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2018年10月30日 (火)

宙組

視察ならぬ些事にて神戸を訪ねることになった。視察とて今や廉価なビジネスホテルが常識、というか昔と大して変っていないけど...。自腹とあらば自ら御宿を探さねばならず、検索すればどこもかしこも割高料金。まぁそんな時はおよそアイドルのコンサートかエラいセンセイ方の学会でも。

休日前であればまだしもごくフツーの平日にカルテルが如き料金は納得いかぬ、客の足元見るとは卑怯也。と、そんな時に重宝するのがTホテル。業界の老舗でありながら他に追随せぬ料金は利用者本位。独自路線を歩むは創業者の御令嬢、部屋に置かれた著書こそ読めずも企業経営に学ぶ点は少なくなく。

そう、中央公論の今月号に「クラシックに未来はあるか」って特集があって、伸びぬ支持層に興行としての厳しい実態が描かれていて。実は今日まで内緒にしていたんだけど隠れたヅカファンにて贔屓のジェンヌこそ居らぬも異性ならぬ同性の心を鷲掴みにするあの迫真の演技に脚本、舞台演出、オケに音響といづれも考え抜かれた感があって平日にも関わらず公演はほぼ大入。その演技や些か...というか随分とキザっぽく見えなくもないけれど、さりとて、興行収益がその価値を物語る。

確か当人の自伝によれば何もない田舎の温泉計画が頓挫して起死回生の一手が少女歌劇団だったとか。大がかりな劇場の建設はまさに地方創生の先駆。ヨソ者にも関らず一代であれだけのモノを築き上げた手腕や恐るべし。日比谷劇場は二の丸にてやはり本陣見ねばヅカは語れぬと狙っていたのだけれども好機到来。いや~たまげたね、驚愕の経済効果。

通勤電車に新聞広げて...なんて見慣れた光景はどこへやら、今やスマホ片手に。かつては自らの記事があろうものなら周囲から反響が寄せられたもんだけど、昨今なんぞはとんと聞かぬ。自ら吹聴せねば...というか、そもそもに記事にすらならんけど(泣)。そのへんに凋落ぶりが見て取れる新聞業界。今やワイドショーや週刊誌の後塵を拝しつつも、国民生活に「必須」のものゆえ軽減税率の適用との姿が素人には分からぬ価値があると御上の庇護を求めるクラシック業界に重なり。

そこに媚びずとも妙案一手、V字回復に軽減受けずとも他の業界並みの税を納めてこそ世間様から賞賛される業種になり得ぬか。いや、誤解なきよう申し上げておけば、何も醜態を追い回す記者への恨みだとか政権に批判的な論説が気に入らんとかそんなセコい話ではなくどうすれば再興出来るか、活字文化の衰退を憂慮する一人であって業界の将来を案ずればこそなのだけれども両者ともに権威意識高く、門外漢が何を言うの排他的な風潮が成長の芽を摘んでやいまいかと。

何とかせねばならんの危機感こそ伝われども前のめりの姿勢に揺らぐ足元。そのへん世のセンセイ方は賢いよ。まずは選挙、なんてったって支援者に見放されたら終わりってのを「よ~く」知ってるからね。で、時折、節操無く相手に媚びちゃうんだけどそれも全ては...閑話休題。

そんな状況に逸翁であればいかなる手を打つだろうかと想い巡らせつつ劇場を後に。それにしても宙組によるダヴィンチの恋バナは良かったナ。

(平成30年10月30日/2462回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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