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2013年8月

2013年8月31日 (土)

出来ぬ理由

数日のブログ「性悪説」の続き。

人は雇用を保証されると堕落するものであることは承知をしつつも、さりとて、政治家センセイの日常を見ていると「政(まつりごと)」というよりも選挙活動に本腰を入れている姿を見ると、もしや雇用を保証したほうが「政(まつりごと)」に専念出来るのでは...などとも思ってしまうのだが、その矛盾だけは何とも説明しがたく。土光敏夫さんの母親の言葉「国が滅びるのは悪ではなくて、国民の愚によるのです」と有権者に責任を転嫁してみたくもなる(笑)。

さて、待機児童対策以外にも、預かり保育や病児・病後児保育と今や児童福祉法に定めた「保育に欠ける児童」を預かる施設から大幅に役割が拡大して新たなニーズに対応しつつある保育行政。本市では公立保育園の民営化を進めつつあるのだが、それでも各区に直営3園を残す方針が示されていて、その理由として「直営」の意義らしきものが高らかに謳われているのだが...。

軽度の障害や家庭内に事情を抱えた子供の受入れは直営でなければ...と、確かにそのへんは頷けなくもないのだが、入園申込み結果によれば、やはり民営のほうが人気は高いのだそうで、その理由を探った。まずは預かり時間。民営は朝7時からに対して直営は7時半から、夜は20時迄の民営に対して直営は19時迄。たかだか1時間だが保護者にとっては大きい判断材料となる。尚且つ、一時保育のようなサービスも民営任せなのだから保護者はどちらを選ぶかは明白。

ただでさえ運営費が割高なのだから、それだけの保育需要に対して直営こそが率先して取り組む姿勢を示し、民業圧迫といわれる位の気概を見せて欲しいと思っていて...。雇用が保証された時にそれに甘んじることなく一生懸命やる方もいるのだが、中にはやっぱり怠惰な方も居て。今の時代に何故「民営化」が求められるようになったのか、その背景というものに気づいて欲しいと願っている。

公務員の世界は独特の世界。難関をくぐり抜けて来た精鋭であることは認めるが、そりゃあくまでも採用試験の時点での話。年功序列と終身雇用は功罪相半ばであって、世間の常識とはかけ離れていることは少なくない。そんなことから中途採用には期待しているのだが、とにかく余計なことはしないという文化が根付いていて、出来ない理由を探す役人の相手はこちらも無駄な体力を消耗させられる。

それだけに「ここが課題で、こうすれば出来るのですが...」と出来る理由を探してくれる職員は庁内でもキラリと光る。

(平成25年8月31日/1496回)

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2013年8月30日 (金)

昔の好(よしみ)

73年生まれの私にとっては親の庇護の下だったのだが、置いておけばモノが売れた時代があるのだそうで。その後、製造業が労務単価の安い東南アジアに拠点をシフトしたことで産業の空洞化が進み、国内では頭脳集積型の知的生産拠点を目指そうとしたものの...モノづくり大国ニッポンの復活はいかに。

そんな日本の製造業を支えるA社とB社。事業再編によりB社の一部門がA社に吸収合併されたらしいのだが、移籍した人物に言わせると企業風土がまるで違うのだという。いづれも日本を代表する名門企業であって、社内の仕事内容はそれほど遜色の無い両社だが、社外のレクリエーションとなると話は別。無礼講の古巣B社に対し、移籍先のA社では社外活動にも「役職」がついて回るのだそうで...。

話題のビジネス書-「これからの世界」で働く君たちへ-の著者、伝説の元アップル・ジャパン社長である山元賢治氏を久々に訪ねた。私もテンションの高さ「だけ」は負けないはずなのだが、この人のパワーにはいつも圧倒させられる。近況を伺えば出版と講演依頼が殺到し、机上にはある出版社の担当者が原稿用紙数枚にびっしりとしたためた自筆の依頼文が置かれていて、字こそ上手くないものの、本人の熱心さだけは十分に伝わってくる。つい学生時代の就職活動を思い出してしまった。

講演は何度か聴かせていただいたことがあるのだが、本や口コミの影響か引っ張りだこだそうで、料金も決して安くはないから講演先は限られる。大企業の内定式や新人研修、そして、幹部研修に招かれるとその聴講生に企業の将来性が見えるのだという。「あそこでも講演したのだが...」とこぼした先はA社であって、冒頭の話と重なった。

国の復活は人材の活用、誰しもが持っているその魅力をいかに出すか、そして、仕事でも遊びでもいかにして高いモチベーションを保つかがカギを握ると信じて疑わないのだが、講演はその一助となること間違い無し。興味を惹かれたのはある県の公立高校の教師たちが自らのカンパで講演料を捻出したというもの。何とも頼もしいではないか。

さて、私が取材協力を手がける雑誌「Vasco da Gama」には自薦他薦のライターに執筆をいただいているのだが、それぞれに魅力的な方ばかりであって、共通項はやる気があること。どうすれば読者の方に興味を持ってもらえるか、その面白さを伝えることが出来るのか、工夫改善されている様子にこちらも気づかされることも少なくない。

そう、訪れた理由はその雑誌への出演依頼。「昔の好で何とか...」と懇願した結果、快諾をいただいたのだが、さて、気になる出演料、それも「昔の好で...」となればいいのだが...。現在は社会人向けのビジネススキルと語学力を磨く為の「山元塾」を主宰する同氏相手のテーマに悩んでいて...「ニッポンの教育には何が不足しているのか」なんてのはどうだろうか。

聞いてみたいこと募集中。

(平成25年8月30日/1495回)

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2013年8月29日 (木)

日本橋

暑さも和らぐ爽やかな朝。秋近しか。

久々の区民会議にて委員各位の闊達な議論を拝聴した。現在の座長は市議会OBの菅原敬子先生。論客相手に物怖じせずに手際よくまとめていく技量はさすが。現役の市議会議員は「参与」というオブザーバーとしての出席なのだが、会議終了の間際に駆け込んだ議員の意図を見透かしたように「会議が終わってきた先生、挨拶をどうぞ」とピシャリ。老いて益々盛んとはこのことかも(笑)。

さて、月一回の爽風先生の俳句教室から赤ペン結果が戻ってきた。今月は「葉の雫薄れる残暑通ひ道」、「復興の思ひ背負ひて甲子園」他3句を投句したのだが、いづれも芳しくなかった(泣)。現在、幾つかのメルマガを購読しているのだが、その中に俳人の黛まどかさんのメルマガ「愛の歳時記」がある。

五・七・五の十七文字に自然を詠み、尚且つ、婉曲的に自らの心情を句に込めて、相手はその情を察するなんてのはなかなか粋な文化ではないかと思っていて...。が、一向に上達しない俳句だが、そのコツの一つは物の観察眼だそうで。ついこないだの回も真夏の公園の蛇口が上向きになっていることを上手く詠んだ句があって、なるほどと気付かされた。

その俳句、私が在席する団体の創始者はおらがセンセイの父君の「湖舟」先生。地元の御大尽の家だから先生の先代までは代々同じ名を名乗る世襲名だったと聞いた。世襲名といえば古くから伝統を継承する能や狂言、歌舞伎に大相撲の行司「木村庄之助」が有名だが、今もその伝統を残すのが御江戸の中心、日本橋。

つい最近も河岸のアニキから東京湾埋め立ての歴史を教わったのだが、月島、勝どきなどは同じ中央区といえども明治以降の埋め立て地。やっぱり江戸時代に歌川広重の浮世絵に描かれる東京は「日本橋」なのである。そんな日本橋において、榮太樓や山本山、国分等々の老舗には世襲名の伝統が受け継がれていることも多いらしく、その御歴々の一人である明治屋創業家の元社長はおらがセンセイのゴルフ仲間。

知り合った詳しい経緯は知らないのだが、センセイの叙勲祝賀会には遠路駆けつけていただき、祝辞ではゴルフはこの御仁に教わったんだと平然と述べられたことが印象に残っている。会社の規模や格式は関係ない。相手にそう言わしめる人柄こそ最高の魅力ではないか。芸は身を助く、そして、付き合いは大事にしたいもの。

そうそう、俳句教室の次回の兼題は「渡り鳥」と「新米」。たまには自然を愛でる心の余裕を持ちたいと思っていて...川崎市議会第3回定例会もまもなく開幕となる。

(平成25年8月29日/1494回)

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2013年8月28日 (水)

休眠口座

妻によれば最近食べたトマトの中で一番おいしかったのは福島県産のものだったという。

今年で2回目となる東日本大震災の復興支援親善サッカー大会には福島県から総勢40名を超えるサッカー愛好者の方々が本市を訪れ、等々力陸上競技場でのサッカーを愉しんでいただいた。バスの日帰りツアーにて1日に4~5試合をこなす過酷日程にvs川崎市議会議員チームも折り込んでいただいた。スコアこそ1対1の引き分けだが、試合時間や助っ人がいたなんてことは言わないほうが良さそうだ(笑)。

当日の段取りをいただいたのは民主党の雨笠裕治先生(「センセイ」じゃない)。既にベテランの域だが、当時は本市の最年少記録を有するとともに田中和徳センセイが有する最高得票数を塗り替えた過去を持つ。過去に何度か市長候補に名前が挙がる有力な一人であって、今回の市長選への参戦は...ダークホースである。

随分と話がそれた。さて、話題のドラマ「半沢直樹」は壇蜜不在にも関わらず依然として高視聴率を記録しているという。スリリングな展開もさることながら、舞台俳優をそろえただけあって出演者の迫真の演技は見応え十分。乱脈融資の一方で額に汗して働く町工場のオヤジさんが冷たくあしらわれるシーンもあったりして、「銀行」の本性とその巨悪に挑む半沢直樹の対決が面白い。来週も期待できそうだ。

モノがないからあまり縁がない銀行だが、最近、ある場所で銀行の「休眠口座」の話を伺った。10年以上お金の出し入れがない「休眠口座」を東日本大震災の復興支援に活用できないかと活動を続けるNPO代表の駒崎弘樹氏の話。

