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2014年8月

2014年8月31日 (日)

居所不明

相変わらず重い鞄の中には複数の本が入っていて、その中には児童養護施設を舞台に繰り広げられる物語を描いた有川浩氏の「明日の子供たち」が含まれる。親と離別して新たな道を歩み始める子供たちとその子供たちを支える施設の職員の苦悩は筆舌に尽くしがたい。本人は出自こそ選べないが、そのハンデを克服することこそ人生の醍醐味。施設の子供たちの健全で健やかな成長を願っている。

さて、迫り来る代表質問に向けた原稿作成に追われているのだが、今回の項目の中に「居所不明児童への対応」が含まれる。厚木市内のアパートで男児の白骨遺体が見つかった事件では居所不明児童の追跡の難しさが露わになる一方で自治体がその確認を徹底してこなかった実態が明らかになった。

居所不明児童は都市部に集中しがちだが、今回の近隣住民の証言からも都市部における近所関係の希薄さが窺い知れる。まずは、児童相談所と地元の小中学校や幼稚園・保育園、それに、町内会・自治会、民生委員や主任児童委員、警察署等との連携が求められるが、では、居所不明児童に関する役所内の所管課はどこか。

問い合わせれば「しいて言えば虐待対策室ですね」との返事が返ってきた。その「しいて言えば」という言葉に全てが集約されるのだが、つまりは責任の所在が曖昧なことこそが事態が改善しない根幹ではないかと。居所不明の未然防止に重要な役割を果たすのが、各自治体が実施する乳幼児健診における未受診者へのフォロー。

本市でも住民基本台帳による所在の確認や受診勧奨の通知、電話及び保健師らによる訪問等を実施するなどの結果、過年度に実施した本市の乳幼児健診の未受診者における所在不明者は2人まで減少し、その2人についても入国管理局への出入国の状況確認や警察への行方不明届けの提出も含め、追跡調査が進められているという。

そして、もう一つは...学校。毎年5月1日を基準日として全国一斉に実施される学校基本調査では市町村の教育委員会は児童生徒の学齢簿を作成し、居場所が1年以上把握できない児童については「居所不明」として文部科学省に報告しなければならないとされているが、本市の実績はどうか。

平成25年5月1日現在の居所不明児童数26名に対して、本年5月1日現在では6名と大きく減少した実績が前回の定例会において報告されているが、そもそもにこの居所不明児童の件をいち早く取り上げたのはわが会派の松原成文氏(中原区)。最近でこそクローズアップされてきたが、同氏は既に平成23年3月の予算審査特別委員会で取り上げている。その時に報告された居所不明児童数は26名だが、それまでの実績は何と「0」人。

それもそのはず、各学校において1年以上連絡がとれない児童生徒については生徒の学齢簿から除籍していたというのだから何とも...。

(平成26年8月31日/1860回)

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2014年8月30日 (土)

プラカード

族議員である以上、断固阻止すべくプラカードも辞さない覚悟で...。それが諸般の事情を鑑みた結果であれば頷けなくもないが、やはりどうも腑に落ちぬ。

今年度の決算が赤字になりかねないとして、「一般財源の1%相当額を抑制するように」との通知が各部局宛に送られたという。その抑制措置は約20年ぶりの非常事態だそうで、市政の監督役としても看過出来ぬばかりか、同時に進む来年度の予算編成においても市長の肝いりとなる「待機児童解消」と「中学校給食」以外は大胆な歳出カットが求められている(らしい)。

そもそも今回の抑制措置の発端は当初169億円と見込んでいた国の交付税が102億円に減額されたことによるものとのことだが、今年度に限らず、今回の定例会において審議が予定されている昨年度の決算においても大変厳しい財政事情を窺い知ることが出来た。

常任委員会の中でもとりわけ財政局を所管する総務委員会は他の委員会に先駆けて予算・決算の報告を受ける利点を有していて、遅ればせながら過日の総務委員会にて報告された資料「平成25年度 一般会計・特別会計決算見込みの概要」を取り寄せて目を通している。役所は営利企業じゃないから収入と支出の差額、最終損益のことを剰余金又は実質収支というんだけれど見出しに「実質収支は2億円を確保」とあった。されど一見黒字に見えて実は赤字なんてのはよくある話。ということで、今日は決算についての解説を。

減債基金とは毎年発行される市債の償還の為に一定額を積み立てている基金なのだが、そこから27億円を前借しての黒字だから実際は25億円の赤字とされても...。また、市債残高からその減債基金の積み立て額を除いた実質的な市債残高は8,483億円、前年度比23億円の減とされているが、前借り分を勘案すれば市債残高は増加していることになる。

そして、ここからが本題なのだが、一般会計に占める各項目別の割合を分析してみると、過去5年間において義務的経費は48.7%→54.0%に上昇。義務的経費とはまさに「義務的に」生ずる経費だから大胆なカットは見込めない上に将来的に財政を硬直化する要因とされている。さらにその内訳を見てみると人件費が18.0%→16.1%と1.9%の減少に対して、扶助費は17.4%→25.3%と7.9%もの著しい増加を見せる。

便宜上、本市の一般会計規模を仮に5千億円とすれば、5年前と比較して単年度あたり人件費は95億円の圧縮が図られたものの、扶助費は395億円も増大したことになる。そんなことから皺寄せを受けそうなのが...そう、農業予算。財政局は削ることが至上命題だから「削りやすいところから削る」。されど本市の農業予算って「人件費を含めて」1.9億円しかない。そんな雀の涙の予算を削ってどうするのかと憤慨していて...。

でも、やっぱり金額の多寡以上に、その中身の妥当性が検証されるべきだから、しっかりとした理論武装で折衝に臨んでもらいたいナと。

(平成26年8月30日/1859回)

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2014年8月29日 (金)

通りゃんせ

義理で入会していたクレジットカードの契約を解除することになったのだが、その手続き方法が複雑で分かりにくい。そりゃ囲い込みの為には入口は広く出口は狭いのが理想。そうそう、昔の童謡にもそんな歌詞が登場するじゃない。「行きは良い良い帰りは恐い」って。今日はそんな話題。

さて、今回の定例会に上程される予定議案についての説明を受けたことは昨日の通り。その中に子ども子育て支援新制度の施行に伴う関係条例の制定が含まれていて、それに該当する5つの議案については従来の採決日では間に合わないことから先行議決を求められている。その子ども子育て支援新制度の施行は来年4月から。

幼保連携が叫ばれて久しく、既存の認定こども園は確かにその両方の役割を担っているのは事実だが、幼稚園と保育園が併設する形で運営されていて、幼稚園部分は文部科学省、保育園部分は厚生労働省と管轄は別々で補助金も然り。新制度ではその二重行政の解消を目指されていて、新たに創設される「幼保連携型」認定こども園が目玉となる。

そして、既存の幼稚園はそちらに移行するか否かについての判断が迫られている。その新たな認定こども園には待機児童ゼロに向けた受け皿としての役割が期待されていて、尚且つ、これだけ市街化の進んだ本市内で新たな土地を確保するとなるとかなりの労力を有する上に新たな園舎となれば市の負担も軽くはない。ならば既存の幼稚園の園舎を上手く活用して...と思うのも無理はない。

一方の幼稚園にとって従来は利用者との直接契約だった入所選考が移行後には保育園と同じ枠組みの中で実施されることから制約が課せられる上に調理室の整備や調理員の確保等において新たな負担が生じる。そのへんはどの程度まで公費で面倒を見てくれるのかが関心事。幼稚園側とて10月から園児の募集開始となるものの、公費投入の基準が曖昧な状態で移行するか否かの判断を迫られても困惑するのは当然。

また、一部の報道によれば新制度への移行を目論んで既に認定こども園に移行した施設の運営費が来年度から大幅に減収するのではないかとの懸念からその認定を返上して元の幼稚園に戻る動きも見られるそうで...。幼稚園と保育園では元々に担ってきた役割がまるで違うのだからそんなにすんなりいくものではないのだが、自らの幼稚園教育に対して矜持を有している関係者も少なくない。移行の為にインセンティブとなるニンジン、しかも、「相当おいしい」ニンジンをぶら下げたとしてもどうか。

急いては事を仕損じるとはよくいったもので、こういう時こそ冷静沈着な対応が求められやしないか。ということで、まずは「既存の幼稚園」という枠組みを維持しつつ、規定時間以降は預かり保育を拡充することで対応してみてはどうかと。一歩踏み込んだはいいけれど後戻りが出来ないとは厄介。まさに、行きは良い良い帰りは...。

(平成26年8月29日/1858回)

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2014年8月28日 (木)

裏技

仕事が山積みにてしばし都会の喧騒を離れて現実逃避をしていたのだが、案の定、翌朝から雪崩のように押し寄せる仕事に向き合うことになった。

国会議員には会期中は逮捕されないという「不逮捕特権」なる権限があるが、私ども「地方」議員にとっても「今は議会中なので...」というのが誘いを断る口実になったりもする。度が過ぎると「年がら年中、議会、議会って、一体、議会はいつなんだ?」と今以って不思議がられることもしばしばだが、議会は原則として年4回で会期は約1ヶ月、主に3の倍数の月に開催されていて、その月の数字を頭に載せて何月議会と称されることが多い。

ということで、今回は9月議会となるのだが、今年3回目の議会となることから正式名称は「平成26年第3回定例会」となる。全ての議会には各局から市長名で上程される条例の審査が含まれるが、それ以外に3月議会には予算、9月議会には決算の審査が含まれるのが慣例。まずは常任委員会にて提出予定議案の説明を受けることになるのだが、こと9月議会は決算関連の議案が含まれることから行政側の説明だけでかなりの時間が費やされることになる。

記録として残るのは公開対象となる会議録のみだから予め用意された説明文を朗読する格好になるのだが、後で会議録を読み直せば理路整然とした内容になっていて専門用語なども含まれるから一般の方々にとってはセンセイ方ってのは何やら難しいことの報告を受けているように「見えやすい」。

それはそれで結構なことなのだが、とにかく分量が多いから早口になりやすく、決算の数字などは目で追うのが精一杯。さすがにそこまで早いとセンセイに考える隙を与えない為の作戦ではないかと疑いの目で...というのは冗談にせよ、最近は傍聴席に若いインターン生の姿が目立つが、そちらにはちんぷんかんぷんではないかと心配をしてみたりもする。

そうそう、各自治体とも大なり小なり似たようなもんだと思うのだが、予算及び決算の審査については専門の特別委員会が組まれることが少なくない。その委員会の委員はまさに「特別」な存在であって、その委員に選ばれることこそ権威の象徴。されど本市の特別委員会は議員全員で構成されるから然したる権威もなさそうだが、今年から制度が変更されて分科会形式なるものが導入されることになった。

各会派代表による議会改革の検討会「議会運営検討協議会」での結論を踏まえての制度変更だが、その分科会というのは決算の内容について常任委員会毎に「集中的な」審議を行い、本会議場ではあくまでもその議論を踏まえた上での総括質疑を行うこととされた。ならば総括質疑に立つことこそが議員の本懐。

が、常任委員会の委員長は総括質疑に立てないらしく、「理不尽だよな」と愚痴をこぼしていたら隣にいる「真面目な」副委員長が「裏技」を教えてくれた。いやいや実際は裏技を知らないほうが好都合なんだよナ。

(平成26年8月28日/1857回)

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2014年8月27日 (水)

