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2015年7月

2015年7月30日 (木)

無電柱

最近読んだ一冊に電柱の地中化を取り上げた「無電柱革命」って本があるんだけど、著者は小池百合子氏と松原隆一郎氏の共著。巻末のあとがきに日本の二大疾病として「とりあえず症候群」と「しかたがない症候群」の話が登場する。今回も市民の代表者たるセンセイに「とりあえず」報告したとのアリバイ作りか、新総合計画の全員説明会を終えた。翌日の朝刊紙面に関心度が窺えるというもんだが、関連記事は...ほとんど無かった。

ということで、改めてその論点を整理してみると...。個々の施策についてはいづれも既存の施策の前進を目指すものだけに大きな異論は無いんだけど、いかんせんその財源の裏付けが曖昧なものをむやみやたらに進められたのでは将来世代にツケを残すことになりかねない。ということで最大の焦点はズバリ「財源」。

ましてや市債償還の為の定期積立となる減債基金から借入れを見込んでの施策推進に、ならば借入れせずに歳出の削減で対応すべきではないかとの声は当然。平成30年度迄はそちらからの借入れが見込まれているんだけど、その総額は538億円(過年度分含む)。ちなみに本年度は54億円だけど、来年度は124億円にて...。「あくまでも借りているだけでいづれは返すんだから...」との言い分に「ならば返済見込みを示すべきではないのか」と議会側。年度内には示すとの回答は事実上の「ゼロ回答」だと。

そんなせめぎ合いに決して良好な関係とは言い難い微妙な状況が続いていて...。自治体の成熟度は首長以上に監督役のセンセイ方の資質が左右すると信じて疑わないから遠慮なく物申すけど。時の権力を敵に回すってのは並大抵のことではないからほんとはこんな余計なこと言わないでじっと寝ているほうが得策なんだけど、それでは支持者に顔向けできんから将来に禍根を残さぬ為にも言わねばならぬことだけは言わせてもらう。なんてカッコいいこと言っても所詮はわが会派の質疑文章から盗用しているだけで...。

そう、昨年度の決算概況が総務委員会にて報告されたんだけど、実質収支、これは最終的な損益を意味する財政用語なんだけど1億8千万円の黒字を確保したとあった。が、減債基金からの借入れは27億円だそうで。そのへんも将来負担になるんだけど、財政を健全化するってのは何かしらの事業を削るってことだから不評なんだよナ。

そんなことから禁断の果実として職員「数」の削減が編み出されたんだけど、別に解雇に大ナタを振るう訳でもなく新卒採用の抑制により財源を生み出すだけだから...。ちなみに現職で捻出しようとすれば約1万2千人だから1人あたり年間24万円、つまりは月額2万円の給与カット。んなことを言おうものなら袋叩きにあうんだろうけど、でもそこまで言わねば事の重大さが伝わらない。

そうそう、「財源」のみならず具体的な施策についても今回の質問に含めておいたんだけど、答弁をよく読めば中にはこちらの意向を汲んだ回答も示されていて...。「とりあえず」でもやった意味はあったんじゃないかな。

(平成27年7月30日/2161回)

電子書籍「一日一話」

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2015年7月28日 (火)

茶豆

限界集落といわれた過疎の村を救ったスーパー公務員を描いた「ローマ法王に米を食べさせた男」がドラマ化されて、まずまずの視聴率だったとか。環太平洋経済連携協定(TPP)の日米交渉が大詰め。米国産コメの輸入枠を巡り、トン数以上に焦点とされる政府の買取保証。

無関税の枠を拡大しても保証さえ外せれば実際の輸入量は限定的と目論む政府だが、諸外国に比べて日本のコメが旨いという概念は既に過去のもの。カリフォルニア産コシヒカリなどは市販品に比べて遜色ないレベルに達しているとか。酒造りなどもかつて一世を風靡したブランド以上に近年はブランドに依存しなかった酒蔵の活躍が目覚ましい。ここ数日も株価下落が続いたどこぞの株式市場に見るまでもなく、下手な介入はいづれ大やけどに繋がりかねない危険性も...。

さて、私の郷里の新潟県で枝豆といえばおよそ茶豆。これがほんとコクがあって旨いんだ。ビールのつまみに最高。で、市内の新城小学校の児童生徒たちが学校で作った枝豆を市長に届けたとの記事があって、なんともほのぼのとしたニュースだなと。種まきから収穫までの体験は生命の大切さを実感出来る貴重な機会。市内の名産品は数あれど、おらが黒川のトマトと並んでこの新城の枝豆ってのも名物で...。

そんな市内名産の野菜の一つに万福寺人参ってのがあって、栄養価が高く、何よりも甘い、というか専門用語でいえば糖度が高い。が、何よりも市販の人参に比べて背丈が長いのが特徴。ってことは収穫の際にそれだけ深く掘らなきゃいけないってことだから手間がかかる。そんなことから生産者は減少の一途を辿り、現在は区内のIさんのみとか。で、そんな古民家にて自家製トマトをほおばりながら貴重な御話を伺わせていただいたんだ。

都市部は小規模農家が圧倒的に多い。品種改良や技術革新とは申せども単位収量はそれほど差異がある訳ではないから耕作面積がそのまま農家の収入を左右する。さすがに何ヘクタールも所有している地方の大規模農家と違って、どれだけ工夫を凝らして丹精込めて作物を育てても自ずから規模の限界があって...。マンション等の不動産収入でもあればまだしもそれだけの農地から一年間で生産される農作物の売上だけでは家計は苦しい。

理想としては「専業」農家を営みたいとの希望はありながらも背に腹は代えられず他の職種を選択せざるを得ないのが実情であって、後継者や担い手不足が深刻などと喧伝されるが、事の根幹はそれが職業として成り立たないこと。一方で都会には趣味として土と向き合いたい富裕層は少なくないから自ら生産した野菜を売るよりも彼ら相手に農地を貸したほうが収益に繋がるとあって...。でも、それはやっぱり第一次産業じゃないよナ。

さて、JAが開設した大型農産物直売所セレサモスが大変好評。今秋には隣の区に2号店の出店が計画されていて、JAの積極姿勢が目立つものの、懸念されるのは肝心の市内産野菜の集荷状況。これから始まる中学校給食とて地産地消は言わずもがなだが、日々それだけの必要量を市内農家で賄いきれるかというと...。ということで都市農業の未知なる可能性に期待しつつ、活路を模索していて...。都市農業の命運を握るのはやはりわれらがJAではないかと。

(平成27年7月28日/2160回)

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2015年7月26日 (日)

久米仙

待望の盆踊りシーズン到来。決してこちらから頼んだ訳ではないんだけど、「必ず回れ」と言わんばかりに代議士の事務所から予定表が送られて来た。それこそが仕事とばかりに全ての会場をくまなく回れば更に票は上積み出来そうだが、既に支持が固まっている面々に酒席とあってはあらぬ騒動に巻き込まれぬとも限らぬし、何よりも「来た」という事実だけあれば...。

