なおログ[Blog]

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2013年3月

2013年3月31日 (日)

認知症カフェ

私がその会合に顔を出したのは数年前。既に何年もの付き合いだったのだが、そんな悩みを抱えているとは露程も知り得なかった。

かつては精神分裂症と呼ばれていた精神疾患である統合失調症の家族の方々の座談会。内容が内容だけに誰にでも相談できる類のものではないし、家に閉じこもって心配ばかりしていても本人の気が滅入るだけ。自らの悩みを吐露することで多少なりとも気分が癒される。当事者にしか分かりえぬ涙ぐましい苦労があって、壮絶な生活実態と家族の苦労を窺い知る機会となった。

昔は「ボケ」で片付けられていたものの医学の進歩に伴い、その原因が解明されつつある認知症。若年性や潜在的な方々も含めると300万人との推計もあって、発症前の段階においていかに予防していくか、発症後はいかに進行を遅らせるか、そして、家族の負担をいかに軽減していくかが課題となる。

厚労省が作った「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」には来年度から(っていっても明日からだけど)認知症患者と家族、地域住民、専門職等の誰もが参加集う場として「認知症カフェ」の普及が位置づけられた。「認知症カフェ」なんていっても当人はその認識すらないのだから「私をボケ老人扱いするな」と固辞される可能性もあるし、多くの難題を抱えての船出が予想される。

そんな中、自らが企画・立案、そして何よりも実行した当人の行動力には恐れ入るが、バッチがしゃしゃり出て、「また票の為か...」などと言われるのも心外だし、こちらが目指すのは目先の票じゃなくて、将来の票、いや、万人の救済なんだから(笑)。

と、そのカフェに顔を出したのだが、以前の統合失調症の家族の場面と重なった。でも、当時の会合と違うのは当事者がその場に居るのである。「私は介護でこれだけ苦労している」なんて言えば当事者には心の負担になる。さりとて、せっかく参加されているのだから多少の収穫がなければ意味がない。

当日は介護の中核を担う地元の包括支援センターから専門員が顔を出してくれた。同じ認知症の中でも幾つかに分類されるから服用薬も対処方法も異なる。だから専門医の診断が必要であって、現在、市としても専門医療の提供などを行う認知症疾患医療センターとして市内の2病院を指定するなど諸々の取り組みを進めているが、いかんせん緒に就いたばかり。それがかかりつけ医と専門医療の連携のみならず、医療情報が現場に届きにくい実状などを伺った。わが会派が推進する医療と介護の連携が今後のカギになりそうだ。

家に閉じこもっている方々やこういう機会を知らない方の為にとチラシを配布したらしいのだが、歳も歳だし、わざわざ行くのは億劫だとなりがち。

だけれども「行けば何かいいことあるかも...」とここまで来られたみなさんは気持ちが若いんですよと一席ぶったのだが、ニコッと笑われたみなさんの表情が何とも素敵ではないか。

(平成25年3月31日/1343回)

電子書籍「一日一話」

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2013年3月30日 (土)

知の宝庫

世のお父さん方にとって昨日が最後の出社日となった方も多いのではないか。私の父親も銀行マン一筋だったけれども、時に辞めたいと思ったこともありながら家族の為に我慢を重ねて40年、晴れて迎える定年退職。改めて親の恩の深さに気づかされる。

そして、一途に働き続ける忍耐力。単に転職が出来ないというだけのこともあるだけに必ずしもいいというものでもないが、「我慢」の二文字は今の日本人が失いかけているものの一つではないか。

さて、本市が誇る三大偉人の一人、小泉次大夫が開拓した二ヶ領用水。その用水路沿いに植えられた桜の花が見頃を迎えている。遊歩道沿いの旧家の庭をお借りして恒例の花見を催した。庭の主は御当地の伊藤弘先生。

後継を残され、既に御隠居の身だが、その温厚な人柄から今以て周囲から慕われている先生であって、身体的には随分と弱られたものの頭の冴えは健在。にこにこしながら負けじと冗談を飛ばしてくる。テーブルの上には旨そうな酒と豪華な料理がズラリと並び、花より団子というけれども、花も団子もの贅沢なひとときを御一緒させていただいた。

予定が埋まっていなければ「出席」と返事をするのだが、当日はほとんどが区内選出の市議で占められていて、他区からは私とK先生位なもの。本市の中心に位置する中原区のJR武蔵小杉駅直結の商業ビル内に中原図書館がリニューアルオープンすることになった。

といっても単なる図書館ではない。本市の中央図書館「的機能を有する」図書館であって、これには補足説明が必要なのだが、現在の市長就任時には市の全体計画に中央図書館の建設が予定されていた。

が、いかんせん中央図書館ともなれば新たな用地取得や建物の建設に多額の費用を要する。各区に既存の図書館があるのだから屋上屋を重ねる結果にも繋がりかねないとして一時凍結扱いとなった。

さりとて、各区図書館の蔵書等の有効活用を図る為には中央図書館的な機能は必須。そこで、検討を進めた結果、老朽化著しい中原図書館の改築に合わせて機能充実を図ればそれに類する構想が出来るのではないかということで晴れて今回の実現にこぎつけた。

そんな念願の図書館には地元の方の御厚意により与勇輝氏の作品を寄贈いただくことになった。人形作家の与勇輝氏は本市の文化大使であって、当日は同氏の講演を拝聴するとともに、その実物を拝見する機会にも恵まれた。

昔懐かしの光景を表現する同氏の作品は顔の表情など芸が非常に細かく繊細。ぬくもりがあって、ぜひ読者の皆様にもとカメラを向けたものの、「撮影禁止」の文字が掲げられていて紹介できないのが残念だが、作品は一見の価値あり。

(平成25年3月30日/1342回)

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2013年3月29日 (金)

新卒採用

顔を出せば「忙しい中、ありがとう」と御礼の言葉をかけて下さり、渡された封筒には知人の紹介を添えていただいた。議員センセイにお願いする以上、「カネか票でも...」という気遣いらしいのだが、相手にそんな気遣いをかけさせてしまうことを申し訳なく思っている。

