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2014年7月

2014年7月31日 (木)

自慢話

野暮用で伺ったつもりが、「まぁどうぞ」と居間に通され、おいしい西瓜をいただいた。食い意地が張っている様子を「初西瓜ほほばる顔に笑みは無し」と詠んだ。

そう、実現が期待される新百合ヶ丘駅とあざみ野駅間を結ぶ横浜市営地下鉄3号線の延伸。最近の朝刊に「市営地下鉄3号線の延伸で横浜市、ルート検討へ調査着手」との見出しが躍った。それに関連してどこぞのセンセイが自慢話として吹聴されているらしく、それはみっともないことだぞと御教授をいただいた。その主は勿論...。確かに自慢話というのは失敗談と違って聞き心地のいいものではない。

横浜市営地下鉄3号線の延伸と南武線の武蔵小杉駅以南の立体交差化については横浜市及び本市が共同推進をしていく旨の覚書が締結されていて、大局的な流れの中で推進されている話で一議員がどうこうしたから実現したという類の話ではないというのがその理由。それは本件に限らず他も同じで、例えば「待機児童をゼロにする」とか「中学校給食の実現」などは市長の肝いりの公約だから放っておいても実現される可能性は濃厚。

それは市長公約の「二番煎じ」ということは賢い有権者は承知の上だが、たかだか投票率30%程度の市長公約を「全ての」有権者が知るはずもなく...「次回はこのセンセイに投票するわ」となりかねない。それを専門分野では「情報の非対称性」と呼ばれていて、余談ながら01年にノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツ博士はこちらの分野における功績が評価されたもの。だから選挙においてはその内容以上に宣伝力、というか声の大きさが勝敗を左右する。

でも、それって選挙は勝てるかもしれないけれど、人として信用されるかは別な話。そんないいとこ取りのヤツなんか...。そもそも行政の職員だって面白くない(はず)。コツコツと積み上げてきたものが実を結びそうな段階で横から分捕られるようなものなんだから。それと同様にバラマキ的な宣伝も百害あって一利なし。福祉の充実なんてのも何をどう充実させることでどれだけの効果があるのか、また、その財源はどうするのか、と大事なことは一切触れずに誰もが拍手してくれそうな絵空事のみが宣伝される。

まぁそんなセンセイの賞味期限も短くなりつつあるんだけれど、むしろ、職務遂行の為に予算獲得に奔走する行政に「待った」をかけることこそセンセイに課せられた役目であって、やっぱり有権者からも行政の職員からも信頼されてこそセンセイではないかと。ということで、横浜市営3号線の延伸についても両市の関係が上手くいくように潤滑油的な役割、黒子に徹していて、「とにかく使い勝手のいいように使っていただいて結構」と伝えてあるのだが、一向に役回りが回って来ない。ってことは上手く進んでいる証拠ではないかと思っていて...。

「汗は自分でかきましょう 手柄は人にあげましょう」は故竹下登氏の言葉として有名だが、その後に続くは「そして、その場で忘れましょう」。手柄は人にあげてもつい恩義せがましくなりがちなんだよナ。

(平成26年7月31日/1829回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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2014年7月30日 (水)

蝉時雨

球児たちの夏。地方予選では手に汗握る白熱の試合が繰り広げられている。いよいよ今日は神奈川大会の決勝、甲子園の切符を手にするのは、向上か東海大相模か。そうそう、地方予選といえば石川大会の決勝、星陵vs小松大谷戦はスゴかったね。9回裏8対0からの逆転劇などはルーズヴェルト・ゲーム顔負け。

そう、今月の俳句教室。未来の甲子園球児、少年野球の試合観戦に「外野手の声と競り合ふ蝉時雨」と詠んだ句が選となっていた。「蝉(せみ)」は夏の季語だが、「蝉時雨」とは多くの蝉が一斉に鳴きたてる様を雨の降る音に見立てた語。これが「空蝉(うつせみ)」となると蝉の抜け殻を意味し、郷愁を誘うというか昔を懐かしむように思えてしまうのだが、昔の仲間との暑気払いを終えた。

その一人、大学最後の夏を御一緒させていただいた先輩のMさんとは久々の再会。当時の私は大学4年生だったから先輩となれば大学院?いや、既に社会人として会社勤めをされつつ、副業として夜のアルバイトをされていた。当時はUさんという方も居て、都内でも名だたる不良校として有名な高校の同級生という二人は大の親友なのだが、キャラは正反対。物腰が穏やかで実直なMさんに対し、Uさんはヤンチャそのもの。

空手の段位こそ忘れたものの、とにかく挨拶が「蹴り」で足の上がり方がハンパではない。性根はワルくないのだが表現力に乏しく何かあれば「押忍」とばかりに「蹴り」が炸裂する。まぁ向こうはスキンシップのつもりらしいのだが、私の弟などは格好の餌食でよく蹴られていた。柔道で鍛えた強靭な体を有するとはいえどもありゃさすがにキツかったかも...。

そんなUさんは残念ながら欠席だったのだが、Mさんが近況を教えてくれた。バスの運転手として活躍されているUさんは結婚後、子供も授かり、仕事も生活も順調な様子。一方で「うちは子供がいないんだけどね」と自嘲気味に語るMさんだが、聞くべきか聞かざるべきか、既婚独身以上にデリケートな話題となるだけに、それを自ら切り出すことで相手に気遣いをさせまいとするMさんの優しさは今も変わらない。

当時は相手の仕事がどうだとか学歴がどうだなんてことは全く気にしたことはなかったが、その後、Mさんは埼玉県の郊外に戸建を購入されて奥様と二人暮らし。片道2時間をかけて都内の会社に通勤する日々とのことだが、「入社以来、もう20年以上も雇い続けてもらってね。今は倉庫の責任者を任されているんだ」と満足げな様子。

大学時代の同級生だったいつもの社長なんかも当時の仲間の一人。「生意気にもアイツは随分と羽振りがいいんですよ」と妬み半分に告げ口をしたのだが、そんなことにも動じず後輩の活躍をわが事のように素直に喜んで下さった。再会を約束して別れたのだが、実は空手の腕前はUさんより上となるMさん。ほんとに強い人ってこういう人物なんだろうナ。

久々に再会したMさんの姿勢に日々実直に生きる人が報われる政治を目指さなきゃイカンと改めて気づかされた。

(平成26年7月30日/1828回)

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2014年7月29日 (火)

伊能図

東京国立博物館で開催中の故宮博物院展が好評らしく、来場者が10万人を突破したと聞いた。が、同館1階では館所蔵の重要文化財が展示されているらしく、その重要文化財というのが...。

桃栗3年柿8年、されど禅寺丸柿は今年で8「百」年。そんな柿に由来する地名「柿生」の名前を冠した柿生中学校には地元住民と学校が連携して郷土の文化財や歴史を後世に伝えたいという郷土愛の結晶となる「柿生郷土史料館」があって、説明員も地元の有志ボランティアならばその運営も全て地元の寄付で賄われているという自慢の施設。たまたま関係者からの誘いがあって顔を出したカルチャーセミナーは今回で47回目を迎えるのだそうで、隣に座る地元の重鎮がちょっと誇らしげに「スゴいでしょ?」と微笑んだ。

さて、本題。まずはシーボルト事件とは御存知か。シーボルトは江戸時代の鎖国下に貿易が許されていたオランダの医師。本国への帰国の際に所持品の中からわが国の地図が発見されたことに端を発する事件だが、現代のように衛星写真が無かった時代では地図は国家の軍事機密。それを自国に持ち帰るなどとはスパイ行為そのもの。

が、その地図を見せられたならば持ち帰りたくなるのも当然。それこそが東京国立博物館所蔵の重要文化財、伊能忠敬の日本地図、いわゆる「伊能図」と呼ばれるものであって、今回のセミナーのタイトルは「欧米人も驚いた和式測量技術」。そう、主人公は伊能忠敬、その人となる。

現在の税務申告同様にお上への年貢などは少ないに限る。それまでの測量技術などは不十分であったから大雑把な申告であろうことは想像に難くないのだが、それが実際に測量されて追徴でもされた日には...。幕府の命を受けて測量にあたる伊能忠敬を待ち受けていたのはそんな軽蔑の眼差しだったに違いない。

千葉県の九十九里浜近くに生まれ、佐原の商家の養子となり、家の繁栄に尽力をした後、50歳で息子に家督を譲り隠居。当時の資産は現在価値にして数十億円ともいわれ、悠々自適の隠居生活を営むことも出来たはずだが、忠敬が選んだのは学問の道だった。

一念発起して江戸の幕府天文方の高橋至時に師事し、本格的に天文学や測量術を学んだ忠敬は時に50歳だが、師匠となる高橋至時は31歳。50を過ぎて30の若造に頭を下げて教えを乞うなどということはなかなか出来るものではない。

当時、忠敬が挑戦した課題は「緯度一度の長さはいかほどか」。天文学を駆使してはじき出した数値は110.75km。02年までわが国が基準としていた数値はベッセル楕円形の110.98kmだったことを鑑みれば当時の技術水準の高さが窺い知れるというもの。そりゃシーボルトも然り、その測量技術に度肝を抜かれた欧米諸国は少なくないはず。「日本は侮れないぞ」と、それこそが同氏の大きな功績ではないかと。

(平成26年7月29日/1827回)

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2014年7月28日 (月)

生さだ

うだるような暑さにも関わらず、ジョギングにて汗を流した。早朝からわざわざ疲れるようなことをせずとも...。いやいや、その後の爽快感と冷たいビールが格別に...いや、ビールは夜までお預け。

たまや~。今年も花火大会の季節がやってきた。恒例の隅田川花火大会などはあの混雑ぶりがどうにも苦手であって、ことこちらの仕事に携わって以来は地元の盆踊りと重なることからとんと御無沙汰となる。そう、盆踊りといえば運動会と並んでセンセイの「大事な」仕事の一つ。

センセイといえばテントの中でくだを巻いている姿が脳裏から離れずにトラウマになっていて、挨拶程度に留めて早めに退散することが少なくないのだが、普段は疎遠な地区でも町内会の役員のみなさんが笑顔で出迎えて下さるとは議員冥利に尽きる。「まぁどうぞ」などと言われると無碍に断れぬ上に誘惑にも弱いから居着いてしまいがちだが、日中は視察やゴルフに興じていても夜の会合だけは欠かさぬセンセイって「本業は兎も角も」選挙に「だけ」は強いんだよナ。

そうそう、そんなことで少し早めの帰宅だったもんだから食卓に無造作に置かれていた当日の朝刊に目を通していたのだが、神奈川新聞の「識者評論」のコーナーに元参議院議員の川口順子氏の寄稿を発見。政界を引退後は明大の特任教授として教鞭をふるう同氏は17名のメンバーからなる世界海洋委員会のメンバーの一員だそうで、無規制(IUU)漁業や行き過ぎた資源開発に警告を鳴らすとともに、海洋の重要性を訴える文章を拝読させていただいた。

また、別な記事では県内市町村の普通交付税の決定額が掲載され、本市は前年度比50.4%増と伸び率こそ県内最高だが、交付額14億2千万円は隣接の横浜市228億6千万円、相模原市79億7千万円に比べて段違いに少ない。交付額が少ないことはそれだけ国への依存度が低く、財政が健全であることの証左であって、本来は喜ばれるべきことなのだが、財政を健全化すればするほど交付税が少なくなることは自らの首を絞めることになりかねないだけに財政再建に向けたインセンティブが働きにくいのも事実であって、早急な改善が求められる。

そういえば、深夜のTV番組に「今夜も生でさだまさし」、通称「生さだ」ってのがあって、初めて見る機会に恵まれた。全国各地を転々と回りつつ、毎回寄せられるハガキを読んで、さだまさしが世相を斬る番組なのだが、深夜の生放送にも関わらず、視聴率良好な上に、現地のスタジオには一般の視聴者が押し寄せる人気ぶり。最後は「北の国から」の生演奏で番組終了となるのだが、好感度抜群。