現行であれば銀行の利益へと回されてきた「休眠」分を活用するものであって、勿論、預金の払い戻し請求にはいつでも応じたうえで、残ったお金を社会に還元しようというアイデアなのだが、「もともとは顧客のお金。国が使うのはおかしい」と銀行業界の反発を招いていたという。

が、わが党の公約にも「休眠預金の活用」として「預金者等の権利の保護や払い戻し手続きにおける利便性等に十分に配慮しながら、長期間にわたり入出金等がない、いわゆる『休眠預金』を、金融機関から適切な機関に移管し、有効に活用することを検討します。(原文ママ)」と盛り込まれたことで現実味を帯びつつある。

手数料と金利で十分儲かっているんだからその位は懐に入れずに被災地の為に使ってくれてもいいんじゃないかと思うのだが...ちなみに、未だ福島県では15万人もの方が避難所での生活を余儀なくされているという。

(平成25年8月28日/1493回)

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2013年8月27日 (火)

年齢

巷で見かける各団体の会長または理事長には政治家センセイが就任されていることが少なくない。団体としても箔が付くし、何かと便利な存在だから重宝されたりもする。方やセンセイにとっては組織票が期待できるとあって双方の思惑が一致した結果である。私とて例外ではなく役職を待ちわびていて...(笑)。

そんな私にもどうぞと声をかけていただいたのが、区の少年野球連盟であって、大会の開会式やスポーツイベントに声をかけていただくのだが、子供たちやその健全育成を担う監督やコーチのみなさんと交流が図れる貴重な機会になっている。

さて、その問いに対する答えは有権者のみなさんにとって一つの判断材料になるらしく、「何で議員になったの?」と聞かれることが少なくない。近年は芸能人やフリーターの就職活動と揶揄される政治家業だが、本人の動機こそ大事。私のケースでいえばやはり実際にフィールドに立ちたかったというのが偽らざるところであって、そりゃ政治に対して誰が何を言おうと勝手だが、少なくとも自分の中でそれは卑怯ではないかと。

で、妻に内緒で会社を辞めちゃった。辞めたはいいけれど新世界だけに行くアテもなく、ツテもなく...路頭に迷っているところに手を差し伸べてくれたのがこの政党であって、おらがセンセイとその地元のみなさんである。そんなこともあって、晴れてマウンドに立つことが出来た。えっベンチじゃないかって?

そう、野球といえばヤンキースのイチロー選手の日米4千本安打。今年で40歳を迎えるイチローは同い年。その活躍に負けてはいられないと一人意気込んでいるのだが、彼のインタビューに「ある年齢になるとこうなっているだろう、なっていて欲しいという思い込みは残念だ」というコメントがあるのだが、いかにも同氏らしいではないか。

そして、時同じくして、友人の指揮者、平井秀明さんがウィーン国立歌劇場公演を終えられたそうで、演奏後にその感動と今回の公演にかける本人の思い入れが綴られた文章を拝見した。昨年はドヴォルザークの「新世界交響曲」だが、今年は天才シューベルトの「未完成交響曲」。エネルギッシュな大作に比べ、「未完成交響曲」は大変緻密なアンサンブルや表現が難解な、より玄人向けの名曲、尚且つ、「お国物」となるだけに大いに悩んだという。

また二度とないこの瞬間を脳裏に刻む為に綴ったというその文章には演奏を前にシューベルトの墓前で手を合わせるシーンが登場するのだが、偉大な芸術家たちの墓前に立つと、自身の未熟さを思い知らされるという。が、その一方で、シューベルト31歳、モーツァルト35歳、と若年でこの世を去った天才たちに対して、ぼんやりと日々過してはいけないのだ、ということに気づかされたとあった。そんな前向きな人生でありたいものである。

(平成25年8月27日/1492回)

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2013年8月26日 (月)

36万人

市長候補選考。候補の一人の言葉を借りれば、「情報が錯綜し思惑が交錯する。何がなんだか...」ということなのだが、波乱含みの選考もいよいよ大詰め。

話題をひっぱるというのが広報戦術の一つであって、過熱気味の報道も広く浸透しているらしく、普段は大人しい方からも今回ばかりは「市長選も大変そうですね」と気にかけていただいた。「蚊帳の外なもんですから...」と言えずに「お気遣いありがとうございます」と御返事を申し上げた。

そんなことからピリピリムードの第二庁舎7階。中に居ては息も詰まれば、鬱憤も募るだけに火の粉が飛んでこないとも限らない。と、抜け出したはいいけれど...。

美術館でもいいけれどどうもそんな気分でもない。久々にソーシャルメディアアドバイザーを訪ねた。訪ねたといっても相手は会社社長であって、こちらが図々しく押しかけて行ったに過ぎないのだが、親切に迎えていただいた。そういう人物が周囲に居てくれることをありがたく思っている。

それにしてもコンサルというのは御布施のようなもので値段があって無いようなもの。阿吽の呼吸で合えばいいけれども腹の探りあいにもなりかねず。ぼったくりとの恨み節も聞こえてきそうだが、方や「タダ働き」で徒労に終わったとの声もあったりして...長続きさせる為には内容以上に金額と相手の満足度が大事か。それでも折り合いがつかなければ断れるのがビジネスの世界だが、断れないのが「御布施」。「気持ちで結構」というのは(私のような)善人にとってはかくも不親切な気遣い也。

閑話休題。日進月歩の今日では情報が明暗を左右しかねない。それはIT分野でも同じ。最近の業界動向を伺うとともに今後の戦略について知恵を拝借することになった。そうそう、今回の参院選の立候補者にツイッターのフォロワー数が36万人という人物が居たらしく、見れば私も贔屓のムネオ先生の政党。

政治家のツイッターのフォロワー数では維新の橋下徹氏が108万人、東国原英夫氏が56万人であって、あの東京都知事の猪瀬直樹氏でさえも33万人というからスゴい。尚且つ、それだけの大物になれば知名度を生かしてフォロワーは向こうからやってくるが、無名に近い人物が36万人ものフォロワーを集めたのだからタダ者ではない。

落選してしまったのだが、それだけのフォロワー数を獲得した根性は大したものであって、振り向ける方向によっては... 一芸に秀でた人物というのは貴重である。略歴によれば製鉄会社の中興の祖と呼ばれる人物のひ孫ということがウリのようで...。

(平成25年8月26日/1491回)

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2013年8月25日 (日)

性悪説

フェイスブックに「自慢げな」ワインボトルの投稿をすれば、このブログ以上に「いいね!」の数が多く、自らのふがいなさを反省している。夜な夜な飲み歩いているように見られがちだが、こう見えて夜も仕事に精を出していることも少なくない。

さて、その会合は金曜日の夜7時からの開催にも関わらず、多くの保護者の方が出席をされていた。川崎市保育園保護者会連絡会が主催する対市懇談会。対市懇談会とあって、当日は市の職員と保護者が向き合うレイアウトになるのだが、主催者の配慮から前にどうぞと案内された。が、こちらは保護者の声と役所の言い分を聞く為に出席をしているのであって、自分の宣伝に来ている訳ではない。やんわりと断った。単につるし上げられるのが嫌なだけだったりして...(笑)。

当日は保護者側が事前に用意した5項目の質問に市が回答し、その後は自由討議となる。中には歯切れの悪い回答もあるが、丁寧な受け答えは好印象。最初の質問は保育料の値上げ分の使途について。現在、保育料の保護者負担を66.4%から75%まで段階的に引き上げているのだが、その値上げ分を保育関連の使途に充てて欲しいという至極当然の内容。

が、過去に「一般財源にされるから使途は未定」との回答がされたことがあるらしく不信感が募る格好となった。値上げ分は間違いなく保育料に充当されるが、保護者負担の軽減の為に市が充当してきた分が浮くから厳密に言えばその部分は一般財源の余裕分となり、杓子定規にいえば言い分通り。さりとて、こんなご時世だけに保育関連の事業費は年々増額を図っているのだからそのことを説明すれば良かったのではないかと。

そして、当日に実感したことなのだが、市はこれまで直営で運営してきた公立保育園の民営化を進めてきたが、そのメリットが上手く伝わっていない。そりゃ直営であれば保育士も公務員としての身分が保証されるし、直営である以上、経営面では安定した運営が期待できる。が、運営の為にかかるコストは民間の比ではない。

この手の話は詰まるところ「競争」の有無、アダム・スミスとマルクスの経済論争になってしまうのだが、更に深く掘り下げれば性善説か性悪説かのイデオロギーの対立に収斂する。性善説の信奉者は「人は本来怠けないもの」との立場に立つから競争不要論者になりやすい。一方の性悪説に立つ人によれば人はそもそも怠惰なものであって...と、言うまでもなく私自身も含めて後者である。だいたい自分自身で善人だ利口だなんてぇヤツは...これ以上は言わぬ。向こうには向こうの言い分があってあくまでも思想的なものだからあとの審判は読者の皆様次第。

さて、紙面が少なくなってしまったが、庁舎に閉じこもりがちな職員にとっては外の風を感じるいい機会となったのではないか。保護者の不安はどこにあるのか、その事業をどう思っているのか、改めて見つめ直すことこそが成長の原動力となる。

(平成25年8月25日/1490回)

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2013年8月24日 (土)

競輪

役所のどこを押せばどう動くということを掌握しているのが強み。通常ルートであれば絶対にありえないことなのだが電話一本で庁舎前に黒塗りが待っている。後日に理由を聞けば「議長経験者だったので...」との答えが返ってきたが、どこにもそんなルールはない。あくまでも昔の話である。

「仕事を教えてやる」と同乗した車の行先は競輪場。到着すれば現地には事業部長以下がお出迎えで並んでいる。「そこで待ってろ」と。向こうのほうで何やら話をしていたのだが、5分位で戻ってきた。「帰るぞ」。その時に新人を連れ歩くのが自らの力の誇示につながるのだと知った(笑)。

昭和24年開設の川崎競輪場。昭和47~60年度は全国第一位の売上を誇り、平成3年度にはこれまでの最高額となる540億円の売上実績を上げた。そんな一世を風靡した競輪場も客数は伸び悩む。果たして打開策はあるのか、昨日の常任委員会は競輪場の視察が盛り込まれた。

