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2018年2月

2018年2月25日 (日)

前文

誰もが一度は耳にしたことがあるあの旋律を含む名曲の余韻に浸りつつ帰路についた。寝ても覚めてもベートーヴェン、代表作は「ベートーヴェンの生涯」、かの文豪ロマン・ロランの賛辞を何よりも作曲家本人が喜んだ逸話が残る。久々にグリーグのピアノ協奏曲を聴いて当人25歳の作品と初めて知った。

目立ってなんぼのこの世界、会派を「代表」しての登壇はまさに晴れ舞台であって絶好の宣伝機会。喉から手が出るほどと思うかどうかは別にして団の了承なくば軽々しくは立てぬ訳で...。そこで名を馳せずとも地元を歩かば票は落ちている、つつましく固辞してきたつもりが、政務活動費の返還請求とか劣勢時にのみ何故か白羽の矢が立って過去には随分と損な役回りを演じてきた。

年度節目の登壇は団長だとかで、んな慣例は踏襲せずとも誰か名を上げるものは居らんのかとの提案も賛同得られず、今回「も」質問者に名を連ねることになった。いつしか歴代最多記録に迫る勢いにて記録更新どころかいっそ誰も打ち破れぬ金字塔でも...勿論、冗談です、ハイ。

代表質問は各自に割り振られた原稿を質問者と正副団長で「整えて」完成させる一大作品なのだけれども今回などは質問者が団長自身とあって独壇場に近い。個々により文章の癖もあれば力量の違いも顕著ゆえいかに整えるか。語尾や「てにをは」の訂正に留めるのが労少なく相手の恨みを買わぬ利口なやり方、されど、看板を背負っている以上、そんな稚拙な内容では世間様の嘲笑を浴びかねぬ訳で。団長なる役職を盾に遠慮なくメッタ斬りした結果、全百数頁の原稿が十頁以上も短縮されて...。

役所方の斥候役、なんていうと怒られちゃうんだけど、全庁的な調整役の役目を背負った総務企画局の「几帳面な」担当官Iさんが想定時間を届けて下さった。それが職務とは申せ、双方に粗相なきようと微に細にその気遣いには頭が下がる。この御仁なくして当日は迎えられん訳で担当官が握る時間配分が当日の議事進行の土台となるのだけれども目立つ残時間。時間に余裕があるゆえ答弁に対する「再」質問を手がけるようにとの指示も斬られた遺恨か笛吹けど踊らぬ面々。

量より中身、当初の原稿から質問自体を削った訳ではあるまいに、余計な修辞を「整えた」だけなのだから無駄を無くして早く終われば尚結構ではないかと開き直ってみても質問時間の配分を巡る国会の応酬が脳裏をよぎる。折角の時間を持て余すとは有権者を侮辱しとるとか民主主義の冒涜などとモノ好きな連中は騒ぎ立てるが、なら目一杯の原稿を見てみなされ、所詮はその程度のもんですよ。兎にも角にも相手を追い落とすことに執念を燃やし目立つことしか頭にない連中だから...。

さりとて、ヘンなメモが出回っては不都合この上なく。当日はゆっくり読むゆえこのへんの数字を多少修正して...と指示すればさすが天下の役人、水増しなどとは絶対に言わず尤もな理由を付けて再度持参いただいたものの上乗せ数分のみ。そりゃさすがにそうだよナ。意味不明瞭な前口上でよければ幾らでも...と休日返上(といってもそもそもに休日という概念がないのだけれども)にて原稿を執筆しているのだけれども無意味な水増しは仕事なく退庁時間を待っているようでどうも好かん。

そう、今回の代表質問の前文は...。

(平成30年2月25日/2413回)

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2018年2月20日 (火)

公園

母を殺した敵への憎悪、心の葛藤を巧みに操られて暗黒面に転落したのがあのキャラであって、鋭い洞察力に人の深層心理を上手く描いたルーカス作品の魅力がそこにある。心の余裕も平時ばかりとは限らぬ訳でそんな時に限って...。違反者講習なる不名誉な特別講義に免許更新を終えた。

回りを見渡せばどこかツイていないというか不思議と人相がワルそうに見えてくるもの、まぁ向こうから見れば私もその一人だったんだろうナ。追い越された際の動揺、低速度への苛立ち、心理が運転に与える影響は小さくないと教わりつつも。片側の交互通行に募る鬱憤、中途半端な指示では事故に繋がりかねず。有事の際に「誘導員の指示で...」の弁明は通じぬと聞いた。

