なおログ[Blog]

« 2013年6月 | トップページ | 2013年8月 »

2013年7月

2013年7月31日 (水)

サザン

今年の夏といえば...そう、サザンオールスターズが5年ぶりの復活ライブとなる(らしい)。

そちらにはとんと疎いもんだから物見遊山でいつもの社長に依頼しておいたら早速に着信があった。「(オマエの分を)他のヤツに譲っていいか?」。猫に小判、豚に真珠ということらしく...。次回から「サザンのチケットを何とかしてくれ」の陳情も取り扱おうかと目論んでいる(笑)。

さて、本題。遅ればせながらある雑誌の13年度の大学合格特集に目を通していて、中でも関心の的はわが母校の躍進。創立百年の伝統は以前のブログの通りだが、そんな伝統校も凋落の一途を辿り、私の入学時には辛うじて国立に1~2名の合格者を出す程度にまで落ちぶれていた。

大学受験に燃える?私が「受験科目が足りない」と言われたのは高2の夏。「ウチ(の高校)は進学校ではないから旧帝大を受験するには科目が足りない」と宣告された時はさすがにショックだった。選択肢が狭まるというのは何とも寂しいもんである。

そんな母校が今年の受験で2名の東大合格者を含む多数の有名大学合格者を輩出したらしく地元の大きな話題となった。その理由は中高一貫校。中高一貫になれば(高校)受験が無くなる分、教師や生徒が堕落してしまうのではないかとの懸念もどこへやら。生まれ変わって6年目、一期生が臨んだ大学受験でその懸念は杞憂に終わった。

そして、何といってもわが母校は公立校。公立校は万人の受け皿的な役割を担う。おちこぼれとて受け入れねばならぬというハンデを背負いながらエリート選抜の私学に太刀打ちするのだから苦戦は必死。が、そんな公立校に活路はないのか、公立校の再興にこそ国の浮沈がかかっているといっても過言ではない。

本市でも市立川崎高等学校が中高一貫教育校に再編される予定であって、校長先生のインタビューを含むその特集記事は大いに参考になった。

高学歴が全てではないが、少なくとも高学歴は人生の選択肢が増える。選択肢は少ないより多いほうがいい。そして、わが国の受験勉強は暗記が大きなウエイトを占めるだけに、農耕作業と同様に地味ながらも根気よくやればやるほど成果を生む。あとは教師のやる気次第であって、公務員としての給料は変わらぬまでも、いかにして生徒の学力を高めるか、国の担い手の育成に全力を投じてこそ教師冥利に尽きるというものではないか。

そうそう、小学校は夏休み。児童生徒が休みであれば教師も...となりそうなものだが、ウチの子の担任の先生。夏休み中は毎日学校にいるから宿題が分からなければいつでもどうぞと。その小さな心遣いがうれしいではないか。

(平成25年7月31日/1465回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月30日 (火)

水難事故

こう見えて海っ子である。砂浜から生家まで200m。昔ほどではないにせよ泳ぎにはかなりの自信を持っている。

それもそのはず、幼少より浮き輪無しで海に放り投げられていたのである。獅子は子を千尋の谷に突き落とすというが、こっちは獅子じゃない(笑)。虐待も顔負けの実話である。が、そんな甲斐があって人並み以上に泳げるようになった。

小学校の部活動はもちろん水泳部。夏休みは午前中がプールで午後は海、というのが日課となる。ちなみに私が水泳を始めたきっかけは小児ぜん息の克服。当時から水泳は呼吸器疾患に有効というのが定説になっていて、当時、重度の小児ぜん息に悩まされていた私を見かねたかかりつけの先生が薦めてくれたことによる。

水泳の選手としては然したる成績も残せなかったが、海に出れば...サーフィンとかヨットなどという「世に言うカッコいい」種目はからっきしダメだが、スキューバとはいかぬまでもサザエ獲りとか素潜り位であれば今もお任せござれであって、それは決してモテる種目ではないと思うが、万が一の際、生き抜く為には必須な要素ではなかろうか。

私の郷里は新潟県の直江津という田舎町なのだが、交通の便がいいこともあって、昔から夏になると長野県をはじめとする県外から多くの海水客が訪れる。今年は少し早めの帰省を終えた。私にとっては先祖の墓参りと大正12年生まれの祖母の顔を見て来る程度なのだが、子供たちにとっては夏休みの一大イベント。せっかくの疲れを癒す暇も無く、甥っ子を含む子供たちを海に連れて行くのが帰省中の仕事になるらしい。

例年のことながら近所の砂浜には「海の家」(私の郷里では「浜茶屋(はまじゃや)」という)が並んでいるのだが、その客引きは堀之内のポン引き顔負けの営業活動。真っ黒に日焼けしたバイトらしき兄さんたちが団扇を片手に必死に呼び込みを行っている。「浜茶屋」を利用するのは事情を知らぬ県外客のお上りさん。何せ料金が高いから地元っ子は利用しない。地元御用達の浜で泳ぐことになった。

相次ぐ水難事故に妻からは厳重に釘を刺されているから子供たちは浅瀬で相手をしていたのだが、魚もいればサザエやウニ、あめふらしも居たりして、せがむ子供相手につい調子に乗って沖合いの岩場までの往復を繰り返してしまった。後悔先に立たず、翌日から日焼けで背中がヒリヒリして仕事にならん。

それにしても気の毒なのは水難事故。せっかくのひと夏の思い出が台無しになってしまう。前述のように海とプールはまるで勝手が違い、潮の満ち引きに海流や波などの自然現象は時として人間に牙を剥く。慣れない方が海底に足が付くからと沖に向かって歩いていけば急に深くなったりして...泳げずんば致命傷になりかねない。くれぐれも御注意を。

(平成25年7月30日/1464回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月29日 (月)

留学生

敗戦処理に追われる民主党が慌しい。主役は元総理の二人。今回の参院選において、党方針に反して無所属候補を支援した菅直人氏の除籍処分は断念し、党員資格停止3ヶ月との方針を固めたと聞いた。

その当人は安倍首相がメルマガで「(福島第1原発事故について)海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです」と書いたことを事実ではないとして、名誉毀損で提訴しているが、メルマガは2年以上も前の11年5月の内容。それを参院選中に提訴するとはまさに市民運動家あがりの同氏らしく、その下心透け透けか。また、一方の鳩山由紀夫氏には尖閣発言で「現職であれば除籍に相当」との抗議文が「事務所に届けられた」とあった。

どうなる?野党再編。

「国家財政をかんがみ年金カットや医療費の自己負担拡大があってよい。七十五歳以上の後期高齢者の医療費を無料に、などという声もあるが不賛成だ。本当の弱者は高齢者よりも貧しい若者や借金返済に追われる壮年層だ」と。

都合の悪いことは他人様の発言を引用するズルさも資質の内だが、その内容はお茶の水女子大学名誉教授の藤原正彦先生の談。週刊新潮における同氏の連載「管見妄語」を拝読した。国の将来を憂いて現行のシニア割引に疑問を呈している。

が、それ以上に興味を惹いたのは-文部科学省が「反日中国人留学生」に使う血税180億円!-の記事。センセーショナルな見出しは週刊誌のお家芸だが、何とも釈然としない内容なだけに紹介したい。

現在、日本人学生を海外に派遣する為に36億円が投じられている一方で留学生の受け入れ予算は294億円。現在、国内に1万人以上いる「国費留学生」の学費は全て日本が負担。「外国人留学生の受け入れに割かれている予算が日本人の留学支援の為の予算と比べて圧倒的に大きいという指摘は確かにその通り」とは文部科学省の談だそうで、それだけの余裕があるのであればもっと他に使う処があるのではないかと思うのだが、何ともおひとよしな国家である。

また、欧米の大学では出身国ごとに学生の割合が決められるというが、日本の場合は中国人が6割を占める。私が中国を訪れたのは20年以上も昔の話だが、傍若無人ぶりもさることながらあのバイタリティは当時から凄まじかった。

記事ではその傍若無人さと反日思想の学生が日本の税金で養われている現状に疑念を呈していて、その陰にはひとたび定員割れをすれば私学助成金をカットされることから志願者不足に悩む大学が定員を満たすことを理由に留学生を受け入れている実態が記されている。

気が短いもんですぐに鬱憤が溜まってしまうのだが、読者諸賢はいかがか思われるか。

(平成25年7月29日/1463回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月28日 (日)

対処療法

欲張りな性格なもんだから鞄の中が本であふれている。「海は誰のものか(小松正之著)」、「裁判官が日本を滅ぼす(門田隆将著)」、「生きる姿勢(曽野綾子著)」。それに雑誌が2冊「WEDGE」8月号と週刊新潮。

ブログのネタには事欠かないのだが、やはり旬な話題は...秋の川崎市長選。

一昨日の朝刊に市長選挙に関する見出しが躍った。極秘裏に進められていたらしいのだが、壁に耳あり障子に目ありか。国政とは違って鬼門といわれる首長選。ビビって草の陰から眺める私などをよそ目にわれこそは...と名乗りを上げる度胸は大したもの。ましてや一人は女性だというじゃないか、まさに女傑(笑)。

まぁ執行部からかん口令が敷かれているだけに口が滑って周囲に迷惑をかけても申し訳ないからこのへんにしておくが、密室談義のようなイメージを抱かれるのはマイナス。であるならば、総裁選が如く逆に煽ったほうが宣伝効果は高まることは明白なのだが、そのへんが新旧の違いか。正々堂々と戦い(なんてことはこの世界にはないかもしれないけど...)、あとはしこりを残さずに一致団結して戦に臨めるか、そのへんが勝敗の分かれ道になりそうで...。

「WEDGE」8月号は「ウナギの次はマグロが消える」の見出しに惹かれて購入したのだが、話題が盛り沢山。中でも三重大学の勝川俊雄准教授の記事「漁業改革やることは決まっている」を興味深く拝読した。現行のオリンピック方式は各漁業者が自由競争で漁をする為に乱獲に陥りやすい。個別漁獲枠制度による漁獲規制をすれば大自然の営みにより資源量は安定し、銀行預金でいえば元本に手をつけずに利子だけで生活を営む状態が理想だと語る。果たして今からでも間に合うか。

そして、もう一つは医療分野。最近の厚労省の報告によれば男女とも平均寿命を延ばし、女性は再び長寿世界一に返り咲いたのだという。が、平均寿命ばかりが能ではない。「健康寿命」こそ大事とばかりに安倍政権の成長戦略「日本再興戦略」に「健康寿命の延伸」が盛り込まれた。