市の職員との飲み会でも「私は麻生区民ですから...」と言われることがたまにあって、その意図するところは「有権者なんだからバッチの威光をかざしてオレをイジメたら後は分かっているよナ」という脅しなのか、はたまた、「有権者として一票を投じるからよきに計らってくれ」ということなのか、まぁどちらのスタンスでも結構なのだが、向こうが気遣うほどこちらは気にしないもの。

それが当落ギリギリのセンセイであれば喉から手が出るほど貴重な存在となるのであろうが、おかげさまで票は足りているし、媚びるつもりはさらさらない。その人が私の区の有権者であろうが、なかろうが、市の為に本分を全うしてくれる職員を応援したいと思っている。

さて、既に退職後10年、ましてやビジネスの第一線からは退いているだけに、それでも良ければと伝えていたのだが、私の古巣の就職試験を受けていた大学生が訪ねてこられた。私にとっては勿論、有権者ではないのだが、一人の若者の大事な将来がかかっているだけに人生の先輩よろしく助言申し上げておいたのだが、内定を得たらしく御礼のメッセージが届いた。前途ある未来に乾杯!

私の古巣といえば...そう、ザ・外資系。居れば毎日のように英語のメールが流れて来るし、否が応にも海外動向にはアンテナが立つ。錆びたアンテナを修復しようと雑誌「クーリエ・ジャポン」を購入して、目を通していたのだが、「いまどきの外資系グローバル企業で活躍できる人、あっさり捨てられる人」という記事があって、「いまどきの」という言葉に耳が立った(別なアンテナは錆びていないよナ)。

今回、私のもとを訪ねて来られた大学生は超一流大学の4年生。霞が関を筆頭に他にも採用口はありそうなものだが、新卒が外資系を選択するとは時代も変わったなと。(外資系への就職は)若い方にもお薦めだが、それは切磋琢磨の中で中年迄に十分なキャリア形成を積むことが前提。

えっアンタはどうなんだって。「いまどき」であれば「あっさり捨てられる人」の可能性が高い。いい時代を過ごさせていただいた仲間に感謝。

(平成25年3月29日/1341回)

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2013年3月28日 (木)

モテる秘訣

既に記した通りだが、この4月1日を以て自民党川崎市議団において新旧の正副団長が交代することになった。

慰労を兼ねて団長が食事会を催してくれたのだが、すっかりごちそうになった上にもう一人の副団長である吉沢章子氏からはある贈り物をいただいた。私だけがもらうばかりで「それじゃ私も何か...」と思案に暮れているのだが、イザ返すとなると難しいもので...さて、どうしたものか。

新執行部の顔ぶれだが、団長は宮前区の石田康博氏(4期)、副団長には多摩区の橋本勝氏(2期)と高津区の青木功雄氏(2期)が就任予定。平均年齢も39歳と一層若返る。経験の浅さを不安視する声もあるけれど、役職が身を育てるであろうし、それぞれに選挙の地盤もしっかりしている面々だからそちらに団の運営に専念できる余力はあるはず。

そして、何にも増していづれ劣らぬ美男ぞろいであって、イメージ戦略、好感度は抜群。最近聞いた話では何やら「イケメン政治家名鑑」なるものがあって、そこに掲載されているとかいないとか...。が、仕事の出来不出来は見てくれに比例しない。

でも、モテるというのも厄介なもので、どこかで怠惰な気持ちも生まれる可能性も高いし、ナルシストの罠にも陥り易い。むしろモテないヤツのほうが周囲の妬みを買わないし、どうすればモテるのかを必死に考えるもの。それこそが自己研鑽に繋がるではないか。

と、手にした一冊「伊集院静の流儀」にはモテる秘訣と恋愛についての対談が掲載されている。本人は決してイケメンとは思われないが(ファンのみなさんスマン)、夏目雅子さんと篠ひろ子さんという二人の大女優を射止めた魅力はどこにあるのか、作家の村山由佳さんがその魅力に迫っている。

「自分は格好いいと思っている男ってやっぱりそうとう病的」と切り捨てる同氏によれば、「モテる秘訣」などというものは愚問中の愚問であって、スラスラと答えられる男がいたらそいつは傲慢で鼻持ちならぬ奴だという。モテない側から読むと爽快に笑い飛ばしてくれる男子必読の対談。私にとっては久々のヒット作となった。

そんな本人によれば恋愛が発展するか否かは偶発性の問題なのだそうで...ってことはどうすればモテるかなどと考えること自体愚行らしく...。何やら随分と話が脱線してしまったが、とにかく新たな船出に乾杯!

(平成25年3月28日/1340回)

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2013年3月27日 (水)

駅伝結果

フルマラソンを走る位だから駅伝もさぞや速いのだろうと期待されるのだが、事はそれほど単純ではない。

42kmはあくまでも完走を目指してだらだら走っているだけで緊張感がさほどある訳でもない。真剣勝負というよりはまさにイベント。確かに短距離の50m走であれば幼少の逃げ足で鍛えただけに他に負けぬ自信はあるけれども、駅伝となると距離はあるわペースは速いわとよほどのことがなければ辞退したいもの。

さて、ここ何年か続いている各会派対抗の駅伝大会。本市が行う多摩川リバーサイド駅伝に便乗する形で行われるのだが、今年もこの方からお誘いをいただいた。

民主党の山田益男氏(幸区)。労組の執行部上がりだが、温厚な性格で、村(会派)の所属は違えども妙にウマがあって、人として教わることも少なくない。芸は身を助くというけれども人柄の良さは人生をいい方向に向かわせてくれる。

ということで民主党、みんなの党、自民党の選抜メンバーが出場することになった。日頃スポーツとは縁がないセンセイも目標が出来れば練習を積み重ねるし、それらしいウェアにシューズでも購入すれば小さな経済効果もあったりするが、何よりもいいリラックスになる。真剣勝負とはいえども当日は必死に走る他会派の選手も応援するし、勝った負けた以上にチームで完走を成し遂げたという達成感が味わえる。

そして、終わればノーサイド。お互いの健闘を称えあい、全員で記念撮影。普段は眉間に皺を寄せているみなさんもスポーツ後はさすがにいい表情をされているではないか。スポーツや音楽は殺伐とした中にも心を一つにしてくれる不思議な力を持っていて、交流の幅を広げ、人と人との絆を深くしてくれる。

