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2015年12月

2015年12月30日 (水)

わらしべ長者

〆切前夜に押しかけた編集者の催促に重い腰を上げて徹夜で一気に仕上げた。でも、案外それがいい作品だったりも...。世話役の御婦人から催促があって、即興で作った手抜きを詫びたんだけど隣にいた御主人が文筆家を例に猶予があればいいってもんではないんだよと。恒例の新春俳句大会の投句を終えた。

さて、暮れの挨拶回り。国会のセンセイともなれば運転手付きの街宣車でのローラー作戦。家の中でも十分に聞こえるから宣伝効果は抜群で賢い選択なんだけどやはり歩いてなんぼの世界。「まぁどうぞ」と招かれるままに縁側で昔話を聞きながら談笑する様はほのぼのしていてどこか懐かしい気分にさせられる。「老夫婦日向ぼこして年用意」と一句。

帰り際にいただいた大根を見た隣の御宅では白菜、その隣ではキャベツにかぼちゃと野菜が野菜を呼んで...。そりゃ地元農家が丹精込めて作った自慢の野菜だけに全て残さず食べねばバチが当たりそうだけどこちとらそんな大家族じゃない上に兎にも角にもその量が...。

折角の申し出を無碍に断るのも相手に失礼だけに両脇に抱えて歩いていれば野菜泥棒のヘンなおじさんみたいで目立つ。まぁそれが地元人気のバロメーターなんだけど...。途中、路上の人にあげたりもしちゃうんだけどこれが好評にてほんと喜んで下さるんだ。まさにわらしべ長者が如く1本の大根が何に化けるかって?そりゃ聞かずとも...。

既に他界された御主人が生前に植えたみかんが豊作だそうで。そちらの思い出話を聞きながら御土産にいただいた。天国で元気にしてるかな?実は挨拶回りの際にみかんを貰う機会が少なくないんだけど野菜と違ってそれぞれに特徴があって大きさも不揃いならば内皮の厚さも様々でそちらをいただくのが愉しみの一つ。

こだわりの品といえばカレンダー。やはりそれぞれにこだわりがあるらしく当方の事務所にも随分といただくんだけど、これも来客が喜んで持ち帰って下さるもんだから事務所の分が...ない。デザインよりも機能性、「大安」とか「友引」とか六曜が記されていて空欄に予定が記入可能なシンプルなものが使い勝手がいい。ということで地元の定食屋で見かけたW工務店のカレンダー。挨拶がてら「そうそう、これを貰いに来たようなもんで...」とは余計なひと言だったか、「来年から届けるよ」とK兄。

信心深いもんだから神様の御加護とばかりに正月飾りの日にちを探すんだけど。「九」は「苦」に繋がるとか大晦日の一夜飾りは縁起がどうだとか。ならば...と思った日が仏滅だとか。おいおい日にちがないぢゃないか。そんな大掃除の際に気付いたんだけど来年の元旦は「友引」。天気予報も晴れ続きで何かいいことありそうな予感。どうぞよい御年を。

(平成27年12月30日/2223回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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2015年12月27日 (日)

爆買い

国会のセンセイ同士のカップルによる育児休暇宣言が波紋を広げているとか。自ら模範を示すことで他の男性諸氏にも休暇の取得をしやすくしたかったと解釈するのが妥当なんだろうけど、まぁわざわざ宣言するほどのもんでもなさそうで...。そのへん世の喝采を浴びたいとの下心は無かったか。本心かうわべか、ってのは些細な仕草に出ちゃうもので、そのへんにしておくけど。さて...。

それは単に私の都合というよりも父親たるもの家庭よりも外の付き合いを大事にすべしとの妻の意向、否、単に作るのが億劫なだけかもしれぬが、いづれにせよ、夜の食卓の人数に私がカウントされていない。イヴこそ「いる」と伝えておいたものの翌日以降はさすがに忘年会などあるはずもなく、一人寂しく地元を徘徊していればTさんとバッタリ。