そんなことでついつい寝不足になりがちだが、明日も朝から...。

(平成26年7月28日/1826回)

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2014年7月27日 (日)

粗悪品

「そうでなければならない」というもんでもないのだが、何かの折に相手からピン札を貰うというのはどことなくうれしいもの。それが新券であろうと汚れえていようと紙幣の価値は同じだが、相手が自分の為にひと手間かけて下さったその行為自体がありがたいではないかと。

「こんな粗悪品を御客様に出しては失礼」と考えるのが常識的な発想だと思うのだが、そんな常識が通じないのが...。隣国の食肉加工会社による消費期限切れ鶏肉流通。報道番組では当該会社の杜撰な実態が放映されたというが、明らかな確信犯。あの国のことだから何があってもおかしくないのだが、一方で仕入れていた会社側の体制に不備は無かったか。

事実が明るみに出て以来、早速に商品の販売を停止したものの、翌日には仕入先を変更して販売を再開したとのことで、そりゃ迅速な対応には違いないが、「食」の安全に関わることだけにちと拙速すぎやしないかと。そもそもにそれだけの大手の仕入先であれば現地の様子位は予め掴んでいても良さそうなものだが、他での実績もあるから大丈夫だろうなどと連鎖的に取引が拡大していった可能性が高い。やっぱり「食」は国内産に限る。

今回、市内某所に信号機の設置を求める陳情がわが常任委員会に付託されていて、審査の前に現地を視察することになった。信号機の設置は県警の管轄なだけに市としてはあくまでも「県に対して要望をする」ことしか出来ないだけに半日を費やして全員で現地を視察する意義も問われそうだが、百聞は一見に如かず。前述の仕入先の件も然りだが、現地を見るということ自体は大事なことではなかろうかと。

そういえば、中国籍女性が原告となり、日本在住の外国人への生活保護が法的対象となるかどうかが争われた裁判。最高裁から「外国人は生活保護法の対象外」という判断が示された。そう、これに関しては若干の補足が必要なのだが、判決とは裏腹に現在も要件を満たす外国人に対して生活保護が支給されているケースがあって、本市でも731世帯(平成23年7月現在)の方々が受給されている。

その根拠としてはあくまでも自治体の判断により行政措置としての支給を認めた国の通知があるのだが、これだけ財政が圧迫されると風当たりが厳しくなるのも当然でその批判の矢面も外国人に向きやすい。日本在住の外国人の友人にそんな話をしたら「(現ナマを配る)制度は日本位なものだよ」と同情をされてしまった。わが国内だけでも四苦八苦している状態なのだからそちらについては一義的には母国政府により庇護されるべきではないかと思うのだが、逆にわが国が裁判で訴えられちゃうんだから何とも...。

国籍に関わらず困窮者を人道的に救済することを否定するつもりはないけれどもそんなオイシイ制度を狙った狡猾な外国人が押し寄せて来ることも想定しておかないと。

(平成26年7月27日/1825回)

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2014年7月26日 (土)

カープ女子

今まであまり意識したことが無かったのだが、こうして見ると確かに目立つ。「カープ女子」ってドラキチ以上に多いかも...。

そう、ここだけの話、ホームページのリニューアルを予定していて、デザイナーが時間を作ってくれた。ほろ酔い気分にもう一軒と案内をいただいた店の入口は狭い地下への階段。両脇の赤い壁にびっしりと貼られた写真を見ればオタクの巣窟じゃないのかと一瞬ビビってしまいそうだが、階段を下りてドアを開ければ...。

真っ赤な壁には週刊プレイボーイの表紙なんかがびっしり貼られていて、正面の大きなスクリーンにはアイドルの姿。アイドルといってもAKBじゃないよ、70年代から90年代のアイドル、懐かしのメロディ、いわゆるなつメロが映像付きで楽しめるBAR。これがどうしてごく普通のサラリーマンやOLで賑わっているんだけど、隣のサラリーマンと意気投合しちゃって...同郷だったんだよなこれが。

そもそも新潟県なんてのは明治時代は全国で最も人口が多かった。当時の日本の人口は4千万人、135万人の東京都に対して、新潟県の人口は166万人。田舎モンなんて冷やかされるけど正真正銘の江戸っ子なんての三代続いて名乗れるのだから「もどき」も多いはず。だから都会面してるけど実は田舎モンなんだよ大半は...。そんなよそモノが流入すれば何かと厄介事も抱える訳で...それでもここまで辿り着いた川崎市。海外に出て日本の良さが見えるように「よそ者」にしか分かりえないその土地の魅力がある。されどその土地の歴史を知らずして多くは語れぬ。

かねてより気になっていた市民ミュージアムの企画展「近代川崎人物伝」を訪ねた。初代市長の石井泰助氏をはじめ本市の近代史に偉大な足跡を遺した10名が紹介されていて、これがどうして大半が実は議員職。地元の再建と市の発展に奔走した功績が紹介されているが、昔のセンセイはエラかったんだなぁと。おらが麻生区からは当時、一世を風靡した農機具メーカー「細王舎」の創業家、箕輪政次郎・亥作・嘉男の三代が紹介されている。

その画期的なアイデアは農作業の改善に貢献するところ多大にて当時の日本発明協会の渋沢栄一子爵からも表彰されていて、その発明品の一つ、脱穀機は「後家殺し」なんて呼ばれていたらしく、何とも物騒な物言いではないかと思うのだが、後家とは夫と死別した未亡人のこと。主人の分も働かなければならないから後家には働き者が多かった。そんな働き者の未亡人をだます男が「後家殺し」、いわゆるプレイボーイのことなのだが、そんな働き者の後家の仕事を取ってしまうということでその異名を取ったんだそうで(そんな話は展示会にはないけど....)。

その後、細王舎は大手建機メーカーの小松製作所、今の「コマツ」に吸収されてしまったのだが、「細王舎」の「細」は細山の「細」とされていて、その細山の古刹「香林寺」の前住職から一冊の本をいただいた。「生田村郷土之志るべ」(岡本智順著)と記されたその本は前住職の祖父の執筆によるもの。「寺子屋」然り、郷土の歴史は寺に残されていることが少なくない。市制施行前はこのへんは生田村って言ったんだけど、当時の様子が記されている。

村長、助役、村会議員の御歴々の紹介に続くのは学校建設委員の方々。米百俵の長岡藩に限らず、やっぱり教育なんだナと。

(平成26年7月26日/1824回)

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2014年7月25日 (金)

不祥事

地方議員の不祥事が相次いでいる。ヤジに号泣、脱法ハーブに今回は...。当該自治体の漢字が読めないのだが、青森県田舎館村議3名が視察を途中で抜け出して大相撲名古屋場所を観戦、しかも一人は現職の副議長とのニュースを目にした。

では、翻って本市は...そりゃ聖人君子じゃあるまいし、誰だって叩けば埃(ほこり)位は出るもの。だって、あのセンセイなんかは...おっとヤバかった。そもそもに旬な話題とマスコミが格好の餌食と獲物を狙っているのだから飛んで火に入る夏の虫とはまさにこのこと。でも、今回の件にしても身内というか同僚の密告だよ、絶対に。

イソップ寓話「アリとキリギリス」のキリギリス的立場となる私どもなどはそれで批難を浴びせられるのは仕方がないにしても、日夜せっせと仕事に励む公務員なんかは市長への手紙にチンコロ(=密告)されることもあるらしく...。それが業務時間内とか違法行為であればまだしも、完全なプライベートまで通報されることもあるというのだから何とも気の毒ではないかと。でも、選挙に出ているセンセイならいざ知らず市の職員の顔なんか世間一般に知られていないのだから通報はやっぱり...身内?。

そう、身内の通報といえば天下の警察の捜査手口。統一地方選に向けてまもなく所轄に対策本部が立ち上がり、地元の聞き込みが本格化するが、まずはセンセイの行動の把握から。とりわけシビアなのはゼニを配っていないか。本人に聞けばしらばっくれるのは当然だからあえて敵対候補に聞くんだよなぁ。「あの議員のこういう噂があるけど...」-「そうそう、それでね...」なんて話し始めればしめたもの。

でも自慢げに話をしている本人は気付いていないけど警察からはチョロいと思われてるんだよ。そして、当人以上に周囲の支援者への聞き込み、さりげなく情報を聞いているだけなのだが、暗に「何かあったら捕まえますよ」という威圧が含まれる上に、敵対候補の情報も入手できるという一挙両得の手法。とにかく警察の捜査ってのは人の心理を巧妙に突くものが少なくない。ということでこちらの行動なんかは全て筒抜けになってしまうのだが、別に隠すようなことがある訳でもないし、法を逸脱していなければお目こぼしも...ないナ。

そうそう、それにしても許せんのは密告や不祥事後の周囲の態度。「ののちゃん」の件だって、県議会の政務活動費の支給が杜撰だったってことが物事の本質のはずなのだが、ののちゃんだけをスケーブゴートにすることで幕が引かれる。同僚で「言語道断、即刻辞職だ」なんて言っているヤツに限って同じようなことをやっていたりするもので薄情なんだよナ。

「白河の清き流れに魚住まず」なんて句もあったけれど、そもそもに政治家に徳目を求めるなんてぇのは八百屋に魚を求めるようなもんだ...と、確か誰かが言っていたナ。まぁだからといって下品な振る舞いが許されるものでもなく。うん、やっぱり清廉潔白に限るよ。

(平成26年7月25日/1823回)

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2014年7月24日 (木)

梅雨明け

梅雨も明け、すっかり夏休みモード...でもないのだが、うっかりしていて委員会日程を間違えるところだった(汗)。それもそのはず、「暑気払い」などと称した夜の付き合いが続き、電車通勤の日々だが、「医療危機」との見出しに惹かれて週刊「東洋経済」を購入した。

特集では団塊の世代が75歳を迎える2025年問題を見据えて取り組む自治体の事例が紹介されていて、中でも医師と地域の関係者が一堂に会して高齢者をめぐる諸課題について議論を重ねる東京都町田市の事例や横浜市青葉区における在宅医療、在宅医療についてはとりわけ医師による訪問診療と看護師による訪問看護の連携がカギを握るがそんな事例を興味深く読んだ。いづれも隣接行政区の事例だけに両市に挟まれた「川崎市麻生区」だけ取り残されないようにせねば...。

そう、その町田市の事例の中に認知症の方の保護に関する警察官の話が登場する。警察官によれば当人の身元が特定できず、家族にも連絡が取れないことが「よくある」という。隣接の町田市で「よくある」ならばわが区でも...。最近、ある御仁から自らがアルツハイマーであることの告白を受けた。これまでも認知症の患者を抱える家族の苦悩は数多く目の当たりにしてきたが、当人から面と向かってそんな話をされた経験が無かっただけに対応に苦慮してしまう。

アルツハイマーといえば米国のレーガン元大統領が有名だが、進行は遅らせることが出来ても回復が見込めない病気。最終的には家族のことすら忘れてしまう見えない恐怖との戦いに臨まんとする本人の苦悩は私の思い及ぶところではなく、何とも寂しい気分にさせられる。「記憶が残っているうちに...」と相談を拝聴したのだが、帰り際にはさすがに言葉に詰まってしまった。陰鬱な話はその程度にして...。

さて、「東洋経済」の誌面にインタビュー記事が掲載されていて、その主人公はおらが農協の組合長。といってもおらが市ではなくてJA越前たけふ。ってことは福井県。全農のコメの集荷・販売は品質に限らず一律価格が前提であって、それでは農家にインセンティブが働かない、とズバリ核心に斬り込んだ。そんな状況を見かねた同氏自ら行った販路開拓が奏功し、来年度産のコメまで完売状態だとある。