大会には昨年に引き続き、福島県の高校生が出場し、多摩川を駆け抜けてくれた。高校部門では男女ともに福島西高が優勝。それが彼らにとって青春時代の思い出の一つになってくれれば幸いであるし、歓迎する本市の想いが少しでも伝われば尚結構。

今年は島根県益田市からの参加もあって、ある人を通じて紹介いただいたのだが、ご当地では「萩・石見空港マラソン」が行われているという。全国でも唯一の空港滑走路をスタート地点とするマラソン大会であって、その後は日本海沿いの風光明媚なコースを愉しめるのだということで、様々な郷土自慢の話を聞かせていただいた。

地方には魅力満載。今年のマラソン大会への出場を約束してガッチリ握手を交わした。勿論、自腹で行くので誤解無きよう(笑)。

えっ各派対抗の結果?そりゃもちろん...それにしてもいい写真でしょ。

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(平成25年3月27日/1339回)

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2013年3月26日 (火)

俳都

偶然にも当日は爽風先生の俳句教室。以下3句、残して出かけたのだが、果たして結果は...。「闇夜にも目印となり桜花」、「卒園の証書ともらふ皆勤賞」、「野遊びの派手さ残りし体操着」。

後輩に「ご一緒にどうですか」と声をかけていただけることをありがたく思っている。四国、松山市に四万十市、高知市と視察の行程を段取りいただいたのだが、2日目は仕事の都合上、地元に戻らざるを得ないし、前日は多摩川リバーサイド駅伝に出場し、その格好のまま、午後の飛行機に搭乗するという過密スケジュール。じゃあ、断れば良かったか...いや、せっかくの機会である。

ということで訪れたのは松山市。四国最大の人口を有する中核市。すぐそんなことが頭に浮かんでしまうのだが、道後温泉と路面電車、それに近年は司馬遼太郎氏の「坂の上の雲」で脚光を浴びた同市。まずは路面電車にでも...と乗車したのだが、その路面電車の中で俳句ポストを発見。俳聖正岡子規や文豪夏目漱石ら著名な俳人を数多く輩出した同市ならではの「俳句」文化を地域に根付かせようと様々な催しが試みられている。

全て御膳立ていただいた以上、視察項目に文句は言えないのだが、タイトルは「松山市の自転車施策について」。それが都市部の本市においてどのように生かされるのか興味を持ちつつ、相手方の説明から同僚の質疑応答まで耳を傾けていたのだが、駐輪場の附置義務化から放置自転車対策、自転車レーンの社会実験から自転車マナー向上に向けた取り組み、レンタサイクルまで自転車施策全般に亘り、ほんとに熱心にやりとりがされていた。

私より期数が浅い面々がこれだけの意見交換が図れるのは心強いし、少なくとも私自身が荷物にならないように精進せねばと決意新たに新年度を迎えることになりそうである(笑)。

視察時にはその都市の紹介資料と観光案内も一緒に配布して下さることが多く、それらには本来の目的以上に熱心に目を通すことになるのだが、とりわけ、その都市の歴史的経緯から議員数、職員数、財政事情等が気がかりなところ。以前もどこぞの都市の話を記述したことがあると思うが、大都市ほど財源に恵まれていると言われる中で、本市ほど財政構造が安定した都市はないことを再認識させられる。

松山市における国からの地方交付税215億円は本市の約15倍。一般会計1,732億円は本市に3分の1だから交付税依存率でいえば松山市12.5%に対して、本市は0.002%。何といっても国への依存率が低い本市は自由裁量が大きいからもっと大胆な施設を打ち出せそうなものだが...と帰路の松山空港でこんなブログになった。

(平成25年3月26日/1338回)

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2013年3月25日 (月)

ロッカビアンカ

四季折々の自然を愉しめるのが、わが国の自慢の一つ。諸用にておらが先生宅を訪問したのだが、俳句の話から奥様に花咲き誇る見事な庭をご案内いただいた。

暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので春の到来。出会いと別れに桜の花はよく似合う。人事異動も伴うから3月議会は早めの閉幕。翌年度予算も承認されて、ピリピリムードも一転。と思いきや、役所は年度完結主義だから部署によっては予算の使い切り...違った、各種計画や報告書等はキッチリ仕上げられることになる。

机上に配布されるのだが、こんな時ほど注意が必要。見逃さないようにしなければと目を凝らしている。そんな駆け込みは施設の竣工も然り、月内は開所式が目白押し。中原区では本市の中央図書館的機能を有する中原図書館が武蔵小杉駅前のビル内にオープンするが、その同区において重度障害者等生活施設も開所を迎えることになった。

重症心身障害児施設ではわが麻生区にソレイユ川崎があるが、まだまだ少ないのが実状。かつて、インターン生とともに県内の施設を回り、社会福祉法人聖テレジア会が運営する「小さき花の園」や国立病院機構が運営する神奈川病院では関係者から話を聞かせていただいたことを思い出す。

鉄ちゃんとは鉄道愛好家の通称だが、鉄ちゃんにもいろいろな種類があるらしく...「乗り鉄」、「撮り鉄」、「時刻表鉄」に「駅鉄」なんてのも。そう、駅といえば、東急東横線と東京メトロ副都心線の相互直通運転が始まり、東横線のホーム地下化が大きな話題になったが、小田急線とて負けてはいない。

この土曜日から東北沢、下北沢、世田谷代田の3駅が地下化された。この地下化により代々木上原-梅ケ丘駅間にある9カ所の踏切が撤去されるというが、「開かずの踏切」の解消効果は大きいもの。

さて、最近、日曜夜のドラマ「ディナー(Dinner)」を見ている。イタリアンレストランを舞台にした人間模様を描いたドラマなのだが、重い展開がないだけにいいリラックスになっている。江口洋介、倉科カナのキャスティングもグッド。映像のまち・かわさきに居住するものとしては、撮影に登場するレストラン「ロッカビアンカ」が気になっていたのだが、隣の横浜市がロケ地らしく...。

そんなドラマを見つつ、たまには旨いもんでも...と想像がふくらんでいたのだが、いまの団長が慰労を込めて食事をごちそうしてくれるのだという。たまには、とびっきり旨いもんでもごちそうになるとするか...。

