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2017年3月19日 (日)

財政通

私のような守旧派には似つかわぬからと長らく固辞していた改革検討会の座長なる役職を逃げ場なく仰せつかることになった。そもそもに委員会の生中継や録画公開などが改革だなんていうけれどもやりづらくてかなわん。それもどこかしらにやましさがあるからなんだろうけど、発言の一字一句を記した会議録は全て公開されている訳であるし、それで十分...なんてことは言っちゃいかんナ。

そう、ついこないだの話、普段は極めて穏健なHセンセイが激怒して委員会が紛糾なんて聞いちゃったもんだから早速に視聴してみたんだけど、こりゃなるほど文章では臨場感は伝わらん。やはり勝ってなんぼのこの世界、票にならずばと人気薄分野の両横綱は議会改革とこちら。財政健全化などは詰まるところ歳出カットに結びつく訳で「当選させることは出来ずとも落選位は...」などと脅されたのは昔の話。よき支援者に恵まれて落選の憂き目にあわず今日を迎えているんだけど、「やって当然」の良識派以上に「アイツのせいで...」との怨念はコワい。ということで前回の続きから。

独断と偏見による議場の財政通は大なり小なりこちらの話題を取り上げている訳で平成29年度末の見込残高2,243億円に対して今回の185億円を含む拝借額393億円。全体に占める割合を見れば当面は支障はないんだけれど、そりゃあくまでも「当面」の話であって借りたものはいつか返さねばならぬ。

そこに特段の罰則規定なく他の自治体などでは年度末の積立てを繰延べするなんて操作もされていてそのへん追及するセンセイが居なければ未公表の可能性もある訳で本市などは必要額をキチンと積立てた上で借入を実施、その額を「自ら」公表することで透明性を確保しているなんていうけれども借入か積立繰延かまぁ似たり寄ったりで基金残高の不足は同じ。で、その不足額を他と比較すれば本市どころの騒ぎではない自治体は多数ある訳でそれを理由に更なる借入を...なんてとんでもない輩も。同じ市議の中にですぞ?バカも休み休み言えって。

そう、当局側とて普通預金の利息は雀の涙だけに手堅い資金運用で回しているんだけどそちらの利益はいかほどか、また、大半が運用されている以上は際限なく借入れが出来るものでもなく限度は目前ではないか。そして、満期一括償還債が全てにあらず、定時償還債、つまりは住宅ローンが如くその債務が年々減少していくものを活用すれば積立ては不要ではないか等々。

平成20年度は当初見込額100億円に対して実際は「0」。翌年度は元々「0」で、平成22年度は150億円に対してやはり「0」、その翌年度は108億円の「0」、平成24年度は95億円見込んで結果67億円となっていて、決算の整った平成27年度以前の実績合計を見ても567億円に対して116億円。大変だ大変だと騒ぐ陰には歳出カットを目論む当局側の意向も隠れているやもしれぬ。

とすればひょっとしてそこまで悲観することもないのではないか、というのがどこぞの財政通の仮説なんだけど、昨今はオオカミ少年を笑えぬ状況にあるらしく、そのへんの内部事情も聞いておりますゆえ暇があれば録画でも。あくまでも「ヒマ」があれば...の話で。

(平成29年3月19日/2334回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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