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2017年11月

2017年11月30日 (木)

寒鰤

ちょうどこの頃に雨降らずとも沖合で雷鳴というか地鳴りというかゴロゴロと空が鳴る自然現象は幼少の記憶にあって、それを「ぶりおこし」というのだと最近知った。魚ヘンに師で「ぶり」なんだけど、寝ている鰤を起こすとは何とも粋な表現ではないかと。

そう、全て抱え込むから身動きがとれんのであってなるべく身軽で...というか実際はその位しか役に立たぬらしく、夜は退屈させぬから昼の仕事「だけ」は抜かりなく吟味を重ねた上で価値ある内容で頼むと期浅に指示しておいたのだけれども北陸路の行政視察を終えた。

あれから一年、母方の郷里近く、糸魚川の火災復興の現状「も」...と余計な提案をしてみたものの、新幹線の特急券は途中下車無効だそうでそちらは叶わず。金沢市は景観の街並みに新交通システム、福井市は多世代同居世帯への支援にて机上に置かれた報告書にも目を通したんだけど、私「以外の」目的意識高く、稀に見る有意義な機会となった。ほんとの話。

さて、偲ぶ会を催す位だからその関係が窺い知れるんだけど主催者から挨拶を、と依頼されて随分悩んだ。とうに七七日も終えていつまでも悲しみに暮れるのは故人の本意ではなさそうであるし、さりとて逆も過ぎれば却って顰蹙。思い出話を、との妻の助言に従った。で、会費は要らぬと拒まれて、そりゃさすがに申し訳ないと翌日に御自宅を訪ねれば種蒔きに出かけたと聞いて「惜別の区切り付けたる種を蒔き」と一句。

「種蒔き」は春の季語ながら何も種を蒔くのは春だけではないし、他に適切な表現が見当たらず「あえて」そうしたのだけれども「種蒔き」が「冬菜」に訂正されて、「惜別の区切り付けたる冬菜かな」と。う~ん、やはり詠みたいのは「種蒔き」なんだよナと異論を唱えてみたり。そんな赤ペンを含む今月の句会の採点が届いた。

兼題は「暖房」と「時雨」。前者などは寒さから解放された安堵感などが詠まれたりもするんだけど今回の投句の中に「若人のスマホ操作や暖房車」と見かけた。カタカナは使わぬ主義なのだけれども何とも上手く詠み含めたもので。同じY子さんの句に「しぐるるや具をたっぷりの野菜汁」なんてのもあって自ら句を詠むことも大事だけれども他人様の句に触れることで気づかされることも少なくない。

さて、各自に割り振った原稿が出そろい団会議における読み合わせを終えた。独特の言い回しや文章に特徴があるからおよそ誰の原稿かは推測出来てしまうんだけれどもそのへんは蛇の道は蛇にて手抜き度合いは一目瞭然。で、いかに手を入れるかが。「てにをは」位であれば何ら支障はないんだけれども示された計画そのものの回答を求めてはしたやったりの相手。

かくいう私も過去に苦い経験があって、今でもそんな稚拙な文章ではなかったはずと信じて疑わないんだけど、当時の団長Nセンセイ、原稿の具合を心配してやって来たもんだから親切心に原稿を手渡せば暫し後に朱色一面の用紙が戻ってきた。黒朱が交錯した上に解読不能な達筆を自ら必死に打ち直して提出したんだけど、私の聞きたかった項目などは一切含まれておらず、手直しというよりも...。

が、そのほうが不思議と記憶に残るもので。正副団長に一任されたもんだから作成者に気遣い無用と指示してみたものの、「相手の意を汲んだ上」と付けるべきだったか。

(平成29年11月30日/2396回)

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2017年11月25日 (土)

想定外

膝元か隣村かの選択に「こちらは気にせず向こうで存分に」なんて親心があるはずもなく、たまたま前後の予定が好都合という、ただそれだけの理由で隣村から回ることになった。おらがJAセレサ主催の農業まつり。

並ぶ露天商にあっては隣より早く完売御礼といきたい訳で呼び込みに必死。そこに現れたるは格好のカモ、ならぬ鴨葱。いつも応援してるからなんて票をチラつかせれば陥落は容易。地元名産の禅寺丸柿ワインに一軒挟んだ隣の隣はやはり地元のカジノヤ納豆。で、中を無視する訳にも参らず、その後も...。持ちきれんばかりの荷物両手に電車移動で膝元に向かったものの、その為だけに用意した福翁一枚の軍資金は隣村だけで尽きてしまった。