「また、油売って...」と「また」は余計だと思うのだが、相変わらず辛辣だ。かくいうTさんとて前夜に当人だけケーキを食べ損ねたとかで洋菓子店の前をうろついている訳だから似たもの同士ぢゃないか。数年前に脳梗塞を患い、日々のリハビリに励むTさん、以前とは見違えるほどに回復されて、近況を伺えば、ちょうどその日に御次男が入籍を果たして、御長男夫婦は3人目の誕生が近いとか。そんな朗報が私にも最高のX’masプレゼントとなった。

異教徒にとってのX’masなどというものは恋人同士のいちゃつく口実と消費に繋げたい企業の販売戦略に踊らされているだけではないかと僻んでもみるのだが、事実、近所の遊園地などはイルミネーションを大々的に売り出していて兎にも角にも渋滞がヒドく鬱憤も募る。バスの臨時増発便なども逆効果か。かと思えば、その脇の狭い歩道を大勢のカップルが現地に向かう姿は聖地巡礼を連想させるが、その笑顔を見るに異教徒のX’masも悪くないナと。

そんなX’mas商戦に負けじと進む爆買いに阿る如く流れる館内放送。おいおい占領下か、ここは。カネに目が眩んで日本人の心を失ってはイカン。母国語の重要性はアルフォンス・ドーデの「最後の授業」に詳しい。たまたま見かけた雑誌に気象予報士の森田正光さんが述べておられたけれども「豪雨」って気象用語にゲリラって戦争用語を結びつけるのに違和感がるとか確かそんな内容だった(はず)。

私も以前に「ネットカフェ難民」って、ネットカフェに寝泊まりする若者と本人の意に反して国を追われた難民を結び付ける言語感覚はいかがなものかと苦言を呈したことがあるんだけど、最近は「戦争」法案なんてのも言葉遣いがあまりにも稚拙過ぎやしないかと。言葉遣いといえば最近は本市なども-最「幸」のまち-などと騒いでいるものの、議場での発言は公式の会議録に残る訳で、さすがに文脈から「再考」とは間違えぬにせよ最「高」と最「幸」では判断に迷う時もあるだろうからその表現は速記泣かせでそちらへの配慮「だけ」は怠らぬよう諫めておいた。

(平成27年12月27日/2222回)

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2015年12月24日 (木)

大吟醸

雪山の遭難事故の季節、登山家の訃報を聞いた。最近は御年配者を中心に山岳愛好家が急増中だそうで、私と同い年のいつもの社長などは四十代でエベレスト登頂を人生の目標に定めて、来年から七大陸最高峰に挑戦するのだとか。おい、バカも休み休み言え。

が、確かにこの齢になると人工的な造形美よりも四季の移ろいや自然美に惹かれるもので、そんな観光名所を訪ねる機会が年々増えているような気がしないでもない。今年訪ねた軽井沢や尾瀬、沖縄の浜比嘉島も甲乙つけがたいけど、宮崎県の高千穂が良かった。えっ、いつ行ったのかって?そりゃ内緒だよ内緒。勿論、一人旅だけど天孫降臨の地とされているだけあって単なる風光明媚というだけでなく悠久の時を越えて今に残る摩訶不思議が少なくない。

高千穂神社にある立派な夫婦杉など拝めば御利益もありそうだし、高千穂渓谷では久々にボートを漕いだけど、神話の時代に力比べでぶん投げた岩があれだなんて聞けば確かに歪で人類の英知を超えた神々の悪戯と思えなくもない。天照大神がお隠れになられたとされる「天岩戸」こそ手前の神社の参拝で済ませたものの、お隠れになった際に八百万の神々が協議されたと伝えられる洞窟「天安河原」などは厳かで神秘的な雰囲気に包まれる。

で、夜は地元の小料理屋に出没したんだけど焼酎に負けじと日本酒の品ぞろえが豊富だったんだ。しかも、全て九州の酒蔵だそうで店主に薦められるままにあれこれ呑み比べ...いや、単に呑んだくれただけなんだけど、いづれも抜群に旨かった。売切れ御免の銘柄が「田中六五」ってその名前から妙に記憶に残っているんだけど「次回はそれを呑みに来るから」と勘定を終えた。それにしても安かったナ。

