なおログ[Blog]

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2016年2月

2016年2月29日 (月)

防犯カメラ

あれだけ普及啓発を呼びかけながらも被害が減らぬ理由はどこにあるのか。最近、用事があってある御宅に電話した際に音声メッセージが流れた。留守電かと思いきや、振り込め詐欺防止モードにて名を名乗れと。名乗ればそれが呼び出し音になるらしく...。振り込め詐欺は受話器を手にした一瞬の隙をつかれるだけにこれはなかなかいい機能ではないかと。さすが防犯協会会長。

そうそう、防犯といえば来年度から防犯カメラの助成制度が新たに創設されるそうで予算案に盛り込まれた。これまでは警察を所管する県が助成していただけにそちらとの整合性はどうなのか、補助率や支給対象はどうか等々、わが会派の代表質問に含めておいたけど、もはや壁に耳あり障子に目ありどころかプライバシーもへったくりもない。隠し事や挙動不審な行動はいづれ明るみに出そうなだけにかえって善人ぶらぬほうがいいかもしれぬ。

さて、ロビーフロアでエレベーターに乗ろうとした御婦人が閉まりかけたドアに挟まれそうになった。とりたてて図々しく割り込んだというものでもなく、ボタンの最も近くに居た御仁は間違いなく気付いたはずなのだが、「開」ボタンを押そうともせずに迷惑そうな表情を見せたもんだから気が利かぬ人物だなと思っていたら、たまたまその後の席で同じテーブルに居合わせた。知ってか知らずか向こうから笑顔で御挨拶にお見えになられたのだが、名刺を見れば市の関係者にて。こちらのバッチに目がいっちゃったんだろうけど、そんな行為を見てしまっただけに...。学歴や肩書でしか人を判断出来んような人物は経営者としてはどうかと。

気が利かぬだけであればそりゃ単に機微に疎かったりするだけで「鈍い」という話に落ち着くんだけど、相手により態度を豹変させるとなると話は別で余計にタチが悪い。性格が捻じ曲がってるってことだから始末に負えぬ。まぁそんな事例はそちらに限った話ではなく、上司と部下に職場と家庭、挙げればきりないが、役所と地元なんてのもありそうで耳がイタイ。それでもかすかな可能性に期待して関係者に当人の評判を聞いてみたけど...。

私の選挙区は市内の中でも一応「上品」とされる部類に入るはずなんだけど、黒塗りの車、といってもセダンタイプではなくてもっと重厚感のある車両がBGMとともに現れて、反対側で演説をしていた候補を名指しで罵声を浴びせたのは新人の頃の話。が、そちらでの街宣を終えて暫し後にこちら側にもやって来た。ダンマリに限るなどと放っておいたら「おい、がんばれよ」なんて声援らしきものが飛んできたもんだからつい手を上げて反応してしまったんだけど隣の支援者に窘められた。

以後、手は振らないようにしているんだけど、最近もそんな車両が庁舎前に頻繁にやってきて何かを訴えている。野次馬が如くそんな時だけ耳が立つもので、聞けばどこぞの出資法人の経営者が云々と。補助金を支給する立場の本市が上のはずなんだけど、支給先に「元」が居たのでは何ともやりずらい。文句も言えぬだけに...。自惚れが過ぎるとロクなことがない。

(平成28年2月29日/2240回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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2016年2月26日 (金)

町内会・自治会の会館は地元コミュニティの活動拠点。半ば公益性を有することから耐震改修時の助成や建設資金の利子補給は以前からあったものの、今年度から新たに建設時に半額を補助する制度が創設されてその記念すべき第一号におらが麻生区の東百合丘町会が選ばれた。何せこのへんは施設が不足していて、これまでは町会役員の踊りの稽古場を借りていた位だから...。

そんな御当地には名物の剣道場があって、私の個人演説会などはそちらを拝借していたんだけど、当時は候補者の中でも泡沫とされていたからほんの十名程度しか集まらずに...。が、それでも当選した、というか「させていただいた」訳でもあるし、不思議とそういう時ほど記憶に残っているもんなんだよナ。

