上位当選
いつも気がかりなのは当日の挨拶や客入り以上にやっぱり...天気。週間天気とにらめっこなのだが、なぜか雨と曇りの一週間に当日「だけ」が晴れで、翌日など「雪」の大荒れの予報。事実、翌日は...ヤバかった。
「男は飲ませて握らせればすぐ転ぶ。女は一度これと決めれば動かない。候補者の回りに女が群がれば必ず勝つ」というのは角栄語録で、別に私に群がった訳ではないと思うが、「結果として」大勢の御婦人の方々に御来場いただいた。それも着物姿が目立つ。その着付けが大変だということ位は承知しているのだが、ハレの日には着物を着ていくもんだと教わったと御婦人。着物姿の女性の数がその会の「格」に繋がるらしく...。
そして、次の懸念は...天気は天気でもこちらの天気。当事者の私以上にそちらの機嫌を損ねぬようにというのが衆目の一致する暗黙の決まりごと。一戦ごとに順位を上げて臨む4期目の選挙ともなれば、その話題は当落以上に当選順位に及びやすい。「更なる上位当選を...」との楽観ムードに「例年より参加者の人数は少ないのではないか。これでは当落も分からぬ」とピシャリ。う~ん、確かに壇上からはちと少ないように見えなくもないが、チケットの販売枚数は例年並みと金庫番。
決戦の年だけに「例年並み」じゃマズいんだけど...。そりゃ私の不徳と致すところで。来賓の諸センセイの挨拶に主役の「はずの」本人の拙い話も終えて乾杯。その後は歓談となるのだが、当方の支援者には高尚な趣味を有する方が多いから歓談の時間を利用して俳句及び川柳の大会が催される。司会者の選考により優秀作品には鉢花が贈呈されるのだが、あくまでも「独断と偏見」によるものだから予め登壇者は...。ということで登壇したおらがセンセイ。「それではどうぞ」との司会の合図で一句詠み上げた。「春近し君の当選見透かして」と。
当日は様々な方々がやって来る。実を結んだ陳情の御礼を伝えに来る方、いつもの飲み仲間との合流を目的に来る方、地元のアニキにチケットを買わされた方等々。中には数日前の葬儀参列の御礼だけを伝えに来て下さった方も居らして...。
歓談時は折角の貴重な機会。雑談から近況話、仕事に関することまで支援者の皆様と様々な御話をさせていただくのだが、ある方から認知症に関する新聞の切り抜きをいただいた。認知症といえばちょうど今週、認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)が発表されたばかり。具体的には認知症患者の家庭を訪問して早期治療に繋げる認知症初期集中支援チームの設置や日本発の認知症の根本治療薬の治験を開始することなどが盛り込まれて、今後における各自治体の対応が注目を集めそうだ。
最近もそんなご相談をいただいたばかりだが、当の本人以上に家族の悩みと疲労は深刻。施設に預けようにも親の介護は子の仕事とばかりに葛藤が続き...。
(平成27年1月31日/2013回)
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