そりゃそうだよナ、工夫してもしなくても買取価格が同じでは生産者のモチベーションが萎えるのも無理はない。同一の買取価格もそうだけど、それ以上にやっぱり生産者の顔って大事。顔っていっても見れくれがいいとかそんなんじゃなくて、「私が自信を持って作りました」との品質保証。新聞だって記事に署名があるないでは扱いがまるで違う。署名があれば責任が伴うだけにいい加減なことは書けないもんナ。

そう、あれじゃ狭すぎるんじゃないかとの利用者の声が聞こえてきそうなセレサモス。それこそが、おらがJAセレサ川崎の手がける大型農産物直売所なのだが、店内で販売される農産物には全て生産者が記されている。「おっ、黒川のTさんのトマトは出来がいいな」と。そんな生産者の顔が見えれば買うほうも納得がいく。やっぱりどこの世界もそうだけど相手の顔が見えるって大事だよナと。

(平成26年7月24日/1822回)

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2014年7月23日 (水)

194回

夏・冬の年2回、今回で194回目を迎えるという由緒あるコンサートに御招待いただいた。招待といってもKセンセイに誘われて御一緒した程度に過ぎないのだが、入口にて丁重に出迎えて下さった理事長は元県議の先生だそうで...。

さて、W杯に続く睡眠不足の元凶、全英オープンがようやく閉幕となった。ゴルフでは一打でも少ない選手が優勝、それは誰が見ても明らかだが、例えばフィギュアスケートともなれば技の成否以外に表現力などが含まれる。

となるとそこには審査員の主観が加わることで恣意的な評価が生まれることにならないか、などとかねがね疑いの目を向けているのだが、そんな事情は音楽のコンクールも同様。「インチキ」といえば言葉に語弊があるが、採点に依怙贔屓はないのか。明らかなレベルの違いともなれば恣意的な判断が勝敗を左右する余地は薄いが紙一重ともなれば...。

かつて「バカラ」というゲームに興じていた頃があって、そのルールは割愛するが、「バカラ」はイタリア語で「ゼロ」を意味し、転じて「破産」の意となるこのゲーム。あの製紙会社の御曹司がのめりこんだのもこちらの種目だが、随分昔に事情通からイカサマの手口を教わったことがあった。

知らぬが仏、イカサマなんてのを知れば魅力が半減どころか「二度とやらない」なんてことになりかねないがそれを知りつつも興じるところに面白みがあると教わった。そもそもに世の中は不条理なものと承知しつつもむしろそれを承知の上で人生を謳歌出来る境地に達したいものではないか。

さて、数日前の夕立ちはスゴかった。突然の豪雨が梅雨明けを知らせる合図だったりもするが、夏といえばやっぱりザルツブルグ音楽祭。モーツァルトの生誕地として有名なザルツブルグは本市の姉妹都市。そんなザルツブルグの地で学んだ若手指揮者、中島章博さんのエッセイ「ザルツブルグ留学日記」を毎回興味深く拝読しているのだが、今月はW杯にちなんだサッカーの試合の話。

ザルツブルグにはモーツァルテウム・オーケストラという市民オケがあるらしいのだが、同国には押しも押されぬ世界最高峰のウィーン・フィルが君臨する。演奏における歴然とした力量差なんてのはどこへやら、ザルツブルグの市民オケがあのウィーン・フィル相手に牙を剥くのがその日だそうで...。されど本当の楽しみは試合後の懇親会、垣根を越えた交流こそ人として学べることは少なくない。

演奏技術の如何に関わらず音楽は人生を豊かなものにしてくれる。神奈川県青少年交響楽団は音楽を通じて青少年の健全な育成を図ることを目的に設立されたオーケストラ。入会費は3千5百円、会費も月々3千5百円と抜群の割安感。多くの方々に支えられて迎えた194回目の演奏会。NHK交響楽団の首席奏者となる神田寛明氏は同楽団の卒業生になるそうで、当日は後輩とともにすばらしい演奏を披露された。

(平成26年7月23日/1821回)

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2014年7月22日 (火)

正誤表

最近、ある席にて地元のYさんから「他人様から笑われてこそ一人前ってもんだ」と教わったのだが、けだし名言ではないかと思っていて...。

未だ権威主義が色濃く残る学校の世界。権威だけが一人歩きをすれば視野が迫くなる上に世間知らずになりかねない。「配布文書作成時における注意事項」と記された文書に目を通しているのだが、文章上の表記について誤解を招かないようにと正誤が掲載されている。

「×父兄 △父母 ○会員の皆様」とこのへんは理由が示されずともおよそ察しが付くのだが、次なる例は「○子供 ×子ども ×こども」なのだが、その後には「○子供たち ×子供達」とある。まぁ元々国語は得意じゃないほうなのだが、そのへんになるともうちんぷんかんぷん。ちなみに本市の局名は「市民・こども局」「こども本部」となるから市民の皆様に説明がつかん。

折角だから他も紹介すれば、「○~するとき ×~する時」「○~ください ×~下さい」「○~をお持ちください ×~をご持参ください」「○次の通り ×以下の通り」となる。理由でも添えられていれば納得の余地もありそうだが、単に押し付けられると反発してみたくもなるもので、いづれ文部科学省に問い合わせてみようかと。まぁ意地悪はその程度にして...。

子「ども」の教育を地域ぐるみで支援する本市の「地域の寺子屋」事業が開講したと聞いた(相変わらず意地悪だなぁ)。中原区の市立中原小学校で行われた初回の講師を務めるのはJAXA(宇宙航空研究開発機構)の藤島徹氏。「地域の寺子屋」は市長が公約に掲げた肝いり施策の一つだが、平日の週1回放課後に宿題などに取り組む「学習支援」と月1回土曜日などに地域の企業人やアスリートらを講師に招く「体験活動・多世代交流」の2本柱になっていて、初年度の今年は各区にてモデル実施が予定されている。

確かに私の小学生の頃などは担任の先生が放課後の補習に付き合ってくれたもの。私なんかは「成績が悪くなかったから」随分と手伝わされた。だって、それが終わらないと放課後の遊び仲間が居ないんだ。されど近年は労働時間と本来の職務を忠実に果たそうとする先生から標的にされてしまう上に余計な介入はしてくれるなとの学校側の事情もあるらしく、今後に期待をしているのだが...。

そうそう、待ちに待った夏休みが到来。林間学校に昆虫採集、気象観測なんかも自由研究のテーマになりそうだが、最近は保護者も野山で遊んだ経験もなければ日曜大工などもからっきし苦手なようで、そんなお父さんの為にPTAが夏休み親子体験教室なんてのを主催してくれると聞いた。そちらに参加すれば周囲のお父さん連中とも知り合いになれて票にも繋がりそうではないか...とスグにそちらに関心がいってしまうのが何とも情けないのだが、妻に聞けば事前申込み制らしく既に...〆切。

やっぱりよこしまな考えはよくないナ。

(平成26年7月22日/1820回)

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2014年7月21日 (月)

腹八分目

まもなく土用丑の日。だから...という訳では無いのだが、今月はウナギが多かった。諸般の事情が重なり、「たまたま」そうなってしまったのだが、全て自腹の支払いに懸念されるのは財布の中身?いや、それ以上に...。

「今年はウナギ豊漁」との朗報も束の間、「絶滅危惧種に指定」とのニュース。豊漁の根拠はウナギの稚魚の漁獲量が昨年の倍程度であったこととされるが、そもそもに稚魚の漁獲量は全盛期の10分の1未満に激減しているから前年度の倍程度といってもたかが知れていて。やっぱり食べ過ぎ?でも、こちらが食べねば誰かが食べてしまう、折角仕入れたものが残ってしまってはもったいない。となれば、そう、捕獲の段階で規制せねば大好物の将来が危うい。

今日は海の日。勝どきの老舗寿司屋「H」にてキャメロン・ディアスが好んだとされる幻の酒を片手に築地のアニキことマグロ仲卸の三代目、生田よしかつ氏の御高説を伺ったのがちょうど1年前の今日。あれ以来、すっかり有名になっちまって...いやいや元々有名だったのだが、たけしのTVタックルへの出演やCafeSta(カフェスタ)の常連として活躍中の同氏。当時から力説していた水産資源の枯渇に漁獲規制が現実味を帯びてきた。

今月号の「WEDGE」はそんな水産資源特集。冒頭からアニキが登場されているのだが、3行コメントとは随分と控え目ではないか。国土こそ狭いものの、世界第6位のEEZ(排他的経済水域)を誇るわが国は漁業大国。70年代前半から80年代後半迄は世界一の漁獲高を誇ったわが国も獲り放題の代償で水産資源は著しく減少。

100キロのマグロが獲れなくなれば50キロのマグロとどんどん先細り。貧すれば鈍するとはよく言ったもので、資源減少の逼迫した状態が拍車をかける。獲らなきゃ獲られるというオリンピック方式は仕事をした人が報われる自由競争の典型例だが、資源自体が枯渇してしまっては無意味というもの。ある一定の個体数が維持出来ればあとは大自然の営みで毎年の漁獲高は安定する。当初から腹八分目にしておけば良かったんだよナ。

わが国の漁業は高齢化と後継者不足に悩む衰退産業になりつつあるが、世界の潮流は資源管理。資源管理に成功した国々では漁業は儲かる職業として人気を博しているという。獲りすぎは質の低下も招く。京都の料亭でもサバはノルウェー産、それは料亭がケチった訳でもなんでもなくてそちらのサバが旨いからであって、わが国の魚が一番旨いというのは既に過去の栄光になりつつある。

将来を憂う漁師は「オレが言ったって漁協の親分が...」。漁協の親分とて「オレたちが協力しても隣の漁協に獲られちまえば...」と。「漁獲を規制されたらオレたちの生活は...」との懸念から最初の一歩を踏み出すことに躊躇しがちの関係者。そこを打破するためには政治の力と世論の後押しが必要。

若手水産研究会と自民党水産政策勉強会がつくる合同水産政策勉強会が「日本漁業再生の為の個別漁獲枠制度導入」の提言をまとめたという。規制嫌いの私もさすがに大好物の将来の為には規制必要論者にならねばならぬようで...。

(平成26年7月21日/1819回)

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2014年7月20日 (日)

納涼船

選挙まであと9ヶ月。この夏こそが勝負...いやいや常在戦場。何かにつけて露出度を高めたほうが得策ということは承知しつつも、まさか「号泣」という訳にもいかぬし...。

そんな折、ギバちゃんこと柳葉敏郎主演のドラマ「あすなろ三三七拍子」にそのセンセイが出演、というか正確にはその原作となる重松清氏の小説に実名で登場しているという。ギバちゃん主演のドラマに出演しているとなれば話題性も高い。知名度アップに効果的ではないかと羨ましく思っていたのだが、どうも不満げな様子にて表情が冴えない。

「三三七拍子」といえば応援団。ドラマは大学の応援団の日常を描いていて、主人公の指導係となる二人のOBの片割れが当人となるのだが、そのOB二人のキャスティングが反町隆史にほんこんだそうで、当人は後者となるらしく...。「どう見てもオレが反町だろ」と。んなことないよセンセイ。それじゃあ反町ファンが怒っちゃう。むしろほんこんのほうが「実物はえぇ男やないか」と言ってもらえる可能性が高いのだからそっちでいいじゃないかと宥めた。

ということで、その話題の主は「ほんこん正人」こと隣の横浜市青葉区の山下正人センセイ。センセイが応援団上がりとは知らなんだ。

わが青春もドラマにならぬかと画策をしてみたくもなるのだが、夏といえばやっぱり...納涼船。でもないか。竹芝桟橋こそが当時のホームグランドであって、こと、夏休みシーズンには伊豆七島へのツアー客に納涼船、更には東京湾クルーズのヴァンテアン号と桟橋内はごった返す。

そんな桟橋客の乗船整理を終えて納涼船とヴァンテアン号を送り出せば、次は伊豆七島からの船の入港。汽笛をあげて入港する「さるびあ丸」のとも(=船尾)には船員が立ち、こちらが手を上げて合図をすれば先に錘のついた細いロープを狩猟のようにグルグル回して桟橋に向かって投げる。これが結構な勢いで飛んで来るのだが、その先にはもやいロープが繋がっているから即座に手繰り寄せなければならない。