大幅遅参に手提げ品が違うと言わんばかりの冷やかな視線、時既に遅く品切れ御免が並ぶ中にあって婦人部特製の玉こんにゃくが売れ残る。「全部私が...」と啖呵を切れば「センセイに最後御買い上げいただきました」と支店長。残り物に福あり、拍手喝采に会場を後にしたものの、事情を知る後援会長に帰りの電車賃まで御心配いただいてしまった。そうそう、地元の農家が自慢の一品を出品して評価を競う品評会。最上位の県知事賞は当支店、つまりは膝元の農家の出品が栄冠に輝いたってことになるんだけどその品目ってのが隣村が商標有する禅寺丸柿。何も柿は柿生のものだけではないとでも言いたげな。

さて、市民との対話集会を、と請われて断る理由なく今年も出席の運びとなった。一般の参加人数こそ物寂しいものの、初対面の方々からも御意見を承れる貴重な機会。分科会への割振りを主催者に委ねれば「防災」だそうで学生の発案でワークショップ形式、いわゆる関連用語を記した付箋紙をペタペタ貼っていくあの手法で進められることになった。防災といえば...。「賞味期限切れのおにぎり」の文言が目を惹いてその本を読んだのは数年前、「行政のジレンマ」と付箋に記した。

災害のたびに聞かれる「想定外」、されどその不測の事態に遭遇しつつも判断は下していかねばならん訳で。こと近年の台風や集中豪雨の際に頻発される避難指示。災害時における行政の避難指示の遅れが被害拡大の一因との過去の教訓を踏まえてとは申せ、そこまで頻発されるとさすがに責任を回避したい役所の都合ではないのかと勘繰ってみたくもなり。避難指示が出されても外は土砂降り状態、移動すればかえって危険。そのへんの葛藤を行政のジレンマと表現してみたんだけど。

また、一方では阪神淡路大震災、東日本大震災とそのたびにそちらの予算が拡充されて避難所や防災倉庫などの整備が図られたものの、肝心の倉庫のカギのありかが分からんでは笑い話にしかならず。そんな局面を回避しようと各地で防災訓練が行われるも町会・自治会による意識の格差は小さくない。それもそのはず、震災は忘れた頃にやってくるもの、それが見えぬところが厄介な訳で「市民意識の向上」とも付箋に記した。おらが町会などは過去に例を見ない画期的な防災イベントを予定しているとか。

そう、当日は運営面の協力を求められるも理由にならん多忙を理由に無所属のTセンセイに準備を委ね、当日の協力は惜しまぬ旨の申出だけはしておいたんだけど、議会改革検討委員会のこれまでの経過を説明させていただいた。

(平成29年11月25日/2395回)

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2017年11月20日 (月)

ヘソ下

機を見るに敏なM兄より「不倫大丈夫か?」とメールが届いた。「御心配には及びませぬ」では偽善者然としていて芸が無い。ヘソ下の醜聞を好むはモテぬ男の嫉妬心とばかりに「美人だったらすみません」と返信してみたものの...そこで途絶えた。あるなしは聞かぬが仏不倫かな。閑話休題。

さて、予定如きを秘書に委ねるなど言語道断と公言して憚らなかったはずが。梁山泊、否、最大会派の団長に三委員会の長を兼ねる身、兎にも角にも時間の都合を、と四方向から攻められて手帳の空白が足りぬ。忘れぬようにと時間と内容を記した小さい紙片を渡されても手帳に挟んで紛失するのがオチ、朝から夜まで逃げぬからまずは内部で時間の調整をして...と事務方には伝えてあるのだけれどもそんな煩わしさはまっぴら御免と出たとこ勝負で押し寄せる御進講に苛立ち隠しきれぬらしく。

バカ面の寝顔同様に自らの表情は見えんけど恐る恐るの呼び声に露骨に怪訝そうな顔を見せてやいまいかと。まぁ向こうとて報告をしたという事実こそが大事であって、エラいセンセイ方から御助言を承るなんてのは二の次どころか露ほどにも...実際は知らぬ。こちとら次があるからと手短に終わらせてしまうことが少なくないのだけれどもそれでもやはりどうにも腑に落ちぬというか看過出来ぬ事案もあったりして。

いつぞやの年金機構の個人情報流出。その後、国が自治体に再発防止を指示。自治体間の格差を防ぎつつ、状況を容易に把握すべく、そんな勝手な都合も隠れているんだろうけど都道府県がやるから傘下の自治体はそれを利用するようにと「クラウド」の指針が示された。「クラウド」とは何ぞやという話なんだけど、平たく申し上げればインターネット上で複写というか仮想のページを閲覧させることによりウイルスへの感染を防ぐ仕組み。

