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2013年12月

2013年12月31日 (火)

脱原発

大みそか。正月早々、重いネタは避けたいところだけにそのへんは年内に片付けておこうかと...。

急転直下の靖国参拝に「一部の」国々にて批判の声が高まっていると聞いた。他国が不快感を表わすのは勝手だが、同じ日本人がとやかく騒ぎ立てて外交・政治争点化しようとする姿勢にはうんざりさせられる。この一件により彼国の友人との関係がこじれたことがないだけに煽り立てる手法は余計に腹立たしい。

祖国の恒久平和と安寧を願い、国の礎となりし英霊に祈りを捧げるというごく自然な話であって、他人様に押し付けるものでもないが、他人様からとやかく言われるものでもない。向こうだって内政への不満の矛先を...。一部の国のバッシングや露骨な嫌がらせなどは意に介せず、国力の回復と国の発展に勤しむべしではないかと。

さて、過去の靖国参拝といえばこの御仁。今年は安倍晋三総理が政治の師と仰ぐ小泉純一郎元首相の脱原発論が脚光を浴びた。その言動は様々な憶測を呼び、各方面に波紋を広げたことは御承知の通りだが、「ただちに」というのがいかにも本人らしい。その位の決断が出来ねば一国は動かせぬとの親心も含まれていそうだが、あくまでも外野だから言えることで決断する当事者の苦悩は計り知れない。「基地は出て行け、自衛隊は不要だ」、「原発は無くせ、電気料金は上げるな」とそんな都合のいい話は無い訳で...。

東日本大震災以降、世界の潮流が脱原発に進んでいることはいわずもがなで、その筆頭格のドイツなどは断固たる決意の下、エネルギーヴェンデの実現に向けて挑戦を続けているものの、それを支えしているのは政府の潤沢な補助金。その潤沢な補助金を下支えしているのは国の経済成長。さりとて、補助金に支えられた業種は経営努力を怠りがちであって、イノベーションを阻害する要因にもなりうるだけに将来の展望は不透明。ドイツを見習うべしとの声もあるが、電気料金だけ見ても10年前の約2倍。それで納得しうる国民がわが国にどれだけいるか。

原子力は資源小国のわが国が悩みに悩んだ末のひとつの結論。今回の大事故を機にエネルギーのベストミックスという試行錯誤の手探り状態が続いているが、メタンハイドレートや地熱発電などもスグに実用化出来る訳でもなく、原発で石炭が燃やせるわけではないから時の選択による代償はあまりにも大きいのがこの分野。

そうなると総理本人が語るように原子力への依存度を下げつつ、様々な可能性を模索していくあたりが妥当に思えるのだが、いかんせん、電力供給会社や資源の仲介会社が殿様商売では将来の展望は描けない。震災前に比べ、燃料の輸入代金は5兆円も増加しているとのこと。5兆円といえば消費税の約2%に相当するだけに、まずは資源調達の多様化や総括原価方式の改善あたりの成果をみたいもの。

(平成25年12月31日/1618回)

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2013年12月30日 (月)

プラチナバンド

安倍政権が掲げる成長戦略3本の矢。その3本目となる規制緩和。「-規制改革を阻む根深い背景-「岩盤」粉砕へ3つの提案」と題した構想日本代表の加藤秀樹氏の記事を拝読した。

文中では「規制すること、権限を持ち続けること自体が行動原理になる「目的とり違えの性」が官僚にある」と指摘されているが、そんな官僚のお上意識とともに既得権益の恩恵に預かる勢力と政治のしがらみを有する族議員がスクラムを組んで阻もうとするのだからまさに「岩盤」。そして、悲しいかな憎悪は善意に勝る。規制緩和の恩恵に預かる方々の後押し以上に緩和に泣いた勢力の怨念のほうが票に大きく影響する。妬み嫉みは本当に厄介なもの。

さて、年末や年度末はあちこちに道路工事が多く、渋滞の一因に繋がっている。師走の急いてる最中に迂回路が狭い旧道なんかとあってはすれ違い時のトラブルも頻発。そんな迂回路の一つが解消されそうな見込みで...。今回の定例会において区内の都市計画道路「菅早野線」の白山グリーンタウンから大谷交差点までの総延長600kmが来年の夏頃をメドに開通することが明らかになった。

都市計画道路の建設を含む道路拡幅は土地の買収を伴うことから相手の意向に左右されることが少なくない。立ち退き依頼なのだからその交渉が容易ではないことは承知の上だが、それを口実に完成年次を先延ばし、遁辞を弄して涼しい顔をしていられるものでもない。

CMでも半沢直樹や鶴瓶らの人気俳優を投入し、目下、急成長、事業拡大中のソフトバンク。海外での企業買収こそ目立つが、国内の大型投資も忘れない。そんな同社が進める「プラチナバンド」。わが国における電波の帯域は総務省が握るが、プラチナバンドに必要な900MHz帯は同社への割り当てが決っているものの、現行ではまだ使えない状態。

それもそのはず、今はタクシーやトラックの業務用無線等において複数の企業や団体が利用していて、彼らがこの帯域から立ち退かなければならない法的な猶予期限は18年3月。にも関わらず、来年14年の4月にサービスインを予定する同社。その為の帯域からの立ち退きと移行作業にかかる費用等は「全て」同社が負担するという。

18年3月まで待てばそのまま使えるものをわざわざ多額の費用を投じてまで開通を前倒しさせる。そこには「おカネで時間を買う」という経営の選択があって、これまでの大型投資案件もその一つ。不動産における居抜き物件と同じ。インフラ整備を一から進めるよりも既存のものを手に入れたほうが「得」との経営判断。早く開通すればそれだけの収益が見込めるが、それ以上に他社との競争に負けてしまうとの危機感が大きいか。

規制も然りだが、行政は決断のスピードが圧倒的に遅い。そこには失敗は許されないという役所の特異性と、彼らを脅かす存在が不在である弊害が見え隠れする。「でも、道路は開通しても収益生まないからなぁ~」とのボヤキも聞こえてきそうだ(笑)。

(平成25年12月30日/1617回)

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2013年12月29日 (日)

横浜方式

仕事の御用納めも終わり、今年は暦の関係で官公庁や会社勤めの方は10連休。が、こちらは書入れ時だけに年末年始は昼夜休み無しで地元を駆け回っている。仕事柄、口は負けないはずなのだが、相手が親子以上に離れた女性とあっては時に手ごわい相手となる。久々の対面に「随分と元気そうですね」と声をかければ、「元気じゃなきゃ家に置いてもらえないんだよ」との返事。幸いにも周囲に嫁の姿は無かった。くわばら、くわばら(笑)。

さて、少し前に熟年夫婦のDVに関する相談をいただいたことがあった。熟年といっても還暦過ぎなのだが、認知症の進行が早く、深夜の徘徊やDVがエスカレート。このまま自宅介護を続けたのでは共倒れになってしまう。既に相手に妻との認識も無いことから離婚の上、生活保護の申請まで考えたというが、憐憫の情か夫婦の絆が勝ったか、葛藤の末に離婚だけは思いとどまった。

担当のケアマネはいるものの、さすがに度が過ぎていて手に負えない。首を絞められる等の家庭内暴力が深刻な様子からDVシェルターによる隔離も視野に入れ、介護施設に限らず医療分野でも全市的な情報を掴んでいる行政と連携体制で臨む段取りを整えた。介護度(認定)は足りているのだが、状況が状況だけに介護施設には受け入れ困難と判断され、緊急避難的に精神科の医療機関に入院することになった。

が、差額ベッド等の入院費用が大きな負担になっているらしく、老人保健施設を御紹介したのだが、精神安定の為の服用薬が多いことを理由に拒まれてしまい、その後、知人のツテで奥多摩エリアに費用負担が安い病院を見つけて転院することが出来たと伺った。周囲を自然に恵まれたその病院には、ここ(麻生区)からも1時間で行くことが出来る上に、奥様自身も散策が好きなことから納得の選択。

さりとて、やはり終の棲家となる特別養護老人ホームへの入居を希望されていることから麻生区内の施設に申請したところ2千7百番台だったそうで...。今回はそこまで切羽詰った状況ではないものの、気の遠くなるような話。現在、本市では各施設への「直接の」申込みが原則となることから、各自が手当たり次第に申し込むことも可能であって、その待機者数にはかなりの重複も含まれているものと推測される。

申込者にとって申請は大変な手間、それでいて、順番が来れば施設から連絡が入るというが何年かかるか分らない。都度、「各」施設に問い合わせるのはかなりの負担。そんな事情は施設側も同じ。既に満室なのだから待機者が施設の収益を左右する訳ではないし、隣の施設と天秤にかけられ、来る来ないが不透明な方々の管理は億劫。2千7百名もの方から頻繁に問い合わせられては非効率というもの。

特養における「横浜方式」は1枚の申請用紙に複数の希望を記入して提出。その後は一元的な管理がなされているそうで...。利用者の視点で改善が図られることを願っている。

(平成25年12月29日/1616回)

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2013年12月28日 (土)

国際結婚

大みそかから正月にかけて、元旦、三が日は終日出ずっぱりなのだが、夜だけは家で過ごすことになりそうで...。そんな正月のささやかな愉しみの一つがワイン?いやいや、正月早々そんな上品なもの飲めるか、酒だ酒、酒こそ日本の文化、とばかりに特選一本を入手した。

日本酒といえば郷里越後が有名。越乃寒梅に雪中梅、久保田に八海山とズラリと並ぶ。そこにはきれいな水と米どころのイメージも手伝ってかブランドが確立されている銘柄が多い。酒蔵の売上げを伸ばそうとすれば規模が拡大し、万人ウケするものとして定着するから個性が薄れがち。政治家も同じ、多くの票を獲得しようとすればとんがらずにいいとこどりをすればいいのである。

さりとて、福井県の「黒龍」あたりから地方の酒に注目が集まり、近年は山口県の「獺祭」や山形県の「十四代」、愛知県の「醸し人九平次」などが酒通の間では好評を博していると聞いた。ひとたびブランドが確立されてしまうと前述のようにあとは規模の拡大位しか経営改善の余地が無さそうで、何か物足りなさが残るだけに、やはり挑戦するとんがった酒、というか隠し酒を日々追い求めている。

さて、フランス料理における料理とワインの相性は「マリアージュ」と称されることがあるが、「マリアージュ」は結婚の意。こちとらさして繊細な味覚を有している訳でもなく、オイスターにシャブリとか、巷で言われることをそのまま実践する位の経験と知識しかないのだが、料理に合ったワインは何とも格別。

日本酒も負けじと料理との相性が追及されているそうで、腕のいい料理人は自らの料理に合う酒を選ぶという。目利きならぬ料理人の利き酒。だからその店では酒の銘柄は伏せてあるらしく、そのマリアージュの妙を味わってみたいのだが、そこまでの贅沢をするほどの実入りがある訳でもなく...。自らの身の丈にあった範囲で旨いもんでも...と出没するのだが、日本酒と同様にブランドが確立された店以上に試行錯誤の挑戦を重ねる店が好みである。

そう、最近読んだ一冊に「和食の知られざる世界」(新潮新書)があって、著者は辻調理専門学校校長の辻芳樹氏。「あることを本当に知ろうと思ったら、それについて本を一冊書くことだ」という父親の言葉がきっかけとなったというその本にはニューヨークのトライベッカで成功する和食の実態とともに、銀座の有名鮨屋にて西洋人から声をかけられるシーンが登場する。

その若者は当時、カリフォルニアで著者の講演を聞いて以来、「寿司」という食文化に合わせるワインを探し続けて1本のワインに辿り着いたと語る。たとえ異文化といえどもいかにその食文化の隠れた魅力を引き出すことが出来るか、その飽くなき追求の姿勢はどこの世界でも必要ではないかと。フレンチにはワイン、日本料理には酒との既成概念を越えてフレンチと日本酒のマリアージュなんてのはどうか。繊細な日本料理に合うのだからきっと...。