平成20年度には190億円と全盛期の半分以下まで落ち込んだ。年間の開催経費はおよそ50億円。それはほぼ経常的な経費だけにあとは車券がどれだけ売れるかが経営を大きく左右する。払戻金は車券売上の75%だから胴元としてのテラ銭は残りの25%で約50億円。本来では収支トントンなのだが、その他の収入があって、かろうじて数億円の黒字決算という状況。

かつては500億円以上の売上だからテラ銭だけでも100億円以上であって、経常経費の50億円を差し引いたとしても十分余ることになり、競輪事業特別会計から一般会計のこれまでの繰入総額は1千億円を超えるという。が、近年は客数の減少に加えて、ファン層の高齢化が目立ち、経費削減に努めるものの施設の老朽化が追い討ちをかけるだけに危険水域の状態で活路を見出せるか、競輪場も正念場を迎えている。

さて、そんな昔話といえば、かつて、市役所の近くに秘密の花園ならぬ隠れ家があって、その先輩に連れて行ってもらったことがあった。駅前の古びたビルの上階にその隠れ家はあって表向き雀荘ということらしいのだが、ビルの表に店の看板はない。以前は市の幹部も御用達という秘密の休憩部屋。雀卓が置かれていてもちろん徹夜の対応も可能。

周辺開発に伴い、ビルは数年前に取り壊されたのだが、最近、ふとしたところで隠れ家の店主と再会した。私が伺ったのは1年生の時だからかれこれ10年の歳月。昭和6生まれというオヤジさんはこちらのことを覚えて下さっていて「先生のご活躍は拝見していますよ」と。

秘密部屋ではどんな話がされていたのか、こんどじっくり聞きに行こうかと。

(平成25年8月24日/1489回)

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2013年8月23日 (金)

採決

秋のフルマラソンに向けて調整をしなければならないのだが、甘い誘惑に負けて...いつものワイン会に顔を出した。

当日は出来の良い年だけに造られる希少なシャンパンやオーストリアの特級畑で収穫された白ワイン、サントリー「登美の丘ワイナリー」で造られた国産ワインにパレスチナの赤ワインと変わり種も並び、意志が弱いもんだからついつい飲みすぎて...せっかくの調整も一からやり直しとなりそうだ(泣)。

さて、休養明け?久々の委員会。内容は所管事務の報告と請願の審査。市議会宛に提出された陳情・請願は議会運営委員会の了承を以て各常任委員会に付託される。ちなみに陳情と請願の違いは紹介議員の有無。紹介議員が必要となる請願は本会議においてその審査経緯が報告されるから会議録に残る。陳情は常任委員会の会議録のみ。

さて、その審査。各委員による審議を経て、結論は手挙げによる採決。「賛成」か「反対」か、専門用語よろしく「採択」か「不採択」かとなるのだが、「趣旨採択」なんてのもあって、それは「概ね採択」だが全面的に採択という訳ではないという含みを持つ。そして、何といっても重宝されるのは「継続」の結論。

マンション建設や開発絡みの案件などは近隣住民と業者の利害が真っ向から対立することも少なくない。市は許認可権という伝家の宝刀を有するが故に圧力となるのだが、法律の枠内でやっているものに対して許可を下すな、なんて請願もあったりして、一歩間違えば裁判沙汰。遅延により不利益を被ったと賠償責任を問われかねない。

ということで、「かくかくしかじかだと思うのだが、そのことを踏まえて、今後の推移を見守るべく継続としたい」なんて言っておけば、そりゃもう立派なセンセイに見えてしまうのだが、なんてことはない、玉虫色の結論と言われればそれまでである。

委員会においても「採択」「不採択」ではなくて、まずは「継続」を諮るという部分が運営のミソであって、「継続」が過半数に満たない場合のみ「採択」か「不採択」の判断を迫られる。だから最終的な情勢が不利であったり、(住民意向に反するなど)白黒をはっきりさせたくない場合は「継続」となりやすく、そのへんに駆け引きというか、セコさが現れたりもする。

若しくは議員定数の削減や報酬の引き下げなんかと同じで、多数決を取ればどうせ「現状維持」もしくは「最大公約数」になるのだから都合のいい訴えをしておいたほうが「票になる」だろうという打算が働いたりもする。

「各会派の意見が出揃いましたが、採決を取る前にいま一度御意見があれば...」と。それは委員長の気遣いか。結論の変更を促すシグナルか。当日は「採択のままで結構です」というのがわが会派の結論であった。それは妥協を許さずに会派としての言い分を貫いたということなのだが、そういう時だけブログで宣伝するのがセコい議員の証拠かもしれぬ(笑)。

(平成25年8月23日/1488回)

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2013年8月22日 (木)

投資

本の見出しは売り上げに直結する。「金持ち投資」とのタイトルが目立ち、顔に似合わず経済誌を購入してしまった。

「投資」には全く興味は無いのだが、その題字の下に「貧乏投資」とあって、「金持ち」と「貧乏人」の投資の差はどこにあるのか、ただその一点に惹かれてしまった。が、その投資動向を分析するものではなく、たとえ貧乏であろうとも賢く投資をする方法らしきものが紹介されているに過ぎなかった。残念。

さて、来るべき定例会に向けての勉強会。講師は現在も後輩のよき?相談役として活躍をされているOBのSさん。

今回のテーマは組織。ここ何年かでは幼稚園の文科省、保育園の厚労省の縦割りよろしく教育委員会と健康福祉局に含まれていた所管課を「こども本部」として独立再編させたことが注目を浴びたが、その「こども本部」の中には、「こども企画課」「子育て支援課」「こども福祉課」「こども家庭課」等々があって「保育課」は別。

「この案件はどこに電話すればいいんだろう?」と私が思うのだから市民の皆様は余計に混乱するはず。一緒にすればいいというものではない。区役所には「こども支援室」以外に児童家庭課があって、「家庭相談はこちらへ」となっている。それぞれに課長が居て、以下、職員が並んでいるのである。それでいて、縦割りにならないように各課の連携を...となるのだから小田原評定も無理はない。「こども本部」以外にも...更なるスリム化が図れるはず。

そして、区役所と本庁の風通し、意思疎通について。条例の制定に伴い、児童虐待防止の下地は整ったけど、虐待は児童だけではない。高齢者や障害者への虐待も深刻。窓口こそあるもののノウハウが不足しており、たらい回しになっているのが実態。

以前は現場が本庁を突き動かすほどの意欲があったらしいのだが、こと最近は本庁に聞く耳がないのか、区役所の管理職が重い腰を上げないのか、そんな風潮に現場の一兵卒も「言っても無駄だし、上申しても徒労に終わる」とモチベーションも低下気味。諦めムードになりつつあるという。

そして、われらが議会局。行政を監督するのが議会の責務。それだけに市長部局に対して目を光らさねばならないのだが、これがどうも腰が引けていると。議員が言えばすんなりいくものが、当局が打診すれば向こうの態度も違っていて...。そんなことから「余計なことは議題に上げないようにしよう。後で(市長部局に)恨まれても困るし...」とその役人根性が議員の堕落を招く。

議員の顔色を窺いつつ、市長部局の顔色を窺う。そんなことで、税金を納めていただく市民の皆様に顔向けできるのかと手厳しい。以上は「退職後」に益々元気なSさんの言い分也。

(平成25年8月22日/1487回)

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2013年8月21日 (水)

ファミレス

所詮は政治家の言葉にて前言との整合性は保証しないが、夜な夜な飲みニケーションを日課にしている議員がいるそうだが、それは単なる選挙目当ての売名行為に過ぎぬ。

酒が入れば饒舌になり、いろんな話を聞けることが出来るというのは都合のいい口実であって、それが仕事というのであればその支出は政務調査費で認められて然るべきではないか。たとえそれがどんなに権威ある団体の主催する会合であろうともその団体が発行する領収書であろうとも認められていない。それが良識というものだが、国会、県会での扱いは知らぬ。

さて、昨日の続き。報道番組でも取り上げられ、何かと言動が目立つ市長だが、その武雄市長選挙の投票率は79.20%。本市(前回は36.09%)とは雲泥の差だが、市長の経歴を見れば東大卒のキャリア官僚であって、しかも出身母体も同じ総務省(=旧自治省)。が、キャラは正反対。

武雄市の投票率の高さは市政が「面白い」からだというが、その言葉に違和感があった。市立病院の民間移譲で医師会と対立してみたり、図書館の運営を民間に任せてみたりと話題には事欠かない。が、全員が「面白い」から投票に行く訳ではなく、地味ながらもコツコツと実績を重ねる首長に期待を寄せる人も少なくない。結果としての「面白さ」はあるかもしれないが、それは首長が触れるべき価値観ではない。

が、そんな市長の言い分も一を以て十が否定されるものではなく、むしろ、考えさせられる内容のものも少なくなかった。一つは人事について。年齢が進めば退職後の天下りのことを考えるから若い職員を活用すべきとはまさにその通り。上にゴマをすりつつ、出世街道を歩む公務員は見ていて情けないし、一方で、波風立てぬよう最終章を...という怠慢は許されるものではない。これからの時代には人材登用の妙が求められる。

そして、もう一つは会議の多さ。本当に役所ほど会議の多いところは無い。小田原評定とはよく言ったもので、それで結論が出ればいいのだが、一向に前に進まないことも...。当日のプレゼン資料に「100の議論より1つの実行」とあった。議会答弁でも「検討をする」とは逃げ口実だが、何を検討するのかと詰め寄れば、本当にたわいもないことであって、それに1年を要するのかと更にツッコミたくもなる。

そうそう、最近、久々にあるファミレスを利用したのだが、そのメニューから味、そして、その接客サービスまで前回とまるで違っていた。たかがファミレスとバカにすることなかれ。それが経営努力というもの。「競争がない」役所にはまだまだ足りない面が多い。

(平成25年8月21日/1486回)

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2013年8月20日 (火)

