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2014年11月 9日 (日)

10点台

律儀な支援者の方がいらして、奥様が他界されて3年、息子夫婦が実家に戻る形で同居することになったらしく、ご挨拶に...と事務所を訪ねていただいた。ちょうど私と同い年となるご子息を持つその支援者Mさんの御出身が長野県と初めて聞いた。

「教育県ですね」と話題を向ければ、「それはひと昔の話、当時は貧しかったから」と。山海の豊富な幸に米と酒、とにかく食に関して恵まれた新潟県に対して、長野県は知恵を絞らねば生活の糧が確保出来ぬ。それが教育立県に繋がったと見る向きが少なくないが、昨今の全国学力テストではその新潟県にも水をあけられた状況が続く長野県。その全国学力テストに関して、知事の独断で学力テストの結果を公表したことから場外での応酬を続けていた両氏の会談が実現したと聞いた。

今年度から実施要項が改定され、市町村別や学校別の成績公表が可能となったものの、本市を含む大半の自治体は「及び腰」...なんていうとまた波紋を呼ぶから「慎重な姿勢」を堅持する。都道府県は市区町村、市区町村は各校の同意を得ることを前提に単なる成績のみならず分析や改善方法なども併せて示すことが条件とされている。となれば同意が得られていないことが非公表を続ける最有力な要因ではないかと。

否定的な側の言い分は成績が公表されることにより過度な競争意識が生まれ、学校の序列化に繋がりかねないという懸念があるが、さりとて、積極的に公表されるものでもないにせよそれを断固として拒み続ける頑なな姿勢とて理解しかねるもの。順位比較なんてのは別に大した話じゃなく、むしろ公表を頑なに拒むことこそ怠慢の隠れ蓑とか事なかれ主義ではないのかとあらぬ誤解を招くもと。

自らの教育方針に自信があれば恥じる必要も全くなく泰然自若の態度で臨めばいいと思うのだが...。その一例を以って当該校の教育方針が否定されたり、担任の教師に批判が向くようなものでもないはずだが、最近は非常識な親も多いからナ。成績が悪いと保護者からクレームが来てしまうのではないかとの懸念は分からなくもないが、成績が悪いことは決して恥ずべきことではない。むしろ都合の悪いことを隠そうとするそのへんなプライドこそが将来に禍根を残す元凶。

成績はビリだっていいじゃないか、競争社会の申し子となる団塊の世代ジュニアにとっては学年内の成績公表はあたりまえ。が、さすがに氏名と点数を公開するとなれば劣等感を助長しかねない。そこでその学校では10点刻みで人数を公表することにしたらしい。

90点台1人、「やっぱりアイツだ」。60~80点台は団子状態、「何とか及第点で助かった~」。その後はよくある釣鐘状カーブを描きつつ、30点台は5人。決して自慢出来る成績ではないが、「仲間がいるから何となく救われた気分」。20点はゼロ、そして、10点台...1人。

でも、その彼が今となっては毎年2ヶ月を海外豪遊ツアーに出かけるいつもの社長なのだから然してビリとて焦る必要はないんだよナ。ちなみに全国学力テストに費やされる事業費は60億円だそうで。

(平成26年11月9日/1930回)

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