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2018年5月30日 (水)

渡鬼

一連の対応が時の政権に重なって見える、んなこと当人が言えた義理かと思わんでもなく、所詮はその程度の見識しか持ち合わせておらんのだから物事の本質など...。

獲物を狙う獰猛な面々に囲まれて慣れぬレンズを向けられれば伝わらぬ胸中。一方的に断罪するのはたやすくそこに一抹の同情を抱いてしまうのは私位か。実力伯仲ならば失策と気迫が勝敗を左右する訳で「つぶしてこい」の一言に込められた意図を巡る解釈。婉曲表現を好むは日本語の性にて這い上がりたい選手の直訴に意を酌んで与えた機会に悪意はあったか否か。

栄冠の座を掴み取る為に反則行為もやむなしとの結論に至ったとすれば善悪の判断が欠如。劣勢に立たされたが故の苦渋の決断か、上下関係に従わざるを得ない部員の宿命か。さりとて、無防備の状態でそれだけの衝撃を受ければ結果は明らか、不意打ちは卑怯也、武士道の精神に反するなどと唱えてみても海向こう発祥の種目ゆえ勝手知らず。

見方次第では未熟とは申せ、誘惑に負けた若人の姿があって贖罪に悩む当人がスター・ウォーズの主人公に「重なった」。一方の指導者側とて当該行為後も咎める機会はあったはずで選手が意を酌み間違えただけだとの弁明は遁辞に過ぎず。如何なる齟齬があったにせよ、指導者には健全な人間を育成する社会的義務がある訳でそこを諭せねば指導者として失格の烙印を押されるのも無理からぬ話。

が、時に冷静な判断が失われることは誰にでもあることで、ならば私とてあの状況においていかなる対応、判断を下したかを省みるに他人様のことは笑えぬ。一度、悪者に仕立て上げられた印象操作は覆りにくいもんで、反論の余地なく社会の隅に追いやられて不遇の人生となっては忍びず。失敗にこそ得るもの多く、葛藤は人を成長させる。負傷相手の試合復帰に些かの光明を見つつ、この教訓を糧に再出発されることを祈るばかり。

「逝って良かった」とは還暦わずかに過ぎて他界した父に向けた祖母の言葉。息子を失って良かったはずもなく、そこには苦しみから解き放たれた安堵感以外に世間様に御負担をおかけしては...との意が含まれる。人工的な延命措置に要する医療費は安からず、よもやカネのなる木とばかりに勧奨する不届きな医者はおらぬはずも苦しむ患者の姿に同情して下手に手を出さば殺人を疑われかねず。

本人の意思に家族の意向、医師の判断等が複雑に絡み合う終末期の葛藤と苦悶が導く結論。本人が事前に自らの意思により人工的な延命措置を拒否して迎える死が尊厳死ならば医師らが介入して薬などで人為的に臨終を迎えるのが安楽死。そんなモノを容認すれば優生思想が跋扈しかねぬとの懸念はちと大袈裟にしてもそれを理由に自殺を助長しかねぬとの慎重論も依然根強く。世に問うた意義あれど生命倫理を巡る根源的な問いは死生観が絡むだけに。

国民的な人気脚本家の一冊を読んで政治に課せられた使命を...やっぱり似合わんナ。

(平成30年5月30日/2432回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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