野田岩

食には目がない。が、本にも目がない。本は知識の宝庫、様々な人生の指針ともいうべき様々な教訓を与えてくれる貴重な機会となるだけに年間を通じて結構な冊数の本を読むことになる。雑誌から小説、エッセイと勿論、仕事関連も含まれるが、その出費はほぼ全て政務調査費...ならぬ自腹である。あたりまえか(笑)。

暇があれば本屋を物色する性癖の持ち主なのだが、それにしてもビジネスの啓発本、ハウツー本がズラリと並ぶ。「時給8百円から年収1億円を稼ぐ」なんてタイトルまであって、営業妨害なんて言われかねないからこれ以上の論評はしないが、どの程度の売上げ冊数があるのかは気になるところ。さしづめ、本を出しているというだけで「見かけ上の箔」が付くし、巷で優越感に浸ることが出来る。そりゃ私だけか(笑)。

都内某所に「いちおくえん」という店があるらしく、そこの串焼きがたいそう美味いのだそうで。昔の仲間が「こんど行こうぜ」と誘ってくれた。補足になるが、それはさすがに下品というもの、店の漢字は「壱億円」ではない(笑)。

そうそう、かねてより、老舗「野田岩」さんのうなぎを食べてみたいと思っていたのだが、たまたま、本屋の棚にその店主、金本兼次郎さんの著書「生涯うなぎ職人」を見つけた。食と本に目がないから「食の本」であれば尚更のこと、つい衝動的に買ってしまった。1億円稼ぐ本よりもそういう親父さんの人生談が詰まった本が好きである。老舗うなぎ屋の親父さんの本なんて「いいね!」ではないか。

今年も恒例の合宿が迫ってきた。行先は名古屋・大阪方面。うなぎは庶民のご馳走。毎年、浜名湖周辺のうなぎ屋を物色するのだが、やはり御江戸のほうが旨い(と思ってしまう)。本市にも「まるだい」に「大沼」と名店があるのだが、それに負けず劣らず私は地元百合ヶ丘のうなぎ「山崎」が贔屓で、ここのうなぎは最高である。

さて、その五代目「野田岩」の店主は現在83歳。頑固職人ながらも多趣味で中でもワイン好きなのだという。ワインに魅せられて本場フランスのシャトー巡りに出かけるという。ワインは食とのマリアージュ(=組み合わせ)を愉しむもの。本には店の名物「志ら焼のキャビア添え」と白ワインが紹介されていてこちらの食欲がそそられる。

老舗を守る苦労話はどこへやら。善は急げと早速に老舗ののれんをくぐった。それにしても家族がいたら出費がたまらん。こういう時は一人に限る(笑)。

(平成25年8月20日/1485回)

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2013年8月19日 (月)

元気祭り

世界陸上の男子マラソン。35km過ぎに脅威の粘りを見せて先頭集団に追いついた中本健太郎選手の5位入賞は大健闘。それにしてもあのスピードはスゴい。42kmを2時間10分とすれば100mを18秒ってことでしょ。

さて、そんな日本の復活なるかアベノミクス。「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を呼び込む成長戦略」の3本の矢。実は個人的には緊急経済対策と名のついた財政出動には懐疑的であって、ケインズ先生が言うようにやればGDPを押し上げる効果があるのは分かるのだがその財源が将来へのツケ回しで賄われるとなるとそりゃちょっと違うんじゃないかとも思ってみたりもする。

本当に必要な被災地の復興などは分からなくもないが、田舎の高速道路となるとさすがに...心ある国会議員の活躍に期待を寄せている。ちなみにいつも一家言を有する悪友の社長に言わせると規制緩和以外は政府が余計な関与をしないのが最善だと。

そんな政治をよそ目に日本に元気を取り戻せとばかりにアカデミーヒルズが主催した「日本元気祭り!」に顔を出した。主にビジネス界を中心に活躍する豪華キャストが並ぶ60分のトークセッションが4本で5千円の会費は魅力的。

途中、みんなの党の参議院議員、藤巻幸大氏が登壇。あれだけキャラが強ければ批判的な声もありそうだが、とりわけ雇用が保証された大手企業のサラリーマンは25日の給料日を待っているだけではダメであって、今は昔と違って(挑戦を)やらないことのリスクのほうが大きい時代との発言には同感。何も官僚叩きだけが仕事ではない。そりゃ後ろ向きの仕事ってもんで、もっといろんな方の才能を発揮させたり、コラボすることで新たな分野を切り拓く余地は十分にある。

さて、それがその後の活動にどれだけ役に立っているかは不明だが、全国の自治体の中でもダントツの視察実績を誇るのが「TSUTAYA」で有名なCCCが運営する公立図書館。また、最近は多額の累積赤字を抱える市民病院の再建の為に民間移譲を決めたことで全国的な注目を浴びた佐賀県武雄市。私は訪れたことは無いのだが、向こうの市長がわざわざ講演に来てくれるというのだから視察に要する政務調査費も浮くし、またとない機会となりそうだ。

そんな武雄市長の樋渡啓祐氏の講演も含まれる。その話は初めて聞いたのだが、あの位まで出る杭になれればしめたもの。テンション高く、ユーモアを交えた話は好感度抜群。内容は追々紹介していこうかと...。

(平成25年8月19日/1484回)

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2013年8月18日 (日)

勉強会

どうしてこういう話題だけはスラスラとペンが進むのだろうか。ということで今日「も」その話題。

記者からも「選考はどうなっているんですか?」と詰め寄られて...私が督促されるようなものではないのだが、向こうのほうがはるかに詳しく、こちらが情報を教えてもらうことになった(泣)。現職の市議以外の2名の情報を知りたいらしく、とっておきのルートを利用して情報を探るのだが、ベールに包まれていて、選考委員でさえも知らぬという。どこが「とっておき」なのだろう。

そんな折、名の知れた候補者の一人、吉沢章子氏から勉強会のお誘いをいただいた。勉強会などといえば世間的に自らの派閥結成を目的にした「囲い込み」と揶揄されることもあるが、寂しがりやな性格なもんだから万事に声をかけていただくことをうれしく思っていて、それが政策立案の為などと言われれば、たとえ役不足とは承知しつつも議員冥利に尽きるというもの。いみじくも現職の市長がコメントしたように選挙においては政策こそ大事。

さて、気になる今後の展開だが、これが競馬の3連単並みに難しい。市長選なだけに現職の市議が1人であれば当人が断然有利なのだが、2人となるとどうか。小学生の算数テストが如く客観的に点数が付けられるものではない。部屋を代表する政策通の2人なだけに甲乙つけがたく...。第三者のほうが波風は立ちにくい、いや、亀裂が生じにくいなんてこともあったりして。

であれば、いっそ党本部の総裁選が如く党員投票でもどうか。世間の耳目を集めるし、それが密室ではなく、党員資格を有するものの投票で決ったとなれば理由も立ちそうだ。

久々にリチャード・ブランソン氏の著書を読んでいて、最前線で働く社員と会社の上層部の認識のギャップの話が登場する。密室のメンバーはベテランに限られる。そして、こと選挙に関してはベテランの判断が最善とは限らないことが往々にしてある。投票は有権者の判断。であれば、より有権者に近い党員資格を有する方の予備選はいい判断材料になりそうだが...。もう遅いって?う~ん。

いづれにせよ執行部は難しい判断を迫られることになりそうだ。

そうそう、勉強会に出席したはいいけれど単なる人数合わせでは情けない。夏休みの宿題並みに机に向かっているのだが、たまたまあった「サマーレビュー課題一覧表」なるものに目を通している。庁内では来年度の予算編成に向けてサマーレビューを終えたらしい。予算編成は市長の特権だが、承認権を有する議員側にも関与させろと攻防が続いていて、今回の冊子はそんな行政側の気遣いか。

それにしても選考は大詰め。今日も壁に耳を立てている(笑)。

(平成25年8月18日/1483回)

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2013年8月17日 (土)

野菜価格

盆明けの天気予報が気になるところだが、この夏における大自然の猛威はスゴかった(というか今も...)。

国内最高の41度を記録した四万十市は4日連続の40度以上。四万十川も水位が低下してアユの漁獲高が大幅に落ちそうだという。かと思えば、秋田・岩手両県の集中豪雨では地元農家が甚大な被害を受けたと聞いた。工場で徹底した品質管理の下、つくられる家電製品とは違い、大自然相手の農家には天候リスクが付きまとう。

首都圏は幸いにしてゲリラ豪雨程度で済んでいるものの、今年は桜の開花から梅雨明けまで万事早めの傾向にあって、遅ればせながら今年は梅がバカなりだったと聞いた。秋には多摩川なし等の果物をはじめ野菜の出荷が控えているだけに地元農家の悩みは尽きない。

家の食材購入が私の日課の一つになっていて、買い物自体は慣れたものなのだが、今年は全般的に野菜が高い。とりわけ近年は健康食材として人気のトマトなどは小ぶりながらも結構な値段になっている。トマトといえば地元のHさんのトマトが世辞抜きに最高に旨く、以前、御自宅で出荷準備をされていた際に土産にいただいたのだが、採れたてとはいえどもあれ以上のものは食べたことが無い。

最近は品種改良も進んでいるからそれが品種によるものなのか、造り手によるものなのか、どうしたらそのトマトを入手することが出来るのか気になっていたのだが、聞けば地元の直売所では売っていない希少品だそうで、それでも欲しければ「都内の千疋屋かな...」ということらしい。

私自身も根は百姓のはずなのだが、鍬をどこかに置き忘れて来てしまったものだからそちらの分野には疎く、地元農家の支援者から教わることが多い。それまでは露地物に勝るもの無しと信じていたのだが、Hさんのトマトは温室物。トマトは水が少ないほうが甘くなるだけに水と気温の調節が出来る温室トマトは抜群に旨いという。

確かに日々の買い物リストの中に「温室みかん」が含まれていることがあるのだが、近所のスーパーではこれが季節を問わずに並んでいて値段は高めながらもいつ食べても甘くておいしい。

地方農業はコメを筆頭に大規模少品種である一方で、都市農業は小規模ながらも多品種で消費地が近いことが特徴。だからその振興にあたっては同じ土俵で語れない事情があるものの、都市農家の創意工夫には驚かされる。