で、その館主、往年は地元の不良連中もビビリ上がる無敵の強さ、道場破りさながらの他流試合に出向いてしごき倒された教え子は数知れず、私などは隠居後の姿しか知らんのだけどその眼光の鋭さは相手を威圧するに十分。やはり、そういう常人を超越したコワい存在というのは世に必要であって、やられてもやられても「えい!」と向かっていく根性というか気迫、つまりは「やる気」が今の世の中に不足しているのではないかと。

石原慎太郎著「天才」には、たとえ見知らぬ者でもその人間の一生の意味や価値は傍には計り知れぬものがあるに違いないと葬儀や霊柩車に出会うと脱帽一礼する人物の話が登場するんだけど、当人がいかにその人生を全うしたのか、何が彼をそうさせたのか、人の生き方に学べるものは少なくない。数多の武勇伝を有する剣術の達人、箕輪道場こと明倫館の鬼館長が逝かれた。

「鬼」といえばその異名とおよその功績だけは存知上げていたものの、青春時代の愛読書は三国志に水滸伝だそうで。私と同じだナ。かの福沢諭吉翁から世の中は人間様の思い通りになるようなものではないことを「天のソロバンは大きい」と教わるシーンが登場する。「電力の鬼-松永安左エ門自伝-」を読んだ。

電力の国家統制を嫌って野に下り、権益の拡大を目論む役人連中を「クズ」呼ばわりするなど豪快奔放、世に阿らぬ姿勢と歯に衣着せぬ物言いはまさに「鬼」。人生回顧録とともに「老いの余話」など当人の慧眼ぶりも然ることながら人生の教訓がふんだんに詰まっている。一端を披露すれば「日本人にはおかしな性癖があって、その対象が偉大であればあるほど、その偉大を傷つける以外の何物でもないような、ちっちゃな、ちっぽけな、つまらぬ瑕瑾(かきん)を取り上げて問題にしたがるもの」なんてのは最近の大臣辞職に重なる。

その当人の経験によれば世に仕事師と言わしめる人物、偉人の類は総じて精力絶倫、揃いも揃って大の助平だとか。「大功を論じて小過を録せざる、人間を見るに窮屈な見方をしちゃいかん」とあった。そうそう、英雄色を好むは見逃せなんてさすが爺さん分かっとるぢゃないかなどと頷いていたんだけど、支援者の御婦人から届いたメールの末尾に「不倫は駄目ですよ」とあった。

やはりそちらに対して女性の目は厳しい。

(平成28年2月26日/2239回)

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2016年2月22日 (月)

大量消費

昨年いただいた相談事がなかなか進まない。入居はあくまでも施設と利用者の「直接」契約なんだけど御自宅で慣れない介護を余儀なくされる家族の悩みは深刻なだけにバッチを利用して何とか...。

進まぬ理由は胃瘻(いろう)。腹に経管チューブを挿入して栄養分を注入する処置なんだけど、歯で噛まなくなれば脳も退化、つまりはボケも進行する訳で...。死期を遅らせる延命処置として施されるものの、医療行為となるだけに「介護」施設では敬遠されがち。そんな事情を踏まえれば単に医療的見地から胃瘻を施されるのは些か短絡的過ぎやしないかと。終末期医療は生命倫理や命の尊厳、個々の価値観も絡むだけに余計に悩ましい。

さて、代表質問の原稿も大詰め。資料に目を通しては理事者を呼び、原稿に向き合うものの、隣の雑談が気になったりもして。オレがこんなにやっているのにアイツは...。そんな嫉妬心が渦巻く部屋内は監視社会。胆のすわったセンセイ、というか議長経験者などはお構いなしなんだろうけど気が小さい私なんかはトイレに行くフリをして外出するもんだから、防寒具無しでの外出はさすがに寒かった。その向かった先は...。

