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2019年12月15日 (日)

糊代

世を震撼させる大事件などと申せば不謹慎この上なく、せめて国会の紛糾、否、大物俳優の結婚位が重ならば露出は減る訳で。そんな淡い期待脆くも平穏な一日に大々的に報道されて、不本意ながらすっかりと有名人になってしまった。

勝って雄叫び上げるは日本人の美徳にあらず、一部の軽率な行動が更なる火種にならんことを祈るばかり。拭えぬ不安に視界良好ならぬ中での決断。憂国の士と思しき市外匿名の方からも随分と御心配いただいた。急進的とて否定されるもんでもなく、貴重な御意見の数々は真摯に受け止め、事態を好転させるべく職務を果たして参りたい。

それにしても「バカ」「アホ」の類しか言えぬ稚拙なエセというか「まがいもん」の輩も少なからず。自らの名を売るに相手を利用するは常套手段なれど所詮はその程度の器にて。欲なきが名を売れるは世の不思議。まずは混乱無く本会議での採決を終えた。

繰り返される挑発的な行為、仏と独、国の威信などと対抗心を騒ぎ立てられ、担ぎ出された決戦の舞台は侯爵邸。当日に姿を見せぬ相手、敵前逃亡を笑う聴衆に勝者が演じた曲目は...相手の作品。「こんな立派な作品を世に生み出せる才能の持ち主なのだから...」と見せた度量の広さこそ「大」バッハと呼ばれる所以。そんな世紀の対決が含まれる回想録「バッハの思い出」。著者はアンナ・マグダレーナ・バッハ。

そう、バッハ夫人とされているのだけれどもそのへん諸説あるらしく。バッハの子沢山は有名。死別した前妻の子四人を抱えたままの結婚後に十三人もの子供をもうけるのだけれども同様に注がれる母親の愛情。仮に著者が別人としてもその洞察眼に描写力は秀逸。音楽のみならず人として教わること多き一冊ではないかと。

そう、隙間風が身に染みる季節。それは自然界に限った話ではなく、本市の組織とてまちづくり局と建設緑政局などは同じ都市基盤を扱いつつも設計と施工のようなもの。本来は同じ目標に向かわねばならんのだけど、そこに齟齬が生じたりすると...。脳性麻痺の重度の障害者の方から市議会宛に陳情をいただいた。車椅子対応トイレにリフターの設置を求める内容にて私の所属するまちづくり委員会への付託。

当日は陳情文の朗読とともに示される行政の見解。介護リフトの現状と課題についての説明が続く。質疑では介護リフトに終始するは矮小化で当事者らの生活上の支障を解消することにこそ主眼が置かれるべきと某委員。木を見て森を見ず、その近視眼的な発想こそが役所の欠点なのだけれども彼らとて法律の枠組みの中にしか生存出来ぬ宿命を背負っているだけにいかにその隙間を埋める、というか糊代を作れるかが焦点の一つ。それは時に「縦割り」とも言われたりもするのだけど。

重度とあらば移動も億劫、立ち会わずと後日には会議録が公開される訳で。にも関らず、当事者には傍聴に足を運んでいただいた。予め用意された席次にはまちづくり局のみならず健康福祉局の担当も記されており、糊代の部分が補われたいい議論が交わせたのではないかと。採決の結果は勿論...。

(令和元年12月15日/2541回)

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