なおログ[Blog]

« 空返事 | トップページ | たかが一球 »

2013年5月15日 (水)

開成町

さわやかな風に風鈴の音色が心地よい。人口1万6千人の開成町を一躍有名にしたのはこの町長。といっても政治通でなければその名も知らぬかもしれぬ。前回の県知事選に立候補、ポスターこそ冴えなかったが、政治の実績については定評のある御仁なだけにそのへんも興味津々。

本の巻末にその町長と開成町教育委員会に対する謝辞があって目を惹いた。職員に調べてもらえば1~2年は実施されたものの、今年度は予算計上されていない(=実施されていない)。ここに一つの推測が浮かぶ。

市長のトップダウンによって実施したものの思うような効果が得られなかった。元々市長の肝いり施策だが、現場はあまり乗り気ではなく、町長の退職を機に取りやめてしまったのではないか等々。そして、当時の町長の狙いは何だったのか。その名物町長の評判はどうなのか。職員の意識改革はどこまで浸透しているのか。ついつい怖いもの見たさも手伝って開成町役場を訪ねることになった。

地元の百合ヶ丘駅から1時間で新松田駅に到着。そこからバスで10分。古びた庁舎が開成町役場。通された部屋には酒匂川の写真が飾られているが、本市も出資する神奈川県水道企業団の取水はこの酒匂川。しばらくすると相手が現れた。

役所には珍しく腰は低くなさそうなタイプ。でも、こういう人物のほうが気骨あっておべんちゃらがない分、本音が期待できることが多い(あくまでも経験則だけど...)。テーマはNPO法人「Teach For Japan」活動報告について。数日前のブログに紹介したTFA。その日本法人であって、こちらは前述した本音を聞きだすのが目的なのだが、相手も初対面なだけにこちらの腹の内を探るように慎重に構える。

「成長意欲が高く情熱溢れる人材を選抜し、教育業界に様々な人材を紹介する」というNPO法人の理念は分かるが、教育現場は閉鎖的であることも往々にしてあるだけにたとえ「優秀」といえども教員免許のない若者を派遣して現場との間に軋轢が生じないのかは甚だ疑問。

「普通であれば採用しないでしょうね。そこに前町長の判断があったのは事実です」と課長。「聖域であるべきの教師が単なる規律に縛られた労働者になっていて、更に「いじめ問題」然り、追い討ちをかけるように社会の風当たりが強いから余計なことはせずにおこうと。そこにジレンマを抱えた教師は少なくない」との持論をぶつけてみたのだが、「とにかく一生懸命でね。成績の悪い子供であっても必死に向き合っていました。現場の先生からも好評でね。今は大阪に住んでいるはずですが、今年の卒業式にも顔を出してくれましたよ」。

「今の教育現場には『先生じゃない先生』が必要なんです」と語る課長。その「隙間」をどう埋めるかが今の教育に問われている。

そうそう、前町長の功績か当該の課長に限らず職員意識が高かったことは記しておく。

(平成25年5月15日/1388回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

|

« 空返事 | トップページ | たかが一球 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 開成町:

« 空返事 | トップページ | たかが一球 »

 
自民党
山崎なおふみは自民党の議員です
自民党ホームページへ
KAWASAKI CITY
山崎なおふみは川崎市の議員です
川崎市議会のページへ