念せず。

有害鳥獣の駆除に見るまでもなく集団の中には不思議と免疫有する個がいたりもするからそんな残存組の繁殖により必然的にしぶとさは増すもの。なんだけど、自然保護区ぢゃあるまいに疫病の流行に淘汰されるは大自然の摂理などと悠長に見ておれんのがヒトの世界。治療法は対処療法に回復を待つのみとあらばやはり免疫下げず予防に専念。衛生面は言わずもがなも不摂生にはくれぐれも御注意を。

さて、物的証拠アリといえども相手を特定出来ぬ、いわゆる「匿名」の脅迫文への対応。当該議案の採決にも数知れぬ「匿名」の御意見をいただいた。「公」に届いたとあらば被害届に警察の協力を仰ぐは当然なれど手口が手口だけに捜査は難航必至な上に、仮にそこに辿り着いたとしてもその後の扱いは...。その稚拙な文面に抱く想いは「憤懣やるかたならぬ」となるのだけれども目に見えぬ相手とあらば暖簾に腕押し、糠に釘。

自らの正体を明らかにせぬところに文面以上の悪意的な意図を疑ってしまうのだけれどもコナン・ドイルの愛読者としては何故に当人がそんな行為に及んだのかむしろその動機を推理してみたくもなり。よもや世間を騒がせたい、憎悪以外の別な意図を有する愉快犯ではないか、とすれば過剰な反応こそ相手の術中。本件で負った心の傷は癒えぬと言われればそれまでながら、世に生きている以上は誰しもが大なり小なり侮辱や差別的言動、阻害された過去を有するもので、小生とて怪文書から誹謗中傷、脅迫まがいの手紙まで過去にどれだけ黙殺してきたか。

いや、耐えねばならぬとかそんな根性論を申すつもりなく、ただ、そこに費やす労力は無駄とは言わぬも損得勘定に合わんのではないか...と。これだけの万人が暮らしておるのだから中には「特別」な方もいる訳で時にビョーキというか小人と割り切って相手にせぬ、そこに心血を注ぐ位ならば他に目を転じてみては。既に雌雄は決しておる以上、完膚なきまでに叩きつぶさんとする憎悪の念が必ずしも好結果を生むとは限らず。渡航歴有する全員の隔離に同じ、一事象として捉えれば確かにそうかもしれぬが、部分最適が必ずしも全体最適になるものでもなく。

目に見えぬ敵というのはまことに厄介なものにて募る精神的な負担に時に応ぜずの選択肢も一考に値するのではないかと。余計な御世話か。

(令和2年2月5日/2551回)

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