それにしてもHさんのトマトは幾らで売られているのだろうか(笑)。

(平成25年8月17日/1482回)

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2013年8月16日 (金)

新盆

盆のシーズン。それが新盆であれば特別な想いで迎えられることが少なくない。野暮な話で恐縮だが、新盆を迎える御宅を回る「新盆回り」というのが票に繋がると言われていて...。

生前に世話になったのだから仏前にて手を合わせる労は厭わないのだが、家族水入らずのところに客人が来たとばかりに気を遣わせても申し訳ないし、そこに故人を偲ぶという目的はあるにせよ、ズケズケと押しかけて行って迷惑にもなりかねない。家々によって事情は異なるだけに気が利き過ぎるというのも...そりゃ違うか(笑)。

さて、昨年の衆院選以降、党本部が発信する広告デザイン、カッコいい写真に明朝体の大きい字(「責任。」とか)と小さい字の複合図柄が気になっていて、どこかで見たような気がしていたのだが、「エヴァンゲリオン」のデザインに似ていませんか?と。デザインのヒントは至る所に隠れている。

そんな話題が聞けるのも自民党神奈川県連ネット選挙対策プロジェクトチーム(ネット選対PT)の会合ならでは。当日はインターン生も見学に来られていて、政策会議では隅っこの私も珍しく目立ってみたりして。議題は参院選の総括に今後の課題に対する協議等々。

ネット選挙解禁について新聞報道では「効果は限定的」とか「肩透かし」などの表現も見られるが、ネット普及は旧媒体にとっては脅威。商売敵となりうるだけに諸手を挙げて賞賛する訳にもいかぬとバイアスがかかっていたりして...。

アマゾン創業者による米有力紙の「ワシントンポスト紙」の買収は新たな時代の到来を告げるニュースだが、時代に適応できなければ淘汰は必死。そこで増えた票はほんの一握りに過ぎないかもしれないが、間違いなく新たな層の発掘に繋がっている訳であるし、あとの判断は有権者に委ねることになりそうだ。

その帰り道、局所的な豪雨から電車がストップ。「時間つぶしに...」と同僚のなじみの寿司屋に顔を出すことになった。以前もこのブログで紹介させていただいた関内の清川寿司は旨い寿司を食わせてくれるお薦めの店。久々ながらもこちらのことをしっかりと覚えている。

そして、当日に判明したのだが、どうやら私の昔の仲間がその店に出入りしていて私の話になったらしい。今は転職して勤務先は別会社だが、当時から店の常連だったらしく、現在のキープボトルには「58」本目の文字が。

この店にそんなに来れるとは相変わらず羽振りも良さそうぢゃないか。過去に人様に後ろ指を指されるような覚えは無いが、余計なことはしゃべってないよナとつい気になってしまう自分がいて...世間とはかくも狭いもの也。

(平成25年8月16日/1481回)

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2013年8月15日 (木)

終戦記念日

68回目の終戦記念日。わが国の礎となりし英霊に合掌。

(平成25年8月15日/1480回)

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2013年8月14日 (水)

Uセンセイ

どちらが先に...ということをことさら強調するつもりは無いのだが、最近、民主党のUセンセイからフェイスブック上の「友達」申請をいただいて、承認ボタンを押した。小心な性格なもんで他党に友人が少ないのだが、Uセンセイはそんな私でも懇意にしてくれる数少ないセンセイの一人であって、その当人のフェイスブックの投稿が必見。

既に議長も経験されたセンセイだが、このたび、還暦を迎えて家族が御祝いをしてくれたのだそうで、本人の表現をそのまま借りれば「ルイ,ビトンのネクタイとバアバリーの時計」をもらわれたという。年齢的なハンデもあるから致し方ないのだが、他人に委ねずに新しいものに挑戦しようとする姿勢が「いいね!」ではないか。

さて、今年も終戦記念日を前に靖国神社にて静かに手を合わせた。生涯の伴侶を戦争で失うことがどれほど辛いものかは知る由もないが、国を恨むことなく、むしろ、命を賭けて国を守るということ、今の世に生まれた幸せというものを祖母から聞かされた体験は何物にも代えがたい宝物になっている。

異論もあることは承知の上だが、時として後世の為に命を賭しても守り受け継がなければならないものがあると思っていて、少なくともそういう局面に遭遇する可能性は誰にでもある。

その人への追悼の意を込めて門田隆将著「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日」を読んでいたのだが、未曾有の国難にどう立ち向かうか、祖国を守る為に必死に戦う男たちの姿が戦時と重なった。

「全電源喪失」と「冷却不能」の危機的事態。それを招いたのは大丈夫だろうという人間の「慢心」であるとしながらも、格納容器の圧力上昇にバルブを開けて蒸気を逃がす「ベント」をやらねば大惨事に繋がりかねない。

が、バルブは放射能の脅威が待ち受ける原子炉建屋内であって、踏み入れたが最後、生きて帰れる保証はない。「若いヤツらは復興を担う責務があるから私が行こう」と志願する勇敢なベテランに、「いや、体力が必要ですから」と手を挙げる若い社員。はからずも現代の日本人も、かつての日本人と同様の使命感と責任感を持ち、命を賭けてでも、毅然と物事に対処していくことを教えられたとは著者の言葉。

そして、圧巻はベント作業員として死を覚悟した男が家族に残した今生の別れのひと言。

「会社に文句を言うんじゃないぞ」と。

まだまだ日本も捨てたものではないではないか。そんな中、明日は68回目の終戦記念日を迎える。

(平成25年8月14日/1479回)

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2013年8月13日 (火)

ギャラ

そう、つい最近の話、早起きして目的地に向かう途中にコンビニに立ち寄ったのだが、妙齢の女性が早朝から配送業務をされていて随分と疲れ気味の様子。何やら事情がありそうだが、ふと考えさせられる光景であった。

さて、充て職の一つである麻生区民生委員推薦区会に出席をさせていただいた。この12月に一斉改選を迎える民生委員児童委員の欠員が深刻。他の区の欠員は一桁台なのに対し、わが麻生区は二桁台、しかも20名もの欠員が生じていることから関係者が頭を痛めている。

これは知られた事実だが、民生委員には活動費が支給されていて、本市の場合は5万8千2百円。月額?さにあらず年額であって、決して仕事内容に見合う金額ではないからあとは本人の善意に負う面が小さくない。

そこで、今日の登場人物はおらが後援会長。そんな当人に対して、過去に地元の顔役として「民生委員」のお鉢が回ってきたことがあった。頼まれて承諾したはいいけれど、活動費が支給されることを知った本人、「こっちは地域の為にやる訳であるし、カネはいらない。あくまでも無償奉仕だ」と。「別に怪しいカネではないし、『みんなもらっている』のだから...」と周囲に説得をされるも、意固地なものだからそこで引かずにひと悶着となった。ということで現在は民生委員の役職は降りている。

さて、無償奉仕といえば、巷ではあのチャリティー番組の出演者に対するギャラが話題に上がっていると聞いた。涙ながらのあの企画はチャリティー募金の為に「無償」で走っているもんだと思っていたのだが、1千万円の「ギャラ」が支払われるというではないか。「てっきり」の思い込みとは怖いもの。それ以外にも出演する芸能人には「チャリティー」と呼ぶには程遠いギャラが支払われるそうで。そりゃカネもらえるんだったらオレも黄色いTシャツを着て...違った(笑)。

そんな欲深い私とて街頭の募金活動は全て無償があたりまえ。そこには「票に繋がるかも...」という下心があるにせよ、結果としていい宣伝になっている訳であって、それだけでも十分な見返りもありそうだ。

芸能人とて全国的に知名度の高いチャリティー番組に出演するだけで宣伝効果は抜群。商品価値や人気も上がり、その後の出演機会が増えることでお釣りが戻ってきそうな気もするが、ファンの善意にタカって「ギャラ」も要求するなどは何とも欲深い面々ではないか。そして、その事実が隠れていることが何ともいやらしい。自らのコンサートの収益の一部を寄付するほうがよほど立派。

芸能人が幾ら稼ごうともそりゃ勝手だが、心あるファンをだましちゃイカンよ。若い頃からちやほやされているからそのへんに気づかないんだろうナと少し気の毒に思ったりして...。

(平成25年8月13日/1478回)

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2013年8月12日 (月)

科学技術館

前回の俳句教室の兼題は枝豆。「ゆで立ての枝豆ありし巨人戦」と詠んだのだが、もう一つの句「夏の雲の遠くに見へて坂上がる」は「夏の雲ひろがる下や坂上る」に訂正された上で爽風先生の選となっていた。真夏の雲は輪郭がはっきりしていて力強い。

その真夏の一戦、横浜市長選が告示となった。が、政党相乗りの現職に対して有力な対抗馬が不在なことから火事場を期待する野次馬にとってはちと拍子抜け、現職の信任投票になりそうな状況なだけに関係者にとっても適度な息抜きとなるか。

さて、事情が異なる本市。3期12年の任期末が迫り、現職の市長は4期目への意欲ものぞかせるが、この世界だけにファイティングポーズ(=戦う姿勢)は崩さないのはあたりまえ。現職は絶大な権限を有することが強みなだけに引退を宣言した途端にその求心力は著しく低下する。

で、おらが政党。候補者の選考に対して、現職の市議2名を含む4名が名乗りを上げていることは報道の通り。市連が設置した特別委員会にて選考が進むらしく、入閣の連絡を待つセンセイ並みに携帯の着信を確認しているのだが、一向にお呼びがかからずに暇を持て余している(笑)。

ということでこれ幸いと子供の遊び相手に付き合うことになった。ディズニーランドにコスモワールド、サファリパークなど候補に挙がるもさすがにこのかんかん照りは体力の消耗が著しいし、真夏の人混みだけは御免被りたいもの。結果、都内の北の丸公園内にある科学技術館に出かけることになった。蛇足ながら途中に立ち寄った九段下のそば処「満留賀」は店員さんも親切でここの「サバ味噌煮」が旨かった。