生肉規制

月例の俳句教室に夏休みを振り返りつつ詠んだ五句を投句した。兼題の「西瓜(すいか)」を詠んだ「不ぞろひの西瓜を選ぶ手が迷ひ」がお気に入りだったのだが、別な二句、「台風のそれよそれよと旅支度」と「そよ風に香の香を嗅ぐ終戦日」が先生の選に。次回の兼題は「初秋」だそうで、昨夜は「残業に鈴虫を聞く夕べかな」と詠んだ。もう秋だナ。

そう、こないだ地元の支援者の方から「豪商の館」の話を伺った。「豪農」の館となれば数あれども「豪商」となると限られるらしく...。その「豪商の館」は信州須坂の田中本家のことと思われるが、同じ信州の諏訪湖畔には当時、絹製品で財を成した片倉財閥の「片倉館」が国の重要文化財として残されていて、ここからはあくまでも独断と偏見に基づく私の勝手な考察なのだが、信州、今の長野県の県民性として「商才」が挙げられるのではないかと。

私も父親の仕事の関係で長野県と新潟県を行き来したけれども隣り合う両県の県民性は随分違う。何故にかくも県民性が違うのか。新潟県にあって長野県に無いもの、それは...海。川が海に流れ着く下流には見渡す限りの広大な平野が広がり、海山の幸に恵まれた新潟県に「食」の心配は無用。一方の長野県は山の幸にこそ恵まれているものの、決して「食」に恵まれた県ではなかった。が、故に当時から知恵を絞らねば県が潤わなかったと聞いた。

が、今はどうか。とりわけ「食」の代表選手といわれる「米」と「酒」の分野ではかつては新潟の米、新潟の酒というだけで全国的に名が轟いて売れていたはずだが、近年は品種改良が進み、「新潟県産」コシヒカリではなくとも十分においしい米も販売されているし、日本酒の分野でも全国各地の地酒のレベルが格段に向上した。

さりとて、その当事者たちは日々怠ることなく実直に生産を続けてきたはずであって、既存の品質を維持していくことの重要性も承知の上なのだが、そこに創意工夫や周囲との研鑽がなければそれ以上の飛躍は見込めないのも事実。一方で、その逆境をバネに発展を遂げてきた長野県のプロモーションやブランディングなどを見ていると「う~む」と唸らされることも少なくない。

そうそう、話題が方向転換してしまうのだが、最近、ある料理人との話が食材の話題から「生肉規制」に及んだ。ユッケの集団食中毒事件等を受けての措置に、粗雑な生肉を提供した店の過失は些かも薄れるものではないが、とんだとばっちりを受けた焼肉店も少なくないはず。そして、本件に限らず、その後の矛先が向くのはやっぱり...役所。

「お上の監督が行き届いていないのが悪い」との風潮が生まれれば規制強化に転じるのだが、何でもかんでもお上任せは消費者の足腰を弱くすることにもなりかねない。「この品物の値段は妥当か」という物事に対する嗅覚が衰えていくことになる。どうもそのへんが飽食の県民性に重なっちゃうんだよナ。いやいや、あくまでも郷土愛だから...。

(平成26年8月27日/1856回)

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2014年8月26日 (火)

場違い

夏休みの家族サービスが帰省「だけ」というのでは何とも寂しい限り。もう一つ位は...と模索していたのだが、仕事の都合で平日の夕刻以降に限られる。ならば...と、汐留の日テレのそらジローの天気予報に同伴することになった。

折角の機会だからと向こうの母親もお誘いしたのだが、その後は小田急ハルク上の加賀料理「大志満」にて夕食。毎日がグルメ評論のようなブログで恐縮だが、ここの「治部椀」が好物の一つですっかり母親の御馳走になってしまった。

さて、今年で73年を迎える恒例イベント「多摩川花火大会」は本市の夏の風物詩として内外から多くの見物客が訪れる。隣では世田谷たまがわ花火大会が同時開催。名前が紛らわしいのだが、何とも贅沢で豪華な花火大会になっているという。多摩川花火大会の主催は川崎市観光協会、高津観光協会に...本市。つまりは本市が一部補助金を支出しての運営だけに私どもセンセイ方にはさぞかし立派な桟敷席が用意されているはずなのだが...。

これが会場に近い高津区や中原区ともなれば花火大会を優先して地元行事の日程をズラすこともあるんだろうけど、隅っこの麻生区ともなればどこ吹く風と行事が目白押し。しんゆり映画祭の野外上映会をはじめ地元の行事がズラリと並ぶ。今年で20周年を迎えたしんゆり映画祭は例年、蒸し暑かったり、夕立に見舞われたりと何とも主催者泣かせだが、今年は夕涼みに最適。大勢の方が麻生小学校の校庭に用意された大画面を見入っていた。ちなみに今年の上映作品は「ムーミン谷の彗星」。

そう、夏といえばやっぱりビール。今年も虹ヶ丘で開催される「ビアパーティー」にお誘いをいただいた。声をかけていただくとは何ともありがたい限りなのだが、何せ他とのハシゴだから移動は車。「一杯どうか?」に「今日は車ですから...」と拒んでしまうことを大変申し訳なく思っていて。目の前には地元のおやじさんが丹精込めて焼き上げた「焼鳥」に枝豆等々が並んでいる以上、烏龍茶では場違いというもの。今年は過去の反省を踏まえてノンアルコールビールを購入して持参した。「かんぱ~い」。

そうそう、場違いといえば...。地元の盆踊りには浴衣で行くべきか否か。浴衣に身を包んで行けばその場にマッチして「なかなか気が利くじゃないか」と評判も上々な上に気さくなイメージを作り出せる。が、やはり顔を出す以上、センセイとしては「票の為に」目立たねばならぬ。場違いな格好のほうが目立つ上に仕事を「してそうに見える」じゃないか。えぇ別に狙っていく訳ではなくて昼の仕事の延長でそのまま訪問するだけなのだが...。いつも打算的でスマン。

(平成26年8月26日/1855回)

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2014年8月25日 (月)

氷水

果たして指名を受けた安倍晋三総理は氷水をかぶるのか。「アイスバケツチャレンジ」なるイベントが流行中と聞いた。難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)の患者支援のキャンペーン。

ALS患者でもある著名な元スポーツ選手がその氷水をかぶる動画が注目されたことがきっかけとなり、最近では06年ドイツW杯の頭突き事件、元イタリア代表マテラッツィ氏がジダン氏を指名したことで話題を呼んだ。指名されると氷水をかぶるか、支援団体に寄付するかを選択するルール、そして、次の3名を指名する。

それが回ってくるのは有名人の証。いかにも目立ちたがりやの芸能人や「一部の」政治家が好みそうなキャンペーンであって、所詮は一過性のブームに過ぎないとは知りつつも、ベンチで打席を迎える控え選手が如く、私もそわそわしていたのだが、妻から窘められた。冷ややかな視線を向ける妻は一言、「はしゃぎすぎよ」と。

これは難病支援というテーマだけの話ではなく、東日本大震災の復興支援なども同じ。私なども当時は電子書籍「一日一話」第4巻の売上げを全額とも被災地への寄付に向けたのだが、そこには慈善的行為を通じて売上げアップや知名度を高めようという下心が隠されていることが往々にしてあって、事実、そんな下心が見え透いていると本も売れないもんである。

ということで自らの身銭を添えて被災地への寄付に向けた。当時は募金箱を手に駅頭でも寄付を訴えたが、どうも他人様にせがんでいるようで気乗りがせず、ならば自らが勝手気ままに現地に赴いて支援するのが最善ではないかという結論に達した。それが偽善であろうとも少なからず支援に繋がっているのだから全てが否定されるものでもないと思うが、確かに「はしゃぎすぎ」は見ていて不愉快かもしれぬ。

そんな妻がUさんと同じクラスになったのは小学校6年生の時。周囲よりふた回りも小さいUさんは元々クラスのいじめられっ子だったらしいのだが、何事にも前向きなUさんは途中から不思議と周囲から愛されるようになり、一躍クラスの人気者に。そんな折、恒例の秋の遠足が迫ってきた。行先は大山阿夫利神社。

車椅子が欠かせないUさんにとっては到底困難に思われたのだが、友達と遠足に行きたい希望を捨てきれないUさん。「よし、オレたちが連れて行ってやろうじゃないか」と男子生徒が交代でおんぶして辿り着いた思い出の遠足。当時のUさんの笑顔が忘れられないという。その後、暫くは平穏な日々が続いたものの、ある日突然と姿を見せなくなったUさん。全生徒の前で先生が一通の手紙を読み上げた。「これまで仲良くしてくれてありがとう」と綴られた手紙はUさんの母親からのものだったという。

人生の転落は本人の責任に負う面が少なからずあるが、こと難病や障害に関しては本人の望まざる結果。氷水はかぶらぬまでもALSに向き合うきっかけにはしてはどうか。

(平成26年8月25日/1854回)

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2014年8月24日 (日)

信号機

本屋で見かけた「亀井静香 最後の戦い。」が気になっていて、亀井静香氏といえば...。

乳幼児の遺体放棄など悲惨な事件が後を絶たないが、自治体が所在を把握できない子どもの虐待被害が全国で多発している現状を踏まえ、国が全国の居所不明児童の情報を一元的に集約し、自治体に情報提供する機関を設置するよう政令市が国に対して求めている。

虐待といえば、超党派の有志の方々による汗の結晶「川崎市子どもを虐待から守る条例」は毎年の虐待の発生状況、通告の状況、虐待に係る市の施策の実施状況等について年次報告として取りまとめ、議会への報告とその概要を市民に公表することを義務付けていて、当時は「蚊帳の外だった」私も今年は所管委員会の委員長ということで報告を受けることになった。

虐待の件数は微増、立入り実績等は条例の浸透度の証左か。保育園や幼稚園等の園児であれば先生が異変に気づくことも想定されるが、乳児期は周囲との関係が遮断されやすく、親のストレスも募りやすいことからその対策が求められる。また、親子関係の希薄化以上に複雑な事情が伴うことも少なくないことから近年は警察との連携するケースが多くなっていると聞いた。

そう、市議会に寄せられる請願・陳情の中に信号機の設置を求めるものがあって、それらは私どもの市民委員会に付託されるのが慣例になっているのだが、何を隠そうこれがセンセイ泣かせの悩みの一つになっている。

それもそのはず、それが通学路を含む道路の安全対策となれば「道路」管理者としての本市の役目なのだが、信号機の権限は「交通」管理者となる県警が有していることからそれは県警か県議会にて議論されるべきではないのかとの不満が燻っていて、権限を有しない市議会がその請願・陳情を審査する意義が問われている。

聞くところによればどうやら県側の門戸が閉ざされている、というか狭いらしく、その閉鎖性を指摘しようものなら後が...。何といっても相手は国家権力だからナ。さりとて、請願・陳情の審査結果を踏まえて本市が求めれば所轄署も対応して下さるそうだが、ではその実現性がどの程度かというと...。

当該の所轄署に寄せられている要望箇所は7件であって、単純に人口比でいえば県内300箇所以上となる。一方で、設置される件数は全県下で年間15件前後。ってことは市内では1~2件、ということで受理をしたはいいけれども...。そのへんの事情が陳情者に上手く伝わらないと「市は何もやってくれない」と公務員バッシングに繋がったり、センセイ不要論に飛び火することになる。

信号機の設置については県警というか「所轄署」に求めつつ、「道路」管理者として安全対策を講じていくというのが限度。せっかく、それだけの署名数を集めて市議会に救済を求めてきているのだから無碍にも扱えぬし...。

(平成26年8月24日/1853回)

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2014年8月23日 (土)

