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2016年6月26日 (日)

舞台裏

県内でも大票田の横浜が第一声だとすれば必然的に本市には午後の到着。が、それすらも間に合わず、何でアイツは居ないのかと陰口を叩かれたとか。雨の中を朝から必死に貼っていたのに何でそんなこと言われにゃイカンのかと反論してみたくもなるんだけどそりゃ余計なひと言ってやつで、ましてやそんなことを吹聴することでどれだけこちらの信用低下に繋がるか。まぁ元々然したる信用もないけど...とスネてみたり。

勝てば御破算ながらも万が一敗北ともなろうものならそりゃ悲惨なもんで。過去に汚名も着せられているから要領よく立ち回ったほうがいいということは実体験として十二分に存じ上げているのだが、いかんせん不器用というか慣れぬ下駄を履いてよく見せるのは苦手なもので。まぁそんな「フリ」だけでよければ他人にひけはとらぬ自信あるけどそれではかえって信用を失いかねない。

他人の選挙は絶好のアピール機会。他人様のことをあんなに応援するなんてぇのはきっと自分のこと以上に他人様のことを...となんて評判に繋がる。センセイの世界は目立ってなんぼ、それが得意の方々はゴマンと居るし、またそうでなければ票は伸びぬ。だから立派なスーツに身を包んで応援弁士を務めていたほうが票に繋がるんだけど、元々はそんな上品な役柄よりも脇役、否、舞台裏が好きな性分にて花形の仕事は他に任せて他人様の選挙ではひたすら裏方に徹していて。

告示日の朝は公営掲示板のポスター貼り。手慣れた後援会の実働部隊に依頼すれば二つ返事で協力して下さる「はず」なのだが、こちとら陣頭指揮のみでふんぞり返っている訳にもいかず、大量のポスターと地図を片手に貼った枚数50枚は下らぬはず。

が、それ以上に手間がかかるのは事前ポスターの撤去。告示日には公営掲示板以外は候補者の氏名が見えてはイカンなどと法律で禁止されているものの、それを以て直ちに逮捕される類のものではない?だけに貼り残しは確信犯か単なる認識不足か。発端は些細な綻びからなんて事例は枚挙に暇なく、くだらん違反はするなってのがおらがセンセイの頃からの申し送り事項なだけに告示日の前夜にコソコソと区内を徘徊するんだけど、市内でも辺鄙な...いや、支援者が多いもんだから枚数がやたらに多い上に体力消耗は貼る際の倍以上。

本番用ポスターと違って少なくとも半年以上は風雨に晒されるのだから「業務用の」両面テープでこれでもかって位頑丈に...。前のポスターの上にそのまま貼られることもあるから複数枚をまとめて剥すんだけどこれがかなり重い。そんな訳で半袖短パンに軍手姿の田舎少年のような格好で区内を回るんだけど、支援者の方から声をかけていただく機会も少なくない。「こんな格好で失礼」いや「候補者お願いしますね」などと会話を交わしつつ。

やはりそんな舞台裏の地味な仕事であっても誰かがやらねばならぬし、その姿勢は相手に伝わるもので。担ぎ手の苦労を知らねば候補者はつとまらぬ。

(平成28年6月25日/2270回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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