まさに「ウナギ」上りの医療費を誰が負担すべきか。税か保険か窓口負担か。最も安易な税金という選択肢は将来世代へのツケ回しになりやすいと警告を鳴らす。医療費をどう抑えていくべきか。現行は対処療法的な治療に主眼が置かれているが、糖尿病患者の事例を引き合いに予防重視の医療に転換を図るべきと示している。

前述の漁業然りでつい目先の利益に走りがちだけど...将来を見据えた施策を講じることが出来るか。それが今後のカギになりそうで。

(平成25年7月28日/1462回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月27日 (土)

東北食べる通信

今年も実家の墓参りにて帰省することになった。子供たちは夏旅行とばかりに大はしゃぎだが、気になるのは天気。

天気予報を見れば新潟県は関東甲信越地方に含まれているが、かつての選抜高校野球などでは北陸ブロックに括られていたりと所属が定まらない。ちなみに県内の電力供給は東北電力が担っていたりもして、そんなことも手伝ってか東北地方への思い入れは他人様より少しばかり深いかもしれない。

作家の曽野綾子さんは著書の中で「私たちの暮らしが凡庸の範囲内にあったら、私たちはその運命に対して充分感謝すべきだろう。凡庸という状態は決して当然のことではないからだ」と現代人を戒めておられるが、「オレたちが都会でこれだけの生活を享受していられるんだから国には被災地の復興に全力で取り組んで欲しいよなぁ」との声を聞いた。

あれだけの予算を投じながら復興は道半ば。三陸沿岸では2年以上が経過した今も更地の状態が続いているというではないか。津波被害以上に原発事故の影響も大きい。一部のノイジーマイノリティが科学的知見を無視して恐怖を煽ることで数兆円単位のムダなカネが被災地で困っている人とは別なところに使われている現実を直視すべきである。

つい最近、ある方からメールが届いた。震災直後に被災地を案内いただいた元岩手県議の高橋博之さん。震災後、生まれ故郷の復興を掲げて県知事選に出馬したものの当時の民主党政権、小沢王国の牙城を崩すことが出来なかった。次回は雪辱を...と風雪に耐える浪人期間は自らの研鑽を積むには結構だが、年齢は私より1つ下の38歳。働き盛りの年頃にはあまりにも惜しい4年間。

選挙時に「これからは農山漁村にこそ希望の種をまいていかなければならない」と口で訴えていたことを実際に手と足を動かしてやってみようと政治から一次産業へ転身、NPO法人「東北開墾」を立ち上げた。そして、「食べものの今を、アタマと舌で考える。史上初の「食べる情報誌」を東北から創刊します」と。地味な仕事をコツコツ続けるという根気もスゴいが、何かに挑戦できるというのはすばらしいこと。

彼らには何の罪もない。ある日突然、長年住み慣れた家と家族を失い、路頭に迷いつつも、その困難に必死に立ち向かっているのである。街中の募金活動を展開する慈善団体にしても復興税などとカッコいいことを謳う役所にしてもその使途は上の恣意的な判断であることが少なくない。であるならば相手の顔が見える被災地支援こそが大事と定期購読の手続きをふんだ。

本人が宣伝も頼むとのことなので、ささやかだがこのブログでも取り上げさせていただいた。毎月、東北地方の旬な食材も併せて届くのだそうで、これでまた愉しみが増えた。興味があればぜひどうぞ。

東北食べる通信 http://taberu.me/

(平成25年7月27日/1461回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月26日 (金)

強心臓

今年は早い梅雨明けに参院選と既に夏バテ気味の世の中だが、これからが夏本番。本市でも恒例のフェスタ・サマーミューザのオープニングが迫ってきた。天井崩落の修復を終えて2年ぶりのミューザ開催に期待がかかる。ひと夏の思い出にぜひどうか。

が、夏の風物詩といえばやはりこれ。そう、地元で20年以上も脈々と受け継がれる真夏のゴルフコンペ。多分に義理もありそうだが、今年も大勢の皆様に御参加いただいた。実行委員長は後援会長ならぬおらがセンセイ。

暦の上では年間で最も暑いといわれる大暑だけに「わざわざこんな真夏にやらずとも...」との声も聞こえてきそうだが、予め告知してある以上、それなりの覚悟で臨んで来る元気な夏男、夏女のみなさんである。それでもさすがにカンカン照りやどしゃ降りだけは御免被りたいと役員は当日の朝までヤキモキさせられることになる。

会費制で賞品も各方面から協賛いただいているのだが、「参加者全員に賞品を...」という実行委員長の指示に役員は東奔西走。が、口も出すけどカネも出すとばかりに大盤振る舞いをいただいた。実行委員長と称して自らの誕生日の9位、生まれ年の13位、そして、本人の年齢である(私にうれしい)75位に提供された。

賞品の目処がつけば、次は当日の組み合わせ。4人1組のパーティーで回るのがゴルフ。最近は「ゴルコン」なんて言葉もあるようで、ゴルフコンペならぬゴルフ「コンパ」。終日一緒に過ごせることが好評の理由と聞いたが、セレブに限られそうである。

「ゴルコン」に限らず、どうせ終日を過ごすのであれば気心の知れたメンバーで回りたいもの。4人1組で御申し込みをいただく方もいれば中には初めての参加だけど...と1人の方もいて、おひとり様、そして、初心者も大歓迎のコンペだけにうれしい悲鳴なのだが、そのへんをどうするかが次の難所となる。

相手を選ばぬから私で結構なのだが、ことゴルフとなれば足手まといになるらしく...ボツ(泣)。落雷注意の実行委員長には太鼓持ちをあてがって...との周囲の思惑をよそ目に「私が回りましょう」と相手を買って出た。それでもラウンド中に機嫌を損ねたらマズイよなぁ~と不安が頭をよぎる。

パーティーでの成績発表のひとコマ。「今日のベスグロはOUT40、IN39、計79で...実行委員長」。「いや~目の前の方が『メンバーに恵まれて』って言えって言うんだけれども、こんなメンバーで79だからねぇ...」との挨拶に周囲は爆笑。

ちなみに現役当時は自らのコンペで優勝した経験を有する強心臓の持ち主である。

(平成25年7月26日/1460回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月25日 (木)

白眉

夏の甲子園、神奈川県予選。地元の桐光学園の快進撃に連覇を期待しているのだが、果たしてどうか。

創立100年もの伝統を誇る公立校というふれこみは私の母校と同じだが、井の中の蛙大海を知らず。田舎モンだけに知らなかったのだが、「厚高(アツコー)」こと厚木高校は湘南高校と双璧をなす県内でも指折りの進学校と聞いた。

それを裏付けるように現在も政財界に活躍している人が多く、政界では御当地の神奈川13区(大和市・座間市・海老名市・綾瀬市)の甘利明大臣がそちらの出身であって、そのOB人脈や同窓の結束は固い(らしい)。

白眉(はくび)とは類稀なる俊才の意で用いられることが多いが、その由来は三国志。劉備元徳が治める蜀の国に馬姓を有する五人兄弟が居て、みな秀才でありながら中でも最も優れていた長兄の馬良の眉が白かったことからそう呼ばれるようになったという。

かつて、大バッハが音楽の見聞を広める為に長旅を厭わなかった話は有名だが、片道1時間をかけて通学する以上、当人が学問にかける情熱が伝わってくるというもの。この麻生区の昭和ひと桁生まれで厚高卒業生というのはまさに白眉である。

そんな天下の厚木高校も近年は私学に押され気味であって先輩の嘆き節が聞こえてきそうである。どう転んでもそうは見えないのだが、何を隠そうウチの愚妻がそちらの卒業生であって、末席を汚していただけに過ぎぬから大学名は伏せる。

仕事柄、自宅にも多くの郵便物が届くのだが、区内在住の方から個展の御案内をいただくこともしばしば。向こうにとっては「バッチを付けた」センセイが見えたということで箔が付くし、こちらにとっては票やいいアピールに繋がる。ということで双方の思惑が一致することからたとえそれがよく知らぬ方であってもこちらはズケズケと押しかけていくことになる。

実はつい最近も案内が届き、ある画家の絵画展を訪れたのだが、当事者の経歴を拝見すればアツコーの卒業であって、郵便物の宛名が妻の名前であることに気づく。それでも当事者は随分と喜んで下さり、帰り際には土産にサイン入りの絵はがきをいただいた。

何はともあれ、新たな出会いに感謝である。

(平成25年7月25日/1459回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月24日 (水)

男児誕生

真夏の決戦から一夜。悲喜こもごもの候補者たち。今回の参院選における全国最多得票数を獲得した島村大さんの当選報告会が開催される一方で、次点に泣いた全国比例候補のわかさ勝氏が御礼の挨拶に市役所を訪ねて来られた。「今回の一戦を通じて学ぶことが多かった」と。

勝負事だけに全力を尽くさねばならぬことは言わずもがなだが、勝って学ぶことよりも負けて学ぶことのほうが多い。「勝ちに不思議の勝ちあれど、負けに不思議の負けなし」by野村克也。次回の雪辱に期待したい。

選挙戦は最終日まで訴え続け、投票日を挟んで翌日からは御礼行脚が始まるだけにその一日が候補者にとってもこちら側にとっても貴重な休息日となる...はずが、同僚から呼び出しがかかった。地元のソフトボール大会にチームのメンバーが足りないのだそうで...。それって私じゃなくてもいいんじゃない?と首を傾げつつも彼の「顔を立てる」為に炎天下の2試合をこなした。ふぅ~。

そして、夜は久々に自宅での夕飯。決して自慢できる話ではないが、「本当に」久々の食卓。翌日が土用丑の日となることから一日早く妻がひつまぶしを作ってくれた。財布が別だから値段を聞くような野暮なことはせぬが、やはりうなぎは国産に限る。旬なおいしいものを食べるというのは何とも贅沢。

たとえそれが絶滅危惧種といわれようともその加工品がスーパーの店頭に並んでいる以上、私が食べずとも誰かの口に入るか、処分されるのがオチであって、ならばいっそ値段が高くても私が...と、何とも不条理な世の中である。「(命を)いただきます」と手を合わせておいしいうなぎをいただいた。

案の定、開票日の翌日には団会議の召集がかけられた。その議題は秋の市長選と...。動植物に限らず命の尊厳をどう伝えていくかは教育上の大きなテーマであって、憂慮すべきはわが国における自殺者の多さ。