そうそう、挨拶回りの際に地元の酒屋で正月の酒を物色していて店主と酒談議になった。これぞイチオシの銘柄を出していただいたのだが、純米大吟醸と大吟醸があって、つい、「純米」を選んでしまいそうだけど店主曰く「大吟醸」がいいのだとか。

「純米」ってのは米と米麹(こうじ)「のみ」で作られるもの、で、「純米」でなければ製造の工程で醸造アルコールが添加されるだけに、やはり「純米」がいいとなりそうなもんだけど、「純米」は酵母の発酵が自然消滅するのに対して、途中添加するほうは人工的に止めるだけに「雑味」がなくスッキリとした呑み口に仕上がるのだとか。

醸造アルコールの添加なんていえばかつての三倍増醸造酒が思い浮かぶけど、あちらは戦後の食糧難の時代に少ない米で国内の酒需要に対応するには希釈するしかなかったとか。その名残でいまも希釈された日本酒も販売されているけど、酒税が欲しい財務省にとっては大量消費されればそれだけ税収も...。

同じ添加でも意図が全く異なる製造工程。「ふ~む、そんなにも違うものかね?」と尋ねれば「違う」ということで欲張りな性格なもんだから結局は両方いただくことになった。呑み比べとは正月早々贅沢だな、銘柄は内緒だけどやはり九州の酒蔵にて。

(平成27年12月24日/2221回)

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2015年12月21日 (月)

ゼルビア

防寒具が必要な季節の到来、シャーロック・ホームズ風のトレンチコートがお気に入りで、自宅のクローゼットの中を物色していたんだけれども、ほころびが目立つから捨てたと妻から聞かされた。「そんな格好で寒くないの?」と周囲に聞かれて「妻に捨てられた」とも言えず...。

早く買わねばいかんのだけど、兎に角買いに行く時間がない。仕事においても忙しくて出来ぬなんてのは屁理屈に過ぎず、そんな余裕はないはずなんだけど、スターウォーズ「だけ」は公開初日に見た。あの冒頭のシーン、満天の星空に字幕とジョン・ウィリアムズの音楽は最高だナ。

さて、暮れの挨拶回り。地元農家を中心に回るんだけど、選挙の御礼、いや、そりゃ御法度だから御家族の近況を伺う位なんだけど、悲喜こもごもの御話が伺えて、また、そのへんはいづれの機会にでも...。途中、腹ごしらえで鶴川街道沿いのそば処「K」に伺った。昼前だというのにほぼ満席に近い。道路向かいのセレサモス効果か。鶴川街道は町田市鶴川から本市の黒川を通って稲城市に抜ける道路なんだけどとりわけ土日の渋滞がひどい。少し前のことだけど町田市のセンセイが地元の町会長ともどもに陳情に見えられた。

いわゆる川を渡る橋が混むのと同様に縦系の幹線道路は整備されているものの横系が不足して、横系道路の世田谷町田線と鶴川街道の間にもう一本の計画道路があるんだけど実現の為には本市の協力が欠かせぬらしく局長宛に要望書を持参したんだけれども、「まずは」既存路線の道路拡幅を優先したいとの意向が示されて私の面子が...。が、あれを見るに拡幅だけじゃ足りん、もう一本をどうやって捻じ込もうか。

そうそう、以前、都内の鮨屋で大将から区役所の建替え計画が進むも税金を「一銭も投入せず」に新庁舎が完成すると聞いたことが脳裏に残っていて。近年は都内でも上層階にマンションとか立地優位性を生かした庁舎整備が進むが、果たして「一銭」も公費を投入せずに出来るもんかと。んな上手い話などあるはずもなく、不都合な面はないか、何でもアリでいいものか等々、疑問は尽きぬ。

本市は横浜市同様に既に自前での方向性が示されているんだけど。新庁舎といえば評判がいい隣接の東京都町田市。期数はほぼ同期位(のはず)だけど年齢は向こうが若干上。にもかかわらず、態度だけはこちらがデカいのだからほんと迷惑なヤツなんだけど、そんなFセンセイが視察の段取りを整えて下さって、当日も丁重に迎えていただいた。向こうは新旧の交代が進み、実際は最大会派のニューリーダーとして御活躍だとか。