日によっては「かめりあ丸」や「すとれちあ丸」などと同時刻の着岸なんかもあったりするからそうなると現場はもう臨戦態勢。着岸後はタラップの取り付けから乗船券の回収、郵便小包の積み下ろしと続く。手が足りない時なんかは隣の貨物班の応援を仰ぐのだが、貨物班はフォークリフトを運転してコンテナの運搬を行うまさに現場部隊なだけに訳アリの年配者も多かったのだが、私なんかは随分と懇意にしてもらった。ヘルメットに赤い横棒が入っていてその本数が階級を示しているのだが、三本線ともなればもう立派な軍曹となる。

そういえば、待合室にレストランがあって、そこのおばちゃんにはよくメシを御馳走になった。「仕事がんばりな」って。そんな昔の仲間から久々に暑気払いなどどうかと連絡があった。20年ぶりの再会を楽しみにしている。

(平成26年7月20日/1818回)

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2014年7月19日 (土)

中小企業

「収入の九割が公金なので取りっぱぐれがない」などと言葉巧みにFC加盟を促していた企業の不祥事が明るみになったが、補助金等を含む公金目当てのビジネスは悪徳企業が蔓延る温床にもなりかねない。それを委託する市側とて巧妙に仕組まれた財務諸表を読み解くのは至難の業。専門家に任せてもらえば...との要望にはじまった税理士政治連盟とのヒアリング。

次なる話題はやっぱり...消費税。税率アップを商品価格に転嫁するのは当然であって、中にはこれ幸いと便乗して税率以上の大幅アップを図った事例もある反面、中小零細の小売店などは転嫁しにくい状況にあるらしく、一方で原価は上がった状態で請求されるから泣く泣く利益を削って...。そんな弱気な姿勢ではイカンなどとエラそうなことを申し上げてみても板ばさみの苦悩は当人にしか分かりえぬもの。

そんな中小企業の互助会的機能を有する商工会議所にもヒアリングに御参加をいただいた。145万人もの人口を抱える本市の商工会議所ともなれば本市の今後の発展に果たす役割も大きい。独自の視点で様々な施策が実施されているのだが、本市からの補助金はいかほどか。本年度実績では補助額7百万円であって、現在、同団体に再就職している本市OBの人件費を勘案すればそれら事業の大半は自主財源に等しい。その補助金を3千万円に上げて欲しいと根拠も併せて明示いただいた。

その団体の規模や意義、果たす役割を鑑みれば他の団体に比べダントツに少ない補助金。ビジネス分野では行政は余計な介入はすべきではないというのが私の持論なのだが、それでもおせっかいやきなもんで、どうせやるならこうしたほうがいいと口を出してみたくもなる。

中小企業支援については本市の出資法人の一つとなる川崎市産業振興財団や本市独自の施策と重なる部分も少なくないが、最近は中小企業の業種も形態も様々なだけに従来型の利子補填や融資枠の拡大が最善というものではない。一部企業の資金繰りの悪化は深刻だが、回復が見込めない企業への延命融資はかえって不親切。ならば新たな分野で挑戦をしようとするビジネスにこそ活路を見出すべきではないかと思っていて...。

世の中、それほど甘くはないから儲かるビジネスモデルなんてのはなかなか見つかるものではないが、少なくともビジネスを志す若者の発掘こそ重要課題であって、そんな若者を応援できる仕組みづくりが必要ではないかと。ついつい、本市発のベンチャー企業がこの地に根付いて税金を納めてくれれば...なんてことを考えがちだが、そんなことはあまり期待しないほうがいい。

彼らの最終ゴールはビジネスとしての成功であってこの川崎市のことなんかこれっぽっちも思っちゃいないかもしれない。されど、そんな挑戦心あふれる起業家の連中が川崎市に集い、互いに叡智を刺激し合うことで生み出される活力こそ本市発展の原動力になりうるもの。補助金目当ての悪徳企業が集うようでは本市の前途は明るくない。

(平成26年7月19日/1817回)

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2014年7月18日 (金)

弁護士

日焼けしすぎ。センセイの日焼けといえば...。

世の中にはあの人から依頼されると断れないよナという人物はいるもので、こと政治の世界ともなれば...。役人の前ではめちゃめちゃ横柄なセンセイも地元の有権者の前ではコメツキバッタのようにペコペコしているのは私だけではないはず。地元の兄貴から「よろしくな」とメールがあって(全然、大丈夫じゃないのだが、)「大丈夫です」と返事をした。

その翌朝には職員を呼び出して「その日は外してもらえぬか」と懇願しているのだからほんと迷惑なヤツである。委員会の開催日「だけ」は委員長の専権事項らしく何とか折り合いを付けた。勿論、他の委員には内緒。

が、災難は次から次へと降りかかるもの。当日には予算要望のヒアリングが組み込まれ、幾つかの団体の取りまとめ担当に指名されることになった。そちらはあくまでも会派としての仕事。地元の都合で欠席する旨を団長に伝えたところ、程なく了承された。この「地元の都合」というのがミソで昔からの村社会を基盤とするおらが会派にとっては地元こそ最優先。

最近読んだ雑誌に「監視大国ニッポン」との記事が掲載されていたが、とかく品行方正を求められがちなわが稼業にとっては仕事を休んで云々なんてのは格好の標的になりやすい。それが事実である以上、個人のブログに書かれる程度であれば諦めもつくのだが、最近は「タグを付けておこうか」などと冗談とも受け取れぬ文句で脅されてしまうのだから危なくて仕方がない(笑)。翌朝の真っ赤に日焼けした顔が前日の予定を全て物語っているのだが、何食わぬ顔で出席したヒアリング、今日もその内容から...。

仕事柄、弁護士を紹介してもらえないかとの依頼は少なくない。弁護士となればあの難関とされる司法試験に合格したまさにエラい先生方だけに敷居も高い。身の上話を相談したいのだが、気軽に声をかけられそうもなく、それにもまして報酬はいくらなのかとの懸念が頭をよぎる。が、近年はこちらの思いとは裏腹に報酬の多寡に関係なく困っている人を助けたいと正義感に燃える若手弁護士も少なくないらしく、その両者を上手くマッチング出来ぬものかと...。

そんなヒアリングが奏功してか、各福祉事務所における法律相談が実現した。中でも生活保護の自立支援に関するものが少なくないという。また、一方で生活保護の受給者の世話役となるケースワーカーの経験年数の浅さはかねてより指摘をしてきたが(平成16年決算審査特別委員会-09月29日-04号他)、相手は百戦錬磨のツワモノだけに法的な後ろ盾でもなければ太刀打ち出来ぬことも少なくない。ということで横浜弁護士会川崎支部の先生方に活躍いただくことになった。

最近は福祉の分野に限らず、教育の分野でも法的知識を求められることは少なくない。本年度はそちらのほうでも役に立てぬかとの要望が寄せられた。

(平成26年7月18日/1816回)

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2014年7月17日 (木)

茄子の鉢植え

スーパーで買い物を終えたかっぱ君が帰り道にキュウリをかじる。「このキュウリ、太くて立派なんですが、本当にキュウリなんですか?」-「あっすみません。それズッキーニです」。

子供たちがお気に入りの西友のCMの一幕。商品を間違えたのはあくまでもかっぱ君のはずなのだが、「すみません」と誤る店側。相手の過ちとて自らのものとして受け止める御客様第一主義を謳ったCMらしいのだが、「私が悪うございました」とのお詫びに「いえいえこちらこそ...」と、そこに互いの信頼関係が生まれ、絆が深まるのはわが国ならでは。

それが海の向こうで「私が悪うございました」と誤ろうものなら「そうだオマエが悪い。詫びを入れた以上、ゼニを出せ」となることは承知しておかねばならないが、NYヤンキースの田中将大投手の謝罪コメントが米国メディアで話題、自らの戦線離脱をファンや仲間に申し訳ないと詫びたコメントに賛否両論と聞いた。そんな日本人の美徳が世界から賞賛される日が来ることを願っている。

さて、子供たちが小学校から茄子の鉢植えを持ち帰った。1年生は朝顔、2年生は茄子なのだそうで。今週末から夏休みとなる「らしい」(家庭のことには疎いもんで...)。ということで学校の先生に負けじと私ども「センセイ」もすっかり夏休みモード...という訳にもいかず。というのも役所の予算編成過程の一つ「サマーレビュー」を目前に控え、各種団体との予算要望ヒアリングが実施されている。そもそもは行政側に直接要望を伝えるのだが、行政は御目付け役となるセンセイ方の目を気にするからそちらにも根回しを、ましてや未だ隠然たる力を有する最大会派の自民党ともなれば尚更のことで...と。

近年は他の会派も同様のことを始めたらしく、そちらからも案内が届いた以上、応じねば「せっかく用意してやったのに...」と恨みを買いかねない。かくして「同じ要望の為に」何度となく御足労いただくことになるのだが、行政側の回答とて特定の会派に色をつける訳にはいかぬから金太郎飴の回答となる。そのへんは双方に些か非効率な気がしないでもないが、せっかくの機会である以上、最大限フル活用せねばと日々臨んでいる。

今回の参加団体の一つに神奈川県専修学校各種学校協会の川崎支部が含まれる。いわゆる市内の専門学校の団体なのだが、全5校の在校生は647名。大学と比較されることが多い専門学校だが、世間的にはどうしても大学よりも一段低く見られがち。尚且つ、大学に比べて両親の所得が低い方が少なくないのだそうで。それもそのはず、専門学校は大学に比べて履修期間が短いから親御さんの負担が少ない上に早く就職が可能。卒業後の就職率は100%とのことで必死さが伝わってくる。つい自らと比較してしまうのだが、私の大学時代なんか親の仕送りで平然と遊んでいたもんナ。

現在は本市から教員の資質向上の為に雀の涙程度の助成金しか支給されていないのだが、こちらの団体が主催する小・中学生のための夏休みチャレンジスクールは相当な人気らしく。専門性を磨くことで子供たちに夢や希望を与えられるそんな取り組みこそ賞賛に値するのではないかと。どの事業に助成をすべきか、まずは現場を知る為の努力が職員に求められる。

(平成26年7月17日/1815回)

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2014年7月16日 (水)

防犯灯

駅の完成が昭和35年だから既に成熟期を迎えつつあるおらが町会。されど地元の相続にて手放された土地に新築物件もちらほらと。その一つに他市から転居された支援者の娘夫婦が移り住むことになったというので御挨拶に伺った。

特に転入者の多い本市などでは見知らぬ土地での不安も多いことから町内加入を希望する方もいれば、逆に近隣との御近所関係の煩わしさから(加入を)拒まれることも少なくない。加入すれば毎月の町会費負担も生じる上に班長とか民生委員とか余計な役回りを押し付けられないとも限らない。

「加入せずとも特に不自由もなさそうであるし...」と半ば様子見の状態か、御紹介された御宅を含む近隣の十数軒の町会は未加入とのことで、理由を聞けば前述のような理由も然ることながら町会の存在自体を知らない方も多いらしく...。そもそもに町会加入は任意だが、やっぱり食わず嫌いはもったいない。建物引渡し時に仲介をされている業者もあるそうだが、あくまでもそのへんは業者の胸先三寸。

加入世帯数の多寡がその町会の実力を示すものでもなければ会長の地位に繋がるものでもないが、加入者の低迷に役員の成り手不足が追い討ちをかける。民生委員も半ば事情は同じだが、本来は行政がやるべきところの下請け、下請けといっても役所の都合で何から何まで押し付けられた上にそれに見合う対価をもらえる訳ではないとの不満は小さくない。

