なおログ[Blog]

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2013年11月

2013年11月30日 (土)

何気ない一言

プロバイダーの仕様でブログにコメントがつけられるようになっていて、コメントが付くと自動的にアラートが上がる(=メールが届く)仕組みになっている。だから、そんなコメントも私自身は読ませていただくのだが、人目にはほとんどふれることがないから投稿者は「極めて」少ない。

が、そんなコメント欄への投稿者が増えてきた。増えてきたといっても週に2~3回程度。英語なのだが、それがどうして私の記事に対するコメントというよりも「ルイ・ヴィトンの財布」がどうだとか、「プラダ」のブランド品がどうだとか、どこぞのサイトに誘導される仕組みになっていて、その意味するところは...。本業以上にそういうことだけは頭がフル回転するからここからはあくまでも推論なのだが、アクセス数の多い日本のサイトにタグ付けするようにとの使命を帯びた彼国の輩の仕業ではなかろうかと。

言われてみれば、こと最近は地元に役所、昔の友人まで会えば話題に上がることが多い。重鎮から「山ちゃん、この前のブログの件だが」なんて声がかかる位だから。それが善良な方ばかりであればいいのだが、アイツは叩いてやろうと目論んでいる方々もおられるだろうからあえて丸い内容に留めていて、読者の皆様の期待に応えきれていないことをもどかしくも思っているのだが、覆面座談会が如き匿名で記せば大ウケは必死。だから会員制にでも...いやいやそのへんは次回お会いした時にでもぜひ。

だからある程度の人目にもふれればコミュニケーションも図れるフェイスブックのコメント位がちょうどよさそうでそちらは大歓迎。さて、何気無しの言葉が相手を傷つけてしまった経験は誰にでもあるはず。そんな何気ない言葉の一つに公務員の天下りがある。世のセンセイは図太いことが多いが、普通の公務員はデリケート、「待機児童ゼロ」と同様に実務以上にインパクトが大きいのがこの話題。

その天下りにしても国家公務員の「わたり」みたいに転々とそのたびに数千万円の退職金が支給されるものもあれば、本市のように天井の報酬を定め、退職金もなしの再就職を同じ天下りとされてしまうのでは些か同情の余地はありそう。尚且つ、その恩恵(というほどでもないが...)を被るのは上級職であることが大半なだけに、その一例を以て公務員はけしからんという風潮になってしまうのは公務員の委縮に繋がっているのではないかと...。

本市を含む何名かの公務員とフェイスブックの「友達」になっていて、その投稿を興味深く拝見しているのだが、そこには地味なスーツに白のカッターシャツといった画一的な公務員像とはかけ離れた素顔がある。ただでさえ埋没しがちな職場なだけに、バッシングを怖れ、躊躇しがちな面々が自分発信の場として利用されるのはかえって好印象。陰でこそこそやるよりも少し位とんがったほうがいいのではないいかと。そんなとんがった公務員の応援団でありたい。

(平成25年11月30日/1587回)

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2013年11月29日 (金)

後ろ髪

忘年会のシーズン。酒は飲んでも飲まれるな、と肝に銘じているはずなのだが、特にワインなどは分量が難しく。中瓶3本とか銚子2本とはいかないからつい飲みすぎちゃいそうで...。

そうそう、久々のワイン会にて都内に出没。今年のボジョレーを飲み比べる贅沢な一席。ボジョレーはぶどうの品種がガメイ種に限られるから造り手やテロワール(土壌)がそのまま現れやすく、気心の知れた仲間と至福のひとときを過ごした。

翌日は代表質問に向けての重要な団会議。新市長のデビュー戦となるだけに団会議もピリピリムード。二日酔いどころではなさそうだ(笑)。どのようなスタンスで臨むべきか各自の意見を求められる。その公約を疑問視する声が圧倒的に多いのだが、反対の為の反対ではさすがに大人気ない。その公約の真意を糺すという方向性が確認された。

まずは執行部から質問項目が提案され、その後は担当の各委員会にて検討を重ね、原稿の作成に取りかかるのだが、私はヘビー級の2つの項目を担当することになった。それはそれで結構なのだが、〆切は月曜日まで。日曜にはフルマラソン、前日の土曜日は授業参観以外に数件の会合が予定されていて、午後は沖縄への移動となり、その夜は仲間との宴会があるから...。ということでフライトまでには仕上げねばならない。そうなると早朝か深夜、私は夜型人間ではないので、必然的に早朝が貴重な時間となるのだが、最悪は徹夜かさもなくば...。

フルマラソンに向けて酒の誘いを断るには丁度いいのだが、そういう時に限って予定は重なるもの。第39代川崎市議会議長、私と下の名前をよく間違えられる浅野文直(ふみなお)氏の議長就任パーティーも予定されていて、そちらはさすがにサボる訳にも参らず、御祝いに駆けつけて祝杯を上げ、その後は話題の「日の出TV」への出演。それも最近登場回数の多い横浜市会の山下正人氏の依頼に安易に返事をしてしまったことが原因で自業自得なのだが、こちらは代役で何とかOKとなった。

それに何を隠そう私の誕生日。晴れて「不惑」の40歳を迎えたのだが、この誕生日がちょうどフルマラソンの参加時期と重なることから然したるファミリーイベントも無いのだが、今年に限ってはそんな哀れな私を見るに見かねてか同僚諸氏が祝ってくれるというではないか。

が、ここで甘い誘惑に乗れば朝帰りは必死なだけに...やはり仕事優先。せっかくの誘いも断って、後ろ髪を引かれる思いで帰路に就き、深夜の事務所にて原稿の推敲を重ねつつ、ブログも...と。当日はフェイスブックに多数の御祝いのメッセージが届いていて、こう見えて結構律儀な性格なもんだから百通を超えるメッセージの一通一通に相手を思い浮かべつつ、その全てに御返事申し上げた。あとは代表質問の原稿のほうだが...。

(平成25年11月29日/1586回)

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2013年11月28日 (木)

若者

久々の区民会議。時間変更して午後4時という認識はあったのだが、前の時間が押して到着は5分過ぎとなった。あくまでも「参与」の立場だけに議論自体には参加しないのだが、既に会議は進行していて、少し様子がおかしい。

座長から「参与のみなさん、全体を通じて感想をどうぞ」と。隣のT氏に「今日4時からじゃなかったっけ?」と聞けば、「4時【まで】ですよ」。え~!?「(世のセンセイ方が得意な)会議の最後だけ出席して自己アピールかよ」という冷たい視線を浴びながら感想、というよりも「釈明に追われた」との表現が正しいかもしれない(泣)。

が、よくよく聞いてみれば、全体会はそれで終わるものの、その後は各部会の協議に入るということで、部会の議論を拝聴させていただくことになった。儀礼的な全体会よりもむしろ活発なやり取りが行われていて、「若者が住みたくなる魅力あるまちづくり部会」では来年開催予定の「(仮称)子育てフェスタ」の企画が立案され、その準備に向けて、それぞれの施設毎に担当を割振り、各委員が東奔西走している様子が窺えた。

そんな区民会議もこれまでにあの手この手を尽くしたものの浸透度がイマイチで、そのへんの課題は他と同様、若者の不在。20代30代は働き盛りだけに仕事も遊びも全力投球。そんな会議に費やす時間はない、というのが本音だと思われるが、親の恩が如く昔はあたりまえと思っていたこともある歳になると気づかされることもあって、「年金生活で孫に特製布団を贈る位の経済的余裕はあるかな」なんてのも...そりゃ昨日の話題か(笑)。

だから「若者が住みたくなる魅力あるまちづくり」と年配者が気遣ってくれることはありがたいし、そこに若者の認識とのギャップがあったとしても年配者がそういう視野でまちづくりを進めていたことにいつかきっと気づいてくれるはずと信じて...。

そんな若者と政治やまちづくりについてコミュニケーションを図れる場の一つがインターン。今でこそ疎遠だが、以前は大学生のインターンを受け入れていたことがあった。インターン自身も自ら参加費を払って手を挙げる位だから政治やまちづくりに対する問題意識は高い。以前のインターンの一人から数年ぶりにフェイスブックの友達申請が届いた。元気で活躍している様子で何より。

そんな折、ぼちぼち来年の新春の集いの準備を始めようと後援会の役員のみなさんが集って下さることになった。何の見返りも求めずに手弁当で応援して下さる支援者の皆様方には本当に頭が下がる。当人に対しては何の恩返しも出来ないかもしれないが、その歳になった際に何の見返りを求めずともそういう若者を応援できる自分でありたいと思っている。ちょっとカッコ良すぎたな(笑)。

(平成25年11月28日/1585回)

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2013年11月27日 (水)

審美眼

おらが麻生区の中でも現在の柿生小学校は古くよりその建設に尽力した臼井義胤氏の名を冠した義胤尋常高等小学校としての歴史を有する伝統校だが、その小学校の生徒に「麻生区の木は何ですか?」と聞いたら反応が薄かったと聞いた。

校名も「柿生」で最寄り駅も「柿生」だけに知らずとも「柿」位は答えて欲しかった。正確には禅寺丸柿が正解なのだが、来年はその禅寺丸柿が発見されてから8百年を迎えるということで地元の期待が高まっている。

最近見た映画「スティーブ・ジョブズ」の音楽が良かった。映画音楽といえば「スター・ウォーズ」のジョン・ウィリアムズだが、宮崎駿監督のアニメ音楽を手がける久石譲氏も負けちゃいない。ジブリ・アニメは「もののけ姫」位しか見たことがなくて、当時はそれほど印象に残った訳でもなかったが、北野武監督の「菊次郎の夏」の音楽は良かった。

その久石譲氏によれば作曲家として最もプライオリティを置いていることは「とにかく曲を書き続けること」だそうで、生涯に一作であれば、誰でもいい曲が作れる。仕事は「点」ではなく「線」。コンスタントに続けられるか。優れたプロとは継続して自分を表現していける人。

オーケストラでも一流の指揮者を迎えればその公演において最高の演奏は出来るかもしれないが、年間を通じてそれだけの力が出せるかと。政治も同じ。有権者の心を掴むことも難しいが、掴み続けることは更に難しい。その為にも、いかに多くのものを観て、聴いて、読んでいるかが大事だと。

さて、MOA美術館主催による川崎市児童作品展に来賓として御招きをいただいた。今年で25回を迎える同作品展には年々出展数が増えていて、現在は52校、書道教室4か所、1,582点の作品に。たかが紙一枚、されど子供たちにとってはかけがえのない宝物。われらが田中和徳センセイ曰く「私の実家は田舎の農家だったから大きな牛がいて、小学校の時にその絵を描いて入選した記憶が今でも残っている」と、毎年同じ話を聞いているような気がしないでもないのだが(笑)、でも、そういうものではなかろうか。

