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2014年11月15日 (土)

自由形決勝

さて、年内最後の定例会となる第4回定例会について市長から議長への申し入れがあって、机上に議案書が配布された。

センセイには兎角短気でせっかちな御仁が少なくない。思い立ったが吉日とばかりに担当を呼び出して「この件はどうするんだ」と迫ってみてもよほどの腹黒でもない限り答えに窮するのが公務員というもの。さりとて、数十倍の狭き門を抜けてくるのだから潜在的な実務能力は低くない。万事要領「だけ」がいいのがセンセイで、実直ながら要領が悪いのが公務員であって、まさにアリとキリギリスが御似合いかも...(笑)。

ということで「特に急ぐものではないが、何とか次回の定例会までに...」と出した宿題に道筋がついたとの連絡があって、その報告を受けたのだが、結果良好にてひとまず安堵。やれば出来るんだよナ。が、そんな地位に安穏とした日々を過ごしているといつの間にか堕落して折角の潜在能力も宝の持ち腐れ、水泡に帰すことも...。それだけに管理職の果たす役割は大きく、公務員の監督役となるセンセイの責任も重い。行政の失態は偏に私ども責任である。

そんな公務員と民間の一番の違いは競争の有無。出世を巡る職員間の競争があるぢゃないかというけれどもそんなものは序の口。いかんせん独占形態の役所は倒産しない会社のようなもの。破綻した夕張市だって公務員が路頭に迷ったなんて話は聞こえてこない。それでも何とか存続しているのは役所たればこそ。

切磋琢磨することが未知なる能力を生み出すことは言わずもがなだが、一方で入札に見られるように「競争」が必ずしも好感を以て受け入れられないこともない訳ではない。ということで冒頭に「喧嘩に勝つのは、身体の大きな犬ではなく、闘争心の大きな犬である」とのアイゼンハワー大統領の言葉が紹介された「競争」にまつわる本を読んでいる。

大衆心理を記した本ではRチャルディーニ氏の「影響力の武器」は三指に入る名著と信じて疑わないが、こちらも負けちゃいない。ちなみに「影響力の武器」は人心掌握に欠かせぬ、というか周囲と良い人間関係を構築する上で様々な示唆を与えてくれる良書。ちと専門的だが、お薦めの一冊。

で、「競争」といえばやっぱりオリンピック発祥の古代ギリシャだが、こちらの本には北京オリンピックの男子水泳自由形リレー決勝の事例が紹介されている。当時、優勝候補と目されたフランスにマイケル・フェルプスを擁する米国が挑む。

アラン・ベルナールのフランス、イーモン・サリバンのオーストラリア、前回のアテネ大会で金メダルを獲得した南アフリカも全く同じチーム編成で出場。10人以上もの世界記録保持者が名を連ね、強豪ひしめく注目の一戦であって、尚且つ、米国のマイケル・フェルプスは1大会最多金メダル8個に王手がかかる。

首位フランスと1身差リードで迎えた米国のアンカーは男子競泳陣の中でも最高齢32歳のジェイソン・レザック。王者ベルナールに挑むレザック。その有り余る重圧に押し潰されそうな絶対絶命のピンチに奇跡が起きた。まさに「火事場の馬鹿力」としか言いようがないその驚異のパフォーマンスはいかにして生まれたのか、それこそがまさに「競争」の価値というものを教えてくれる。

(平成26年11月15日/1936回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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