一例を申し上げれば本市の「災害時要援護者避難支援制度」などは災害弱者に対する避難誘導や安否確認等の支援を行う避難体制づくりを目指し、町内会・自治会に全面的な協力要請がなされたものの、個人情報保護を理由に町内会・自治会に対して災害弱者に関する情報提供は一切行われず、当初から随分とすったもんだがあったのは有名な話。されど、そんな行政側の傲慢な押し付けも半ば受諾される背景には「全ては地元の為」という相手の善意に負う面が大きいのだが、そんな無償のボランティア精神が通じないのがこちら。

このブログでも何度か取り上げてきた防犯灯。その維持管理は町内会の大きな役割の一つであって電気代の負担も然り。町会の加入未加入に関わらず防犯灯の恩恵は被る訳であって、その一部が町会の負担であることはあまり知られていない。「防犯灯の電気代って全額市費負担じゃないの?」と。とりわけ年度当初などは町会費も不足気味な上に行政側の予算執行も遅れ気味、それでいて電力会社からの請求は待ったなしなのだから関係者は四苦八苦。こればかりはいかに善意を駆使してもいかんともしがたく...。

町会によっては前年度の繰越金を充当して何とか切り抜けるのだが、それは本来あるべき姿ではない。その管理体制も町会により様々であって、既に使われていない防犯灯の電気料金まで請求されているということはないか。また、全市的にLED化も促進されているが、更新時における補助率はどうなるのか(当初の補助率は約6割)、と心配の種は尽きない。たかが防犯灯、されど防犯灯。そこを改善するだけでも町会の負担はぐ~っと減りそうに思えるのだが...。

(平成26年7月16日/1814回)

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2014年7月15日 (火)

地方創生

地方選においても国政のテーマを争点化しようとするのはあちらの常套手段。それが奏功した、というよりも敗因はもっと別な面にありそうな気がしないでもないが、その厳然たる事実は事実として真摯に受け止め、次なる戦いに臨まねばならぬ。長年の懸案とされた集団的自衛権に一定のメドをつけた安倍政権が次なる課題として標的に掲げたのが...「地方創生」。

以前から「地方の時代」と謳われながらもなかなか日の目を見ることがなかった地方において過疎化は一層深刻なものに。来年には統一地方選が迫るだけに4年に一度位は地方に目が向けられても損はない。都市と田舎に横たわる不公平感もあれば人口が密集する都市部としての課題、自治体固有の課題も少なくない。全国の自治体同士が切磋琢磨するとともにその課題と解決策を模索するいい機会となりそうではないか。そもそもに統一地方選で憲法9条を振り回されたらかなわんからナ。

報道によれば、次の「臨時国会」を「地方創生国会」と位置づけ、その前に行われるとみられる内閣改造・党役員人事において「地方創生」担当相を置く意向が示され、内閣官房に地方創生本部事務局の準備室が設置されると聞いた。内閣官房といえばその親分は官房長官の菅義偉氏。秋田県出身の同氏は集団就職にて上京、横浜市会議員を皮切りに今の地位に上り詰めた今太閤の苦労人。ふるさと納税もこの御仁の功績とされるが、都市と田舎の事情をよく知る一人だけに期待も高まりそうだ。

と、国の動向はそのへんにして、本市の話題。議員提案による町内会・自治会加入促進条例の制定に向けた動きが加速。各会派横断のプロジェクトがスタートすることになった。ここが腕の見せ所だと手ぐすねをひいて待っていたのだが、声はかからず...。それもそのはず、本市において町内会・自治会を支援する市民・こども局は私どもの常任委員会の所管。その委員長といえば...そう。

本来は昨年度に全会派一致の委員会提案として上程される予定だったのだが、一部の会派が難色を示し、足並みが揃わなかったことから本年度に仕切りなおされることになったもの。役職無用にていつも同僚や後輩に譲ってばかりだが、そういう時に限って欲せずとも「おいしい」役が回ってくるんだよなぁ。

さて、加入世帯数2千9百、民生委員の充足率100%のおらが町会。区内でも一、二を誇るマンモス町会の会長が近所にお住まいなこともあって茶話に当方の事務所を訪ねてくれた。最近、本屋で見かけた「他人を攻撃せずにはいられない人」という本が気になっているのだが、とにかくそれだけの人数がいればまとめあげるのも大変。その秘訣を聞いたところ「あまり深刻に悩まないこと。そして、時間が解決してくれるものもあるからその見極めが大事」と。

そうか、あまり深刻に悩まないほうがいいのか...(笑)。ということで明日はそんな「茶話」の続きから。

(平成26年7月15日/1813回)

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2014年7月14日 (月)

106億円

厚生労働省から5年に一度の年金の「財政検証」結果が公表された。過去に百年安心と謳われた根拠となった検証結果だが、あくまでもシュミレーションの結果だけに額面通りに「ハイそうですか」とは...。およそ需要予測などというものはおみくじが如きもの、つまりは当たるも八卦、当たらぬも八卦程度にしか思っていないのだが、そもそもに25年間も払い続けてようやくもらえる年金と生活保護の受給額が同等な上に保険料の収納率が約6割とあってはモラルハザードが生じるのも当然であって、それでも何とか維持しているのは国民の善意以外の何物でもない。

が、今日の話題は「消えた年金」、いわゆる「宙に浮いた年金記録」の突合作業について。当時、政府も社会保険庁の怠慢を批判したが、逆に監督責任を問われて参院選の与党大敗に繋がったことは御承知の通り。以来すっかり表舞台から姿を消した。

現在、区内在住のおばあちゃんから年金の相談を受けているのだが、死別した御主人様が納付したはずの保険料が未納扱いになっているというもので、区役所の窓口を紹介したところ過去の履歴を丁寧に調べてくれたらしく、そこまでは良かったのだが、その後の社会保険事務所(これは社会保険庁の管轄なのだが)の対応がものスゴく横柄な上に調査が一向に進展を見せないという。

中にはこれ幸いとドサクサに紛れて納付扱いにしようと画策する御仁もいるかもしれぬが、本当に払った(と思われる)当人にとってはそんな疑いの目を向けられるのが何ともイヤな気分にさせられるのだと心情を吐露された。本人の話を伺うに信憑性は高そうなのだが、いかんせん物的証拠が無いことから門前払いに近かったのだという。が、最近、新たに納付の事実確認が出来る資料が見つかったとのことでその内容を拝見させていただいたのだが、ほんとに杜撰そのもので監督責任を問われるようなレベルの話ではない。

仮に当人を野上昭寿(ノガミアキトシ)氏とすれば、納付書の宛名には「ヤガミアキトシ」とカタカナであって、尚且つ、別な書類には「ヤガミアキヒコ」とある。が、書類に記載された住所はみな同じ。当時、それを確認しなかった当人の過失と言われればそれまでだが、あまりにも杜撰な実態に言葉もない。厚生労働省のホームページによれば、これまで約3千万件の突合作業を実施した結果、約1%が一致せずにその作業に要した経費は約106億円。が、その作業により年金額が増額となる方の生涯で受け取る額を試算したものが約384億円になるなど一定の効果があると考えられるとの弁明付き。

それとてあくまでも「先行実施」の分であって今後の作業に要する費用は未定とのこと。先行き不透明な上にそこに際限なくつぎ込まれる税金、当時の職員がちゃっかりと退職金まで貰い安穏と生活をしている姿を想像するに怒りがこみ上げてくるのだが、そもそもに社会保険庁の一方的な過失を税金で尻拭いする上に必死の想いで窓口を訪ねたおばあちゃんを足蹴にするとは憤懣やるかたなく。

もしや、当時の厳しい追及に対して、その矛先を監督責任に転嫁したのは追及を避けたい社保庁の巧妙な策略ではなかったかと疑いたくもなる。監督役たる国会が追及せねばあとはもう無罪放免。永田町と霞ヶ関に下々の苦悩がどこまで伝わっているか。

(平成26年7月14日/1812回)

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2014年7月13日 (日)

パブコメ

それで社内の評価が上がる訳でもなければ給料が上がる訳でもない。ましてや減点主義の世界では余計なことはやらないのが鉄則。あくまでもお上の通達に従って...。

パブリックコメント、いわゆるパブコメとは市がある施策を推進する際に「広く」市民意見を募集する為の手続きだが、耳障りの悪い意見などは御免蒙りたいもの。その為にはあくまでもやっているという事実こそ大事であって...。

ほんの一例に過ぎぬが、そんな逃げ得は許さんと追及の手を緩めない委員に対して、「んなこといってもしゃあないやないか」とは...そう。そこに財源や制度の壁が存在する以上は「しゃあない」ことも少なくないが、それでも利用者の為にと理事者に迫る姿勢や言い分に学ぶことは少なくない。そんなやりとりを委員長特権で上から目線で眺めている「だけ」なのだが、今日は常任委員会の様子から。

当日の議題は「子ども・子育て支援新制度の施行に伴う保育の必要性の認定及び利用調整の基準の制定について」。今回の新制度ではあくまでも預けざるを得ない事情を抱えた家庭に限られていた従来の保育園の入園基準を大幅に緩和することで就労支援に繋げようという目論みが特徴であって、それに伴い本市の選考基準も見直されることになった。

ここだけの話、「昔は」センセイの口利きが最も高かったのだが、今は点数化まではいかぬまでもほぼそれに近いレベルまで細分化され、個々の順位が明確化されている。決定後は役所用語でいう「承諾」又は「不承諾」の通知が届くのだが、あくまでも合否結果のみにて点数は記されていない。が、区役所に不服申し立てをすれば順位を教えてくれるというのだからいっそ合否通知に記載してはどうかとAセンセイ。そりゃご尤な言い分なのだが、それを阻むのはまさに「余計なことはしないほうがいい」という役所的発想。

また、Bセンセイは障害児の対応を聞いた。利用調整においては優遇が図られるのだが、その前段の認定基準においても優遇されるべきではないのかとの言い分。既に下駄を履いているのだが、それでは足りぬということらしく。かつて、各駅停車しか停車しない駅の利用者からうちの駅にも急行をとめてくれとの要望をいただいたことがあるのだが、そりゃ全ての駅に急行が止まれば公平だが、それはもはや急行ではない。

また、公平性の観点から申し上げれば、選考時において同順位の場合は家庭におじいちゃん、おばあちゃん等の同居家族がいるとマイナス判定になっちゃうというのだからそちらは何とも複雑な気分にさせられる。

冒頭に紹介したパブコメや説明会の周知状況や具体的な内容を求める質疑もあったが、そちらに関して逃げ得はなさそうな様子。今回はAセンセイとBセンセイに代表して登場いただいたが、他のセンセイもしっかりと質疑をされていますので...。ちなみに本件のパブコメは14日(月)から本市ホームページにて。

(平成26年7月13日/1811回)

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2014年7月12日 (土)

代表監督

(仮に試合に負けても)「あれだけがんばったのだから...」と許してくれるのはわが国位なもので、熱狂的な国の監督なんぞはまさに命がけ。そんなオイシイ仕事なら向こうからオファーも来る訳で...。

日本サッカー協会は次期日本代表監督と「史上最高額の」ボーナス契約を結ぶとの報道を見かけた。その国民的寛容さが勝利に結びついてくれれば文句はないのだが...。高い報酬を払う以上、その「途中過程以上に」結果が求められるのは当然の話であって、そこは決して茶を濁すべきではない。

さて、「自腹でいいから頼む」とせがんでいたのだが、置いてけぼりになってしまった。その腹いせという訳ではないのだが、現在、市長と議長が海外出張中であって行先は...「避暑地」スイス。現在、本市には拉致被害者家族の横田滋・早紀江さん御夫妻が住んでおられるが、スイスのジュネーブにある国連人権高等弁務官を訪れ、拉致問題解決に向けた協力を要請するとともに御両親の親書を届けることになっているという。