気遣い無用とお伝えしておいたんだけれども案内された議長応接室の机上には本市と町田市の旗が並んで立てられ何とも憎い演出も、そこに「やらされている感」はなく、同席した職員との会話に両者の関係が見て取れた。

そうそう、町田といえば混戦で最後までもつれたらしいけど土俵際ふんばってFC町田ゼルビアがJ2への昇格を果たしたそうで。Fセンセイもいい年を迎えられそうではないかと。

(平成27年12月21日/2220回)

 

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2015年12月18日 (金)

たまプラ

育ちがいいせいか油仕事とは無縁の人生。大事な愛車のタイヤがパンクして地元のY自動車に助けを乞うたのだが、繁忙期なだけにやり方を教えるからまずは自分でと。言われた通りに...治った。やっぱり他人様の恨みを買ってんのかなと胸に手を当てて振り返ってみるんだけど...。

さて、以前聞いた話。幼稚園で園児たちと接していると寵愛をねだる子、他が可愛がられているのを妬む子らは家庭での愛情が薄いことが少なくなく、逆に3歳までに愛情を注がれて育つと他人様に譲ることを覚えるのだとベテランの先生から教わったことがあった。

三つ子の魂百までとはよく言ったもので、自らの功績が如く吹聴するセンセイの行動はちやほやされたい園児の心理と同じかも...。ベテランの先生と質問が重複することを承知でその項目を通告に含めたのは親の愛情不足が原因か。いや、んなことはないナ。忘年会シーズンも深夜まで机に向かい、市議団が発行する広報の原稿に没頭していてようやく目処が付いた。

で、後回しにされた自らの質問原稿。事前に行政側に趣旨だけ伝えておくんだけれども勝手に原稿(案)が届く。役所とてセンセイの下心は見透かしているから地道にコツコツやっている「私心の薄い」人物には抜け道を教えてくれるんだ。こんな内容を聞いていただければ色よい返事が可能ですって。が、その心遣いだけで十分。上の指示で余計な方向に飛び火せぬよう固めてこいって渡されるんだろうけどいつの間にか向こうの術中に嵌って...用心せねば。

そうそう、今年度は十数年ぶりに国の交通政策審議会の答申が公表される見込みなんだけど、肝心の横浜市営地下鉄3号線の延伸については国交省のヒアリングでも推進に向けた本市の協力姿勢を国に伝えたというのだから実現濃厚。ということで早かれ遅かれ(いや「遅かれ」はないナ)、実現するんだろうからそのへんは他に任せて次なる懸案にでも...。

最近うちの事務所に立ち寄って下さった支援者の方が新百合ヶ丘駅南口のバスロータリーについて御不満があるらしく...。時計の針で12時が出入口とすれば1~2時が空港行の長距離路線、3~9時は主に近距離の路線バスにて10~11時方向はタクシーや一般車両に繋がるんだけど、空港便の乗降客を見れば圧倒的にタクシー又は自家用の送迎が多いとか。

つまりはぐるっと回って対岸に行くルートなんだけど歩行幅が狭く、旅行帰りのキャリーバックと路線バスの長蛇の列と交錯するから不便でならぬ。段差や照明の暗さなど何せ当時からほとんど見直されていないからナ。さりとて、いじればやれ改札から遠くなったとか不満の声も聞こえてきそうだけど10~11時の待合は廃止路線で現在は回送車両の待機場所として利用されているらしくならばいっそ...。

ということも含めて新百合ヶ丘駅ペデストリアンデッキ下のバスロータリーの再整備とソフト面の改善を求めたんだけれども...。沿線開発には定評のある東急、田園都市線たまプラーザ駅前のロータリーが使い勝手がいいとかで、仕事帰りにそちらに伺ったんだけど...なるほどナ。

(平成27年12月18日/2219回)

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2015年12月15日 (火)

