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2017年4月22日 (土)

先生

知名度が浮沈を左右する世界。どれだけの資質を備えていようとも名こそ知らねば俎上にすら無く。落ち目とはいえ過去の知名度を利用して転身を図る候補者は今に始まった訳ではないけれども話題性だけは十分。擁立側とてそんなタマを探せれば自らの宣伝にも繋がる相乗効果でWinWinの関係に。されど、私のような隠遁者にはどこぞの女優だ、局アナだなどと言われても???なもんだから更なる注目を狙って...炎上、ってのは私の勝手な推測か。

過激な表現が物議を醸したあの一件は耳に新しく、生への渇望や家族愛は否定されるものでもないけれども、そこに多額の公費を投じて...つまりは他人様の善意に縋ってとなると中には別な選択をとる方もいる訳でそのへんを代弁したつもりが過ぎた表現は敵に塩を送るようなもの。終末期医療を巡るいつぞやの大臣発言も一例ながら火のない処に煙は立たぬ訳で、社会に一石を投じた意義は小さくない。

中にはどう転んでも不摂生の帰結としか言いようがない方もいれば、一方でその費用は他人様の善意に負う面も大なのだから当事者とて当然の権利が如く涼しい顔をしていられるものでもないけれども十把一絡げで罪人扱いされてはたまったもんでもなく。そもそもに「死ね」だとか「殺せ」だとか表現が稚拙で品位に欠ける。あれ以来、タブーとばかりにそちらの話題は沈静化してしまったけれどもそんな両者の応酬の陰に黒幕ってのはよくある話。

だいぶ前の話だけど、ある店のカウンターで身なりの整った二人の会話が聞こえてしまった。「儲けたいなら透析です、先生」、一人は間違いなくそう言った。そもそもに知識に圧倒的な差があるだけに金銭を払う側の客でありながら不利な立場に追いやられがちなこの世界。また、一方で患者に完治されては実入りが失われる訳でそこに魔の囁きが無いとも限らず、それを踏みとどまらせるのが倫理観であって、先生の先生たる所以がそこにある。

少子化の理由の一つに保護者の経済的負担があるそうで、うちとて他人事ではないんだけれども旧友再会のランチ会も倹約の対象だとか。それとて、御主人が天下の大企業で奥様もパート勤務、一人息子を私立中学に通わせておられるその家庭にしてかくの如き状況なのだから子作りを躊躇するのも分からんでもなく。学歴以上に善き友に恵まれることこそ重要なんてのは寝言にしか聞こえんらしく、どこぞの誰ちゃんが塾に通い始めて成績が...なんて聞いて動揺する保護者。

そりゃうちなんだけど、塾とて慈善事業ではないのだから顧客獲得に新たな需要創出に余念無く、そんな加熱ぶりにひねくれた見方をすれば塾でそこまで面倒を見てくれれば結果的には教師の負担が軽くなる訳で。本来は当校で最低限の学力は教えるけれどもより高い学力や反復などは塾や家庭で補完、となるべきを授業の予習まで委ねては公教育の意義が失われかねず。塾に甘えるか否か、まさに先生の倫理観が問われる訳で塾に依存せずとも高い学力を身につけさせる公教育こそ理想ではないか。

そう、名門日比谷高校が復活と聞いた。公立とてやれば出来る。その挑戦を描いた本を興味深く読んでいる。

(平成29年4月22日/2342回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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