ということで、国の通達に従い、本市も県に指示された業者と委託契約を結んだものの使い勝手が「あまりに」悪く、その一部機能を本市独自に構築すべく...というか「する」のだとか。まぁあまり同業者の欠陥は言わぬ世界ながら資料に辛辣な表現が並ぶところを見るに相当腹に据えかねたか。要約すれば「クラウド」の操作性に欠陥があって、事務処理に時間を要することから庁内に改善要望多し。システム障害による遮断が幾度かあって迅速な復旧に難あり。

それでいて年間4億2千万円の負担は納得しがたいというもの。ちなみに今年度は年度途中からの契約にて約3億円也。そりゃそうだよナ、傘下の自治体が無条件に契約することが保証されればおざなりになるのも当然で元々の設計と開発が杜撰だったのではないかと疑念が生ずる訳で、そのへんの事情聴取をするにせよ相手が県とあっては。が、本市とて国県の意向などと遁辞を弄して涼しい顔をしていられるものでもなく。本市独自のシステムに要する経費、契約変更に伴う違約金、その後の負担金の扱いについては県と協議中だとか。

おい、何でそんな重要な話が勝手に進んどるのか、これまでの詳細な経緯を説明してもらわねば...と。

(平成29年11月20日/2394回)

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2017年11月15日 (水)

豚足

税で禄を食んでいる身にて難癖に絡まれる機会も少なくない。私などは低姿勢で風雨が過ぎ去るのをじっと待ちつつ、隙を見て...てな具合なんだけど、後手に回らずとも「そうだんべなぁ」などと東北訛りで飄々と流してしまうのだとか。

それが処世術か天然のめでたさか、どう転んでも前者には見えんのだけれどもそんな天真爛漫のK本県議。帰り際に立ち寄った菊花展にて「オレの出品も見てくれ」などと自慢げに語るもんだから付き合えば隅っこどころか最前列の一番目立つところに置かれていて。「ズルしちゃイカン」と苦言を呈せば、「二日位は水をあげた」と白状した。早速にそんな話を地元の菊花展で披露すれば来年は用意しとくから、と何とも親切な作り手の皆様。

さて、最近読んだ一冊に、やがては名を馳せる某御仁が若かりし頃に過去の失敗を聞かれ、「たかが失恋や左遷ごとき。倒産、投獄、大病を体験せねば一人前ではない」と一喝される場面が登場するんだけど、死と向き合うことで悟ることは少なくない。寺の御住職が一目置かれ、センセイがごく稀に「先生」と言われる所以はそのへんにあるのではないかと思わんでもなく。

転落事故に意識不明の重体、昏睡状態にて生死をさまようこと一ヶ月。遠路、私が見舞いに訪ねた翌日に当人が永久の旅路についた体験にいかなる理由があれ生前に御礼の一言を述べておかねば義理を欠くと見舞には注意を払うも他人様に余計な心配はかけれぬと本人や御家族の意向で伏せられたりもすることも...。

ふとした縁で紹介いただいた御大尽。学生時代に私が代表を務めるチームの監督に迎えて、バットこそ握らなかったものの十分な大枚を叩いていただいた。試合帰りには地元の焼肉店で食べ放題、知らぬ後輩などは豚足を網の上に置いたりもして、「おい、それは焼くんじゃない」。

傍若無人な貧乏学生を御自宅に招いて贅沢にも奥様の手料理を振る舞っていただいた。同い年位の御子息がおられるものの息子同様、というか以上に育てていただいて血縁でもない赤の他人相手にここまで尽くせるものか、そんな御恩は生涯忘れずいづれは自らも社会に恩返しを...と巣立っていった教え子は数知れず。

入退院を繰り返されて久々に見かけたその容姿に不治の病を疑うも心配無用と本人。その後に再入院の噂を聞くも奥様の口固く、「オマエなら教えてくれるかも」と打診されたのがこの夏の合宿時。早速に御自宅に電話をすれば奥様が出られて経緯を申し上げれば、「いま、いるわよ」と久々に本人の声を聞いた。「確かに体調は万全とは言えぬが、まだまだ元気だ」などとウケぬ昔のダジャレを聞かされて受話器を置いた。

御家族に見守られる中、安らかに息を引き取られたという御遺体の横には私の初当選時のポスターが貼られていて...。「アナタたちに相手してもらって本当に幸せな人生だったわよ。隠していたことは許してあげてね」と奥様。御礼を言えぬまま、また一人、恩人が逝った。

(平成29年11月15日/2393回)

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2017年11月10日 (金)

