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2014年11月 4日 (火)

連合ユニオンズ

フェイスブックの友達には社会人時代の連中も少なくない。既に相応の歳にも関わらず依然としていわゆる「バブリー」な投稿を見るに「おい、アンタたちだけズルいじゃないか」と妬みたくもなりそうで...。

当時は就職氷河期にて人気はやっぱり一部上場企業。そのブランド力に安定性、社会的ステータスが頼みの綱。されどそんな狭き門を通過出来るのはほんの一握りの優等生。いや、でも待てよ。団塊の世代ジュニアは同世代人口が最も多いから社会保障にしても「ババ」を掴まされやすい。企業の終身雇用だって右肩上がりの時代の産物であって十年後は分からぬ。いづれにせよ自己研鑽だけは怠ることのないように...と。

若くとも「実績を上げれば」世間様に比べて割高な報酬が保証される外資畑を渡り歩いてセンセイへの転身。人生の折り返しを迎えて、前半戦は勝ち越したが、果たして後半戦は...。十年後に「議長」などと言われて悦に入っている姿は何とも情けなく思いつつ、-「10年後失業」に備えるためにいま読んでおきたい話-を読んだ。

著者は私と同じく団塊の世代ジュニア、東大法学部を卒業後、「終身雇用が根付く」F社に入社。という華々しい経歴を有するもののその後は独立。そのまま居座ることでそれなりの地位を保証されたはずだが、あえて新たな道を選択された同氏の著書は過去にも読んだが、今回は終身雇用を保証されたプロ野球球団「連合ユニオンズ」を描いたフィクション。

ペナントレース序盤の快進撃にマイクを向けられたオーナーがその秘訣を訊かれて、「実に単純なこと。我々はただ定年までの雇用を全選手に保証した。ただそれだけだ。雇用を保証されることで我々日本人は強くなれる」と。

終身雇用が保証されれば人は真面目に働き、会社の業績は向上するか。中には上手く機能する企業もあるとは思うが、それは「雇っていただいた以上は...」と御恩と奉公が成立する場合に限る。されど「慣れ」ってのはコワいもので、兎にも角にも人ってのは怠惰な生き物だから性悪説で制度を設計しておかないとダメなんだよナ。

さて、「市バス、運転手不足 違法残業-高給与 増員の壁?-」との記事を目にした。市役所(の交通局)にブラック企業のレッテルを貼りたいのではないかと勘繰ってみたくもなる内容だが、運転手の高額給与を叩きつつ、減額が出来ぬことを承知で新たな雇用を求めているように見えなくもない。すっかり世間の悪玉にされたブラック企業。過酷な職場で残業を強いる姿勢が強調されがちだが、繁忙期における新たな採用は求めつつ、閑散期には解雇を認めぬというのは些か虫がいい話ではないかとも思えてしまうのだがどうか。

市の運転手とてその条件を提示されて入社している訳で、新規採用については既に新たな雇用形態で採用されているだけに何とも気の毒な気がしないでも...。さりとて、公務員といえども明らかに怠慢な職員には退場勧告ぐらい出来ねば益々図に乗りかねない。クビにしたければやってみろと言わんばかりの横柄な態度は組織を腐らせる元凶。公務員は終身雇用の意味を今一度見つめなおしてはどうかと。

(平成26年11月4日/1925回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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