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2019年11月 5日 (火)

摂理

さながらゴッホの「星降る夜」が如くの水面見つつ多摩水道橋を駆け抜けた。こんな穏やかな川があれだけの牙を剥くとは俄かに信じ難く。距離の長短以上に立ちはだかる壁は「時間」。月間目標200km、些かサバ読んで10km/hとして20時間。移動に着替等含めて30時間、単純に割れば1h/日ってことなんだけれどもそのたった1hが。

残り2週138.9km。達成せずと何ら罰則あるものでもなく、連日の酷使は膝の故障に繋がりかねぬ。が、それを許さぬは週明けに届く一通のメール。各自の経過状況見れば目標こそ上位なれど達成率は最下位に近く。個人戦ならば自己責任と割り切れるのだけどチーム対抗の団体戦にて他が軒並み順調、達成目前とあらば...。こりゃいい仕組み考えたナ。

残り1週72.6km。しかも最終週は全5日中1日が雨予報にて。深夜早朝とて限界、かくなる上は日中しかない訳で外出に探す口実。そう、野球場の使用中止に公道に遊ぶ子供たちが不憫だとの声ありて現地見てくると告げて多摩川の土手を一路上流へ。途中、何度となく土手下りて惨状を確認しつつ、市境の矢野口まで到達。折り返して稲田堤商店街の廣田豆腐店にて一服となった。

そんな余裕あらば他の職務に専念すべしとは運動音痴の勝手な言い分。運動中とて動く思考回路、いや、むしろ机に向き合う以上に働いたりもして。更に申し上げれば最中に本が読めれば尚結構というか画期的な発明と思うのだけど。

閑話休題。聞きしに勝る被害とともに気付かされる景観の変化。このへんの河川敷はこんなに狭かったかナ。蛇行に削られ川の形状が変化するは自然の摂理にてそこを手直しした箇所、つまり旧河道上の堤防が脆い、ゆえに旧地図と重ね合わせればおよそ予測が可能と専門家。数年前、雄物川の氾濫に洪水被害に遭われた秋田県横手市を訪ねたことがあって、御当地の市長自らに教訓の御示唆をいただいたのだけれども川流れるは一市のみにあらず。

洪水防ぐは積むか掘るか、片岸の堤防の高さ上げれば対岸は不利益を被りかねず、上流下流を含む近隣市との連携とともに川底の土砂を掘り出す「浚渫(しゅんせつ)」の重要性を教わった。掘ると申しても掘らば埋まるも摂理、故意に歪み生まば他への影響も必至。安からぬ費用にどこをどう掘るか。災害後に多額の費用投じられる背景には時にヘンな利害も絡んだりもする訳で百年に一度とあらば余計に慎重に。

そう、本市の浸水被害は堤防の決壊にあらず。本流の水位上昇に流れ込む下水の限界。水門の開閉に瑕疵があったのではないかとの疑念。常任委員会の中では事前の点検状況等についても質疑が行われ、運用指針に則った対応が図られた、との報告に疑義というよりも瀬戸際の判断を迫られし当事者への同情が勝り。「北海道で雪降る頃に桜咲くは不公平。世の中そんなものにてめげずに研鑽積むべし」とは元藝大教授の式辞とか。図らずも被災された方々の御心痛は察するに余りあるも天災とあらば時に甘受せねばならんことも。

途中に見かけし土手向こうの御稲荷様は無事な様子で平穏祈り手を合わせた。

(令和元年11月5日/2533回)

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