そうそう、正月用の特選一本は酒蔵のこだわりから300本の限定品だそうで。今日はそれを自慢したかったんだよなぁ(笑)。

(平成25年12月28日/1615回)

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2013年12月27日 (金)

旬なネタ

鮨屋に限らず旬なネタはウケるもの。年内最後の川崎市議会定例会も閉幕。カネの出所こそ聞いたことがなかったが、かつては地元の料亭で行われた恒例の打ち上げも最近は世相を反映してかチェーン展開の居酒屋だったりして...。ならば別席にて旨いもんでも...といつもの社長を連れ立って都内某所の焼鳥屋ののれんをくぐった。有名店で修行を積んだと同い年の店主が独立して開店した店なのだが、これがほんとに旨かった。

さて、ここ近年は西口のラゾーナ効果も手伝ってか賑わいを見せていそうな川崎駅周辺だが、その表玄関にあたる東口の仲見世通りや銀柳街では「ポン引き」、いわゆる客引き行為が目立ち、商店街の方々が困っているとのこと。私などは目にもかけぬが気弱な方にとっては迷惑千万。最近は「キャッチ」なんかと呼ばれているらしく、当該の店ではぼったくりとは言わぬまでも割高な請求が少なくない。

そりゃ地元の商店街にも加入していない位なのだからその実態は推して知るべし。そんな旬の話題を取り上げたのは、御当地の林浩美氏(川崎区)。新宿区の客引き禁止条例を引き合いに県の迷惑防止条例だけでは甘いのではないかと詰め寄った。

次の御仁は、私の隣27番の座席に陣取る吉沢章子氏(多摩区)。障害者の作業所の手作り製品を見るにそのセンスの良さに気付かされることが少なくないが、そんな手作り製品を購入できる本市の「ふれあいショップ」は一部に限られる。それはそれで結構なのだが、本市以上に「障害者施設の商品を身近に」と大々的に進めているのが福岡市の「ときめきプロジェクト」。それが誰の設計によるものか知らないが、福岡市役所のロビーフロアは役所の既成概念を打ち破る位に広々として明るい。そのスペースを利用して障害者の作品展示等を積極的に進めているのだが、本市でも同様の取り組みが出来ないかと求めた。

そして、テスト前の一夜漬けに近い私なども直前の残業「だけ」は厭わないが、その私よりも遅くまで居残っていたのが、この御仁。わが会派の大トリとなる嶋崎嘉夫氏(川崎区)は得意の財政論で攻め立てた。まずはこれまでの行財政改革の成果のおさらいにはじまり、現在の財政状況と将来展望を踏まえた上で公約に掲げられた政策の実現性を迫る構成は論理立てられていて分かりやすい。中学校給食の実現等は政策判断としては結構だが、他の事業の継続性を鑑みれば拙速すぎやしないかと警告を鳴らす。

高度経済成長期において本市は豊富な財源に恵まれたことから市の単独事業を積極的に推し進め、それが今日の財政悪化を招いた最大の理由となっていることから過去の教訓に学ぶべきではないかと訴えた。その財政危機からの脱却を図る上で大きな役割を果たしたのが、将来の財政支出に制約を課した財政フレームであって、現在編成中の来年度予算の公表時における新たな財政フレームの策定を求めたのだが、回答は「検討する」とのこと。

昨日の農業も票にならないが、この財政も同様。さりとて、将来世代にツケを回してはならぬと訴える姿こそ評価されるべきではないかと。

(平成25年12月27日/1614回)

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2013年12月26日 (木)

そろばん塾

過去の歴史を紐解けば、私のいる麻生区は橘樹郡生田村と都築郡柿生村他1カ村(1カ村は岡上)に分かれるらしく、昔からの村社会を主な基盤の一つとするおらが自民党からは前者の代表が私で、後者の代表がこのセンセイということらしい。

一般の方々にとっては全く関係の無い話なのだが、そこには見えない壁がそびえていて、暗黙の合意事項とともに不可侵条約が存在していた。「していた」というのも過去の話。「区の人口の3分の2は向こう側な訳であるし、そもそもにそんな悠長なことを言っていたら選挙は勝てぬぞ」とおらがセンセイ。

「あそこの家は親戚だ」とか「彼はそろばん塾の生徒だ(おらがセンセイは鶴川のそろばん塾を開講していたことから柿生に生徒が多い)」となんだかんだと理由をつけて回ってもらったことから現在に至る。そんなこともあってか、今も「センセイは元気か」とそんなメッセンジャー的な役割も担っているのだが、それでも過去の経緯に鑑みて「いつもこちらのセンセイのご指導に預かっています」と一言添えるのは忘れない。

ある御宅では「農業は票にならないんだよなぁ」との言葉をいただいた。票にならない分野と知りつつも地元の為に活躍する本人の為にも自分たちが本人のハンデを克服せねばとの強い村意識(悪い意味じゃなくて...)が存在する。世論に阿らず、票に執着せず、自らの信念の下、郷土の発展に尽くす、時にそんなセンセイが居てもいいのではないかと思っていて...。

そんな地元の想いが実を結んだか前回の改選時に現職で票を伸ばしたのは私とこのセンセイのみ。そんな村社会の代表とハゲタカ外資の流れ者が同じ会派を形成しているのだから上手くいくはずもなく...いやいや、これが案外、おらが会派の層の厚さに繋がっている(笑)。

そんな因縁の人物、尾作均氏(麻生区)は農業分野の課題を取り上げた。肝だけは承知をしているつもりなのだが、農業三法は複雑な法体系。まずは相続税納税猶予をはじめとする農地税制と規制緩和について。前述の通り、国の法律でがんじがらめだけに市の答弁も歯切れが悪い。ほとんどが権限委譲を国に要望して参りますとのこと。

そして、そんな国の法律も都市部の小規模多品種の農業と田舎の大規模少品種の農業を全国一律の法体系で括ること自体に無理があって、そこの改善を求めているのだが、都市に合わせると地方に皺寄せがいく。それを克服するとなると、やはり特区制度の活用ということらしく。後の解説は本人のブログに譲るが、やや玄人向けの内容だけに私のブログが物足りない方はそちらへどうぞ。

次は議長経験者の鏑木茂哉氏(幸区)。幸区町内会連合会の会長として活動を続ける同氏は「地域住民組織全般について」を通告。青少年指導員やスポーツ推進委員、廃棄物減量指導員から民生委員・児童委員の未補充の状況などを明らかにするとともにその改善を求めた。

そして、もう一人、中原区の松原成文氏は「土曜日授業と学期制について」他を取り上げ、市長が公約に掲げる有償ボランティア制度や学びの寺子屋等を活用することによる土曜日授業の復活を求めた。

(平成25年12月26日/1613回)

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2013年12月25日 (水)

でもしか市役所

夢よもう一度ではないが、東京港、横浜港とともに一体的な京浜港として、国のスーパー中枢港湾を目指そうとの機運が盛り上がり、三港連携のコンソーシアムを立ち上げることになったのは数年前。その設立総会において阿部孝夫前市長が「川崎市は巨大な両自治体に挟まれているが、ビルの谷間のラーメン屋が如くその味が旨いこともある」とかそんな表現で聴衆の笑いを誘ったことがあった。

地方公務員の採用試験。都庁はダメだから川崎市役所「でも」行くか、川崎市役所「しか」受からなかった。まさに「でもしか先生」ならぬ「でもしか市役所」。が、そんな市役所ほどやりがいがあるもの。最近、ある関係者の薦めで「かなり」マニアックな本を読むことになった。そのタイトルもズバリ「バキュームカーはえらかった!」。

今でこそリサイクルの名の下に分別が進む本市だが、かつては「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」の2種類のみ。尚且つ、毎日収集であったことは有名な話。

今となってはそれをどう評価するかは意見の分かれるところだが、当時、流行のリサイクルは本来の資源節約の意味とともに自治体のごみ行政の遅れを住民に押し付けた側面があるのに対し、本市はごみの焼却場が全国の自治体に比べかなりの能力を有していたからあえてごみを無理矢理減らす必要はなかったのは事実。そんな本市のごみ行政の礎を築いた初代清掃課長、工藤庄八氏とこれまでの変遷を描いた職員必読の一冊。

現在、全国の自治体においてし尿処理に活躍するバキュームカーを開発したのがその工藤氏であって、その開発秘話が含まれる。戦前は農家を中心に糞尿が肥料として利用されていたものの、戦後、まもなくGHQからし尿処理を進めるよう命令された当時の厚生省が困って打診したのが東京都と大阪市。さりとて、相当に杜撰な設計だったらしく、そんな粗悪品を押し付けられたらたまらないと体よく断られたことから白羽の矢が立ったのが「でもしか市役所」の本市。

が、当時は両自治体から闇夜に乗じて本市への不法投棄が散見され、し尿処理も汲み取り専門員が人海戦術で市内を回る。そんな状況を見かねた工藤氏が「負けてたまるか」と職人根性で改良に改良を重ね、「バキュームカー」として世に送り出した経緯が描かれている。本市にバキュームカーが誕生したのは昭和25年だが、他の自治体は昭和30年代半ばまでごみ収集もし尿処理も全て人力であって、当時は全国から視察が相次ぎ、東京都からは当時の清掃局長が10回以上見に来たと記されている。

そんな工藤氏は現場の指導者としても辣腕を振るったという。し尿処理に始まりごみの収集業務に到るまで当時は荒くれものの集まり。そんな荒くれものを市の正規職員として採用するばかりか、当時は中国の戸籍が如く異動の道が閉ざされていた現場作業員の中から仕事ぶりや経験によって事務職へ昇格させたという。

現在の川崎市にもそんな負けん気の強い風土が途絶えていないことを願っている。

(平成25年12月25日/1612回)

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2013年12月24日 (火)

X’mas

そういうところ「だけ」は敏感なのだが、どこの世界においても場の空気は大事。それは「いい席を選ぶ」というよりも「悪い席に居ない」のが理想。が、期せずしてそんな場に出くわさないとも限らない。淀んだ空気を流せる人物でありたいと思っている。

「役所以外は」頭を下げてばかりの日々だが、場所が変われば立場も変わる。最近、「いい空気」だなと思った一つにイトーヨーカドー新百合ヶ丘店のサービスコーナーがあって、単に店内で購入したX’masプレゼントをラッピングしているだけなのだが、これがどうして、他の売り場に比べ、従業員がきびきびと手際よく働いている。それが一人ではなく全体に浸透していて、何ともうれしい気分で帰路についた。

そう、最近、おらが百合ヶ丘駅前に「待望の」ステーキ店がオープン。ステーキには目がないもんだからずっと気になっていて... 。小学校の通学路になっていることから子供たちに偵察させたりもしていたのだが、これがどうもはっきりしない。そりゃ登下校の時間帯なのだから当たり前か(笑)。久々に夜の予定を早めに切り上げて自宅でメシでも...と「理想の父親」を演じたものの、妻に却下されたことが訪れる機会に繋がった。

ステーキ「BAMBU」にてグラスワインにサーロインの200gを注文。大食漢の私にすれば少なめだが味を見るには十分。帰り際に「味はどうでしたか?」と店員が声をかけてくれた。票の為なら「こんなおいしい肉食べたことない」と答えるのが正解なのだが、票の云々以上にそこで払った金額以上の価値があるかどうかが判断基準。初めての客に声をかけるのは勇気がいるものだが、向上心のある店は必ず繁盛する。本人の為、ちょっと気づいた点を「嫌味なく」伝えた。

