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2017年9月 7日 (木)

加瀬山

恥を忍んで申し上げれば、当時は全くモテなかった、というか同性の友達が多くて異性まで回らんかったというのが勝手な言い分なんだけど、四十にしてモテ期到来か。いや、単に同年代の女子会に呼ばれただけなんだけど、いいオトコを紹介しろとかで、その手の相談も絶えず。独身男性であればまだしも余計な形容詞が付けばそりゃ個々の価値観ってもんで自らを横に置いてどこにそんな都合のいい白馬の王子様が...なんて説教も出来ず。異性に呼ばれるなんてのは所詮はそんなもんですよ。

出るわ出るわの不倫報道。古今東西、男女の仲なんてのは今に始まったものではなく、氷山の一角の水面が下がった、つまりはそれだけ話題性があって尾行される機会が多くなったって話で。為政者たるもの不貞はならぬ上に風紀を乱す言動は厳に慎むべしと、そりゃ御尤もなんだけど過ぎては言わねばならぬ時もある訳で。事情通に聞けば不倫報道に得をするのはモテぬ男だとか、こちとら初婚の相手もままならぬのに一人で二人も占有するとは許せんとの嫉妬心。が、選ぶ権利が相手にある以上は...。

そもそもにあの世界にいれば「清純派」なんてことはあるまいに違約金がどうだとか、要職での起用を見送るだとか、その一事を以て失格の烙印を押されては些か不憫な気がしないでもなく。さりとて、自らは棚に上げて数多くの相手を辞職に追い込んだ代償は小さくない。無言を貫く姿勢は言行不一致そのもので信用など出来るか。予め断っておくけど、私自身、夫婦仲睦まじく家父長制が理想という生粋の保守派論客なんだけど、昨今などは始終一緒にいるのが円満とは限らず、どこぞの家庭が如く居らぬほうが「双方に」好都合だったりもする訳で時に...いや、遁辞を弄して許されるものでもなさそうだナ。

さて、秋の定例会が開幕、代表質問の原稿に追われている。おいしいネタは他に譲っちゃうから残りもんしかないんだけど、与えられた命題の一つに夢見ヶ崎動物公園があって、その成長戦略を描けとか。平坦な地に突如盛り上がった小山は眺望よく築城に好都合。本来は加瀬山というのだけれども江戸城を設計したかの太田道灌が此の地で夢を見たことからその名が付いた由緒ある史跡。が、そんな御当人が見た夢は鷲に兜を去られる夢にて築城を断念した訳だから縁起でもないといえばそうかもしれぬが、城は似合わずとも動物園(いや、正確には動物「公園」)であれば吉に違いなく。が、そこで悪夢さえ見なければ天下の首都は...。

で、過去の会議録に目を通していたんだけど、動植物といえば今は亡き大御所のNセンセイにて専門的見地からその魅力と将来の展望を語っておられる質疑があって、目下、生態系を勉強中。家父長制が残るサルやチンパンジーの陰険性は知られたところだけど、同じ霊長類にアフリカ奥地に生息するボノボって動物がいて、多夫多妻というかそのヘンな性癖が特徴的なんだけど、これがものスゴく平和的なんだとか。ってことは一夫一妻も価値観の勝手な押し売りであって不倫も...。んな訳ないナ、御用心あれ。

(平成29年9月7日/2376回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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