当日は主催者の配慮で表彰状の授与の機会をいただき読み上げるのだが、最近は名前に珍しい漢字が多いことに驚かされる。「子」はめったにないし、性別が判断しにくい名前もあって...。運動会の徒競走は男女一緒に走り、名簿も男女一緒、混合名簿というらしく、その浸透にはへんな思想が絡んでいるだけにどうも腑に落ちないのだが、当日は主催者が性別を示す色の付箋にふりがなを記載いただいた。

情緒が育まれているせいか行儀もよく、しっかりとしたお辞儀に相手の目を見て「ありがとうございます」との言葉も。「きれいなものをきれいと感じる心は大事であって、その為には多くの作品に触れて欲しい」とは審査員の講評だが、前述の久石譲氏の言葉と重なった。「日本から無表情な子供を減らしていくことを真剣に考えたい」とは久石譲氏のコメント。

(平成25年11月27日/1584回)

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2013年11月26日 (火)

定宿「Y」

郷里の母から妻宛に着信があった。いい包丁研ぎを見つけたから送ろうかと。

一方で向こうの母親から自宅宛に大きな荷物が届いた。中には布団。いい布団を見つけたからということらしいのだが、その値段にビックリ。特上の布団だそうで、子供たちはおおはしゃぎ。親は煎餅布団だというのに...。包丁研ぎと特上布団の格差に些か違和感がなくもないが、親心というのは何ともありがたいことではないかと(笑)。

今年もあと1ヶ月。年末に「第九」は日本だけ、と記したらフェイスブックの友達がその意味を解説してくれた。コーラスは大人数を必要とするが、その家族が来れば「大入」になりやすく、年越のもち代稼ぎだそうで、年末は懐も暖かくありたいもの。都内某所に「市屋苑(いちおくえん)」という串焼き屋を発見したが、こちらは「一億円」ではすまなかった。

大手製紙会社の御曹司が海外カジノにハマって大金をすった話は有名だが、その懺悔録となる一冊を読んだ。大金を握ると慈善事業に興味を抱くものだ、と最近お会いした同い年の社長と意気投合してしまったのだが、様々な勢力が群がってくる以上、誘惑に負けて奈落の底に転落する可能性は誰にでもあるはず。何がそうさせたのか。であればそれがたとえ偽善と言われようとも慈善事業や政治家は「上」とされるべきではないかと。

さて、「第九」とともに年末ジャンボも発売開始。10億が9口出たなどと言われると、私のような下賤の徒はすぐ一攫千金の夢を見たがるが、そんなものよしたほうがいいとは妻の談。運も実力のうちだけに遠慮なく恩恵に預かるべきではないかとの私に対して、人生は帳尻が合うように出来ていて、額に汗して働いたカネではないのだから握らないほうがいいとは妻。そんな心理が働くせいか宝くじの当選者が取りに来ない当選金は年間およそ2百億円。内1等の未換金も多いのだそうで...。

そうそう、この週末に迫ったNAHAマラソン。「さすがにウチももう一杯ですよ」と自嘲気味に語られた定宿「Y」の支配人。「どこか市内に心当たりでもあれば...」と受話器を置いてから1週間。当日は御祝儀相場ながらもどこもかしこも満室状態。最悪は一泊2万5千円のヒルトンか1万5千円の宜野湾市のリゾートホテルでやむなしかと半ば諦めていたのだが、そんな折、絶妙のタイミングで定宿「Y」の支配人から着信があって、「空きが生じた」との留守電が残っていた。

ヒルトンか定宿「Y」か、「究極の選択ね」とはマラソン仲間。定宿「Y」は確かに老朽こそ目立つものの市街地からそこそこの場所に立地する格安ビジネスホテル。せっかくの申し出だけに折り返せば、「いつも(宿泊の)値段はいくらでしたっけ?」と、そんな風に聞いて下さるところに支配人の人柄が見て取れる。私のことを心配してわざわざ電話をかけてきて下さったその心遣いに、「御祝儀相場で結構ですから」と宿泊を決めた。

(平成25年11月26日/1583回)

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2013年11月25日 (月)

14円差

「先生、腹がイタい」と保健室へ。何かの雑誌に「うつ病なんて言ったもの勝ち。専門医だって見分けが付かない。そんな医師の診断書を付ければ健康保険組合をダマすのは楽勝」などと証言が紹介されていたが、そんな仮病で得したつもりでも、いつか必ずしっぺ返しが来るもの。

さて、昨日の続き。「県内一高い介護保険料からの脱却」について。そこには有権者の不満を煽る巧妙な仕掛けが施されていて...。川崎市の介護保険料は幾らなのか、そして、県内の他都市に比べてどれだけ高いのか。昨日のおさらいに近いが、介護保険料は向こう3年のサービス料を推計し、算出されるものだが、この平成24~26年度までは第5期計画(正確には第5期川崎市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画)に含まれていて、本市の保険料(基準額)は月額5,014円。

隣の横浜市は5,000円、相模原市は4,950円、横須賀市は4,900円。ちなみに東京都23区は荒川区の5,792円を筆頭に本市以上の保険料がズラリと並ぶ。人口の多い都区部や政令市だけが高いのかというとそうではない。確かに需要が多い都区部は高くなりがちだが、県央の伊勢原市は4,978円。

あくまでも3ヵ年の介護給付をどう推計するかによるから自治体により千差万別だが、言えることは介護給付の多寡と保険料は表裏一体の関係ということ。そこに無駄が多いとか、ダントツに高いとか、過去もずっと最下位だとか、であればまだしも前回の改定では結果として月額14円の差で県内一高い保険料の市になったものの、裏を返せばそれだけ介護給付に対する需要は多く、市も更なる整備を進めようと見込んでいたことを意味する。

だから保険料を安くするには...そう給付を抑制、即ち施設の整備計画を緩めればいいだけの話。あくまでも「県内一」からの脱却だから次回の改定時には他都市の様子を見つつ14円差の2位なんてことも十分にありうる話。まぁそんなホンネは万が一にも出てこないと思うけど、でも、実際はそういう話だから...。

さて、政治の話はその程度にして。この週末は行事が多かった。コンクリートの建物に押し込められ、夜はパソコンとにらめっこ、それでいて時間に追われている日々だけにたまには森でのんびりと...。都市の利便性を享受しつつ、すぐそこには里山の自然が残るとは何とも贅沢なエリアに住んでいるではないかと自負しているのだが、そんな里山の保全に取り組むみなさんから今年も「森もりフェスタ@くじらの森」の御案内をいただいた。

里山ボランティアのみなさんによる手作りの竹ぼうきやどんぐりの工作教室、そして、チェーンソーでの伐採実演に特製のすいとんとあれば親子連れが多いのは当然。最近は薪ストーブが流行。中でも煙の出ない北欧製が人気と伺った。北欧といえばサンタクロース。X’masシーズン到来。森の自然がふんだんにちりばめられた手作りリースを購入した。

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(平成25年11月25日/1582回)

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2013年11月24日 (日)

屁理屈

幹事長曰く「どれだけITが普及しようと歩いた家の数しか支持者は増えないし、握った手の数しか票は増えない」。でも、1万人も握手なんかしていないよなぁ~。そういうのを屁理屈と言うらしく。(私の)顔も見たことがなければ握手をしたこともない。何らかの御縁で私の名前を書いて下さった方々の期待を大事にしたいと思っている。

ネット以上にフェイスtoフェイスのコミュニケーション、本人に会った会わないは重要。だって、「こんな人だと思わなかった」、「ポスターと全然違うじゃないか」とはよくある話。それが本人のほうが良ければいいのだが、ポスターにだまされてしまう人も少なくない。そう、だからなるべく本人の「まま」を承知した上で投票行動に移すことが理想である。

そうなるとこんなブログ以上にやはり手渡し。定例会の毎に自らの活動報告を作り、各方面に配布させていただいているのだが、その原稿に追われていて、せっかくの給料日後のハナ金の誘いもお断り申し上げ、執筆活動に専念している(笑)。

前回の定例会における質問項目を中心にまとめていくのだが、参考になるのは本市のホームページ。会議録には発言の「まま」が記されていて、その中から質問と答弁を抜粋した上で推敲を重ね、まとめていくのだが、前回の決算審査特別委員会の質問は大荒れだっただけにとりまとめは難航気味。

とりわけ市営住宅事業については、今どれだけの金額が本市の一般財源から充当されているのか、また、建設と維持においてどれだけの分が家賃収入で賄われているか等々が不透明であることが誤解を招く原因になっていることから事業としての財務諸表の公表を求めているだけなのだが、どうも相手側の歯切れが悪く...。

つい白熱してしまったのだが、会議録には途中、山崎委員「・・・と呼ぶ」とか野次らしきものまで丁寧に記されていて、そのへんがややこしさに繋がっている。が、棒読み原稿とは違って、予め用意されていない答弁だけにホンネらしきものも窺えて、「見える化」に言及したところなどは説明責任を果たそうという本人の姿勢が上手く表れている(平成25年9月25日会議録)。

さて、「麻生区選出議員と市政を語る会」。新市長への期待というコーナーでは、新市長が掲げた公約の中から最も関心のあるものを選ぶ形式となった。「待機児童を1年で解消」から「市長退職金の廃止」等々と並ぶが、中でも最も多かった公約は意外にも「県内で最も高い介護保険料からの脱却」。

途中、賛同者が補足をされたのだが、保険料の低廉化を求めつつも、返す刀で介護施設の入居待ちへの不満ももれる。でも、サービスの需要総額と負担人数が保険料に反映されているのだから「保険料は安く、サービスは多く」という話では辻褄があわない。当日の参加者の年齢構成は圧倒的に還暦以上が多く、そのへんが今日まで社会保障が捻じ曲がってきた元凶だと思われるのだが、読者諸賢はいかが思われるか。

甘言を弄する議員の賞味期限は短くなりつつあるといったのは冒頭の幹事長。何も言わない人の期待、次世代への責任が問われている。

(平成25年11月24日/1581回)

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2013年11月23日 (土)

「聖域」にもメス

川崎市麻生区と横浜市青葉区は隣接していながら遠い関係。それを少しでも近く...と、青葉区選出の横浜市会議員の山下正人氏が遠路駆けつけて下さった。その行動力が「いいね!」ではないか。

そんな両区にはあざみ野と新百合ヶ丘を結ぶ横浜市営地下鉄3号線の延伸計画があって一日も早い実現を期待する声は大きい。今回の「麻生区選出議員と市政を語る会」ではその延伸計画が大きなテーマの一つとなり、その感触をしっかりと掴んで帰られたはず。

さて、話題は変わって、昔から一部のやり玉に上がってきたコメの生産調整(減反)の補助金。が、瀬戸際に立たされている。農家の競争力のアップに向け「段階的廃止」が示されたのは財務大臣の諮問機関となる財政制度等審議会の建議案。

