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2018年7月30日 (月)

機敏

相手が相手だけに為す術なく、追い討ちをかける進路に被害が拡大せんことを祈るばかり。

不謹慎ながら台風は視聴率を稼ぐに最適、当時は「大袈裟に」との特命を帯びて現地に派遣されたものだと元局アナに聞いた。今は知らぬ。当初の過小見積に被害が拡大するよりも心配が過ぎて徒労に終わったほうが世間的には許される訳で、頻発される避難警報も外が大荒れとあっては道中に災難に遭わぬとも限らず、仮に体育館に辿り着いたといえども野戦病院じゃあるまいに冷暖房なくば家の方がむしろ快適だったりもして。機を見るに敏な時の内閣官房長官殿が小中学校の冷房化に言及された。

夏とは暑いものにて所詮は贅沢品位の浅はかな認識しか持ち合わせておらず、居合わせたおらがセンセイに「こう暑くてはかなわぬ。何せ昔は三十度を超えるのも稀でそんな日は父に注意を促されたもんだが、今じゃ四十度ってんだから」と聞いて、機を見るに敏な私も「必要」と相槌を打った。長官の下命に検討に入る文科省。

現行の完備率は都道府県により随分と差異あり、それもそのはず避暑地などはそもそもに不要であろうし、そのへん意識して独自の財源を投じてきた自治体にすれば今までおざなりにしてきた怠慢を棚に上げて些か虫が良すぎやしまいかとの嫉妬もありそうで問われる公平性。一方で国の補助が見込めるとなればそのへんを見越してと後手に回る懸念に霞が関の役人の打つ手やいかに。

さて、本題。世情に疎く、聞いて知る無頓着ぶりを恥じつつ、久々にお会いしたTさんに女児虐待死の話を聞いた。命名の漢字に当時の喜びようが窺い知れるだけに余計に悔やまれると。およそこの手の事件の構図は同じで再婚というか同棲のオトコが絡む男女関係が起因。他人様の子供といえども五歳ならば純粋に愛でるのが普通の大人ではないかと思うのだけれども繰り返される悲劇。男女の関係には口を挟まぬまでも子かオトコかの二者択一の選択で親を捨てるとは何事かと憤慨するTさん。覚えたてのひらがなで必死に助けを求めた娘のメモに涙して成仏を祈ったと。

そんな事件の度に行政側に向けられる矛先。何故に未然に防げなかったのか。児童相談所はどこまで状況を把握していたのか、そんな危険な状況を知りつつ放置した責任やいかに、とは必ず問われる常套句。かつては近所の通報に訪ねども玄関前で追い返されたものの、今や権限が強化されて立入可能に。されど確信犯ゆえ親などは事実を認めぬ。ならばと連れ出そうにも立ちはだかる親子の壁。

両親の虐待に軒先で泣く幼子を見るに忍びず家に連れ帰る主人公。血は繋がらずとも家族として育まれる絆。警察に届けられた捜索願に一緒の姿を目撃されて誘拐犯として...。善意が仇に変わる時。報道会見において両親が見せた安堵の表情とは裏腹にその後も繰り返される行為。確かそんなシーンで幕を閉じたと思うのだが、やはり機を見るに敏か、話題の監督の作品にそのへんの葛藤が上手く描かれており。無念の死に社会が考えさせられることは少なくない。

(平成30年7月30日/2444回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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