「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」、分別品目の少なさは廃棄物行政の遅れなどと揶揄されるものでもなく、当時から先駆的な処分場を確保してきた証左。他都市における分別品目の拡大はリサイクルなる美名の下に進められてきたものの、処理能力や最終処分場に行き詰った苦肉の策でもあったとか。分別品目の拡大に減量化も進み、現行の4から3処理センター化を実現した本市の次なる課題は何か、取り沙汰される家庭ごみの有料化は減量に向けたインセンティブが期待されつつもその効果はどの程度なのか。

また、併せて本市の収集業務は退職者の不補充を貫いてきたものの、今後において家庭ごみまで民間委託の拡大を図るべきか、これまでの教訓から見直される災害時における直営の意義等々、大きな岐路を迎える本市の廃棄物行政の舵取りやいかに。理事者を呼んだって自らに都合が悪い話はせぬ訳であるし、学識者の類などは権威ばかり高く机上の空論で実学に乏しい、ということで白羽の矢を立てたのは...。

少し前に話題になった廃棄食品の横流し。あくまでも「廃棄」を請け負った業者がそれを転売して利益を稼ぐってんだから弁明の余地すらないが、そのへんが他にも波及して食品横流しの話題が絶えない。さりとて、そんな実名が明るみに出るまで何事も無かったかのような顔で過ごしていた訳だからやっぱり賞味期限って...違うナ。

コンビニの在庫管理と流通システムはジャスト・イン・タイムのカンバン方式に匹敵する仕組みだと思うんだけど、新しい弁当が入ってくればそちらから売れるだけに毎時ふんだんに並べられた陳列棚の代償は小さくない。飲食店などでも注文時にメニューの品が無ければ文句の一つでもこぼれるだろうから。食いもんの恨みってコワいからナ。

食料自給率(カロリーベース)を見るに6割を海外輸入に依存しているわが国においてそれだけの余剰が生じている実態はいかがなものか、世界の裏側では多くの方が貧困にあえいでいるというのに...なんて話で「彼」と別れた。そちらのほうが深刻かもしれぬ。

(平成28年2月22日/2238回)

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2016年2月17日 (水)

ビーフシチュー

路チューも不倫も過去にあれだけ世間を賑わせて今なお平然と居直る人もいる位だからたとえ妻に卒論(=離婚届)をチラつかされたにせよ職を辞した姿勢を見れば多少なりとも罪の意識に良心の呵責があった訳だから些かの同情を寄せてしまうんだけど性癖ってなかなか治らんもんだからナ。

大臣にせよ一兵卒にせよ辞して尚追い回す執拗さには辟易させられて、逆にそんなアンタは身ぎれいなのかと尋ねてみたくもなるんだけど、まさに「いじめ」。公共の電波を使ってまでやるだけの価値があるものなのかと首をかしげてみるものの、まぁ私のブログとて似たようなもんかも...。

さて、夜の会合前の着信、見れば...。元々文明の利器とは縁遠い御仁だから緊急かよほど重要な案件かと通話ボタンを押した。「いや、こんどの金曜あたりどうかね?」との元気ハツラツの声に目的は一目瞭然なんだけど、それで報酬が変わるもんでもなし、仕事上の融通が利くことも「よく」御存知なだけに。

やはり誘われてなんぼの世界。原稿は夜でも書けるが、そんな絶好の機会は又と来はせじと手帳を見れば「本会議後、原稿読み合わせ」の文字。委員会位なら何とかなりそうなもんだけどさすがに本会議とあっては...。いや、委員会とてダメだナ。丁重にお断り申し上げたのだが、「また、ぜひ」の一言は忘れない。

まぁそんな都合のいいキャラだから別方面からも声がかかる。一般には予約が取りにくい、というか事実上取れない都内の「N」なる肉料理専門店の予約が取れたとかで一緒にどうかとのこと。さすがに議長経験者ともなれば行動範囲も限られるだけに都内の路線図など知るはずもなく案内係を課せられて御令嬢以下数名と御一緒させていただくことになった。勿論メシ代などは向こうの負担にてまさに至福のひととき。