それ以外に診療報酬の改定については消費税増税に伴うコスト増は反映するものの、本体部分は引き下げの方向で検討するほか、医療費の約2割を占める医薬品についてはジェネリック医薬品のこれまで以上の促進が盛り込まれ、首相も「後発薬の欧米並みの普及率の早期達成を目指してもらいたい」と改善を指示された。来年度の予算編成の指針となる建議だが、これまでの聖域に鋭くメスを入れる格好となるだけに各方面に波紋を広げることは必死であって、前途多難の予算折衝がスタートすることになる。

地方自治に関する分野では、リーマン・ショック後の09年度に地方財政を支える為に導入した地方交付税の「別枠加算」1兆円は国の財政悪化の一因として、自治体の財源不足を穴埋めする国が交付税を増額しているこの制度の廃止を求めている。

地方交付税については、各自治体の需要(基準財政需要額)と収入(基準財政収入額)の差額が交付税の額となる一方で、その財源は国税5税の一定割合と定められているから歳出の必要見込額とその財源が合わないことが往々にしてあり、その乖離をどのように埋めるか。勿論、少ないほうに合わせるべきなのだが、未だ交付税に依存せざるを得ない自治体も少なくない。

ちなみに数年前までは政令市の中でも唯一の不交付団体であった本市も平成23年度以降は他都市に比べて格段に少ない交付税(平成25年度は16億4千円)を国からいただいている。そう、そのへんまでは先進国で最悪の債務を抱える国の断固たる決意が窺えるのだが、些かやりすぎたのは14年度税制改正において「地方税の一部国税化」が盛り込まれたこと。

国と地方の歳出の比率は国4割に対して地方が6割。が、税源は国6割に対し地方が4割となっていて、逆転しているこの2割の差を解消すべく税源の移譲を進めていたはずなのだが、その流れに逆行するではないかと。中でも最もとばっちりを受けそうな東京都の猪瀬直樹知事が「地方の財布に手を入れる前に国は歳出削減努力を」と具体的な事例を挙げて反論されている内容が興味深い。

(平成25年11月23日/1580回)

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2013年11月22日 (金)

馬車

どこぞに「月は惜しまれて入り、桜は散るをめでたしとす」と去り際の美学を詠んだ句があった。紅葉の季節、もみじや銀杏が思い浮かぶが、桜の紅葉というのもなかなかではないか。

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顔に似合わず日記をつけている。そんなマメな性分ではないから日記というよりもメモ書き程度なのだが、最近は検索機能があるからとても便利。過去のメモを眺めていたらちょうど4年前のメモが目に付いた。

4年前といえば市長選。現職が当時支持率の低かったわが党の推薦を拒まれ、目前に迫る告示日を前に市連会長が半ば責任を取る格好での出馬となった。当時の市連会長は市議7期のベテラン。メモには、未練なく晴れがましい姿、個人演説会や地元回りの際には自らの宣伝以上に「今後とも『彼を』お願いします」と退任の挨拶が如く回られた姿に去り際の美学が窺えるとあった。

さて、新たな駐日大使の就任。馬車とはなんともシャレた演出だが、国民のフィーバーぶりは「ケネディ」ブランドへの御祝儀か。斬新で晴れやかな大使の姿に日米関係の好転を期待したい。

「障害者福祉は同情や政治的配慮ではなく、国民の英知が問われている」と述べたのは、その父親、ジョン・F・ケネディ大統領だが、障害者への虐待の通報を義務化した障害者虐待防止法の施行から半年。厚労省が公表した集計によればこの半年の件数は1,505件とのこと。全ての障害児に教育を、と盲学校・聾学校・養護学校が創設され、現在では特別支援学校に改編されたものの、卒業後の進路は未だ狭き門。

授産施設や作業所等々、月給1万円で障害者の自立が図れるか。「クロネコヤマトの宅急便」の生みの親である故小倉昌男氏が障害者雇用の現状を憂いて作ったスワンベーカリーが有名だが、依然として企業の善意に大きく依存していて道半ば。その虐待の大半は親や兄弟とのことであって、家族の苦悩も絶えない。

家族の苦悩といえば高齢者虐待も同じ。そのきっかけは「食事や排泄等の日常生活動作の低下や認知症の進行など健康悪化を理由とした介護負担の増加」が4割を占めるという。そんな相談をいただく機会は少なくないが、つい最近も認知症の御主人を抱える奥様から相談があった。認知症の進行に伴侶との意識もなくなり、エスカレートするDVに悩む日々。とりあえずは病院で精神状態は落ち着いたものの転院先の介護施設探しに東奔西走。

虐待はされるほうも気の毒だが、加害者のほうも精神的な負担が重くのしかかり、特に近所づきあいが希薄になりがちな都市部では相談相手が見つからず、その抱えた悩みがストレスに。さりとて過度な介入は家族間の亀裂を生みかねない。支援者からいただいた虐待関連の資料に目を通しつつ、改めてその壮絶さと克服の難しさを思い知らされている。

(平成25年11月22日/1579回)

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2013年11月21日 (木)

広く薄く

事務所の前の駐車場がこうりんじ幼稚園の送迎バスの停留所になっていて、いつも手を振ってくれる園児が朝の話し相手になっている。「何持ってるの。おじちゃんにちょっと見せてよ」-「ちょっとだけだよ」と迷路の本を見せてくれた。迷路の中に大きな動物が描かれていて、「この動物は何だか知ってる?」と聞けば「マンモスでしょ」と。「象」と言わないとはなかなか勉強しているぢゃないか(笑)。

さて、今日は海の向こうの話題から。仏オランド政権が支持率低迷に悩んでいると聞いた。富裕者増税策である「特別貢献税」に対し、憲法裁で違憲判決が下り、その是正措置も不評らしく。

年収が100万ユーロ(約1億円)を越える富裕層に対し、最大75%の税率を課すもので、これを公約としたオランド大統領の当選直後から、反発する富裕者の国外移住などが世間で物議をかもしてきた。その一人、名優のドパルデュー氏が「才能を罰する国には住めない」と国外移住し、ロシアのプーチン大統領が国籍付与を認めたことは一時の話題となった。ちなみにロシアの税率13%だそうで。

さて、わが国。税収にして1.4兆円の相続税が生じるケースは死亡者の約4%の富裕層。相続は親から譲り受けるもの。そこには先祖代々の土地もあれば親の形見もあるはず。当時の最高税率75%から年々下げられてきたものの未だ50%もの税率(最高)を課せられたのでたまらない。生前の相続税対策なんてのも親の死を前提にしたものだけに何とも気分が悪い。

所得税とて稼げば稼いだだけ税率は上がる(最高40%)。そのへんがどうも貧者の発想にて好かないのだが、少しばかりの富裕層を狙い打ちにするよりも広く薄く負担する社会を目指すべきではないかと思っていて...。

「障害者総合支援法」が施行されて半年。この法律により一部の難病患者が新たに福祉サービスの対象に加えられることになった。そして、今年はその難病患者の医療費助成制度の変更が年末にかけて大詰めを迎えているという。対象が現在の56から300に拡大される一方でこれまでは負担の無かった重症者には新たな負担が生じることから不安が広がっているとの記事を目にした。

負担割合は3割から2割に下げられ、重症者の負担もあくまでも「年収に応じた」支払いとの条件付きであるから一定の配慮はされているはずなのだが、障害者や難病患者の方々らの中には本人が望まざる結果に苦しみ、本人の自助だけではいかんともし難いケースも少なくない。

そのへんが困窮者対策とは性格を異にするものであって、一つの事例を以て全体が判断されるものではないが、数少ない弱者に過度な負担を求めるよりも広く薄く負担を求めるほうが望ましいのではないかと。今後における国会の議論に注目をしたい。

(平成25年11月21日/1578回)

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2013年11月20日 (水)

上の意向

天高く馬肥ゆる秋。快晴に恵まれた中、今年も恒例のあさお福祉まつりを終えた。区民まつりは各区での開催となるものの、この福祉まつりは市内7区の中でも麻生区のみ。麻生区社会福祉協議会の主催だが、原資は市の補助金。

その補助金がカットされそうだと相談をいただいたのはこの夏の授産施設の盆踊りの席。そこには何故に麻生区「だけ」なのかとの妬みもあるらしく、「上の意向」で開催中止が取り沙汰されていると聞いた。既に実行委員会も立ち上がり、準備も進めていただけに年度途中の打ち切りは酷すぎるとのことで私に白羽の矢が立った、というよりもその場に居合わせただけなのだが、「たまには」御役にでも立たねばと一肌脱ぐことになった。

「上の意向」とあっては下では埒が明かない。翌日には局長宛に直談判に乗り込んだ。幸いにも「上の意向」とは局長の判断ではなかったのだが、せっかくの機会となるだけにその趣旨とこれまでの経緯を説明申し上げて理解を求めた。

本件に限らず、最近は補助金も縮小気味。それに異論は無いのだが、どこをどう削るかは大事な判断。弱いものに皺寄せがいくようでは不本意。あれだけのスタッフが無償奉仕で協力し、数多くの福祉団体が出店されている。過去を知る人に聞けば昔は出店数も少なかったのだそうだ。

が、年々参加者数が増えて、年に1回のそのイベントは福祉を必要としている人にとっては自らの活動を広く宣伝する絶好の機会となり、参加者の表情がそれを物語っている。麻生区「だけ」ではなく、麻生区「しか」出来ないイベント。そんな善意の灯火(ともしび)は途絶えさせることなく続いて欲しいもの。

当日は多摩美ふれあいの森の植樹式&収穫祭におらがJA主催の農業まつり等々のイベントが重なったが、その一つに本市が主催する川崎国際多摩川マラソンがあって、フェイスブックにはその様子やマラソン仲間から完走の喜びの声が投稿されている。

そうそう、マラソンといえば、横浜市では市民参加型フルマラソン大会「横浜マラソン(仮称)」の開催が公表された。07年に東京マラソンが開催されて以降、市民マラソンの人気は急上昇。11年度には大阪、神戸、京都と相次いでマラソン大会が開かれたことからこちらにも火がついた。3万人規模の大会を目指すというが、現状では既に飽和状態なだけに他の大会と競合するというよりも新たな需要を掘り起こす可能性が濃厚。

3万人規模のマラソン大会といえば今年で第29回を迎えるNAHAマラソン。その第1回大会の参加者は4千3百名だが、現在は3万人。その経済効果は16億円ともいわれている。そのNAHAマラソンから参加証が届いたのだが、未だ宿泊先が取れずにいて。野宿は嫌だし、カプセルホテルでは...。

(平成25年11月20日/1577回)

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2013年11月19日 (火)

清須会議

「清州会議」とは戦国武将、織田信長公の跡目及び領地分配に関する会議だが、三谷幸喜監督の映画「清須会議」が人気と聞いて、久々に映画を見たくなった。映画を見るのはほんと稀。「マーガレット・サッチャー-鉄の女の涙-」以来となりそうだが、元々が伝記好きな性分なだけに「清須会議」よりも「スティーブ・ジョブズ」に目がいった。