おしげ食堂

そう、最近、野暮用で隣の多摩区に出没したのだが、その帰りに生田駅近くのおしげ食堂に立ち寄った。昔ながらの学生食堂にありそうなメニューがズラリと並ぶ店なのだが、昔からここの焼肉定食が好物の一つであって、これまでも下宿生活の明大生たちの胃袋を賄ってきた。

あの騒動後にめっきり姿を消した島田紳助氏の著書に確かそんなタイトルの本があったと記憶するが、ご飯を大盛りにしてくれる定食屋は総じて味も良く繁盛していることが少なくない。そんな定食屋が世の中を元気にしてくれることに期待している。

さて、わが会派の坂本茂氏(川崎区)の議会質問に端を発する「(仮称)中小企業振興基本条例」は地域の経済団体である川崎商工会議所が中心となって条例策定会議を立ち上げ、今年度内に最終案がまとめられる予定となっているが、そんな条例制定に向けて意見交換の機会を模索する商工会議所とわが会派の思惑が一致。勉強会が開催される運びとなった。

自民党川崎市連が主催する「(仮称)川崎市中小企業活性化成長戦略条例について」の勉強会には川崎商工会議所の会頭以下、多くの関係者が出席をされてその意気込みが窺い知れる。が、私自身は企業の経済活動には行政は関与すべきではないというスタンスな上に、中小企業といえども分野が違えばビジネスモデルも違うからその全ての意見を汲み取ったのでは最小公倍数的な百花繚乱の内容になりやすいのではないかと。

他都市でも似たような条例の制定を見受けるが、どうせ理念的な条例になるのがオチではなかろうかと懐疑的な目線を向けつつ、「中小企業政策の経緯・現状」と「中小企業新興基本条例(仮称)制定への視座」と題したプレゼンを拝聴したのだが、発表者は青山社中の朝比奈一郎氏。そのプレゼンの内容が玄人好みなもんだからつい当人の経歴に目が行ってしまった。

「プロジェクトK(新しい霞ヶ関を創る若手の会)」のメンバーの一員であって、東大卒の脱藩官僚であることは承知をしていたのだが、その生まれ年が私と同じ昭和48年。昭和48年は最も出生数が多い年。ってことは受験競争が最も厳しかった年に最難関の東大に合格してキャリア官僚という誰もが羨む順風満帆の人生を歩んできたはずだが、その身分を捨てて新たな世界で挑戦をするとは並みの度胸ではないよナ。

ということで、その大抜擢に期待しつつ、今後の成り行きを見守るつもりなのだが、わが会派には論客が多くて意見を言いそびれてしまった。というか、相手が東大卒の脱藩官僚とあってビビっちゃったんだ(笑)。

これは私自身の持論だが、中小企業の活性化に限らずこれからの時代に求められる視座というかキーワードは「マッチング」。それぞれに一つでも多くの選択肢を提供することで様々な可能性を模索していく。人と人との結びつきもそう、人によって得手不得手があるもの。その中でいかにして互いに補完して高めあっていくかって視座こそ人や企業の成長に繋がると思うんだけど...。

(平成26年8月23日/1852回)

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2014年8月22日 (金)

2学期制

夏休み明け。といっても別に夏休みがある訳ではないのだが、久々の常任委員会。日焼けした顔にそれぞれの夏が窺い知れる。駅頭なんだろうナ...否、南国のバカンスだったりして(笑)。そう、その久々の委員会は港湾分野の陳情審査から。現在、本市は3隻の船舶を有していて、2隻は客船、1隻は測量船の扱い。客船のうち1隻は既に40年が経過したことから新造が予定されているのだが、3隻もの船舶は不要ではないかとの内容。

測量船としての稼動は年間10日程度、客船としての稼動は年間30日程度なのだが、それ以外に3隻とも巡視の機能を担うのだという。川崎港を3つのエリアに分けて、1日2回の巡視業務が「毎日」行われていることから2隻に減らすことは困難との回答。役所の常識は世間の非常識。黒塗りの公用車に代表されるように役所の中には「市民の為に」というよりも「役所の都合」であることが少なくない。

仮にそれが作られたものであったとしても「御説ご尤も」とこちらを唸らせる位のものであればいいのだが...。そこらへんの世間一般との認識の乖離をチェックしつつ、軌道修正を図るのが私どもセンセイに課せられた役目の一つ。えっ、政務活動費もセンセイの都合?う~ん、耳がイタイ。

そう、船の話に戻るが、客船としての機能は不要ではないかとの質問に「東日本大震災を受けて災害時における帰宅困難者の搬送を想定している」とあって、どうも煮え切らぬと思っていたら「では、具体的にどのような事象を想定されているのか」と二の矢が飛んだ。その程度の輸送力では...ということらしく。で、陳情は継続審議の結論となった。

さて、市内の小学生の夏休みは今週まで。いよいよ来週から新学期がスタート。いや、それが「新学期」とはならないようで...。本市の全ての小中学校では2学期制が採用されているから夏休みを挟んでも1学期が続く。10月の土日を含む数日間の秋休みを挟んで2学期を迎え、正月の冬休みを挟んでも2学期が続く歪な形。

では、全国的にどの程度の小中学校が2学期制を採用しているのか。平成23年度の文部科学省の調査によれば、全国では小学校、中学校ともに21.9%の学校が2学期制を採用しているものの、神奈川県下は小学校が69.4%、中学校では61.1%と2学期制の割合が非常に高い。全国的に見てもここ近年は2学期制がジワリ減少。2学期制のメリットについて教育委員会の回答は「必要な授業時数を確保できる特色のある学校づくりが推進できる」、「教職員が資質向上のための研修の機会を設けたり、子どもと触れ合う時間を確保したりすることができる」ことが示されている。

う~ん、それだけ?と思ってしまうのは私だけではないようで、市内S小学校のPTA会長を務める同僚の松原成文氏(中原区)の過去の議事録を読み返していたのだが、今後の2学期制の扱いについては「保護者へのアンケート調査の実施等も含めて、川崎市学校運営研究会議の中で委員の皆様方から広く御意見を伺って参りたい」と。そう、やっぱり保護者の意見を聞いてみるといいと思うんだよね。ほんと意識の違いの大きさに気づかされるから。

そう、そのいわゆる「関係者」で構成される川崎市学校運営研究会議を検索してみたのだが、委員構成や会議録には辿り着けず。役所の都合の一つに「隠蔽体質」ってのもあったよナと。

(平成26年8月22日/1851回)

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2014年8月21日 (木)

手土産

小田急線のはるひ野駅周辺や新百合ヶ丘駅北口の万福寺地区に代表されるような土地区画整理であれば山林を切り開いての開発だけに、それは時に「減歩率」などという専門用語で表現されるが、その区画を整理する過程において生まれた種地の売却益等で事業資金を賄うことが可能。

が、それが山林ではなく、既存の市街地となればいかにして事業資金を捻出するかは難題中の難題。高層ビルにおけるテナント等の不動産収入が想定されるが、それだけでどこまで賄いきれるか、また、都市計画法による用途区域の制限を緩和するにも高い壁が存在する。

「危険な駅前通り」としてテレビでも何度か取り上げられた小田急線の柿生駅周辺。道が細い上に商店街のど真ん中にバキュームカーが停車されては街の美観を損ねる...なんていうと余計にイメージダウンに繋がりかねないが、本市の下水道普及率99.4%の残りの0.6%に含まれる下水道未整備地区がここ。そんな下水道の整備以外にも道路事情の改善などにより駅周辺を活性化したいとの地元の意向から柿生駅周辺には再開発の動きがあって、その為の組合が設立されている。

最近、柿生駅南口市街地再開発準備組合との意見交換の場に「初めて」お招きをいただいた。本来であれば再開発組合とならねばならないのだが、あくまでも「準備」組合というあたりに地元の苦悩が窺い知れる。これまでも月1回の理事会を重ね続けて延べ255回。ってことは既に20年以上も協議が重ねられてきたことになるのだが、再開発には地元の地権者を含む関係者の合意が必要。

「しんゆり」一人勝ちの構図に「このままでは寂れていく一方だ。何とかしなきゃイカン」という共通の想いは有しながらも各論となれば損得勘定が絡むだけに双方の利害が対立することもしばしば。それだけに中には疑心暗鬼になる地権者がいても当然。そんな弱みを見透かしたように「事業を進めたくばまずは地権者全員の合意を得てから...」と地元に責任を転嫁しようとする市の態度が見えてしまうこともあるらしく、一見至極ご尤もな言い分に聞こえてしまうのだが、組合の関係者からすればそれこそが鬱憤の募る元凶。

それもそのはず、昭和58年に近隣に汚水処理場の計画が持ち上がり、その建設時に地元合意を得る為に市が持参した手土産がこの駅前の再開発(らしい)。当時、市から示されたパンフレットを理事長は今も大事に保管されていた。駅前のロータリーに広い道路、下水道の整備に橋上駅舎化、駅隣接の踏切の解消等々、バラ色の将来が語られたのだという。とすれば、市への不満も募るわけで...。

そうそう、柿生といえば同僚のOセンセイの膝元であって、地元事情も知らずに下手に手を出して話をこじらせるのは不本意。地元の対立を招きかねない繊細な面が含まれるだけにいかに折り合いを付けるか。当時、市が手土産として約束をしたのであれば超法規的措置も検討されるべきだと思うのだが...。

本件に限らず地元の合意を売る為に用意された手土産の代償は小さくない。

(平成26年8月21日/1850回)

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2014年8月20日 (水)

吉田調書

10回6安打8奪三振の好投及ばす。超遅球で話題を集めた西嶋亮太投手を擁する東海大四が延長の末に散った。

かつては西高東低、つまりは九州や四国勢が上位進出を果たしていたイメージが強いが、近年はそんな勢力図に異変が...。私の郷里の新潟県代表なんかは私の現役当時から1回戦敗退の常連。そりゃ雪国で冬の間はグランド利用が困難なのだから南国の連中には勝てる訳がないよナなどと囁かれていて、1回戦だけでも勝てばベスト8進出並みの大騒ぎ。そう、今年はその新潟県代表の日本文理が3回戦へ駒を進めた。尚且つ、そのスタメンにわが母校の出身者が2名もいると聞いて秘かに期待を寄せているのだが...。

が、こちらはそんな期待を背に...というよりも単に本人の自己顕示欲が勝っただけの話だと思うのだが、今日はその御仁の話から。国民の不幸を政権支持率の回復に利用しようなどということはあってはならないことなんだけど、さりとて結果的に信頼回復に繋がれば...という下心がないといえば嘘になる。が、それにもさすがに限度ってものがある訳で、「やっぱりそうだったんだ」と受け止められても致し方が無い。

相手の弱点を攻撃することでしかポイントを上げられないとはなんとも寂しい限り。しかも、それがかつて総理大臣を経験した人物とあっては...。「私にとって吉田(昌郎)さんは『戦友』でした。現(安倍)政権はこの(吉田)調書を非公開としていますが、これは特定秘密にも該当しないし、全面的に公開されるべきです」と雑誌のインタビューで語られているが、本人は「どうせ国民は知りえっこない」とタカを括っていたに違いない。

私が門田隆将氏の著書「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日」を読んだのはちょうど1年前の夏。あの未曾有の事態に現場の最前線では何が起きていたのか、現場での苦悩が赤裸々に描かれている一冊。この本に限らず著者の入念な取材力には脱帽させられるのだが、当時、現場で死を覚悟した社員が家族に残した言葉は...「会社に文句を言うんじゃないぞ」。何とも泣けるよナ。