さて、どういう風の吹き回しか知らぬが、同じ部屋のK先生からX’masプレゼントをいただいた。東京交響楽団による定期演奏会@ミューザ川崎シンフォニーホールのチケット。ペアチケットであれば尚結構だったのだけれどもそこまでは気が利かなかったか(笑)。前段はバッハの「ヴェイオリンとオーボエのための協奏曲」。いかにもバッハらしく優雅で穏やかな気分に浸っていたのだが、本命はやはりこちら。ベートーヴェンの交響曲第九番、そう、「第九」。

人気のコンサートはほぼ満員。その会場で偶然にも前市長の阿部孝夫氏と御一緒になった。本市の音楽のまちづくりに尽力をされた功績は計り知れない。退任から1ヶ月しか経過していないのに随分と久々に思えてしまうのは当時の存在感の大きさか。前回の本会議の最終日に「退任後はミューザで会いましょう」と握手を交わしたのだが、それが実現する格好になった。二言三言の会話を交わしたが、何よりも肩の荷が下りたか現役当時に比べ表情が柔らかであった。

(平成25年12月24日/1611回)

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2013年12月23日 (月)

ミスター5%

全60名中に事前通告者は51名。4日間の日程でこなす為には1日平均12~13名、昼食と午後30分の休憩を除きぶっ通しで行われても夕刻5時を回ることが少なくない。事前の答弁調整に東奔西走の現場職員は本会議が始まればセンセイ方から見えない待機室に撤退出来るが、本会議に残された局長クラスは戦々恐々。

およその段取りが付いているとはいえ、中には意地の悪いセンセイもいるからいつ指名されるかもしれぬと気の抜けない時間となる。一方の質問者側のセンセイ方は連夜の忘年会にうとうとと夢の中...なんてことはない。あくまでも目をつむっている「だけ」ということで(笑)。

今回の質問の一つは横浜市営地下鉄3号線の延伸。これが同じ市であればとっくに実現していた(はず)。ただでさえセクショナリズム(=縦割り)の弊害が目立つ行政の世界。それが隣接市ともなれば余計に...。「事業主体は横浜市だから...」、「結論は持ち帰って上に判断を仰がないと...」と。そうこうしているうちにまた1年が過ぎた。

もう随分と協議が重ねられてきたはずなのだが、腹の探りあいからか進展しない。ギリギリの折衝といえばカッコはいいが、両者の折り合いが付かぬところをどうまとめるかが交渉であり、政治判断というもの。交渉といえば「ミスター5%」の異名をとるグルベンキアンが如く中東の地図に自ら赤線を入れる位の覚悟がなければ暗礁のまま。

そして、もう一つは地域の医療連携「病診連携」について。以前、東京都保健医療公社が運営する東部地域病院の地域医療連携の報告書を読んだ。3時間待ちの3分診療と揶揄されるわが国では地元の町医者よりも大病院信奉が根強い。確かに大病院の医療設備は充実しているものの、実際の患者対応は町医者で十分ということも少なくない。そう考えると地域の医療機関と中核病院が機能分担を図りつつ、共存共栄を目指す姿こそ理想。ましてやそれが公立病院ともなれば尚更のことで...。

本市の病院局が運営する市立川崎病院と井田病院。紹介状の無い患者には「非紹介患者初診料」の名目で2千1百円の御負担をいただいているのだが、同規模の病院と比較しても外来患者数は圧倒的に多いのだそうで。それだけの追加負担を払ってでも本市の病院を選択してくださる、それはそれでうれしい悲鳴なのだが、「医師も医療従事者も疲弊気味の現状に何とか地域の医療機関の皆様にも負担を分かち合っていただければ...」との心情を吐露されたのは長年本市の病院行政に携わってきた事業管理者。

何もタダでというのではなくそれだけ患者が増えるのだから医療機関にとっても悪い話ではないはず。その連携に向けてまずは課題を共有するということが大事であって、地域医療の在り方を検討する場を求めたのだが、地域医療を担うのは病院局ではなく健康福祉局。「複数の局が絡む案件は絶対に一緒の席で話をせねばダメだぞ」とは当時の最古老だったOBの話。垣根を越えた局間連携で医療行政が進展することを期待している。

(平成25年12月23日/1610回)

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2013年12月22日 (日)

PP

セナからシューマッハあたりで知識が止まっているのだが、そちらの事情通から今年のチャンピオン、セバスチャン・ベッテルこそが過去最高のドライバーではないかと聞いた。

新市長デビュー戦の第二ラウンド。全4日間の日程の後半であれば行政側と入念な詰めが出来る一方で、前半であれば新ネタが先取り出来る。それぞれの思惑が交錯する一般質問だが、新市長相手とあってか今回はポールポジション(PP)、すなわちトップバッターが空いていた。誰も名乗りを上げぬのであれば私が受けてしんぜようとカッコつけて名前を記入しておいたのだが、諸般の事情により他に譲ることになった。誤解無きよう申し上げておくが決して逃げた訳ではないのであしからず(笑)。

さて、今回の質問にて取り上げた項目の一つに被災地への本市の支援策があった。東日本大震災から1千日を迎え、未だ避難所での生活を余儀なくされている方々も大勢いる一方で、現地の様子が取り上げられる機会も少なくなりつつある。

本年の自民党政令指定都市議連の際に津波による大きな被害を受けた仙台市の下水処理施設「南蒲生浄化センター」を視察したことは以前の記事の通りだが、当時、現地の説明をいただいた際に、仙台市の担当部長から「仙台市とて復興へは道半ばだが、本市(仙台市)以上に生活インフラとなる下水道整備が著しくの遅れる石巻市や気仙沼市への職員派遣をぜひ」と懇願されたことが深く心に残っていた。

「どんな小さな案件であっても絶対に現地を見なければダメだぞ」と、おらがセンセイに教わったのだが、聞くと見るとでは大違い。その言葉を疑う訳ではないのだが、そこまで言う以上、どれだけ困っているのかはこの目で見ておかねばならぬ。が、既に師走も半ば過ぎだけに、始発・終電の新幹線やレンタカーを駆使してみても日程の都合がどうしてもつかぬ。ならばと、現地に確認の電話を入れた。

気仙沼市は課長自ら、石巻市は既に派遣されていた平塚市の職員が受話器に応じてくれて、直接に現地の状況を伺ったのだが、相当切実な様子が把握できた。早速に手配せねばならないのだが、職員の派遣となると課長ではちと荷が重い。更に上を呼んで相談をさせていただくことになった。

震災直後における派遣の様子は本市が発行する「政策情報かわさき」27号の記事「被災地派遣を振り返って」に詳しいが、物的支援とは違って人的支援にはお金では買えない経験や技能が求められる上に、そこでの体験は派遣される本人にとっても得るものは大きい。

今年度は本市から気仙沼市へ1名、南三陸町へ2名、東松島市へ1名、岩手県庁へ2名、岩手県山田町へ3名、宮城県女川町へ1名の計11名が派遣されているものの、このたび、両市の下水道復旧に向けた職員派遣についても検討を進めたいとの答弁がなされたことで、胸につかえていたものがストンと下りた。

(平成25年12月22日/1609回)

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2013年12月21日 (土)

言葉遊び

「政治家としてアマチュアだった」と自戒を込めた都知事の辞任。ここぞとばかりに攻め立てるほうも攻め立てるほうで、そこには都民の為というよりも相手を追い落としたい下心も見え隠れする。一を以て残りの九が否定されるものでもないし、追及するほうとて同じ世界にいて大なり小なり似たような経験はあるのだろうからやり過ぎるのもどうかと思いつつ...それも政治の宿命か。

さて、本市。初日からそこが弱点とばかりに「天下り」追及の一点突破で追い詰める市議に、質問の集中砲火に包まれた市長。市長とてこの世界の素人ではないのだからそれを追及するにはよほどの覚悟が必要。理詰めが疎かであったり、腹が括れていなければ腰砕けに終わる可能性が高く、そして何よりも他に課題は山積み状態なだけに、そこにばかり捉われていては市政の停滞を招きかねない。

初日はわが会派から原典之氏(中原区)と橋本勝氏(多摩区)の2名が質問に立った。事前通告によれば原典之氏(中原区)は、「武蔵小杉駅ロータリー及び周辺について」、「道路拡幅事業について」、「等々力プールについて」の3点を取り上げた。翌日に迫った質問日を前に自らの原稿のことで頭が一杯でその内容を聞き洩らしてしまったのだが、最後の一言が耳に残った。

「その答弁では前回と大差ないではないか」。その苦言こそ大事な視点であって、本件に限らず前回の答弁と同じものや前回の答弁に形容詞か副詞を付けただけのものも少なくない。「推進」→「より一層推進」なんかも然りであるし、「調査研究」や「検討」などの語彙は実質棚上げに近く、言葉遊びもいいかげんにせんかいと机を叩きたくもなるもの。それは職員の怠慢以外の何物でもない。

次の橋本勝氏(多摩区)の最初の質問は生田浄水場の跡地利用について。その方針が示されているものの、整備が中々進まない原因は縦割り行政に阻まれているせいではないかと迫った。浄水場の管理運営は上下水道局の所管だが、公園やスポーツ施設となると建設緑政局の所管。何とも縄張り意識の弊害か。

2点目は本市の審議会のあり方について。杓子定規的に申し上げれば、審議会とは行政庁に付随する行政機関、あるいは民間の組織などに任意に設けられる合議制の諮問機関の名称の一つであって、本市においても市の施策の検証や今後の方向性などを決定する上で審議を委ねる重要な会議の総称だが、現在、本市には261もの審議会があるのだそうで、その各審議会における委員の出席状況を明らかにするとともに、似たような役割を担う審議会が複数あることからその整理・統合を求めた。

また、それ以外に南武線の橋上駅舎化の今後の計画と高齢者優良賃貸住宅についての項目が取り上げられた。

(平成25年12月21日/1608回)

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2013年12月20日 (金)

最高の授業

師走とはよく言ったもので、昼は議会で缶詰め状態。それに夜は忘年会が重なり、深夜の残業と何とも息苦しい日々を過ごしているのだが、幸か不幸かフェイスブックで大学時代の同級生仲間と繋がり、久々に一杯どうかと十年ぶりの再会を果たした。

とにかく勉強した記憶が皆無なのだが、テスト前には恒例の合宿。合宿といっても仲間の下宿先で麻雀に明け暮れているだけであって、翌朝の土壇場にカンニングの為のフォーメンションだけが決定されるだけなのだが、テストの前日がそんな状態なのだから他は推して知るべし。

小田急線生田駅から徒歩10分のキャンパスの目前に急坂は何とも厄介な存在であって、体力的にもしんどいだけなら兎も角もそれにとどまらず...。授業を終えた連中の「麻雀やろうぜ!」の誘いに何度躊躇したか。「代返(出欠の点呼時の代理返事)はアイツに頼むから大丈夫だ」と坂を下ることになる。

教授陣も負けちゃいない。代返の次は出席用紙。が、すぐに偽造されてしまうからと色に変化を付けた。更に上を行く我々はそれにも対応できるように「七色の紙」を持ち歩く相互扶助の仕組みを確立していたのだが、にも関わらず数名の落伍者が出て、留年率が高いグループであることがだけが自慢となった。が、不思議なもので案外そういう連中のほうが活躍しているもの。

翌朝は早めに出社すれば控室の前には長蛇の列。それが質問取りや答弁伺い等々によるものであることは判明が付くのだが、それがセンセイ側の威厳を示すものか、それともそれを口実にした職員の息抜きなのか、いづれにしても見てくれは決していいものではない。

相手の顔が見えるというのは大事なことだが、それは全体の2~3割程度で、他はメールのやりとりで十分に事足りそうなのだが、待ち時間や移動時間等は人件費の大きな損失。それだけの時間があるのであれば他に充当すべきではないかと真剣に思っていて...。

