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2014年11月23日 (日)

井戸水

JA主催の農業まつり品評会で県知事賞を獲得されたKさんから小松菜をいただいた。妻曰く世辞抜きにKさんの小松菜は細部まで手入れが行き届いていて味も抜群に旨いのだという。後日、そんな話を当人に伝えたところ水道水にはカルキ(塩素)が含まれることから洗い水に「井戸水」を使うことが秘訣だと教えてくれた。ふむふむ、さすが野菜博士。

地価が高い上に消費者の顔が見える都市農業は一見贅沢に見えるが、それだけ地価が高い都市部に土地を有していれば何かと苦悩も抱える訳で...。都市計画法は都市部における土地の利用制限等を定めた法律だが、同法によれば宅地等の市街化を促進する「市街化区域」と農地や山林等の無秩序な宅地化を制限する「市街化調整区域」に分けられる。

市街化調整区域は厳しい土地利用制限が課せられる反面、地価が安く抑えられていることから固定資産税の負担も軽い。が、そんな市街化調整区域でも市街化区域に隣接した山林ともなれば宅地開発の需要も高く、市街化調整区域の指定を解除して欲しいとの相談が寄せられることも...。

固定資産税の軽減税率は兎も角も負担はそればかりではない。山林といえども維持をしていくには樹木の手入れが必要であって、その負担がバカにならぬという。「緑を残せ」というならば市が買い取るか保全を図る為に手入れ分位は市で面倒を見るべきではないかとの声も...。

そう、緑地の保全といえば市街化区域には「生産緑地」と呼ばれる農地があって、営農の継続を条件に様々な優遇が図られているのだが、営農が困難な場合には市への買取申請が認められていて、市も特別な事情がない限りはその地権者の買取申請に応じなければならないのだが、これまでの取得実績は...「ゼロ」。

また、都市計画法の制定は昭和43年だからそれ以前に建てられていた家屋もある訳で、近年は市街化調整区域内に自宅を有していても転売が効かないことから空き家化するケースが目立ってきた。更なる厳しい制限が課せられる農業振興地域などでも一部に違反建築物が目立つが、それは厳しい土地利用制限の中で背に腹は変えられない農家が苦悩した挙句の姿。

本来であれば市に許可を仰ぐべきところどうせ認められないのだから勝手にやってしまえと。そんな話を耳にした隣の農家が「ならばウチも...」と。で、キチンとした手続きを踏もうとした農家が窓口を訪ねても「ダメ」の一点張り。何故に真面目に申請したウチがダメで勝手にやったアイツは見逃されるのかとの言い分は当然。特に営利を目的にしたものでもなく同じ住居が建つだけなのに...と恨み節も。

そんな事情を勘案してか、市街化調整区域における所有権移転について新たな基準を定めて一定の条件を満たした場合に移転を認める規制緩和が図られるそうで...。

(平成26年11月23日/1944回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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