さて、科学技術館は日本科学技術振興財団が運営する博物館であって、かなり年季の入った建物だが、館内も広く、立地条件もいい割にはそれほど混雑している訳でもない。入場料も手頃であって、終日居ても飽きない工夫が凝らされているだけにお薦め。ここの目玉は大きなシャボン玉。その大きなシャボン玉の中に入れるという一度は目にしたことがあるあの企画である。

そして、館内では配布されていた「バイオキッズかみしばい」を手にしたのだが、これが子供向けになかなか上手く作られている。「うまみ」成分を発見した化学者、池田菊苗を描いた「池田菊苗の志」や有名な青いバラの研究秘話を描いた「夢の青いバラ」など数種類があって、いづれもあきらめない心や人との出会い、そして、夢を追い続けることの大切さが伝わってきて好印象。

そうそう、帰り際に着信履歴を見たのだが、やっぱり無いのが何とも寂しい限り(笑)。

(平成25年8月12日/1477回)

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2013年8月11日 (日)

倍返し

それが仕事の癒しになっているのだが、久々に足裏マッサージに立ち寄った。

私はサラリーマンという設定になっているのだが、整体士は中国人の先生。ドラマ「半沢直樹」にハマっているらしく話題がそちらとなった。時代背景もいいし、スリリングな展開のストーリーもいい。が、やっぱり半沢直樹を演じる俳優の堺雅人さんの演技が上手いし、本人のキャラもいい。

先生曰く「やっぱり、やられたらやりかえすは世界の常識。日本も必要ね」と。う~ん、複雑な気分。原作がバカ売れで「倍返し」どころか「3倍返し」だと教えてくれた。確かに池井戸潤氏の「オレたちバブル入行組」、「オレたち花のバブル組」は本屋に平積みの状態で売れ行きも好調らしく...。

日本の常識は世界の非常識。そんなおひとよし国家では世界に通用しないことは承知しつつも、日本人の美徳を大事にしたいと思う一人である。

そんな折、たまたまある記事を目にしたのだが、ひとつは米海兵隊による東電相手の訴訟拡大。米原子力空母の乗組員が福島第一原発事故におけるトモダチ作戦を遂行した結果、被爆したとして東電相手に損害賠償を求めている訴訟の原告数が増加していて、請求額が30億ドルになっているという内容。

そして、もう一つは西武ホールディングス(HD)の株式公開買い付け(TOB)において、米投資ファンド「サーベラス」からの代金払い込みが遅れていることからTOBに応じた個人株主が苛立ちを募らせているというもの。何とも滑稽というか向こうの本性が垣間見える一件ではないか。

かと思えば米中央情報局(CIA)の元職員による国家機密の漏洩事件。米国家安全保障局(NSA)の情報監視活動を暴露して訴追されたスノーデン容疑者だが、米国がこれだけ執拗に追い回すとはよほど大事な情報を掴んでいたのではないかと...スケベ心にその内容が気になってしまう。

香港からモスクワへと移動し、ロシアが一時亡命を認めたことなどが米国の怒りに油を注いでいる。相手は中露両国なだけに既にPCの中身も解析済みのはず。米国にとっては屈辱的な事件だけにやられたらやりかえすの世界の常識がどう出るか。

それにしても何とも物騒な外交の世界。わが国も相手国に「ガツン」といわせる位の外交カードを持ちたいものではないか。

(平成25年8月11日/1476回)

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2013年8月10日 (土)

恥の上塗り

いよいよ熱闘甲子園が開幕。球児たちの熱い夏が始まった。わが神奈川県では名門の横浜高校が予選を制したが、全国の最多参加校数を誇るだけに、そのそこまでの過程にも多くのドラマが隠されている。

「高校野球 神奈川を戦う監督たち」(大利実著)を読んだ。ちなみに「監督」の文字の横には「おとこ」とルビが付されている。試合における監督同士の駆け引きや采配が勝負を大きく左右する一方で、高校生といえば人生の上でも大事な人格形成期。勝負の厳しさと同時に相手への思いやりをいかに育むか、一流の指導者としての力量も求められるだけに教育者として教わることは少なくない。

さて、先般の緊急地震速報の誤報には、やはり「ドキッ」とさせられた。少なからぬ予算が投じられているのだから些細なミスは許されるものではない。あまり公言出来る内容ではないからぼかした言い方で恐縮だが、「カネ儲けだけならそちらの(分野の)ほうがいいぞ」と言うのはいつもの社長。

競争相手が少ないことはビジネスの戦略上、圧倒的に優位な状況を生み出すことになる。それはビジネスに限らず、どの分野においても同じ。高い専門性が求められる分野はチェックがおざなりになりやすい。たとえ、どれだけ難解な話であろうとも決してそれが免罪符になるものではないし、改めて、各事業における費用対効果を検証することの大切さを痛感させられる一件であった。

そこにそれだけ予算が投じられるのであれば、もっとこちらに振り向けるべきではないか...と思う一つに「病児保育」があって、現在、「病児保育の拡充を求める請願」が議会宛に提出されている。

病児保育とは専門の医師や保育士による病気を抱えた子供の預かり事業であって、一般的に子育て支援の一つとして進められることが多い。が、保護者が会社を休んで面倒をみるべきではないかという慎重論、というか消極論も根強く、その施設数は横浜市16か所に対して、本市はゼロ。

隣接していながら何故そこまで大きな違いを生むのか。横浜市の担当者を訪ねて話を伺ったのだが、これが大変に有意義な機会となった。横浜市における病児・病後児保育の予算は約3億7千万円(内7千万円が国庫補助)。1施設あたり月額732万円の基本料と10万円の施設料を支給しての委託事業。それでも、なかなか手を挙げてくれる医師が少ないのだそうで、手を挙げてくれる医師には社会貢献意識が高い方が多いという。ニンジンをぶら下げても厳しいのだから、ニンジンをぶら下げなかった本市は言わずもがな。

恥の上塗りだけに、あまりそんなことは言わないほうがいいということは承知をしているのだが、この秋には「私の在籍する」市民委員会での審査が予定されている。

(平成25年8月10日/1475回)

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2013年8月 9日 (金)

井田塩

西伊豆の戸田(ヘタ)の手前に井田という集落があってな。そこの「おくだ荘」という民宿の主(あるじ)なんだが...と聞いていた。

40世帯というその小さな集落は周囲から隔離されるように県道17号線から脇道にそれた海沿いにあった。海に伸びた細い道の両脇に軒を連ねる田舎情緒が残る集落。民宿を訪ねれば気立てのいい娘さんが「父は海に行っていますよ」と教えてくれた。「井田塩(いたしお)」との看板を掲げた掘っ立て小屋で黙々と塩作りに励むその人が「おくだ荘」の主、奥田三樹夫さんであった。

奇跡の一本松で知られた陸前高田市出身の元水産官僚が著した一冊「海は誰のものか-東日本大震災と水産業の新生プラン-」には、「壊滅的な被害を受けた東北沿岸部の漁村・漁港集落では六〇歳以上が人口の半数を占め、後継者がいる漁業者は25%に過ぎず、衰退に歯止めをかける為には若い漁業者が将来の展望を持てる仕組みが必要」とあるが、それは漁師のみならず過疎の村も同じ。村の存続は後継者の育成にかかっているといっても過言ではない。

その集落も都会への若者の流出が進み、過疎に悩む。「アイツら村を捨てよった」との陰口も聞こえてきそうだが、村を追い出したのはワシらの責任。この村で生活の糧となる仕事がないのだからやむをえんよ。仕事があればきっとこの村に戻ってきてくれる。そう信じて村おこしをはじめた。「元々が百姓だから動くもの相手は嫌でね。人様相手はどうも...」と語る本人は稲刈り後の田んぼに菜の花を植えたりと工夫を重ねる日々を過ごしたという。

「かく山の麓の塩のくすりにて井田ともいふぞ内裏から名に」とは1千5百年前に安康天皇が詠まれた歌だそうで、かつてはこの地の塩が皇室に献上され、病を癒したのだということを発見。それを何とか利用できないかと。賛同してくれる人はいるが、実際にやるとなると及び腰の方も居たりして...自ら掘っ立て小屋を建てた。

塩作りは手間隙がかかる。海水500リットルを薪で13時間以上焚き上げる工程はまさに早朝から厳しい水仕事にも耐え抜く豆腐屋並み。そんな親父さんが丹精込めて作った井田の天然塩は知る人ぞ知る逸品。現在はネット販売により全国から注文が殺到し、受注生産に近いという。私との会話の途中も手だけはしっかりと動いていた。

最近はフェイスブックの「いいね!」を増やすサクラ集団や、ツイッターやブログ上でセレブに新商品をつぶやかせるビジネスも横行していると聞いたが、ここは本物。

が、何よりもそんな村の将来を憂う親父さんがいる集落の若者は幸せではないか。

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(平成25年8月9日/1474回)

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2013年8月 8日 (木)

伊豆半島

今年は梅雨明けが早かったせいか夏バテ気味...でもないのだが、ある小雑誌に元警視総監の米村敏朗さんの執筆した「総理のランチ」と題したエッセイを見つけた。都内足立区にある元総理がなじみの焼肉屋が登場する。多分あの店だろうということは容易に察しが付くのだが、久々に焼肉に行きたい気分。

どういう経緯かは知らぬが、その人物と意気投合したらしく、自慢話というか、その人物談を何度か聞いたことがあった。「こんど連れて行ってやるからな」-「その為にも早く御元気になって...」。病床に伏せる本人と交わした約束は果たされずに帰らぬ人となった。その人物は伊豆半島の片田舎で民宿を営んでいるという。思い立ったが吉日とばかりにいざ伊豆半島へ。朝5時の起床は何もゴルフの時ばかりではない。東名高速を一路静岡方面へ向かった。

さて、夏といえば林間学校。都会の子供たちに豊かな自然に囲まれた田舎の生活を体験して欲しいと保養所が作られた。その稼働率を考慮すれば採算面は赤字であることが多く、財政難に悩む自治体が手放すケースも少なくない。バブル期に数億円で購入した保養所が今では二束三文なんてのはよくある話。ウチ(=川崎市)も例外ではなく...中でも南伊豆はいわく付きとされた物件。既に昔の話だから決着はついているのだが、過去の反省を踏まえつつ、現地に立ち寄った。