そうそう、成長過程において退屈な授業というのは苦痛以外の何物でもない。ちょうどある本を読んでいたのだが、その中にバングラデシュにてE-エデュケーションに情熱を燃やす税所篤快の記事があった。「このコンテンツを教育するために最も優れた人は誰なのか」と、最高の講師による「最高の授業」を録画し、DVDにて貧困家庭に放映することで社会貢献をされている本人の話を拝読させていただいた。

バングラデシュといえばマイクロクレジットで有名な「グラミン銀行」。その総裁であるムハマド・ユヌス氏の薫陶を受けた同氏は関連する著書を読んだ翌日にその著者に会いに行くほどの行動派。教え方が上手であるならば生の授業よりもDVD授業のほうが効果は高いそうで...。世の中にはまだまだ多くの可能性が埋もれている。

(平成25年12月20日/1607回)

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2013年12月19日 (木)

技術屋

本屋を物色していて、竹中半兵衛に黒田官兵衛と両名の目立つ本が気になっていたのだが、いまさらながらに意味が分かった。来年のNHK大河ドラマは「軍師官兵衛」。

郷里が越後なもので、戦国武将の贔屓は上杉謙信なのだが、名参謀として主君を支えたその両名の活躍や人となり位は知っておかねばなるまいと珍しく歴史物を手にとってみた。竹中半兵衛は早逝ながらも秀吉の二兵衛(ひょうえ)と称された両雄の人生と活躍に三国志時代の稀代の名軍師、伏龍と鳳雛を重ねてしまった(ちなみに三国志は私の愛読書)。

最近、飲んだワインに仏国のジュヴレ・シャンベルタンで活躍する日本人醸造家、仲田晃司さんの「ル・デュモン」ボジョレーがあって、そのワインは漢字で「天地人」が描かれた斬新なラベルことでも有名。今回、手にした本は数年前の大河ドラマ「天地人」の原作者、火坂雅志氏の編集。さすがに歴史物の作家は人物眼と表現力が豊か。

「天下人になるほどの政治家は、真の悪人である。しかし、内なる刃物を老獪に隠しているために、ときに快活に、時に篤実に、いや慈悲深くさえ見える。自らの頭の冴えをおもてに出さず、逆に隙をつくってみせることで、周囲を安心させ、それが人々を引きつける求心力になっていく」とあって、秀吉や家康は「政治家」だったが、如水(=黒田官兵衛)は「芸術家」だった。軍師として一流であったがゆえに天下人にはなりえなかったとの分析は興味深い。

もう随分と昔の話、月刊「中央公論」に元国土交通省技監の大石久和氏が寄せた「本当に公共事業は悪役なのですか」との論文を拝読したことがあるのだが、世に阿らぬ姿勢は職人の気骨、技監としての面目躍如であって、その気概が「芸術家」に重なった。

所信表明によれば新市長は「現場主義」だそうだが、対極の私は「密室派」(この表現も嫌味だナ)。さりとて、現場には自らの職場をこよなく愛する誇り高き人物がいることも承知をしているのだが、最近、訳あってある現場を訪ね、若手から退職を惜しまれる定年間際の責任者の話を伺う機会に恵まれた。

本庁で出世するには処世術に長けていなければならないが、職人肌の技術屋はそういう根回しが苦手なだけに閑職に追いやられやすい。全体的な職員削減の方針は致し方が無いにしても技術屋の不補充は由々しき事態。伊勢神宮の式年遷宮は宮大工の技術継承が理由と伺ったが、ちょうど20年は施設更新のサイクルに重なる。何も分からぬ新人だった当時に先輩から教わった技術を中堅として後輩に伝えていく。が、最近は職員を育てようにも技術屋が回ってこないのだそうで、若手への期待とともに技術継承が途絶えることへの懸念が窺えた。

それは自らの立身出世の為に「作られた」言葉ではなく、本市の将来を憂いての遺言。そんな現場の声を代弁する、いや、解消することも私どもセンセイに課せられた使命の一つではないかと。

(平成25年12月19日/1606回)

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2013年12月18日 (水)

風吹けば

今年もインフルエンザの季節が到来。市も早々に新型インフルエンザの蔓延に備えて医師会等の市内5団体と連携・協力を締結。数年前、鳥インフルエンザ(H5N1型)の変異による「パンデミック」の脅威が囁かれた際に、本市としての備えは大丈夫か、どのような対策を講じるべきか、そんな素朴な疑問から数冊の関連書を読んだことがあった。

いかんせん未知の世界なだけにほとんどの著書がその脅威を取り上げたものの、「インフルエンザ・ワクチンは打たないで!」というタイトルの本があって目を惹いた。しかも、著者は元国立公衆衛生院感染症室長というたいそうな肩書きを有した御仁。その言い分はいたってシンプル。

はしかのウイルスのようにあまり形を変えないウイルスで人間にしか感染しなければ効果の高いワクチンを作ることも可能だが、インフルエンザは絶えず形を変えるウイルスであって、ヒトのみならず鳥や豚等にも感染するだけに、このようなウイルスに効果のあるワクチンを作ろうとすること自体にそもそも無理がある。ということでワクチンを打たずに本来備わっている免疫を高めることで沈静化を図るべし。と、確かそんな内容だったはずだが、読んで損はしない一冊。

苗字が珍しいことも手伝ってかたまたま手にした新聞にその名前を見かけた。神奈川新聞15日朝刊の論説は母里(もり)啓子氏の【-子宮頸がん-ワクチンの「罪」】。

原因不明の痛みや関節炎などの副作用被害の報告が相次いでいる子宮頸がんワクチン。厚生労働省は積極的な接種の呼びかけを控えているが、「多くの被害者が生まれたのは、十分な情報が提供されない中で、公費負担する自治体が拡大し、国が定期接種化した為」であって、「効果が不完全で不確かなもの。打つ必要はない」と。それに限らず予防接種は推奨されるのが一般的だが、そんな風潮の中でも苦言を呈する人材は貴重。信じる信じないはそれぞれだが、その判断材料は一つでも多いほうがいい。

本市の状況はこの9月に行われた決算審査特別委員会におけるわが会派の松原成文氏(中原区)の質疑に詳しいが、平成23年度は約3万5千人、平成24年度は約1万7千人が接種を受けた。平成25年度からは予防接種法に基づく定期予防接種として実施しているものの、国からの通知により積極的勧奨を差し控えていることから4月から7月までの4カ月間に接種を受けた方は約1千人であって、健康被害の症状に悩む生徒がいることも明らかになった。

昨今は費用対効果の検証云々などと言われるが、こちらは費用以上にリスクと効果の検証が大事。ここまでの被害拡大となると治験段階において十分な検証がなされたのかとの疑いも生じたりして...。風が吹けば何とかって言葉があるが、拙速すぎる背景にそんな側面はなかったか。

死の恐怖と隣り合わせであれば一縷の望みを抱くのも人それぞれだが、選択にはリスクはつきもの。が、そのリスクはどの程度なのか。情報は積極的に開示されるべきではないか。

(平成25年12月18日/1605回)

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2013年12月17日 (火)

初霜

朝の冷え込みが厳しい。久々に黒川を訪ねた。小田急線黒川駅から徒歩5分ほどの当地には農地と里山が広がり、疲れた心身を癒すのに最適。既に稲刈りを終えた田んぼ一面に霜が降りていた。

入口にはわれらがJA農協が運営する農作物直売所「セレサモス」が立地し、早朝からの混雑に地場野菜の人気の高さが窺える。ここの農産物の特徴は生産者の顔が見えること。どれも生産者が丹精こめて作った一品。地元のある農家を訪ねた。みかんの出荷に追われて家族総出の仕分け作業。「数へ日や子らの手伝ふ仕分けもの」と詠んだ。今年もあと14日、「数え日」は冬の季語となる。

さて、いつもの社長から早明戦のラグビーチケットを押し付けられたものの、同日に開催された別なイベントを選んでしまったからその扱いを考えあぐねていたのだが、世話になっている大学の先輩に譲ることになった。傘寿を迎える野球部の大先輩なのだが、これが本当に喜んで下さって、久々に大声を張り上げてアツくなったという。「いい思い出をありがとう」と表情に満面の笑みがこぼれた。

そう、政治家は金品の授受に注意が必要。「個人的に借用したもので...」はあまりにも不自然。ましてや相手が相手だけに何らかの見返りがあったのではないかとの憶測を呼びやすい。一方で他にも内緒で懐にしまい込んでいるヤツもいる訳で、格好の標的となる立場なだけに同情の余地もありそうだが、いかんせん額が額だけに何とも...。

さりとて、貰うほう以上に厳しいのが渡すほう。それで便宜を図ったのであればまだしも、私腹を肥やす訳ではなく、「支出」をするのだからそこまで目くじらを立てるものでもないと思うのだが、これがどうして有権者の買収にあたるのだそうで。いまどき「これで票のとりまとめを」なんて古い慣習は通用しないし、それで投票するようなもんでもない。でも、中には律儀な方もいるからなぁ~(笑)。

そうそう、今年も年賀状の受付が始まったと聞いたが、年賀状も答礼を目的とした自筆以外は禁じられている。年賀状も単なる挨拶状なのだから、時候の挨拶文を付けた活動報告を郵送するのと然して変わらぬような気もするのだが、これがどうしてあの当選くじに万が一、当たりでもしたら寄付行為になるじゃないかということらしく。

そりゃ結果としてはそういう不測の事態はありうるかもしれないが、常識的に考えても本人の意図はそこにないのだから...と思いたくもなるもの。何とも時代にそぐわぬ気がしないでもないが、それでも法律で禁止されていたほうが余計な支出も少なくなりそうで...。

ちなみに早明戦のチケットを譲った大先輩は区外の方なのであしからず。

(平成25年12月17日/1604回)

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2013年12月16日 (月)

寺子屋

新市長のデビュー戦。一つの峠を越えたものの、本人のカラーの見えぬ慎重な答弁に各紙の中には【止まらぬ「ぶれ」】などと厳しい見出しも...。掲げた公約は絵に描いた餅ではないのかとの追及も全てはそれが画餅であるという事実を有権者に浸透させることの出来なかった選挙戦略の反省に尽きる。

果たして、新市長の汚名挽回となるか、いよいよ今週からは一般質問がスタート。画餅か否か、その公約に「地域の寺子屋」の開講と「シニア世代の活用による有償ボランティア制度」の創設があって、「習熟度別クラス」の導入とともに市長の教育分野への意気込みが窺えるが、その一方で学校現場からは困惑気味の声も聞こえてくる。

最近は家庭で担うべき「躾」まで押し付けられるのだから鬱憤募る先生方には同情を寄せたくもなるのだが、そんな現状打破の一助となるか、シニア世代の知識と経験の活用はまさに理想。地域には「ぜひ子供たちの為にその経験を...」と願いたい人格者の方が居られる反面、時間を持て余している御節介焼(おせっかいやき)の御仁も少なくない。そういう人物に限って自ら手を挙げたがるんだよなぁ。まぁ世の中はいい人ばかりじゃなくていろんな人がいるんだよと時に我慢も必要と教えることも大事であって...。閑話休題。

さて、冬休みを前に小学校の保護者面談を終えた。終えたといっても子供のことは「全て」妻に委ねている何とも無責任な父親なのだが、妻の話によれば「勉強の出来不出来は兎も角も人の話を聞く姿勢は良好」との評価だったらしい。なぜにそんな子供に育ったか。もしや、妻の躾?...いや、どうもそんな話ではないらしく、やはり幼稚園教育ではないかとの結論に到った。

