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2013年12月30日 (月)

プラチナバンド

安倍政権が掲げる成長戦略3本の矢。その3本目となる規制緩和。「-規制改革を阻む根深い背景-「岩盤」粉砕へ3つの提案」と題した構想日本代表の加藤秀樹氏の記事を拝読した。

文中では「規制すること、権限を持ち続けること自体が行動原理になる「目的とり違えの性」が官僚にある」と指摘されているが、そんな官僚のお上意識とともに既得権益の恩恵に預かる勢力と政治のしがらみを有する族議員がスクラムを組んで阻もうとするのだからまさに「岩盤」。そして、悲しいかな憎悪は善意に勝る。規制緩和の恩恵に預かる方々の後押し以上に緩和に泣いた勢力の怨念のほうが票に大きく影響する。妬み嫉みは本当に厄介なもの。

さて、年末や年度末はあちこちに道路工事が多く、渋滞の一因に繋がっている。師走の急いてる最中に迂回路が狭い旧道なんかとあってはすれ違い時のトラブルも頻発。そんな迂回路の一つが解消されそうな見込みで...。今回の定例会において区内の都市計画道路「菅早野線」の白山グリーンタウンから大谷交差点までの総延長600kmが来年の夏頃をメドに開通することが明らかになった。

都市計画道路の建設を含む道路拡幅は土地の買収を伴うことから相手の意向に左右されることが少なくない。立ち退き依頼なのだからその交渉が容易ではないことは承知の上だが、それを口実に完成年次を先延ばし、遁辞を弄して涼しい顔をしていられるものでもない。

CMでも半沢直樹や鶴瓶らの人気俳優を投入し、目下、急成長、事業拡大中のソフトバンク。海外での企業買収こそ目立つが、国内の大型投資も忘れない。そんな同社が進める「プラチナバンド」。わが国における電波の帯域は総務省が握るが、プラチナバンドに必要な900MHz帯は同社への割り当てが決っているものの、現行ではまだ使えない状態。

それもそのはず、今はタクシーやトラックの業務用無線等において複数の企業や団体が利用していて、彼らがこの帯域から立ち退かなければならない法的な猶予期限は18年3月。にも関わらず、来年14年の4月にサービスインを予定する同社。その為の帯域からの立ち退きと移行作業にかかる費用等は「全て」同社が負担するという。

18年3月まで待てばそのまま使えるものをわざわざ多額の費用を投じてまで開通を前倒しさせる。そこには「おカネで時間を買う」という経営の選択があって、これまでの大型投資案件もその一つ。不動産における居抜き物件と同じ。インフラ整備を一から進めるよりも既存のものを手に入れたほうが「得」との経営判断。早く開通すればそれだけの収益が見込めるが、それ以上に他社との競争に負けてしまうとの危機感が大きいか。

規制も然りだが、行政は決断のスピードが圧倒的に遅い。そこには失敗は許されないという役所の特異性と、彼らを脅かす存在が不在である弊害が見え隠れする。「でも、道路は開通しても収益生まないからなぁ~」とのボヤキも聞こえてきそうだ(笑)。

(平成25年12月30日/1617回)

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