(平成25年3月25日/1337回)

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2013年3月24日 (日)

WBC

母校の同窓会の活動が盛んに行われている。といっても若手が不在で寂しいのだが、先輩方は社会的に活躍されている方々が多いから教わることも多い。

銀座イタリー亭のオーナーシェフが同窓の好にて落語家の瀧川鯉橋氏の高座を催して既に32回。銀座のイタめしに落語とはミスマッチだが、両氏とも高校の先輩であって、そのギャップが何ともいいではないか。当日は笑いとともにおいしい料理とワインを愉しませていただいた。

さて、今年も春のセンバツが開幕し、おらが地元でも少年野球の春季リーグがスタートした。憧れの選手というのは子供たちに夢と希望を与え、子供たちの健全な育成に果たす役割は大きい。三連覇の夢は潰(つい)えたが、何といってもWBCにおいて井端選手の活躍が光った。

いつもの社長がドラキチ(ドラゴンズファン)なもんだから対戦カードはG対Dとなるだけに、同氏のスゴさはよくよく承知をしていてバッターボックスに立つ時の声援が一人だけ違う。バッティング技術のみならず、勝負強さが持ち味なのだが、内野の守備とて球界屈指ではないか。

WBCではその守備力を温存してバッティングに専念させるDHという監督采配も疑問視していたのだが、(バッティングのみという)重圧や日の丸を背負いつつも、あそこでキッチリ仕事が出来るというのはスゴい。尚且つ、目立ちすぎず、パフォーマンスを好まないあの謙虚さは好感度抜群。しかも、本市の川中島中学校出身というではないか。

WBCの期間中にいつもの社長から何度か着信があったのだが、こっちは本番真っ最中、そんな暇人に付き合うほどの余裕はない。どうせ冷やかしかWBCのプレー解説だろうと無視を決め込んでいたのだが、「試合のチケットを入手したから一緒にどうか」ということだったらしく...そりゃ行きたかったヨ。

そんなことも含めて夜の長電話にてWBCを振り返っていたのだが、何といっても話題は監督の采配。2ちゃんねるにそれだけでスレッドが立ち上がるほどの人気(笑)。台湾戦では炎上寸前の書き込みを止めたのはやはり井端のヒットだったという。キャラは抜群なのだが、それ即ち、監督の力量にはならないのが、世の不条理なところであって、人生の醍醐味の一つ。

幼少時の思い出に祖母に連れて来てもらった東京見物があるのだが、たまたまホテルのエレベーターに乗り合わせたのが、広島東洋カープの不動の四番打者であった「ミスター赤ヘル」こと山本浩二氏。当時、握手してもらっただけにこのへんで...。

(平成25年3月24日/1336回)

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2013年3月23日 (土)

拍手

本会議において議長前の演台に登壇する際に拍手をするというのが慣例になっている。

何かの代表として上がる晴れ舞台だけに「がんばれよ」の意が込められていて、わが会派などは人数が多いから上段でサボっている人(それってもしや...)が居てもそれなりに格好は付くが、少数会派などは拍手がまばらだと些か寂しい気がしない訳ではない。

本会議の拍手は慣例にしても、そこで拍手をすべきか否か迷う場面は少なくない。祝賀会でも講演会でも微妙な空気の中で視界にいる誰かが手を前に持ってきたら阿吽の呼吸で拍手が起こったり、時に司会者が促すような場面もあったりして...。

これまでのつたない経験から申し上げれば拍手はやらぬよりはやったほうがいい。自分だけだったらどうしようとためらいが生じるかもしれないが、相手に対するエールなのだから恥ずかしいことでも何でもないし、話に入る間も取りやすくなる。そして、何よりも拍手が大きければ否が応にも登壇者のモチベーションが上がること間違いない。

さて、地元にキャンパスのある昭和音楽大学から定期演奏会の案内が届いた。曲目はブラームスの交響曲第4番と第2番という豪華な構成。今年が生誕180年にあたるブラームスは苦悩の作曲家。シューマンに早くからその才能を認められていながらも交響曲の分野ではベートーヴェンという大きな壁が立ちはだかっていた。

あの大作曲家ベートーヴェンでさえも苦悩を重ね、悩み抜いた末の集大成が「第九」であるならば、それを乗り越える作品などいうものは出来ようはずはない。着想から20年もの歳月を要し、交響曲第1番の完成時にブラームスは既に43歳であった。ちなみに運命の巡りあわせかベートヴェンの「第九」の初演から9年後のその日にブラームスが誕生している。

であるが故にブラームスの交響曲第1番は同氏への賞賛を込めてベートーヴェンの交響曲第10番とも言われたりもする。偉大な壁を乗り越えて開眼したブラームスが残した交響曲は全4曲。どれもいい。全てお薦めである。

当日はその曲目もいいが、何よりもその演奏が良かった。ブラームスの音楽にかける情熱がオーケストラに伝わったかのようなすばらしい演奏に会場は拍手の嵐。鳴り止まぬ拍手に指揮者の飯森範親氏が言葉を述べた。

ミューザ川崎シンフォニーホールの天井崩落から2年。同氏の在籍するフランチャイズオーケストラの東京交響楽団に会場を提供し、支援を惜しまなかったのがこの昭和音大。そんなミューザも間もなくリニューアルを迎えるが、そのオケで指揮を振れるのは無上の喜びであって、尚且つ、楽団員たちのモチベーションが最高だったと賛辞を送った。

物事に真剣に取り組む姿勢から感動は生まれる。

(平成25年3月23日/1335回)

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2013年3月22日 (金)

TMT

定例会の最終日は打ち上げが予定されていて、今回は正副団長のバトンタッチとなるだけに居残らねばならなかったのだが、後ろ髪をひかれつつも誘惑を振り切って都内に向かった。

そのプロジェクトに寄付をするとハワイ島観測所山麓に名前が残るのだそうで...。別にそれが目当てではないのだが、高校の先輩がプロジェクトに携わっている関係で私もその一人となった。