産経新聞が報じた吉田調書に関する記事を読んだ。吉田調書は政府の事故調査・検証委員会が事故発生時に所長として対応に当たった吉田昌郎氏に聞き取り調査してまとめた「聴取結果書」。「(首相を)辞めた途端に。あのおっさんがそんなのを発言する権利があるんですか」「あのおっさんだって事故調の調査対象でしょう。辞めて、自分だけの考えをテレビで言うというのはアンフェアも限りない」と、その「おっさん」の表現に『戦友』はよほど不愉快で怒り心頭だったことが窺い知れる。

そして何よりもそのショッキングな見出しは私もよく覚えているのだが、「所長命令に違反 原発撤退」「福島第1 所員の9割」と報じたあの新聞。その報道に追随した海外メディアの中には「日本版の”セウォル号事件”」などとの記述もあったと聞く。「事実と異なる報道によって日本人を貶めるという点において、先に撤回された慰安婦報道と図式が全く同じではないか」とは同氏のコメント。

いつでもどこでも何でも「日本が悪い」の自虐観は偏屈ものの証。未来永劫付きまとうだけにその代償は小さくない。

(平成26年8月20日/1849回)

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2014年8月19日 (火)

なでしこ

久々の登庁。役所に積み上がった資料に目を通していたのだが、セミナー・研修関連の案内が目立つ、ほんと多いんだなこれが....。

とりわけ、こちらの手を見透かしたように決算審査に向けた財務諸表の見方などに加えて、認知症対策等の話題性の高いものが少なくない。これが結構な品揃えとなっているのだが、その料金は半日で1万5千円~と些か、というよりも随分と割高の設定。どう見ても政務活動費目当てではないかと思えなくもない。

首都圏で行われることから地方議員にとっての出張の口実、即ち、政務活動費の支出名目となってやいなしないかと。かくいう私も何かの折に出席したことがあるのだが、高い授業料の割に...。さりとて、その会議に出席さえすれば何か仕事をしているという錯覚に陥りやすいのも事実。

さて、政令市の女性議員の会「なでしこの会」が主催する勉強会にお招きをいただいた。「女性の社会進出についての政府の取り組みと課題」と題した勉強会の講師は内閣府男女共同参画局推進課と厚生労働省雇用均等・児童家庭局雇用均等政策課企画課長。認識が低すぎる男性諸氏にセクハラ「ヤジ」を含む女性の社会進出について説教...というか正しい認識を、ということらしいのだが、出席する議員ってのは既にそのへんの認識がある訳で...。

途中、少子化担当大臣の森まさ子氏がサプライズで登場。講演についで「写真撮影の機会を...」などと促されるとどうも気が引けるもので、私の分の写真撮影はこちらから「あえて」御辞退申し上げた。別にそれ目当てに来ている訳じゃないから...。

その後の質疑応答が興味深い。新卒採用の際に男女平等の観点で行われている以上、女性の管理職数等に枠をはめることは何か女性に下駄を履かせるようなものではないかと詰め寄ったのは横浜市議の横山正人氏。ノルウェー元首相のグロ・ブルントラント女史が、英国の鉄の女マーガレット・サッチャーとの会談にて女性閣僚の数を聞いた際に「残念ながら、今の英国には閣僚のポストにつくだけの実力のある女性はいない」と答えた話は有名。女性が阻害されている要因は除かれねばならないが、実力以上の下駄を履かせることは間違いの元。

その後の追及、じゃなかった質問は私の隣に座る多摩区の橋本勝センセイ。そこまで女性の社会進出にこだわられるのであれば配偶者控除の撤廃ではなく、既存の103万円の枠を拡大すべきではないかと迫る。枠を撤廃することは事実上、専業主婦世帯への増税、つまりは「専業主婦」の否定に繋がりかねないが、政府としてのどう考えているのかと。霞ヶ関の官僚相手になかなか立派なこと言うぢゃないか...。

(平成26年8月19日/1848回)

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2014年8月18日 (月)

セリフ

ここ一週間はモーレツに執筆、というか「作文」に追われていて、とにかく遠出がままならないから「息抜き」が本屋とカフェ。ということで本を随分読んだ。「人は見た目が9割」とは言い得て妙だが、本も同じ。最初に目に付く表紙が販売部数を左右する。

とりわけ雑誌ともなれば目を惹く見出しこそ重要で...。雑誌「新潮45」の今月号に大江舜氏の-狂ったニッポン 地方議員は日本の「盲腸」-なんてコラムがあって、何ともキツいお叱りの言葉にしょげているのだが、さりとて、これ幸いとばかりに不正の刷新を掲げて当選した候補者の顛末を見れば...。そう、ののちゃんもその一人、当時の公約は「不正経理の追及、二億三千五百万円もの税金の無駄遣いを正さねばなりません」だそうで。

閑話休題。こう見えて不思議と勉強は嫌いでは無かったのだが、移り気な性格なもんで自宅の机で参考書と向き合うのは1時間が限度。ならば「息抜き」を兼ねて...と当時通ったのが青山塾。背が低くハゲのチョビ髭オヤジが塾長でその背格好を随分冷やかした。授業なんかは私語ばかりだから「もう帰れ!」ってのが口癖。ああ見えて剣道の達人なんだけどこんな悪ガキ連中にもほんとに懲りずによく付き合ってくれたよなぁ、と今にして思う。

週2回で授業は夜の8時まで、その後はゲーセンが併設されたボーリング場で適当に遊んで帰宅するのだが、その前に駅のキヨスクに立ち寄って週刊少年ジャンプを購入。塾の帰りに?そう、本来の発売日は月曜のはずが、田舎は物流の関係で火曜の発売。それが駅のキヨスクだけは前日の夜に発売開始となる。当時の人気は何といっても「北斗の拳」。全世界で1億部を超える人気マンガ。本屋を物色していたらその表紙が目にとまった。

「ジャギ」のイラストに「武論尊」の文字、が、それ以上に、オビに記されたコメント「仕事がキツイ、給料が安い、女にモテない、世知辛いいまの時代を戦う人生指南本」が気に入った。本のタイトルは「下流の生きざま」(武論尊著)。そうそう、上流のヤツらは実力もあるだろうし、要領もいいから放っておいてもそれなりに上手く人生を歩んでいくんだろうけど...いやいや、挫折には弱いんだよナ。

これまでも「格差にもがく男たちの生きざま」を描いてきたという著者だが、誰しもが何らかの取柄があるもの。そんな自分の持ち味を出し切れていない人も少なくない。同氏の作品の中から印象的なセリフを抜き出し、その言葉が持つ意味について解説を加えている。でも、そういうセリフって不思議と覚えているもんだよナ。ちなみに本の最初に登場するセリフは「おれの名をいってみろ!!」だから...マニアにはたまらん(笑)。

そう、それが流行りなのかどうなのか、偶然にももう一つの本のタイトルが目を惹いた。「待てあわてるなこれは孔明の罠だ」。すぐに思い浮かんでしまうそのセリフは魏の司馬懿仲達。最後半での「死諸葛 走生仲達」は有名な逸話だが、こちらの著者もなかなかの横山光輝三国志マニアだなと。

(平成26年8月18日/1847回)

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2014年8月17日 (日)

甲子園

ある店の箸袋に「何故に今日又うなぎくわんかな」との句を見かけた。ってことはひょっとして...。

球児たちによる息詰まる熱戦が繰り広げられる夏の甲子園も7日目。今年は全国的に東海大付属勢が目立つが、その兄貴格、おらが神奈川県代表の東海大相模の初戦敗退は何とも残念。やっぱり全国最多校の出場する県予選で疲れちゃうんだろうナ。

試合をじっくりと見る余裕がないもんだから夜のスポーツニュースや翌朝の新聞に目を通す程度なのだが、数日前の試合、鹿屋中央(鹿児島)vs市和歌山(和歌山)の延長12回裏のサヨナラのシーン。本塁へ送球して三塁走者の生還を阻むところを一塁に送球して呆然としゃがみこむ二塁手、立ち上がれないその選手を責めるのは酷というもの。

神奈川新聞のスポーツ欄「エキストライニングス」のコーナーに松井秀喜氏のコメントを見かけた。今年は母校の星陵高校が奇跡の大逆転で甲子園出場を決めたが、決勝において逆転を許した小松大谷高校のナインにエールを送っている。

以下、その一部抜粋だが、「何度も脳裏によみがえるのは勝利ではなくいつも敗戦。勝負事に敗戦は付き物で、スポーツは人生の早い段階でそういう感情を乗り越える訓練をする場でもある。もしかしたら野球で雪辱を図るよりも得るものがあるかもしれない。忘れられない。だから人生の糧になるのだ。悔しい思いで夏を終えた選手たちは、忘れられない敗戦が胸にあることが生涯の財産なのだと思う」と。

忘れもしない5打席連続敬遠は甲子園球史に残る一戦。順風満帆なことばかりじゃない。時に理不尽なこともあるのが人生。その挫折を乗り越えることで大きく成長を遂げる。

満を辞してメジャーデビューを果たした田中将大投手に次いでダルビッシュ有投手も故障者リスト入り。メジャー特有の当番間隔に原因を求める向きもあるけれど甲子園で活躍した投手は成長期に肘を酷使するが故にプロ転向時に選手としての活躍が限られるというのは半ば常識となりつつある。

地元のアニキに甲子園の応援に連れて行ってもらったのは数年前だが、観客席でさえもあれだけの暑さなのだからマウンドともなればまさに灼熱地獄。甲子園を目指しての猛特訓はどこかしら「欲しがりません勝つまでは」に繋がってしまうような気がしないでもないのだが、さりとて、そこには夢を目指してひたむきに挑戦をし続ける青春の一ページがあって、それが「クレイジー」と言われようとも全力で挑んだ経験はきっと人生の糧になるはず。

そうそう、野球観戦はやっぱり冷房の効いた東京ドームに限る。そういえば今年はまだだったナ。

(平成26年8月17日/1846回)

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2014年8月16日 (土)

合掌

都合の悪いことは相手に伝えにくいものだが、そんな事情は役所も同じ。朗報不要にてこじれた案件や雲行きが怪しそうな事案について「のみ」報告を...と伝えているのだが、それでも律儀に報告に来て下さるのが役所。でも、いちいち全てのセンセイの都合を確認した上で報告に伺っていては時間がもったいない。ならばもっと別のことに知恵を絞るべきではないかと...でもうるさいセンセイもいるからナ。

そう、長年の読者諸賢はお気づきだと思うが、毎年の終戦記念日の投稿は1行のみ。戦没者の方々の追悼文の末尾には「合掌」と記されているのだが、「今年も合掌か?」などと冷やかされた。毎年の同じ文章は怠慢ではないかということらしく...物言いはいつもの社長。ほんと失礼なヤツなのだが、そんなことでもズケズケ言い合える関係でありたいよナ。

さて、そんな監視役はいつもの社長ばかりではない。議会局から入手した予定表を目にしていたのだが、9月は予定がびっしり。こりゃたまらん、と息抜きを画策しようにも担当書記が委員会の事前レクを次々に埋めていくもんだから...いやいや、忙中こそ閑あり。

9月定例会は昨年度の決算審査がメインだが、裏で進む来年度の予算編成。インフラ面での注目はやっぱり横浜市営地下鉄3号線の延伸であって、横浜市との協議もいよいよ大詰め。そもそもに未開発の沿線の二束三文の土地を買い上げ、その沿線開発で上げた利益を工事費に充当するというのが鉄道事業のモデルケース。