自己責任といえども自殺防止に向けて自治体が講じることが出来る手立てはないか。川崎市議会の中に超党派の条例制定を目指す動きがあって、わが会派でも議論がスタートした。主に健康福祉委員会のメンバー(矢沢博孝、吉沢章子、橋本勝)が中心となって集約を図るというが、今後に注目である。

そうそう、失う命もあれば授かる命もあって、王室の男児誕生に祝福ムードの英国。久々に微笑ましいニュースではないか。

(平成25年7月24日/1458回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月23日 (火)

書評ブログ

広島県の死体遺棄事件。LINE上のやりとりから事件前後における関係者の状況が明らかになりつつある。報道によればLINEに悪口を書かれたことから犯行に及んだというが、何とも物騒な世の中ではないか。

そういわれてみればメールやネットの普及とともに私どもに寄せられる陳情や相談なども随分と変わった。今ほど通信手段が発達していなかった頃は当人と連絡を取るのもひと苦労。一見お断りではないが、話を聞いてもらうだけでも誰かのつてを辿らねばならぬなどと相談者にとっても手間隙がかかった。

が、その分、互いに緊張感があった。後援会の役員の紹介とあってはどんな困難な話でも無碍に断れるものではないし、実際に困っている相手を目の前にすればその苦労を肌で感じることが出来るというもの。どんな相談事であれ、こちらから訪問する労は惜しまないのだから、ぜひともお会いした上で相談に乗りたいと思っているのだが、最近は匿名のメールも少なくない。

まぁ相手側の事情もあるだろうから、それはそれで致し方ないとしても相手の顔が見えないだけにニュアンスが判りにくい。匿名である以上、そこに何かしらの理由がある訳であって、重い事案であることも少なくない。言い分は分からなくもないが、そこに大きな壁が存在していたりして、それをそのまま記すと大変無愛想な文面になる。「制度上できません」と。

顔が見えれば相手の表情を窺いつつ、微妙に表現を変えることが出来るのだが、匿名となるとそうはいかぬから奥歯に物が挟まったような言い回しになりやすく、相手に申し訳なく思っている。それでもよほどのことがない限り、相談を断ることは稀であって、「なるべく」期待に添えるように動いていることは事実。欲をいえばそれが結果として実を結んでくれれば尚結構なのだが...。

さて、わが家のチビどもも初めての夏休みを迎えた。私は早くに家を出てしまうから知らないのだが、(親に似ず、)朝から机に向かって夏休みの宿題をこなしていると聞いた。そんな宿題の一つに今は懐かしき読書感想文があって、そんなに読めるのかとばかりにわが家の本棚には推薦図書が並んでいる。

そうそう、図書といえば、前職時代のMさんの書評ブログを興味深く読ませていただいているのだが、あるランキングの上位にあるという。私も負けじと本屋を物色していたのだが、いつもの悪い癖でつい衝動買いをしてしまった。

鞄の中には3冊の本が入っていて、その一冊は曽野綾子さんの「生きる姿勢」。普段の素行が悪い私にとって気づかされることが多く、重宝している。

(平成25年7月23日/1457回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月22日 (月)

鬼門

真夏の決戦から一夜。勝利の余韻に浸りつつ、夏休みモード...という訳にもいかないらしく。今後は衆参のねじれを口実にした国会停滞は許されなくなるだけに、「日本を取り戻す戦い」はこれからが正念場を迎える。

政権を追い詰めると意気込んだ野党各党の合従連衡も叶わず、対立候補の一本化が図れなかった選挙区などは遺恨が残るだけに野党にとっても五里霧中の険しい展開が予想される。

さて、今回、晴れて当選を果たした候補者の感慨もひとしおのことと察するが、この勝利を最も喜ばれたのはやはりこの人、再チャレンジの安倍晋三総理ではないか。

振り返れば6年前、最後まで高支持率を維持した小泉純一郎総理からバトンを託されて以降、順風満帆に見えた政権運営も最初に迎えた参院選で躓いた。くさびを打ち込まれたことで衆参にねじれが生じ、国会運営の停滞から支持率が急落。その後、潰瘍性大腸炎に悩まされ、退陣せざるを得なくなった顛末は御承知の通り。

決して言葉には表さなかったが、本人にとってまさに参院選は鬼門であって、最後の最後までどこかに一抹の不安を抱えながらの選挙戦ではなかったか。が、天は自ら助くる者を助くの格言が如く、天が味方をすることになった。

どこの世界も同じ、どれだけ他人に勝る実力を有していても天の時、運に恵まれなければ道は拓けないことが往々にしてあるが、その運を左右するのが本人の生き方、性格ではないかと思っている。

まぁ余計なことを申し上げたが、この夏から秋にかけては、県内の二大都市、横浜市・川崎市の首長選挙が予定されている。議員内閣制のわが国おいては総理を直接選ぶことは出来ないが、自治体の首長は有権者自らが選ぶことが出来る貴重な機会。果たして、どんな顔ぶれが並ぶのか、そして、どんな将来像が描かれるか、なかなか見応えがありそうな大一番。

そうそう、先般、ある席でニュージーランドのヌーヴォーをいただいた。北半球と南半球では季節が逆なだけに、解禁後、まもないのだそうで...。今年のボジョレー・ヌーヴォーの解禁日(11月の第3週)あたりには雌雄が決しているはずだが、どうせならおいしいワインが飲みたいもので...年内の大仕事が残されている。

(平成25年7月22日/1456回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月21日 (日)

勝ち組クラブ

選挙戦最終日。候補者の命運を左右するだけに分からなくもないが、フェイスブックのニュースフィードはまさに参院選オンパレードとなった。

平素からその位の情報を発信していれば選挙戦も些か優位に進められそうだが、こと選挙が終わればどこへやら...にならぬよう。ということで、選挙疲れに気休めの一枚。夏休みの宿題、息子の絵日記を投稿しておいたのだが、反応はどうか。

気休めといえば私のブログ。日々くだらんネタに御付き合いいただく読者の皆様にはご同情申し上げるが、世の中には目から鱗の情報を提供して下さる貴重なブログもあったりして...。そんなブログをまとめ読みできるブログリーダーが重宝していて、メールがGoogleなもんだから自然とGoogleリーダーを利用していたのだが、サービス終了となるらしく、後継探しに躍起になっている。そんなことでネット上を検索していたら「“コンテンツ発見エンジン”/Googleリーダーを継ぐもの」という藤村厚夫氏のブログを発見した。

以下、記事の引用だが、「ストリーム型のパラダイムの根本的な欠陥は、そこに流れるさまざまなメディアやブログのコンテンツは等価な存在ではない」、「ソーシャルメディアのとりとめのないストリームには数々の珠玉のコンテンツが含まれていて、同時にその発見を打ち消すようなノイズもまた大量に流れている」とあった。こと情報という視点から眺めればネット上やニュースフィードには様々な情報が氾濫していて、その中から宝石となるコンテンツを探すのは容易なことではない。

さて、JCとは青年会議所、正式には公益社団法人日本青年会議所の通称だが、そのJCが主催するサマーコンファレンスがパシフィコ横浜で開催をされていて、空き時間を利用してそのフォーラムに顔を出した。有名講師を招いて様々なフォーラムが開催されていたのだが、私が選んだのはこれ。

「日本のエネルギー選択フォーラム」。基調講演は国際ジャーナリスト、というよりも最近もこのブログに登場した「狼たちへの伝言」の著者、落合信彦氏。エネルギー戦略こそ各国の命綱であって、どれだけの情報を握るかが勝敗を分ける。世界の諜報機関とインテリジェンスについても一家言を有する同氏だが、それが資源貧国の日本であれば尚更のこと。過去を振り返り、オイルビジネスに身を投じていた頃の活況を今の若者に見せたかったと語った。

さすがに年齢が年齢だけに内容が新鮮味に欠けるような気がしないでもないが、とにかく人選が「いいね!」。今日のタイトル?同氏の公式ホームページの名称。

(平成25年7月21日/1455回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月20日 (土)

トイレの絵

ここだけの話、ウチのトイレに1枚の絵が飾ってあるのだが、その絵は新婚旅行時にスペインで購入したもの。マドリード市内の古びた画商で店のオヤジに「スペインらしい絵はないか?」と聞いたらこの絵が出てきた。

自慢げに話すオヤジの話を根気よく聞いていたのだが、中央にいる人物がガルシア・ロルカという人でオヤジの思い入れが強いことだけは分かった。右下の署名にはロペス・サンチョとあって、横に細長いキャンパスに描かれた風刺画になっている。

ガルシア・ロルカはスペインの詩人だが、「ガルシア・ロルカ賛歌」という曲があるそうで、メキシコの作曲家レブエルタスの作品。同氏は生まれこそ貧しかったものの、苦学の末、その芸術的な才能を開花させたメキシコを代表する作曲家の一人であって、アカデミズムや権威主義を嫌い、むしろ、街中の庶民が奏でる音楽を大切にしたことで有名。そのレブエルタス作曲の「センセマヤ」を聴いた。

サントリーホールでの東京フィルハーモニー管弦楽団の演奏会。それ以外の演目はブラームスのヴァイオリン協奏曲とベルリオーズの幻想交響曲。ベルリオーズの「幻想交響曲」は名曲の一つであって、第五楽章の鐘の音による演出はワーグナーに通じるものがありそうだが、クリスチャン・バスケス氏の指揮による情熱的かつエネルギッシュな演奏はすばらしかった。

さて、前置きはそのへんにして今日はいよいよ選挙戦の最終日。これまでも何度か取り上げてきたが、神奈川県選挙区の島村大候補は現役の歯科医師であって、日本歯科医師連盟の元理事長というスゴそうな肩書を有する人物。

医師といえばわれらと同じ「センセイ」稼業。が、どこぞのセンセイとは違って、誰しも認める立派な職業であって、権威も十分。収入とてワルくないであろうし、今さら政治の道を選ばずとも悠々自適の人生は歩めたはず。

政治の道は茨(いばら)の道。嫌でも時には頭を下げねばならぬこともあるであろうし、罵声も浴びる。が、それでも「世の為、人の為、国家の為に」とこの道を選んだところに彼の真骨頂があって、その気概と心意気がこの国を変える原動力になりうると信じている。