一方で施設がより積極的に活用されている事例もあって、その一つがバブル期ならぬ昭和12年に建てられたという中央区立宇佐美学園。戦時中などは疎開先としての役割も果たしたというこの学園は肥満や気管支喘息、偏食、病弱などの健康上の障害のある児童の為の教育施設。制度的には所属校の病弱特別支援学級として、東京都の教員が派遣される格好になっていて、そこで学ぶ生徒たちは夏休みを利用して帰京することになるだけに施設の有効活用を図れないかと...。

そこで手を挙げたのが築地魚河岸のアニキであって、「オレが黒字にしてやる」と。以上はアニキの談だけに事の真偽は分らぬが、とにかく今年で13回目を迎えるというその企画には定員をはるかに超える申し込みが殺到するのだそうで。「わんぱくKIDSin宇佐美」は夏休みを利用して子供たち向けに自然体験の機会を提供するイベント。

保護者の同伴は厳禁。ほんの数名の大人と大学生ボランティアが子供の面倒を見るというその現場を見学に訪れたのだが、親から離れて大自然を体験する子供たちの表情が何ともいい。ついつい一緒に海で泳ぎたくなってしまうのだが、本命はそちらではない。ウチ(=川崎市)でもこういう企画ができれば...と後ろ髪をひかれる思いで現地を後にした。

その後は、エメラルドグリーンの海と白砂のビーチを横目に伊豆半島をぐるっと一周。ようやく目的地の小さな集落に辿り着いたのだが、さて...。続きは明日のブログにて。

(平成25年8月8日/1473回)

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2013年8月 7日 (水)

一見

その位、仕事にも精を出せればもっと票が増えそうだが...TOKYOマラソンの申込みとNAHAマラソンのエントリーを終えた。エントリーは確定、申込みはあくまでも抽選待ちの状態のこと。うっかりしていて、本市で開催される多摩川ハーフマラソンの申込みは忘れてしまった(泣)。

さて、一見お断りといえば高級料亭にアングラカジノ。私にはあまり縁がなさそうだが、紹介制ということであれば紹介する方もされる方も身分保障を...となるから店内のトラブル回避が期待できる。

企業活動などでも新規顧客の開拓はファーストコンタクトから。俗に「飛び込み営業」とも言われるが、さすがにおひとよしの国民性といえども見ず知らずの売り込みをすんなり受諾するほど担当者も甘くないだけにいかにしてその壁を乗り越えるかが第一関門となる。

そこで、知り合いのツテでも...となるのだが、本気で探せば、ピンポイントでなくとも隣の部署や同じ社内の人位は見つかるもの。「六次の隔たり」とは米国の心理学者スタンレー・ミルグラム氏の実験に詳しいが、6人を経由すれば当人に行き着くという概念であって、SNSの世界でも引用されることが少なくない。

役所でも局内の事案であれば何でもござれ的な職員がいて、多分に本人のアピールが含まれていると思うが、窓口が一本化されるというのはかくも便利なものであって、交通整理もやってくれるからものスゴく重宝している(笑)。私どもはあくまでも「川崎市」議会議員だから主として川崎市役所を監督しているのであって、その中には区役所も含まれるから他区の相談事であっても、それなりに顔が利く。

然らば、他市はどうか。隣接の横浜市であれば政令市繋がりもあって関係も深い。普段から交流の機会もあるからほぼピンポイントで依頼することが出来るし、神奈川県内であれば県連の職員が「こっそりと」教えてくれる。「あのセンセイだけはやめておいたほうがいいですよ」とか(笑)。

では、他県はどうか。つい最近もある相談をいただいた。「都内在住の息子のことで...」と。そちらの地元では議員の知り合いが居ないのだという(一般の方にとってはまだまだ縁遠い存在なんだなぁ~)。ダメもと(=駄目で元々)のつもりで相談してみたというが御心配なく。懇意の区議に打診すれば、スグに当該区の議員を紹介してくれた。「〇〇区議の紹介で...」と一報をいれれば「御話は伺っています。いつでもどうぞ」とのこと。

些細な話だが、一言が添えられるだけで、垣根がうんと低くなる。全国津々浦々に張り巡らされたネットワークがわが党の強みである。

(平成25年8月7日/1472回)

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2013年8月 6日 (火)

負担増

定期購読の雑誌「選択」にノンフィクションライターである中村計氏の執筆による「不運の名選手たち」というコーナーがあって、今月号は元甲子園球児の藤田修平氏。といっても思い浮かばぬと思うが、98年山口県代表の宇部商業のエース。

夏の甲子園二回戦、2対2の同点で迎えた延長十五回裏、無死満塁で主審のボーク判定に泣いた悲運の投手。試合後の整列で返そうとしたボールを「また帰っておいで」と主審は受け取らなかった。が、3年生の夏は県予選で敗退。

その二人が15年ぶりの再会を果たしたのだそうで。「今日、ここに来たのは元気になっていますということを伝えたかったからです」と元気に語ったという。

臨床心理士の和田迪子さんによれば幼児期における心の葛藤が成長の上で大事だという。ある日、母親が自分の思い通りにならないことを自覚し、自我を確立させていくのだそうで、そこをうまく通過出来ないと不安や苛立ちを抑えられない大人になってしまうという。幼児期に限らず大人も同じで心の葛藤や挫折は人を大きく成長させる。

さて、政府の社会保障制度改革国民会議の報告書に高齢者と高所得者の負担増が盛り込まれた。高齢者の負担増に「おとしよりに優しい社会を実現して欲しい」とのインタビューが放映され、あのコメンテーターが一言...。

誘導尋問的な聞き方に性格が表れていて、何人かの中から最もインパクトのありそうな方を取り上げたことは察しが付くが、そんな映像を見せられる現役世代はほんと気の毒。

「局をまたがるような事案は絶対に一緒に話をさせなきゃダメだぞ」というのは、当時、市議8期目のベテランの置き土産だが、自らに都合いいことしか言わないから整合性が取れなくなるということらしい。これ以上に負担を増やすなというのであれば、「その分を誰が負担すべきか」、「医療費の削減を了承するのか」と一緒に語られるべきではないか。

そして、高所得者の負担増。そりゃ裕福な方は心が広いかもしれないし、ケチに見られたくない虚栄心でじっと堪えているかもしれないが、そもそもにそこに辿り着くまでには何らかの理由があった訳で、資産家の家に生まれたというような幸不幸はあるにせよ、単なる運だけではない本人の不断の努力があるはず。「アリとキリギリス」のキリギリスに軍配を上げるような側面はないか。

他人様にタカるという、いつからそんなみっともない国に成り下がってしまったのか。無責任な報道が国の進路を誤らせる。

(平成25年8月6日/1471回)

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2013年8月 5日 (月)

「18」

候補者を応援する動機は人により様々。その知名度を生かした選挙戦が展開されるタレント候補だが、最近は有権者の目が肥えていているからすんなりとはいかぬようで...。

が、わが栄光の巨人軍となれば話は違う。前々回(=3年前)の参院選で次点に泣いた堀内恒夫氏。そう背番号「18」、というよりも前監督で野球解説者の同氏が繰り上げ当選となった。G党としても朗報に違いないのだが、もう一つ理由があって...。

盆踊りシーズン。ウチの区でも川崎授産学園のふれあい夏祭りを皮切りに区内各所で開催される盆踊り大会。別に呼んでいただく訳ではないのだが、「アイツ顔も見やしない」と、そんな批難を恐れてか挨拶方々各所に顔を出すことになる。

受付で名刺を置いて「ハイ!さよなら」では何とも寂しい。「さぁどうぞ」と誘われるがままにテントの中でエラい方々の相手をする(→させていただく)ことになるのだが、今年は参院選や10月の市長選など話題満載。私自身の活動について訊かれないのが惜しまれるのだが、長居を反省しつつ、「体調にだけは御注意を」と声をかけて次の会場に向かうことになる。

「チビちゃんたちは一緒じゃないの?」。地元中の地元だけに、まさか妻の実家で「あつぎ鮎まつり大花火大会」を見ているなどとは言えずに、「夫婦別行動なものですから...」と茶を濁したのだが、「そんなこと言っていると、すぐあらぬ噂が広まるから注意しなよ」と、何ともうれしい心遣いは高石町会。各所で「遅いじゃないか」と叱られながら、それでもこんな私の為に気を揉んで下さることをありがたく思っている。

さて、本人に最後にお会いしたのは2年前の当選報告会。祝勝ムードの中、申し訳なさそうに1本のワインを差し入れて下さった。「当選おめでとう。体調が優れないから今日はこれで失礼するよ」と。事務所の外で連れ添いの奥様ともどもを見送った。

がんとの闘病生活にありながら少しでもいい写真をとポスター用の撮り続けていただいた。その本人が応援されていたのが堀内恒夫氏。経緯は聞き忘れてしまったが、当人の御自宅まで招かれたりと昵懇の仲だったらしく、当時は撮影の合間に随分と御話を聞かせていただいた。

ある盆踊り大会に浴衣姿の奥様を見かけた。「堀内さんの当選、良かったですね」と声をかけたら、ニッコリと頷いて下さった笑顔が疲れを癒してくれる。

(平成25年8月5日/1470回)

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2013年8月 4日 (日)

書道家

参院新人の初登庁。テレビでも登庁ボタンを指差すシーンが登場することが少なくないが、川崎市議会にも登庁ボタンがあって、押せば表示が点灯し、入口で確認することが出来る。「アイツ今日は仕事してるな」と。

夏休みシーズン。センセイもバカンスか議会のフロアは閑散としている中、私の氏名だけが点灯していたらしく、「熱心ですね」と声をかけていただいた。実はここだけの話、「たまたま」居合わせただけなのだが(笑)、おらが麻生区の芸術の街研究会が主催する文化の風コンサート、その主催者が遠路わざわざご案内を持参して下さった。