カミオカンデ

こう見えて理系男子。難解な数式は苦手では無かったんだけれども実験が憂鬱にて紙と鉛筆の事足りる数学を選んだけど物理を専攻していれば...。

そうそう、沖縄行きの飛行機の機内誌である記事に目が向いた。アインシュタインといえば相対性理論。その発見の過程で数学に関しては初歩的な知識で十分と甘く見ていた同氏が稀代の数学者ダフィット・ヒルベルトに追い詰められて、焦った同氏が必要な数学の知識を必死に会得しようとしたエピソードが紹介されていて、そんな二人がほぼ同時に発見したもののヒルベルトがアインシュタインに道を譲った、確かそんな話だったかと。

今年のノーベル賞を授賞された日本人の梶田隆章さんの業績の肝はニュートリノ量子に質量があることを実証したこと。ニュートリノとは何ぞやとかスーパーカミオカンデがどうだとか詳しいことは読んだ知識程度しかないんだけれども同じ0.1でも1.0と1.1の差異よりも0と0.1では意味合いがまるで違う。「ない」とされていたものが「あった」ってんだからスゴい発見。

困難にもめげずに大きな壁を克服しようとする研究への飽くなき執念が道を拓く。ローマ法王庁に反して「それでも地球は回る」と地動説を唱えたガリレオに始まり、-どんな事態に直面しても「それにもかかわらず(Dennoch)」と言い切る自信のある人物だけが政治への「天職」を持つ-とはマックス・ウェーバーの「職業としての政治」の一節。

いかにすれば出来るか、ラグビー元日本代表監督のエディー・ジョーンズ氏も「”Can't do”(・・・できない)のカルチャーを”Can do”(・・・できる)に変えていかなければなりません」と喝破したように出来ない理由を言わせれば名人級の人物が昇進を果たす、そんな御役人相手に今回の代表質問では中学校給食などは会計を別立てにしてはどうかと迫っているんだけど対する答弁は一般会計の項目に中学校事業費として費用が計上されているから云々などとそっけないというか素っ頓狂な内容。

そりゃ私の担当じゃなかったから見て見ぬフリをしていたんだけど「上からの」指示があってその後の常任委員会で挙手をすることになった(いつも消極的だナ)。そもそもの制度的に出来「る」のか出来「ぬ」のか。(制度的に)出来ぬのと出来るも「やらぬ」のでは大違い。ましてや今回多額の事業費を承認すれば向こう十数年間は数十億円が相手側に支払われるものの、その後のチェックは杜撰になりやすい。

指定管理者制度とて概ね5年を目途に外部有識者を交えた中で検証されて事業の継続判断と新たな事業者に参入の機会が与えられる。施設の維持管理と違って中学校給食ともなればその独自性から参入障壁は高く、相手は限定されるだけに費用は割高になりやすい。その妥当性を検証しようにも百戦錬磨の競争を生き抜く民間相手にとっては赤子の手を捻るようなもの。

やっつけ仕事で財務諸表を提出させてハイ終わりでは税金泥棒などと言われかねない。くれぐれも議決後にお役御免にならぬよう。

(平成27年12月15日/2218回)

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2015年12月13日 (日)

酢豚

ゲゲゲの鬼太郎で有名な漫画家の水木しげるさんの追悼番組が多いと聞いた。畏怖の念が無ければ傲慢で横暴な人物になっちゃうからコワいものって大事。それは運とか天の啓示なんてので片付けられることもありそうだけど妖怪が居てワルさをすると「おばけが出るぞ~」も悪くない。

境港の鬼太郎ミュージアムこと水木しげる記念館を視察したのは数年前。その作品もいいけれどもそれ以上に同氏の人生というか生き様、人生観が何とも良かった。「ゲゲゲの女房」や著書「のんのんばあとオレ」に詳しいけど過去のエピソードの数々は示唆に富んでいる。

生涯の伴侶を得る際にも水木しげるさんの食べっぷりを見た相手の父親が彼はいいヤツだと。それが決定打だったというのだから見抜いた相手の父親の慧眼には恐れ入るばかりだが、やっぱり食いっぷりってのは大事、そもそもに生きるってことは食って寝ることなんだよナ、って勝手なこじつけだけど...。

そうそう、私のようなものにも毛筆で宛名が記された案内状が届いたんだけど立党60年記念式典。サプライズゲストはあのポースで有名な..。が、私は休日居残り仕事にて対面かなわず、さすがに「生」もカッコ良かったとか。そんな同氏の好物の一つに「酢豚」があるそうなんだけど、「酢豚」に関しては実は私も...。道理で親近感がわくというか似ているような...バカか。