およそ土木工事は市の発注。「なんであんな業者に任せたんだ」と憤慨してみたくもなる訳で。随所に目立つ工事車両、一方では某日に行われた入札3件が全て不調に終わったとか。発注額以上に年度末の完了厳守を課せられては人員確保が追い付かぬというのがその原因らしく。年度をまたぐ云々は役所の都合。四月発注とはいわぬまでも工期延長位は一考してはどうか...と。

閑話休題。公園用地を拠出せねば開発は認めぬ。さりとて、杓子定規でやった結果が手つかずの公園。ならばいっそ相当額を金銭で...なんて意図が働いていたりもして。一定規模以上のマンション建設時において相当額の金銭を払えば公園拠出が免除されると聞いた。金銭か現物か、相続などは圧倒的に物納を希望する向きが多いけれどもこちらは金銭の選択が6割を占め、市緑化基金の積立総額の9割がそちらからの拠出分だとか。

相続などは売却時に足元を見られるから当然なんだろうけど、こちとら本来は物納が原則にて、何らかの特別な事情ならば金銭でも...とあくまでも副次的というか次善的な意味合いのはずが、ハナから金銭と居直られては釈然とせぬ。途中、拠出額の値上げを図ったものの依然とそちらが大半を占めるとあっては意にそぐわぬではないかと市に迫ってみたり。政令市では本市「のみ」とされる特別な制度の是非やいかに。

本市において運動施設を求める声は少なくなく。整備するにも金銭以上に用地確保がままならぬ。どこかいい用地はないものか、あれだけ広い敷地を有していれば一つ位は...と標的にされがちな都市公園。事実、市内1,129公園の内27の公園が運動施設を有しており。が、そのへんは都市公園法なんて国の法律で専有面積にちゃんと制限が課せられていて、上限は百分の五十、つまりは半分まで。ちなみに本市で最も率が高いのは生田緑地の49.84%。全国的にも珍しい市のゴルフ場がありますゆえ。

で、このほど、そちらの法律が改正されて自治体が独自に条例で定めることが出来るようになったんだけど、あくまでもそちらの数字を「参酌して...」との一文。まぁそのへん微妙な含意が含まれていそうでそのへんが見えぬ圧力に見えぬこともなく、本市などは「まんま」でやりますとのことらしいんだけど、折角の機会だけにもう少し吟味の余地はなかったかと。

(平成30年2月20日/2412回)

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2018年2月15日 (木)

辞書

上位数%の富裕層が全体の何割を占めるなんて話はよく聞く訳で多忙の原因を分析すれば意外と特定の方々に振り回されていたりもして...。

独占形態の随意契約は時代にそぐわぬ、門戸を開くことで業務改善を図るべきだとの申入れがあって、競争入札となった結果、市の負担が随分と軽減された。まぁそのへんまではありがちな話なのだけれども落札した金額では割に合わぬ、上げてもらわねば年度途中に撤退せざるを得ない。と、そりゃ自ら撒いた種であって、ならば最初から安値で落札せねば良かったではないか。

そもそもに相手を排除しておいて独壇場になった途端に手のひらを返すなんてのは卑怯也。いや、内情を申し上げれば設備投資を伴うものゆえ修繕等の分が賄いきれぬ、入札の度に不安に晒されては腰を据えて専念できぬから複数年契約に...。が、聞けば市の発注金額にそのへんは織り込み済だそうで、そこに納得いかずば具体的な数値を持参した上で膝詰め交渉を、と指示しておいたはずなのだけれども当人から信頼に足る数字が示されなかったと報告を受けた。

御恩と奉公、持ちつ持たれつ、さすがに盆暮れの付け届けとは言わぬまでも担当とて人の子、任せて安心とあらば多少の差配位は「いづれ」認めてくれるやもしれぬ、急いては事を仕損じるからくれぐれも信頼を損ねぬよう慎重にと御助言申し上げて、「わかった」と受話器を置いたはずなのだけれども、翌朝には着信があって「昨日の件だが、やはり...」。で、具体的な言い分は然して変わらず「納得いかぬ」の一点張り。それが週に1回どころか日に数回。