が、地下鉄となると沿線開発で収益を上げるという選択肢がない分、運賃収入や広告収入のみで初期投資分も含めて回収するのは至難の業。ということで隣の状況を聞けば既に業務改善や経費縮減も限界を迎えつつあるらしく、新百合までの延伸はまさにラストワンマイル。一方の本市、というか麻生区や小田急沿線在住者にとっては念願の路線。目立つことは好かんからあくまでも地ならしに徹していて...。

そう、数日前に公営バス運転手の話が中断していたと思うが、その続きを...。運転手の1千万円プレイヤー(そんなに貰っていない?)がよく槍玉に上がるけど彼らに罪を負わせるのは些か筋違い。だって彼らは公務員としての採用試験を通過してきただけなのに...。だから攻められるべきは1千万円プレイヤーのバス運転手じゃなくてバスの運転手にそれだけの身分保障を約束した当時の判断。

向こうは向こうで勤め続け「さえ」すれば給料は年々アップしていく上に退職金も保証されているから定年まで勤め上げようと思うのは当然。だからその時々の政治判断ってほんと大事なんだよナ。

そんな反省を踏まえて職員にも様々な雇用形態があっていいと思うのだが、未だ枠が狭い中途採用枠に、嘱託だってOBの再雇用が大半。正規だって公務員としての誇りや職務内容以上にオイシイ待遇が目当てなことも少なくない。やっぱり職務意識に燃える人材こそ必要ではないかと。

(平成26年8月16日/1845回)

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2014年8月15日 (金)

鉄軌

父が昭和19年生まれなのだが、昭和19年生まれは一人っ子が多いと聞いた。終戦の前年ともなれば敗戦の足音も聞こえていたはず。最後の望みを子に託し、国の繁栄を願いつつ、戦場に散った命。今年も靖國神社への参拝を終えた。長い参道を歩きつつ、様々なことに想いを巡らせ、拝殿前にて静かに手を合わせた。

その結末は広島と長崎への原爆投下という歴史的な惨事を以って終止符が打たれることになったが、「過ちは繰り返しませぬから」との誓いを胸に特別な想いを抱きつつ、この日を迎えている。後世の為にもあの戦争を語り継がねばならないと思っていて...。

その悲惨さは言わずもがなだが、それ以上になぜかくも悲惨な戦争という出来事が生じたのか、図らずもそこには選択の余地が無かったかもしれないが、国や家族の為に戦地に赴いた若者はいかなる想いを抱いていたのか、その根源的な部分に迫らねば彼らが報われない。一部の方々は何故にその悲惨さだけしか伝えようとしないのか、国家の為に殉死した方々が後世に託した想いを汲み取ることこそ現世に生きる私どもの使命ではないかと思っていて、今年も特攻隊員の遺言が綴られた一冊の本を読み終えた。

そう、少し前に聞いた話に鉄道の軌道の話があって、現在、わが国のレール幅はダブルスタンダード。これは直通乗り入れの際によく言われるんだけど、身近なところでは小田急電鉄と京浜急行のレール幅が違うし、JRでも在来線と新幹線が異なる幅を採用している。現在の世界標準は鉄道発祥の英国をはじめ4フィート85インチ(=1435mm)。これは京浜急行や新幹線が採用している幅。

一方、同じJRでも在来線や小田急電鉄などは3フィート6インチ(=1067mm)の狭軌。軌道が広ければそれだけ車体が安定するからスピードが出やすいのだが、わが国では後者の狭軌が主流を占める。その理由として、国土が狭い上に急峻な山々も多いことからトンネルや橋梁の建設コストの安い狭軌が採用されたという説がある一方で英国の植民地規格に合わせたという説も有力。

事実、英国の植民地はほぼ狭軌であって、その背景には列強諸国を脅かす芽を摘んでおこうという意図が働いていたとしても不自然ではない。されど、そんな謀略をものともせずに狭軌上でも時速160kmを実現してしまったのがわが国であって、今ではその鉄道の発祥地、英国に新幹線を輸出するというのだからやっぱりわが国の底力ってスゴいよナ。

国の行く末を信じて戦場に散った方々が後世に託した想いを無駄にしないと胸に誓い、焼け野原の中、坂上の雲を目指して必死に駆け上がってきた団塊の世代が今日の日本の地位を築き上げた。が、その地位が未来永劫続くとは限らない。依然として緊迫する世界情勢、民族間の紛争やテロは絶えないが、平和を謳歌するわが国とて虎視眈々と狙われている。バトンを渡された私どもの世代に課せられた責任は重い。

(平成26年8月15日/1844回)

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2014年8月14日 (木)

政務活動費

夏休みを利用した施設開放イベント「こども議場見学会」が催され、大勢の児童と保護者が参加、議席から議長・副議長に質問が浴びせられたと聞いた。が、さすがにこの質問は...。都合が悪いことは公言しない、ブログなんかに記さないことが最善...いやいや、むしろそういうネタこそ「積極的に」取り上げるべきではないかと思っていて...。

そう、新聞社にもよるが、あの一件以降、政務活動費を巡る報道が絶えない。政務活動費については各議会が「独自の」運用指針を定め、それに基づいた運用がなされている為、都道府県や市町村で「まるで」違う。だから杜撰な自治体はとことん杜撰であるし、本市などは過去にこっぴどくやられているからほどほどに厳しい(はず)。

例えば同じ視察でも川崎市議会では海外視察への流用は認められていないが、他府県や近隣自治体では認められていることが少なくない。政務活動費による海外視察については疑義が生じるケースも少なくないが、本市が認めぬ理由は認めてしまえば公費で予定される海外視察が廃止されてしまいかねないなんて噂まで囁かれていたりするもんだから何とも寂しい限りで、やっぱり堂々と...また呼び出されちゃうからこれ以上は言わないほうがいいナ。

会合に名を借りたスナックの領収書なんてのはさすがにない(はず)だが、例えば権威ある団体、そう、医師会の新年会などの会費も川崎市議会では認められていない。飲食を伴うものは全てNGなんだそうで。書籍費なんかでも最近はレシートから本のタイトルなんかが割り出されちゃうから注意が必要。官能小説なんかがあった日には新聞社の格好のネタになりそうで。

私なんかも本好きなもんだから年間を通じて100冊以上は購入していて、中にはどうみても政務活動に資するものもありそうだけど、その仕分けが面倒な上にたかだか数百円の本で難癖を付けられるのは心外だから書籍費の計上はゼロ。このへんは公務員同様に1点のマイナスで残りの99点が否定されてしまう職種だけにそのへんは襟を正しておかないと...。

そうそう、本題。ひょんなことから近隣自治体の職員と一緒の機会をいただいて、話題が公営バスの経営に及んだ。槍玉に上がりがちなバスの運転手の給与。民間のバス運転手の平均給与430万円に対して、公営のバス運転手は800万円弱。路線バス事業は典型的な労働集約型産業だから民間に委ねたほうが経費を縮減出来るなどと路線の移譲が進むものの付け狙われるのはやっぱりドル箱路線。

赤字路線なんてのは絶対に損しない補助金をぶら下げてようやく協議に応じてくれるようなもので、「いいとこどり」になるから赤字路線だけが残っていく。それでいて赤字はけしからんと叱責されてしまう上にその責任をバスの運転手に罪を着せるのは些か筋が違うのではないかと思っていて...。

政務活動費の話題が入るとついつい長くなっちゃうんだよナ。続きは後日にでも。

(平成26年8月14日/1843回)

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2014年8月13日 (水)

アロハシャツ

そうそう、田中の角さんは新潟県の中でも中越地方、刈羽郡西山町の出身であって、母校の二田尋常小学校は今年91歳となる私の祖母と同じ。私が物心つく頃に北陸道が開通、角さんの生まれ故郷の西山町にICが出来たのはその功績だなんて噂が囁かれたけど、古今東西、新駅やICの中には地元のセンセイの威光を表すものも少なくない。

高田か直江津か、念願の新駅に高まる地元の期待。が、政治力も物理的な制約までは乗り越えられないようで、直江津駅は海に近過ぎて金沢方面に進路を曲げる際に新幹線の「径」が取れない、一方の高田駅周辺は市街地開発が進み今さら新幹線ルートどころではない。ということで白羽の矢が立ったのは高田駅から長野方面に2駅離れた脇野田という小さな駅。

そこに駅が出来れば御の字だと思うのだが、そちらの方々にとっては後世に残る駅名こそ命。マスコットキャラクターの愛称ならいざ知らず地元の駅名ともなれば対立は必死で、駅名の「公募」なんてものもやっちゃったもんだから「全国から」1万通を超える応募があった上に地元は地元で「おらが地名を駅名に」と陳情合戦が繰り広げられて...。これが熾烈を極めたらしく、詳細は他に委ねるが、最終的には当初の公募で4番目の得票だった「上越妙高駅」に落ち着いた。

北陸新幹線の長野-金沢間の開業は来年の4月だが、既に新駅舎は完成していて一部はこの10月に供用開始。東京-金沢間が2時間30分、途中の上越妙高駅までは1時間50分となるだけに十分な日帰り圏内。乗り継ぎがないことは大きな魅力、いかに首都圏の客を取り込むか、各自治体の腕の見せ所となりそうだ。

そう、この帰省途中に東京駅の新幹線ホームにてアロハシャツに麦わら帽子の面々を見かけた。それこそがJR東日本の新幹線清掃チームの面々。清掃員といえば地味な作業着に身を包んだ年配者のイメージに3Kの職場を連想してしまいがち。駅のトイレ掃除などでも迷惑そうに向けられる冷たい視線にさぞ肩身の狭い想いをされているのではないかと思えてしまうのだが、ホーム上を颯爽と歩く彼らの表情に陰鬱さは微塵もない。

従来の常識を超えた斬新な発想、清掃業務における制服の改善がもたらす効果については株式会社JR東日本テクノハートTESSEI おもてなし創造部長の矢部輝夫氏の著書「奇跡の職場 新幹線清掃チームの働く誇り」に詳しいが、いかなる仕事であっても自らの仕事に誇りを持てるってのは大事だよナと。尚且つ、そんな業務改善をあの旧国鉄、JRで実現したところがミソ。

独占的な殿様商売は競争原理が働かないから怠慢になりやすい。されどあれだけの路線を有していれば他に真似を出来る企業はありえないのだからやり方次第では大幅な顧客満足度の向上や収益の改善が見込めるはず。あとは従業員がそこに気付くか否か。他の企業はいかにして収益を上げるかに四苦八苦だが、既にその土台が完成しているアドバンテージは小さくない。

(平成26年8月13日/1842回)

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2014年8月12日 (火)

分厚い布団

波打ち際で暴風雨に晒されながらの実況中継に現場の緊迫感が伝わってくる。何もそんな危険を冒さずとも...。

されど十分な備えをするに報道が大袈裟すぎて困ることはないし、多少誇張したほうが視聴率を稼ぐに好都合、否、世間の耳目を集めるに適している。個人的には報道の割に拍子抜けさせられることのほうが少なくないのだが、今回もそんな「拍子抜け」を願いつつ、迫り来る台風の中の帰省。本来であれば盆中の仏前参りが筋なのだが、家事よりも「仕事優先」なもんで盆前の墓参りとなった。

さて、世間一般に上質の布団というものは薄くて軽いものとされているらしいのだが、わが家の布団は正反対、幼少時には重くて分厚い布団の記憶しかない。こればかりは恥ずかしくて周囲には内緒にしていたのだが、最近読んだ何かのエッセイに「雪国の人は重くて分厚い布団を好みがち」とあって妙に納得させられた。わが家だけじゃなかったんだナ。実家は代々続くような家ではないから大した仏壇では無いのだが、そんな布団の数だけは下手な民宿以上に多いことが自慢にもならぬ特徴の一つ。