・・・自分が世間に対して捧げようとするものに比べて、現実の世の中が-自分の立場から見て-どんなに愚かであり、卑俗であっても、断じて挫けない人間。どんな事態に直面しても「それにもかかわらず」と言い切る自信のある人間。そういう人間だけが政治への「天職」を持つ・・・とマックス・ウェーバーの名著「職業としての政治」にある。

(平成25年7月20日/1454回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月19日 (金)

落雷

今年は梅雨明けが早かった。日照り続きは農家にとって深刻な悩み。ホースの水よりも土にじわりと浸み込む雨が最良なのだそうで、ここ何日かの雨が恵みの雨となるかどうか。日照りといえども根が深い多摩川梨は順調なのだそうで、ワインなども古木から作られたものはおいしいと聞いた。人と同じでやっぱり健康寿命は長いほうがいい。

さて、参院選。参院の任期は6年、半数の改選で解散がないから3年に1度、この真夏の季節にやってくる。しかも、17日間の長期戦(ちなみに衆議院は12日間、政令市議は9日間)だから候補にとっては過酷そのもの。が、ネット選挙の解禁に伴い、涼しい冷房の効いた部屋の中、そして、通常の時間外での選挙運動も可能になった。

そこを利用した「かながわ自民党TV」は毎日夜の放送。一昨日は再び本市の担当であって、当日のキャスターは同僚の青木功雄市議と原典之市議。私の出演回の反省を踏まえて、まさか失態はないよナ...と気がかりでiPad片手に生中継を見ることになった。なかなかいい内容に仕上がっているではないか。

が、やはり選挙の醍醐味は何といっても街頭活動。われらが島村大候補こそ全快でアツく訴えているが、比例のベテランはさすがにバテ気味。私とて昔は場所取りから設営まで全て自分でやっていたはずなのだが、期数を重ねるうちに図々しく、御膳立てをいただいた舞台に登壇するだけになり下がってしまった(泣)。

さて、情報は小出しにすると相手の興味を惹くように選挙も終盤戦に向け盛り上がりを作ることが大事。となれば...あの人の出番。そう、おらがセンセイ。企業経営と議員の二足の草鞋を履いてきただけあって、その話は十分に傾聴に値するのだが、地元の御大尽なだけに駅頭でマイクを握る姿は見たことが...ない。応援弁士がズラリと並ぶ街頭演説会。作戦会議の最中に「当日は(残念ながら)センセイのマイクを握る時間はなさそうですね」と水を向けたら案の定、落雷となった。

参院選も残すところ2日。今日は終日かわさきDay。朝の登戸駅にはじまり午前中は多摩区、麻生区の遊説に総動員で臨む。そんな折、県連から「選挙戦終盤のネット戦略と投票日の注意点」と題したFAXが届いた。一部手の内がバレちゃうが、今日は「一斉ブログDay」。候補者名「島村大」、そして、あるキーワードを盛り込むようにとの指示。

FAXの下段には「この戦略は自民党の議員組織と規模があって成立するものであって、他候補・他政党の誹謗中傷は絶対に行わないよう徹底を」とあった。

(平成25年7月19日/1453回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月18日 (木)

丑の日

「桃栗三年柿八年」とは有名なことわざだが、当人曰く「串打ち3年、裂き8年 焼きは一生」だそうで。土用丑の日が迫ってきた。ということで今日は鰻の話。

卑しい性格が災いしてか鯵(あじ)の干物は残さず食べる。何も残さず食べることだけが能ではなくて、骨があっても魚の食べ方には多少の自信がある。というか慣れている。

そのきっかけは朝のラジオ番組。子供の魚嫌いの理由の一つが「小骨」だそうで。「細かいことは気にするな」。こんなご時世にも関わらずである。が、一方で、命のありがたみも懇々と説いていた。

私が取材協力をする雑誌は編集長が全てをアレンジしてくれるのだが、対談相手は自民党カフェスタでおなじみの築地魚河岸三代目、生田よしかつさん。雑誌「Vasco da Gama(バスコダガマ)」が売れても電子書籍「一日一話」が売れても私の収入になる訳ではないのだが、少なくとも前者は私のブログよりはるかに面白い内容に仕上がっている。

今回の対談場所は勝どきの寿司屋「はし田」。十年以上前に訪れたことがあるこの店は夜になると黒塗りの車がズラリと並ぶことで有名な地元の名店。昔からここに来る客は出世するといわれる縁起のいい店でもあって、そういえば私も...そりゃ転職(笑)。さすが地元っ子、当人が店主と馴染らしく随分とサービスが付いた。

まぐろ屋のセガレであって、鰻屋の孫と語る当人だが、まぐろも鰻も私の好物。鰻価格の高騰は御承知の通りだが、両方とも自然回復が見込めないレベルまで資源量が低下しているのだそうで。鯖(さば)寿司で有名な京都。その鯖も近年はノルウェー産だという。かつては乱獲による漁獲高の減少に悩んだノルウェーが今では魚の輸出国。しかも旨い!ときたもんだ。

世界広しといえども寿司文化を持つわが国の近海の魚の旨さと調理技術はダントツだと信じて疑わないのだが、日本のEEZ(排他的経済水域)は世界第6位なだけに大自然の恵みをもっと上手く活用できぬものか。

「獲らなきゃいいじゃん」と思うのは素人発想。漁師が漁に出るのは命がけであって、家族の生活がかかっている。一方で、消費者とて行けばスーパーには新鮮な魚が並び、国産鰻は高いけれど、輸入物なら手が届く。漁業組合が推すセンセイはみすみす票を減らすことはしないし、一方の都市部のセンセイとて票にはならぬ。ということで...一向に前に進まない。

たとえ票にならずとも政治がやらねばならぬことは少なくない。

(平成25年7月18日/1452回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2013年7月17日 (水)

公募

「政令市初の公募市議」というのが私のふれこみの一つであって、「公募」といえばなにやら新鮮でしがらみもなく、いいことをしてくれそうに聞こえなくもないが、所詮はこんなもんである。最近は経歴詐称まであったりして、「どこの馬の骨とも分からぬ人物」と言われるのもあながち的外れではない。

遊びが過ぎたか、参院選の影響か、仕事が山積み状態。が、追い込まれると人は思わぬ力を発揮するもの。火事場のバカ力というらしい。何かブログのネタでも、と本屋を物色していたら面白そうな本を発見。表紙のポーカーフェイスが何となく(昔の)愛読書「狼たちへの伝言」の著者、落合信彦氏と重なった。

そう、小泉純一郎元総理の名物秘書官、現在は内閣参与の飯島勲氏。その著書「秘密ノート~交渉、スキャンダル消し、橋下対策」を手に取った。政治の世界を生き抜く知恵と様々な人生訓が含まれていて、巻末には「ももクロZ」ことももいろクローバーZとの対談や-「生活保護」の闇を暴く-など読者の興味をそそる一冊に仕上がっている。

販売部数を伸ばすには読者の興味を惹くきっかけが重要。表紙にしてもタイトルにしても上手く工夫が凝らされている。そして何よりも裏方出身というのがいい。忠臣は二君に仕えずというが、主君一筋でありながらもその主君は元総理であるし、様々な人物が群がってくる。そんな周囲の方々を一歩後ろに下がって冷静に観察できるポジションでの経験は貴重。

今回の著書では話題の橋本氏をまな板の上に載せた。日本一の発信力と挑戦力を有すると評しつつも、「政治家としての実績・実力は別にして...」と前置きをしてみたり、歯に衣着せぬ物言いは政治本としてもなかなか読み応えのある内容になっている。

そんな大阪府・市は話題が満載。その話題の一つに「公募」があって、公募校長や公募区長は同氏の肝いり施策。「民間から優秀な人材を確保したい」と導入した公募区長の中には就任1年を待たずして「解雇」される事例があったりして...。本市とて(公募ではないけれども)民間区長を登用したことがあったが、何か目立った功績でもあっただろうかと振り返ってみたくもなる。

そのへんはバッチの世界も同じ。「国会議員はそれぞれの道で中途半端な実績しか残せない人の為の再就職口ではない。選挙で維新に群がった、各党からの離党組も、政治塾出身の新人たちも「維新の会」という看板がつけば議員になれる、という考えがいただけない」とバッサリ。

でも、そう考えると公募で10年も続いている私などはなかなか大したもんじゃないか(笑)。まぁそれもひとえに「どこの馬の骨とも分からぬ人物」に淡い期待をして下さった方々がいてこそ。世の中もまだまだ捨てたもんじゃない。

えっぼちぼち賞味期限?そうかもしれぬ。

(平成25年7月17日/1451回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月16日 (火)

旧態依然

古き良き伝統の残る自民党。といえば聞こえはいいが、旧態依然という言葉が似合うおらが自民党。普段からこちらの気が利きすぎたか議長経験者3名(というとスグ特定出来ちゃうのだが...)から誘いがあって渋々と付き合うことになった。

それも時代か、最近は職場における付き合いも希薄化しているらしく...役所も然り。世の模範となるべきコンプライアンス(法令遵守)の厳しい職場なだけに無理にでも部下を誘おうものならすぐにパワハラと訴えられるとは何とも寂しい限り。

そんな若手の職員は仕事が終わればスマホとにらめっこ。ツイッターにしてもフェイスブックにしても数多くの投稿が寄せられていてニュースフィードはさながら洪水状態。そこには自らの存在に気づいて欲しいと世に問いかける利用者があまりにも多いことに驚かされる。

「いいね!」の回数がその人の価値を決めるものではないことは承知しつつも、それが多いと何となく優越感に浸っている自分が居たりして...不肖私もその一人である。フェイス・トゥ・フェイスなどどこへやら。今の時代らしく軽くてゆるいコミュニティがネット上に形成されていくことになる。

さて、そちらの動向にも耳を立てていないとと思いつつ、「米ハフィントン・ポストの衝撃」という本を読み終えた。この5月に上陸を果たした日本版ハフィントン・ポスト。創業者アリアナ・ハフィントン氏自身が首相官邸を訪れてトップ会談を果たしたことから安倍晋三総理も参加を表明。参院選を控えていたことからもタイミングは絶妙であった。

アカデミーヒルズで行われるセミナー「ハフィントンポストは日本で新しい言論コミュニティを形成できるか?~話題のニュースサイト日本上陸から2ヶ月、松浦編集長が語る「仕掛け」と「挑戦」~」に申し込んでいるのだが、日本版ハフィントン・ポストは朝日新聞との合弁。

