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2018年8月 5日 (日)

左腕

古今問わずあれだけの大物を魅了してやまぬ深淵を覗くに達するも趣味にしてはちと金銭的な負担重いことが一因か。愛好者数の減少に反転の兆し見えずと聞くも、おかげさまで大勢の皆様に集っていただいて恒例のゴルフコンペを終えた。

善悪問わず評が立ってなんぼの世界、今年は元プロ野球の大投手が参加して下さって話題性に事欠かず。成績こそ散々なれどただでは転ばんのが政治家ってもんで「大投手含む」おらが村内の腕自慢ひしめく中、ニアピン賞をいただいた。

当日は会費制ながら賞品は支援者からの献品に負う面もある訳で、前日迄に届けるとされた約束の品が届いたのは翌週。今さら優勝者にって訳にも参らず、提供者が上等品と自負してやまぬ「箱入り」の釜揚げしらすを一人豪快に平らげた。上等品なるは目利きとツテのなせる業にて今回はそんな市場の話題。

マルシェなどとカッコつけてみてもやはり威勢のいい声こそがやっちゃばの証。中を覗けば土地の様子が窺い知れるだけに、それが旅の愉しみの一つ。かつては仕入れの目利きこそが頼りにされたもんだけど、今や生産者の情報に口コミ評判もつまびらかになっちゃう訳で、モノとて欲っせばボタン一つで届いてしまうのだから仲介の役割が薄れるのも当然で産直需要の増加に中抜きの構図はどこも同じか。

時代の趨勢にそぐわぬ、淘汰こそ大自然の摂理にて補助金を投じて存続する位ならば...と向けられる冷ややかな視線。抗うことが出来ぬ潮流に座して滅ぶを待つよりも出でて活路をと模索される起死回生の一手。差別化を図るに新たな付加価値をいかに見出すか。農業が六次産業化ならばこちらもその新鮮な食材を利用した市場メシ。

後背地には従来通りの市場機能があるものの、表通りに面した建物には飲食店ののれんがなびく。で、清潔感のある店内は関係者以外にも一般客で賑わいを見せ、それら店子の入居料は市の収入になるのだとか。民間資金を活用したPFI手法にて整備された神戸市の市場を行政視察にて訪ねた。

ひるがえって本市はどうか。外壁に大きな看板こそ掲げられているものの、入口には検問と思しき門番が立ちはだかり関係者以外は追い返されそうに見えなくもなく。いや、実際は普通に場内に誘導して下さるのだけれども一見近寄りがたい雰囲気にあるのは事実。食事処にしても市場の中央にあっておよそ関係者の為の食堂的な意味合い濃く、随分昔に整備されたものだけに、そりゃそれで否めない面もありそうだけど岐路を迎える市場。

そう、役人ってのは物事をソツなくこなすに長けていても大胆な変革となると及び腰になりがちな訳で前述の神戸市なども参考にはなったのだけれども役人の説明だけでは物足りぬ。やはりそれを生業とする卸や仲卸の言い分を聞いてみぬことには...。当日は聞きそびれてしまったもんだから「しらす」のついでにそんな論戦を挑めば沼津が元気だと教わった。

市場には国が許可する中央卸売市場と都道府県が許可する地方卸売市場ってのがあって、前者などは開設者が自治体等に限られる一方、後者には民の参入が認められていて御当地の運営はまさに地元の業者で構成される株式会社。行政に庇護を求める業者側と財政難を理由に拒む行政とあっては何とも寂しい限りだが、状況を打開するに民の発想にこそ糸口があったりもして...。

(平成30年8月5日/2445回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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