とりたてて大家族だった訳でもなく、親戚が大勢押し寄せるというものでもないのだが、これがほんとに多い。今回のような時には重宝するのだが、そりゃ正月のようなもんで年に1回なんだから最低限の数だけ残して「分厚く重い」布団などは捨ててしまえば良さそうなもんだが、田舎の人によくありがちな「もったいない」精神というか、母親の性格が災いしてか、後生大事に押入れの中にしまわれている。勿論、天日干しはしてありそうだけど...。

そうそう、このブログでも何度か紹介した通り、私の実家は新潟県の上越市ってところ。この上越市ってのは海に面した直江津市と内陸の高田市が合併して生まれた市なのだが、私の実家は海岸線からは目と鼻の先で旧直江津市に属している。

最寄りの直江津駅は日本海を海沿いに走るJR北陸本線と長野県から日本海にまっすぐ伸びて長岡方面に向かうJR信越本線、そして、越後湯沢駅から伸びるほくほく線が交差する交通の要所であって、東京駅から上越新幹線で越後湯沢駅まで1時間半、そこから在来線の特急はくたか号で1時間、計2時間半だからとりたてて陸の孤島という訳でもないのだが、ここ数年の地元の関心は...新幹線。

新潟県といえばやっぱり田中の角さんで、当時の権力の象徴が上越新幹線だが、あれは「上越」の名前こそ付いてはいるものの、上越市は全く蚊帳の外。ということで長野新幹線の延伸への期待が高く、結果、それが金沢新幹線という形で実を結ぶことになり、おらが市にも念願の新駅が予定されることになったのだが...。

(平成26年8月12日/1841回)

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2014年8月11日 (月)

水際

センセイの仕事といえば何といっても...冠婚葬祭。それに見落とされがちなのが...そう、御見舞い。そりゃ「仕事」じゃないか(笑)。

若い方々が相手をしてくれないもんだから支援者は「必然的に」おじいちゃん、おばあちゃんが多くなるのだが、歳もとれば何かしら体に不具合が生じるのも当然。事務所の井戸端会議でもそのへんの話題は少なくなく、入院ともなれば決して吉事ではないはずなのだが、風説の流布が如く、そんな話に限って周囲に知れ渡るのが早い。尚且つ、尾ひれ背びれが付いたりもして...。

冠婚葬祭でさえも少なくないが、それに入院患者ともなれば対象範囲は一気に拡大。「大安の日に...」などと選んでいては追いつかず、行けば他の支援者にバッタリ遭遇して「オレの見舞いは無しかよ...」などと恨みを買わぬとも限らぬ。ようやく本人に面会出来れば「手ぶらかよ...」と。されど入院見舞いは公職選挙法の寄付行為に該当する違反行為。かくも難題山積な状況に支援者の御見舞いは勘弁いただいているのだが、さりとて時として駆けつけねばならぬこともあって...。

支援者の一人にいつも一緒のおしどり夫婦ならぬ親子がいて、詳しい経緯こそ聞いたことはないが、未婚の一人娘と母親の二人暮らし。以前は駅頭なんかでよく声をかけて下さったのだが、最近はとんと御無沙汰。偶然にも通勤途中に駅前でお会いしたのだが、当日は娘さんのみ。「お母様は元気ですか?」と声をかけたのだが、原因不明の難病にて入院されたと目に涙を浮かべている。

そんなことで久々に入院見舞いに訪れたのだが、受付で当人の名前を告げると「母か娘か」と。いや、娘は入院していないはずだけど...。それが母親の看病で毎日通い続けて暑さに倒れてしまったのだそうで当日に救急車で運ばれたという。何とも親孝行の娘さんだよナ。お母様も身体の一部に支障があるものの元気そうで何より。

さて、盆明けから市議会も本格稼動。9月の定例会は前年度の決算審査が主な議題となるが、本市の債権対策について昨年度の決算見込の資料が届いた。決算見込によれば債権未収額は前年度比21%減の181億5千万円。これには市税や国民健康保険料、市営住宅家賃、市立病院診察料等が含まれる。今後は平成27年度末を目途に収入未済額を160億円まで圧縮するとの目標が掲げられた。

債権未収額については若干補足が必要なのだが、決算書には収入未済額と不納欠損額という言葉が登場するが、当年度又は過年度において回収が出来なかった債権は収入未済額として計上される一方で債権放棄を意味するのが不納欠損額。収入未済額の過年度分については5年を目処に不納欠損処理が行われるのだが、ここ近年の不納欠損額は50億円前後。

何とも残念な話だが、債権回収においては水際となる初年度が肝心。ブログも同様、不思議なもので一日休むと気が萎えちゃうんだよナ。

(平成26年8月11日/1840回)

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2014年8月10日 (日)

泥仕合

タイ人女性に代理出産を依頼したオーストラリア人夫婦が生まれた男女の双子のうちダウン症の男児の引き取りを拒否したと報じられた件で、代理出産をした女性が会見で「赤ちゃんを手放すことはしない」と自ら育てていく決意を語ったと聞いた。

が、一方で代理出産を依頼したオーストラリア人夫婦は友人を通じて地元新聞社に「医師からはダウン症のことは聞かされず、心臓に重い疾患があり1日もつかどうかだと宣告された。このため代理母が自ら男児を引き取ると言った。病院では男児に触れることも許されなかった。代理母の話はすべてうそだ。今回のことで深く傷ついている」とのコメントを出した。とされていて、食い違う両者の言い分に泥仕合の様相。

タイ人女性は本人の会見だが、代理出産を依頼した夫婦は友人を通じてのコメント。また、自ら育てていくことを決意したタイ人女性の元には多額の寄附の申し出が寄せられているという。あくまでも善意と信じたいけど...。いづれにせよ大人の都合で振り回されるのは右も左も分からぬ赤ん坊。

オーストラリアでは代理母に報酬を支払う形での代理出産が法律で禁止されていることから国内では代理出産が難しく、海外で代理母を探す夫婦が多いという。中でもタイは他の国と比べて費用が安く済むことから人気が高いらしいのだが、一方で代理出産を依頼した夫婦の中には娘を希望していたのに代理母が男の子を妊娠した為に中絶を求める事例や引き取りそのものを拒否する事例もあるらしく、今回の件はあくまでも氷山の一角。

ちなみにわが国では代理出産を巡ってこれまでも安全性や倫理上の問題が指摘されてきたものの、国内に関係法律がなく、法整備について自民党の作業チームが検討を進めているという。かつては養子縁組のみに限られた選択肢が近年は医療技術の進歩により人工授精に代理出産と選択肢が広がった。

「子孫を残す」というのは自然の摂理であって、たとえ1%未満でも可能性があればそこに賭けたいと願う夫婦の悩みは切実だが、そこを付け狙ったビジネスが横行しているのも事実。生命倫理を伴うものだけに慎重論も根強いが、どんな絶望的な結果であってもそれを受け止める覚悟がなければ取り返しのつかぬ結果にもなりかねない。代理出産のように根源的な生命倫理の問題を突きつける諸課題にどう対処するか、医療技術の進歩の陰で人類の叡智が試されている。

そんな代理出産に限らず、あくまでも親の都合でいとも簡単に育児を放棄されてしまう事例は後を絶たないが、そんな事例にどう向き合うか。本市は全国に先駆けて「子どもの権利条例」を制定したことで有名なのだが、そういう時に限ってダンマリされてしまうんだよナ。まぁそのへんは改めて...。

(平成26年8月10日/1839回)

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2014年8月 9日 (土)

会社都合

ある経営者の談に「トップは有事の際に求められるものであって平時は要らぬ」と。そうか...。

事あるごとに呼び出されてはくだらん講釈に付き合わされた上に余計な仕事まで背負わされた日には甚だ迷惑というもの。それが年がら年中汗をかいていないと許してくれない有権者への「単なる」アピールに過ぎないとすれば...。私どもセンセイは会社の代表取締役ではなく、あくまでも社会取締役のようなもの。余計なことには口出しせぬからしっかりやってくれと思っていて...。

経済的に困窮しやすいシングルマザーらにパソコン技術などを身につけてもらい、自宅での副業を支援する厚生労働省の事業が「費用対効果が低い」として、大幅に見直されることになったという。5年間で総額170億円を投入したものの、在宅の仕事に就いた人は4分の1、うち6割の平均月収は5千円以下だった。検討会が近くまとめる報告書には「事業の趣旨は有意義」とまとめられる(らしい)。そりゃカネを投じる以上一定の効果はあるのはあたりまえの話であって、さすがに失敗したとは言わんでしょうに。

報道によれば今回の検証されたのは21自治体にて実施された24事業、約56億円分。都道府県などが公募で選んだ人材派遣会社やIT企業などに委託する事業スキームで「全額が」国の基金で賄われる。企業側には訓練や仕事の受注にかかる経費を支払い、参加者には訓練期間18ヶ月の間、月額1万5千~5万円の訓練手当を支給することとされているが、冷静に分析してみると仮に訓練手当の平均1万円と想定すれば18ヶ月で18万円、参加者は2千8百人というからその支払い合計は約5億円。事業費56億円だから大半は企業の...。果たしてパソコン技術の習得は国が税金を投じて行われるべきものなのか。

最近は雇用失業情勢が厳しい中、国が音頭取りとなる緊急雇用創出や自治体が主催する職業訓練セミナーが花盛り。後輩が出席したある職業訓練セミナーは授業なんてのは受講生の大半が上の空で私語のオンパレード。講師も講師で見てみぬフリ。それもそのはず、既に役所から委託されている以上、委託料が増える訳でもないし、就職先に困る「弱者」を注意して余計なクレームを上に上げられても困る。月数回のセミナーを受講した生徒には月額数万円が支給されるというのだから彼らにとっては「出席をした」という事実こそ大事。

そもそもに学びは対価を払って会得するもの。逆にゼニが貰えるとなれば出席意欲こそ高まれど、学びの意欲は低下する。かくして税金は食い荒らされていくことになるのだが、補助金にしても委託料にしても利用者以上に売り込む業者の都合が大きくないか。だから前述の件などもやるならば副業の斡旋程度に留め、ニンジンは即刻止めるべきではないかと。「なくてもいいけどあれば得」のハコモノは次世代へのツケ回し以外の何物でもない。過去にそんなハコモノで懲りているはずなのだが、今回は目に見えないからナ。

わが市議団も役所から嫌われるのを承知の上で補助金の削減に大ナタを振るってきたが、川下でどれだけ絞っても川上で大盤振舞いされては納税者が報われない。

(平成26年8月9日/1838回)

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2014年8月 8日 (金)

サマーミューザ

それぞれの夏。不肖私も麻生区少年野球連盟の顧問という大それた役職を仰せつかっているのだが、子供たちにとっての夢舞台、東京ドームで行われるジャビットカップチャンピオン大会に地元の少年野球チーム「西生田キングス」が出場するそうでコーチから応援要請があった。

ジャビットカップはジャイアンツ球場周辺の3連盟(川崎市麻生区・宮前区・稲城市)でスタートした軟式少年野球大会。年々拡大を続け、現在は東京都46区市町と本市の5区の連盟が参加するほどに成長。甲子園に負けじと来週から熱戦が繰り広げられることになる。