ハフポスト自体が新聞社をはじめとする伝統的な印刷メディアに対する挑戦という生い立ちを有するだけにネットの利用拡大と部数低下に悩む新聞社がどう対峙するのか興味津々。日本市場を獲得する為に新聞社の軍門に下ったとの見方も出来るが、旧態依然とした新聞社にとっても変革のチャンス。

紙媒体の新聞は凋落することがあってもジャーナリズムの質は保たれると信じて疑わないのだが、果たして今の横並び報道から脱皮できるか。その挑戦を固唾を呑んで見守っているのだが、それだけに本のタイトルに「米」を付した著者の意図が気になっている。

(平成25年7月16日/1450回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月15日 (月)

令夫人

選挙戦も後半戦。ある雑誌の巻頭に「自民党政権は長期化しない」と銘打った大学教授のインタビューを見つけた。政権与党に批判は付き物だが、処方箋がある訳ではないし、いつも無責任な批判にはうんざり。最近は有権者も賢いから...。

IBMの元会長ルイス・ガースナー氏の著書に「巨像は踊る」という本があって、巨象といえばやっぱりおらが政党「自民党」。それを躍らせるのは並大抵のことではないが、仮に躍らせることが出来れば絶大な威力が期待できるのも事実。

さて、昼間の会議が多い会社というのはあまりいい印象は無いのだが、役所も然り。そして、おらが政党も...。

一致結束して事に当たる、士気を盛り上げる為に...という意図があることは承知をしているのだが、期間中に選挙対策会議、通称「選対会議」と呼ばれる会合に呼び出されることが少なくない。行けば机上に「電話作戦実施状況」なる紙が置かれていて各区の状況が一目瞭然。都度「これでは足りぬ、手を抜くな」とハッパをかけられることになる。

そんな耳の痛い小言だけではかなわん。遠路片道1時間をかけて訪れる以上、何か収穫でもと期待をしているのだが、市連の特別顧問である元参議院議員の斎藤文夫先生の挨拶には琴線に触れる言葉がちりばめられていて、気づかされることが少なくないし、われらが代議士、田中和徳センセイの話には独自の鋭い選挙分析が含まれている。

「今回の選挙戦は組織政党としての自民党の真価が問われる一戦だ」と、その意味するところは深い。一方で釘を刺すのも忘れない。「個人演説会後の飲食。つい、代表者がまとめて会計をしがちだが、支払いはあくまでも個人で。さもなくば...20日間のブタ箱入りになります」とさすがに塀の上を歩いている方だけあって(いやいや冗談)、表現がリアルすぎる。

見えにくい参院選の争点の一つは政治への信頼。詭弁を弄して政権の座に着いた政党の行く末は先の都議選の通りであって、「今回は」どこどこの政党の看板を付ければ勝てるだろうという渡り鳥候補も所詮は自分の都合だけ。自らの政党も変えれぬような候補に国を変えれるわけがない。

そうそう、当日は島村大(しまむら・だい)候補の令夫人が本人の代理として出席をされていた。亭主の為とは申せどもつくづく損な役回り。あくまでも本人の資質と実績で評価されるべきだと思うのだが、本人以上に奥様の評判で票を獲得するセンセイは少なくないんだよなぁ~。

えっウチ?今日はこのへんで。

(平成25年7月15日/1449回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月14日 (日)

りんご課

アイザック・ニュートンが木から落ちたりんごを見て、万有引力の法則を発見したエピソードはあまりにも有名な話。過去にこのブログでも紹介したが、不可能と言われたりんごの無農薬栽培に取り組み続けた木村秋則さんを描いた映画「奇跡のリンゴ」が大ヒット上映中だという。

全国のりんご生産量の5割を占める青森県。その半分は弘前市を中心とする津軽地方であって、その生産量は同じくりんごで有名な長野県に匹敵するというのだから驚きである。「奇跡のリンゴ」の舞台も津軽地方。その津軽地方の中心となる弘前市の市役所には「りんご課」という課が存在する。

弘前市といえば弘前城が有名な城下町。外敵への備えか、道は狭く複雑である。が、本州の最北端にあって、そんな古い街並みが残る弘前市にはなぜか瀟洒な建物が点在する。「なぜ?」という疑問や好奇心こそが人を成長させる原動力。明治時代には既にりんごの海外輸出が手がけられ、海向こうの函館市との交流も盛んだったと聞いた。

そんな名残か台湾でも日本のりんごは好評で1個1千円なんてもあるそうで...。現在、海外に輸出されるりんごの9割は青森県産であって、りんごの関税は17%。また、火に油を注ぎかねないからそのへんに留めておくが、とにかく栽培技術は日本が一番。それでも最近は他国の足音が聞こえているのだそうで、うかうかしてはいられない状況だという。

今は保存技術が優れているから年間を通じてりんごが味わえるものの、おいしいのはやはり旬な秋。それも一番おいしい時にりんごは落ちるのだそうで...冒頭の万有引力のきっかけとなったりんごはさぞや旨かったに違いない(笑)。

弘前市といえば何といっても夏のねぶたまつりと春のさくらまつり。弘前城の桜は全国的にも有名。本来であれば樹齢50年ともいわれる桜の寿命だが、そこには100年以上も人々を魅了し続けてきた桜があって、その管理技術は地元で培われてきたりんご栽培のノウハウがふんだんに生かされている。

「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」とは有名なことわざだが、ここの桜は「枝伐り」が行われているという。「枝伐り」(=間引き)を行うことで残された実に栄養分がいき、立派な実を実らせるというりんごの経験を生かして、桜も伐ることで花がきれいになるのだそうだ。

そう、そんな視察を含む1泊2日の行程を終えて、青森空港から東京行き最終便で帰路についたのだが、偶然にも遊説帰りの進次郎氏と一緒になった。それにしてもやっぱりオーラあるよなぁ~。

(平成25年7月14日/1448回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月13日 (土)

分刻み

朝は6時30分から茅ヶ崎駅北口にて駅頭。その後は電車移動で二宮駅南口→大磯駅→平塚駅北口の都まんじゅう前→辻堂駅北口→江ノ島→藤沢駅南口→寒川町フジスーパー前→ユータカラヤ前街頭演説会、20時00分終了。

というのが島村大候補の大まかな予定であって、事務所に届くFAXには分刻みの予定がびっしりと記されている。参院選の主戦場は都道府県選挙区だから範囲が広い。当日は県西部だから余裕がありそうだとタカを括っていたのだが、それが大きな間違いの元だった。

朝は8時30分の選挙対策会議から始まり、市役所に移動して、3件の陳情相談を受け、午後はある事案についての報告を受けていたのだが、16時には地元の道路建設センターで行われる住民会議に出席。18時には高石商工創和会の発足式。

何ともおめでたい席に加え、ホテルモリノ新百合丘の広東名菜「赤坂離宮」での開催なだけに途中退席が惜しまれるのだが、21時には「かながわ自民党TV」の出演が予定されていて、20時には事前打ち合わせの召集がかかる。全て終えて、自宅に帰宅したのは午前0時過ぎであった。

が、続きがあって、当日、市役所の机上には「明日は5時45分に○○先生宅にお迎えで」と地図入りの紙。選挙期間中だけにゴルフじゃないのが救いなのだが、翌朝は4時に起床してブログを仕上げ...。出張の機内における睡眠が何とも幸せな時間となった。

そのTV出演。決して得意じゃないのだが、何故か司会の役を務めることになった。「日の出テレビ」への出演で要領は分かっているつもりなのだが、単なる政見放送では面白みに欠ける。さりとて、ふざけすぎても批判を招きかねない。そのへんのさじ加減が腕の見せ所。

そんなスタジオとメンバーを心配してか、県連からは責任者のTさんが派遣されて来た(実は目付け役だったりして...)。前日までの反省を踏まえ、「テンションは高くて結構」とGOサインが出た。

当日は神奈川9区(多摩区/麻生区)選出メンバー全員に声をかけておいたのだが、集ったのは多摩区の土井隆典県議、廣田健一市議、吉澤章子市議の3名のみ。尚且つ、スタジオ入りは10分前とまさに社長出勤。司会者泣かせの面々に困惑気味の司会者。

テーマは「徹底討論、どうする?社会保障」。医療制度における論点に、医療費を誰がどれだけ負担するか、そして、医療費をどう抑制するかがあるが、われらが島村大候補は演説において予防の重要性を説かれていることが多い。

番組編集は調整不足ではあるものの、そのへんを取り繕いながらゲストに意見を求めたのだが、さすがに疲れ気味だったか、後半部分は表情が硬かったと視聴者から教えていただいた。隣に司会が得意の中山展宏さんがいて助かった。

(平成25年7月13日/1447回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月12日 (金)

七夕

支援者の皆様からいただいた千羽鶴を被災地に届けてからはや2年。そんな「千」の数字に願いを込めてはじめた「千の音色でつなぐ絆」プロジェクト。

東日本大震災の流木や陸前高田市の奇跡の一本松を材料にヴァイオリン製作者の中澤宗幸氏が作ったビオラは皇太子さまによって演奏され、天皇・皇后両陛下と雅子さまが客席から鑑賞された様子をニュースで拝見させていただいた。ちなみに曲目はシューベルトの名作、交響曲第7番「未完成」。

「人は死んでお星さまになるんだよ」とか「巨星堕つ」といわれるように人は星に例えられることが少なくない。古来より人は星に願いを託してきた。今年の七夕。被災地にも星空を見上げた方が多いのではなかろうか。夜空を見上げたり天文の話を聞いているとちっぽけな自分に気付かされる。

久々にアカデミーヒルズの六本木天文クラブの講演を聞いた。スピーカーは国立天文台名誉教授・同元台長の海部宣男氏。「天文歳時記」の著作もある同氏は古今の詩歌にも造詣が深く、そんな解説も織り交ぜながらの講義は大変分かり易かった。遣唐使時代に中国から伝わったとされる七夕。「七夕に妹がとなへて継句せん」とは江戸時代の句。妹は妻か恋人か、何ともロマンチックな句であるし、「別るるや夢一筋の天の川」とは夏目漱石の句。

そんな七夕にちなんだ行事は7月7日に行われることが多い。今年は(たまたま)梅雨明けが早く、晴れた星空に天の川を見ることが出来たが、天文学的には月の満ち欠けが芳しくないのだそうで...。むしろ、梅雨明けの旧暦の七夕のほうが好条件であって、沖縄の石垣島では毎年ライトダウンイベントが行われているという。そんなきれいな天の川を都会の子供にも見せてあげたいというのが先生の願い。