おかげさまでどこの受付もにこやかな笑顔で迎えて下さるのだが、いかんせん「手ぶら」な上に移動も自ら運転する車にて手短に挨拶を済ませ、御婦人の「奥へどうぞ」の好意に後ろ髪を引かれる想いで次の会場に...なんていっても大して回りはしないんだよナ。

さて、夏といえばこちらも...。今年も恒例の合宿が企画されたらしく私にも誘いがあった。そう合宿といってもおらがセンセイとその御仲間の皆様によるゴルフ旅行。日程的な余裕を御存知なおらがセンセイ自ら勧誘して下さるのだが、さすがに今年はマズい。臨時会に向けた原稿の提出期限にて無断欠席の翌日に日焼けして登庁しようものなら集中砲火を浴びそうで。後で聞けば猛暑の中での二連チャンだったとか...。ほんとタフだよナ。が、そんなタフな年配者は少なくない。

特に「アレ」目当てという訳ではなく、行きがかり上、区のゲートボール協会の会長なる職を拝命している。似たような種目にグランドゴルフがあって、近年はそちらに押され気味だとか。それもそのはず、ゲートボールはチーム競技にて緻密な作戦と個々の資質が勝敗を左右するだけに敗戦時などは「アイツのせいで...」などと陰口を叩かれないとも限らない。もうそのへんの年齢に達していれば物事の分別位は分かりそうな気がしないでもないんだけど、これがなかなか...あっ、これは内緒だから。でも、一人じゃ寂しいじゃない。

あくまでも「名誉職」だったはずなんだけど、そんなことでは資格無しと言わんばかりに、審判員資格の取得指示があって試験問題集と例規集を鞄の中に忍ばせることになった。そう、ゲートボールの審判員は服装もキチンとされていて、その所作も徹底されている。それもそのはず、審判員の所作が選手や試合に与える影響は大きく、アウトかセーフか審判員の声に迷いがあってはモメる元凶。微妙な判定こそデカい声でしっかりとしたゼスチャーを示すべきと。

そういえば、スイムにJOGと着々と準備を進めていたんだけど、実は肝心のNAHAマラソンの申込を忘れてしまって...。が、渡りに船とばかりに久米島マラソンの申込をスポーツ用品店にて見かけた。メジャー大会ともなれば積極的な宣伝などせずとも申込が殺到して抽選となるだけに企業努力を怠りがちになるけれど、マイナーな大会こそ出場する意義があるんぢゃないかって。

寂しがりやなもんだから数年ぶりに友人のM君を誘ったんだけどにべもなく断られてしまった。なんて冷たいヤツなんだ。昨年の手帳を見れば欠席が許されそうな諸行事が並ぶだけに今年は久米仙でも呑みに...。

(平成27年7月26日/2159回)

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2015年7月25日 (土)

資産報告

一応、「公の」仕事とされている以上、身辺調査は欠かせぬらしく毎年のことながら資産報告の提出期限が迫ってきた。土地家屋や有価証券ならまだしも船舶やゴルフ会員権、骨董品なんて欄があるのはセンセイがゆえか。でも、そんなもんは地元の御大尽的なセンセイが元々有していたもので、議員を3期やったら家が建ったなんてのは政務調査費に領収書が不要とされた昔の話。ちなみに昔といっても私がなる「前」の話だから...。

議員報酬だけで家を建てたなんてのはよっぽどのケチ野郎...いや、倹約家か他の世帯収入があったから。で、自動車の欄以外は全て機械的に「該当なし」と記入することになるんだけど、「該当なし」の記入欄が多く、何か一文無しみたいで寂しい気分にさせられる。あくまでも「順当に」相続がされていれば親父からの多少の遺産位はありそうなもんだけど未だ聞かされたことなく。まぁ特に支障は無いからいいんだけど。

そんな折、「予め買っておいたから」とKセンセイからロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の公演チケットが届いた。また意味不明のカタカナにそれがどれだけのもんだか知らぬ方もいると思うけど、世界的に有名なウィーン・フィル、ベルリン・フィルに次ぐ名門オーケストラ。チケット価格3万円の請求も届いたんだけど、どことなく複雑な気分。

東フィルの定期演奏会なんかはやはりKセンセイの押し売り、違った、御好意で年間のシーズンチケットを確保いただいているんだけど向こうと違って確固たる選挙地盤が無いもんだから夜の会合でも入ろうもんならKセンセイにチケットを「無償」で渡して...。

そんなクラシックのコンサートなど公演によっては空席が目立つこともあってもったいないナって。ホテル業界なども空室はビジネス上の損失となるだけに特別価格でも客の確保に必死。コンサートの空席なども公演直前に特別割引で埋めれば演奏者の士気も上がり、WinWinの関係になりそうな気もするのだが、高尚な世界の話にて俗人には分からぬ事情があるらしく...。いづれにせよ余計な御世話だった。

さて、地元の重鎮から御電話をいただいた。今さらながらに当選の御祝いを渡しそびれてしまったとかで、遅れてスマンと詫びる重鎮に恐縮ですと深々と頭を下げる私。で、御礼を兼ねて御自宅を訪問させていただいたんだけど雑談からコミュニティバスの話になった。年相応に足が不自由なもんだから今回も令嬢の送迎で何度か事務所に立ち寄って下さったみたいなんだけど不在だったとか。

好都合なことに「たまたま」私の事務所前にコミバスの停留所があって、「あれもアンタがやったんだろうけど...」との前振りに「まさにその通りです」などと危うく反応しそうになってしまったが、そちらの地区にもコミバスをぜひと。コミバスの運行には路線の採算性から警察の現場検証等々の年月を要するだけにむしろ乗合タクシーなどどうかと。

駅ロータリーにおける客待ち台数を見るに会社の損失と車両の有効活用を模索すべきではないかと考えてしまうんだけど、需要と供給をマッチングさせることで好循環をもたらす仕組みは作れんもんか。県内でも乗合タクシーの実証実験がスタートしたそうで、そのへんを夏休みの自由研究にでもと。

(平成27年7月25日/2158回)

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2015年7月24日 (金)

編曲

安保法制も大詰めか、私のところまで「匿名の」嫌がらせが...。とにかくやることが陰湿なのが好かん。世論調査の支持率低下に台風一過をじっと待つのが得策。にも関わらず朝から駅頭に立つ御仁が居て。ウチの代議士?んなことないナ、われらが田中和徳センセイ。逆風の時こそ駅に立つ姿勢はさすが。目つき鋭すぎて文句言えそうもないけど...。