歴史に名を残した人物、それが映画化される人物とあっては栄光と挫折は付き物。その挫折や苦悩をどのように克服したのか、そして成功をもたらした要因は何か。そのストーリーや人物像は着色されていることが往々にしてあるが、それでも偉人伝はモチベーションが上げるのに最適。

同氏に関する著書については過去に何冊か読んではいるものの本と映画ではまた違う。奇跡の復活劇、あくなき探究心からカリスマ性、交渉力やプレゼン能力の高さなどはビジネス本にもなっているが、同氏の魅力は何といっても仕事への執念に尽きるのではないかと思っていて...。

とにかく若い時からがむしゃらに働いていた様子が映画でも窺い知れるが、とりわけ同氏の場合は仕事そのものが夢の実現に結びついていて、その実現の為には一切の妥協を許さない姿勢が生涯に亘って貫徹されている。そうそう、がむしゃらといえば私だって...。

新卒以来、残業代と有給休暇を取得したことがないことが自慢の一つになっていて(えっそれだけ?)、労使交渉などとは無縁の世界に生きてきた。そもそもに何時だから帰ろうとか、収入が少ないから残業代を稼ごうとか、そりゃ野暮ってもんではないか。工場労働者であればまだしも時間を決められて働くというのはどうも好かん。ノー残業デーなどとエアコンのスイッチを切るなんてのは愚の骨頂。削るべきは夕方5時以降の電気代ではない。

最近は「ワークライフバランス」なんて言葉もあるらしいけどリーダーや世に活躍している人物は時間に囚われずに隣の人以上に仕事をこなしているもの。意外と知られていないのだが、現在、私どもがいただいているのは報酬であって給与ではない。即ち、バッチへの対価であって、どれだけ仕事をしようとも、どれだけ仕事をサボろうとも支給額は同じ。どこの世界でもひたむきさという仕事への姿勢は同じものだけに人一倍働くことはきっと将来に繋がる(はず)。

そうそう、リーダーといえば平成14年の初当選以来、3期12年間、川崎市長を務めてきた阿部孝夫市長が昨日を以って退任をされた。その重圧たるや議員の比ではない。何といってもこちらは複数なだけに責任も薄まるが、向こうは一人。現職の肩にずっしりとかかった重い荷はようやく下ろされそうだ。

派手さこそなかったものの、この間の財政運営だけは他都市以上に堅実にやってきただけに後世に高く評価されるものと確信をしている。川崎市政も一時代の終焉を迎えた。

(平成25年11月19日/1576回)

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2013年11月18日 (月)

おすそわけ

数名の支援者が主催する座談会に御招きをいただいた。食卓を囲んで市政の報告を行いつつ、それぞれの近況などの話を伺える貴重な機会になっている。

その一人であるTさん、既に還暦を過ぎているのだが、日課となる犬の散歩途中にある物を見つけた。「ご自由にどうぞ」と貼り紙のされたその段ボール箱には隣の畑で採れたと思われる冬瓜が入っていたそうで、Tさんはありがたくいただいて自宅に持ち帰ったところ、奥様から一言。「ヒビが入っているけど...」。それが癪に障ったらしく険悪なムードになったと聞いた。そういえば最近、我が家でも...。

小学生にとって課外授業は退屈しのぎ、サツマイモ掘りに出かけることになったという。収穫したサツマイモを担任の先生が「意図的に」大小1個づつ振り分けて帰りに持たせたらしい。「小さいほうはまだしも、大きいサツマイモはかぼちゃみたいだけどおいしいのかしら...」。

そちらの世界では「アヤが付く」というそうだけれども、子供たちが一生懸命掘り出した代物であって、その感動に水を差すようなもの。帰宅が遅かっただけに子供たちは既に就寝していたが、そういうことは本人の前では断じて言うべきではない。「おいしいと言って食べるもんだ」と言い残して寝室に。でも、実際にモノを見たわけではないし、もしや本当に...(笑)。

たまたま似たような出来事を経験した両名だが、前述の件でも「得をした」というよりも近所の方の親切心に心打たれて帰宅したTさんにとっては余計な一言だった。「やっぱりオンナっちゅうのは...」とTさん。続きは伏せておくが、夫婦仲は大事にしたいもの。

さて、「独り占めするのは卑しいし、こんなおいしいものであればぜひ他人様にも...」とか、「量が多すぎて余りそうだから...」と御近隣や親しい方にモノを配ることを「おすそわけ」というが、そんなさりげない一寸の気遣いが周囲との仲を深めることに繋がっている。

最近読んだ本の中にある介護施設の話があった。既に八十を超えているおばあちゃんは自宅の菜園で野菜を育てるのが趣味。が、いかんせん一人暮らしなだけに食べきれない野菜はそのまま。そこにヒントを得た施設長が余った野菜を食材に活用したところ新たな生き甲斐を見つけたかのようにおばあちゃんが元気になったというもの。ほんの些細なことでも世の中の役に立っていると思えば生きる元気も沸いてくる。

そうそう、それでもやっぱり気になるボジョレー・ヌーヴォー。今年も季節がやってきた。1人でボトル1本は多すぎる。久々にワイン会の案内が届いた。

(平成25年11月18日/1575回)

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2013年11月17日 (日)

義務教育

「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する」が第1項で、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする」が第2項。そう、国民の教育に関する権利と義務を定めた日本国憲法第26条。全ての国民は教育を受ける「権利」は有すれども「義務」を負うのは保護者となる。

一歩前進というよりもこれからが正念場。川崎市立の小中学校だけに採用は市が行うのは当然にしても、その給与は県と国の折半。現在は3分の2が県で残りの3分の1が国に変更されたものの、市は負担を負わないだけに...。採用は財源が絡むだけに県の顔色を窺わねばならぬし、一方の県は県で財源は確保しても採用の権限はない。そこにあったのが「ねじれ」。

特殊な事情により教師を増員するにしても「県が...」と言われてしまえばそれまでであるし、県としても少人数学級などは「県の財源がネックで進展が図れない」などと責任を転嫁されてしまうのは不本意。且つ、増員を図るには自らが財源を確保せねばならない上に、何故に市が採用した教師の面倒を県費で見ねばならないのかとの不満も燻っていたのも事実。政令市として国に改善を求めていたのだが、このたび、政令市の公立学校教職員の給与負担者が道府県から政令市に変更されることになった。

道府県から政令市への税源移譲は初のケースだが、本市においても小学校教員数は3,694人、中学校教員数は1,937人となるだけに数百億円の税源移譲となる。これで「ねじれ」も解消し、スッキリするのだが財源が移されるということは責任も生じる訳で、移譲後においては「県が...」との言い逃れは許されなくなるだけにより一層の行政手腕が問われることになる。

最近、登場回数の多い雑誌「Vasco da Gama」の来月号には伝説の元アップル・ジャパン社長の山元賢治氏と私の対談が掲載される予定だが、話題の一つに教育の分野があって、今のニッポンの教育には何が必要なのか大いに語っていただいている。それこそ少人数学級や学級編成人数はうわべの話。教師の人数を増やした先の目標は何か。教育は理念が先行しがちなだけに費用対効果の検証が難しい。

同氏曰く、「バリアに守られた世界に生きているだけに視野が狭くなりがち。ただ、気の毒なのは教師が外の世界で活躍するにも受け皿がないし、外を見る機会も少ない。公務員全体にいえることですが、ビジネス経験のある方が一人でも多くいると違ってきます」と。

どういう人材を採用し、誰がどう育てるか。プロスポーツの世界でも選手として活躍した人物が必ずしも監督として大成するとは限らないように学業成績が優秀な人物が教師として向いているとは限らない。そして、それは動機付け(モチベーション)理論と呼ばれるそうだが、本人のモチベーションは給与に勝る。何よりも「子供たちの為に」という志願者が増えることを願っている。

(平成25年11月17日/1574回)

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2013年11月16日 (土)

協調性

喜怒哀楽の日々。寿司屋の親父さんが天国に逝かれた。いつぞやか終電近くまで駅に立つ私に「ちょっと一杯やっていくか」と声をかけて下さったことが最後の別れとなった。

忘年会のシーズン。某代議士の秘書Kさんと仕事帰りに御一緒になった。結構な遅い時間にも関わらず元気な姿で迎えてくれて久々の談笑に午前様となってしまったのだが、翌日は朝8時から予定がびっしり。分刻みのスケジュールにも驚かされるが、前夜にこれだけの深酒が出来るとは何ともタフな秘書ではないか。

さて、芸術の秋。本日催されるウィーン・フィルの公演を皮切りにロイヤル・コンセルトヘボウ、ベルリン・フィルへと続く「奇跡の一週間」がスタート。ウィーン・フィルの演目はベートーヴェンの「第九」。年末の「第九」とボジョレー・ヌーヴォーがここまで話題に上がるのはわが国位なもの。偶然に重なったものと思われるが、この季節に世界最高峰のウィーン・フィルが演奏する「第九」を聴けるとは何とも贅沢なプログラム。

さて、そんな管弦楽団には国籍問わず様々な国の一流の演奏者が終結し、人種も違えば文化も違う方々が一つの目的を達成する為に連夜の共同作業を行う。そして迎えた本番当日、演奏を終えた達成感は何物にも代えがたい宝物となる。

話題の雑誌「Vasco da Gama」には知人の指揮者、中島章博氏の留学日記が連載されていて、ザルツブルグのモーツァルテウム大学の指揮科に単身乗り込んだ同氏の波乱万丈の日々が綴られているのだが、指揮者を目指す同氏が国籍の違う周囲と調和を図っていく様子が描かれている。

そして、その留学日記に続くエッセイは私のクリエイティブ・デザイナーを務めていただいているせつはやとさんの作品。私と同い年の彼は日本の大手企業に就職したものの、ふとしたことがきっかけで世界一周の旅に出たという異色の経歴の持ち主だが、同氏曰く、世界一周の経験で学んだ一つが「相手の価値観を、わからなくても認める」ということだそうで、「納得は出来ないけど、理解しようとする」アプローチは今の仕事に生きているという。

「コロンビア白熱教室」とベストセラー「選択の科学」で有名なシーナ・アイエンガー氏の対談を読んでいたのだが、自らの人生は運命に従った結果なのか、それとも...。人生において選択をするということは将来と向き合うことであって、これまでの選択の結果が今の自分に繋がっていると語る彼女だが、日本人の特徴の一つに「これ以上、レールから外れてはいけない」という選択の限界を念頭に置く傾向が強いという。確かに出る杭を打ってしまうのがわが国。

そんな彼女も日本の復活には若い世代の活力が必要であって、世界のほかの地域出身の人を理解する能力が求められるという。そんなに他国に同調していてはナショナリズムの衰退を招くとの御意見もありそうだが、それはそれとして、時に協調性も大事にしたいもの。

(平成25年11月16日/1573回)

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2013年11月15日 (金)