時効

時の不運もある訳で敗者復活なんてのは今に始まった話ではないのだけれども、さすがにあれだけの大差での優勝をひっくり返されては...。

相手方の興奮を「下剋上余韻冷めやぬ夜長かな」と一句詠めば、「下剋上」が「名曲」に訂正されて注釈には時が過ぎれば意味が分からぬとあった。良句とは普遍的なものでなければならぬ、と以前いただいた俳句十訓というか心得にあった気がしないでもなく、普遍的か...。でも、やっぱり「名曲」の余韻じゃないんだよナ、あれは。昔は許されていたものが今は認められぬ、そんな事例は少なくない。

さて、地元の神社総代からお呼びがかかって伺えば、市から下水道使用料の「追加」請求書が届いたとか。境内の一部に下水道利用の実態がありながら使用料の徴収がされていないものがあって上乗せ分を承諾したのが2年前。それ以降はキチンと支払いを続けてきたものの、過去5年遡って、つまりは承諾前の3年分を納付せよとの通知。状況を察してか関係者が請求書を持参した上で経緯を説明したというのだけれどもやはり釈然とせぬ御様子にて。

今であれば水道の利用申請時に下水も併せて処理されて当然ながらその後の請求も一括なんだけれども当時などは局も違えば地下水の届出は全く別の局だった訳で散水栓や浄化槽等の一部が例外扱いされたことも。故に利用者が申請を怠ったというよりも牧歌的な時代の中で見逃されてきた、それが昨今において明らかになってきたもんだから請求されつつあって上乗せはやむなしにしても過去に遡及してとなると自らの過失を棚に上げて些か勝手が過ぎやしまいかと。5年ですらそんな状況なのだから...。

議案の審査は常任委員会なれど賛否は会派の判断にて紛糾せぬようにと正副団長宛の根回し的な訪問を受けることが少なくない。裁判にて係争中の案件が本市の敗訴で確定したと「下水道使用料納入通知処分取消請求事件の上告審査不受理決定について」なる報告を受けた。およそ神社の事案に類似するんだけれども当時の市の判断は利用実態を確認出来る年月まで遡及して支払いを求めるというもの。相手方は過去5年間分の支払いには応じたものの、それ以前の請求分は不服として市に申立てを行い、市が棄却したことからその判断は司法に委ねられていたのだけれどもその遡及ってのが...16年間で約1億4千万円。

一審では相手方に約6千万円の支払いを命じた、つまりは本市の言い分が一部認められたものの、相手方はその判決を不服として上告。東京高裁における二審では一転、請求権は5年限り、その根拠は地方自治法における消滅時効との判決が言い渡され、その後、最高裁が本市の上告を棄却したことで判決が確定したというもの。これまでの経過等は記憶に薄く、過去の議事録を見れば市への不服申立て時における報告こそされているものの、以降の経過なく。

そうそう、前述の一件、総代にはもみ消せぬ不徳、というか、監督不行き届きを詫びておいたものの、今回の判決なくば神社の請求書も...。過ちては改むるに憚ること勿れ。くれぐれも低姿勢で。

(平成29年11月10日/2392回)

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2017年11月 6日 (月)

首領

普段は見ない、というか「余裕がない」というのが正確な言い回しなんだけど、女優に惹かれて番組を見入ることになった。容姿自慢は多かれど内なる知性なくばその役柄は務まらぬ。巨匠ゴッホを巡る旅の特番にて名画の数々を見ていたんだけれども「夜のカフェテラス」や「星降る夜」に描かれた「灯かり」が何とも幻想的。同じ名画とて何度か見る中で気付かされることも少なくない。

恒例の児童作品展の表彰式、受験を左右するのは国算理社なれど人生を左右するのは体音美と信じて疑わず、市内小学生の作品も然ることながら豊かな情緒が育まれる為には教育者の姿勢、つまりはその分野の現役教師が務める審査員の講評だけは耳をそばだてていたんだけれども聞き入る児童生徒を前に上達の秘訣を二つ。まずは絵と会話をすること、そこに吹き出しが出来れば尚結構。そして、帰る前に今一度自らの作品の前に立って当時の心境を振り返るべしとの講評は納得。

さて、政令市の議連総会を終えた。C市などは話題のドラマのロケ地だとかでそちらの宣伝に余念なく。実力派女優演じる主婦上がりの新人市議が最大会派の「ドン」に挑む脚本らしいのだけど、諸般の事情が重なって不肖私も最大会派の団長なる役職を仰せつかることになった。中には議長上がりの実力者がその役職で隠然たる力を行使する市もあるらしいのだけど、うちなんぞは議長上がりが構成員の四割を占める上に無鉄砲の期浅もほぼ同数を占めるもんだから「ドン」とは程遠いばかりか、不祥事や不都合が生じた際には「責任者出て来い」って話だから何とも割に合わぬ損な役回り。