閑話休題。ムソルグスキー作曲の「展覧会の絵」は誰もが一度は聞いたことがある名曲。友人の遺作10枚の絵を表現したメロディがプロムナードで結ばれる。いつも聞くのはその編曲版なんだけど、元々の原曲はピアノ曲。メロディそのものが美しく静かに物想いにふけるにはいいかもしれないけど、他の楽器がないからちと寂しい。その編曲を手がけたフランスの作曲家ラヴェルは音の魔術師と呼ばれていて、原曲にオーケストレーションを施す、つまりは他の楽器を加えただけなんだけど、その変容ぶりに驚かされる。ほんとスゴいよ。

さて、来週の全員説明会に向けた質問調整。臨時会なだけにいつもの3分の1程度の持ち時間にて当初は「何かあれば」正副団長に...との指示だったんだけど。緊迫した議会運営の連続に閉幕後も予算要望のヒアリングとバテ気味のセンセイ方をよそめにキチンとノルマを持たせるべきだとの進言があって、指示が訂正された。ということで、各自が仕上げた原稿は団会議で読み上げられて、内容の協議に移るんだけど、団会議の席上では本人を目の前に訂正箇所などは指摘しにくいもの。最終的に原稿修正は正副団長の一任になるものの、手直しはもっとしんどい。

ラヴェルが如く原作を見違えるように編曲出来ればいいんだけどそんな力量はあるはずもなく。質問の内容に言い回し、そして、語彙なんかも専門用語が少なくないから慣れるまでに時間がかかる。万事が万事、「過去の経緯」「現状の課題」「今後の対応」と含めておけばそれなりの「作品」に仕上がるんだけど、それは解釈の余地が大きいから役所側にも好都合。向こうとて高い倍率の難関をくぐりぬけてきた精鋭な上に専門分野だから立派な答弁が戻ってくるんだ。素人目には「よくやってるじゃないか」って。そのへんの事情は承知しつつ、格調の高い文章とまではいかぬまでも役人や他会派にバカにされぬ程度に訂正するんだけど、これが中々。

単なる文言の修正だけであれば大した話じゃないんだけど、「これ削除したら落ち込んじゃうよナ」とか心理面があるから...。かくいう私の社会人時代なんかハゲタカ外資に新人研修なんてのはないからね。OJTなんて美名の下に全て自己研鑽。元々は理系にて国語は大の苦手、営業センスはまだしも文章能力は酷かったんだろうね。途中で日本の大手企業からスカウトされてきた上司に徹底的にしごかれたんだ。「て」「に」「を」「は」も含めて「基礎」を随分と教わった。でも、直されると気付くんだよ、「なるほど」って。

さりとて、こちらの世界は更に厳しい。新人時代は仕上げた原稿を団長に「一応」見てもらうんだけど、当時のN団長なんかは赤ペンでびっしり。それが加筆修正というよりも全文が全く別の内容になっていて、文句も言わず、いや言えずにワープロで打ち直す日々。当時の意趣返しでやってる訳じゃないんだけど、新人に「原稿バッサリやっちゃった。スマン」と詫びのメールを入れた。

(平成27年7月24日/2157回)

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2015年7月22日 (水)

カップヌードル

更新が無かったもんだから久々にフェイスブックを見たら連日タグ付けされていて、もう誰のページだか分からん状態。それが委員会や仕事の写真ならまだしも昼食のかつ丼の写真ってのは...もう意味が分からん。

さて、夏休み。夏休みといえばやっぱりこれ。早起きは三文の徳の「徳」は「得」だと思ってたんだけど、今どきの小学生はラジオ体操に行かんのかね。私の頃なんかはそれが日課。カードに「出」の印鑑を押してもらって夏休み明けに先生に提出するってのがあたりまえ。母の実家に帰省した際も近所の小学生の仲間に入れてもらってね。そこだけ印鑑が違うんだけど空欄は嫌だったから...。

で、帰って朝メシを食べてその後は部活動。何を隠そう水泳部だからもう毎日がプール。午後は市民開放とかで利用出来ないから海に行くか、市民プールで泳ぎっぱなし。それだけ泳げばさすがに腹が減るんだけど、ちょうど自動販売機があってそのカップヌードルが旨くてね。風呂上がりには牛乳だけど、プール上がりにはカップヌードルが絶対にお薦めだよ。

まぁそりゃ余談だけど、だから泳ぎにはほんと自信あるんだ。目立った才能があった訳じゃないから四種メドレーも自由形もタイムは平凡なもんだけど、泳ぎ距離を競う遠泳だけは負けない自信があったもんナ。当時はいくら泳いでも疲れることを知らなかった。同級生のS君の親父が佐渡島への遠泳競技に出場したとかいうのが地元の評判でいつかオレも...って。

そんな親にしてこの子あり。水泳の授業にて水に顔を浸せない数人の一人と聞いた。「おい、そんなみっともないことではイカン、すぐに特訓だ」と、意気込んでいるのはバカ親位なもので...。近所の水泳スクールが人気だとか。カネを払って習得するもんでもなかろうに。と、田舎育ちは思ってしまうんだけど。当時は親父から海に投げ込まれて育ったもんだから。多分3歳位かな、ほんとの話だよ。

今なら虐待だなんて言われるかもしれないけどこっちも必死だからね、んなことで水への抵抗感は無かったんだけど、水泳を始めたきっかけは小児ぜん息。私の幼児期は重度の小児ぜん息に悩まされてね、夜寝ていても急に咳が止まらなくなってほんと何度死ぬかと思ったことか。そんな折、医者の先生が水泳の呼吸法がいいって教えてくれたもんだから...。

ということでここだけの内緒の話、数十年ぶりに水泳を始めることにしたんだ。巷じゃ体幹なんてのが流行ってるなんていうけれども仕事帰りにスイムの特訓。ジョギングはもろに重力の影響を受けるけど、プールは水が重力を和らげる一方で水圧の適度な加重が丁度いい筋トレになるんだ。ジョギングと違って汗も気にならんし、手頃な利用料金で普段使わない筋肉なんかも鍛えられるから結構いいかも。1時間位かな25mプール往復20回で1000m。いや~久々だけどほんとキツかった。

そんなヨネッティ王禅寺はごみの焼却場の余熱利用の温水プール。余熱利用といえば焼却場の余剰電力を売電しているんだけどその効果額は本市全体で年間約10億円。こちらの施設だけで約6億円にて。

(平成27年7月22日/2156回)

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2015年7月20日 (月)

職人

迷信によればそんな年は暑い夏なんだとか。今年は土用丑の日が2回。当日なんかどうせやっつけ仕事だよ。

いや、んなことない、職人なんだから手を抜かずはず。さりとて、何もそんな混雑する日にあえて食わずとも...と、のれんをくぐったんだけど既に終了って。相変わらず値段は高い。でも、そこで高い銭を払って食うのが格別なんじゃないか。そうそう、区内某店の白焼きが絶品にて注文したんだけど品切れと店主。理由を聞けば御客様に満足いただけるモノが調達できぬとのこと。それこそ料理人としての矜持、そうか、「矜持」か...。