ハワイ島マウナケア山頂からの星空の眺めは最高だという。肉眼でもそんな状態なのだから望遠鏡、それも次世代型望遠鏡などという代物で見ればさぞかし...いやいや星空は肉眼に限る。次世代型望遠鏡は宇宙の謎の解明に用いられるという。日本国内はたとえどんなに田舎であろうとも天体観測には街明りの影響を少なからず受けてしまうらしく、わが国が誇る「すばる望遠鏡」は1999年にハワイ島マウナケア山頂に建設された。

総工費400億円、計画から16年もの歳月を要し、数々の困難を乗り越えて実現にこぎつけた。当時は米国でも映画「ゴジラ」がヒットしていたから「ゴジラのコンタクトレンズ完成」との新聞見出しで紹介されたのだという。日進月歩の科学技術はどこまで進歩しているのか、また、次世代型望遠鏡ではどこまで宇宙の謎に迫れるのかなど分かり易く解説していただいた。アカデミーヒルズの社会人講座「宇宙の果てに挑む」の講師は国立天文台TMT推進室の家正則教授。

望遠鏡においてはレンズの口径がその性能に繋がるのだが、すばる望遠鏡8mに対して次世代望遠鏡TMTは30m。天体観測において遠くを見ることは昔を見ること。私どもの目に入る星の光は何億光年の彼方から何億光年前に発せられた光。近年の科学技術の進歩により宇宙年齢は137億年であることがほぼ判明しているが、現在の限界は129億年前まで。ビッグバンから8億年間に何があったのか最後の謎の究明が急がれる。

近年は技術革新も進み、望遠鏡の性能も向上しつつある。129億年も旅してきた光が最後の大気圏内で揺らいでしまう。その「ボケ」を直す技術は補償光学と呼ばれ、視覚のピント調整の網膜診断に応用されているという。

そして、気になるのはやはり地球外生命体の存在。宇宙には光り輝く恒星が無数にあって周囲に惑星が軌道を描いている。恒星の温度によって適度な距離範囲(ハビタブルゾーン)が定まるのだが、地球の場合は太陽からの距離が絶妙であって、これが近すぎても遠すぎても生命体は死滅してしまう。

地球外生命体の可能性は極めて高いと想定されるのだが、いかんせん相手が動物であれば交信手段は無いし、仮に人類以上の文明が発達した惑星が存在したとしても何億光年の彼方、そう、我々のメッセージが届くのに何億年かかるのである。地球上のこれだけ成熟した文明社会とて1万年持つかどうか。

そう考えると無限の宇宙の中のちっぽけな自分に気付かされる。

(平成25年3月22日/1334回)

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2013年3月21日 (木)

聞く耳

さて、平成25年川崎市議会第一回定例会も無事に閉幕となり、退職者の送別会シーズンを迎える。

その最終日。本市が申請した「ものづくりナノ医療イノベーションセンター」の採択を受けて、補正予算の追加議案が上程された。その内容は市が出資する川崎市産業振興財団に対して10億円の貸付を認めて欲しいとのもの。

国の文部科学省の予算枠500億円に対して10の提案が採択されると見込まれていたのだが、いかんせん全国からの申請数が多すぎた。60ともいわれる申請数に対し、採択された提案は15。ということで1件あたりの補助額が減るハメになってしまった。採択されただけでもありがたいと思わねばならないのだが、熾烈な争いに他がねじ込んだのか、はたまた本市がその立場だったのか、そんな事情は知る由もないが、いづれにせよ10億円が不足するのだという。

そこで、転貸債を活用した上で本市が10億円を調達し、同財団に貸付け、およそ10年で返済を求めるという事業スキームなのだが、わが党からは同財団を旗振り役にした理由や同財団の財務状況、返済見込み等について質疑を行った上で「賛成」とさせていただいた。

いつものことながら一部の会派が反対であって、その言い分というのが「一部の企業の為に市の税金を投入して莫大な利益を上げるのは許せん」ということらしいのだが、あくまでも「貸付」であるし、であるならば、同会派が日頃から訴える資金繰りにあえぐ中小企業へのつなぎ資金とて市が資本を有する信用保証協会を絡ませる以上、その言い分に整合性は取れていない。

行政によれば、「今後、世界的な高齢化の進展に伴う医療の高騰などに対応していく為に、均質・高付加価値の医療実現と患者の生活の質の向上に向けて、ナノ技術を活用した医薬品や医療技術製品等の実用化を目指すもの」という役所の模範解答なのだが、本市から世の中に貢献できる医療技術が生まれ、世界に羽ばたく企業が育つことを願っている。

最終日ともなれば行政側も議員センセイも疲れはピーク。お互いに対峙しているからその姿は丸見えであって、私とて決してホメられた姿勢ではないのだが、相手の行政側とてこちらの話に耳が立っているか否かは一目瞭然。そんな評価は夜の酒席に譲るにしても所管の担当副市長がわが党の要望に対して熱心にメモを取り、耳を傾けていた姿勢は将来に希望が持てる。

飴をもらって安穏とした日々を暮らしていたのではいづれ隣人に追い越されることは明白。予算案を承認して(されて)「ハイ終わり」では情けない。本市臨海部のライフイノベーション特区はこれからが本番である。

(平成25年3月21日/1333回)

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2013年3月20日 (水)

挑戦

訳あって上下水道局の懇親会に合流することになり、泥酔しつつも?有意義な機会となった。

本市水道技術の海外展開については以前の記述の通りだが、つい酒の勢いに任せて、「現地視察が定年退職前の局部長の慰安旅行じゃ意味がない。世界に目を向ければ未だに困った人が大勢いる。若いみなさんこそ世界に目を向けて本市が出来る国際貢献を模索すべきではないか」と啖呵を切ってしまった。

さて、この9月から実施される一般家庭ごみの収集回数の見直しについてチラシ配布が始まった。そりゃ収集の回数が減るのだから不満が出るのはあたりまえ。だからこそ事前の広報活動を上手くすべきと求めていたのだが、ここにきて収集回数の削減に反対の声がちらほらと聞こえてくるようになった。

全国的にも川崎市といえばごみ行政の東の横綱。かつては「燃えるごみ」と「燃えないごみ」の2種類のみ。しかも、ほぼ毎日の収集とあっては右に並ぶものは居ない。が、全て直営で実施する以上、清掃に携わる職員の人件費はバカにならぬ。右肩上がりの時代は高いコストも覆い隠されたが、こういう時代になると負担が余計に重くのしかかる。