大通りに面して目立つ暖簾の割には客はまばら。そんな店が以前から気になっていて最近初めて仕事帰りに立ち寄ったんだ。向こうは気付いたか知らんけど、こちらは自己宣伝などせぬよ、孤独のグルメだからね。そんな店にありがちな商売っ気の薄い老夫婦が営んでおられて、メニューの中で「酢豚」だけが割高で妙に目立っていたから店の看板に違いないと注文したんだけどこれが抜群に旨かった。店の名前?内緒だよ内緒。さて...。

議会日程は常任委員会における議案の審査を終えて一般質問に。通告した途端に押し寄せる役所の波。早く質問をよこせとばかりに執拗に追い回されるんだけどそんな用意周到なはずもなく。「必要なら呼ぶから」とそっけなく伝えて席に戻れば、数分もせぬうちに次の呼び出しが...。「私ども(の局)への質問は?」-「知らん」とぶっきらぼうに返事をした。で、屋外に逃亡しようとした矢先に庁舎一階でNさんとすれ違う。

「もう帰るんですか?」-「おい、バカ言っちゃイカン」。でも、そんな冗談を言える間柄でなければホンネの話は出来んよナ。勤務年数の割には決して立派な肩書はないんだけどいつも局内の調整役に徹していて同僚の信頼も厚く局内では抜群の調整力を見せる。こちらの言い分を咀嚼した上で各方面に根回しして「OK」の結論だけ届けていただくことが少なくない。しかもその手柄をちゃんと然るべき人に渡しちゃうんだから大したもの。

こういう貴重な人材が在野に埋もれていては市の損失と二階級特進で推挙しようにも当人に出世欲は無さそうであるし、ならば銀座の鮨屋でメシでも御馳走しようにも間柄が間柄だけに...そんな気ないナ。結果、「不本意ながら」放っておくしかないんだけれどもそんな職員が報われるように自らの職務を果たさねば...と思う今日この頃。

さて、ぼちぼち原稿でもやるか。

(平成27年12月13日/2217回)

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2015年12月 9日 (水)

17回目

17年連続17回目の完走を遂げた。そう、フルマラソン。どうせ女性ランナーの後ろ姿を追っかけて...なんて世の男性諸君の妄想とは裏腹にそんな余裕など露ほどもなく、黙々と走り続ける5時間、いや6時間。何で今年「も」申し込んじゃったんだろう、もっと走り込んでおけばと後悔の念ばかり。

前夜の誘いもそれを口実に拒もうとすれば「どうせ慣れっこでしょ?」と相手。確かにそれが理由で途中棄権するようなことがあれば元々完走なんか出来っこない(に違いない)、「そうだナ」と駅前のワイン酒場にて酒場談議に花が咲いた。スペインバル風のシャレた店は結構な混雑で人気の様子。

参加者3万人は東京マラソンに匹敵する規模。1万2千人が県外で1万8千人が県内在住者。当時は県外からの観光客を狙った目論見も近年のブームにより県内在住者が走れんじゃないかと募る鬱憤に主催者の悩みがあるのだとか。縁あって現地ではN林中金の方々と御一緒させていただくんだけど今年の「しんゆり組」は4名。以前はもっと多かったんだけど、最近は年明けの石垣島(マラソン)が人気らしく...。

ゼッケンの前にはアルファベットが記されていて、私は「H」なんだけど他3名は「B」。「A」が招待選手を含む最上位、「B」は数百番から1千番台だけど、「H」ともなれば1万8千番台。昔は5千番台だったんだけど、来年は「J」かも(泣)。何事も見てくれから入る性格だけに格好だけはサブフォー(=4時間を切る走るランナーに与えられる称号)なんだけど私以外の「B」組はいづれも3時間台でのゴール。

ゴール後は有名店のステーキをペロリ平らげ笑顔で私のゴールを迎えてくれる。私とて完走後に平らげる食欲は十分にあるんだけど、いかんせん足が動かず...。それだけ体力を消耗するんだろうナ。N林中金の応援組が用意して下さった「おにぎり」が最高に旨かった。