こうりんじ幼稚園は地元の香林寺(こうりんじ)が運営する幼稚園。禅宗の寺だけに本堂での座禅が必修科目。ちなみに(私は組んだことはないのだが、)保護者も座禅を必須とするらしく、英語はいらないからとにかく相手の話を集中して聞くように、というのが教育方針の一つ(らしい)。そう思うとやはり「地域の寺子屋」というのもまんざらでもなく。

やはり、日々市井の人とのふれあいを通じて肌で感じる議会人としての経験の賜物か、公約の実効性は兎も角もそのへんのアンテナは悪くなさそうだ。数日前に紹介した浅田次郎の人生相談によれば「人柄さえ良ければ、何の能力が無くても仕事に就ける」のだそうで。やはり生きていく上で人としての姿勢は大事。

が、学問の出来不出来は子供の将来を左右しかねない。やっぱり英才教育だよなぁ~と思いつつ、余計な口出しは夫婦喧嘩の原因になりそうなだけに、その矛先を別に向けて今日も新市長の公約の追及に余念がない(笑)。

(平成25年12月16日/1603回)

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2013年12月15日 (日)

残業

クリスマスソングが流れ、イルミネーションが街を飾る。それが金曜日とあっては仕事どころではないのだが、同僚の退社を見送っての残業となった。追い討ちをかけるように役所の廊下で他会派のセンセイからかけられた声に相手の本性が見えた。「残業なんて珍しいじゃん」-「そうか、私はそう思われていたんだ」。そこで気落ちするようなキャラではないのだが、言葉には注意が必要である(笑)。

残業の理由は横浜市会議員(青葉区)の山下正人氏がキャスターを務める日の出TVへの出演。「横浜市・川崎市の共通課題」と題して市境の政策調整の課題について論ずるのだという。そのへんまでは結構なのだが、放映時間がハナ金の夜10時とあっては時間調整もひと苦労な上に、そんな繁華街のゴールデンタイムでは...やはり視聴者は少なかった。が、録画もあるので、ぜひ。

ちょうどその当日は一般質問の発言通告〆切日だったことから通告を終えて、質問の骨子をまとめていたのだが、指南役の一人からある日の新聞記事を読むようにとのメールが届いた(そういう人物が周囲に居て下さるのはありがたいよナ)。

会派に属していれば代表質問の機会が与えられるが、無所属となれば質疑が許されるのはそこだけに限られるだけに一般質問は目立ちたいセンセイ方にとっては千戴一遇の機会。ましてや最近の離党騒動ではないが、所属の組織に不満から「実際に」行動に移した連中なのだから行政にとって手ごわい相手となりやすい。12月の定例会における一般質問の内容は年2回発行される「議会かわさき」に掲載される上に、新市長とあっては巷の注目度も高いことから普段以上の通告数を記録することになった。

さて、その新聞記事は成り手不足に悩む民生委員を取り上げた内容。「チーム民生委員-新潟市の試み-」と題した記事には民生委員の活動を助ける「協力員」の制度を創設した新潟市の事例が紹介されている。今年は3年に1度の一斉改選の年となり、本市でも成り手不足は深刻。

このブログでも何度か取り上げてきたが、民生委員の報酬への上積みを求める声もある反面、そもそも民生委員は地域ボランティアなのだから金銭面の支援以上に負担軽減を図るべきではないかとの声も根強く、新たな財政支出については前市長が首を縦に振らなかったのだが、市長交代でどうか。

ボランティアといえば新市長が公約に掲げた「シニア世代の活用による有償ボランティア制度」。本来、ボランティア自体が無償奉仕を前提としたものではないのか、としつつも善意とて限度があると賛否両論。いつも高みの見物のアンタはどうなんだと。

人件費は無償なのだから実費の交通費位は支給してもいいのではないかと思っていて。

(平成25年12月15日/1602回)

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2013年12月14日 (土)

各区1か所

お子さんが病中や病気の回復期に仕事が休めない、急な冠婚葬祭がある・・・そんなときに利用されるのが病児保育・病後児保育であって、病児保育は病後児保育を兼ねるが、逆はNG。そもそもの生い立ちは病児保育は医療機関併設、病後児保育は保育所併設となることによる。

本市の場合は、7区中3区に病後児保育があるものの、病児保育については来年度に中原区で新設をされる予定の1か所のみ。さりとて、本市の病「後」児保育には医師が輪番で常駐している施設もあるから病児保育に転換してもいいのではないかとの声も...。いづれにしても他都市に比べて遅きに失した感は否めない。

本市の高津区にて民間の病児保育「ブルーラグーン」を営む医師が1万2千人もの署名を集めた「病児保育の拡充を求める請願」は全会一致の「趣旨採択」の結論となった。質疑の中では「本来は親が会社を休んで子どもの看病をすることで親子の絆が育くまれる」などと懐疑的な御意見も見受けられたものの、今回の結論を踏まえて、少しでも進展が見られることに期待している。

私の所属する市民委員会での審議となったのだが、請願者本人は勿論、既存の病後児保育の管理者、本市の担当者から先行する横浜市の担当者の話まで幅広く話を伺った上で審議に臨ませていただいた。相当に根の深いドロドロとした話だけに全て白昼にさらすと各方面に迷惑をかけることになりそうなので、今回も行政に「悪者」になっていただくことでこの先の話を進めたい。

請願者本人の話によれば、そもそも市に相談に訪れたらしいのだが、門前払いに近かったらしく、それが不満を募らせる原因となった。それがいかなる理由であれ、本市を頼りにわざわざ訪ねていただいたのだから懇切丁寧な対応は出来たはず。しかも、「医師会と相談して来てくれ」との回答はあまりにも無責任。

そりゃ医師会は地域医療の担い手として欠かせない存在であることには違いないし、各区に存在する休日急患診療所や予防接種、それに新型インフルエンザ対策等は医師会の協力なくしては成り立たない。病児保育も同様。協力を求めたり、御意見を伺うのは当然にしても市内にどれだけの施設を整備するかは「医師会」じゃなくてあくまでも市の判断ではないのか。

病児保育の施設整備にあたっては医師の常駐を必要とすることから各自の診療所を抱える医師会にとっても重い負担となる。そのへんに病児保育が中々進まない原因があるのだからもし仮にそちらへの負担が重ければ今回のような既存の病児保育施設を活用するなどして柔軟に需要に対応すべきだと思うのだが。

委員会における答弁では「医師会の意向が...」と及び腰の姿勢が目立った。また、「未だ病児・病後児保育がない区もあるから各区1か所への整備を優先して参りたい」とも。が、いつまでに整備するかの目標は一向に示されず。であるならば「未だ未整備の区があるので...」というのは整備を遅らせる逃げ口実に十分。

こと病児保育の拡充に関して医師会の「御」意向は伺ったことはないが、それが行政による責任転嫁ではないことを祈っている。

(平成25年12月14日/1601回)

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2013年12月13日 (金)

巻き寿司

朝の必需品、目覚まし時計。大して使った訳でもないのだが、それが寿命か新たなものを購入することになった。単に鳴ればいい「だけ」のことだからと百円ショップで購入したのだが、これがどうして、秒針の動く音がうるさくて眠れない(こう見えて結構デリケートなんだよナ...)。まさに安物買いのゼニ失いとはよく言ったもの、結局は専門の時計屋にて3千円の国産目覚まし時計となった。

そう、デリケートといえば、ついこのあいだ都内にて精進料理をいただく機会があって、食材を活かした繊細な味に舌鼓を打った。と、自慢してみたものの大して味が分かる訳でもなく...。でも、本当に旨かった。幼少よりそんな伝統的な和食に親しんでいれば必然的に舌も肥えてくるはず。

日本人が作ればイタメシだってフレンチだって世界一旨いに違いないと信じてやまないのだが、このたび、国連教育科学文化機関(ユネスコ)により「和食-日本人の伝統的な食文化-」の無形文化遺産への新規登録が決まった。食に関する無形文化遺産は、「フランスの美食術」「スペインなど4カ国の地中海料理」「メキシコの伝統料理」「トルコのケシケキ(麦がゆ)の伝統」の4件のみだけに何ともうれしいニュースではないか。

そう、和食といえば少し前に留学をされていた知人から聞いた話。その大学における年に1回のイベントでは十カ国以上の受講生が集う語学クラス毎に催し物が予定されているのだが、「定番の劇をやるには各自の語学力が乏しいし...」、ということで、協議の結果、自国の料理をふるまうという結論になったという。

せっかくの機会と喜んだのはいいけれど料理人ではない本人が作る一品だけに精進料理や会席料理では荷が重い。日本食といえば...やはり「寿司」。が、「握り」では食材の調達に無理がある。ということで同じ寿司でも「巻き寿司」に挑戦。やはり「すし」は「SUSHI」だけに巻き「すし」と表現されたのだそうだ。

本人によればネットの力を駆使して作り方を改めて調べ尽くし、腕をよりにかけて、ちょっと不揃いな形ながらなかなかの自信作になったと自慢するその巻き「すし」はたいそう好評で本人の表現を借りれば、「砂糖に群がる蟻の大群のごとく、いや、池の中に餌を投げ入れた直後の鯉の大群のごとく」あっという間になくなったと聞いた。各国の料理の中でもこの和食「巻き寿司」はダントツで圧倒的な人気を誇ったらしい。

食といえば、おらが農協の発行する月刊誌「セレサ」は話題が満載。地元の農家の方が掲載されていたりもするから全てのページをくまなく拝読しているのだが、この10月号の特集に「受け継がれる郷土の食」というのがあった。組合員の御婦人が写真付きで紹介する料理の数々はどれもヨダレがでそうな一品ばかり。「ゴマ汁」、「セロリとジャコの佃煮」、「さんまの味噌煮」等々。そんな家庭の味こそ大事にしたいもの。やっぱり弁当だよナ。

新市長が公約に掲げた中学校給食が動き出した。

(平成25年12月13日/1600回)

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2013年12月12日 (木)

支持率

得票率は4割ながらも議席数は過半数を超える6割。投票率が5割であることを加味すれば有権者の2割程度の支持しか得られていない現状を忘れるなとは幹事長の言葉。

さて、本市。投票率は過去2番目に低い32.82%。得票率は38.77%だから両者をかけあわせて全有権者の12.54%の支持。そのへんが議会に配慮を見せる理由かどうか。

各会派の代表質問を終えて今日から常任委員会における議案の審査が予定されている。議案の一つには補正予算が含まれているのだが、年度当初に承認された予算と乖離した理由は何か。主に国の制度改正や緊急経済対策等の臨時的措置に伴うケースが少なくないが、他に比べてその金額が大きかったことが目に付いた。

09年にマラソン仲間から勧められた「ウォーク&ランフェスタ~難病と取り組む仲間とともに響け!1万人の鼓動」をきっかけに難病の支援団体のメルマガを購読している。この4月にスタートした「障害者総合支援法」において難病患者が福祉サービスの対象に加わったことで一歩前進の難病支援。

原因が不明で治療法が確立していない、いわゆる難病のうち、厚労省が定める疾患が「特定疾患」と呼ばれていて、患者の負担軽減を目的に医療費の助成がされているのだが、小児医療と違って対象者も1千2百人と少ないことから世間的な注目も薄れがち。今回の小児慢性特定疾患研究事業は予算額24億円に対し、2億円が追加補正(国庫負担が2分の1)となるのだが、その理由は当初見込みを医療費の実績が上回ったことによるものと伺った。

ものはついでとばかりにその具体的な内容や現状の課題、あくまでも「小児」とつくだけに成人以降はどうなるのか等々も併せて聞かせていただいたのだが、成人以降は県の助成制度に移行されるとのことで、縦割りの弊害かそのへんの回答がにぶい。