会合の際は代表して挨拶を...と水を向けられ、それが委員長であれば役所の執事役が原稿を用意してくれるのだけれども会派内の役職にて秘書役もおらず、表舞台は不得手にて「折角の機会だから目立って来いよ」と副団長を促すもこちらの意図を見透かしてか断られること多く...というか快諾された試しなく。前任の議員辞職に伴う異例の兼職にて議会運営委員会の委員長にまちづくり委員会の委員長、それにこのたびの団長で三冠王などと笑われたりもするもんだから負けじと議会改革検討委員会の委員長もあるから四冠だと切り返してみたものの...。

そもそもに、議会の運営を協議する議会運営委員会の構成員は各会派の正副団長、その采配役が委員長となる訳で奏者と指揮者が同一ではさすがに塩梅がよくない、一刻も早く下ろさんかいと厳命しているんだけど、「日程の都合上、しばし辛抱を」などとにべもなく。辞職するにも在任期間が最も短い委員長として不名誉な記録が残る。ならば、いっそこのまま市議会を牛耳る首領(ドン)役で続けてしまおうかと思わぬこともないのだけれども忙殺の日々に疎かになりがちな膝元。

後援会の役員会すらままならず、そんな事情を伝えれば「不在で結構」と会長。その真意こそ知らぬが、捨てられぬことを願っている。

(平成29年11月6日/2391回)

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2017年11月 2日 (木)

後追い

「ついで」といえど童心に返り夢中になってしまうもので...。配布されるシートに指定された駅でスタンプを押し、カードを入手、カードに貼られたシールを集めて応募すれば「もれなく」ならぬ「抽選」で景品が当たる。子にせがまれて私鉄沿線スタンプラリーを手伝うことになったんだけど、目的地での駅で見かけた鉄ちゃん。折角、運賃と時間を浪費していく以上は...。御一人様一枚限りってのが見えんのかナ。

本市の施設利用はふれあいネットなるカードでの申込。以前は窓口に並んでの公開抽選だったものが、電子化されて手続きの負担こそ軽減はされたものの、カードは同じ。で、当選の確率を上げる為にはカードの枚数を増やす、その為には「本来は利用の無い」家族や知人まで名義を借りて...。依頼があって「票の為なら」と承諾したはいいけれども顔の広いところであと数枚などと言われれば、おいおい、実態はどうなんだと調べてみたくなったりもして。

一部の団体が圧倒的に枚数を用意してしまえば相手方は当選しても終日どころかひとコマすらもままならず。施設を利用したくば当方の傘下に、みかじめは相当数のカード枚数だとか。それも過当競争の防止策らしいのだけど、かつて認められた代理人申請も今や本人確認が徹底されて窓口には本人自ら行かねばならず。対抗意識が生む影響は行動心理学の初歩なんだけどそこまで母数が大きくなればそれに携わる関係者の手間と労力は社会的損失ではないかと。

市が発注した工事中に地中から埋設物が生じてその処理の為に更なる追加負担を、との事例は少なくない。市の言い分としては過去を見ればある程度の察しはつくものの、そのたびに試掘をすれば余分な金額が嵩む上に具体的な金額は詳細な調査をしてみねば分からんから「出たとこ勝負」ってことらしく。正副委レクの際は軟弱地盤で重機が埋もれる写真、それもタイヤ位では済まぬ衝撃的な写真が含まれていたはずなのだが、当日の資料では写真が変更されていたのは内緒の話。等々力硬式野球場の再整備中への追加負担35億円也。

他方では曰くつきというか外国籍絡みの一件、不法占拠に違法操業、過去の経緯は浅野文直氏の質問(平成29年予算審査特別委員会-03月07日-02号)に詳しく。隣接する処理施設の老朽化に伴う代替地として利用したい旨の申出があって相手方に請求不能な撤去費用8億8千万円を不本意ながら認めたものの、アスベストを含む諸々の処理が生じて更なる上乗せは少なく見積もっても12億円。後追いとてそこまでの額となるとさすがに...。

高い要求をぶつけた上で徐々に譲歩しつつ、相手に罪悪感を植え付けることで最終的な合意を目指すドア・イン・ザ・フェイスに対して、小さな要求から徐々に釣り上げる、セールスマンがドアに足を入れてしまえば商談は勝ちに端を発したフット・イン・ザ・ドアは行動心理学の分野では知られた話。どうせ乗りかかった船なのだから金額の多寡に関わらず承認するに違いないなどと足元を見られても困るから時に...。

(平成29年11月2日/2390回)

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