そう、心に余裕がない時はそちらに気づきにくいもの。本市が誇る夏の風物詩「フェスタサマーミューザ」が開催されていることに気づき、思い立ったが吉日と当日券を購入して昨夜初めて顔を出した。本市のフランチャイズオーケストラは東京交響楽団だが、このフェスタサマーミューザでは首都圏で活躍する10のオーケストラが川崎市に集結。日夜、演奏会が行われる夏の音楽祭で結構カジュアルな雰囲気。ましてや今年はリニューアル後のミューザでの開催とあってチケットの売れ行きも上々の様子。

昨夜は日本フィルハーモニー交響楽団による演奏。気になる曲目はベートヴェンのピアノ協奏曲第4番にブラームスの交響曲第2番。何とも贅沢な組み合わせでB席2千円、それでミューザの優雅な雰囲気を堪能できるのだから絶対にお薦め...といっても昨日終わっちゃったんだよナ。

そうそう、今後の予定が気になって、ホームページを見ていたのだが、トップページには指揮棒を持った4人。そのうち一人はどこかで見た男性...。そう、市長。画面は自動的にスクロールされるのだが、指揮棒を持った力士がいたり、駅長がいたり。大半が一般応募のモデルさんなのだが、暫く眺めているとまたよく見た顔が...。あっ、議長。ちゃっかりといい宣伝になっている。

十年一括りというが、今年はちょうど10年目。初演以来、昨年までデザイナーの山口絵美さんが手がけていたキャラクターイラストもお気に入りだったのだが、今年は「十人十色の音楽の楽しみ方」をテーマに広告を一新。肝心の広告費は知らぬが、何よりもこのサマーミューザの広告デザインは毎回「悪くない」。

広告費は知らない?それもそのはず、イベントの主催はミューザの指定管理者となる本市の出資法人の一つ、川崎市文化財団。市長と議長をヨイショして来年度の補助金を増額させようって肚だナ...とスグにひねくれた物の見方をしてしまうのだが、こんなところで釘を刺しておかないとまた増額を要求されちまうに違いない。

でも、出演者のみなさんほんとにいい表情をされているんだよナ。

(平成26年8月8日/1837回)

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2014年8月 7日 (木)

なまず

今回の視察先は九州。となればやっぱり視察後は旬で新鮮な玄界灘のアオリイカの造りでも...。

そんなことを記すから不謹慎だと批判に晒されるのであって、仮にそういうことがあったとしてもそれは内緒にしておくもの。ってことは...いやいや、それが滞在中は雨が降りっぱなしの大荒れの天気。夜のニュースや天気予報などでも大雨洪水警報の発令状況や各地の被害などが頻繁にテロップで流される。聞けば海が時化(しけ)ていて漁に出られない日々が続いているのだそうで、現地の漁師の苦悩が窺い知れた。

さて、今回の視察項目の一つに福岡市における生活保護の状況が含まれるのだが、実は福岡市と本市との類似性は少なくない。一般会計の予算規模こそ向こうのほうが若干大きいが、人口も同程度ならば議員定数もほぼ同じ。職員数は福岡市のほうが3千人ほど少ないが、それは行財政改革の成果というよりも過去に本市は直営事業が多かったことによるもの。

そんな福岡市の生活保護の状況はリーマンショック以降の伸びが顕著で毎年数十億円単位で増加を続け、平成25年度決算ベースでは800億円の大台を突破。一般会計の1割以上を占めている。そのへんの実態は他都市も似たりよったりなのだが、その負担も然ることながら自治体の頭を悩ませるのは職員体制。

被保護世帯80世帯に対して1名のCWを抱えることが標準とされているのだが、保護世帯の増加に追いつかない。ましてや経験と知識が問われる職種である。ということで新卒を充当してみたりと手薄になりがちなのだが、それを補うのが、本年度から実施されている生活保護ホットラインの開設と法テラスとの連携。

元々はそれだけを狙ったものではないのだが、不正行為等に関する通報が圧倒的に多いという。「隣は生活保護の受給世帯のはずが結構な贅沢をしているぞ」と。それがどうやら本人が周囲に自慢していることもあるらしく、そりゃ通報されちゃうのはあたりまえ。恥を忍んでつつましく生活されている方々を見れば決して大手を振って歩けるものではないと思うのだが...。

また、受給者は多重債務や離婚・相続等の悩みを抱えていることも少なくないことから専門知識を有する法テラスとの連携を図ることで自立や解決を目指すというもの。そんな取り組みの成果等について福岡市の担当者の話を伺った。

そうそう、昨日の続きだが、最近は中途採用の募集にも立派な経歴を有する方も志願されていると聞いた。そんな有能な職員ともなれば採用後の配属が気になるが、やはり中途採用となると比較的人気の薄い職場に回されることも少なくない。人気薄といえば生活保護のCWと並ぶ双璧が税や保険料等の滞納整理班。

督促にしたって相手はおよそ「訳アリ」の方々なのだから嫌がらせや罵声を浴びせられることもあったりするのだが、その当人は自ら志願して配属され、そちらの仕事をバリバリとこなし、そのモチベーションの高さが周囲に伝播して結構な成果を上げていると風の噂に聞いた。

つい、ノルウェーのイワシ漁の話を思い出してしまったのだが、イワシの水揚げ時にいけすに淡水魚のなまずを入れると暴れるなまずに触発されてイワシまで元気になるという話。そんな職員の活躍に期待している。

(平成26年8月7日/1836回)

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2014年8月 6日 (水)

武雄市

Yさんの2万3千円とまではいかぬまでも往復の交通費+宿泊費で4万円は廉価ではないかと。そう、政務活動費での視察。視察要綱には「1円でも安く」なんてことは記されていないから「領収書さえあれば」(倍以上の)正規の金額でもなんら問題は無いのだが、やはり小さくとも無駄を省くという努力は怠らずにいたいものではないか...と。

全国から視察が殺到しているという佐賀県の武雄市図書館を訪れた。図書館といえばガリ勉君の居場所であって、全国各地どこに行っても金太郎飴的な施策の代表例だが、そんな「たかが」図書館をここまで注目させた功績は小さくない。

「TSUTAYA」で有名なCCCが指定管理者となり、従来の図書館に書店とカフェを併設、年中無休に開館時間の延長と民間ならではの創意工夫を求めた所に特徴があるものの、既に100万人を突破したとされる来場者はバイラル効果による物見遊山的な側面が大きいのではないか...などと懐疑的な視線を向けつつ、館長の話を伺った。

その内観は秋田国際教養大学の図書館を思い出させるが、確かにズラリと並ぶ蔵書にシャレた雰囲気と開放感は知的好奇心を刺激するに十分。アレクサンドル・デュマがどうだとか、ドエトエフスキーを読んだかとか、そんなアカデミックな話以上に「気軽に」立ち寄れて好奇心が刺激されるところがこの施設の真骨頂ではないかと。

私なんかも本屋をぶらついていることが少なくないが、新刊書のコーナーを覗けばおよそ今の流行が窺い知れるし、ふらっと入った帰りには脇に2~3冊の本を抱えていることが少なくない。ということで今回もつい...。「沸騰!図書館100万人が訪れた驚きのハコモノ」(樋渡啓祐著)ともう一冊は...。

そう、武雄市といえば何かと物議を醸し出す名物市長、樋渡啓祐氏が有名だが、既成概念を打ち破る、それが役所の世界とあっては並大抵のことではないのだが、従来の常識を覆すような大きな壁に挑戦する姿勢は好感度抜群。そんな武雄市の職員採用ポスターを見かけた。

「役所」といえば新卒採用が幅を利かせる職場だが、最近は中途採用にも積極的な自治体も少なくない。中途採用は主に民間企業での経験を求める「民間企業等職務経験者」枠が定番だが、同市では受験資格に年齢・性別・居住の制限を設けずに「人柄」最重視採用を行うという。また、33歳未満の新規採用職員には地元消防団への加入が義務付けられるのだそうで。

そういえば、最近、本市のある部門で活躍する中途採用職員の話を伺ったのだが、ちょっと文字数をオーバーしそうなので、続きは明日以降に...。

(平成26年8月6日/1835回)

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2014年8月 5日 (火)

一極集中

大間のマグロが築地に集まるように、旨いもんってのは東京に集中。讃岐うどんにしても店を選べば本場よりも東京が旨い。

役所の机上に置かれていた指定都市市長会議の資料に目を通していたのだが、その中に「人口減少社会や東京一極集中の現状を踏まえた今後の日本社会における指定都市の果たすべき役割に関するアピール」なるものを見つけた。それによれば民間有識者会議「日本創成会議」の提言における「東京一極集中への歯止め」を引用した上で指定都市への事務・権限と税財源の移譲を求める内容になっている。

確かに法人事業税を主な収入源とする都道府県の中でも企業の本社が集中する東京都は「段違い」の別格。本市とて財政力では政令市で1~2位を競う優等生のはずなのだが、独自の豊富な税財源をフル活用してインフラ整備を一気に進める東京都との力の差は歴然。そりゃ本市がサボっている訳じゃないんだよ。アピールにおいて指定都市への税財源の移譲を求めることに異論はないが、さりとて、私ども指定都市が東京一極集中を持ち出すとなると地方には些か違和感がありそうだ。「政令指定都市だって地方の若年層を随分吸い上げているぢゃないか」。ということで今日のテーマは「一極集中」。

私どもの麻生区に目を向けてみれば「しんゆり」一人勝ちの構図に不満が募る隣駅周辺だが、新百合ヶ丘駅周辺にはその流入を吸収できるだけのインフラ整備が追いついていない。というか、「そもそもに乗降客10万人の駅前ロータリーではありませんよ」との関係者の言葉が全てを物語っているが、当初の需要予測が甘すぎた。遅々として進まぬ混雑緩和も元々の許容量が限界なのだからにっちもさっちもいかない訳で...。

ならば中長期的な期間で将来を見据えて駅周辺、とりわけ北口付近を抜本的に見直すべきで、まずは区役所等を郊外...というか少し離れたところにでも移動してもらって、駅前の一等地2万平米を占有している市有地の有効活用を図るべきではないかと。消防署だって駅周辺があれだけ渋滞していればいかにサイレンを鳴らしたとしても緊急時等に支障をきたさないとも限らない。

ということで、前回の定例会の際に、区役所の庁舎移転の可能性等を聞いたのだが、「耐震性は当面は大丈夫です」と。そんな細部の話を聞いている訳ではないのだが、担当部署は精一杯。「区の将来像、グランドデザインをどうするか」、本来はそこが区への分権の主眼となるべきだと思うのだが、依然として本庁の下請け的役割に徹しているように見えなくもない。区長とてどうせ1~2年で定年を迎えるのだから区の将来像以上にどうやって残りの公務員人生をつつがなく過ごそうか...なんてことは「ない」と思うけど、そうならないとも限らない。

やっぱり耐震がどうだとかそんな話じゃなくて、部課の垣根を取っ払って区の将来像を議論出来る場が必要ではないかと...。

(平成26年8月5日/1834回)

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2014年8月 4日 (月)

鳥栖

後援会のバス旅行で何度か訪れた山梨県牧丘町の巨峰農家のおじいちゃんの訃報を聞いた。

御当地出身の支援者の方からの紹介による格安価格の詰め放題は大人気の企画。「そりゃさすがに...」という位詰め込んでみたり、中には別な袋に...なんて方も居て、それでもにこやかに見逃して下さる何ともおひとよしな老夫婦。残されたおばあちゃんに手紙を書いた。こう見えて結構な「筆まめ」なのだが、私以上に筆まめな支援者がいて、その見知らぬ相手に手紙を書いたのだそうで...。