本市が実施する小児時の医療費助成の対象は514「疾病」とのことだが、県のパンフレットには成人以降の対象は56「疾患」とあって、そのへんが利用者に分かりにくく、制度の狭間に置き去りにされてしまう方もいるのではないかとの懸念も頭に浮かぶ。念の為、補足すれば本市も成人以降は手をこまねていて見ている訳ではなく、成人以降の難病患者に対しては生活支援事業が市の単独事業として実施されている。

そうそう、国の動きだが、難病患者への医療費助成の適用範囲を56疾患から300疾患に拡大(これにより対象者は約78万人から100万人程度に)する一方で、所得に応じた負担を利用者に求める案を提示したものの、負担が重過ぎるとの声が相次いだことから更なる負担軽減を図ることで折り合いが付きそうな気配になりつつあるようで...。

いづれにしても家族の苦悩は絶えない。

(平成25年12月12日/1599回)

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2013年12月11日 (水)

尾ひれ

「烏合の衆」とは規律も統制もなく、ただ寄り集まっているだけの集団を意味するらしく。会派離脱が相次いだことから相対的にわが会派の持ち時間が増えて、およそ2時間59分40秒程度となった。それでも積もりに積もった質問原稿は100ページ以上。それが新市長への期待か、それとも...。

さて、わが会派の代表質問を終えた。新市長のデビュー戦となる今回の主眼は「マニフェストの検証」。こども本部を所管する市民委員会としては待機児童対策とともに小児医療助成が二本柱となる。市長の公約に先駆けて、本市はこれまでも段階的に所得制限の緩和や通院助成対象年齢の拡大を図ってきたが、その大きな理由の一つは財源の確保。

不断の決意を以て臨んだ行財政改革の成果を充当してきたのだが、このたびの市長の公約によればその対象年齢を小学校6年生まで拡大を図るとされていることからその目標年次と財源について答弁を求めた。現状の対象は小1までだが、その予算額は36億7千万円。

対象年齢を1歳引き上げると約3億円の負担増が見込まれるものの、高学年ほど受診頻度が減少することから現行の所得制限を維持しつつ、小6までの拡大を図った場合、約13億7千万円の財源が必要とされる。「できるだけ早く実現を図りたい」とはあくまでも希望的観測であって典型的な役所答弁。

当選した以上、就任時から甘えは許されるべきものではないと承知しつつも、「そうはいっても...」とある程度の寛容さを有して臨んでいるつもりなのだが、仮に百歩譲ってそちらのほうは大目に見たとしても目をつむるにはいかないのがこちら。

天下り禁止が謳われたマニフェスト。内部からすればそりゃさすがにムリだろうと冷ややかな視線が注がれてきた公約の一つだが、「いや、あの市長なら必ずやってくれそうだ」とその市長の不退転の決意に期待した有権者も少なくないはず。天下り禁止の徹底を前面に当選した以上、万事が万事、役所答弁に終始するのでは情けない。こと「待機児童」に限らず語彙の定義の重要性は言わずもがな。語彙の定義で逃げるというのも役所答弁の特徴の一つらしく...。

さて、その「天下り」の定義について。一般論としながらも「退職した公務員が、国から地方自治体や関係団体、そして、地方自治体から出資法人などの職に就くこと」とこのへんまでの認識は合格点。が、残念ながら尾ひれが付いた。「在職時と同額程度の報酬と退職金が支給される形態を指すものと捉えている」と。であるとすれば本市の天下りは「既に」ゼロである。出資法人への再就職時には年間の支給額上限を5百万円と定め(平均額は2~3百万程度)、尚且つ、退職金は不支給とされているのだから。

追い討ちをかけるわが会派の「出資法人への再就職自体は天下りではないのか」との質問に対する答弁は全く要領を得ない。他の答弁は兎も角もそりゃさすがに認識が甘すぎではないかと。

(平成25年12月11日/1598回)

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2013年12月10日 (火)

アイアンマン

X’masシーズン。子供たちからサンタクロースへの手紙を預かった。息子は「いろんないろのチェックがらのおりがみ」、娘は「わたおおめのフェルト」(原文ママ)が欲しいのだそうで。TVゲームじゃなくてひとまず安堵か(笑)。

仕事に追われて読書の冊数が伸びないのだが、最近読んだ一冊に私の好きな作家の浅田次郎氏による人生相談があった。27歳のアシスタントとなる「太郎」がその悩みを解説しながら浅田「次郎」が答えるという形式なのだが、最後まで抱腹絶倒。気休めにもってこいの一冊。「浅田次郎から小説を取ったら骨の欠片と馬券しか残らない」と太郎の解説に出てくるのだが、無類のバクチ好きな同氏によれば「遊びは悪だという風潮があるが、良い道楽は必ず人生を豊かにする」のだそうで、私と相通じるところがありそうだ(笑)。

そう、本のタイトルはズバリ「世の中それほど不公平じゃない」。そんな悩みなんか大したことないじゃないかという意図が含まれているように御見受けしたのだが、確かに、「就職できないのですが...」とか、所詮はその程度のものであって、広く海外に目を向けてみればこの国ほど快適で「料理も抜群に美味く」過ごしやすい国は無い。

不公平といえばアパルトヘイト=黒人の隔離政策の撤廃運動を指導し、ノーベル平和賞を受賞されたネルソン・マンデラ元大統領が95年もの生涯を全うされた。南アフリカでは初めてとなる黒人大統領の就任は94年。ちょうど社会的な関心が高まる大学時代だったことから深く印象に残っている出来事の一つ。

南アフリカにおけるアパルトヘイトの壮絶さは多くの書物で目にするが、同氏の偉大な功績は単なる活動家ではなく、それまでの支配者だった白人への復讐や過去の悲惨な日々を乗り越えて、あくまでも「国の将来の為に」両者の和解と融和を進めたことではなかろうか。それまでに受けた数々の屈辱を考えれば過去の恨みを根に持つなという選択は並大抵のことではない。

さて、夜の遊び仲間が「スーパーマン」の再来と評した映画「アイアンマン」。天才発明家にして大富豪の主人公がアイアンマン・スーツをまとい巨悪に立ち向かうというストーリー。当時、「そんな暇ではない」とお断りしたことから気にはなっていたのだが、そのヒントになったのがこの人物なのだそうで。

決済システム「ペイパル」の創業者、「宇宙ロケット」や「電気自動車」に挑む異色の経営者としてその名前こそ何度か耳にしていたものの同氏が南アフリカ出身だと初めて知った。これまでの半生を綴った一冊「未来を変える天才経営者-イーロン・マスクの野望-」を読んでいるのだが、桁違いの発想力と比類なき行動力、そして、その成功の陰には倍以上の苦難と挫折があるのが世の常であって、いかにしてその数々の困難を克服し、今を築き上げたのかは必見。

こういう成功物語はモチベーションが上がっちゃうんだよなぁ。

(平成25年12月10日/1597回)

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2013年12月 9日 (月)

売名行為

「兎にも角にも自らが今あるのは全て他人様の世話を蒙った成果であるから何人かから相談を持ちかけられた際には最善を尽くすべし」という実業家の言葉があるが、今以て前職時代の仲間が陰に陽に支援を申し出ていただくことをありがたく思っている。

この人に会ってみたらどうかと御紹介をいただき、偶然にも震災から千日を迎えたその週にお会いする機会に恵まれた。植田恵理子さん。

オリンピックの開催決定に夢高まるわが国だが、今なお、被災地には苦難の生活を余儀なくされている方々も居る訳で、オリンピックの成功とともに不死鳥が如く復興を遂げた東北の姿こそ見てみたいもの。植田さんはそんな被災地の為にボランティア活動を続ける一人だが、その拠点となるのが宮城県南三陸町。

そう、命の限り最後まで町民の避難を呼びかけた続けた女性職員の話はつとに有名だが、見るも無残な防災センターを訪れたのは昨年の7月。献花台には多くの花が添えられ、朝から何台ものバスが到着し、静かに手を合わせていた。その後に訪れた気仙沼市では戦艦大和を連想させる大型船が陸上に押し上げられた姿に唖然とさせられたが、その扱いには部外者の立ち入る隙はない。

防災センターを残すべきか、壊すべきか。「見るたびに当時を思い出してしまう」との声もあれば、「あれがないと本当に記憶から消えてしまいそうで」と、その形見の扱いは遺族によっても違えば、時とともに気持ちも揺れ動く。複雑な思いが交錯するだけに何れの選択も苦渋の決断には違いないが、一日も早い復興と御遺族に笑顔が戻る日をただ祈るばかり。

最近でこそ少なくなったが、被災地を訪れることは売名行為ではないのかとの批判。ゴーゴーカレーの復興カレーもその一部を義援金にしているが、やはり同様の批判はあるそうで、それが被災地の支援に繋がるのだからと社長と対談をしたのが今年。私が被災地を最初に訪れたのは震災直後の6月。後援会長とともに義援金を届けに伺ったのは岩手県大槌町の安渡小学校。

行くべきか、行かざるべきか、そこに葛藤があって、前日に花巻市のボランティアセンターを訪ねたのだが、そんな心情を吐露すると地元の重鎮に「被災地の惨状をその目で見てあなた方が何か掴んでくれればそれこそが私どもにとって一番だ」と教えていただいたことで心につかえていたものがストンと落ちた。

植田さんは震災後のボランティアに参加。被災地に寄り添いたいと思いつつも仕事を辞めてまでという決断はなかなか出来ないもの。ましてやそれがそちらの劇団とあっては...。「9年間で学ぶものは学ばせてもらい、自らの決断に悔いはない」と語る彼女。やはり売名行為と見られることを躊躇していたらしいのだが、「あなたにしか出来ないことがある」と言われて肩書きの公表に踏み切った。でも、そんな葛藤を抱えるとはいい人の証拠。

彼女の名前は妃乃(ひの)あんじさん。元宝塚歌劇団の所属。現在は南三陸町の復興応援大使として御活躍とのこと。いつもの悪い癖が出て、「協力は惜しまぬ」と伝えたのだが、このブログの読者のみなさんの応援だけが頼りなので...。

ホームページはこちら。http://ameblo.jp/hinoange/

(平成25年12月9日/1596回)

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2013年12月 8日 (日)

やらせ質問

「他が書かないネタこそ有権者が聞きたい話であって、そんな特ダネこそ書くべきだ」とはいつもの社長の口癖。そりゃ百も承知だが、どこぞのブログ修正に見るまでもなく浮沈のかかった諸刃の剣となるだけに...。

「よぉセンセイ、元気か?たまにはこれでも...」のジェスチャー。小指でも立てていれば大きく頷いたかもしれぬが、どうやら酒の誘いのようで小さく頷いた。事務所前にてごみ収集車の清掃員が声をかけてくれるのだが、たとえそれがどんな形であれ挨拶が出来るというのは信頼関係の証であって互いに気分がいいもの。1万3千人の職員の中でも課長級以上が約1千人。その中でも実際に直接やりとりをするのは5百人未満だから一般の職員から見れば雲の上の存在。

「あのセンセイから原稿頼まれちゃってさぁ」と、その言葉の裏には自慢とともに「オレはあのセンセイを知っているんだぞ」という周囲への示威が含まれる。本人は御満悦だが、周囲の見方は「(職員に原稿を書かせるとは)あのセンセイも大したことないなぁ」とか「ひどいセンセイだ」と決していい評判には繋がらず、そんな架空の人物像だけが一人歩きをすることになる。過去に「ぜひ取り上げていただければ...」とその原稿をそのまま読み上げたことがあった。

現在もセンセイの質問を先取りする「質問取り」の慣習が残っているが、昔のセンセイは怖かったから「鉛筆片手に原稿なんぞ書けるか!」と一喝。さりとて、証拠物件を持ち帰らねばならぬ職員が「質問の趣旨は分かりました。万が一、失言があってはセンセイの名誉に関わることですのでこちらで原稿を用意させていただきますが、あとの扱いはセンセイにお任せします」と編み出した苦肉の策が発祥ではなかろうかと推測をしているのだが...。

