渦中の人
「渦中の人」といえばなにやら今をときめく時の人のようで話題に上がるとは議員冥利に尽きそうだが、目下、その人の動向に注目が集まっている。
まずは、みんなの党公認で神奈川県選挙区から出馬が決った松沢成文氏。つい最近、その関係者から封筒が届いた。その意図するところは不明だが、「後援会の入会届」、「会費1万円のパーティー案内」、そして、「振込み用紙」が同封されている。神奈川県知事を辞めて、東京都知事選に出馬、出戻りの格好になるが、「県政」から「国政」、そして政党の看板を付け替えての再婚話に有権者の反応は果たしてどうか。
そして、もう一人は、松沢成文氏の公認決定を受けて、その選考過程が不服との理由から離党・離団の手続きが進んでいるというみんなの党市議団の団長。党の決定に不服というのはありがちな話であって、そこで腹を括るのがいいのかどうか。こちらは「自民党ついてゆきます下駄の雪」だが、向こうは「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」だったりして...。
いづれにしても本人たちは真剣であろうから茶化さないほうが良さそうだ。
さて、最近はその渦中の人が地元の会合に姿を見せないもんだから余計にその話題になりやすい。隣の市議から聞いて初めて知ったのだが、同じフロアにあるみんなの党の控室のレイアウトは机が壁に向き合っているという。「何だか外資系みたいだね」と。
そう、確かに外資系企業では壁に向き合うものが多く、隣とはパーティションで区切られていることが少なくない。だから社内のやりとりもメールが多くなりがちなのだが、メールは全て閲覧されている(可能性が高い)から注意が必要。そんなレイアウトのせいもあってか孤独感に苛まれ、それに輪をかけるようにリストラの重圧がのしかかるからストレスの抜き方を知らないと本当に気が滅入ってしまう。
かくしてほとんどの会派は日本企業のように島型を選択することになるのだが、複数の島、そして島内の配置をどうするかが悩みどころ。「Aセンセイはいいけれど、Bセンセイの正面は...」なんてこともありそうで、島によって派閥が出来かねない。しかも全体会議の時などは顔を合わせにくい。
となると、おらが会派のようにカタカナの「ロ」の字型はどうか。円卓会議のように適度な距離感と全員が周囲を見渡せる配置が最適ではないか。が、真ん中が空く。この真ん中に立たされると弾劾裁判における被告人のようで...。かくして、仲間同士の連帯感を培うには机の配置が重要なのではないかという結論に達した。
今日もくだらん話題にして失礼。仕事に行ってくる。
(平成25年5月29日/1402回)
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