そんな美食家のKセンセイが作る料理は絶品、過去にカレーライスなどは過去にありついたことがあるんだけど、今回は特製のビーフシチューだそうでこれがプロ顔負けの味で下手な洋食屋よりも遥かに旨い。ほんと。材料は目分量でほぼ適当だが、じっくりと煮込むのが秘訣だとかで、日々帰宅後に火を付けてかき混ぜるのだとか。暇なんだナ...冗談はさておき。

そうそう、本会議も開幕して前半戦のヤマ場の代表質問が迫る。各自に項目を割り振るのが正副団長の役割なんだけど、中でも今回の目玉は「平成28年度の予算編成」。そんな目玉事案は政務調査会長なる大そうな御役職を担う最上段のSセンセイこそというのが衆目の一致するとことなんだけど、あとは誰が本人に鈴を付けるか。

包囲網を形成するものの敵もさることながら周囲に予めやらぬ意向を漏らすことで防御網を形成。こちとら負けじとあえて断りにくい本会議場で直談判に及んだところ数分後には何やら書き物に興じているから「やはりナ」とほくそ笑んでいたのも束の間、しばし後に上段からメモが届いた。今年の運勢で金運が云々だとかの理由により辞退するなどとあって、全く意味が分からん。明日には当人の気が変わらんもんかと...。

(平成28年2月17日/2237回)

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2016年2月13日 (土)

書き順

帰宅時に特訓の場に居合わせた。翌日は漢字テストだそうで出題者は妻。読み書き算盤は反復こそ基本。その様子をしばし見ていたんだけど、「上」の書き順が「縦-横-横」と息子。隣の娘に書かせれば「横-縦-横」にて、そうそう、それが正解。「おい、書き順が違うぞ」と息子に伝えたものの、どうも腑に落ちぬ様子にて辞書を見せてくれたのだが、「縦-横-横」が正しい書き順らしく。いや、でも当時は間違いなく「横-縦-横」と習っただけに...おい、文科省。

詳しい経緯は知らぬが、英国の教育現場の視察だとかで派遣されることになったゆえに「しばし休暇を」と申し出があった。どこぞの御仁と同じで、んなことを「あえて」宣言せずとも勝手に休んじゃえば波紋は広がらぬはずなんだけど私の隣の団長と当人との会話が聞こえてしまった。「そんな貴重な機会は将来ある後輩に譲るもんじゃないのか?」と思いつつ、イニシャルは伏せておくけど私よりも期数が上の先輩。

さて、第一回の定例会の開幕が目前。予算関連の資料は鞄の中に「大事に」しまってあるもんだから新聞各紙の報道が情報源になるんだけど、今後の行財政改革に「家庭ごみの有料化」が俎上に上がっているとか。私が目にした限りでは冊子の中にはそのものズバリの記述はないはずなんだけど役所用語は肝心なことを包み隠すのが得意であって、あの政党の機関紙にもちゃんと項目に挙げられている位だからやはりそちらの方向で進んでいることは疑いなさそうで...。

確かに以前から資料の中には「人口千人当たりの職員数の推移と他政令指定都市平均との比較」との図表が盛り込まれていて、政令市平均を下回る一般管理部門の職員数に対して特出しで槍玉に上げられる「清掃」部門。本市は直営を選択してきたから当時は新人として雇った彼らも今や五十代、年功序列の給与体系に退職金が重くのしかかる。

立派な体躯にヤンチャな連中も少なくないけど否が応でも日課をこなす。以前、私もゴリ押しで現場体験をさせてもらったんだけどほんとにキツい。古今東西、いつの時代も搾取されるのは労働階級であって本市でも事務職よりも下に見られがちな技能職だが、事務職とて果たしてあれに勝る仕事の成果を残しているか。責むるべきは当時の判断であって彼らに責任を押し付けて全て民間に委ねて済む話ではないと思うけど。