さて、政令市の中でも地下鉄が無いのは本市だけだなんて、あちらを含む全会派の賛同を得て始動した川崎市縦貫高速鉄道計画にようやく終止符、現市長が「休止」の判断を下した。すったもんだの十年間。振り返れば、寸でのところで前市長が決断を渋ったことが岐路。そりゃ6千億円だもんナ。あくまでも「延期」の判断を国交省に伝えに行ったそうなんだけど、えらく御立腹の様子に「もう認めん」と言ったとか。

が、結果的にその一言が風船をしぼませるのに一役買った。が、市内には期待している方々も少なからず居たからおいそれと旗は下ろせなかったんだろうね。新技術の燃料電池で実現を図るなどと、どう転んでもそれは実現性に乏しい夢物語であることは一目瞭然なんだけど今にして思えば大した役者だったかも...。進むも地獄、戻るも地獄の状態の中、あるベテランに横浜市営地下鉄3号線の延伸への計画変更を執拗に迫られた市長が顔を紅潮させて「縦貫鉄道だ」と述べたんだ。

そりゃ忸怩たる想いがあったんだろうね。手のひら返しやがってって。で、その発言が足かせになって3号線延伸のトーンが一気に下がった。兎に角、それ以降は頑なな姿勢を崩さなかったもんだから数年間は横浜市と疎遠になっちゃって。それがなければ...。で、それを「無駄」と見るか、本市が地下鉄実現に向けて外部に委託した費用は約13億円也。

そんな「休止」で済まんのが新国立競技場。「白紙撤回」の計画変更に急ピッチで進む代替案の選考。が、気になるのはやはり...。既に設計者に対して監修代として支払われた云億円に更なる違約金が生じる可能性があるそうで。真相解明が進まないのは表沙汰になると都合の悪い方々がいるんだろうナ。さすがに白紙撤回後の「生牡蠣みたいだ」発言は恨み節に聞こえなくもないが、やはりナショナルスタジアムなんだから日本人設計者に活躍して欲しいよナ。

そう、違約金といえば前日本代表のあの人も...。違約金ではなく別な形で合意したって協会はいうけれども日本人は人がいいから金銭でモメるのは好ましくないと少なからずいい金額が支払われているんじゃないかと勘繰ってみたくもなる。契約社会だから当然といえば当然なんだけど、事の発端は本人の八百長疑惑なんだからむしろ迷惑かけてスマンと詫びる位の姿勢はないものか。

倫理観の高い日本人なら違約金の請求どころか報酬さえも恥ずかしくて受け取らんと思うけど、やはり日本人なら「矜持」ってもんを忘れずにいたいよナ。

(平成27年7月20日/2155回)

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2015年7月19日 (日)

禁断の果実

ラベルに記載された「~クリュ」って格付けを意味するんだけど、「グランクリュ」と記されたブルゴーニュの白ワインとアフリカのコーヒー豆が土産らしく。ワイン以上に不思議とコーヒーにそそられてしまうのは気のせいか。

久々にどうかと誘われて指定された日本橋の鮨屋に顔を出した。話題の商業施設の一角に陣取る店舗の面積は広くない。相手に任せた以上は文句を言ってはならんのだが、さすがにちと狭すぎぬか。安かろうまずかろうはやむなしにしてもべらぼうに高い割に...とあっては。

が、いづれも旬の食材に趣向を凝らした一品は老舗にもひけとらぬ旨さ。で、肝心の勘定は割安感十分。最近、ある経営者の方から「いいものを適正な価格で」とさりげない一言を聞いていい姿勢だナと思ったんだけど安すぎず高すぎず御客様が満足されるのが一番。安けりゃいいってもんでもない。

さて、本題。「つべこべ言うなら多数決で」と発言の機会を狙っているんだけど、余計な発言をせぬよう上から釘を刺されていて毎回もどかしくじっとしている議会運営委員会。そちらの議題が新たな総合計画に関する全員協議会の際の質問時間になった。全体の所要時間が議席数に応じて各会派に割り振られるんだけど無所属の扱いをどうするか。

議会運営は会派が原則となるだけに彼らは発言権すらないまな板の鯉にて各会派の動向をじっと注視するばかり。群れに属さぬ一匹狼の連中にて機会を与えた途端に...なんて意識もどこへやら。おひとよしなもんだから大幅に譲歩するわが会派に対して難色を示す他会派のせめぎあい。それもそのはず、無所属に与える時間は自らの発言時間を削って捻出せねばならんだけにおいそれと賛同出来ぬとのことらしく...。

そう、この週末にいろんな資料を物色していたんだけど、今回の計画の実施にあたっては来年度以降3ヶ年で減債基金から合計339億円もの借入れが見込まれている。減債基金はあくまでも市債の償還財源の為の基金。市債発行の翌年度から発行額の30分の1づつを積み立てることで償還原資を枯渇させない仕組みなだけにそこからの借入れは将来に禍根を残しかねない禁断の果実。

また、過去十年間の財政状況を見るに義務的経費の比率が既に50%を超えて財政の硬直化が指摘されているんだけど、中でも生活保護や保育園の運営費などを含む扶助費の伸びが顕著にて過去十年間で487億円の増。一方で、本市がこれまでに進めてきた行財政改革には出資法人の再編や補助金の削減、事業の見直し等々が含まれるんだけど何といっても職員数の削減が柱。

補助金の削減ともなれば相手からの反発は必至だが、人件費は退職者の動向に併せて新人採用を抑制するだけだから痛みを伴わず永続的な効果が期待できることからこちらもまた禁断の果実とされていて...。3年間で1千人づつ、過去十年間で約3千人もの職員を削減してきた結果、人件費は過去十年間で165億円の減となっているが、さすがに今後はどうか。いづれも禁断の果実だけに...。

(平成27年7月19日/2154回)

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2015年7月18日 (土)

再構築

地元の銭湯の番頭とて二代目であるし、「三代目」などと言われても築地魚河岸のアニキ位しか思い浮かばないんだけど巷で「三代目」といえばそれしかないのだとか。ほんとに「知らん」と返事をしたら相手に笑われてしまったんだけどそれほど恥ずかしいこととは知らなんだ。そんな芸能界に疎い私でも知るキムタク主演のドラマ「HERO」が映画化されて、上映中と聞いたんだけどそのロケ地に本市のラチッタデッラが含まれるそうで。そっと見に行こうかと機会を狙っている。別に「そぉ~っと」じゃなくてもいいナ。

さて、話題のお笑い芸人の作品が候補にノミネートされたことで注目を集めた芥川賞の選考会。又吉直樹氏の「火花」とともに栄冠に輝いたのが羽田圭介氏の作品「スクラップ・アンド・ビルド」。そう、スクラップ・アンド・ビルドといえば...。