尚且つ、近年は「リデュース(削減)、リユース(再利用)、リサイクル」の頭文字をとった「3R」なんて言葉も登場して、分別に不熱心な本市は一転、矢面に立たされることになった。分別品目を増やすといっても収集・運搬・処分体制を確立した上で、市民の皆様に周知徹底を図り実施するのだからおいそれと出来るものではない。

そんな分別品目の多さといえば名古屋市。が、分別品目の拡大には手間もかかるし、行政コストもかかる。それが新たな利権を生んだりもしてリサイクル貧乏とも揶揄されたことは有名な話。本市はそんな流れに追随せずとも(というか直営実施の負担が重く、単に出来なかっただけかも...)、着実にごみの減量化と執行体制の効率化が推進されてきた。

事業系ごみ収集業務の許可業者への移行や資源物の収集業務に民間活力を導入したことなどにより、平成12年度に比べ約600人職員を削減する等の目に見える効果を上げてきた。

そして、収集体制の見直しとともに次なる標的は処理センター。耐用年数から更新の必要性に迫られているが、仮に更新が必要とされる処理センターを除く残りの施設で賄えれば大幅な経費削減に繋がる。平成27年度を目処に現行の4処理センター体制を3処理センター体制に移行しようとしていて、その為にも今回の収集回数の削減は必須の課題。

執行体制の効率化により見込まれる経費削減額は、収集部門において年間約5億円、処理センターの削減を含めると今後40年間で約720億円だそうで...。それでも現状を選ばれるか。

(平成25年3月20日/1332回)

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2013年3月19日 (火)

炎上

実は人には言えない話も多く抱えていて、その中のどれを生かして、どれをボツにするか、この取捨選択が結構面倒である。

できることなら読者諸賢が読んでくれそうな格好のネタを...となるのだが、周囲に迷惑も及ぶし、このブログが炎上してしまうかもしれぬ。いや、昨今は炎上する位のほうが知名度も上がって選挙には有利に働くのだから、むしろそちらのほうが好都合。

そんな事情を知らない相手は手ぐすねをひいて待っているのだから「炎上」にかすかな期待を寄せて待っているのだが、そんな兆しすらない。今さら失うものもないし、古来より「月は惜しまれて入り、桜は散るをめでたしとす」というではないか。

社会に言わねばならぬことは言わねばならぬし、それで散ってこそ本望。既に3期ともなれば相手が誰であろうと一戦交える覚悟は出来るもの(意味深...)。こちらのキャラと言い分を知っていただいた上でダメだと評価するのは致し方ないにしてもそんな名前すら知らぬではこちらも不本意。食わず嫌いが一番良くない。

さて、おらが「自民党」所属の杉並区議のブログが炎上したと聞いた。杉並区から川崎市までそんな評判が飛んで来るのだから知名度を上げるには絶好のチャンス。その記事は「一抹の忸怩なき待機親に一抹の疑義あり」http://blog.tanakayutaro.net/article/62737267.html と題したもので、子育てにおける親の責任について語られているのだが、言わんとすることは伝わるし、多少上段に構えて挑発的な文言もあるものの炎上した背景には別な要素もありそうである。むしろ媚びない正直な姿勢こそ評価されてもいいのではないか(と勝手に思っている)。

保育園にしても特養(特別養護老人ホーム)にしても枠は大幅に増やしているものの、財源が限られている以上、受け皿からこぼれる人は必ずいる。そりゃ誰だってだって世の中に不満はあるけれども不満や不安を煽って全てが解決出来るものでもない。

結びには、寒空の下、泣き叫ぶ赤ん坊を片手に区庁舎前でマイクを握る方々に対して再考を促していて、実は本市でも市役所庁舎前で何かを訴えている光景を頻繁に目にするのだが、庁舎管理課も見て見ぬふり、というか及び腰。何よりも仕事中にうるさくてかなわん。言い分は兎も角も大きな音量は業務妨害そのもの。

尚且つ、残念なことに、デモやストを政治利用しようとしている方々が居て、その労力と対価を天秤にかければ効果は明らか。であれば同氏のように陳情をしたためるとか、バッチが光るセンセイに「個別に」口を利いてもらったほうが利口ではなかろうかと。

(平成25年3月19日/1331回)

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2013年3月18日 (月)

復興木碑

迎車料金を含む片道2千円のタクシー代。ほぼ毎日の往復だけに出費が嵩むが、財布が別なので助かっている。

地元のこうりんじ幼稚園のママさん連中が集う卒園式の準備会。「毎日毎日よくやることがあるよナ」と思うのだが、女性ってのは話好きだけに女子会が人気を博しているのと同様に雑談が目当てか。

財布が傷むわけではなし、余計なことは言わないようにしていたのだが、中には渋谷のセンター街でガングロやヤマンバをやってましたなんて愚妻とは年齢が一回りも違う方もいるようで...でも、そういう方々のほうが時間にも正確でしっかりしているのだそうだ。真面目に勉強を積み重ねるだけが人生じゃないと思わせる妻の分析(笑)。

さて、招かれて区内某所の絵画作品展を訪れた。筆のタッチはともかくも色使いが派手、というか明るい。目が留まった一つが今年100年を迎えた東京駅の駅舎を描いた作品。茶色いレンガの色に力強さがあって細部まで丁寧に仕上げている。素人の趣味にしては十分な出来栄え。聞けば卒寿(90歳)を過ぎた御婦人の作品であって、他のいづれの作品も古希(70歳)を過ぎた方々の作品なのだそうだ。

定年後は時間の余裕が生まれるだけにいかにして余生を過ごすかが悩みどころ。政治や行政のアラ探しよりもやはりこういう優雅な趣味を持ちたいものである。さて、震災直後の被災地において動揺を隠せない園児や児童生徒の心を落ち着かせる為にぬり絵や絵画が効果的だったと聞いた。

つい最近、2年前に私が被災地を訪れた際に案内して下さった高橋博之氏とフェイスブック友達になった。私が初めてお会いした当時は現職の岩手県議会議員だったのだが、その後、県知事選挙に出馬して落選の憂き目に。小沢王国と言われる岩手県において決して風向きも良くなかったはずだが、途方に暮れる沿岸部を何とかしたいと挑戦したその勇気と気概は賞賛されるべきものであって、今後の活躍に期待を寄せている。

