展覧会の絵
久々にムソルグスキーの「展覧会の絵」を聴いた。
この曲はムソルグスキーが早逝した友人の遺作展を見ながらその印象を作曲したもの。オーケストラで演奏されることが多いのだが、元々はピアノ曲。ムソルグスキーの作曲自体も秀逸だが、何といっても編曲を手がけたラヴェルの才能がスゴい。「ボレロ」で有名な「音の魔術師」ともいわれるフランスの作曲家。
さて、行政視察は一泊二日の日程が多い。政党も違えば年齢も様々。それぞれにひとクセもふたクセもある連中だからベテランの横にでも座ろうものなら...それは冗談が過ぎた。元々は水と油の関係なのだから折り合わぬことは御互いに承知の上であって、向こうとて今さら賛同できぬと意固地になりがち。
それが酒の効用もあってか本音の話が出来るし、それぞれに苦労と悩みが多いのはどこの世界も同じ。以前、「酒席の話題」というタイトルで記事を書いたが、共通の話題を見つけるというのが円滑にいくコツ。だから、とりあえずは何でもかじってみるのがいい。当日はあろうことかブラームスの交響曲第1番の話で日本共産党の委員と意気投合してしまった。芸術とスポーツ、そして、「少量の」酒は見えない壁を取り払ってくれるのがいい。
酒が進めば饒舌となり、「つい、カラオケでも...」と誘われるのだが、そんな御仁の相手ももラクではない。最近は年甲斐もなく健康に留意していて、翌日の仕事に支障をきたさぬよう早めに退散することにした。が、ホテルに戻っても早すぎて時間を持て余す。本は何冊か持参しているのだが、少量といえどもアルコールが入ってしまえばそんな気分でもない。やはり...。
こじんまりとした店であれば心静かに癒されるし、ソムリエとのワイン談議で知性に磨きをかければ、いづれ役に立つかもしれぬ。と近所のワインバーに顔を出した。「Clos de Soleil(クロ・ド・ソレイユ)」。グラスワイン2杯にドライフルーツにて2千5百円。雰囲気もいいし、非常に良心的なお店。http://www.taiyogroup.jp/soleil/
常任委員会の委員長はわが会派の廣田健一氏(多摩区)。豆腐屋の三代目なだけに朝は早い。視察先では朝の散歩を日課としているが、早起きは三文の得。どうせ移動時間は寝るのだから朝の時間は有効に活用したほうがいい。早朝5時に起床してジョギングに。大通り公園から旧道庁。名物の時計台を回る。街中では随所に桜が咲いていて、いいリラックスになった。
ジョギングには最高の季節。健康的な日々を送っている。
(平成25年5月21日/1394回)
| 固定リンク
コメント