ねじれ

つい最近、御一緒させていただいた方との会話。日本に限らず各国で信用の薄い職業に政治家が含まれることは今に知ったことではないが、その上にもう一つ職業があるそうで...。それぞれに対立する利害の調整が絡むだけに一筋縄でいかないのもこの世界。とかく信用の薄いことは百も承知だが、今回の出張には政務活動費を含む公費は投じられていないのであしからず。

さて、政令市議連の続き。熊本市の加入により20市に拡大した政令指定都市。国土面積のわずか3%に人口の21%が集中している政令市。そんな政令市のセンセイ相手にいかなる話をされるのか、幹事長の記念講演の演題は-「ねじれ解消」後の自由民主党の使命-。括弧で括られた「ねじれ解消」が意味深げ。

私なんぞも田舎からの上京組の一人であって、都会生活に慣れてつい住み着いてしまったが、とにかく気候が穏やかで何か何まで便利。それが都市の魅力に繋がっているのだが、一方でそんな都市とは対照的に田舎の疲弊はどんどん進む。そんな課題が浮き彫りになったのが、JR北海道における一連の事故と不祥事。それは決して許されるものではないが、あれだけの赤字路線を多く抱えれば、もはや企業努力で何とか出来るレベルではない。

地方における赤字路線や限界集落をどうすべきか。そりゃその土地の人が考えるべき問題だ、と言ってしまえばそれまでだが、先祖代々の土地を捨てておいそれと移住できるものでもないし、それならば沖縄県の普天間基地に福島原発はどうか。集団的自衛権についても持論を展開され、国土防衛こそが課せられた使命だと語られた。そして、防衛から農業に。TPP交渉では農家を守る、それはやらねばならないが、どういう農家を守るかが大事だと。

そう、農業といえば同僚の尾作均センセイが八面六臂の御活躍。いつの間にそんな役職を拝命されていたのか知らないが、私に内緒で自民党神奈川県連農林水産業・地域の活力創造本部の副部会長を務めていてこのたび提言をまとめられたと聞いた。

聞いたといっても本人から伺った訳ではなく、農業には一家言ある御仁にて、そのブログを日々拝読しつつ、研鑽に務めているのだが、一言で申し上げれば「大規模少品種」主体の地方に対して、都市農業の特徴は「小規模多品種」。全てを同じ括りにするなということらしく、都市農業の実態を反映した法整備を国に求めていくという。

そして、その都市農業の中でも市内でもわが麻生区にしか存在しない農業振興地域は土地利用に厳しい制限が課せられ、後継不足に農業の存続自体が危ぶまれている。田舎における限界集落をどうすべきかと、都市部における農業をどうすべきか。それぞれに厳しい立場に追い込まれている状況は同じ。そんな「ねじれ」もどう解消していくか。センセイの手腕が問われている。

そうそう、今回の話題の中心、石破茂幹事長が麻生区にやってくるという。衆議院議員の中山のりひろ氏の後援会主催の行事だそうで、詳しくはそちらにお問い合わせを。

(平成25年11月15日/1572回)

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2013年11月14日 (木)

2年8ヶ月

「来年こそはぜひわが市で...」と力強く謳われてから1年。各政令市の持ち回りとなる自由民主党政令指定都市議会議員連盟の総会が東日本大震災からちょうど2年8ヶ月のその日に仙台市での開催となった。

早朝より前日の後片付けを済ませて、東京駅から新幹線にて一路仙台に向かう。昼食は車内。午後の会合に何とか間に合った。まずは幹事長の石破茂氏の講演。その後は被災地の復興状況等について報告がなされ、休憩を挟んで総会、懇親会へと続いた。

そう、懇親会の席では壇上にて各市の紹介及び挨拶が行われるのだが、本市は欠員2名。一人は私で、もう一人は...本人の名誉の為に伏せておくが、それもそのはず。ホテルの宴会場の外では各種の手作り小物の販売が行われていて、それらは現在も仮設住宅での生活を余儀なくされている方々の手作りの作品。宴会場の中は大賑わいだが、その分、外は閑散としていて、この日の為にと出店して下さった方々を見るに忍びない。

仙台市で開催された目的の一つは被災地の復興支援。肉親を失った上になす術も無く目の前の私財が流されてしまった苦労は察するに余りあるが、当時の状況や復興の進み具合、現在の困りごと等の生の声を伺いつつ、ほんの少しばかりだが購入させていただいた。「センセイはどちらの市ですか」-「川崎市です」。特に打算は無いのだが、ちょっと位は本市に好感を抱いていただいただろうか。

翌日は朝から視察。仙台市内でも最も被害の大きい若林区にある荒浜小学校を訪ねた。明治5年の創立という歴史ある小学校。周囲の建物は跡形も無く雑草が生い茂る荒野にポツンとそびえている。海岸線から800mほど内陸に位置するこの小学校でさえも1階の天井はボロボロ。3階の教室にある黒板には当時の避難状況や連絡事項が生々しく残っている。屋上に避難した児童生徒らは九死に一生を得たものの、途中、すぐ近くの交差点で避難誘導にあたっていた警察官や地元消防団は殉職を遂げたと伺った。

東北沿岸に限らず海辺は風が強いから防風林が人工的に作られることが多く、この地でも海が見えぬほどの松林があったらしいのだが、今では数本を残すのみ。屋上から見える光景はまさにハゲ山状態であって、津波とともに押し寄せた倒木が被害を拡大させたという。小学校の屋上から海に向かって静かに手を合わせた。

その後はやはり海沿いの南蒲生浄化センターを訪問し、災害復旧の工事状況を見学。東北最大規模の処理能力を誇る同センターは平成27年度の完成を目指すという。こと仙台市の下水処理に関しては復旧のメドがついたものの、宮城県内においては石巻市、気仙沼市等は未だ復旧のメドが立っておらず、事業費以上に下水道の専門家が不足しているのだという。本市の下水道部門などどうか。

(平成25年11月14日/1571回)

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2013年11月13日 (水)

秋刀魚

ということで朝のジョギングを開始したのだが、街路樹の色づきに季節の移ろいが窺える。同じ種類の樹木でも木によって度合いが異なれば、同じ木でも枝によっても色合い違う。人も同じか。

「土器を焼くのに市の貯水池を半日程度だけ利用したいのですが...」と相談をいただいて、市にかけあったことがあった。広い敷地の片隅を利用する上にあれだけの深さがあれば然して周囲に迷惑をかけるものでもないと思うのだが、「念の為、隣接する全家庭に実施のチラシを配布して苦情がなければ」というのが役所の言い分。

会員各位が分担して全戸にチラシ配布をし、当日のカギの受け渡し等を含む全ての段取りが整え終わった前日にその苦情が寄せられた。それが意図的か否か知る由もないが、断念せざるを得ない状況に落胆されていた御婦人の表情が今でも記憶に残っている。「幼稚園や保育園の運動会の声がうるさい」、「消防車のサイレンがうるさい」とは何ともせちがらい世の中になってしまったもの。

秋といえば行楽シーズン。例年であれば日帰りバス旅行だが、今年は「被災地復興さんま祭り」に落ち着いたことは以前の記事の通りだが、秋刀魚を焼けば煙は付き物。駅からの徒歩圏内で苦情の無さそうなどこかいい土地はないかと探してみれば...。そう、おらがセンセイ所有の広い駐車場の一角にある当方の事務所は駅からも徒歩圏内で開放的な絶好のロケーション。家主であるセンセイの承諾をいただいての開催となった。

当日は被災地の秋刀魚に焼きそば、それに地元の御婦人部が腕によりをかけて作るけんちん汁と献立は抜群。焼きそばは勿論、B級グルメ「なみえ焼きそば」で有名な福島県のメーカーからの調達。「なみえ焼きそば」は長い太麺が特徴で、太くて長いことから縁起もいい。なんと開催日の翌日にはその「なみえ焼きそば」が今年のB-1グランプリで優勝したとのニュースが飛び込んできた。

地元農家からは野菜が届き、支援者のみなさんが続々と手伝いに駆け付けて下さった。新鮮な秋刀魚を炭火で焼けば美味いことは当然なのだが、やはり、おいしそうに見えねば...。何せ初めての経験だけに焼き方も試行錯誤の連続。失敗作は本人たちの胃袋に入るのだが、それが何とも旨かったと聞いた。

事前の天気予報によれば全国的に大荒れとのことで各方面から随分とご気遣いをいただいたが、そんな心配もどこへやら。午後には晴れ間も見えて、被災地から調達した秋刀魚に焼きそばは予定時間を前に全て完売。それでも行列は途切れずに秋刀魚は地元スーパーで調達したものの、焼きそばはご当地のオリジナルだけに市販の細麺焼きそばに変更しての販売。

そう、当日は来場者の方から数々の差し入れをいただいたのだが、中でも福島の銘菓「いもくり佐太郎」がほんとに美味かった。「全国菓子大博覧会 最高賞 名誉総裁賞」を受賞された逸品だそうで。ぜひご賞味あれ。

(平成25年11月13日/1570回)

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2013年11月12日 (火)

3年ぶり

川崎市議会議員は60人。本市の人口は現在145万人だから約2万5千人に1人。一般市町村に比べれば格段に少なく、政令市の中でも少ない部類に入るのだが、それでも式典に招く人数としては60人はさすがに多い。議長と副議長は声をかけるにしてもそれ以外をどうするか。いつも主催者を悩ませているのではないかと心配をしているのだが、所管委員会の所属ということでご案内を届くケースも少なくない。

今年は市のこども本部を所管する市民委員会の所属だけに川崎市保育会の大会に出席をさせていただくことになった。保育会といえば主に市内の認可保育園の方々で構成される団体だが、大会では永年勤続の保育士が表彰されるのが慣例であって、表彰者のみなさんの御祝いを兼ねて式典に伺ったのだが、いただいた資料には式典の前段における研修発表の内容も紹介されていて、そちらに目がいった。

中でも「口から見える子どもの健康」~歯医者さんとの勉強会を通して学んだこと~の中に歯科医師の先生の言葉が紹介されていて、「健康は口から 歯は口を作り 口は顔を作り 顔は表情を作り 表情は人生を創る」と。確かに。

さて、食欲の秋。その食材を一層おいしいものにしてくれるのが日本酒。「秋あがり」や「ひやおろし」が出回るシーズン。ある御店で人気の銘酒「獺祭」のスパークリングをいただいたのだが、これがなかなか旨かった。毎夜の甘い誘惑にのこのこついて行くおひとよしだが、その日が迫っていることに気付く。

そう、12月の第一日曜日はNAHAマラソンの当日。人気のNAHAマラソンの参加者約3万人はTOKYOマラソン並み。前後の飛行機や宿泊先のキャンセル待ちが続く上に、今年は同じ日程の早明戦も特別企画「国立をホームにしよう」プロジェクトが予定されていて、そちらにも誘われていることが災いしてか、徒然なるままに日々を過ごしていたのだが、いつの間にかあと1ヶ月。

