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2019年2月10日 (日)

先輩

大手振って巷を闊歩する芸能人、いわゆる芸人とてかつては海山稼ぐもの、つまりは「やくざな世界」に身を置くものとしてそんな大そうな身分ならず物書きも同じと五木寛之氏の著書に読んだ。本来は厄払いなれど高台に立たば否が応でも目立って余りある訳で宣伝効果は抜群、安からぬ対価を払ってでも...。

いつぞやに慶事重なり代理にて妻に登壇させたのだけれども群がるは教祖に救いを求める絵図が如く刹那の優越感にあれこそが勘違いの元凶。年に一度の豆まきにしてその状態なのだから日々の舞台ともあらば...と五木センセイ以上に手厳しく。やはり下からの目線ってのは忘れちゃいかんナと。単にへりくだればいいってもんではないけど。

大学の「先輩」である(といえば年齢がバレてしまうのだけれども)無所属の小田理恵子センセイが三期を前に不出馬と聞いた、というか新聞に読んだ。本人曰く、いや、記事によれば、批判的なことを言えども議員同士の接点がないためか、いじめられ「さえ」しない。議員控室は会派ごとにて会派違う議員が日常的に会話をする場所なく、議会棟にコーヒースペースをと過去に提案されていたと初めて知った。三人寄らば文殊の知恵とばかりに本市臨海部のナノ医療イノベーションセンター(iCONM)などでも対岸見渡せるフロアには分野異なる研究者同士の交流スペースがあって大変好評と聞く。

能天気にて孤独を気にせぬタチなれど「寄らば大樹の陰」を座右の銘とする小生。群れず孤高を貫くといえばカッコはいいけれど追い出されたとか党がなくなっちゃったとか、最近はそんな無所属も少なくない。選挙を前に政党間の抗争に埋没しかねぬ危機感は人一倍。一人とて会派と同列に扱うべきなんて声もあるんだけど一人か二人かは大きな違い。勝手放題の一人に比べて複数とあらば不都合や曲げねばならぬことも「多く」ある訳でその為の対価として付与される団体交渉権に質問権。

三人ぽっちで徒党を組んで振り回されてはかなわん、なんて無所属を狙い撃ちにしたものか、離合集散を繰り返すどこぞの政党への牽制か、参入の障壁を高くすべしなどと部屋内の意向を受けて「代弁」しとるだけなのだけれどもその手の話は善意的に解釈されることはまず「ない」から芽生える不信感に残る遺恨。こちらに向けられる冷やかな視線に誤解を解くにもコーヒースペースなく...。何も苦悩は無所属だけ専売特許ではない。

さて、話題の県議選。かつて推薦されていた保守系無所属のセンセイ、再三の入党要請に応じきれずに対抗馬として擁立されたおらが候補。そちらを応援するは当然にせよ、それを機にあえて相手方に絶縁状を送る必要はない訳で、会えば雑談を交わすその行為に謀反の心アリなどと疑念抱かれ。また、それを面白おかしく吹聴する輩がいたりするもんだから両天秤に二股かけてオイシイとこどりではないかとの陰口。

そんな風聞を耳にすれば身内候補とて募る鬱憤に向こう側とて手のひら返された恨み骨髄、つまりは二股どころか四面楚歌が正しく、いつの世も一番怖い敵は身内にあり。名が売れてなんぼの世界、打てど響かぬとの「先輩」の悩みに比べれば陰口を叩かれているほうが幸せかもしれぬ。

(平成31年2月10日/2481回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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