今回で12回目を迎えるコンサートは毎回「満員御礼」。延べ観客数は9千2百名に達し、今回で記念すべき1万人突破は確実な模様。「音楽を通じて心を豊かに」と活動を続けるみなさんであって、この秋のコンサートのテーマは「音楽の都ウィーンの香り」。本市が進める音楽のまちづくりは道半ばだが、音楽の都ウィーンは街中に音楽があふれている。裾野を広げ、広く浸透を図る為にも...と中学生以下は入場無料。

<文化の風コンサート「音楽の都ウィーンの香り」>

日時:平成25年9月14日(土)14時開演

場所:麻生市民館にて(要事前申込)

http://www.bunkanokaze.com/

そう、芸術といえば、つい最近、雑誌の対談で女性書道家の方と御一緒させていただいた。

白石雪妃さんホームページ http://shiraishi.modalbeats.com/

「書道家」とは何ともカッコいい響きだが、書道家でありながらアーティストとしても活動を続けておられるとのことで魅力に迫っている。

芸術作品は見る人によって評価が分かれる。ガラクタがダイヤモンドに見えたり、その逆だったりと。だから他人の評価に関係なく、自分なりに愉しむべきものだと思っていて、まずは一人でも多くの人にその作品を見てもらうことが大事かもしれません。などと偉そうなことを申し上げてしまった。

「文字は人なり、手は人生なり」といわれることもしばしばだが、実はウチの部屋(=自民党)にはきれいな字を書かれる先生が少なくない。歴だけでいえば私も負けないはずなのだが、どう見ても皆様にお見せ出来るような代物ではない。性格は曲者(くせもの)で字はくせ字だけにタチが悪い。が、字が上手くなればひょっとして性格も...と特別に手ほどきを受けることになった。

「何でアイツが...」というヤツが上手い字を書いたりするだけに、字の上手さは天性のものか否か、なんて神学論争に近いテーマもあったりしてなかなかの対談になっているはず。字は達筆に限る。字の上手い人って得だよなぁ。

(平成25年8月4日/1469回)

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2013年8月 3日 (土)

横浜方式

同僚諸氏には目立ちたがり屋、いや、熱心な方が多いもんだから(私の)発言機会が少なく、答弁する行政マンの資質を自席からじっと観察しているだけなのだが、せめてもの償いにどんな内容が審議されているか位はみなさんに伝えねばとペンを握っている。

委員会は傍聴が許可されているから出入りは自由なのだが、翌日の記事になりそうな内容の際には記者が並び、記者がいれば何も無いで済ませる訳にも参らぬといつもは手を挙げぬ方まで発言をしたりして、そんなセコさが垣間見える瞬間でもある。

さて、久々の陳情の審査。保育園の待機児童解消を求める内容だが、その冒頭には話題の「横浜方式」が登場する。そちらの分野ではすっかり定着した感のある「横浜方式」だが、「横浜方式」とは何か。

さしづめ、横浜市がやっている「ような」待機児童対策ということらしいのだが、明確な定義がある訳でもなし、本市でも似たような、いや、むしろ進んでいる取り組みもあって...抜群の効果を上げたその言葉が世間に広まったウラも読む必要がありそうだ。あくまでも手段に過ぎないから結果として「本当に」困っている人が減ることが大事なことではなかろうかと思っている。

待機児童対策に限らずカネを無尽蔵につぎ込めば解決することが少なくないが、さすがにそれでは芸がない。「横浜方式」には多様なやり方を駆使してという意味合いも含まれている。児童福祉法に「保育に欠ける児童」とあるように、あくまでも家庭の補完的な役割を担っているのが保育所であって、ハナから何でもかんでも社会が面倒を見ればいいというような風潮にはどうも違和感を覚えてしまうのだが、自助・共助・公助の順序を間違えてはイカン。

保育園はあくまでも公助の世界。その受け皿の整備を進めていくことは必要なことであって、近年の多様な保育ニーズに柔軟に対応していくことも大事。が、従来のように目先の数字に追われて保育園をバンバン作って受け入れたはいいけれども一転して少子化になった際に定員割れの保育園が家庭で面倒を見ていた子供を積極的に勧誘したり、補助金の増額を求めたりするのでは本末転倒。

その受入枠の拡大や安い保育料を支えているのは額に汗して働いた市民の皆様の税金。場当たり的な対応ではなくて、将来を見据えた待機児童対策も講じるべきかと苦言を呈しておきたいのだが、余計なことか... また、票が減りそうだ。

(平成25年8月3日/1468回)

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2013年8月 2日 (金)

法曹界

以前、おらがセンセイに社会勉強とばかりに一流旅館に連れて行ってもらったことがある。夜は風情ある中庭にて「新内節」を鑑賞したのだが、その際にセンセイの発したかけ声が何とも絶妙であった。選挙などはやれ「がんばれ!」などと冷やかし半分で叫んでいればそれなりに様になるのだが、こと伝統芸能となるとその間合いは難しく、クラシックも「ブラボー」のタイミングが難しい。

さて、ブラボーの夏、先輩に誘われて「フェスタ・サマーミューザ」を御一緒することになった。炎のコバケンこと小林研一郎指揮、読売交響楽団によるチャイコフスキー特集。ピアノ協奏曲第1番と交響曲第5番で3千円は格安。

指揮者が指揮台に上がると演奏者を含むホールに緊張が走る。静寂の中でかすかな音が指揮者の集中力を削ぐ。当人が指揮台を下りた。補聴器と思しき本当にかすかな音は続いていたはずだが、それに負けずのすばらしい演奏であった。演奏が終われば、演奏時の真剣な表情とは一変して、全ての楽団員にねぎらいの言葉をかける。それが決して媚びている訳でもなく何とも自然で本人の人柄が伝わってくるひとコマであった。

さて、以前から気になっている本の一冊に「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日」があって、あの緊迫した状況の中で責任者は何を思ったのか。同氏の訃報がもたらされただけに更なる衝動にかられていたのだが、あいにく、行きつけの本屋には在庫が無く、周辺を物色していたら、その著者、門田隆将氏の「裁判官が国を滅ぼす」が目に付いた。

何かの本に世の中が全てその大学の卒業生だったら...という記述があって、東大であれば議会と裁判所だが、慶応であればキャバレーと喫茶店、日大であれば「頭が柔軟だから」あちこちに闇市を作って...とそんな内容だったと記憶しているが、裁判官とはかくも学歴の象徴のようなもの。

同列に扱っていただいた議員センセイなどは不遜な態度を示せば選挙で即洗礼を受けるのだが、そちらの世界だけはいかんともしがたく、それが「われこそは神なり」の傲岸不遜な態度と勘違いを生むことになる。同じ司法試験の合格者であっても弁護士や検事は原告側や被告人らと接する中で人の機微や世間様というものが見えてくることもあろうが、こと裁判官ともなれば大上段に構えて判決を下すまさに神が如き存在。

人が裁く以上、些か首をかしげるような判決もあることは承知をしていたが、「さすがにそりゃないだろう」と唖然とさせられる驚愕の判決事例が紹介されていて、どうしたらそんな結論が導き出されるのか、憤懣やるかたなく、当人の人間性を疑ってしまう。その事例を以て全ての裁判官が疑われるものではないが、ぜひ御一読あれ。

(平成25年8月2日/1467回)

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2013年8月 1日 (木)

牡蠣

学校の施設開放時における受益者負担を子供たちにも適用すべきか否か。関係者の皆様の請願の甲斐もあってか適用除外で決着がついた。このブログでも何度か取り上げてきたが、これまでも紆余曲折の道のりであって、言わねばならぬこともあるのだが、その結論にひとまず安堵。

さて、ヴィンテージ(=収穫年)こそ忘れてしまったが、プライベートな席で「シャトー・ディケム」をいただいた。ワイン王国フランスのソーテルヌ地方の貴腐ワイン(甘口ワイン)の一つだが、「ルイ・ヴィトン」ブランドを有するLVMHグループが手がけていることで有名。そんなLVMHグループが震災後に東北三陸の牡蠣養殖を通じて復興支援を行っている話は御存知の方もいると思うが、ルイ・ヴィトンと牡蠣。その結びつきとは...。

定期購読を開始した「東北食べる通信」が届いた。今月号の特集は「牡蠣漁師 阿部貴俊 海に頭をたれて生きる」。漁師の家に育った同氏が、震災後に脱サラして郷里に戻った話が紹介されていて、石巻市・牧浜で獲れた完熟牡蠣が一緒に届いた。

牡蠣の旬な季節と言えば冬、英語表記で「R」の月という印象が強いが、既に7月。季節外れに見えるが、東北地方は春の雪解け水が豊富な栄養分を海にもたらすのだそうで、この季節の牡蠣が抜群に旨いという。

宮城県は養殖マガキの稚貝「種カキ」の一大産地。「東北食べる通信」では日本の牡蛎王といわれた宮城新昌氏がこの石巻湾の一角、牡鹿半島の西部に位置する荻浜湾で養殖技術を確立。「栄養豊富な牡蠣を豆腐のように安くみんなに食べてもらいたい」と特許をとらずに三陸の漁民にタダで養殖技術を教えたという逸話が紹介されていて、今から40年前にヨーロッパヒラガキがウイルスにより全滅しかけた際にもこの「ミヤギ種」が日本から大量に空輸されたことにより、欧州一の牡蠣生産国フランスを救ったのだという。

そんなことからもフランスを代表するブランド「ルイ・ヴィトン」と牡蠣の結びつきが窺い知れるが、どうせなら牡蠣に合うワインは...といきたいところ。有名なのが「シャブリ」。牡蠣と「ヴィトン」ならぬ「シャブリ」の相性は抜群と評されていて、その理由は「シャブリ」を生むテロワール(=土壌)が石灰岩質でその昔は海だった事からミネラル分を多く含んでいるからではないかとされている。

そんなのも他人のウケ売りに過ぎないのだが、とにかく生産者が大自然を相手に手塩をかけて育てた石巻・牧浜の牡蠣は最高に美味だった。

(平成25年8月1日/1466回)

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