横文字は何かそれだけで知性を備えているように見えかねないが、世の中に見かけ倒しも少なくないだけに「経験豊かな」私なんかはむしろ懐疑的に見てしまうんだけど、スクラップ・アンド・ビルドの日本語訳は「再構築」。企業の経営再建や役所の行財政改革で目にする定番のフレーズなんだけど、行財政改革への意気込みを問われた市長はスクラップ・スクラップ・アンド・ビルドと言葉を繋いだ。スクラップが2回、つまりはより歳出削減に重きを置いた行財政改革を意味するらしいのだが、待機児童ゼロに中学校完全給食の二大公約の達成に道筋をつけたことでズシリと重くのしかかる財政負担が将来に暗い影を落とす。

今月末に開催予定の全員協議会にて報告される新たな総合計画の素案。就任後、無作為抽出された市民ワークショップ等を含めて策定を進めてきたと胸を張る自信作なんだけど、年末の議会にて承認を求める為にもこの素案のタイミングでセンセイ方の御意見を...とのことらしく。今後30年を展望した「基本構想」に概ね10年を見据えた「基本計画」、その下には今後4年間の具体的な「実施計画」がぶら下がる階層構造。

およそ総合計画なんてものは百花繚乱、総花的なだけに異論は少ないものの、あとはその実効性をいかに担保するか。このたびの素案はあくまでも第2階層、つまりは「基本計画」までが示され、具体的な「実施計画」と今後の収支見通し「財政フレーム」は議決が終えた後に示されるとのことなんだけど、そのへんをどう捉えるか。

議決する以上、具体的な「実施計画」と「財政フレーム」をセットで承認すべきなんだろうけど、大雑把にしておけば万が一の際の逃げ口実にもなる。行政側とて「一応」議会の承認を得ているから...などと曖昧なほうが双方にとって都合が良かったりもして。

が、それ以上に気になる行財政改革については「行財政改革に関する計画の考え方と取組の方向性」なる冊子が配布された。あくまでも「考え方」に「方向性」だから目標数値など明記されるはずもなく。そのへんに苦悩が窺い知れるんだけど、歳出拡大が先行しての財政再建ってほんとキツいんだよナ。

(平成27年7月18日/2153回)

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2015年7月16日 (木)

入札

毎年の慣例とは申せ...。連日続く業界団体の予算要望。各会派が実施するもんだから最大で都合4回も繰り返さねばならず。昼間の仕事を休んで来て下さるのだからこちらとてその意義を十分に踏まえた上で真摯に向き合わねばならぬはずが、欠席とて少なくない。やんごとなき事由というけれども期数の多い方々が不思議と目立つ。そんな欠員を埋め合わせるように国会議員の秘書連中が派遣されてくるものの、後部座席なもんだから紹介が終われば...。そりゃかえって逆効果だったりもして。

さて、毎年の予算要望で目立つのはやはり入札制度関連。過当な競争の結果、相当に疲弊しているから何とかしてくれぬかとの趣旨なんだけど、要望の数の多さはそれだけひっ迫している証。そこに追い打ちをかけるように見知らぬ業者が不当廉売、いわゆるダンピングにて受注しちゃうもんだから負のスパイラルそのもの。過去の「随意」契約や「指名」入札が不透明だったからそこに競争が促されるのは時代の必然だったんだけれども物事の過ぎたるは及ばざるが如しで、振れ過ぎた振り子の針を「多少」戻そうとしても...。

かつては役所の積算ミスなどが発覚しても限られた予算の枠内にて業者にゴリ押しする反面、別途オイシイ案件を発注することで上手く帳尻を合わせた。そこに役所と業者の「いい意味での」信頼関係があったはずなんだけど、今や全て杓子定規で物事が進む時代。業界の互助と市への協力を目的とした団体設立に市は深く関与しているはずなんだけど、そんな事実は今の職員など知る由もなく。下がることはあっても上がることはない理不尽な仕組みに相次ぐ部外者の参入。安かろう悪かろうとそこには公共の仕事をキチンとやろうなどという姿勢は微塵もない。

一方では億を超えるような大型案件については物価変動に応じて価格が変動するスライド条項や工事中の地中埋設物や予期せぬ事態が発生した際には平気で金額変更をされてしまうだけに余計に歯がゆい想いを抱いていたりして。乾いた雑巾を絞るが如く弱い連中がもがき苦しむのは見て見ぬフリをするくせに強い連中にだけ融通を図るってのはいかがなものか。弱きを助け強きをくじく。強きはくじかずとも弱きへの配慮位は...。

介護分野で本市が進める逆介護。リハビリの結果、介護度が改善すれば本市の負担は減る一方で、事業者の利益とて目減りする。それでは介護度改善に向けたインセンティブが働かぬとニンジンがぶら下げられた。入札とて価格のみ先行するものの、適正な価格でキチンとした成果を求めねばかえって高くついたりもして...。不当廉売にて複数の案件を重複受注した業者が資金繰りを理由に倒産したとか、道路の掘削工事などで翌年度に再度舗装のやり直しなんてのはそりゃかえって無駄ってもんで。

個々の案件は当該部局の所管なれど、入札制度の所管は財政局にてそのへんも改善が進まぬ理由か。要望に対しては例年紋切り型の回答しか返って来ないんだけど、現場の裁量にて物事が上手く進むことを願っている。

(平成27年7月16日/2152回)

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2015年7月13日 (月)

家庭訪問

その順番が当日の最後であることは隣のHセンセイと同じなんだけど、うちなんかは夜だよ夜。塾から帰宅した際にまだ自宅にいる形跡、つまりは当人の車があってゲーセンに戻ったことも...。

そう、家庭訪問の話。もてなしが多い家庭は必然的に最後になりやすいって事情は分かるんだけど、うちはもてなし云々じゃなくて本人に問題が多かったんだそうで。「一応」補足しておくと別に私が不良だった訳でもないし、母親も専業主婦だったから昼間の訪問も十分に可能。が、何よりも「アイツんちの家庭訪問は夜だった」なんて言いふらされるもんだからみっともなくて仕方が無い。が、そんな当時の担任から同級会に「出席」との返信ハガキが「最初に」届いたと聞いた。

そんな家庭訪問を議会で取り上げたのがわが会派の松原成文氏(中原区)。当日の質疑応答において本市の公立小学校における家庭訪問の実施率は半数に満たないとの実態が明らかになった。やらない理由は学校側の事情以上にプライバシーの壁や保護者の仕事上の理由に負う面が小さくないのだとか。確かに貸家住まいでは人目を忍びたくなる心境も分からぬでもないが、教師たるものそれを蔑むことなどあってはならず。むしろ長屋暮らしのほうが人情味があって親近感を抱きそうな気がしないでもない。

で、当日は家庭訪問が有する教育的意義について「事前通告なし」に教育長に答弁を求めたんだけどその回答が良かった。そちらの資格を有する教育長は過去に教師として現場に赴任した経験があることから当時を振り返り、その家庭の様子を見たことで保護者や生徒との絆が深まったと家庭訪問の意義を自らの言葉で述べたんだ。うん、いいやりとりだナと思っていたんだけど、早速に地元の支援者の方から同氏の質疑応答の詳細を聞かせてもらえぬかと依頼があった。えっ?私の質問は聞いて下さらんのか...。