夫婦間に同じ、適度な距離感ってのが大事であって(ほんとかね)、そんなに執拗に追い回されては逆効果。まぁ私などは柳に風と慣れたものだけど、慣れぬ担当者とあっては他の業務に支障をきたしかねず。それもそれが当人の意向でありながらさも「私の」意向であるかの如く担当に迫り、逆にこちらには担当者が進める上でセンセイの後押しを求めていると。そのたびに意思疎通を図るもんだからいつしか「向こうに限ってそんなことはありえぬ」と妙な連帯感が生まれ。話半分、ダマされぬようにとの警戒心は怪我の功名か。

まぁ万事そんな調子ゆえ匙を投げても良さそうなもんだけど妄想癖というか何事も自らに都合よく解釈しちゃう性分にて根からの悪人に見えぬところが本人の魅力というかせめてもの救い。親父というよりも祖父の年齢に近く、既に御子息も立派な社会的地位にいるのだから早く隠居して老後の愉しみでも...と諭すのだけれどもその齢で衰えぬ事業意欲に教わることも少なくなく。

詐欺師の話は面白く、詐欺師の詐欺師たる所以は相手を信じさせることにある訳で。庁内会議後の机上に「会社が倒産しそうだから至急連絡を」とメモがあった。どうせまたいつもの...。その手の伝言は鉛筆のはずが、目立つ太いマジックの文字も本人の指示だそうで。さすがにこんどばかりはほんとのオオカミかもしれぬ。と、信じさせてしまうところが向こうのほうが一枚上手で。当人の辞書に因果応報の文字は無いんだろうナ。

(平成30年2月15日/2411回)

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2018年2月10日 (土)

細部

事情をよく知る関係者が自社株ならぬ相手株を買うようなもので。やはり公立中に通わせてこそ御身の責務を...と御助言をいただいたことがあった。その一事を以て直ちに疎かになるようなもんではない、と反論こそせぬものの、他人様はこちらをそう見るのかと教わった。

曜日関係なく節分前の数日が入試の日程だそうで小六は当日の出欠でおよそ目指す進路が判明するとか。決戦前とあっては細心の注意を払わねばならぬ、下手に風邪に罹患せぬよう数日前から「あえて」欠席。大手塾などは直前対策と称して平日の昼から特別講座なんてのもあるとかで学校を休んで塾に通わせる保護者も。

他は知らぬが、おらが小学校なんぞはおよそ半数以上が欠席にてそりゃそれで分からんでもないが、それだけの欠席が生じては授業が成り立たぬと居残組は自主学習。流感じゃあるまいに向こうの都合で勝手に休んでおいて真面目に登校した児童生徒たちの授業が出来ぬとはちとスジが違うのではないかなどと思わんでもなく。

子が同学年なのだからその親とて私と大した年齢差はないはずなんだけど、高級分譲マンションに住んで週四の塾通いとはこれいかに。参観日などに身なりや言動にそっと注意を払ってみるのだけど、そこまでの年収があるようには御見受け出来ず...失礼だナ。聞けば大半が親の庇護下、つまりは親の所得格差以上に祖父母の資産が孫の学力格差に繋がる現状。

出自は選べぬが、裕福な家庭に生まれたからとて悩みがない訳ではあるまいし、立派な学歴が人生の成功を保証するものでもなく。そもそもに世の中そのものが理不尽なもんであってその壁を克服することこそ生き甲斐ではないかと叫んでみても...高すぎる壁。「子どもの貧困の現状と対策」についてと題した勉強会にて学んだ。講師は首都大学東京の阿部彩教授。公立しか選択肢の無い児童生徒の為に果たすべき役割とは。

閑話休題。役所ゆえ「今年度内に計画を策定した上で翌年度から着手」なんて文言まではやむなしにせよ、その大半が年明けに横並びとなる理由が全く分からんのだけど、おらが委員会でもその手の報告が少なくない。路上駐車が目立つのは不足の証拠、市が有する既存駐車場の規模を「大幅に」拡大した上で有料化を図るとの報告を受けた。

土日のみではもったいない、平日も開放してはどうかとの問いに河川敷ゆえ平日の需要少なく割に合わぬとの回答。ならば土日の需要はどの位かとの問いに数字示されぬまま大した収入が見込めぬと知ってか寛容な姿勢を見せたHセンセイの目配せに「他になければ次の報告に...」と言いかけて、新人のY君が手を上げた。