「人間がさぐる宇宙の最先端~今夜は宇宙を考えてみよう~」と題したその講演では世界の天文学の最新動向を紹介いただくとともに、生命の神秘、太陽系外の惑星における生命の可能性に迫った。最近の調査によれば第二の地球、地球外生命体が存在する可能性が濃厚であるものの、地球の誕生は今から約46億年前。

その地球上に生命体が誕生したのは約38億年といわれているが、その大半が単細胞生命体の時代であって、最初の人類とされるアウストラロピテクスでさえも誕生したのは数百万年前の話。(地球外の)惑星に生命体が誕生するのはそれほど難しい条件ではないが、「進化」を遂げるということがどれほどのことなのか。とすれば、仮に他の惑星に生命体の存在が確認出来たとしても動物や人を期待してはいけないのだそうだ。

そして、ビッグバン以来、今も膨脹を続ける宇宙の果ての存在有無を議論するのは神学論争に近いという同氏はこう結ばれた。「宇宙の果てがあるとすれば、それは私どもの認識の果て。科学を学ぶことは宇宙の果てを広げるということである」と。

(平成25年7月12日/1446回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月11日 (木)

ターレー

本市が誇る商店街「銀柳街」アーケードをチネチッタのほうに抜けると「大江戸」という鮨屋がある。回転すしなのだが侮ることなかれ。コストパフォーマンスは最高。「旨い」ネタを低料金で食わせてくれる。ということで今日はお江戸と魚の話。

さて、「ハーレー」ならぬ「ターレー」とはそちらの専門用語。正式にはターレットトラックというのだが、荷役用に利用されている運搬車のこと。特に免許は要らないのだが、私がその運転を会得したのは学生時代。東海汽船のアルバイトで竹芝桟橋内を乗り回した記憶が懐かしい。そんなターレーに久々に乗ることになった。その場所とは...。

東京ドーム6個分という広大な敷地が東京の一等地「銀座」の隣に横たわる。そう、東京の胃袋、というよりも日本の胃袋「築地市場」の中をある御仁に案内いただいた。「ここは幾分か涼しいんじゃないか」-「日頃の行いがいいからな」と負けん気の強い江戸っ子同士の会話が聞こえてくる。

いつもの雑誌「Vasco da Gama」には知人の南雲克雅氏による連載「ニイガタ・イン・トーキョー」があって、同氏によれば明治21年の日本の人口は4千万人。都道府県では新潟県が最も多く、その人口は166万人。2位の兵庫県が151万人、3位の愛知県で144万人、東京都は135万人の4位だという。

当時日本の就業はまだ農業が9割を占める中、生産能力のある新潟県が人口を多く抱えられる力を持ち人口が日本で一番多かった。そして、その人口が一気に東京へ向かうことになったのが、戦後の「集団就職」であってそのルーツは新潟にあると。だから一見、都会のように見える東京もさかのぼれば田舎もんの集まりであって、私もその一人。ちなみに私は川崎在住だけど田舎の人には全て「東京」で一括りにされることが多い。

そう、そんな東京都中央卸売市場は一般的に「築地魚河岸」と称される。巷では脱サラして妻の父の跡を継いで仲卸三代目になった主人公と築地の人間模様を描いた漫画「築地魚河岸三代目」が人気と伺ったが、本人はまさに正真正銘の「築地魚河岸三代目」。

書籍「日本一旨い魚の食べ方」で名が売れた同氏は自民党の「CafeSta(カフェスタ)」にも出演。以前、「おもいっきりテレビ」ではみのもんた氏にもホメられたというそのキャラはべらんめぇ口調と歯に衣着せぬ物言いのまさに江戸っ子。ムリを言ってそんな生粋の江戸っ子に対談の相手をしてもらうことになった。

べらんめぇパワーに圧倒されそうになりつつも、当日は築地市場の実情から移転、そして、日本近海の水産資源にまつわる話など多岐に亘って御話を聞かせていただいた。続きは...いつもの雑誌にて。

(平成25年7月11日/1445回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月10日 (水)

先駆け

「男時」とは運が向いていて上り調子の時、「女時」とは運が離れている時、どんなに頑張っても上手くいかない時のこと。今は上り調子ではなくともいつかは機会が回ってくる。その「男時」の為に日々研鑽を積むべしとは能の大家、世阿弥の教えだそうで。

さて、この週末に(たまたま)TVで放映中の「宇宙戦艦ヤマト」を見る機会があった。こういうのを復刻版というのだろう。アニメーションや主題歌は昔の面影を残しつつリメイクされて、子供心に空想を駆り立てられたのが懐かしい。

毎週配布される党の機関紙「自由民主」の少し前にその「宇宙戦艦ヤマト」で有名な漫画家、松本零士さんと石破茂幹事長が宇宙の可能性について対談記事が掲載されていて興味深く拝読した。

最近は「宇宙戦艦ヤマト」以外にも「機動戦士ガンダム」や「銀河鉄道999」等々、空前のアニメブーム到来。クールジャパンの一つか、国内のみならず海外でも好評と伺った。クールジャパンといえば最近のことのように聞こえるが、以前より日本の美は世界でも注目をされていて、その一つに「浮世絵」がある。

浮世絵といえば本市の観光カリスマこと斎藤文夫先生(砂子の里資料館長)のコレクション。そのコレクションの展示会「浮世絵FloatingWorld」が東京・丸の内の三菱一号館美術館にて開催されるとのことでご丁重なる案内をいただいた。

既に齢八十をゆうに超えるはずなのだが、こんな小僧っ子にも気を遣って下さるとはうれしい限り。そんな御大からご案内状をいただいた以上、無視をする訳にも参らぬと参院選の合間を縫って顔を出した。丸の内の一角に位置するその瀟洒な建物は訪れるだけでも十分。御大こそ不在だったものの、束の間の休息を愉しんだ。

それを語れるだけの知識は持ち合わせていないのだが、江戸時代に生まれた浮世絵には様々な対象が描かれていて、何と美人画、そして、江戸の庶民の生活が描かれた作品が好きである。その艶やか過ぎず、ぬくもりがある絶妙な色彩と繊細なタッチはまさに日本のお家芸であって見る者を魅了する。

仏を代表する画家ロートレックの作品や浮世絵が表紙となる仏雑誌なども展示されていて、その所蔵のコレクションにも驚かされるが、まさにクールジャパンの先駆けはこの浮世絵ではなかろうかとも思わせる。ここだけの話、絶対にお薦めの美術展。

そうそう、最近、うちのデザイナーからも作品を見せてもらったのだが、なかなかいい絵だと思わない?

Img3

(平成25年7月10日/1444回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 9日 (火)

潮目

6日(土)の全国紙朝刊に参院選は自民党優勢の見出しが躍った。ちなみに神奈川新聞の一面には「自民 単独過半数の勢い」「島村氏選考、佐々木氏堅調」。

すぐさま党本部の石破茂幹事長から「緊急通達」が送られてきた。「敵が危機感を募らせ必死さを増せば、情勢は直ちに一変することを厳に認識せよ」と。そんな耳に痛い小言こそ過去の貴重な教訓が含まれている。

確かにそんな報道が流れてしまっては窮鼠猫を噛むではないが、相手は背水の陣で臨んで来る。必死になって躓いてくれればいいのだが、なかなかそうもいかぬ。一方で都合よく解釈すれば「勝ち馬に乗る」心理が働くから更にどっと流れ込む可能性もあって、事実、取り立てて失策でもない限りにおいては期間途中の報道通りに勝敗が決することが少なくない。

報道の記者とて世論調査に基づく事実を記しただけで他意はないであろうからあとは政党の受け止め方次第。そう、都議選からネット選挙が解禁されたことは御承知の通りだが、毎日新聞社と立命館大の共同研究によれば、各党の立候補予定者によるツイッターの投稿を分析したところ、自民、共産両党の発信がツイッター上に効果的に拡散していることが判明したという。

これまでは選挙中には候補者のSNS利用やホームページの更新は禁止されていた。選挙時こそ自らの名前と政策を売らねばならないのが厳しく制限されているのだから本末転倒というもの。が、むしろ法律で手足を縛っていただいたほうが、選挙中における候補者の負担も減るし、それまでの実績が評価される可能性が高い。

今回の規制緩和によりブログの更新やSNS等の深夜営業も可能になったのだが、候補者にとっては諸刃の剣。そんな折、いつもの「チームかながわ」から指令が飛んで来た。現在、「かながわ自民党TV」http://www.ustream.tv/channel/jimintvなるものを立ち上げて、深夜活動を展開しようじゃないかと。

ということで日々、各選挙区支部の持ち回りで放映中なのだが、うちの当番は明日10日(水)。以下の企画で放映予定なので、ぜひご覧あれ。

日時:7月10日(水)21:00~22:00

テーマ;徹底討論、どうする?社会保障

出演者:衆議院議員 中山展宏&川崎市議会議員 山崎なおふみ

ゲスト:地元選出県議及び市議

(平成25年7月9日/1443回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年7月 8日 (月)

親の教え

そうそう、昨日の続き。名前は分かったけれども中身はどうなん「だい」。全く懲りていないナ(笑)。

島村大(しまむら・だい)さんの名刺には「衣食住ならぬ医職住」とある。島村大さんは現役の歯科医師。歯医者というと医者よりも一段低く見られがちだが、「歯は万病のもと」といわれるように口腔衛生の現場から見えてくることは少なくない。児童虐待にしても最近は人目につかないネグレクトのような陰湿なケースもあるが、歯科医師として子供の歯を見れば分かるのだそうで...。

ちなみに本人は日本歯科医師連盟の前理事長なる立派な肩書きを有するからエラい先生だったはすなのだが、ほんとに気さくな性格。それも本人の人柄か。

参院選は都道府県単位なだけに守備範囲が広い。一生懸命応援するあまりに他人様の「シマ」にしゃしゃり出ても選挙区を知るのはあくまでもその選挙区の人物であって、かえって迷惑になりかねないと静かにしていたのだが、そんな折、「チームかながわ」のキャラバン隊、というか、小泉進次郎氏が候補者ともどもにおらが選挙区にやって来ることになった。

勿論、地元は歓迎ムード一色なのだが、県連の選対本部長や幹事長も一緒というだけあって、関係者はピリピリムード。当日は歯科医、じゃなくて司会を仰せつかることになった(つまらんナ)。当日の進行表には到着が19時とあるのだが、事前告知は18時半と謳っていて、早い方は17時半には陣取りをされている。

