なおログ[Blog]

« 反則切符 | トップページ | 井戸水 »

2014年11月22日 (土)

円卓

原稿作成の合間に過去の記事に目を通していたのだが、山梨県北杜市における事業仕分けの事例があった。最近はすっかりなりをひそめた「事業仕分け」。そこで捻出できる財源はたかがしれているが、恒久的に削減できるメリットは大きい。

今回の事例の一つに結婚支援事業があって、市が委嘱した45名の結婚相談員が週1回の相談所を開き、年3回の婚活イベントを実施。その事業費は250万円。延べ111組が見合いをしたものの、結婚成立は7組。ってことは1組の成婚に30万円が費やされている計算になり、それは果たして妥当なのかと。でも、相談員1名あたりにすれば年間5万円、イベントの実施費用など勘案すれば当人は無償に近い。こちらの事業仕分けは外部のシンクタンクが実施したものだが、「本来は議会の役割」とあったが耳がイタイ。

さて、中華料理といえば円卓。円卓は場を和ませるのに一役買っているが、数が少ないととんがりやすいように妾の数は多ければ多いほど嫉妬が薄れて「かどがとれる」もんだと中国人「女性」から聞いた。が、丸くなり過ぎて物事が進まないのが、この世界。衆議院解散の様子をTVで見ていたんだけどやっぱり数は多いよナ。消費税増税を求める前に定数を削減するとか一部の報酬をカットするとかそんな身を切る覚悟も必要ではないかと。いや、身を切らずとも積み重なる借金に歳出削減の動きが全く見えて来ないのは何とも残念で、そこに国民の不満が募っている。

野党の面々は「大義なき」解散の是非がどうだって気炎を上げるんだろうけど、そりゃ「政権交代」の4文字で政権を奪ったあの時と一緒。総理は今回の解散を「アベノミクス解散」と名付けたというが、アベノミクスや消費税再増税の延期判断こそが大きな争点の一つ。NHKの世論調査によれば「予定通り、来年10月に10%に引き上げる」が20%、「引き上げの時期を遅らせる」が41%、「引き上げをとりやめる」が33%と、現時点での引き上げ判断に反対との意見が7割以上を占めたという。

ってことは現政権の判断が大半に支持されても良さそうなもんだが、事はそれほど単純ではない。延期された場合は当初見込んでいた財源に穴があく訳でその部分はどこかで捻出せねばならず、それが新たな国債の発行に繋がるのであればまさに本末転倒というものであるし、仮に予定通り増税されたとしてもそこで捻出された財源がキチンと使われる保証はどこにもない。その(増税分の)利用用途は社会保障分野に限定するというけれども「福祉ならば安心」というのは迷信の類であって、「福祉」に名を借りた無駄こそ少なくない。

故に増税などはせずにその財源は無駄な歳出削減と経済成長によって捻出されるべきではないかというのが私の意見。日本のVAT(付加価値税)は税率が低すぎるから他国並みに...なんてのはまさに財務省が思い描くシナリオであって税率変更前に徹底的に無駄を省くことをせねば増税をしても元の木阿弥に等しい。だから増税を延期した上でアベノミクスの様子を見つつ、国の成長戦略を描くことで財政再建と社会保障の道筋をつけることが肝要ではないかと。

(平成26年11月22日/1943回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

|

« 反則切符 | トップページ | 井戸水 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 円卓:

« 反則切符 | トップページ | 井戸水 »

 
自民党
山崎なおふみは自民党の議員です
自民党ホームページへ
KAWASAKI CITY
山崎なおふみは川崎市の議員です
川崎市議会のページへ