今年は市長選もあったことだし島根県益田市の萩・石見空港マラソンを完走したことでよしとするか、などとつい平坦な道を選んでしまっていたのだが、そちらはあくまでもハーフマラソンであって、これまで15年間走り続けてきたのは42.195km。1月にはフルマラソンとなる石垣島マラソンも予定されているからそちらでも... いやいや忘年会に新年会が続くだけにそちらの調整は余計に困難を極めそう。

何が何でも当日の飛行機で帰らねば翌日の本会議に欠席となってしまう。空席状況を確認すれば、当日の始発便だけ。でも、そりゃスタートライン上だから...。そんな葛藤に悩まされていたのだが、今年は市長選の影響で日程の調整がつきそうなことが判明した。あとはコンディションの調整をどうするか。誘惑の多い季節だけに例年は食事量を上回る運動量で調整をしているのだが、今年は1ヶ月もない。

ということで直前の猛特訓に食事制限と過酷な調整をこなそうかと。3年ぶりのNAHAマラソン。だから夜の誘いも暫くは...にならないんだよなぁ~。

(平成25年11月12日/1569回)

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2013年11月11日 (月)

あとひとつ

その選手が打席に入ると応援が変わる。それはヒーローの証であって、長渕剛の「とんぼ」はこの人のテーマソングであることは有名な話。

そう、球界の番長こと清原和博氏。少し前の週刊誌に同氏の独占インタビューが掲載されていたが、中日ドラゴンズのGMに就任された落合博満氏に対して、現役時代の打撃センスは認めるものの現在のオレ流人事については歯に衣着せぬ物言いで一刀両断されていた。

そんな中日ドラゴンズの中にあって応援が変わる数少ない選手の一人、応援歌「あとひとつ」とともに登場する井端弘和選手はG党にとっては要注意の選手。寡黙な性格ながらもバッティングセンスに打席での勝負強さ、そして守備の堅さには定評があって、つい最近ではWBCでの大活躍が目立ったが、これまでに8回のオールスター出場と5度のベストナインがその実力を物語っている。

そんな同氏は本市の出身。母校の市立川中島小学校で開催される「井端祭り」には毎年本人自らが参加するとともに市内及び近隣の小学生を対象とした井端弘和杯学童野球大会には100チーム以上が参加するほどの人気と伺った。そんな諸々の功績が評価され、本市から川崎市スポーツ賞を贈呈させていただくことになったのだが、今後の去就が注目を集めるだけに本人自らの出席にテレビカメラや報道陣も駆けつけた。

今年で第42回を迎える川崎市文化賞等贈呈式。「等」が付くのは従来の文化賞に加えて近年は文化以外にも芸術、地域社会、市民福祉及びスポーツ等の各分野において新たな賞が創設され、今回の井端弘和選手は川崎市スポーツ賞の受賞となった。自治功労賞とはまたひと味違って現役のスポーツ選手や新進気鋭のアーティストなども選ばれることから年齢層も様々。尚且つ、今年は市長任期の最期に相応しく錚々たるメンバーが並んだ。

まず、川崎市文化賞は本市のフランチャイズオーケストラとして「音楽のまち・かわさき」に貢献した功績から公益財団法人東京交響楽団に。川崎市社会功労賞は3名、地域医療や医療行政に尽力した功績から川崎市医師会会長の高橋章氏に、花き業界の発展や後進の育成に尽力された都倉正明氏に、そして、本市の3R推進の先駆的活動が評価された飯田和子氏に贈呈された。

川崎市スポーツ賞で井端弘和選手とともに受賞されたのは、青少年の健全育成や柔道の普及に貢献されたわが麻生区の柿生青少年柔道会。そして、アゼリア輝賞は新進気鋭の映画監督である内田けんじ氏とミュージカル界新世代の歌姫と称される昆夏美氏の2名に贈呈された。

それぞれの今後の御活躍に期待。

(平成25年11月11日/1568回)

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2013年11月10日 (日)

赤い菊

あぁそれはAさんが得意だぞとか、そのへんはBさんが詳しいとか、手際よく段取りが進む。それぞれの得手不得手を考慮しての役割分担を調整するのがリーダーの役目。そんな後援会長を筆頭に役員の皆様方の支援のおかげで本来の仕事に専念することが出来る。

幾つかの陳情が重なって区役所を訪ねることになった。区役所前の広場では恒例の麻生区菊花展が開催されていて事務所に菊を届けて下さったKさんがそれぞれの作品の解説をしてくれた。「最近は品種改良で青いバラがあるらしいけど赤い菊があったら教えて下さい」と。勿論、冗談なのだが、赤い菊は未だ世に存在しないと初めて聞いた。

さて、役所は予算編成が大詰め。それに合わせて区選出の議員団が予算要望を市長宛に届けるのが慣例になっている。本人は多忙を極める上に全7区の要望が寄せられるから面会時間は短めになりやすい。代表者が市長に重要な項目を2~3程度伝えて、あとは総務局が取りまとめて各局に投げる。途中過程で各市議が議会で取り上げることもあるが、次年度予算が議案として上程される翌年2月をメドにホッチキスで止められた回答が配布されることになる。

本庁には専門分野別に局があってその最高位が局長、区役所は分野横断型の組織を区長が束ねることになっていて、区役所の職員は本庁の顔色を窺いつつ、区長に報告をしたり判断を仰いだりとマトリックス型の組織体系。

近年は区役所への権限移譲などと叫ばれているものの、従来、本庁組織のほうが格上と見なされやすく、道路行政などもかつては用地買収も全て所管局の権限で「勝手に」推し進められることが少なくなかったが、区内の会合で聞かれた区長が「あそこの拡幅計画は知りませんので本庁の所管部局に...」では格好がつかぬ。近年は地元事情に詳しい区長に情報を入れておけば何かと便宜が図れそうだとの思惑から区長が頼りにされることも多く、庁内の風通しも随分と改善された。

重要案件に関する最終的な決定は最高執行責任者である市長が下すにしても、そりゃ区長の判断で十分という事案も少なくない。分野横断型の組織を統括する区長には市役所内の交通整理役としての役割を期待したい。となると先程の要望なんぞも「たった」15分程度の意見交換とホッチキスの回答よりも丸一日位かけて区長にじっくりと聞いていただいたほうが同じ目標に対して情報共有や意思の疎通が図れ、事は前進しそうな気がしていて...。

そうそう、区長から区民のみなさんにとって耳よりな話を聞いた。過去に私も取り上げているのだが、新百合ヶ丘駅周辺の交通渋滞は長年の懸案事項。庁内での検討が進み、ようやく改善案が見えてきた。駅南口はロータリーの大規模改修も予定されているそうで、早速に資料を取り寄せてみた。

(平成25年11月10日/1567回)

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2013年11月 9日 (土)

川崎都民

六郷から多摩川を渡れば...。歴史を申すまでもなく本市は東海道の宿場町として栄え、明治時代には京浜工業地帯の生みの親とも言われた浅野総一郎による海面埋立、そして、戦後の高度経済成長に近年は対岸の羽田空港の国際化、と注目を浴び続けてきた南部地域に対し、あくまでも都心のベッドタウンとして発展を遂げてきた北部地域。

「どちらにお住まいか?」と訊かれて、「麻生区」いや「新百合」と沿線の駅名が返ってくるのが特徴の一つ。終の棲家を構えていればまだしも「子供も大きくなったし、そろそろ都内にでも引越すか」との声が聞こえてきそうなのも麻生区。最近でこそJR川崎駅や武蔵小杉駅周辺に高層マンションが立ち並ぶものの、元々転出入の多い麻生区は「川崎市」と疎遠になりやすかった。だから川崎市議会議員といってもピンとこない方もいたりして...でも投票率は市長選よりも10%以上も高い。

そんな歴史的経緯もあってか未だ市の中心地は川崎区。諸団体の会合はその川崎区で、となることが大半だが、午後6時の開会では仕事を切り上げて行かねば間に合わないというのが最北端の麻生区。公共事業の入札も同様。近年は案件の減少に加えて、競争入札も熾烈を極める。そちらへの依存度が高い企業にとっては死活問題に繋がりかねず、藁にも縋る想いで市役所に足を運ぶ、往復時間は2時間。それで受注できればまだしも徒労に終わっては...。

かくいう私も日々の通勤に片道1時間。電車であれば読書、車の場合は頭の整理に始終するのだが、これが都内であれば小田急線の急行に乗車して片道30分で新宿に到着となる。クラシックコンサートだってミューザの名前位は知っているが、サントリーホールのほうが近いし...。

そんなことから都内に目が向きがちな北部地域。同じ北部地域とはいえども本市の屋台骨となるJR南武線が走る多摩区はまだ親近感が沸くが、麻生区は乗換えが手間。3号線の延伸が図れれば...そりゃ横浜方面か。転入組は御存知ないかもしれないが、過去を遡れば麻生区は川崎区と同じ橘樹(たちばな)郡。正確に言えば柿生は旧都筑郡(横浜・町田と同じ)となるのだが、そのへんはまぁ置いといて...。

そんな川崎市の一体感をどう育んでいくか、そこに現役当時のおらがセンセイの苦悩があって、私の当選後の最初の質問は市民の一体感について。その回答の一つがフロンターレであって、庁舎移転なども「川崎都民」から「川崎市民」になっていただくいいチャンスだったのだが...。

上海を中心に経済開放路線に大きく舵をきった中国。その目論みは都市の繁栄から地方への波及効果を狙ったものだが、その浸透が十分に図れていないことが農民の鬱憤に繋がっている。南部地域の恩恵を被りたい訳ではないのだが、北部地域の魅力をどう高めていくか。そうそう、今年も麻生区選出の議員と語る会が予定されていて、21日(木)午後5時半から麻生市民館の大会議室だそうで。

(平成25年11月9日/1566回)

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2013年11月 8日 (金)

新名所

そんな状況に内心ほくそ笑んでいる方々もいると思うが、あれ以降、依然として部屋には重苦しい空気が充満している。そんな折、市連から市長選に関するアンケートが届き、思いの丈を綴らせていただいた。

いつまでも落胆していても状況が打開される訳でもなく、結果が覆る訳でもないと思うのだが、どうやら誰かが戦犯にならねば収まらない風潮になりつつあって、悲しみに打ちひしがれている中、(笑)の付いたブログは不謹慎だとのことから私も候補に挙がっている(らしい)。

誰かがスケープゴートになれば一件落着となるのであれば甘んじてその役を受けるが、敗戦とはかくも惨めなもの也。いま必要なのは戦犯探しではなく、今回の敗北はわが市連にとって危急存亡の秋(とき)を意味するという各々の認識であって、次なる選挙を見据えた戦略の立案と今後の市政運営の進め方こそ最重要課題。

言わぬが花で何も発信しなければ揚げ足を取られることもない。それが利口でこの世界でも生き延びる秘訣であることは承知の上だが、有権者の皆様の負託をいただいている以上、モノは言わねばなるまいし、このブログが仇となってしまったことは不徳の致すところ。つい筆が滑ってしまったが、かくいう当人もそれだけ必死にやったことの裏返しでもあって...。