そして、もう一つはスイスのレマン湖畔の「避暑地」(しつこいナ)モントルーにて開催される「モントルー・ジャズ・フェスティバル」の視察。モントルーのジャズ・フェスは世界三大ジャズフェスティバルの一つであって、人口2万人程度の小さな町に20万人もの観光客が訪れる一大イベント。されど、秋田県の大曲の花火大会は来場者数76万人、人口は3万8千人だからな~。そりゃ蛇足。

そう、そのモントルーの看板を掲げたジャズ・フェスが本市でも開催されていて、今年は日本とスイスの国交樹立150周年を迎えることも手伝ってか向こうからの招待状が届いたと聞いた。本来であれば海外から招待状が届くということは渡航費や宿泊代などは相手負担となるのが慣例らしいのだが、今回は...本市の負担となる。

本市のジャズ・フェスは実行委員会形式での開催となっていて、その実行委員会に対して本市が補助金を支給しているのだが、その額は国庫補助金が3千万円、市負担金は約1千1百万円。来年度以降は国の補助金が見込めないらしく3千万円の収入減となりそうだが、現在の収支状況を見るに補助金が投入されてかろうじてトントンの状況を維持しているだけにその存続が岐路に立たされている。

尚且つ、実行委員会の役員にはとても補助金の減額などとは言えないような御歴々の面々が名を連ねるだけに本市に新たな負担を求められないとも限らない。あくまでも友好親善に弱い日本人。世界的に知名度の高いモントルーの看板を利用「させて」いただいているのだから「つべこべ言うな。オレたちの顔に泥を塗るつもりか」とのお叱りも受けそうだが、それだけの公費が投じられる以上、成果が求められて然るべきではないか。

相手へのロイヤリティ(=看板代)だって安くはないはず。まさか今回の視察で接待攻勢でも受けて...なんてことはないと思うが、他都市在住の事情通に聞けばモントルーの看板を利用したジャズ・フェスであれば「ラ・フォル・ジュルネ」並みのポテンシャルを秘めているのだそうで...。今年が正念場となりそうだ。

(平成26年7月12日/1810回)

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2014年7月11日 (金)

川崎メロン

カナリア軍団の歴史的大敗に暴動が懸念されるブラジルW杯。その準決勝、実力伯仲のアルゼンチンvsオランダはPK戦の末に勝利の女神は南米の雄、アルゼンチンに微笑んだ。

そんなアルゼンチンから届いた美酒、マルベックという品種から作られたワインは現地の事情通が絶対にお薦めという一本。南米のワインといえばチリが有名だが、チリは主に輸出用のワイン生産がメインとなる一方で、欧米色が強いアルゼンチンでは現地でもワインが愛飲されるらしく、そのへんが品質の高さに繋がっているのではないかと。

が、そんな一本に加えて、提供されたのは「モンラッシェ」のワイン。仏ブルゴーニュ地方の「ピュリニー・モンラッシェ」と「シャサーニュ・モンラッシェ」という二つの村にまたがる特級畑「モンラッシェ」で作られる白ワインは世界最高とも評価され、「モンテ・クリスト伯」で有名な文豪アレクサンドル・デュマに「帽子を脱ぎ、ひざまずいて飲むべし」と言わしめた一品(些か大袈裟な気がしないでもないが...)。

さて、九州地方は記録的な大雨。迫る台風にピリピリムードの本市。とりわけ急傾斜地は土砂災害が心配。中にはブロックを積んだだけの土留めもあるらしく、本市が対策を講じようとも民地が大半を占めるだけに難航を極めると聞いた。そう、迫り来る台風を前に自民党川崎市連から恒例の勉強会の案内が届いた。内容は「都市農業の現況とこれからについて」。副題には-川崎産メロン栽培実施とこれから-と添えられている。

本市の宮前区においてメロン栽培が行われていて、目下売り出し中であることは承知をしていたのだが、川崎産メロンの実力とはどの程度のものなのか。それが甲州八珍果など果物王国の山梨県産ともなればもうそれだけで旨そうにも思えるが、もしや井の中の蛙ではないのか...と半信半疑。ということで、メロンの栽培農家の持田高弘氏を訪ねた。

温室栽培により御中元の季節に合わせて出荷する川崎産メロンには注文が殺到。現在は3軒しかないことから出荷量も限られ、受付から3日で品切れ状態。せっかく注文して下さる御客様を断るのはしのびないという同氏。それもそのはず約8割が前年のリピート客になるそうで人気の高さが窺える。

ビニールハウスの中を案内いただいたのだが、1本の苗木に結ぶ沢山の実の中からたった1つしか作らないだけに栄養や糖度が凝縮される。収穫の前後には大根やトマトを栽培するなどして畑の有効利用がされていた。目下悩みの種は...やはり相続。相続が生じればせっかくのメロン栽培も頓挫しかねないという深刻な現状を聞かせていただいた。

また、メロン栽培にはビニールハウスが必須となることから設備投資に多額を要する。最初の運転資金だけでもあればあとの返済はそれほどでも...と語る同氏。都市部の農業は消費者がすぐ隣にいることが大きな利点となる一方で、新たに宅地開発の進む周囲からは砂埃の苦情なども寄せられるらしく、農家の心配の種は尽きない。

妻の実家も元々はメロンの栽培農家だったのだが、マスクメロンは贈答用に最適。当日はそのメロンを試食させていただいたのだが、これがほんとに旨かった。デパートに並ばせても遜色ない、というかこちらのほうが絶対に旨い。私が太鼓判を押す一品。ぜひ一度、御賞味あれ。

(平成26年7月11日/1809回)

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2014年7月10日 (木)

速い馬

「明日は晴れるかな」と子供に聞かれて「曇りじゃないか」とそっけなく返事をして会話が途切れたのだが、「七夕の心配をしてるのよ」と妻から「後で」聞いた。薄氷の親子関係とは対照的な夫婦関係に「全く」必要ないはずなのだが、曽野綾子さんと三浦朱門さん夫妻の共著「夫婦のルール」を読んでいる。

さて、昨日の補足説明。千葉市CIO補佐なるエラい方が登壇するような勉強会とは...。政令市の自民党若手市議による団体「アーバンユースネット19」の東ブロック勉強会。各市持ち回りにて今回は千葉市が当番幹事となった。ということで、もう一つのテーマ「海辺の活性化について」は千葉市都市局長によるもの。

千葉市へのアクセスといえば内陸部のJR総武線と並行して走る臨海部のJR京葉線。とりわけ京葉線の沿線開発は埋め立ての歴史。東京ディズニーランドや幕張メッセ以外にも居住用マンションも乱立し、首都圏に向かう通勤客のベッドタウンとしての役割を担ってきた。千葉市内に入ればその間を結ぶモノレールが整備されている。あとは都心までの距離。東京駅まで快速で45分、やっぱり都心までの近さは本市がダントツだよナ。

そのへんはさておき、そのCIO補佐は異例の外部登用なのだそうで...。馬車の横行する時代、彼らに欲しいものを聞けばもっと速い馬が欲しいというだろうとの自動車王ヘンリー・フォードの逸話は有名だが、一般的に役所のシステムは既得権益に凝り固まったITベンダーが蔓延っているから斬新な発想が出にくい。

民間とて財閥が幅を利かせる企業では自社というよりもケイレツ会社に委託することが少なくない。その連帯感は大事なんだけど、そこがマンネリ化すると会社の成長を阻害する要因にもなりかねない。そこに挑んでいたのが社会人時代の私なのだが、過去の「しがらみ」で損している企業は少なくない。

とりわけ、役所は閉鎖的風土が残る上意下達の階級社会。代々受け継がれてきた相手企業との関係。担当者が変革を望んでも上司と相手の関係が阻む。だからトップが替わった時は見直すチャンスであって外部登用はそこに風穴をこじ開ける突破口になるか。それもやっぱり人選次第だけど...。

そう、今回の勉強会には西ブロックからも多くの参加があって、各市の事情を伺うにいい機会になっている。本市や横浜市などは比較的若手が育ちやすい風土にあって所属の数も多いのだが、ちょうど3期位になると世話役のポストが回ってくる。横浜市の世話役の斉藤たつやセンセイとは歳も同じ同期の桜であるし、千葉市の小川としゆきセンセイなんてのは同い年の上に大学も同期。が、こちらは既にひと足速く千葉市議会の議長まで経験された。私が当時29歳の最年少で現在3期。既に4期目ってことは...25歳から。

まぁとにかく同年代の活躍に忸怩たる想いを抱きつつも、否、目立つことは好かんから本市の世話役は一期下の橋本勝氏(多摩区)に任せているのだが、来月は党本部と内閣官房に申し入れをするのだそうで、今後の活動が楽しみにではないかと。

(平成26年7月10日/1808回)

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2014年7月 9日 (水)

2.0

タイトルに「ガバメント2.0」とあって、どこぞで見たことがありそうな「2.0」の意味を考えあぐねていたのだが、現在を「1.0」とすれば「2.0」は次の数字。ということで、次世代を意味するキーワードらしい。ガバメントは「政府」とか「行政府」の意だからさながら次世代の行政のあり方といったところか。

そんなプレゼンを目を皿にして見入っていたのだが、最近は地図データに加えてGPS機能が充実、「どこぞの道路の補修が必要だ」とか「あそこの公園は草が茫々だ」といった陳情をWeb上で受付、行政が対応すべきものはその後の進捗状況を掲載するとともに公園の草刈りなどは地元ボランティアの力を借りて...とまさにセンセイにとって脅威のシステム計画が進んでいると聞いた。

我々の「大事な」仕事がなくなっちゃうぢゃないか、そんなシステムは即刻廃止すべきだ、と迫る代わりに「個人情報保護の視点はどうなんだ」と。そんな質問の矢面に立つのは千葉市CIO補佐。CEOとは「チーフ・エグゼクティブ・オフィサー」の略であって会社経営の最高責任者、つまりは日本でいう「社長」なのだが、英語にするだけで何か仕事が出来そうに見えるところが不思議だよナ。CIOの「I」はインフォメーションとなり、そちらは情報システムの最高責任者となる。

千葉市におけるCIOは市長が兼務するというから事実上は補佐役となる当人が一手に担っているらしい。そんなエラい方のプレゼンであって、尚且つ、他都市のことなのだからイチャモンを付けちゃイカンということは「よく」承知の上なのだが...。

そもそもに専用のアプリをダウンロードしてそれを起動した上で現地の写真を撮り、そこに文章を添えて送信ボタンを押すなんてのは利用者サイドからすれば面倒でかなわん。ならば電話一本、「山崎君、どこぞの案件よろしく」のほうが遥かに手軽で効果も抜群(自分で言うなって)。近年は役所の対応も随分と改善された。中には一部横柄な職員がいるかもしれぬが、ドブ板程度であれば一般市民の方々の相談にも迅速に対応してくれる。確かに場所や進捗状況等の情報公開の意義は否定しないが、その代償となるものを天秤に図れば果たしてどうか。

そして、次なる質問は「システムの構築費用はいかほどか」。それについては...「無償」とのこと。厳密にいえば実証実験用の試作品はメーカーによる無償提供。かつては1円入札なんてのがあったが、あれはその後の保守・運用で稼ぐ手口。ひょっとしてこちらも...と疑念の目を向けてみたところ、さすがに本格運用時に「無償」はありえないが、それでもかなり低廉な価格での提供が予定されているらしく...。

それもそのはず、天下の千葉市のシステムを手がけたとなればメーカーにとってもその後の商談において格好のアピール材料になる。ということで、WinWinの関係が成り立つらしいのだが、本市の無償WiFi化計画などもいっそそんな手でどうかと...。明日に続く。

(平成26年7月9日/1807回)

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2014年7月 8日 (火)

城崎温泉

その温泉を一躍有名にした意味においては間違いなく殊勲賞だが、号泣するほどのことだったのかどうか。そう今日はあの話題から。疑惑の真偽以上にあの号泣の意味とは...。

