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2018年2月 5日 (月)

通貨

宿題に百句諳(そら)んず夜の長しと一句。季語は夜長、昨秋の句。親バカながら娘がそちらの番付の横綱と聞いた。上映中の映画にかこつけて下の句を聞けば「からくれない」だと。更に言わせれば「ちはやふる」ではなく本来は「ちはや【ぶ】る」だと。千早ぶる神代も聞かず龍田川からくれなゐに水くくるとは(在原業平)。意味は各自で。

年明けに二、三の句会を回った。当季雑詠、つまりは兼題問わずと聞いて「手つなぎの間を狭くして落葉道」と年末に投句をしておいたのだけれども俳句も選挙に同じ、選ばれてなんぼの世界。落葉道が男女の距離を縮めるなんてロマンチックな情景を詠んだ自信の一句だったんだけれども選び手つかず。「走り」「旬」「名残」の出会い物が理想の懐石と違って俳句は「旬」か「走り」、冬に秋を詠むのは...。

当日の句の中には、「老ひてなお譲れぬ歌留多恋の歌」なんてのもあれば、「初不動夫より永く手を合わせ」ってのも。いづれも御年配の方です、ハイ。「磴百段見上げて拝す初詣」の意味は分かるが、読めぬ漢字。石偏に登で「トウ」と読むのだそうで、齢九十五の御婦人の作。俳句上達の要諦の一つに着眼があって「どんど焼きだるまそれぞれ眼を開けて」の句を選んだ。

閑話休題。進むカード決済、普及進む隣国などは賽銭の類とてバーコードだとか。そんなので御利益があるわけなかろうに。およそあのヘンな模様とてちゃんとその額との保証はどこにもなく。偽札防止に利用者の使い勝手が云々というけれども記録が残るってことは行動が全て筒抜けな訳で、およそこの手のものなんぞは利便性に名を借りた情報の搾取以外の何物でもなく。やはり商談は記録残らぬ現ナマに限る。

尋常ならざる被害額、数百億を自己資金で返済、それが三十にもならぬ若者とあっては日々汗水流して働いとる善良な方々が報われぬ、寛容を旨とする私でさえ理不尽な世への恨み節をこぼしてみたくもなり。が、一方で世に騒がれる随分前にいづれその時代が到来すると予言めいた勧誘を受けたことがあって。当時に入金していれば今頃は億単位の...なんて卑しい後悔がないといえばウソになるが、信者が多ければ多いほど価値が上がるのはねずみ講と変わらぬ。博打に限らず相場の乱高下なんてのはおよそ胴元が儲かる仕組みで参入組などは餌食にされるのがオチ。そう、仮想通貨の話。

海外送金の手数料は業界談合のようなもので独占の弊害、共通通貨構想は今に始まったものではないが、ユーロとてあの状況。ましてや公益性以上に投機が目的の資金流入や泥棒に盗まれる脆弱な仕組みを見れば、仮想なんてのは所詮「仮想」であって通貨はYENに限る、通貨発行権を手放さば悲惨な末路が待っているなどと信じてみても押し寄せる時代の波。銀行とて今や店頭にカードローンの宣伝広告が踊り、変貌するビジネスモデルに仮想通貨への対応。

やはり人には親切にしておくに限る、仮想通貨の最新動向と将来性について御教授願えぬかと聞けば二つ返事で会うまいかと。べらぼうな年収を維持する前職時代の相棒から金融の話を聞いた。別に何か得になるようなものではないけれど少しばかり賢くなったような...。

(平成30年2月5日/2409回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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