NAHAマラソンはコースのアップダウンが半端じゃないから自己新記録なんか出やしない、仮に平坦であれば50キロに相当するんじゃないか。「太陽と海とジョガーの祭典」がキャッチフレーズなんだけど、全国的には関東地方以外は大荒れの天気。北海道と東北地方が大雪ならば沖縄地方とて風雨に...気温「だけ」は25℃だよ。そこまでの悪天候であればいっそ夕方の便が欠航してくれれば延泊にて翌日の本会議欠席も理由が立つ?だけに沖縄観光でも...。

出走前に地元のYさんに訊いた。「夕刻の飛行機は飛ぶかな」-「飛ぶよ」。ガ~ン。

平日は仕事が目一杯、翌土曜は雑務と来客をこなして午後便で現地に向かい、翌日曜は朝から走ってその夕刻の便で戻る、それじゃ何の為に沖縄に来たのか分からんから前日は早目に到着して午後は観光にでも....。

毎年のことながら前日の羽田-那覇間はいづれも満席。ならばと熊本経由の乗継便を予約したんだけど当日は羽田の出発が遅れて乗継に間に合わぬとの返事に「何とかならぬか」と頼み込めば、到着は遅れるものの福岡経由であればと変更いただいた。折角の観光は台無しだったけど...。

往路のみならず復路も乗継便ともなれば出発時刻は当然早い、完走したそのままにN林中金の応援組に御礼を申し上げて空港行のモノレールに。疲れ果てた姿で到着した羽田空港では新百合ヶ丘駅行の直行リムジンバスに間に合った。リムジンバスじゃなかったら...。

(平成27年12月9日/2216回)

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2015年12月 5日 (土)

数割増

二十年を一つの節目に体育指導員から障害者スポーツの普及に転向されたYさんの誘いでグランドゴルフを御一緒させていただいて汗を流した。かと思えば、最近参加したボウリング大会にはダウン症の子供と一緒の親子の姿、その種目が大好きなんだそうだけど、言うだけ器用なもんだよ、ストライクの際の笑顔が最高に良かった。

さて、久々に指南役からメールが届いた。指南役なんていっても市のOBなんだけどその分野に詳しく、当時から執拗に追い回していたもんだから退職後も何かとこちらを気にかけていただいていて...。出生前診断後に宣告を受ける親の苦悩はいかばかりか、某県における障害児出産に関する発言が現職時代の経験に重なったらしく...。ということでそちらに関する記事は一通り読ませていただいた。

週明けの代表質問の原稿作成を終えた。各自が分担した原稿を団会議で読み合わせた上で執行部が手直しをするのは毎度のことなんだけど、今回は積み上げられた現行の枚数が通常の数割増で...。その意欲は分からんでもないけど、原稿が厚けりゃいいってもんじゃない。そんなに数字を羅列してこちらが解説すれば役所側の答える部分が無くなっちゃうじゃないかと。

あとは執行部にてと一任を取り付けるんだけど他人の原稿訂正は一から作る質問以上にしんどい、相手の意向を参酌しつつやるから骨が折れる。で、終えれば終えたで「私の質問が骨抜きになっているじゃないか」と後輩に詰問されて言葉に詰まった。それでもかなり辛辣な言い回しで決して甘くはないと思うんだけど...。元の文章なんか公には見せられんよ。

斯く言う私だって当時は団長のNセンセイの目の前に座らされて赤ペンでの訂正。それがこちらを参酌しているっていうよりも当人が一から原稿を作られるもんだから木端微塵にて跡形も...。センセイは既に他界されたけどあの時は随分と教わったナと十年後に気付かされる親心。

それにしても今回は「新たな総合計画」以外に「今後の財政運営の基本的な考え方」「行財政改革に関する計画」「区役所改革の基本方針」と目白押しな上に個々の計画もあってごちゃまぜ状態で重複も少なくない。百花繚乱、美辞麗句が躍り花満開のバラ色な展望が描かれているんだけど、んな楽観的でいいものかと。「悲観的に計画し、楽観的に実行する」って経営者の言葉にあったナ。