前職が官僚という国会議員は少なくないが、それもそのはず。「正しいことがしたければ偉くなれ」とは「踊る大捜査線」の和久さんのセリフだが、自らの想いを形にする為には公務員の壁が存在する。年功序列に減点主義の霞ヶ関では「余計なことはやらないほうがいい」との風潮が残るが、それは市役所も同じ。「こうすべきだ」と思ったことを実現するには市議でも...目指せればいいのだが、日々ドブ板に精を出す市議がひしめく選挙区では風頼みの国政と違って相当にしんどいのも事実。

ということでセンセイを利用していただく分には大いに結構なのだが、「では誰に依頼するか?」が次の課題。所属の会派はどうか、実力はどうか、そして、何よりも持ち時間に余裕があるかは重要なポイント。「取り上げたい質問が山ほどあるのだからそんな余裕はない」と言われてしまえばハイ終わり。実力は他人様が判断することだが、それが市民の皆様の為になることであれば持ち込みは大歓迎。むしろ、そんな壁を打ち破れる職員こそ本市の宝。

面識がないから行きづらい?いやいやそんなことはない。第二庁舎7階のエレベーター前の部屋では愛想のいい事務員が迎えてくれる(はず)。立て込んでいる時は機嫌がワルいかもしれないので注意が必要かも(笑)。

(平成25年12月8日/1595回)

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2013年12月 7日 (土)

デビュー

42歳の新議長に41歳の新市長、そして、40歳デビューの私と役者がそろった川崎市議会。その前半戦のヤマ場となる代表質問が来週に迫り、目下、各方面の調整に追われている。アピール上手は選挙上手。「なってしまえばこちらのもの、どうせ4年後には...」。華々しい公約を疑問視する向きもある中で、その実現性を問う厳しい質問がズラリと並んだ。

注目の一つは待機児童対策。各候補者横並びながらも「1年で」達成すると謳われたその公約に現職の市長(当時)が「絶対にムリ」と断言したものの、深遠なところまでは有権者に届かずに軍配が上がってしまっただけに...。一足先に待機児童ゼロを達成した隣接市の手法が「横浜方式」として全国的にも注目され、追随する自治体は後を絶たないが、そこに本当に落とし穴はないのか。

いつぞやの高速道路無料化とてそりゃあ無料化すれば利用者は喜ぶけれども新たな道路建設や維持には少なからずおカネはかかる訳で、そこが税金ともなればうやむやになりやすいだけにあくまでも維持分位は利用料で賄われることこそ理想。さりとて保護者負担がべらぼうに高くては...ということでそちらの話題に戻るのだが、その先行事例に学びつつ、以下、5点に的が絞られた。

現在、本市における就学前児童のうち約2割の方が保育園を選択しているものの、その受け皿からこぼれる待機児童数は438人。その対象者数の割に大々的に取り上げられるのがこの問題。尚且つ、あくまでも統計数値なだけに瞬間的なゼロを達成したことがことさら大きく取り上げられやすいことから最近は待機児童の定義変更により目標を達成する事例も少なくない。そこで、本市における定義変更の可能性が1点目。

また、このたびの施政方針によれば約60年前の法律で区分されている認可園といわゆる認可外の保育施設の違いについて実態に即した評価と補助が極めてバランスを欠いているとの指摘がなされたが、その格差是正に向けた認可外施設への助成拡充と保護者負担軽減についての考え方が2点目。

また、保護者負担の軽減により潜在的な需要が喚起されることが目標達成を難しくしている一因でもあるが、過度な軽減は「自助」を最善とするわが国の伝統的な家族観を損ない、育児放棄を助長しかねない。そんな二律背反についての認識が3点目。

そして、3歳児以降は幼稚園という選択肢も生まれることから現状の待機児童の内訳はゼロ歳児から2歳児までが9割を占める一方で、3歳以上5歳未満には定員割れが生じている保育園もあることから0~2歳児に特化した受け皿整備と3歳児以降における幼児教育の拡充を含む総合的な対策についてが4点目。最後に、人口推移が少子化に転じた際にかつてのハコモノ行政の二の舞にならないような将来的な財政負担についての認識が5点目となる。

毎日のようにブルペンで投げているからウォーミングアップは十分。ましてや41歳の新市長とあっては相手にとって不足はない(向こうは不足だったりして...)と、はりきっていたのだが、監督からのお呼びがかからずに今回は(→も)ベンチを温めることになった。ということで質問者は42歳の新団長、石田康博氏(宮前区)。質問日は10日(火)。乞うご期待を。

(平成25年12月7日/1594回)

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2013年12月 6日 (金)

例外なく

「私は有権者じゃないから一票を投じれずにごめんなさい」と恐縮されてしまったり、「(区内には)私の親戚や会社の友人が居るから伝えておくね」と気を遣って下さることが往々にしてあるのだが、向こうが思う以上に自らの有権者か否かは気にしないキャラである。

「あそこ家族は何票だったよナ」などとしたたかな腹積もりもない分、「オレは有権者だぞ」と脅されても然してビビるものでもない。「例外なく」普段通りの御付き合いに徹しているのだが、それで獲得する票以上にそれで繋がる人としての信頼のほうが重要。

さて、消費税の増税を目前に各社は売り込みに必死。「今がチャンス」とセールスマンに勧められたらしく郷里の母も車を買い替えることにしたと聞いた。3月までの駆け込み需要も期待できそうだが、当然、その反動もある訳で...。が、それ以上に生活必需品などの軽減税率を巡る攻防が本格化している(らしい)。

消費税における軽減税率の適用は国で議論されるべきものだが、このたび、新聞の軽減税率を認めるよう意見書を上げて欲しいとの依頼が持ち込まれ、団会議の議題に上がった。それが国に対してどの程度の圧力になるかは不明だが、少なくとも同僚諸氏にとってはその依頼自体が結構な圧力となる。

「何せ記者に嫌われてワルい記事でも書かれたらかなわんし...。所詮は国の責任なのだから阿(おもね)っておいたほうが得策ではないか」等々の思惑が交錯し、その趣旨に賛同しがちな各党だが、おらが村の議論では「(キリがないから)政党機関紙まで(適用範囲が)広がっちゃうんじゃないか?」との意見が飛び出した。

過去の議論を見てみれば必ずといっていいほど業界団体の支援を受ける族議員が跋扈して、「食糧が非課税なら餌代も非課税にすべきだ」とか「これこそが生活必需品だ」といったゴリ押しに近い論理が振りかざされることになる。

軽減税率の適用を望むのはどこの業界も同じ。今回においても一部の特権はおかしいと追及しがちな新聞各社が自らの利益擁護だけ熱心ではちと虫が良すぎやしないかと。TPP交渉でも聖域なき撤廃を謳う論説委員の御意見こそ拝聴してみたいもの。そりゃ世間一般、巷の風潮がそうであればいいのだが、各社の必死の訴えも笛吹けど踊らずに近い。とりわけ販売部数の低迷に広告収入の減少と大変厳しい昨今なだけに経営陣の都合によるところは大きくないか。

であるとすれば、仮に軽減税率を適用出来たとしてもそれは延命装置のようなもので経営自体が改善されなければ更なる没落は必至。近年はネットの普及に伴いより品質の高い情報が手元に届くようになった。価格以上にそれだけの価値が見出せなければ客は逃げていく。

軽減税率以上に求められる経営努力。ただでさえ「お高くとまる」新聞業界。大上段に構えて「だから政治はダメなんだ」と言っているだけでは...。厳しい風に晒されてこそ足腰が鍛られ、より強靭な肉体に生まれ変わることが出来るだけにこれからの時代を担う業界人に期待している。

(平成25年12月6日/1593回)

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2013年12月 5日 (木)

パワースポット

毎回の繰り返しにもなるが、誤解を招くことがありそうなだけに予めお断りしておかねばならないのだが、今回の移動滞在等の一連の費用における政務活動費の充当はゼロ。セコい話、移動途中には市役所で仕事をこなしているのだから百合ヶ丘駅-川崎駅間の運賃位は計上できそうなものだが、全て自腹となる(かえって嫌味だったりして...)。

大会前夜は単なる寝床の確保だが、当日の夜はゆっくりと疲れを癒しつつ、優雅な気分に浸りたいもの。どうせ翌朝は筋肉痛にて自由に身動きが取れないのだからと、リラクゼーション機能を有するリゾートホテルの宿泊となった。窓からは沖縄の海を見渡せるその部屋の値段は定宿「Y」の5倍以上。

最高の寝具でぐっすりと睡眠を取ることが出来た。眠りが深ければ睡眠時間は短くてもOK。翌朝7時から部屋の机に向かい、そんな光景をフェイスブックに投稿した。どこの世界でも「仕事を一生懸命やってますよ」というアピールは大事だが、とりわけ税金から報酬をいただいている私どもは尚更のこと(笑)。

が、今回はアリバイ作りでも何でもなくて単に事前に仕事が終わらなかっただけの話。でなければ、わざわざそんなPCを持参するはずもなく。そもそも役所のPCはノートながらもポータブル(=持ち運び)を前提としていないからサイズも大きく、これがほんとに重い上に空港の手荷物検査などでも苦労した。せっかく安くない料金を払って宿泊するのだから11時のチェックアウトまで贅沢に過ごしたいものだが、そこはせっかちな性格が災いしてか間が持たない。

そういえば、昨夜はどこぞの観光スポットがスゴく良かったと話題になっていたナ。前夜にもらった箸袋の裏には「せいふぁうたき」と平仮名で記してあって、調べれば斎場御嶽(せーふぁうたき)は琉球王国時代の史跡であって、最高聖地の久高島を遥拝可能な厳かな雰囲気のパワースポットだとある。

ということでレンタカーを借りての名所巡りが浮かび、早々にチェックアウトを済ませたのだが、受付カウンターで迂闊にも免許証を持参していないことに気づく。そもそもクレジットカードと少額の現金しか持ち合わせていない。レンタカーが借りれない以上、移動手段はタクシーに限られる。

運転手に聞けば「片道1時間弱で3千円位かな」と。実際は3千円どころでは済まなかったのだが、途中、運転手を話し相手に地元事情を多く学ばせてもらった。帰りには久々の首里城に立ち寄り、国際通りの牧志公設市場にて遅めの昼食。その後はビジネスセンターにて残りの仕事を片付けた。で、夜メシは...。

私の完走タイムは5時間半だが、そんな私よりも2時間「も」前にゴールするツワモノがいて、完走後にステーキを食べるのが恒例(らしい)。私も御一緒したいのだが、さすがに3時間台は厳しく...ということで名物のステーキを平らげて帰路に着いた。

Photo

(平成25年12月5日/1592回)

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2013年12月 4日 (水)

島唄

フルマラソン歴15年、15回目の完走を終えた。記念すべき第1回目の挑戦は河口湖マラソン(当時)だったのだが、今とは隔世の感があって、大会の規模も小さめだが、その参加者の大半はTシャツに短パン。東京マラソンをきっかけに女性の愛好者が急増したせいか、最近はそのいでたちもおしゃれに。当時は「明日は天気が良さそうだから河口湖マラソンでも...」と当日のエントリーでも十分に間に合った(ほんとの話)。

それが今では首都圏近郊や3万人規模の大会ではどこも満員御礼。NAHAマラソンのエントリー数3万1千人は東京マラソンに匹敵するが、抽選ではなく先着順となる数少ない大会の一つ。さりとて、年々人気がうなぎ上りで以前は大会1ヶ月前で十分に間に合ったが、昨年は募集開始日の翌日には〆切。今年はエントリー画面に向かって募集開始を迎えることになった。