新たな整備や地代(=利用料)の減免には税金が絡む上に先程の質疑も十分に想定されたのだから少額とはいえども疎かには出来ぬ、具体的な数字は把握しておいて当然ではないかと詰め寄った。神は細部に宿る、そこを許さばやがて大きな失態に繋がりかねず。こちとら忘れかけていた追及姿勢を思い返させてくれる発言、いや、それ以上に挙手した際に目が合ったんだけど拙速すぎる議事進行を戒めるかの「ちょっと待て」の目つきは鋭かったナ。

(平成30年2月10日/2410回)

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2018年2月 5日 (月)

通貨

宿題に百句諳(そら)んず夜の長しと一句。季語は夜長、昨秋の句。親バカながら娘がそちらの番付の横綱と聞いた。上映中の映画にかこつけて下の句を聞けば「からくれない」だと。更に言わせれば「ちはやふる」ではなく本来は「ちはや【ぶ】る」だと。千早ぶる神代も聞かず龍田川からくれなゐに水くくるとは(在原業平)。意味は各自で。

年明けに二、三の句会を回った。当季雑詠、つまりは兼題問わずと聞いて「手つなぎの間を狭くして落葉道」と年末に投句をしておいたのだけれども俳句も選挙に同じ、選ばれてなんぼの世界。落葉道が男女の距離を縮めるなんてロマンチックな情景を詠んだ自信の一句だったんだけれども選び手つかず。「走り」「旬」「名残」の出会い物が理想の懐石と違って俳句は「旬」か「走り」、冬に秋を詠むのは...。

当日の句の中には、「老ひてなお譲れぬ歌留多恋の歌」なんてのもあれば、「初不動夫より永く手を合わせ」ってのも。いづれも御年配の方です、ハイ。「磴百段見上げて拝す初詣」の意味は分かるが、読めぬ漢字。石偏に登で「トウ」と読むのだそうで、齢九十五の御婦人の作。俳句上達の要諦の一つに着眼があって「どんど焼きだるまそれぞれ眼を開けて」の句を選んだ。

閑話休題。進むカード決済、普及進む隣国などは賽銭の類とてバーコードだとか。そんなので御利益があるわけなかろうに。およそあのヘンな模様とてちゃんとその額との保証はどこにもなく。偽札防止に利用者の使い勝手が云々というけれども記録が残るってことは行動が全て筒抜けな訳で、およそこの手のものなんぞは利便性に名を借りた情報の搾取以外の何物でもなく。やはり商談は記録残らぬ現ナマに限る。

尋常ならざる被害額、数百億を自己資金で返済、それが三十にもならぬ若者とあっては日々汗水流して働いとる善良な方々が報われぬ、寛容を旨とする私でさえ理不尽な世への恨み節をこぼしてみたくもなり。が、一方で世に騒がれる随分前にいづれその時代が到来すると予言めいた勧誘を受けたことがあって。当時に入金していれば今頃は億単位の...なんて卑しい後悔がないといえばウソになるが、信者が多ければ多いほど価値が上がるのはねずみ講と変わらぬ。博打に限らず相場の乱高下なんてのはおよそ胴元が儲かる仕組みで参入組などは餌食にされるのがオチ。そう、仮想通貨の話。

海外送金の手数料は業界談合のようなもので独占の弊害、共通通貨構想は今に始まったものではないが、ユーロとてあの状況。ましてや公益性以上に投機が目的の資金流入や泥棒に盗まれる脆弱な仕組みを見れば、仮想なんてのは所詮「仮想」であって通貨はYENに限る、通貨発行権を手放さば悲惨な末路が待っているなどと信じてみても押し寄せる時代の波。銀行とて今や店頭にカードローンの宣伝広告が踊り、変貌するビジネスモデルに仮想通貨への対応。

やはり人には親切にしておくに限る、仮想通貨の最新動向と将来性について御教授願えぬかと聞けば二つ返事で会うまいかと。べらぼうな年収を維持する前職時代の相棒から金融の話を聞いた。別に何か得になるようなものではないけれど少しばかり賢くなったような...。

(平成30年2月5日/2409回)

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