当時の御礼とともに何か役に立てることがあれば協力すると添えておいたのだが、大槌町にある大槌高校一年生の吉田優作君の発案した復興木碑プロジェクトを宣伝して欲しいとのこと。当時、後援会長と被災地を訪れ、千羽鶴ととともに義援金を届けた先はまさに大槌町の安渡小学校。あれからもう2年か。

吉田優作君の発案した復興木碑プロジェクトはこちら。http://ow.ly/j4jXs

(平成25年3月18日/1330回)

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2013年3月17日 (日)

及第点

お返しの無い市議2名。およそそんな記事の拡大版が机上に置かれていたのは数年前のホワイトデーの翌々日。その当事者である部屋内ただ一人の女性市議と不義理者2名が同じタイミングで正副団長を務めることになるとは当時知る由もなかった。

3月末日を以て、晴れて御役御免となるのだが、後任の新体制が固まった。そのへんはおいおい紹介する機会もあると思うが、任期中に幾つかの仕事が残されている。

週明けにはいよいよ議案の採決となるのだが、本市の「ものづくりナノ医療イノベーションセンター」が採択されたことを受け、副市長とともに関係省庁を回っての挨拶を終えた。この採択を受けて補正予算の関係議案が上程されるのだが、その議案に対する代表質疑と採決前の討論が予定されていて、前者は団長、後者が私の仕事となりそうである。

そして、最後の大仕事となるのが市議団ニュースの作成。定例会毎に発行する市議団ニュースの原稿が私の仕事となっていて、今回の分を年度内に仕上げねばならない。掲載する主な項目と構成は団長の判断によるのだが、今回は過去のマニフェストの検証を盛り込むようにとの指示。

「マニフェスト」なる言葉が有する威光はすっかり地に堕ちてしまったが、当時、有権者の皆様に何を約束したのかを再度振り返ることは重要。任期折り返し、そして、正副団長の交代となることからこの2年間を検証するとともに残りの2年に弾みを付けようというなかなか粋なはからいである。

前回の市議選において自民党川崎市議団が掲げたマニフェストには以下の4つのGOが含まれる。「議員年金廃止にGO」、「子ども手当の全額国費化にGO」、「かわさき版事業仕分けにGO」、「議員立法による政策条例の制定にGO」。

「議員年金廃止にGO」は既に平成23年6月1日を以て制度自体が廃止された。「子ども手当の全額国費化にGO」は多少解説を加えなければならないが、民主党のマニフェストにおいて当初は全額国費と謳われた「子ども手当」に地方負担を求められ、約束が違うじゃないかと訴えていたもの。これも平成24年に年少扶養控除を復活させ、法律の名称も児童手当法に基づく児童手当に戻したことから同年度末を以て制度自体が廃止となったことは記憶に新しい。

そして、「議員立法による政策条例の制定にGO」については平成24年第3回定例会において、「川崎市子どもを虐待から守る条例(児童虐待防止条例)」が制定され、これから自治会加入促進条例の制定に向けて、プロジェクトチームが動き出す(はず)。「かわさき版事業仕分けにGO」はこれまでに6つの出資法人を対象に天下りの根絶と補助金の縮減を求めてきた。

詳細は市議団ニュースに掲載する予定だが、こう見ると及第点位はいただけるのではないか...と。

(平成25年3月17日/1329回)

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2013年3月16日 (土)

月餅

さて、地元後援会の役員会の日は夜の予定を入れないことにしているのだが、珍しく早く終わることになった。

そのまま家に帰ったのでは夕飯は用意されてなさそうであるし、急にどういう風の吹き回しかとあらぬ疑いをかけられても...と近所の岩盤浴を訪れた。ジョギング然り、汗をかくとリラックスが出来て、頭がスッキリするだけに当日を振り返りつつ、翌日のブログなどを考えてみたりもする。

求めた訳ではないが、義理で届くのがバレンタインのチョコレート。そのまま家に持ち帰り、置いておけば翌日には消えていて、私の口に入ったためしはない。「それは世に踊らされているだけ」、向こうが「勝手に」持って来るのだから付き合う必要はないなどとタカを括っていたのだが、「相手に失礼の無いようにちゃんとお返ししてるんだろうね」と妻に言われて以来、罪悪感に苛(さいな)まれている。

人生このかた、ホワイトデーのチョコレートを買ったことが無いというのが自慢の一つ(全く自慢になっていないナ)だったのだが、遅ればせながら2年前からお返しをするようになった。といっても、2年前などはその日の朝に入った「たまたま」入ったコンビニのホワイトデーコーナーが目に付いて明治の板チョコを購入。翌年は後輩のH市議に依頼して請求書だけ回してもらったからちょっとましなチョコレートになったはず。ということで今年こそは...と意気込んだ。

高級チョコレートといえばデパート(しか思いつかない田舎者なの)だが、キレイな店員の誘惑に負けて大量購入してしまうかもしれないという恐怖心から足が遠のき思案に暮れていたのだが(もっと市のこと考えてよ)、ふと思い出したのがこちら。

伊東深水画伯の血縁にあたるというその人がオーナーを務めるそのお店。以前、このブログでも紹介した「白金亭」にて月餅を購入。おしゃれな入れ物に上品なラッピングがされていて好感度抜群に違いない(と自画自賛)。

第一回定例会も予算審査のヤマ場を越え、あとは人事案件と議決を残すのみだが、多摩川リバーサイド駅伝も迫ってきた。今年は駅伝とコラボした街コン企画が予定されているらしく...。聞けば男性枠はスグに埋まったのだが、女性枠が残っているようで、挑戦者募集中とのこと。素敵な出会いがあるかも...。

そうそう、ようやく市議会の出場メンバーが確定。

距離    民主党        みんなの党      自民党
第1区 押本吉司(中原区) 竹田宣廣(宮前区) 青木功雄(高津区)
第2区 岩隈千尋(高津区) 小川顕正(高津区) 山崎直史(麻生区)
第3区 山田益男(幸区)   船川治郎(18区)  石田康博(宮前区)
第4区 吉田史子(幸区)   小田理恵子(幸区) 吉沢章子(多摩区)

