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2013年5月20日 (月)

選択肢

久々に昔の職場仲間と赤提灯で一杯となった。まもなく還暦を迎えるという先輩によれば、「好き嫌いはあるにせよ、いつ何時どういう形で(当人の)世話になるやもしれぬ。周囲とは決定的な対立だけは避けるというのが世渡りのコツだ」と教わった。

さて、昨日の続き。町会加入や近所づきあいが大事だといっても人間には得手不得手があるもの。押し付けがましいと人間関係にヒビが入りやすいが、町会費は税金のようなもの。それは地域の潤滑油のようなものであって、いざという時の保険にもなったりするのだから(町会の)活動は手伝えずともその位の負担は快く払いたいもの。

そう、防犯灯の管理とともに町会活動の大きな仕事の一つに市の広報物の配布業務があって、行政から対価が支払われることから行政の下請けといわれることもあるが、町会の大きな資金源になっているのは事実。本市ではあくまでも「謝礼」として支払われているのだが、今回の視察先の苫小牧市ではその広報物の配布を「業務委託」に切り替えたという。

人口17万4千人、世帯数8万4千世帯という苫小牧市の町会加入率は65.3%。北海道最大の港に新千歳空港のダブルポートという好条件を有する同市の歴史は意外に浅く、炭鉱閉鎖に伴う人口流入、王子製紙の企業城下町として発展してきたという歴史を有する。

駒大苫小牧から少年野球のイメージが強いが、それ以上にアイスホッケーが盛んなのだそうで、かつては大人たちが子供たちの為に公園内に手作りのスケートリンクを作り、それが近所の交流に繋がっていたという。

「実はあまり自慢できることがないのですが...」という前置きで始まった担当者の話。広報物の配布を業務委託に切り替えた理由は町会の負担軽減。町会によっては「役員の高齢化が顕著で、ゼニカネは二の次、配布どころではない」という事情もあるらしく、あくまでも町会の希望があれば当該町会との間に業務委託を結ぶという。

今回の視察を通じての収穫だが、町会が抱える事情は千差万別。様々な課題に対して、行政としてどう対処していくか。カネを払っているんだからあとは余計な介入はしないという後ろ向きな姿勢では間違いなく尻すぼみであって、むしろ行政が負うべきコストも重くなる。防犯灯の寄付や広報物の配布などは一例に過ぎないが、やはり行政として知恵を絞るとともに町会側に対して、「まずは選択肢を示す」ということが大事ではなかろうか。

そうそう、札幌市では「どうぎんカーリングスタジアム」も視察した。昨年秋にオープンした同施設は市長の肝いり施策というが、「どうぞ」と専用靴を借りてアリーナに立てば質問の手も緩みがち...ネーミングライツを含む収支状況や指定管理者の選考経緯等を伺ったのだが、都合よく紙面が少なくなってしまった(笑)。

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(平成25年5月20日/1393回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

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