領収書を保管していなかったことへの後悔、周囲に信じてもらえぬ悔しさ、泣いてまで訴えれば真実だろうと思ってもらえるに違いないという「演技」、「やっと議員になれたのに...」が物語るように自らが5回の挑戦の末に勝ち取った栄冠がもろくも崩れ去ることへの悔しさ...。う~ん。

が、誰もそこは聞いていないんだよナ。泣いて疑惑が晴れる訳でもないのだから事実を説明しなきゃ。政務活動費の運用は自治体によって雲泥の差があるが、でも、この御時世に領収書無しでまかり通るのはさすがに杜撰。だいたい本市の場合は...なんて胸を張ってみてもそっりゃこちらの自己都合ってもんだから今日はこのへんで別な話題に。

さて、ぽっかりと空いた午後。というか空けた午後なのだが、都内のコンサートに出かけることになった。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲にドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」。まさに梅雨の鬱陶しさを吹き飛ばすのに最適。

メンデルスゾーンといえば結婚行進曲が有名だが、ヴァイオリン協奏曲はベートーヴェン、ブラームス、チャイコフスキーと並び称される名曲であって、ソリストの見せ場が多いのが特徴。そして、ドヴォルザークはチェコの作曲家だが、米国という新天地で得た新たなインスピレーションが凝縮された珠玉の作品。初心者にも聴きやすい一曲。

そう、音楽といえば今秋のウィーン・フィル日本公演の指揮者はベネズエラの至宝グスターボ・ドゥダメルと聞いた。チケットは既に完売状態でどうやって手に入れようかと苦心しているのだが、新進気鋭の指揮者はエネルギッシュで情熱的な演奏が特徴となりやすい。それこそが若者の特権であって、それは料理人も同じ。

いつもの社長の友人のシェフが都内にフレンチの店をオープンするそうでホームページのデザイナーを紹介してくれとの依頼が寄せられた。料理と音楽には目がないもんだからそんな話を聞くとすぐ出かけてみたくなるのが悪い癖なのだが、社長にはアルゼンチンワインの借りもあるだけに...。

そういえば最近、若いオーナーが営む区内のイタリアンのランチをいただいたのだが、これがたいそう旨かった。今回はランチだけに次回はワイン目当てに行こうかと。三ツ星の店でも大して旨くないこともあれば星がなくとも旨い店は少なくない。こと食と音楽に関して票は無関係だから下手なグルメ雑誌よりはまともだと思うのだが、店の名前は「OttanTotto」。店内の雰囲気や食器類も洒落ているから気が向いたらぜひどうぞ。

それにしても音楽を聴いている時や旨い料理を食べている時ってほんと幸せだよな~。音楽家や料理人は人をハッピーに出来る職業なだけに「最幸」のまちを目指す本市には欠かせないのではないかと。今日もこんな話題でスマン。

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(平成26年7月8日/1806回)

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2014年7月 7日 (月)

勧誘

来年4月の統一選まで9ヶ月。見慣れない顔が駅頭に立ち始め、現職といえどもそわそわしてくるこの季節。まさにセンセイの「啓蟄(けいちつ)」。

当方も機運盛り上げを狙ったポスターを作成することになった。圧倒的に目立つのは個人ポスターなのだが、10月以降は厳禁。それもそのはず6ヶ月前に警察署内に対策本部が立ち上げられることからその活動は著しく制限されることになる。では、どこか制限されるのか。一言で申し上げれば個人活動は御法度。即ち、駅頭ののぼりにしてもポスターにしても個人名「のみ」のものはNG。

が、そこには逃げ道があって政党としての活動は許されるからのぼりなども政党名の記載されたのぼり旗が利用されたり、ポスターにしても政党の時局講演会という名目に変更されることになるのだが、では、どうすれば時局講演会のポスターになるのか。よくあるパターンは用紙を3分の1づつ均等割りをした上で自らともう一人を弁士として記載して、残りの3分の1のスペースに政党名と時局講演会の宣伝を含めるもの。後で変な言いがかりをつけられない為にも若干政党枠を広めにとるのが賢いやり方となる。

そして、自らともう一人の弁士を誰にするかが悩みどころ。あくまでも政党ポスターだから総裁や幹事長、知名度の高い人物の写真を借用して人目を惹こうとする陣営が多そうだ。ということで、当方の後援会でも「どんなポスターを作るべきか」が議題となった。目立つのは個人ポスターだが、2~3ヶ月程度で貼り替えるのであれば費用もバカにならぬから最初から政党ポスターを用意するのが得策じゃないかと話がまとまりかけていたところに「待った」をかけたのが、そう...おらがセンセイ。

たとえ2~3ヶ月といえども個人ポスターが絶対にいいぞとのんびりムードの陣営をピシャリと戒めた。個人ポスターのデザインは単純。私の顔写真に名前を入れるだけのシンプルなものなのだが、これがどうして本当によく目立つ。やっぱり亀の甲より年の功。そして、組織についても御不満の様子にて「残り一年もないぞ」と。その意図するところは出席の人数が少ない上にいつも同じ顔ぶれで選挙に臨めるかとのことらしく...。

そりゃセンセイの頃は村民総出の大名選挙だが、今は農家も代替わりして会社勤めも少なくない。当人に負担をかけるのも申し訳ないし、少数といえども精鋭がそろえば事足りるんじゃないか、と反論など出来る訳もなく...。尚且つ、出席者とて「せっかく出席したのに叱責されたのではかなわん」と悪循環になりそうな気配。

ということで各方面の勧誘に歩くことになったのだが、「御大の機嫌が...」との口上に「ならば」と二つ返事の快諾が多く、その効果は抜群。そういえば欠員不足に悩む民生委員。どことなく事情が似ているような気がしないでもないが、もしや勧誘不足だったりして...。

(平成26年7月7日/1805回)

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2014年7月 6日 (日)

楽屋裏

冗談を言い合える関係ってのは良好な証。いつも周囲とはかくありたいと思っていて...。

「笑顔の福田氏に阿部氏無表情、3分足らずあっさり終了」。因縁の対決は一度目は阿部氏が制したものの、二度目は後継候補が僅差で涙を飲んだ。双方に複雑な想いが交錯する中で行われた新旧市長交代の事務引継ぎ。その翌朝の見出しがこれ。以来、公の場では半年ぶりの対面となった。

市制90周年記念式典にて前市長の阿部孝夫氏に川崎市特別功労賞が贈られることになった。くだらんところだけは抜群の注意力を有していることが自慢の一つであって、壇上に上がった「特別な」二人の微妙な所作、一挙手一投足を目を凝らしてじっと見ていたのだが、両者の視線は...。

まぁそれはさておき、あれから6ヶ月。本市の政治通の関心は市長と議会の関係はどうなんだと。それを見るに最適なのは市政運営の車の両輪とされる市長と議長の言動。市長と議長は公務が重なりがち。されど公の場では周囲の視線があるから本音が見えるのはやっぱり...楽屋裏。そんな待望の機会が訪れた。

そちらを所管する常任委員会の委員長との理由から技能職業者の表彰式に来賓として出席する機会に恵まれた。既に議会を代表する議長が招かれているのだからそちらで事足りそうな気もするのだが、委員長にまで声をかけて下さる主催者の配慮はありがたい。来賓控室には市長、議長、他数名の来賓が居て、そのタイトルを言われてピンとこなかったのはどうやら私だけらしいのだが、NHK連続テレビ小説「花子とアン」の話題になった。

そんなものを見ている余裕がある位だから私のほうがよっぽど仕事をしているぢゃないかと思いつつ、エラい方々の雑談に付き合っていたのだが、「主人公の女優が平成の吉永小百合といわれていて...」なんてことを聞いてしまったもんだから「明日から私も見よう」と宣言したら「もう遅いかも...」と市長。

田舎の貧しい家庭に生まれた主人公の花子が上京し、ミッション系の女学校に編入。その寄宿舎での日々を描いた物語とのことだが、そんなことから話題は海外留学に。海外留学といえば新市長にも過去にその経験があってこちらが賛辞を贈ったつもりだったのだが、議長が一言。「同じ海外留学でも市長の場合は地元にいるとワルさをするから海外に追い出されたんだ」と。

「そんなわけがない。議長の言動はすぐに波紋が広がるからやめてくれ」と照れ笑いを見せる市長。歳が近いせいもあるだろうが、車の両輪は「今のところ」上手く回っているようだ。他にも内緒話を聞いてしまったのだが、そちらはいづれの機会にでも...。

そうそう、表彰式における市長の挨拶は日本で二番目に高い山の話。日本一の富士山に比べて二番目に高い山は巷の話題に上がる頻度が極端に落ちるだけにみなさんも技能の世界のナンバーワンを目指して欲しいと。そういえば当日の議長の話って...。

(平成26年7月6日/1804回)

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2014年7月 5日 (土)

長者番付

さて、懲りずに昨日の続きから。朝刊を見比べれば行使容認とした朝日新聞に対し、行使「限定」容認との読売新聞。よほどの変人でもない限り、「行使」自体を避けたいというのが本音であって、万が一、そんな事態に見舞われたとしても最低限に留めるとしたことが「限定」の意と推測されるが、さも戦争への道を突き進むかのような戦車の映像と徴兵制はやっぱり「著しい」論理の飛躍ってヤツで...。

そもそもに政権とてバカではないのだから「みすみす自らの支持率を下げるようなことを進める訳がない」ということには気づきそうなもんだが、そこを曲げてでもやらねばならぬ理由や背景を冷静に考えてみなければならぬ。財源を気にせぬハコモノがいい例だが、有権者にウケがいいことを進めてきた結果が今の国家財政であることは忘れてはならない。

今回の「行使」容認の閣議決定に対して、中韓は批判論調とのことだが、そもそもにそちらの軍事的脅威が今回の決断に繋がった訳で、自国は当然のように集団的自衛権を認めていて、日本だけは認めさせないなんてのは内政干渉以外の何物でもないし、「隣国に配慮して容認すべきではない」なんてのはもうどちらの国のマスコミだか分からない。ならば、まずはわが国に向けられたミサイルの撤去を隣国に求めるべきではないか。

ただ、今回の決定を受けての軍拡だけは御免蒙りたいもの。軍需産業はそこを狙っているのだが軍拡は財政的な疲弊を招きかねない。これからの安全保障は軍拡ではなく、兎の耳が如く諜報活動やサイバーテロへの備えに万全を期すべきではないかと。

閑話休題。かつては新聞紙上を賑わした高額納税者のランキング、いわゆる長者番付だが、公表された途端に方々から勧誘が殺到、怪しい投資話が持ち込まれたりと甚だ迷惑な話だとの体験談を聞いた。されどそれだけ多く納税をしているのだから世間からもっと賞賛されて良さそうなものだが、世の嫉妬心がそれを許さない。そんな事情はセンセイも同じ。

国会議員の所得公開に併せて神奈川県内の首長や議員ランキング、長者番付が公表された。上位5名が公表されていたが、およそこの手のランキングはおらが村のセンセイが上位を独占することが少なくない。でもそりゃ昔から地元の御大尽が村の「政(まつりごと)」を担ってきた歴史を鑑みればそれほど不自然なことではないのだが、少し前にこんな愚痴を聞いた。「うちは小作人の家だから名主の家柄のアイツは許さん」と。

おいおいそりゃ御門違いってもんで農地解放で土地を手にしたんだから名主に感謝こそすれども恨んじゃイカンだろと。私も長者番付の上位にランクされる日を夢見ているのだが、当人にとっては負い目となることもあるらしく...。とりわけ県議や市議の上位者は先祖から受け継いだ土地の不動産収入が大半を占める。むしろ妻の名義を利用してなんてほうがコソコソしているようで...。いや、それとても収入が怪しいものじゃなければ全然「アリ」だと思うのだが、いかんせん世の「嫉妬心」ってのは根深いからナ。

(平成26年7月5日/1803回)

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2014年7月 4日 (金)

