納税番付
あそこまで圧倒的なゲーム差ともなれば無条件に権利を与えられても異論は挟めそうにもないが、ファンの一人としてはGの優勝を見たくもあり。されど、逆転劇を許そうものなら25年ぶりの快挙に興奮冷めやらぬファンが暴徒化せぬものかなどと心配していて...。「よーいドン」で3位でもいいなどとは堕落の元凶で言語道断、即刻止めるべきだと某野球解説者。それにしても強すぎたナ、広島カープ。祝!優勝。
そんなプロ野球に今年から取り入れられた録画判定。あくまでも本塁上の危険防止なる名目だけど、「待った」となれば試合中断どころか、審判の絶対的な地位を揺るがしかねず。バレーボールの「チャレンジ」なんてのも然り、アヤを付けられるようで少なくとも彼らにとっては心地のいいものではないはず。でも、それが緊張感にも繋がったりもするからナ。
さて、相模原の事件を踏まえて市内の福祉施設向けの防犯講習会が行われたとか。「とか」ってのも別に後で聞いた訳ではなくちゃんと案内を受けたものの都合がつかず。せめてもと支援者からいただいた関連記事に目を通していたんだけどその中に施設の防犯カメラを巡る論説を見つけた。事前に設置された16台の防犯カメラは「結果的に」事件を防ぐことは出来なかったと。
防犯上の対策は抜かりなく、というのは当然にせよ大自然に未曾有があるように人の社会には常軌を逸した行動もある訳で果たしてどこまで防ぎきれるか、が、それ以上に警備強化が施設の閉鎖性に繋がり、監視社会云々とあった。個々のプライバシーに配慮せいってことなんだろうけど、ならば防犯カメラなど無意味と断言出来るか。
そんな波はこちらにも押し寄せる訳で今月末から本会議のみならず常任委員会も中継の対象になるそうで。そんなことをされては監視されてるようでかなわぬ。私の知らぬところで勝手に...と憤慨してみても既に決定事項とのことで不本意ながら従わせていただくことになった。が、そんな慣れぬことをすれば予期せぬ事も生じる訳で...。
陳情の審査の際には文章の朗読とともに氏名と住所を読み上げるのだが、それがそのまま中継されては不特定多数の目に触れることから実名と住所の公表は差し控えるべきではないかとの声。が、一方ではそもそもに提出時には氏名及び住所の記載義務がある訳でどこの誰兵衛かも公表出来ぬ匿名が如き陳情は一部の独善的な内容になりえぬかとの懸念。
そりゃ保護と公開など真逆の価値観を同時に追求しようとすればどこかに齟齬が生じるのは当然でそんな風潮にやれ法整備だなどと役人が下手に介入するとロクなことがない。その典型が民生委員による安否確認であって相手に責務を負わせながらも保有する情報は個人情報保護の立場から開示できないなどというのはまさに役所の勝手が過ぎる。
最近はめっきり姿を消した納税番付なども高額納税者には称賛の一方で、それだけあるなら一丁ダマしてやろうなとと不遜な輩が居ないとも限らず。で、そちらに繋がるんだろうけど振り子の針が振れ過ぎるのも。二兎を追うものは...なんてことわざもあったナ。
(平成28年9月14日/2289回)
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