河口湖マラソン(当時)は湖畔を2周するのだが、1周目は「紅葉がキレいだなぁ」と思いつつも2周目はそんな余裕はなく「まだ35kmかよ~」みたいな疲労感が押し寄せてきて、同じ1kmが3km位に見えてくる。「なんでこんな過酷な挑戦を選んでしまったのだろう」と後悔しつつも黙々とゴールを目指すのが一般的なのだが、この大会だけは特別。

「海とジョガーの祭典」と銘打つだけに全行程42kmにおいて沿道の声援が途絶えることはなく、ランナーを飽きさせない。ましてやリゾート気分で魅力的な大会となるだけに若者の参加が本当に多い。コースにはアップダウンはあるものの30km位まではほぼ団子状態で気がまぎれるから初心者にはうってつけの大会かも...。

私自身、タイムは狙わずに完走を目指すだけなのだが、それでもゴールで完全燃焼となる為のペース配分は大事。コースのどこで仕掛けるか。早ければゴール前でバテるし、遅すぎれば体力と悔いが残る。さながら競馬のジョッキーの心境に近いが、今年はそれまでの練習不足が頭をよぎって仕掛けが遅く随分と余力を残してのゴールとなった。

昨年は田んぼ状態の大雨だったそうだが、今年は沖縄らしい快晴に恵まれて参加者の内約1万9千人(完走率69%)が栄光のゴールを駆け抜けた。ゴールでは完走証とマスコットキャラ「なはっぴー」のガラスメダルが記念品となる。例年は議会日程からそのままモノレールに乗って帰路に着くのだが、今年は日程もズレたことから夜は仲間のみなさんとの祝勝会。互いに完走を称えあってオリオンビールで乾杯となった。

店の段取りは今年で19回目の挑戦となるNさんだが、石垣島出身の店主が営む居酒屋「あっぱりしゃん」。アットホームな雰囲気で店主が沖縄民謡と唄を披露して下さった。歴史に翻弄されたこの島の人の苦悩と葛藤は単なるゴネ得や基地反対に矮小化されるほど単純ではない。悲しみと葛藤の中でも笑顔を絶やさずに子供や孫たちにこの島を受け継いでいきたいと唄い続ける店主は私と同じ40歳。

NAHAマラソンは来年に記念すべき30回を迎える。

(平成25年12月4日/1591回)

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2013年12月 3日 (火)

サトウキビ

さて、定例会開幕後のドタバタ劇は前述の通りだが、まずは前半のヤマ場となる代表質問に向けての原稿作成と議案のチェック。先輩の御供も断れず早朝と深夜の時間帯を駆使して日々の仕事を片付けることになる。迫る原稿〆切に本来であれば土日を有効に活用するのだが、今回は...。

金曜日に何としても仕上げなければ...と夜の誘いも断り、夜も事務所で机には向かっていたのだが、それまでの寝不足がたたってか頭痛がひどく途中にて断念。早目に就寝して翌日の朝5時から再度机に向かうことになった。それもそのはず、翌日、土曜日は子供の授業参観。

普段は何もしないからせめてもの罪滅ぼしに授業参観には顔を出すのだが、当日は「キラキラ・フェスティバル」なる学校行事も催されるらしく、「愛」娘がはじめの言葉を読み上げるから8時半には教室に行くようにとは妻の命令。最近は学校の勝手も分かってきたから、教室にて「ちゃんと来たぞ」と言葉を交わし、担任の先生への挨拶を終えればこっちのもの(笑)。途中抜け出して「あさお落書き消し隊」の活動に顔を出し、あとは何件かの会合を取りやめて役所に休日出勤。

休日出勤の仕事ははかどるのだが、いかんせんフライト迄のわずかな時間。市長の施政方針に目を通しつつ、計7ページに亘る原稿を何とか書き上げた。後は毎年夏に開催される業界団体の予算要望に対する回答書の作成が残っていて、刻一刻と迫りくる時間との戦いに眉間に皺をよせて机に向かっていたのだが、どうも間に合いそうもない。

そこに登場は市役所の近辺を根城とする川崎区の林浩美センセイ(ちなみに男)。「羽田空港なら車で送って行こうか」と。何という暇、いや違った、温かいセンセイではないか。誤解なきよう補足しておけばセンセイも原稿の執筆に休日出勤をされたのだそうで...。おかげさまで30分程度の時間の余裕を生むことが出来た。役所のノートPCを手荷物にて持参することにして、羽田空港に向かう。そして、3年ぶりの沖縄へ。

地元のジョギング仲間のみなさんと御一緒なのだが、既にいつもの小料理屋「阿蘇」にて壮行会が開催されているらしく、空港から市街地までタクシーで移動し、そのまま合流となった。この「阿蘇」は魚料理が中心だが、いつも本当に旨いものを提供して下さる。地元の泡盛を片手においしい料理に舌鼓を打った。翌日が本番となることから暗黙の合意事項で早めに切り上げて解散。私「のみ」定宿「Y」に向かう。

どこのホテルも満室状態に定宿「Y」の主が部屋を提供してくれて、「御祝儀相場で結構ですよ」と伝えた話は以前の通りだが、その「御祝儀相場」はいくらだったか。こちらもそれなりの覚悟をしていたのだが、主が「今回は○○円でいいですか?」と。

主の言葉から推測するに確かに「御祝儀相場」らしいのだが、その価格4千2百円也。その価格が魅力なのか、男女を問わず、若い学生たちの宿泊客が多い。尚且つ、ロビーで近況話などに花が咲いてしまったのだが、途中、「サトウキビどうですか?」と採れたてのサトウキビのまるかじりも体験させていただいて、翌日に臨むことになった。

(平成25年12月3日/1590回)

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2013年12月 2日 (月)

青玄まつり

実りの秋は俳句の題材も豊富。後援会のサンマまつり当日に1本目は慣れていないから表面の皮が剥がれてしまい2本目が美味そうだったことを「網の上二本目旨し焼き秋刀魚」と詠んだのだが、先生より「一本目二本目旨し焼き秋刀魚」と訂正されていた。こちらの心情が上手く伝わらなかったらしく、五・七・五というのも中々難しい。

さて、今日はスポーツの話題。世界的には欧州のUEFAチャンピオンズリーグにも注目が集まるが、わが国のJリーグも忘れてもらっちゃ困る。さすがに優勝の目はなさそうだが、上位確定は濃厚にどことなくもどかしさも残るおらがフロンターレ。

仕事にかこつけてスポーツ観戦はめったに伺わないのだが、それでも誘いがあれば東京ドームのG戦か等々力陸上競技場のフロンターレ戦位には駆けつける。振り返れば今年はフロンターレ戦は2試合程度だったか。野球とは違った躍動感と応援の一体感がJリーグの醍醐味ではなかろうか。

最近は知らぬが、フロンターレはオレンジとの相性がイマイチと聞かされてきた。そう、オレンジのチームカラーといえば清水エスパルスとアルビレックス新潟。とりわけ米国のNFLからその手法を学んだとされるアルビレックス新潟はアウェーにも関わらず大応援団が押し寄せることで有名。私自身も「そういう時って郷里のチームとフロンターレとどちらを応援するの?」と聞かれることも少なくないが、勿論、フロンターレ。

わが麻生区にはそのフロンターレの専用グランドと選手寮があって、毎年、秋の季節に寮の名前にちなんだ「あさお青玄まつり」が開催されているのだが、今年は主催するアシストクラブのメンバーからお声がかかった。麻生区の片平地区にはまだ多くの自然も残っていて、周囲には乗馬倶楽部や地元のSさんの旧家屋を移設した趣あるそば処「櫻屋」、以前は「吾妻(あずま)」という洋食レストランもあってここのステーキが抜群に旨かった。フロンターレの選手なんかも利用されていて、以前、ばったりと中村憲剛選手にお会いしたこともあった。

当日は地元の諸団体が店を出されていて、まずは大票田の麻生区子ども会連合のみなさんが作る特製焼きそば。既に売り切れていたのだが、テントの中では役員の方々がこっそりと食べていたのだが、これがものスゴく旨そうに見えてしまい、私の目が真剣すぎてしまったか、「アタシの上げるよ」と。勿論、名前は伏せておきますので。

麻生中学校地域教育会議は石焼き芋、風の谷幼稚園のママさんたちが作った味噌田楽に隣の店の焼き鳥はどれも抜群に旨かった。すっかり腹ごしらえも終えての帰り際に開放的な芝生のグランドではしゃぐ子供たちの姿を発見。子供たちにとってはJリーグの選手は雲の上のヒーローなだけに子供たちに夢を与える選手たちの活躍に期待。

選手とファンが一体になった「あさお青玄まつり」。そんなフロンターレファンの支援者の方から7日(土)がホーム最終戦と伺ったが、応援に行かなきゃ(笑)。

(平成25年12月2日/1589回)

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2013年12月 1日 (日)

予告HR

かつては何度となく槍玉に挙げられてきたおらが村の「派閥政治」。派閥間の競争、切磋琢磨こそ組織の原動力になってきたことも事実で...競争の先に向いている方向がちと違ったか。

小選挙区制度の導入が領袖の求心力の低下と組織の弱体化を招いたともされるが、政治の世界は社会の縮図。どこの組織でも三人寄れば派閥が出来るのだから、そりゃ会社でも、そして役所でも。民間企業と違って部門毎の業績が表れにくい職場とあっては尚更...。

二君に仕えずと辞表ならずも進退伺を差し出したその姿勢やよし。副市長以下、上層部の人事が社内の注目を集めている。その要となる総務局長が交代となった。人事こそ力の源泉。新市長の下での人事が進むも、水面下では権力争いが本格化。果たしてどう動くか。

私がバッチを付けて最も驚いたことの一つに職員の豹変ぶりがあって、候補者の立場で書類提出に伺った際は散々に不備を指摘された上に、「これこそが役所だよなぁ」と万人が思うほど冷たくあしらわれたものだが、当選後に書類を提出しに伺った際には「センセイ、全てこちらでやらせていただきますので...」と。それが同じ職員なのだから開いた口がふさがらない。まぁそんなもんである。

豚もおだてられれば木に登る、ことはないが、ついつい乗せられて調子がいいだけの人物も登用されてしまうのはよくある話。「人は城、人は石垣、人は堀」、続く言葉は「情けは味方、仇は敵なり」。戦国武将、武田信玄公の甲陽軍鑑のくだりだが、その腹心さえしっかりしていれば。

人材登用といえば盤石の体制で四選を果たした石原慎太郎氏。かつてはナンバー2として前知事を支えた猪瀬直樹氏が窮地に立たされ、釈明に追われた都議会の本会議初日。多くの取材陣に埋め尽くす傍聴席は同日に開催された本市の本会議も同じ。ただ、本市の場合は41歳の新市長への期待と歓迎の表れか、些か緊張気味ながらその本人より今後の施政方針が表明された。

口が一つで耳が二つ、それだけ聞くことが大事だと幼少期に祖母から教わった記憶が残っているが、新市長が最も大切にしている基本姿勢は「対話」と「現場主義」であって、これから毎月の「区民車座集会」を実施していくと。当日に読み上げた「市政への考え方-川崎を一歩先へ、もっと先へ-」との冊子。役所の文章は聞き飽きているだけに民間出身の市長が自ら手を入れたと思われる文章は好印象だが、元号よりも西暦が優先されていることには不満も残る。あとは...。

米メジャー・リーグにおいて大記録を残した国民的ヒーロー、ベーブ・ルースの予告ホームランは有名な話だが、ある経営者の著書に「過去20年間、ベーブを真似てフェンスを指した選手が何人いたか。されど1分以内にそこに本塁打を放った選手は何人いたか」とあった。これからの実行力が問われそうだ。

(平成25年12月1日/1588回)

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