現在3位と好調なフロンターレ。今年は万年2位の汚名返上となるか。そんなフロンターレをこよなく愛して全国各地を飛び回るYさんがチームの応援で御当地を訪れたらしく、土産品を届けに事務所を訪ねて下さった。今回の行先は九州。近年は格安ツアーが充実していて旅行費は往復の交通費と宿泊費を含め2万3千円だそうで。九州ともなればやはり飛行機。最寄の福岡空港までの正規料金は3万円台。ちなみに陸路でも新幹線は「片道」2万1千円、夜行バスでも1万円前後だけにその破格さが窺い知れるというものだが、やっぱりLCCってのはスゴいよナ。

佐賀県の鳥栖市。九州北部の東西と南北を結ぶ大動脈が交わる交通の要所に位置する鳥栖市はソフトバンクの孫正義氏の生誕地としても有名だが、市の人口は7万2千人。が、その地に建設された「ベストアメニティスタジアム(命名権)」の収容人数は2万4千人。それがチームのサポーターで埋め尽くされるのだそうで...。もう一度申し上げるが、市の人口は7万2千人。

われらがフロンターレの応援団は1千人。相手の応援団に圧倒されてしまうらしいのだが、本市にとってアウェーとなるその応援席の上段には「川崎フロンターレサポーターのみなさん ようこそ鳥栖へ」と墨字で記された横断幕がなびく。「来場御礼」のアナウンスはどこも当然だが、その日の為に「特別に」用意された手作りの横断幕の作成者は鳥栖高校書道部。その歓迎振りにYさんは書道部宛に手紙をしたためたという。

一方でその鳥栖市から電車で30分。九州最大の都市、福岡市をホームとするアビスパ福岡は目下J2に低迷中。経営不振からチームの存続が危ぶまれ、地元企業が支援を申し出てとりあえずは窮地を脱したというが、今後の運営はどうか。だから人口が多ければいいってもんじゃないんだよナ。

と、そんな雑談を交わしていたのだが、Yさんは既に定年退職の身ながら営業畑40年を歩んでこられたベテラン。昔話を聞かせてくれた。かつて、新規開拓で回った相手がライバル会社の製品に興味を示していると掴んだYさん、本来であれば自社の製品の宣伝をしそうなものだが、相手営業にそのことを教えてあげたところ、その見返りとばかりに相手営業から仕事が回ってきたという。

時として競合相手に一歩譲る度量があるか。試合で譲っちゃダメだけど見方を変えれば対戦相手は御客様。そんなおもてなしの心で迎えたいもの。ちなみに現在の首位はこのチームである。

(平成26年8月4日/1833回)

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2014年8月 3日 (日)

賢い選択

受付にズラリと並ぶ名刺。いづれも個性的なものばかりだが、センセイ方にとって名刺は必須アイテム。好き勝手にデザイン出来るから名刺のデザインに性格が見て取れる。社会人時代の仲間からは「必ず」笑われる私の名刺でさえも他に比べれば地味目なのだが、こちらの世界では資質以上に「とにかく目立つ」ことが大事なようで...。

まずは顔と名前を覚えてもらうというのが第一歩とはいえども、付け届けも帯同せずに名刺一枚で参上。のべつまくなく配布される名刺は逆に押し売りみたいでむしろ相手に失礼ではないかとも思えてしまうのだが...。ちなみに主催者への付け届け(=花かけ)は寄附行為として罰則の対象となる。

さて、夏休みといえば旅行。どこに行っても家族連れで混雑している上にリゾートなどの料金も軒並み割高。そりゃ需要があるものをわざわざ下げる必要はないと言われればそれまでだが、.最近は小学校の2学期スタートも早いらしく8月の最終週になれば通常料金に戻るのだから何も割高の繁忙期を選ばずとも...。

消費税なんかでも「税率アップの前に...」との消費者心理を見透かしたように在所処分の一掃セール。だから結果的にはそれほど安くない価格で在庫品を掴んでいたりもして...。ということで、旅行にしても買い物にしても他に追随することなく需要の薄い時を狙うのが賢い選択ではないかというのが今日の言い分。

そう、詳しい解説は省くが、お盆が迫ってきた。大事な御先祖様をお迎えする以上、自宅周りはきれいにしておきたいもの。ということで、そちらにとってはこの頃が繁忙期となるはずなのだが、地元の造園業者が職人の確保に苦慮されていると聞いた。最近は専門の職人にあらずともそれなりの経験があれば手頃な値段で応じてくれるシルバー人材センターなどが人気らしいのだが、そちらに移籍されている風でもなく...。

それもそのはず、当人にとっての最優先は生活の糧、というか日銭。同じ炎天下で働くならば日当は高いに越したことはない。食事付き日当1万5千円の作業員募集の広告。田畑に無残に晒された除染残土の袋を見ればまだまだ需要もありそうだ。それを裏付けるかのように事故原発から20km圏内のJヴィレッジの駐車場は関係者と思しき車でびっしりと埋まっている。そんな被災地の復興需要に東京五輪に向けた首都圏のインフラ整備が追い討ちをかけて日雇い労働は売り手相場。

更には横浜市の新市庁舎や多摩川の羽田連絡橋などもそこに照準を合わせるとの報道に「本市の新庁舎建設も東京五輪前にどうか」と迫ったのだが、市からは「間に合わぬ」とのつれない回答。しょぼくれていたのだが、東京五輪を照準に合わせるとその前に建設需要がピークを迎える。ってことは資材価格の高騰や職人の確保も難航を極めそうで...ピークをズラすってのは「賢い選択」ではないかと。

いやいや、本市のそれは選択ではなく、あくまでも結果なんだよナ。

(平成26年8月3日/1832回)

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2014年8月 2日 (土)

無鉄砲

合計262件。現在、川崎市議会にて受理されている請願・陳情の件数。他都市に比べて格段に多いのだが、それもそのはず、一般的に議会といえば権威があって敷居が高いものとされているが、本市は逆。ということが件数の多さに結びついているのだが、中には市の関与の度合いが「著しく」薄いものもあれば、公共の利益というよりも特定の方々の利益に繋がるものがない訳でもない。

ということで、「門戸を狭めてもいいのではないか」ということが議会運営検討協議会の俎上に上がっているのだが、むしろ多いほうが仕事をしているように見えて都合が良かったりして...。

陳情・請願は所管に応じて各常任委員会に付託されて審査が行われるのだが、自らの常任委員会以外は当日の発言権がないから言いたいことは同じ会派の委員に依頼するか事前協議で伝えることになる。その一件は地元に関する陳情だけに事前協議に臨んだ。

本市側の対応が杜撰すぎて、普段は温厚なTさんから「ひどすぎる」とお叱りの電話があった。事情を聞けば確かに「ひどい」。上役が「詫び」の電話を入れたことでひとまず沈静化したのだが、相手が怒る理由は事の成就以上にその過程のやりとりに負う面が小さくない。得てしてクレーム処理なるものは下っ端の職員に押し付けられがちだが、そういう人物に限ってKYであったり、人の機微に疎かったりするからかえって事態が悪化したりもする。今回もそんな側面がなかったか...。

さて、JR東海が計画するリニア中央新幹線計画。東京-名古屋が40分。現在はのぞみで1時間40分。それだけの時間短縮と事業規模を天秤にかければ果たして乗るかな?と疑ってみたくもなるのだが、当時は新幹線だって昭和の二大無用物と言われていたのだから...。そう、県の念願とばかりに知事を先頭にした活動が実を結んだ新駅の誘致。一方で思わぬ苦難を強いられることになったのは私ども麻生区。

区内某所に通気口が予定されて、そこから建設時の残土が搬出されるとのことなのだが、その量がハンパではない上に計画自体が無鉄砲。近隣住民にとっては降ってきた災難なのだからそれこそ細心の注意を払わねばならないこと位は気づきそうなものだが、最初の一歩で躓いた。ピーク時には閑静な住宅街をダンプカーが1日110台、しかも11年間も...。

そもそもにそんな杜撰な計画が受け入れられる訳がないではないか。更に地元説明会でも「既に国の承認がある以上、やって当然ではないか。つべこべ文句を言うな」という態度では火に油。本件に限らず「建設は絶対に許さん」という方々はどこにでもいるもので彼らは断固阻止する為には手段を選ばぬ。その最善は周囲の小さな不満を大きくすることであって、その為には相手の過失は絶好のチャンス。かくして交渉はこじれ、会社側が不利な状況に追い込まれていくのだが、それでも前述の件は何とか収まった模様で。

次なる陳情は通学路の安全対策。ゴネ得を狙っている訳でもなく、市としてもJR側の計画に思わぬ出費を課せられる格好になるだけにもう少し気を遣うべきではないかと。リニアでさえもそんな状況なのだから原発事故後の最終処分場の候補地ともなれば...。

(平成26年8月2日/1831回)

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2014年8月 1日 (金)

最下位

今日から8月。夏といえばゴルフ...なんてのはうちの後援会位だと思うのだが、恒例のゴルフコンペを終えた。「何も真夏にやらずとも...」との声も聞こえてきそうだが、毎年7月の最終週に開催されるのが、おらがセンセイの代からの慣例。

およそ7月の最終週ともなれば梅雨明けもほぼ確実で夕立以外はまず雨の心配は不要となる。しかも、参加者の方々はその過酷さを承知の上に申し込まれるのだから当日までの体調管理には細心の注意を払う。ということで「意地でもラウンドするぞ」というツワモノが集うことになる。

が、そんな真夏の季節とあってはさすがに申込数が気になるところ。ましてや、今年は選挙の前の年だけに何かと地元の話題になりやすい。「今年は少なかったらしいぞ」では何とも...。いやいや、おかげさまでそちらも心配御無用。定員枠を超える申し込みにゴルフ場との交渉も難航。「最後の組はキャディの保証がありません」などと言われる始末で先方に大変御迷惑をかけてしまった。

あくまでも後援会主催の行事のはずなのだが、コンペの実行委員長「だけ」は後援会長ならぬ顧問のおらがセンセイ。とにかくゴルフとなればこのセンセイの右に出るものはいない。兎角バッチを付けると周囲の目線を気にしがちであって、ゴルフなんかも世間一般には贅沢な趣味と思われているから周囲の妬みを買いかねず、人によっては自重する向きもありそうだが、それが自腹であって公務をサボって行く訳ではないのだから何もやましいことはないはずで、とやかく言われる筋合いのものではない...。

と思うのだが、スーツ姿で仕事に出かけるように見せかけて人目を忍んでコソコソと車にキャディバックを積み込む小心者の私に対して、泰然自若で堂々と出かけるところが大御所の大御所たる所以。それでいて現職時代は地元の圧倒的な支持を得て「上位」当選を果たされてきたのだから文句の付けようがない。

ゴルフは一日中同じ相手と一緒なのだから気心の知れた仲間とラウンドするのが一番。されど御一人で申し込んで下さる方も居て、折角、申し込んでいただいた以上、寂しい想いをさせないようにとの気遣いには教わることが少なくない。

そう、そんなおらがセンセイは過去、現職時代に自らのコンペで優勝されたことは今も地元の語り草になっている。「主催者なんだからもう少し周囲を気遣ったほうが...」なんて陰口を叩かれたりもしたそうだが、本人はどこ吹く風。やっぱりあくまでも大会なのだから真剣勝負こそが醍醐味。あえて手加減などされては優勝者にとっては不本意というもの。

ということで今年の大会も優勝を目指して本気で挑んだのだが、結果は...最下位。何とも無念な結末だが、それが一番票に繋がりそうだけど...。

(平成26年8月1日/1830回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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