なおログ[Blog]

« 道徳 | トップページ | 解散風 »

2014年11月11日 (火)

定期借地

訳あって都内の老舗鮨屋に出没したのだが、そちらの板さん夫婦が若かりし頃に本市、それも麻生区に住んでいて新百合ヶ丘駅を利用されていたらしく、懐かしむようにそんな話から始まった。

「確か当時の小学校は...寺」、王禅寺?万福寺?そうそう、真福寺小学校だ。ちなみに万福寺小学校は存在しない。で、こちらから。「確かこのへんに能楽堂がありませんでした?」-「そう、観世能楽堂があるけど、こんど銀座に移転するんだ」。へぇ~やっぱり銀座か...。が、それ以上の計画が進んでいるらしく...。

さて、おらが麻生区も区制施行から既に30年以上、区役所等の当時に建設された公共施設も老朽化が目立つ。しかも、それらが「低層」である上に駅前の「一等地」を陣取る一方で、駅周辺は慢性的な交通渋滞に悩まされていて...。そんな状況を打開する為にも新百合ヶ丘駅北口周辺における抜本的な庁舎再編を提案しているのだが、それぞれに所管が異なる公共施設の再編整備となると旗振り役が見当たらない。

本来であれば区の将来像を描くのは区長の役目の一つだと思うのだが、全ての調整を委ねるにはちと荷が重く、尚且つ、施設の長寿命化を目的に策定された「かわさき資産マネジメントカルテ」によれば庁舎等建築物の目標耐用年数は60年以上と...。それじゃあ、あと30年はあのまま?

そりゃ困ると様々な御意見を聞かせていただくのだが、中には駅前の一等地だけに高層マンションを建ててそれを他の建設財源に向けるべし...なんてのも。実現性は兎も角も確かに今のままでは土地利用の観点からあまりにも非効率。本件に限らず庁舎建替え時には維持費を含む将来負担を少しでも軽減する為にテナント入居による収益や資金計画のシミュレーション等が模索されるべきではないかと思っていて...。

テナント入居による収益モデルといえば、平成20年に完成した現在の中原消防署はビジネスホテルとの複合施設として整備され、土地活用の有効事例として各方面の注目を集めた、というか本市も随分とアピールしていた(はず)。その事業主体は本市の出資法人。スキームは出資法人がホテルを含む建物を建設した上で消防署部分を市に売却、ホテル部分はそのまま所有し、ホテル業者に賃借するというもの。分岐点以降は収益が上がる仕組みだが、当初の建設費を含む諸々の負担は市の貸付であって、市がそこまでのリスクを負って出資法人の事業を助けるべきなのかとの議論があったのも事実。

で、冒頭の話。現在の渋谷区役所も耐震化を図る為に庁舎の建替えが予定されているらしく、その手法が現行の区庁舎の敷地約4千5百平米を70年間にわたって不動産大手ディベロッパーに定期借地することにより、庁舎及び公会堂の建設費用も捻出するというもの。まさかマンション?

わが国は土地信奉が根強いから抵抗もありそうだが、餅は餅屋に任せるのが一番。行政の負担がゼロならば検討に値するのではないかと。ちなみに新百合ヶ丘駅周辺に本市が所有する土地は約4倍の2万平米也。

(平成26年11月11日/1932回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

|

« 道徳 | トップページ | 解散風 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 定期借地:

« 道徳 | トップページ | 解散風 »

 
自民党
山崎なおふみは自民党の議員です
自民党ホームページへ
KAWASAKI CITY
山崎なおふみは川崎市の議員です
川崎市議会のページへ