閑話休題。暑さ寒さも彼岸まで...のはずなのだが、今年は記録的な暑さが続いた上に台風の上陸も過去最多に近い。地元農家も種蒔きのタイミングが難しく、苦労されていると伺った。秋短くして冬支度。菊作りの難しさは世に知られたことだが、今年の菊は不思議と色があざやかに見えてしまうのは秋の短かさの故か。

そして、恋が似合う季節。東口にはラ・チッタデッラ、西口にはミューザにラゾーナと若者に人気のデートスポットが生まれつつあるものの、肝心の待ち合わせ場所が不足しているらしく、このたび、JR川崎駅の東西連絡通路上に待望の矢羽根モニュメントが新登場。東日本大震災によるミューザ川崎の天井崩落からの復興に向けて本市の友好都市であるザルツブルク市及び同音楽祭から多大な寄付をいただいたことからその支援金を活用したもの。

現在、ミューザ川崎シンフォニーホールの開演ベルはザルツブルク市の大聖堂の鐘の音だが、今回の矢羽根モニュメントにもその鐘がモチーフにされ、鐘を囲む五線譜はそのザルツブルクが生誕地となるモーツァルトの名曲「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の楽譜となっている。

X’masシーズン到来。これからは「ザルツブルクの鐘」の下が新たな名所となりそうな予感。ちなみに写真は本物のザルツブルク大聖堂の鐘。

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(平成25年11月8日/1565回)

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2013年11月 7日 (木)

社会進出

秋の三連休、仕事以上に疲れる家族サービス。不満も募ればストレスも...。それが化粧であればまだしも(でもないか)、食料品や日用雑貨の購入にしても「厳選して」ということらしく、男性であれば8割方は「異性というものは何故にあんなに時間がかかるのだろう?」そんな疑問を抱いたことはあるはず。

さて、今年の文化勲章を受章された俳優の高倉健さん。受章後の記者会見では「日本人に生まれて本当に良かった」と語られた。「鉄道員(ぽっぽや)」等、映画での名演技が光るがそれも下積みの苦労があってこそ。そんな苦労を支えたのは「辛抱ばい」との母の言葉であったことも披露された。

「偉人は母が育てる」を裏付けるかのように回想録への登場回数は父親よりも母親が多い。それは成長過程において母と過ごした幼少期とその愛情の深さを物語っていて、幼少期における経験はその後の人生を大きく左右するだけに少なくとも出産後の数年は家庭での育児が理想的であると信じて疑わないのだが、そんな折、たまたま「日本の女性はなまけている」との衝撃的な見出しのついた記事を見つけた。

記事によれば専業主婦志向の増加を「家庭回帰」だけでは捉えるのは尚早であって、働くというつらい行為から逃げたい心理が含まれると手厳しい。諸外国で少子化を克服したのは女性の社会進出を実現した国だけに「母親が家庭で子育て」という育休三年制度には賛成しかねるとも述べられている。

それ(=女性の社会進出の遅れ)は少子化の一因になりうるものかもしれないが、少子化=女性の社会進出の遅れと結びつけられることには違和感があって、仮にその関連性が立証されたとしても数学的言い回しをすれば、女性の社会進出の遅れは少子化の十分条件であるかもしれないが、必要条件ではないといったところか。

日本むかし話にも「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に」とあるように家庭における役割分担は古来より日本人が後生大事に守ってきた価値観であって、少なくともこれまではそれで上手くやってきた訳だから何もここ十年二十年の事象でグローバルスタンダードなるものを模倣せずとも打開できるのではないかと思っていて...。

さりとて、世に有能な女性がキラ星の如く居て、その活躍が国益に資することも重々承知しているからそれが阻害される要因があるとすれば取り除かれなければならないし、世の一部に怠惰な風潮が見られる中で働く意欲を抱くのは結構なこと。が、あくまでも家庭あっての仕事、仕事を優先したあまり家庭がギクシャクしたり、生涯の伴侶と巡り会わなかったとあっては本末転倒。やはり、一に健康、二に家庭。

でも、考えてみればパイが増えない限り、女性の社会進出は社会の隅に追いやられるかもしれない男性にとっての脅威になりうる。案外、そんな警戒心が阻害要因だったりして...(笑)。さぁ今日も仕事がんばらなきゃ。

(平成25年11月7日/1564回)

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2013年11月 6日 (水)

大漁旗

大学時代の同級生のW君が晴れて社長に就任されたのだそうで。それが地元でも知られた結構な規模の会社であって、たたき上げというよりも創業家だけに実力は未知数だが、一国一城の主として会社を背負うことになった重圧はいかばかりか。過去に何度か御相手いただいたのだが、次回は黒塗りの車で迎えてくれることを期待しつつ、サラブレットの新たな門出に乾杯。

そんなW君とは同じ北陸仲間なのだが、やっぱり田舎は巨人と自民党。かくいう私もその一人なのだが、何せ田舎には娯楽が無い。テレビを付ければ巨人戦、選挙の候補者は自民党しか選択肢はないのだから...(笑)。まぁそれも過去の話になりつつあるのだが、今回、私が席を譲った親父さんこそ真のG党であって、あれじゃあ仕方がないよナと思ってしまった私は筋金入りのG党ではなかった。

22時42分の着信に感動の度合いが窺い知れるというもの。その日の投稿には「日本シリーズ 第7戦 楽天-巨人 星野監督胴上げ見届けました。9回田中投手が登板してからインタビューまでの球場の雰囲気は凄く、あまりにものドラマな展開に気落ちする父親をよそ目に、本当に来てよかったと思いました」とあった。そう、やっぱりあの場面で「気落ち」しなきゃ本物(のG党)じゃない(笑)。

日本シリーズ第7戦。闘病中の母に贈った美馬投手の好投、中継ぎの則本投手も冴えた。そして、球場全体が異様な雰囲気に包まれる中、9回の投手交代のアナウンスにスタンドは総立ち。いや、一人を除いてという表現が適切かもしれない。全員が涙涙であって、帰りの電車の中も見知らぬ人同士が抱きしめあうほどの熱狂ぶりだとの実況報告が届いた。スポーツの感動は生きる人に勇気と希望を与えてくれる。

勝利後のインタビューで星野監督は「一体感」「ひとつにまとまる」と表現されたが、創設後、長びくチームの低迷に東日本大震災と東北にとっては苦難の連続。中越沖地震の時も然り、避難所生活を余儀なくされる方々が届く支援物資に「ありがたいことです」と喜びの表情を見せる。未曾有の大震災が首都圏であればあれだけの辛抱が出来たかどうか。

「東北の人は辛抱強いよね」と、わが郷里の新潟県も東北に括られてしまうところが些か気になるが、雪国では幼少より嫌でも吹雪の中を毎日学校に通う訳だから忍耐強くなるもの無理はない。そんな辛抱に辛抱を重ねた後だけに喜びもひとしおか。これにわが地元桐光学園の松井裕樹投手が入団を果たせば連覇も...いやいや来年こそはGだ(笑)。それにしても東北楽天、日本一おめでとう。

さて、そんな東北の気仙沼から大漁旗が届いた。いよいよ今週末に迫った後援会主催の「被災地復興支援さんま祭り」の為にと支援者の親戚の方の御好意でお借りすることが出来た。そのなびく姿に被災地の一日も早い復興を祈りたい。

(平成25年11月6日/1563回)

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2013年11月 5日 (火)

幹事長

「第8回マニフェスト大賞、政策提言部門の最優秀賞は川崎市議会の...」。

勿論、私じゃないって話なのだが、最近は自・公・民の相乗り候補の敗北が「川崎ショック」として知れ渡ったばかり。その川崎市議会にもなかなか優秀なヤツがいるじゃないかと注目を浴びることは結構なことではないかと思っていて、川崎市の注目度が上がればこのブログの読者も増えるはず?んなことないナ。

中身よりも入賞したという実績だけがことさら強調されて自慢話のように取り上げられることも少なくない。秘かに妬みを抱きつつ、目立つことが嫌いな性格だけに大人しく遠目に見ているのだが、今回の授賞は私よりも10歳下の小川顕正氏(みんなの党)。他人様の宣伝をしているほど地盤に余裕は無いのだが、それが斬新な発想であったり、挑戦心であったりと年下から学ぶことは少なくない。当時、それだけのことが出来たかと問われれば、少なくとも今よりはおカネは持っていたけれど自分勝手で視野は狭かっただけに同氏の今後の御活躍に期待。

当人の祝福の為に駆けつけた訳ではないのだが、実は私も同席していて、なんでそんな縁の無さそうな処に出没していたかというと、実はおらが自民党神奈川県連の参院選ネット選挙対策PTが優秀ネット選挙・コミュニケーション戦略賞を授賞。神奈川県議会議員の森正明氏がPTの座長であって、川崎市連所属の数名は末席を汚しているに過ぎないのだが、どなたの配慮か御招きをいただくことになったという次第。

時期が時期だけに敗戦後のみっともない無様な姿を晒すのもどうかと辞退するのも一案だったのだが、いつまでも逃げている訳にも参らぬと出席することとなった。やっぱり目の前には県連幹事長が神妙な面持ちで座っていて、「このたびは力及ばず面目ございません」と丁重に頭を下げた。

さて、その「鬼の」幹事長。陰では「たけちゃんマン」などと呼ばれているそうだが、年齢は私よりも遙かに?上でなかなか面倒見がいい。あの進次郎の横須賀市を地盤とされ、川崎北部の私とは結構な距離もあるはずなのだが、随分と気を遣っていただくことが少なくない。本人が言うのだから多分そうなのだと思うが、「ITはさっぱり分からん。が、かながわ自民党の強みを発揮できるのであればぜひやってくれ」、と丸投げ。

いや、そこで終わっちゃうのが単なる幹事長だが、同氏の場合は上に余計な二文字が付いている。そんな無縁のITの会議とて必ず顔を出す。そして、周囲への根回しや支援は惜しまないだけに人望に厚い。そうそう、今回の授賞の対象となった参院選(市長選じゃなくて)の際もわが地元、新百合ヶ丘で応援のマイクを握られた。今日は「鬼の」県連幹事長が私の仕事ぶりを見に...と紹介したらジロリと睨まれてしまった。

あえて名前は伏せておく。

(平成25年11月5日/1562回)

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2013年11月 4日 (月)

バラマキ

人前で汗をかくのは当たり前、人の見えない処で汗をかいているか。

公開質問状を届けたいとのことで候補者の連絡先だけお伝えしておいたのだが、当人曰く、非常に丁寧な回答をいただいたという。そのフレコミは「これまでの財政健全化の陰の立役者こそ同氏であり、今後ともその財政健全化の路線を継承していく。市民の皆様には厳しい前途が予想されるがそれは将来にツケを残さぬ為にも御支持を...」とおよそそんなところだったのだが、候補者は意外にも当該の案件については予算増額の必要性を示唆したという。