ちなみにもう一問は現行の教育委員会を教育局に格上げしてはどうかとの質問。現在の教育委員会はあくまでも複数の教育委員による合議制会議の事務局機能を担うのみ。事務局を局に格上げすることで更なる権限と責任を担うべきではないかと。

さて、公立小学校はこの週末から待望の夏休み。夏休みといえばやっぱり自然教室。本市でも八ヶ岳の麓に青少年の研修を目的とした川崎市八ヶ岳少年自然の家なる施設を有していて、毎年、市立小学校の5年生による二泊三日の宿泊研修が行われているんだけど、本年6月に施設の一部にて「トコジラミ」なる害虫が発生したことからその駆除の為に施設の利用が禁止された。これまでに約3分の1が終えているんだけど、残る3分の2はやむなく中止とされて児童生徒たちが落胆しているとの声が聞こえてきた。

折角の思い出を台無しにしては...ということで団会議にて協議した結果、自由民主党川崎市議団として要望書を提出しようじゃないかとの結論にて「川崎市八ヶ岳少年自然の家の利用中止に伴う代替施設での自然教室の開催を求める要望書」を手に教育長との直談判。青少年問題に一家言ある団長がいつになくゴリ押ししてたけど、家庭訪問に続いて自然教室の意義をどう捉えるか、教育委員会の今後の対応が期待される。

(平成27年7月13日/2151回)

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2015年7月12日 (日)

ヤマユリ

岡上のHさんから裏山のヤマユリが見頃を迎えたと連絡があって、早速に御自宅を訪ねた。昨年の何かの折にそんな話になったんだけど、「見頃を迎えたら連絡するよ」との口約束を律義に果たして下さった。おらが地元「百合ヶ丘」の地名の由来はその名の通り山一面に百合の花が咲き誇る丘。自生するヤマユリは不思議と咲く場所を選ぶんだそうで...。

さて、依然として緊迫した情勢が続くギリシャ。そのギリシャが生んだ哲学者ソクラテスはディアロゴス(=対話)によって議論を昇華させる弁証法を説いたことで有名。と、大学の授業で学んだ程度の知識しか持ち合わせないのだが、「対話」の中から思わぬ発想が生まれることは少なくない。主催団体のことは「知らない」んだけど、知人から頼むと請われてイベントに顔を出した。

企画書には各会派に打診予定とあるけれども正式なオファーともなれば団会議で協議した上で...と何かと面倒。別にそこで票を稼ごうとかそんな下心はあるはずもなく、内容から新人に打診もしたんだけど都合がつかない様子にて団長には内緒で私が出席することにしたんだ。が、当日のパネリストは3名のみ。日本共産党の佐野仁昭氏に無所属新人の重富達也氏と私。

川崎モラル第2弾「参加する街、川崎」と銘打たれたそのイベント。投票率の低下に見えてくる課題、様々なジャンルの中でも政治本の売れ行きは悪く、若者の政治参加を促すイベントが催されるものの...。過去に出席したイベントの中にはそれは若者の政治参加に名を借りたアンタの決起大会じゃないのかなんてのもあったかな。

そのへんの課題は似たり寄ったりなんだけど、ただでさえ忙しいんだからやはりそれだけの価値が無いと。そんなことから少なくとも選挙ポスターのみならず「いつでも」「どこでも」「誰でも」勝手に見ることが出来る日々のブログを通じて「若者を含む」有権者のみなさんに判断材料だけは提供していこうと...。確かに一人の若者が投票に行かずともその後の人生は変わらないかもしれないけど、ギリシャにしても「あの国」にしても国民がどういう政治を選ぶかでこれだけの違いが出るんだってことだけは忘れないで欲しいと思うよ。

私なんか期せずして類稀な人生を歩んで来たからね。山あり谷ありどん底ありの。そして、今は仕事柄多くの方々との付き合いを通して学ばせてもらっているからそのへんを伝えられたらって。下手な政策論よりも若者には経験談や人生相談が一番だと思うんだ。事実私なんかもそうだったもんナ。

当時は仕事上の困難をいかに克服するかとかビジネスチャンスを見いだすことに「しか」目が向いていなかったから特にセンセイを必要としていた訳でもなく。「人間万事塞翁が馬」「禍福は糾える縄の如し」の格言が如く誰にでも人生のチャンスは巡って来るんだけど、やっぱり若者にはこれからの人生を謳歌して欲しいと思っていて...。それにしても当日はかわさきの野菜を使用した献立、鶏肉と地元野菜の洋風煮込みが抜群に旨かった。

ちなみにヤマユリの花言葉は「人生の楽しみ」だそうで。

(平成27年7月12日/2150回)

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2015年7月10日 (金)

起立

今定例会も無事に閉幕。これでようやく夏休み...なんて訳もなく。

当年度内の予算執行と同時に進む来年度の予算編成。季節毎に市長、副市長に各局長を交えた査定が行われるんだけど夏の査定、所謂「サマーレビュー」が迫る。そちらに向けて来週は各種団体からの予算要望が行われ、1日約10団体が全4日間の日程で目一杯。と同時に新市長の下で進められてきた長期計画の公表が月内に予定されていることからそちら準備にも追われている。月末に予定されている全員協議会の席では各会派代表による質疑も可能だそうで...。乞うご期待を。

さて、今定例会において実はこちらから役所に対して「一方的に」詰め寄った内容があって、翌日に地元の代議士から着信があった。田中和徳センセイあたりなら「へへぇ~っ」って低姿勢になるくせに相手が相手だと態度が豹変しちゃうから内心「おい、越権行為ぢゃないか。相手も相手で裏から手を回しやがって」などと無愛想に応対していたんだけど、そのへんの人の機微には敏感な代議士だからそのまま伝えたら火に油を注ぐ言いにくいことを機転を利かせて上手く伝えて下さった。

板挟みになってる様子が窺えて、確かにそんなことで立腹するのも大人げない。「心配をかけてスマン」と詫びた。そういえば、秘書に同級会の往復ハガキも作って貰ったから...そりゃ関係無いか。

さて、今回の一般質問の一つに市内小中学校における俳句や能・狂言等の伝統文化の教育についてが含まれる。五・七・五の17文字を季語を含めて詠む俳句は庶民文化。おらが地元でも古くから農作業の合間に句会が催されてきた経緯があるが、それも偏に若者の情操面を含む教養を磨くことを目指したものであって、伝統文化の継承は子供の頃から慣れ親しむことで自然と相手への気遣いや礼儀作法などが培われる。俳句は兎も角も能や狂言などは授業が退屈なものになりかねないだけに工夫改善と更なる推進を求めた。