そうそう、今回の質問に対する答弁も結構な分量があって手抜きの有無を中心に一応「全て」に目を通すんだけど気付いた項目には鉛筆にてコメントを記す。こりゃさすがに許せんなという一つに福利厚生事業における補助金支出に関する答弁があって。行財政改革の中でその負担割合の見直しが進み、計画期間内における目標値が示されている。

市職員と教職員の負担割合に差異があるもんだからその理由を尋ねたんだけど、市職員が加入する互助会と教職員の互助会は違うから負担割合も違うんだなんて答弁が返ってきた。モノが違うから許されるというものではない、そりゃ詭弁ってもんだと噛みついておいたけど...。

(平成27年12月5日/2215回)

 

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2015年12月 3日 (木)

手土産

息子の授業参観をすっぽかして「票の為に」ゴルフに出かけた話は以前の通りだけど、実はもう一つ大事なことを忘れていた。何かって?結婚記念日。まぁそんな「些細な」事柄が離婚騒動になるようなもんでもないけど...。

バッチを外せばただの人、が、選挙に落ちればただの人以下だそうで、その醜態に世間からは嘲笑を浴びつつも過去の一宿一飯の恩は忘れずにいたいもの。こちらの御仁は無名の泡沫候補を当選させての引退、悠々自適の御身分のはずだけど今も忘れぬ過去の恩義に昔の支援者宅を本人自ら回られたとか、それも「手土産」付で。その手土産ってのが...。

「どういう風の吹き回しだ、随分と気が利くじゃないか」などと本人を目の前には絶対に言わぬ陰口を叩かれたりもするんだけどその手土産の評判が上々。かくいう私なんかもいただいたんだけど、ちょっとした手土産にいいかもしれぬ。そう、ボジョレー・ヌーボー。贈り物にワインって中々いいセンスではないかと。ネット検索で価格を調べるような野暮な行為は論外だけどラベルに何やら英語、いやフランス語が記されていれば意味は分かりゃせんものの「何となく」高級感が...。

高けりゃいいってもんじゃない。いまや1万円以下の手頃な価格帯のワインでも十分に愉しめる。私が二期目の当選の際にいただいた「コノスル」ってワインはラベルに自転車の絵が特徴のチリ産ワインなんだけど手頃な価格が魅力。今じゃポピュラーだけど当時はまだそれほどじゃなかったからナ。コンチャ・イ・トロってメーカーの商品でその後、同メーカーの上級品をいただく機会があったんだけどやっぱりコノスルなんだよナ。思い出のワインといえばスペインのリオハのワインってのもいい。

ぶどうの品種によっては寝かせたほうがいいものもあるけれど、んなどこぞの銘柄の何年物なんてどうせ分かりゃしないんだから。ちなみにボジョレーはガメイって品種なんだけどその年に収穫されたぶどうで作る一本は純粋な直球勝負でがむしゃらに挑み続ける若者を連想させる。ワイン仲間の若手指揮者の中島章博さんから年末のコンサートの御案内をいただいた。カリンニコフってロシア作曲家の交響曲第一番が含まれる。早世されたもののその曲に才能の片鱗が窺い知れるんだとか。

少し前にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のミューザ公演を聴いた。海外の一流オケの構成員は半数以上が男性で占められることが少なくないけど、日本はその逆。その違いは楽団員の収入によるものではないかなどと勝手に推測しているんだけど、やはりそれでメシが食えぬ職業ではダメ、目に見えぬものにこそ金銭をかけねば...。ミューザの帰りにワインバーでもと探してみるも隠れ家的な店ってないもんだよナ。えっ似合わない?そうか。

そんな川崎駅地下街の名称は「アゼリア」って言うんだけれども運営は市の出資法人、一等地のテナント貸しだから天下りというか再就職には「おいしい」三セクであって、まぁそのへんはいづれの機会にするとして。リニューアルされたアゼリアのメイン広場にワインショップがオープン。その店の名前がいいんだよナ。店員さんお薦めの白のヌーボー(新物)を数本購入。今年収穫されたぶどうの紅白ワインで何かいいことありそうだ。

(平成27年12月3日/2214回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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