議員センセイは話も長ければ到着時間もまちまち、飛び入りの応援演説から急遽キャンセルまで司会者泣かせの面々。当日は衆議院予算常任委員長の山本有二氏が応援に駆けつけて下さった。知らない土地でありながらも候補者の為に、と本人と候補者の人柄が窺える。

1時間の立ちっぱなしはキツい。それでも何とか場を持たせなければならず、司会者として方々に気は遣ったつもりだが、翌日には「昨日の司会、御上手でしたね」との御電話もいただき、疲れもどこへやら。

そうそう、新人として挑戦される方もいれば、功なり名遂げて引退される方もいる。その一人である川口順子氏が御礼の御挨拶ということで市役所にお見えになった。既に齢70歳というが、依然、矍鑠(かくしゃく)且つ凛とされているだけにもう1期位は十分に務まりそうなものだが、今後の御活躍に期待をしたい。

「お前のようなバカものは他人様の足をひっぱるんじゃないよ」と母親に育てられたのだが、「人生75年なら初めの25年は両親が育てるからうんと学びなさい。次の25年は一生懸命働き家族を養いなさい。最後の25年は国や社会に恩返しをしなさい」とは島村大(しまむら・だい)さんの母親の言葉だそうで。

(平成25年7月8日/1442回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 7日 (日)

誰だい

ひと昔前は物珍しかった車両が都内で平然と走る。アイドルグループから漫画喫茶の宣伝まで様々。人目を惹くのは確かであって、本市でもタダで走らせておくのはもったいない、少しでも収益に繋げようとラッピングバスを走らせているが、その広告収入はおよそ年間5千万円。

もう随分と昔の話。幼稚園の送迎バスのデザインをどうするか。水色、黄色、イラスト入り、そのへんまでは許容範囲だったらしいのだが、さすがにその色となると...「ピンク?」と難色が示されたそうだが、現在の園バスの色はそのピンク。園児や保護者に好評で「時に若い人の意見も聞いてみるもんですな」とは理事長先生の談だそうで。

ちなみに「(車の色を)ピンクにしたら道を譲られる回数が増えました」とはウチの事務員。それは関係なかったか。いづれにせよ若者の発想は大事にしたいもの。

横浜市議の期待の新人、くさま剛さん。「いつもブログ読んでますよ。入りが面白いですよね」と。ってぇことは冒頭以外は面白くないってことなのか、と、すぐひねくれた解釈をしてしまうのだが、そんなくさま剛さんが今回の参院選の広報戦略の立案者の一人となる。

まずは候補者の名前を覚えてもらう。次に名前と顔が一致する。本人の人柄、政策、実行力等々と続いていくのだが、まずはその第一関門をクリアせねばならない。そう考えると選挙向きの名前というのがあって、つい最近も新党大地が同姓同名の「鈴木宗男」氏を擁立したことが話題になったが、(当選後の活躍は兎も角も)選挙に勝つには名前も重要。

私などは到底向いている名前ではないのだが、それでも親から授かった大事な名前であるし、候補者の名前と政治の資質、仕事の出来不出来は関係ない。むしろ、その位のハンデを克服すべく日夜努力を...していない(笑)。その点、今回の参院選の候補者、島村大(しまむら・だい)さんは恵まれている。

あるベテランの話。「昨日、呑み屋でね、アイツ誰だいって聞かれたから『島村だい』って言っておいたんです」。スナックのベテランママ位は笑ってくれそうな気がするが、そんなオヤジギャグの評価はどうか。ちなみに...調子はどうだい、島村だい。あんたは誰だい、島村だい。選挙はどうだい、島村だい。だいは「大」と続く。

そうそう、若手側だが、そんなくさま剛さんが仕掛けるのは「島っていこうZ!プロジェクト」。「しまっていこうぜ!」は野球のセリフ。しかもキャッチャーはチームの要。球児たちの熱い夏が始まるだけになかなかいいネーミングではないか。夏の決戦、今日も「島っていこう!」。

(平成25年7月7日/1441回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 6日 (土)

北京ダック

TVの前で「これ、きゃりーぱみゅぱみゅだろ」とつぶやいたら、それはローラというのだそうで。所詮、そんなもんである(笑)。

さて、私の知人が手掛ける雑誌「Vasco da Gama(バスコダガマ)」。やはり雑誌にはグルメの話題が欠かせないということで、この7月号から業界の大御所、木村小左郎(きむら・こさぶろう)さんによる新連載「旨いもん、食べたい!」がスタートした。その小左郎さんによれば「人は旨いものに出くわすと笑ってしまうもの」だそうで、何とも含蓄のある言葉ではないか。

もう一つの定期購読誌「選択」は海外動向から国内政治・経済まで幅広い話題を提供してくれる同誌も最近はワインやグルメの話題が少なくない。先月号の-「美食の首都」から陥落したパリ-の記事には、近年、注目を集めるグルメランキング「サンペレグリノ世界ベストレストラン50」が紹介されていた。

気になる今年の結果は3年連続の首位の座を守ってきたデンマークの「ノマ」が2位に転落し、見事に首位に輝いたのはスペインのレストラン「エル・セジェール・デ・カン・ロカ」。嗜好の世界だけに果たしてそれが万人の口に合うか。値段と味と行列度合いが大事だと承知しつつも、やはり訪れてみたいと思うのが不思議。

最近はとんとご無沙汰だが、都内に「NOBU」というお店があって、サーモンの皮を巻いたここのカリフォルニアロールが好物。隠れた名店というよりも隠れずとも名店なのだが、シェフはノブ・マツヒサこと松久信幸氏。同氏の創りだす日本料理は斬新で独創的なものであって、ロバート・デ・ニーロ氏との共同経営のNY店も人気。歴史は浅くとも人とカネの集まるニューヨークにはおいしい店が並ぶ。

そういえば、つい最近の「アイアンシェフSP料理W杯」は日米対決。先鋒、中堅、大将の対決後にチーム戦を含む全4戦であって、食材は「Beef」。日本人シェフの二品目目「神戸ビーフの白味噌仕立て椀」と最終戦の「牛肉三昧~和・中・仏 融合握り~」は本当に旨そうだった。

そう、料理といえば中華料理。そんな中でも北京料理の代表格「北京ダック」のおいしいお店がこちら。北京ダックの老舗「全聚徳」。アヒルの丸焼きから切り落とした薄肉を目の前でそのまま包んでくれて、ほおばれるとは何とも贅沢なひととき。食は元気の源。やはり元気の無い時、落ち込んでいる時などは旨いもんに限る。

が、そんな愛すべき中華料理の食材が危機に瀕している。「選択」の今月号に-「水問題」が中国の命取りに-との記事があって、中国における水汚染の悲惨な実態が描かれている。

ミネラルウォーターのトップブランド「農夫山泉」に水道水にも劣るほど雑菌や有害物質が含まれていた事実が明らかになった。水道水は危険なので飲むまいとわざわざミネラルオォーターを購入していた庶民には衝撃。農作物から畜産物まで全てに連鎖するだけに、水が汚染されることの影響は計り知れない。

(平成25年7月6日/1440回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2013年7月 5日 (金)

住宅

刑務所といえども昔と違って格段に質が改善されたのだそうで。大なり小なり罪を犯した方々なのだから映画に登場する独居房のような処で罪を償っていただかなければならないと思うのだが、娑婆にいるよりもいい生活が送れる「ムショ」もあるらしく...事の真偽やいかに。

そこは住宅に困窮した収入の少ない低所得者の方に低家賃で住んでいただく為の施設であって、「何とか市営住宅に入れてもらえないだろうか?」との相談が寄せられることもしばしば。現在、本市には105団地17,420戸の市営住宅があって、以前は市営住宅の入居はバッチの専売特許だったらしいのだが、現在は公開抽選となる為、融通が利かず、その申し込み倍率は10倍にもなることから肩身の狭い思いをしている(笑)。

少なくとも私の元に寄せられる相談は深刻且つ切実な内容だが、既存の入居者の中には世間様以上に裕福な暮らしをしていたり、家賃を滞納していたりと...いっそ交代してもらったほうがいいと思える面々が居ない訳ではない。保育園も「認可」になれば国と市から多額の補助金が投じられるがゆえに保護者負担は安くなる。

が、枠は限られているからその選考にもれると自宅で我慢するか、倍以上の保育料を払って認可外保育園に通わせることになる。だから待機児童解消の為に認可保育園をバンバン作れとなるのだが、そもそもに数万円の自己負担に対して、その何倍もの税金が投入されているのだからいづれどこかにしわ寄せがいく。

そこに同じ状況が見えてくるのだが、市営住宅の低家賃を支えているのは市民の皆様の税金であって、市営住宅の存続には多額の税財源を必要とする。かつては「税金でこんな立派なものを作っていただいて、入居させていただけるとは市民の皆様に申し訳ない」という恥じらいの心が日本人の美徳にあったはずなのだが、最近は厚顔無恥な方も少なくない。「エレベーターは付けて当然だろ」と(ウチのマンションでさえエレベーターはついていないのに...)。

市営住宅は市の出資法人の一つである住宅供給公社が管理を行っているが、3セクがやるとコストはふくらみがちなのは申し上げるまでもない。であるならば、一般的な競争原理が働く民間住宅の家賃補助のほうがよほど効果的ではないか。地主さんへの格好のアピールにもなりそうであるし、空き部屋の解消にも繋がりそう。

その認定が難しく、対象者が増えることで財源をどう確保するかとの課題が横たわるが、新たな建設コストと既存住宅における維持費を考慮すれば一考に値するのではないかと。

(平成25年7月5日/1439回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 4日 (木)

いいね!