そう、土日は重量級の行事が続いているんだけど、その一つに地元の消防関係団体の創立30周年の記念式典があった。主催者の代表は区の防火協会の会長。関係団体の中でも花形はやっぱり消防団だけど防火協会の会長はそちらの団長経験者となる。おらが村(=自民党)以上に上下関係の厳しい世界だけに先輩を立てる気遣いはさすが。

で、当日は1千名以上もの関係者が出席して盛大に挙行されたんだけど、式典における来賓の祝辞の際に団長が「起立」をされたんだ。そう、他人様の話を聞く際は着席していては失礼。いまや来賓の祝辞を起立して聞くのは披露宴の新郎新婦位なものだけど大事な姿勢ではないかと。だから小学校なんかでも授業前後の「起立!礼!着席!」を忘れちゃいかんのだけど、地元の消防団は世代間交流の中で先輩から物事を教わるいい機会となるだけに地元愛とともに団長の立派な姿勢が受け継がれる消防団であって欲しいナと。

(平成27年7月10日/2148回)

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2015年7月 7日 (火)

七夕

それは相手の過ぎた猜疑心かこちらの信用力の薄さか。アドリブを嫌う役所だけにセンセイ方にちゃんとシナリオ通りにやらせることが至上命題。「質問数は何問か」「答弁回数は何回か」「答弁者は誰か」等々と事前に聞かれることが少なくない。

別に言わずとも誰からも咎められるものでもないんだけど手の内を見せちゃうと相手も緩んじゃうから適度に隠しておいたほうが緊張感が生まれる。そう、今回、新人の一人が事前予告無しで市長に質問をぶつけたんだけど、事前の局長答弁が納得がいかなかったというのがその理由。あえて上から目線になる必要はないけれども相手からチョロいと思われない姿勢ってのは大事だよナ。

さて、「偉人は母親が育てるもの」との価値観を信じて疑わず、それを実践しているわが家において七夕の短冊に「願い事が叶いますように」って書いてあったらしく...う~ん、複雑な気分。育児する父親が「イクメン」などと持て囃される時代に育児休暇の取得率が芳しくない。育児休暇の取得を妨げる社会的風潮にあって育児に理解のある管理職又はリーダーを「イクボス」と呼ぶのだそうで、「世の管理職諸君よ、イクボスを目指そう」ということらしいんだけど...。

うちの親父なんかは平日に会社を休んだことは無かったけど、そりゃ働かされたっていうよりも仕事が好きだったんだろうナって。それでいて特に不自由は無かったし、その稼ぎのおかげでこちらは大学まで行かせて貰った訳だから何の恨みも無いよ。むしろ「育児」を名目に休暇なんか取得したって行き場が無かったに違いない。休暇を取得するのは結構だけど、そりゃあくまでも価値観の違いで押し付けられるもんではないよナと。

そんな「育児」に対する男性の姿勢は欧米と対比されて日本の慣習に責任が転嫁されることがあるけれどもそもそもに雇用慣習そのものが違うんだから当然といえば当然。会社に居る時間が評価される日本に対してあくまでも仕事の実績が評価される欧米社会。早く仕事が終わればあとは...。完全フレックス制だから仕事と遊びのオンオフは自由。オフは趣味に没頭しようが、育児に専念しようが、とやかく言われないのが外資の世界。

が、それも数字が上がっていればこその話。欧米スタイルは休暇取得の裏側でキチンとした仕事の実績が求められる。向こうは契約社会だからね、そこはシビアだよ。目標数値が達成出来なければいつ解雇されても文句は言えぬ。不当解雇だなんて騒いだって全ては金銭的な解決、英文の書類にサインさせられて文句を言うなって。

そのへん私も当時はハゲタカ外資に居たけど「イクメン」が称賛される風潮は...無かったナ。育児休暇の取得が促されれば業績が上がるってもんでもないし、業績が上がらぬ理由をそこに求めるのもちと違う。育児休暇に限らず堂々と休暇を取ればいいだけの話。それはほんとに思うよ。どこかしら上の顔色を窺っているような...。

無理して取得するもんでもないけど、仕事の実績だけは「イクボス」から文句を言われぬようにしておかないと。

(平成27年7月7日/2147回)

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2015年7月 5日 (日)

質問時間

指名されると議場がざわめくのは期待度の高さか。午後3時の休憩後に私の順番が回ってきたんだけど、「やまちゃんの質問ならば聞かねば」と急ぐ先輩に「聞くに及ばぬ内容にて早めに終える」と返答した。

1人30分で1日15名が登壇すれば閉幕はゆうに午後5時を過ぎる。定刻以降は残業代が生じるから閉幕は午後5時が理想。さりとて、日中などは他の仕事に追われて結局は定刻以降の残業なのだが、残業代以上に庁内のエアコンのスイッチが「自動的に」切れるから...。

30分の制限時間内で自由に質疑が可能な一般質問は事前通告により誰でも可能。全員に機会が与えられるのは本市ならではなんだけど、聞くに及ばぬ内容に制限時間目一杯も粘られたのではこちとらかなわん。30分の質問も無駄を削ぎ落せば10分程度か...。だいたい30分でまとめられないのは1時間あったって同じ。たった5分の質問とて30分のそれに勝ることもあるからナ。やっぱり内容だよ内容。ちなみに冒頭の期待度の高さは内容以上に時間みたいなんだけど炎天下の中の一服の清涼が如く一日の登壇者の中で私の質問が最も短い(ことが多い)。

さて、今回の質問の一つに介護保険制度が含まれる。平成12年、つまりは西暦2000年から開始された介護保険制度も既に15年が経過。保険料の改定を含む3ヶ年計画の積み上げで今日を迎えているものの、全国的には2025年問題がクローズアップされるだけに長期的視野に立った取組をどうすべきか。その為にもこれまでの総括は必須にて前計画の需要予測と実績の乖離状況や課題等を聞いた。

また、併せて、このたびの制度改正により介護予防・日常生活支援総合事業、いわゆる総合事業と呼ばれる自治体独自の仕組みが開始されるが、事業実施にあたってその開始時期や予算規模、近隣自治体とのサービス格差が気になるところ。また、最近話題を呼んだ民間の有識者会議から提言によれば本県を含む東京圏では今後十年間で団塊の世代の高齢化が著しく進むことにより医療・介護施設の不足が深刻化することから高齢者の地方への移住を促すよう結論づけられている。

が、意外にも最近の動向としては東京都区内の施設需要がひっ迫していることから本県を含む近隣県への転出が相次ぐとの報告もあれば地方から一人暮らしの親を呼び寄せる逆の事例もあるようでそのへんの具体的人数なども聞いた。現行下においては入所前の市町村がその費用を負担する住所地特例により移住先の自治体において過度な財政負担とならないよう配慮されているものの、本市においてはやはり転出以上に転入組が多い実態が浮かび上がった。