清掃と水道こそ市の最重要業務の一つにて急所を握られるようなもんだからそのへんは慎重というか半ば直営は維持すべきではないかと。ごみは生活必需品にてすべからくどこの家庭からも排出されるもの。医療や介護などリスクを伴うものは保険が妥当だと思うけれども清掃のように全世帯が恩恵を享受するものは税の充当こそ妥当であって有料化することで減量化を狙うとかそんな意図だと思うんだけど従量制の課金は制度が複雑化する上に本来は税で補うべき財源が転嫁される事実上の増税のようなもんだから厳に慎むべきと思うけど。

ちなみに資料の巻末には身近な施策における財政負担に関する記述があって、「保育園の運営に要する経費」は園児1人あたり年間154万円でうち保護者負担は38万円、介護保険サービスに要する経費は対象1人あたり161万円うち保険料での負担は36万円。

に対して、「ごみ・資源物の収集処理に要する経費」は1世帯あたり年間1万8千円だそうで。

(平成28年2月13日/2236回)

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2016年2月 7日 (日)

理想郷

「好かれる人にならなきゃダメだぞ」と、その意図するところはもっと深そうな気がしないでもないが、そうおらがセンセイに教わっている。趣味も嗜好も十人十色にて万人から好かれるのはムリにせよ御年配者、なかんずく何人かの経営者の方から懇意にしていただいていて。

既に喜寿過ぎた今も現役にて精力的に動き回られたんでは後が育たぬ、息子にでも譲って隠居生活でもどうかなどと親子「以上」に齢が離れた御仁にズケズケ物申すのだが、相手とて歴戦の猛者にてどこ吹く風と受け流す。それにしても昔の人ってほんと働きもんだよナ。

大企業の雇われ社長以上に創業家、中でも創業者は独特の魅力に運を兼ね備えていることが少なくなく、田舎から徒手空拳にて上京して今の立場を築き上げたその人生から学べることは少なくない。そんなおひとりから自叙伝か人生の回想録らしき一冊の本が届いた。

さて、定例会を目前に上程予定の議案及び次年度予算について説明を受けた。各会派の正副団長は副市長室で行わるのが慣例なんだけど庁舎建替え計画に伴い、現在は仮移転中。あくまでも暫定というか「仮」だからそれでいいのかもしれんけど兎に角壁が薄くて隣の部屋の声が聞こえてくる。あれじゃ仕事に集中できん、曲がりなりにも副市長だよ、副市長。が、一方でその上司である大将の部屋は絢爛豪華だとか。

それとてあくまでも巷の噂を耳にしたに過ぎんのだけど、「見て行きますか?」との副市長の打診に心揺れるもそんなの見たらまたすぐに「あれは無駄遣いだ」なんて吹聴して回るからナ。そのへん咎めるつもりはないんだけど、何故にその格差が生じたのか。

「常識的に」本人の指示などあるはずもないから担当の点数稼ぎであって、そちらを豪華にした分だけ予算上の都合により部屋の壁が薄くなったのではないかというのが勝手な推測なんだけど、それにしても噂ってのはコワい。「部屋が立派だった」とか「彼に会った」程度の自慢話のつもりがその手の類は尾ひれが付くからナ。いや、待てよ、絢爛豪華は本人の趣味だったりして...。いや、あくまでも噂だよ噂。

そう、噂といえば「国立大の授業料が私学並みになるらしい」と妻から聞かされて「それでは国立の意味が無いじゃないか」と返答した。調べてみればどこぞの政党機関紙にそんな記述があるらしく、まぁでっちあげが得意だからな。そもそも共産主義の限界は過去の歴史が証明しているんだけど、さりとてそのユートピアに熱狂する理由も分からんでもなく。