生真面目な性格だからその「丁寧な」文面も自分が記した可能性が高い。超多忙の中、回答をいただいたことに対する謝辞とともに、新市長からの回答が無かったことに幾分か不安を隠せない様子が窺えた。

さて、選挙後、初めての常任委員会が開催された。私の所属する市民委員会の議題は保育園の民営化についての報告なのだが、話題はそちらに集中。「新市長が公約した1年での待機児童解消は可能なのか?」-「それは新市長が登庁してから判断を仰ぎたい」(新市長の任期は今月19日から)。「ならば今日の話も新市長の判断を仰いでからにすべきではないか」と意地悪い。質問者は民営化反対の立場だからその腹は単に民営化を遅らせたいだけであることは見え見えで、何とも嫌味な性格は人生にマイナス。

既存の認可「外」保育園の中には本市独自の基準を満たした認「定」保育園というのもあって、待機児童の受け皿になりうるのだが、認可保育園は「格段に」保育料が安いことから「入れるのであれば認可保育園に...」とそちらに流れる。認可保育園を作れば作るほど需要を喚起し、尚且つ、認「定」保育園の希望者が減ることになるからその経営を圧迫することになる。

故に保護者負担の軽減の為に認定保育園に補助金を出せば受け皿は足りるのだが、待機児童の定義はあくまでも認可保育園への入園を希望する人数だから認「定」保育園の入園者は対象外。それが待機児童のジレンマであって、困っている人がいる以上、「バンバン作れ」「補助金増やせ」は言い分として分かるが、パイは限られている上にもっと困っている人もいるのだから少し位の負担増は...とならないものか。

そして、延長保育は民営化の賜物。直営保育園でも延長保育をやるべきじゃないかと迫るその言い分は私と同じ。が、腹の中は正反対。「民間で出来るのだから(市に新たな負担をかけずとも)企業努力で何とかすべし、さもなくば民間に委ねるべき」とのスタンスの私に対し、延長保育の実現には特別手当や残業代、更なる人員配置が必要、その予算措置を...というのが相手の腹。

何かにつけてバラマキをやりたがる面々というのはほんと厄介。やりたいことが実現すれば不満は収まるのだからそれがたとえ借金で賄われたとしてもおかまいなし。財政再建を掲げた意中の候補者が去った以上、また票が減っちゃうけれど耳障りの悪いことを誰かが言わねば将来に禍根を残す。

(平成25年11月4日/1561回)

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2013年11月 3日 (日)

デビュー

あくまでも「コンビニエンス」だから目当ての品物と財布の中身位しか目が行かないのだが、レジで小銭を探していたら「山崎さんですよね?」と声をかけられた(さすが!)。

顔を上げれば店員さんがニッコリ。こんなキレイな人、支援者に居たかな...というのは多少着色を加えてあるにせよ幼稚園時代の同級生のお母さんであった。「今週は小学校の運動会ですよね?」。あっそうか。

運動会と父親参観には顔を出すというのがわが家における暗黙の決まりごとなのだが、当日の場所取りを命じられないのがせめてもの救いで、それが「仕事に専念するように」という妻の気遣いなのか、それとも単に父親として期待されていないだけなのか、そのへんはあえて聞かないことにしているのだが、年に2~3回しか着ることのない普段着で出かけることになった。

本部テントのPTA会長に町内会長とそのへんのエラい方々は存じ上げているのだが、こちとら保護者であって来賓ではないし、大事なバッチも付いていないからエラそうにしている訳にも参らずウロウロと。尚且つ、最近は防犯上の理由から保護者のパトロールが課せられるらしく妻が不在。

「センセイ」である以上、有名人のはずなのだが、声をかけられる機会も少なく...。そんな折、陰ながら特別支援級の先生の活躍が目にとまった。専門性を有するだけに決して目立つ存在ではないが、そうなることを望まずに命を授かった児童の為に献身的に寄り添う姿は印象的。

さて、徒競走。妻の話によれば同じ学年の長男はいつもビリで長女は2位。そもそもに基本的な走り方が崩れているのだが、それ以上にヨーイドンのピストルの音が苦手なのだそうで。それでも当日はいつもビリの長男が1位で駆け抜けた。この歳になると自分以上に子供の活躍はうれしいもの。何とも親バカ(笑)。

午後は応援合戦から。6年生の応援団長の号令一下、後続の低学年が声を出したり、手を振ったりと。それも時代か女子の応援団長まで。私なんぞも応援団長こそ無いものの学級委員に合唱コンクールの指揮者とよく「やらされた」。元々目立つことは嫌いな性格だから周囲の推挙を承諾していただけで、過去に自らが進んで手を挙げたのは今の仕事位なもの。

そんな応援団長はどのように選考されるのか隣の保護者に聞いた。「応援団長は内申書に記されるから受験に有利でみんなやりたがるのよ」と。それって子の希望より親の都合ってもんで、そこで下駄を履いて合格してもコネで入った就職先が如く本人の為になっていないんじゃないかなどと...。教わることの多い運動会デビューである。

(平成25年11月3日/1560回)

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2013年11月 2日 (土)

園遊会

郷里の母から七五三の祝いが届いた。七歳となる娘と近所の高石神社にお参りに出かける予定なのだが、神社の境内には地元の職人から奉納された菊花が彩りを添えて、七五三の参拝客に限らずにこの季節の人気スポットの一つになっている。当方の事務所にも菊花が届き、入口に飾らせていただいているのだが、旬のものを飾るのは日本人の美意識の一つ。

さて、知人の誘いで「クールジャパン・マッチンググランプリ」というイベントに顔を出した。クールジャパンを推進する経済産業省の企画で海外ビジネスに挑戦する企業同士のマッチングを図るというもの。そう聞けばカッコいいのだが、内容的には今あるモノを海外に売り込みたいから協賛を...と役所の補助金と然して変わらぬ内容も少なくない。

カタカナは得意じゃないからクールジャパンといってもいまいちピンと来ないのだが、私自体の勝手な解釈ではそれ自体が一つのブランドであって、いわゆる日本製のカッコいいものの総称。日本文化や日本食は普遍的なものだが、過去には「フジヤマ」に「ゲイシャ」、近年はアニメやゲーム、そして、人によっては1分と狂わぬ電車の運行時刻だったりするかもしれぬ。いやいや、さすがにそれはないナ。

個々で売り込むよりもオールジャパンとして売り込んだほうが相乗効果も期待出来そうだが、それはあくまでも「クール」であることが前提であって何でも売り込めばいいというものでもない。食わず嫌いはもったいないし、ただでさえ日本はアピール下手なのだからカッコいい日本を広く世界に宣伝するのは大いに結構なのだが、真の評価はこれから。

海外にウケる日本の魅力はどこにあるのか。それは私どもが勝手に判断するよりも過去における異邦人の証言に隠されていて、過去には小泉八雲やチェンバレン、ハリスらがわが国を称賛する書物を残しているし、中でも女性の視点で描かれたイザベラ・バードの紀行などは興味深い。

「私たち(異邦人)にとって悲惨な種類の貧困とは通常、怠惰と酒びたりとに結びついている。しかし、農民の間では、前者は知られていないし、後者は稀である。彼らの勤勉には限りが無いし、安息日も無く、仕事が無いときに休日日をとるだけだ。彼らの鋤による農作業はその地方を一個の美しく整えられた庭園に変え、そこには一本の雑草も見つからない」とその風光明媚な景色を日本人の勤勉性に結び付けている。

そして、途中、狼藉や盗人の類に遭遇することなく旅を終えることが出来た当時の治安の良さこそが日本の魅力。クールジャパンの神髄は過去から培われた勤勉さや「お・も・て・な・し」に代表される国民性、日本の心が根底にあって、そんな価値観こそ大事したいもの。

最高のおもてなしで迎えられる園遊会。このたびの不遜な態度は何とも不愉快。「場をわきまえよ」との言葉むなしく本人にとって単なる直訴の場だったとすれば、何とも悲しい限りではないか。

(平成25年11月2日/1559回)

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2013年11月 1日 (金)

日本シリーズ

「今週の土日は行ってくるから」。誰もそんなことは聞いていないのだが、向こうから御電話をいただいた。

選挙戦の最終日。疲労困憊のひでしま善雄事務所では夜9時過ぎも電話作戦は続く。「今日の試合見たか?いい試合だったぞ」-「いや、そういう話じゃなくてウチの市内に誰か知り合いはいないのかって話だから」と受話器を置いて以降、連絡は途絶えていたのだが...。

久々に早めの帰宅。といっても子供たちは既に就寝だけにやはり...日本シリーズ。それにしても数年前までは最下位が指定席だった東北楽天が王者「G」と互角。やっぱりおカネじゃないんだナ(笑)。しかも、マー君以外の投手がいい。そんないつもの社長によれば第6戦と第7戦は稀にみるプラチナチケットだそうで...「オレの分は?」。田舎の両親を連れて行くとのことで何とも親孝行ではないかと私の分はあきらめることにした。まぁ元々そんな暇も無いけれど...。

さて、伝説の元アップル・ジャパン社長、山元賢治氏にお会いしたのはこの9月だが、編集長にハッパをかけられて、その原稿の校正をしているのだが、「このままの黒板を写すだけの教育で、この変化する世の中で生きていける子供たちを育てられるのだろうか。子供の成長を妨げる教育であってはならない」と教育にかける意気込みはスゴい。

東大を卒業して霞が関の官僚になった秀才たちが作る教育施策は読み書き算盤の基礎学力の定着までは一定の成果を上げているが、ニッポンの教育には何が不足しているのか。そんなことから教育改革について助言をいただいたのだが、今月のクーリエ・ジャポンに掲載されていた-インターナショナルスクールの「すごい授業」が知りたい!-が目についた。

これまでのインターナショナルスクールは主に海外に駐在する企業や政府関係者などの子弟が通っていた。が、近年はそこでしか培えない価値観が注目され、地元からの入学者も増えているとのこと。あたりまえの暮らしから一歩外に出てこそ見える日本の魅力は少なくない。

各国のスクールの事例が紹介されていて、まずは米国、アメリカンスクールではこれからのグローバル社会で成功する為に、新たなモノを生み出す「想像力」を磨く。次はフランス、その教育方針には「教養ある大人」を育てるとあって、トップの写真は...やはりシェフ。著名なシェフたちが小学校を訪れ、「食」の授業を行う。やはり美食の国。最後はインド、数学脳と英語力をぐんぐん伸ばす「インド式教育」は授業料も安い。

と、まぁそれぞれにお国事情が窺える。教育こそ国の根幹、そして、国の発展と子の成長を願う親の想いに国境はない。学校が全てを解決してくれる訳ではないが、その中にこそ子供たちの成長のヒントが隠されていることが少なくない。

(平成25年11月1日/1558回)

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