いつぞやに選考の試験問題を拝見したことがあるのだが、知識というよりも思考の柔軟性が問われる内容だったと記憶している。私のような堅物には到底及ばない難関だが、そんな優秀な世の精鋭が集うグーグル社の上級職からの転身。

フェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグ氏の「LEAN IN」を読んだ。価値観は相容れない面も少なくないが、文章表現に工夫が凝らされていて読みやすく、斬新な視点も与えてくれる一冊。そんな彼女が本の出版に合わせてか首相官邸に訪れたらしく、フェイスブックページに安倍晋三総理とのツーショットを見かけた(それにしても見てくれがいいから絵になるよなぁ)。

さて、米国の中央情報局(CIA)のエドワード・スノーデン氏が機密情報を暴露したことにより、米国政府がグーグルやフェイスブックなどのIT大手企業を通じて世界中のデータを監視している事実が明るみになった。

最近はおらが市議会でも若いセンセイが増えてきたからビッグデータやオープンデータの活用などといった内容が取り上げられるようになってきたが、年配のセンセイや役所の管理職にとっては遠い異国の物語か「おたく」の戯言に見られがち。更なる活用を求める風潮に対して警告を鳴らすセンセイも居たりして...いつもそのやり取りを興味深く拝聴している。

情報の活用を求める側には(税金で成り立っている)役所が有している情報なのだから開示して当然だろうという論理があるものの、その情報をどう活用するか、そして、その利益はどこにもたらされるのか、時に悪用される可能性もあれば、個人情報の壁も立ちはだかる。私などは個人所有の携帯メールも含めて都合の悪いやりとりはないから...いや、あるよなぁ(笑)。

そもそもにIT自体が海向こうの技術で成り立っているのだからその時点で疑ってかからねばなるまいし、メールとかSNSが「タダで」利用できるなど、そんな都合のいい話が世の中にある訳はないではないか。個人情報が吸い上げられ、嗜好から性格等々全て分析の対象となるだけに代償は小さくない。

が、そんなことはITに少しでも詳しければ百も承知の事実。社内のシステム部門における担当者にとって社員のメールのやり取りの中身を見るのはおてのものであって、わが国の捜査機関とて令状さえあれば携帯電話の通話からインターネットのアクセス履歴まであらゆる情報が手に入る。

まぁ所詮は私のような者はさして世の中の役に立っている訳でもなし、むしろ、そんなことを疑っている人物に限って情報を必要とされてなかったりして...。であるならば、拒絶するよりも利用したほうがメリットは大きく、その天秤の結果からサービスを利用しているに過ぎないのだが、情報は筒抜けであることは各自承知しておくに越したことはなさそうで...。

(平成25年7月4日/1438回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 3日 (水)

選挙2

昔の同僚、「山さん」こと山内和彦さんが出演するドキュメンタリー映画「選挙2」が近日公開されると聞いた。前回の「選挙」に続き、東日本大震災の約1ヶ月後に行われた選挙に「脱原発」を掲げて挑んだ「山さん」が主人公だという。

内容が内容だけに「川崎市の恥、政治の信頼失墜に繋がる」と知らず知らずに踏み台にされた同僚諸氏は冷たい視線を送るが、それがウケるのもまた時代というもの。まぁ目くじらを立てるほどのものではないかと...。

さて、いよいよ決戦本番を明日に控え、既存のポスター剥がしに東奔西走。なにせ候補者名の含まれるポスターは選挙の告示日以降は違反となる。放っておいても注意勧告で済むだけに「どうせ注意程度で済むのであれば言われるまで候補者の氏名を残しておいたほうが選挙に有利ではないか...」と確信犯的な陣営があるのだが、それはセコ過ぎる発想。

それで獲得すると思われる票以上に「あの陣営はだらしない」という評判が立つことことはそれ以上のマイナス。そんなみっともないやり方で選挙に臨むべきではないし、とにかく時間と規律は守るべしというのが、おらがセンセイ時代から村の規律は継承されている。ということで何とか御膳が整った。

そうそう、先週末の横須賀市長選。横須賀市といえば小泉王国。現職に挑んだ自民系の候補者が敗れたのだが、新聞は「進次郎が選対本部長を務めた」候補者が落選との見出し。その結果から何を学ぶか。候補者を擁立する経緯は不明だが、一般的に地元の黒幕的な人物がいて人気者は広告塔にされやすい。「オレが右といえば右になる」「アイツがいれば大丈夫だろう」という、その傲慢不遜な思い上がりが裏目に出る。が、それでも現職に対して1万票の差に迫れたのも進次郎効果。

このブログでも何度か取り上げてきたが、参院選後の秋には川崎市長選挙が予定されていて、わが党でも候補者選考が秘密裏に進んでいるらしいのだが、「自民党公認」で勝てたのは20年前の話。党の看板以上に大事なのはタマ(=候補者)の資質。そして、候補者自身に若さや斬新さがなければ無党派層の支持が伸びない。

でも、そういう人物はえてして上層部の言うことを聞かないから遠ざけられがちであって、あくまでも執行部にとって「使い勝手のいい」候補者が選ばれることが少なくない。あまり余計なことを記すとまた呼び出されちゃうからこのへんにしておくが、横須賀市長選後に取材を受けた育児中の30代の母親のコメントが興味深い。

「広川さん(=候補者)に進次郎さんが付いているのは知っていたが、それは関係なかった」と。

(平成25年7月3日/1437回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 2日 (火)

白衣の天使

武相荘(ぶあいそう)とは粋な命名だと思うのだが、町田市にある白洲次郎・正子夫妻の旧邸宅が「旧白洲邸・武相荘」として一般公開されている。

医師が無愛想なのは今に始まった話ではないのだが、やはり看護婦さんは優しい方に限る。レストランなどでも接客は大事。私ような面倒な客にとっては味以上に接客時の対応が店の評価を左右することになる。病は気からといわれるように看護婦さんによっては病気の回復も違う。キレイな看護婦さんが担当になった日は退院も早くなる可能性が高い。いや、むしろ長く居座ったりして...(笑)。

病院従事者の約5割を占めるという看護師のみなさんがどういう意識を持たれて行動するかは病院経営を左右するといっても過言ではない。本市の市立川崎病院などでも看護部長は副院長を兼任することからもその重要性が窺えるというもの。

今でこそそれだけの地位を築いた看護職だが、当時、看護婦は病院で病人の世話をする単なる雑用係として見られ、専門知識の必要がない職業と考えられていた時代があった。専門的教育を施した看護婦の必要性を世に訴えたのが、ナイチンゲールであって、クリミア戦争時における従軍看護婦としての活躍は御承知の通り。

「天使とは美しい花をまき散らす者でなく、苦悩する者のために戦う者である」という本人の言葉には職業人としての並々ならぬ決意が窺えるし、本人はボランティアによる救護団体の常時設立には否定的だったとされている。自己犠牲や奉仕の心の重要性は認めつつも、経済的援助なくして組織は長続きしないと。今も赤十字国際委員会には看護分野で功労のあった方に贈られるナイチンゲール賞(正式にはフローレンス・ナイチンゲール記章)が残っている。

さて、そんな現代のナイチンゲールと呼ばれる看護協会のみなさんがわが会派のヒアリングに出席いただいた。

現在、本市には准看護を含む5つの看護学校があって、毎年280名の卒業生を世に送り出している。その半分以上が市外に就職し、十数%の方が1年以内に辞めてしまうという実状に対して、市立の看護大学などには少なからぬ税金が投入されているだけに一部に不満の声も聞こえてくる。

看護師のマンパワー確保や役割拡大、質の向上などへの支援はいわずもがなだが、高齢社会を迎え、長期療養のベッドは満床状態なだけに在宅医療に頼らざるを得ない。その為の訪問看護ステーションの拡充などの要望が寄せられた。

(平成25年7月2日/1436回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年7月 1日 (月)

政権交代

わが国固有の領土、尖閣諸島を巡るあの人の発言が物議を呼んでいると聞いた。普天間の県外移設といい、今回の件といい、そこに相手に喜んで欲しいという本人の人柄の良さは伝わってくるのだが、いかんせんお育ちが良すぎたか。狡猾な国は少なくない。おぼっちゃんを手に取るのはおてのものであって、バッチを外した後も、のせられて行動していると晩節を汚すことになる。

さて、来年度に向けた予算要望ヒアリングの話題が続いているが、今日もその話題から。「ここだけの話。自民党がここまで積極的になった一因は政権交代だぞ」と重鎮がそっと教えてくれた。元々は選挙に行かぬ若年層よりもいつも投票所に足を運んでくれるおじいちゃん、おばあちゃんに目が向きがちであった自民党。

そこに目を付けたのが、民主党の「子ども手当」。財源的な裏付けがなかったが故に頓挫することになったが、(自民党が)そこから学んだことは大きく、今では待機児童対策に幼児教育の無償化、そして、ネット分野でも最前線に躍り出る原動力となった。そう考えると脅かす存在や切磋琢磨、競争というものの必要性が見えてくるのではないか。

幼稚園と保育園の違いは何か、現在、市内の園児の内訳はどうなっているのか。今一度おさらいをしてみたい。そもそもに保育園は児童福祉法による「保育に欠ける子」を預かる為の「福祉」施設であって、0歳児から就学前迄の未就学児を対象としているのに対して、幼稚園は学校教育法に基づく「幼児の心身の発達を助長する」為の施設であって、主に3歳児以上の未就学児を対象としている。

幼稚園にも入園可能な3歳児以上を対象とすれば該当人口の約9割が保育園又は幼稚園に通わせていて、その割合はおよそ3:7で幼稚園のほうが多い。一方で、川崎市幼稚園協会の資料によれば補助金の支出状況(平成24年度)は幼稚園24億円に対して、保育園217億円。結果、園児1人当たり(年額)に換算すれば幼稚園10万円に対して、保育園120万円と12倍の差が生じることになり、預かり時間を加味しても保育園の園児のほうがはるかに多くの税金が投入されていることになる。

そんな川崎市幼稚園協会の要望の一つに園児保育料補助額の増額があって、年額1人1万円のアップを求めている。平たく言えば前述の10万円を11万円に引き上げて欲しいというもの。幼稚園に通わせるというのは預かり時間が短いだけにフルタイムでの仕事は出来ない。就学前位は...と専業主婦としてわが子に寄り添う母親を行政として応援して欲しいと。

一方で、認可外保育園の中には高い保育料を求めるところもあって妻のパートタイム収入が全てそちら(=保育料)に消えてしまうとの声も聞こえるが、幼児期における親の愛情は大事。保育園をバンバン作ることだけが能ではない。費用対効果も勘案しつつ、子供の為の施策を講じていこうと行政の縦割りを取っ払って作られたのが現在のこども本部。

その役割に期待を寄せている一人なのだが、ウチなども幼稚園の卒園組。冒頭の話ではないが、わが子が卒園した後だからこそ真価が問われるものと思っている。

(平成25年7月1日/1435回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年6月 | トップページ | 2013年8月 »

 
自民党
山崎なおふみは自民党の議員です
自民党ホームページへ
KAWASAKI CITY
山崎なおふみは川崎市の議員です
川崎市議会のページへ