一方で増え続ける介護需要への対応とともに安くない保険料を払いながらもそれに見合ったサービスが利用できないことへの不満も募る。最近の新聞に介護保険料を滞納したペナルティーにて介護サービス利用時に自己負担が3割(通常は1割)になる高齢者が1万人を超えたとの報道を見かけたが、本市の状況を伺うとともに今後において懸念される保険料の滞納への対策や負担と給付の「見える化」の取組も求めた。

(平成27年7月5日/2146回)

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2015年7月 4日 (土)

飯の種

報道への圧力。「俺を叩くのも結構、それが彼らの飯の種だ」と度量を見せた当時の総理と今の総理を比較する向きもあるようだけど、いい得て妙なのは、今回においても報道の自由を侵害されることへの必死の抵抗という以上にそれが政権を叩く格好のネタ、つまりは「飯の種」になったってのが隠れたホンネではないかと。

まぁそれだけ脅威とされているんだから悦に入ってても良さそうなもんだけど兎に角あちらさんだけは怖いもの知らずだからね。私なんかも今回の改選を機に市連の広報の責任者を外されちゃったんだけど、もしやあちらの陰謀ではないか...なんて。少なからず客観的なのは番組欄と死亡欄位なものでそれ以外の記事は世論誘導について何かしらの意図が含まれているもんだからそのへんを見透かした上で物事を冷静に判断出来る見識は有したいもの。

さて、日本年金機構の情報流出問題。国民の皆様の大事な個人情報を預かる公の機関として自覚の欠如や杜撰過ぎる管理体制は批判されて当然なんだけど、一方的な袋叩きに同情出来ぬのも消えた年金への恨み、か。盗まれた情報は返って来るはずもなく責任者がお詫びと再発防止を約束して閉幕。万全のセキュリティ対策を講じるなんていうけれどもそれとて税金。で、どれだけ対策を講じようとも「上手の手から水が漏る」の格言が如くどこかしらに欠陥はあるもの。疑ってしまえば内部の職員が持ち出す可能性だって否定できないし...。

むしろ当事者の責任追及以上に誰がどんな意図でその情報を狙ったのか、その犯人像の特定も併せて行われるべきではないかと思うんだけど...。それだけの専門家が育っていないんだろうナ。わが国では情報を盗られた側が延々と非難され続けるが、これは伝えるメディアの意識の低さだと雑誌「選択」の巻頭インタビューにて慶應義塾大学の武田圭史教授が述べていた。

個人情報の流出といえばサイバー攻撃以外にも...。教師が生徒の情報の入ったUSBメモリを紛失したとの報道を時折見かけるが、つい最近本市でもそんなことがあったようで。報道によれば「同教諭は自宅で作業をしようとUSBメモリなどを持ち帰る途中、同僚と飲食店で飲酒。自宅近くのバス停でバスを降り、その場で寝てしまった。翌午前3時ごろ、バッグがなくなっているのに気づいた」と。我が子のテスト結果などがバレても然して気になるもんでもないと思うんだけど、今や個人情報に過敏な時代。

が、それ以上にそこまでつまびらかになっちゃえばいい笑い物。教え子にもそんな目で見られる上にすぐに異動だって保護者が騒ぐ時代だからナ。当人の性格によっては精神面に後遺症を抱えちゃう上に教師の権威も失墜して...。で、そこまでの大事になってしまうんだから紛失しても内緒にしておこうって思うヤツが居ないとも限らない。だから表に出ないだけで個人情報の流出はあくまでも氷山の一角。

かえって、そちらを心配しちゃうよ。二次被害ってのかな。それにしても深夜の深酒に現場の教師も鬱憤が募っているんだナとつくづく。

(平成27年7月4日/2145回)

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2015年7月 2日 (木)

往復ハガキ

憎まれっ子世に憚る、というか歳を取っても不思議と居残る生まれ年というのがあるらしく、得てしてそんな世代は悪ガキが多かったのだとか。同級会を開催すると聞いて同い年の人物を列挙していただいたんだけど...確かに年齢の割には旺盛だよナ。

何でも気兼ねなく言いあえるのが同級生であって、センセイだろうが無職だろうが関係ない。最近押しつけられた仕事に出欠の往復ハガキを作るようにとの指示があって、当時の卒業アルバムに記された住所を自ら手入力をしている。田舎といえどもベビーブーム世代だからほんと同級生が多い。同学年は全7学級。が、私の役回りは正副担任の出欠の確認だとか。返信の宛先こそ別人にしてもらったんだけど代表幹事に「勝手に」私の名前が記されているってのはどういうことなんだ。

が、それ以上に往復ハガキの印刷の仕方を知らぬ。控室の事務員に依頼しようにも一般質問を前に押し寄せる理事者の応対に大わらわにて尻込み。誰かいい人物でもいないものかと見渡せば...あっ、居た。「こんど代議士の党員集めに協力するからさ。ね、何とか」。秘書とはいえどもこういう時は高圧的に出ては逆効果、ひたすら低姿勢に徹して...。で、完成品が翌朝に届いた。ありがとう、Sさん。

さて、今日から一般質問。新人にとっては夢の舞台。議場で質問に立っている姿、それが議長前の雛壇ともなれば何かそれだけで大仕事をしているように見えなくもない。一般質問はあくまでも自席質疑なんだけど、いつの日かあの雛壇に登壇する晴れ姿を...なんて期待するのは期数が浅い時だけ。目立ちたい新人には出番が回って来ない一方で、目立たずとも十分な中堅に限ってそんな機会が回って来る。

議案の採決前には「討論」なる時間が用意されていて、事前通告をしておけば当日に発言することが許される。「討論」なんていうと賛否を巡って徹底的に議論を戦わせる光景を想像しがちだが、単に理由を添えて賛否の態度を事前に表明するだけの話。それが雛壇で行われるもんだから会派によっては絶好の...。

主に議案に反対する際に利用されることが多いからわが会派にはほぼ無縁だったのだが、例の議案を巡って反対する以上は「討論」をせにゃいかんだろとの話が浮上して...討論者は私。議案が付託された総務委員会の所属で副団長だから適任だとか。中一日の登板で連投が続いているのだが、敗戦投手のようなものでいつも損な役回りが回って来るんだ。政務調査費の返還請求の時なんかも私だったナ。「有権者の皆様にお詫び申し上げます」って深々と頭を下げて...。

今回なんかも行政の最高責任者である市長が提案した議案に反対するってことを「わざわざ」明言する訳だから。しかも本人の目の前で。が、「みんなで渡れば怖くない」。反対はわが会派だけじゃないからなどとタカを括っていたら「討論」の通告欄に他会派の代表者の氏名が見当たらない。おいおい、敵前逃亡とは卑怯な、何か私が反対派の首謀者みたいに見えちまうじゃないかなどと憤慨していたら「反対」の理由は会派間に大差なく一会派で十分との話だったとか...。で、私?どうも釈然としないけど。ま、いっか。

(平成27年7月2日/2144回)

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