ケツまくり

冒頭から下品な言い回しで恐縮だが、「ケツをまくる」とは着物の裾をまくって座り込むことから「居直る」という意で利用されることが多いはずなのだが、当人に言わせると「ケツまくり」とは女性の尻を触ったということを意味するらしい。

当人とは私の高校時代の「倫理」を担当されていたS先生なのだが、当時は総理の女性スキャンダルが週刊誌を賑わした。「あんなケツまくり総理には早く退陣してもらわなきゃイカン」と。退陣された後も「ケツまくり」がなんだかんだとの政権批判と自虐史観の話ばかりで、そんなのが日々の授業なのだから「この国ってダメな国なんじゃないか」って本当に洗脳されてしまいかねない。

過去の戦争の反省に立つことは大事なことだけれども相手国に言われるがままにお詫びしつつ、戦時の賠償請求に応じていることは決して国益に適うものではない。靖国神社には戦犯が祀られているだなんていっているけれども大衆を扇動して戦争に駆り立てたのはマスコミであって、むしろ戦犯の汚名を着せられるべきはマスコミではないかと思うのだが、時の為政者と違い、そちらは会社組織だけに責任追及がうやむやとなったことがその後の活動を助長させることになった。

さて、集団的自衛権の行使容認の閣議決定に報道もエスカレート。個々具体的な事例について冷静に検証されるべきところが、戦争への道が開きかねないと手っ取り早く戦車の映像が流される。他国を侵略するなんてことは絶対にあっちゃイカンことだけど、他国による侵略の脅威からどうすればこの国と国民を守れるか、具体例を申し上げれば尖閣諸島の領空侵犯にどう対処すべきかといった視点などまるでない。

その上に「今回、閣議決定されたことで自衛隊の入隊者が減少し、徴兵制への道が開かれるだろう」と。おい、コメンテーター、いい加減なこと言うな。自衛隊は消費者金融の超有料顧客という事実を御存知か、安定した収入が見込める公務員の中でも自衛隊は訓練が厳しいことから遊ぶ余裕さえもない。それだけに手堅い職業として歓迎されているんだよ。私どもなんかは金融機関にどれだけ頭下げても地元の御大尽センセイ以外は絶対にローンなんか組めないもんナ。まぁ借りるつもりもないけど...。

「今の若者は費用を親が負担するっていっても留学にさえ行けない時代なんだから徴兵制なんか到底ムリよ」と地元の御婦人。それにしても新聞の論説委員とか評論家なんてのは...政治家以上に勘違いしているフシはないか。私どもはいつも世の洗礼を浴びる。されどそんなバッシンッグの中で今回の選択は正しかったのかその判断は間違っていないかと葛藤の日々。

評論家はチヤホヤされることに慣れているからおよそエラそうな解説ばかりだが、そりゃ台本通りってもんで...。彼らには、炎天下の中、足場組んでる現場のオヤジにも頭を下げて教えを乞う覚悟はあるか。机上の学問で回らないのが世の中というものではないかと。

(平成26年7月4日/1802回)

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2014年7月 3日 (木)

卒寿

選挙運動等に関する規則を定めた公職選挙法では「気勢を張る行為」というのが禁じられている。「気勢を張る行為」といわれてもどこまでがその行為にあたるのか判断が難しい。その具体例として「自動車を何台も連ねて走ること」、「鉢巻やタスキがけで隊列等を組んで往来すること」、「街頭演説に聴衆を集めるためにサイレンを吹き鳴らす行為」等が示されているのだが、いまどきの選挙運動はそんなことしないんぢゃないかと。

「気勢を張る」といえば事前ポスター。「ここはオレのシマだ」と誇示されるように貼られていることが少なくないが、それだけの枚数が貼られていれば「気勢を張る」に十分。来年の統一選に向けてポスターが完成。後援会の幹部の方々が人海戦術にて協力して下さるのだが、おかげさまで区内選出の中でもポスターの枚数「だけ」は最も多そうだ(柿生のOセンセイも多いんだよナ...)。手薄な地区は私の担当となるのだが、いつも深夜にせっせと活動をしている。

さて、内容は兎も角も「いつブログを書いているんですか」と訊かれることが稀にあるのだが、そりゃみなさんが寝ている間に決まってるぢゃないか。人が休んでいるときこそ仕事をするべきであって、人が仕事をしている時こそ遊ぶべし(笑)。確かに遊園地なども土日や夏休みは混雑が予想されるから平日に学校をサボって行けばほぼ間違いなく空いているはずだが、どことなく後ろめたさがあるからナ。

それが平日にも関わらず堂々と行ける日がこの日。毎年7月1日が本市の市制記念日にあたるのだが、曜日に限らず公立の小中学校は休校となることからディズニーランドに出かける親子が多いと聞いた。「家庭は二の次」といえどもせっかくの機会だけに年に一度位は...といっても夢叶わず。そう、今年は市制90周年の節目、記念式典と重なった。

式典はミューザ川崎シンフォニーホールにて催されたのだが、どこの自治体にもありがちな総合文化会館の類とは違って気分的にも優雅で開放的。式典の冒頭に流された「映像で振り返る90年のあゆみ」には今のゆりストアの前身となるゆりがおかストアの映像が登場。当時、現在の百合ヶ丘駅周辺は田畑の続く丘陵地だったものの、駅建設とともに大規模な団地が造成されて先駆的なベッドタウンが形成された。

地元の念願となる駅建設を実現する為に来る日も来る日も手弁当で小田急電鉄に日参を続けたのが、ゆりストア創業者の故笠原博翁。その功績を称えるかのように現在の百合丘1丁目1番地はゆりストアとなっている。そんな故人の業績に想いを馳せつつ、これまでの本市の歴史を振り返ったのだが、いつの時代も為政者の果たす役割は大きい。

議員生活11年、80周年と90周年の節目を今の立場で迎えることが出来たのは幸運以外の何物でもない。ならば記念すべき100周年も...。いやいや、こちらとて「たまたま」居合わせただけなのだから100年目位はむしろ新たな顔ぶれで迎えてみてはどうか。少なくとも次の世代にバトンを渡す為の下地作りは惜しまないつもりだが、そんなヤツに限って長く居座り続け「がち」だということもよく承知している(笑)。

(平成26年7月3日/1801回)

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2014年7月 2日 (水)

ニンジン

お詫び行脚にひとまずは鎮火したかに見える金目発言。それを知ってかある雑誌に以下の事例が紹介されていた。

記事によれば放射性廃棄物の処理施設を建設する候補にあがった小さな町の住民投票において、「もし議会が放射性廃棄物の処理施設をこの町に建設すると決定した場合、あなたは認めますか」との質問に対して「認める」と回答した割合は51%。

そして、次に、「もし議会が放射性廃棄物の処理施設をこの町に建設すると決定し、住民に毎年、補償金を支給するとした場合、あなたは認めますか」と聞いたらしいのだが、「認める」と回答した割合は何%か。ちなみに補償金の額は600ユーロ(約83万円)とあるように、海外の事例なのだが、「認める」と回答した割合は...意外にも25%となった。

そう、前者は公益の為に我慢しようという義侠心が働いた結果であって、後者はあくまでも金銭的に見合うかどうかが判断基準となった。ここまでくればお気づきの方もいると思うが、世の中にはお金では買えない道徳的価値や公共財が存在するということを教えてくれるサンデル教授の講義の一幕。

金銭的インセンティブといえば、本市においても介護保険制度における要介護度改善に対する成功報酬を与える仕組みの検討が進んでいる。現行の制度では要介護度が重いほど事業者は高い報酬を受け取ることが出来るから改善に向けたインセンティブが働きにくく、そこを打開しようとスタートした市長の肝いり施策なのだが、果たしてニンジンをぶら下げることが好ましいことなのか、どんなニンジンをぶら下げるのか、どの程度の費用対効果が見込まれるのか等々の不透明な部分も多く含まれることからそのへんの疑問を当局に投げかけていたのだが、他都市でも緒に就いたばかりで効果は未知数とのこと。

サンデル教授の講義では教育現場における成績向上を促す為の金銭的インセンティブについても論じているのだが、それらの餌で釣る行為は子供たちが本来備えている学ぶ意欲を損ないかねないと戒めている。本市の介護保険においても多少の改善は見込まれるはずだが、それはあくまでもニンジン欲しさによるものなだけに...。

そう、お金では買えない価値といえば障害者の作業所で作られた自主製品。彼らが作った手作りの作品は温もりがあってデザイン的にも優れたものが多いのだが、販路開拓が思うように進まずに苦慮していることが少なくない。

そんな状況に区内の5つの障害者団体が自主製品販売の為の連絡協議会を立ち上げ、各方面に働きかけてきた結果、麻生区役所の売店跡地に専門店をオープンさせた。店の名前は「あさおのおみせ」。そんな取り組みが彼らの社会参加を促し、商品の対価以上の生き甲斐に繋がってくれることを期待している。

(平成26年7月2日/1800回)

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2014年7月 1日 (火)

LINE

「LINE」なるコミュニケーションツールが巷で流行していることは知っていたが、使い勝手が分からずに今日に到っている。そんなLINE利用者の間でなりすましや個人情報漏洩が発覚、てんやわんやと聞いた。だからやっぱり...。

「最近どうも帰りが遅いわね~」。一度抱いた不信は増幅されがち。旦那が寝ている間に携帯電話の着信履歴やメールをチェック。旦那も旦那で疑われそうなメールや履歴をせっせと削除。別方面でもその位の用心深さがあればいいのだが...。えっウチの話じゃないよ(笑)。

ドッグイヤーといわれるIT業界の「専門的な」知識は10年前に止まっているのだが、当時からそんな議論はあった。元々はPCの単体利用でスタートしたIT技術もLAN(ローカルエリアネットワーク)の普及に伴い、複数のPC間での情報共有が可能になった。情報システム部門に情報処理を一手に担う高性能のサーバーなるものを置くことで社員が利用するPC側の負荷を軽減し、一元的な管理が可能となる。と確かそんな謳い文句だったはず。

あれから10年。最近はセンセイもすっかり若返ったから議場などでもカタカナ用語が飛び交うのだが、本市も「クラウドコンピューティング」に移行すべきではないかとか、ビッグデータの活用を進めるべきではないか等々、中にはちんぷんかんぷんの方がいないとも限らない。ということで今日はITの最新動向に迫る(笑)。

「クラウド」とは雲のこと。システムの情報処理を担うサーバー機能についてセキュリティを確保した上で他の自治体との共同利用が図れれば本市のコスト低減に繋がる。アプリケーションを起動すれば同じ画面が表示されるからそのデータが庁舎内にあろうが海向こうのデータセンターにあろうが利用者には支障が無い。その利用者から見えない様子が「クラウド」との名称に繋がる。

が、一方で相手と秘密保持の契約を結ぶとはいっても大事な情報、ましてや個人情報などを他社に預けて大丈夫なのかと危惧する声も...。さりとて、仮に庁舎内に置いたとしても「上手の手から水が漏る」のことわざが如く100%ということはない訳で、そんなリスクを孫子は上手く表現した。「到ルトコロ守ラント欲スレバ到ルトコロ危ウシ」。つまりはあらゆるところを守ろうとすれば、あらゆるところが手薄に見えてくると。

私は複数のメールアカウントを有していて、その一つにGoogleのメールがあるのだが、あれはあくまでもサーバー上の情報を見るもので自分のPCの中にはデータが保存されていない。自らのPCに保存可能なメールもあるが、今の時代はいつでもどこでも仕事をこなさねばならないからPCを持ち歩くなんてのはまっぴら御免。だから他人様に閲覧される可能性も承知の上でそちらのメールを利用している。今回の定例会において反対派の急先鋒、「無所属の」三宅隆介氏も指摘されていたが、利用するにしてもそのリスクを承知しているかどうかの違いは大きいと。まさに。

あっ、そうそう、言い忘れていたけど冒頭の話、端末のメールや履歴は削除しても携帯会社のサーバーには残っているから...。

(平成26年7月1日/1799回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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