世界でも稀な勤勉性と和を重んじる道徳観が根付くこの国こそマル共に向いていそうな気がせんでもないけど、その根底には他に依存せずとも自らのことは自らとの自助の精神が伴わねば全く以て意味を為さぬ。平等分配は損得を伴うものにてその壁を克服するのは損する人の善意。今の世の中は理不尽にてもっと富裕層から搾取しましょう、放っておいても誰かが稼いでくれるだろうでは単なるタカりの世界。理想郷はあくまでも理想郷であって現実社会は「ままごと」じゃない。そこを言わずして結果の平等分配だけ唱えるのでは...惜しい。

何だかんだ言っても相手の言い分ってのは気になるもので。あくまでも私の勝手な解釈だけど。

(平成28年2月7日/2235回)

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2016年2月 3日 (水)

乙女日記

リケジョの青春を描いたヲボコ本なるものが巷で話題を呼んでいるとか。乙女の青春日記も気になるけれども「たまには」教養が磨かれるような一冊でも....と。元来、本好きな性分にてこの数週間は仕事の合間とか移動途中に本をむさぼり読んでいる。

米大統領選も党候補指名争いが本格化、そこには国益が絡むんだろうけど他国間の紛争にも介入、世界の秩序を維持する為に警察官としての役割を期待された米国が今後においてその役割を維持すべきか否か。そんな葛藤は日本も同じ、国内にこれだけ借金を重ねる中で返済義務を有する円借款ならぬ無償資金協力のODAなどと悠長なこと続けている場合かとの厳しい声も...。「G0時代のアメリカ選択」と副題の付いた「スーパーパワー」(イアン・ブレマー著)を読んだ。

一方、なかばどうでもいい話なんだけど末尾の電子書籍が待望の55号を迎えるとかであの人物とのコラボが出来ぬかと編集長から打診があって、その際に手渡された一冊が「『子供を殺して下さい』という親たち」(押山剛著)。殺人鬼の懺悔というよりも売名目的で記した本の類などはどうにも好かんのだけれども編集長のお薦めとあっては...「まぁ読んでみな」と。

暴れ出せば手に負えず110番通報にて警察に、羽交い絞めで病院に連行されて精神安定剤を注射されると大人しくなるんだけど目がうつろ状態にて廃人が如く悲惨な姿になり果てた本人を前に呆然と立ち尽くす親。本人の意に反して身柄を拘束された上に無理やり薬を投与されるなどとは一部の人に言わせれば重大な人権侵害となるんだろうけど、ならば放っておけば...親としても苦渋の決断。

「変人」に向けられる周囲の冷たい視線と冷笑を浴びつつ、他人様に危害だけは加えぬように外出時も気が気ではない両親の苦悶の日々を吐露いただいた。「そんなことも知っておいて欲しくてね」と呼ばれたものの、だからといって何かせがむ訳でもなくその運命を甘受されていて。当人の家は閑静な住宅街の一角にあってどう見てもそんな風には見えないんだけど、平穏な家庭にも人に言えぬ悩みがあるんだナと思い知らされたのは新人の頃の話。

「病気(精神疾患)として治療すべき」か「犯罪として立件(更生)させるべき」か、医療と司法の狭間で判断を迫られる家族の苦悩。福祉制度の利用は出来るものの制度自体が症状の改善や根本的な治療には至らない、社会的に迷惑をかける位ならばいっそ...と。

親の愛情不足が子供の非行に繋がることもあるけれども愛情過多とて逆に甘えが助長され過ぎて複雑な精神構造になることもあるらしく。精神分析は医療の範疇なれど精神疾患と判定されれば犯罪を犯しても情状酌量の余地が生まれるだけにそこに縋りたい親の心境は分からなくもないけど、溺愛のあまり著しく社会的な罪の意識が薄すぎる保護者も少なくない一方で血縁を切りたいとその責任を放棄する親も...。

繊細な面を併せ持つ分野だが、幾つかの事例と著者なりの分析と処方箋が記されていて実態を知るに価値ある一冊ではないかと。

(平成28年2月3日/2234回)

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