サザン
今年の夏といえば...そう、サザンオールスターズが5年ぶりの復活ライブとなる(らしい)。
そちらにはとんと疎いもんだから物見遊山でいつもの社長に依頼しておいたら早速に着信があった。「(オマエの分を)他のヤツに譲っていいか?」。猫に小判、豚に真珠ということらしく...。次回から「サザンのチケットを何とかしてくれ」の陳情も取り扱おうかと目論んでいる(笑)。
さて、本題。遅ればせながらある雑誌の13年度の大学合格特集に目を通していて、中でも関心の的はわが母校の躍進。創立百年の伝統は以前のブログの通りだが、そんな伝統校も凋落の一途を辿り、私の入学時には辛うじて国立に1~2名の合格者を出す程度にまで落ちぶれていた。
大学受験に燃える?私が「受験科目が足りない」と言われたのは高2の夏。「ウチ(の高校)は進学校ではないから旧帝大を受験するには科目が足りない」と宣告された時はさすがにショックだった。選択肢が狭まるというのは何とも寂しいもんである。
そんな母校が今年の受験で2名の東大合格者を含む多数の有名大学合格者を輩出したらしく地元の大きな話題となった。その理由は中高一貫校。中高一貫になれば(高校)受験が無くなる分、教師や生徒が堕落してしまうのではないかとの懸念もどこへやら。生まれ変わって6年目、一期生が臨んだ大学受験でその懸念は杞憂に終わった。
そして、何といってもわが母校は公立校。公立校は万人の受け皿的な役割を担う。おちこぼれとて受け入れねばならぬというハンデを背負いながらエリート選抜の私学に太刀打ちするのだから苦戦は必死。が、そんな公立校に活路はないのか、公立校の再興にこそ国の浮沈がかかっているといっても過言ではない。
本市でも市立川崎高等学校が中高一貫教育校に再編される予定であって、校長先生のインタビューを含むその特集記事は大いに参考になった。
高学歴が全てではないが、少なくとも高学歴は人生の選択肢が増える。選択肢は少ないより多いほうがいい。そして、わが国の受験勉強は暗記が大きなウエイトを占めるだけに、農耕作業と同様に地味ながらも根気よくやればやるほど成果を生む。あとは教師のやる気次第であって、公務員としての給料は変わらぬまでも、いかにして生徒の学力を高めるか、国の担い手の育成に全力を投じてこそ教師冥利に尽きるというものではないか。
そうそう、小学校は夏休み。児童生徒が休みであれば教師も...となりそうなものだが、ウチの子の担任の先生。夏休み中は毎日学校にいるから宿題が分からなければいつでもどうぞと。その小さな心遣いがうれしいではないか。
(平成25年7月31日/1465回)
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)