花の4区は女性対決。3月24日(日)午前9時半スタート。応援たのむ。

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2013年3月15日 (金)

町おこし

今回の定例会に上程された議案に「東海道かわさき宿交流館」の指定管理者の指定議案が含まれている。

わがまち川崎といえば、言わずと知れた東海道五十三次の宿場町。川(多摩川)向こうの六郷の渡しからの風景は歌川広重の浮世絵にも描かれている。そんな川崎宿を売り込もうと腕をまくるのが川崎市観光協会会長、元参議院議員の斎藤文夫先生であって、その先生が館長を務める「砂子の里資料館」に並ぶ名所になること間違いなし。

さて、今年もかわさき海のみどりの会(平野悦男会長)が主催する「ワカメ収穫祭」の案内が届いた。○○くん、○○さんと平仮名で記された宛名に子供たちは大喜び。稲毛神社の広場で行われた当日はワカメしゃぶしゃぶとともに「万年屋 奈良茶めし」が振る舞われた。ほうじ茶で炊き上げたという栗入りのおこわなのだが、かつての川崎宿の名産品であって、ここだけの話、交流館での販売も検討されているらしく今から開館が待ち遠しい。

ちなみに、しゃぶしゃぶ用の肉は川崎市食肉商業協同組合から無償提供だという。「今日は市議会議員のセンセイがお見えになられています」などと宣伝されれば、つかつかと前に出てマイクを持つのが議員の習性。相手が相手だけに「おじちゃんのいる麻生区は同じ川崎市なんだけど、山と緑が豊富。田んぼに畑が広がっているけど海がないから今日はみなさんと一緒に川崎の海で育ったワカメを食べに来たんです」と挨拶した。

そういう時は重なるもので、広島県呉市にて大正14年創業のラムネ屋を営む四代目が久々に上京するから夜でもどうだとのお誘いをいただいた。この3月には父親から会社を受け継ぎ、晴れて社長になったのだそうで、地元の銘酒「千福」の社長とともに視察及び各方面の挨拶に上京したのだという。

本来であればこちらが店を用意して迎えなければならないのだが、向こうの指定で西新宿の「品川亭」なる店に...。隠れ家のように奥まった場所にあって、趣ある佇まいなのだが、入口には「千福」の二文字。実は「千福」ならぬ「文福」なる店が中原区にあって、吉田類の酒場放浪記なる番組で紹介されたのだそうだが、実はこの「品川亭」も登場したことがあるらしい。

かつて、その呉市を行政視察で訪れたことがあるのだが、当日の視察項目は市街地活性化、タウンマネジメント事業。昔は軍港で栄華を極めたこの町も人口減少から地盤沈下が進み、何とか町の復活を果たそうと秘策を講じたのだが、そのキーとなったのは人材の登用。在京の呉市出身者も合流しての飲み会に当人が同席されていたのが驚きであって、今は他で活躍されているその人物はやはり女性(やはり女性の視点ってのは重要なんだなぁ)。

大和ミュージアムや安芸灘とびしま海道が観光人気を博しているというが、三代目と呉での再会を約束して帰路についた。

(平成25年3月15日/1327回)

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2013年3月14日 (木)

募金活動

募金などというものは少なからず政党や議員本人のアピールという下心が含まれるだけにどうも偽善的に見えて正直あまり好かない。

であれば、直接に被災地の食事処を訪れたり、避難所に義援金を届けたりと自分なりのスタンスで手を差し伸べていきたいと思っている。が、そんな折、地元の衆議院議員、中山展宏氏の事務所から「東日本大震災被災地応援の為の街頭募金活動」の案内が回ってきた。

みんなでやろうと全国的に動けるのがこの政党の真骨頂。依然として苦難な生活を強いられている方々の為にも風化させてはいけないし、「やらぬよりはましだろう」と新百合ヶ丘駅の募金活動に精を出した。決して募金額が多ければいいというものでもないが、やはり2年も経過すれば関心も薄れがちであって、世の風潮を肌で感じることが出来た。

募金額やその届け先等については党本部や自民党県連のホームページを通じて報告されるはずだが、当日には「日本赤十字社に多額の未執行があって、まずはそちらを拠出させるべきではないか」との御意見をいただいた。事の真偽は定かではないが、相手の善意が末端にまで届かないというのはわが国に限った話ではない。為政者の着服なんてのは腐敗した国では日常茶飯事。

さて、予算審査特別委員会においては事前に行政側との調整が行われるのだが、プロ野球の年俸交渉と同様、相手の提示額、いや、内容に不満だと交渉は決裂。最初は課長が進講に来て、破談になると部長、局長と役職が上がっていく。私などはいつも一発サインなのだが、議員によっては譲れない一線というのがあるらしく、妥協か取り下げを懇願されるだけと最後まで「会わない」と突っぱねた気骨ある御仁が中原区の松原成文氏。

答弁に窮する局長に「難しい判断であることは承知をしている」と市長が助け舟を出したこの案件。「オレは核兵器を持っているんだぞ」と脅されてカネを貢ぐ愚か者がどこにいるのか。「かわいそうだ」というけれども自国の子供が困っているのであれば自国で面倒を見るのが原則であって、あれだけ敬愛される将軍様がいるではないか。手を出す相手を間違えてはいけない。

PM2.5の飛散における隣国との関係で本市は鴨葱ではいけない、今回の委員会における民主党のO市議の質問を現状認識が甘いとバッサリ切り捨てたのは無所属の三宅隆介氏(多摩区)。困っている人に手を差し伸べるのは日本人の美徳の一つだが、それはあくまでも相手が善人であった場合の話。その善悪が見抜けなければまでに本人の言う通り「鴨葱」に終わる可能性が高く、平和ボケの日本に警告を鳴らす気骨ある二人から見習う点も少なくない。

たまたま、落合信彦氏の「ケンカ国家論」を本屋にて発見。同氏の著書は久々。世の中、そんなに甘くはないぞ...と。

(平成25年3月14日/1326回)

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2013年3月13日 (水)

臨財債

今回の私の質問では市債の縮減を求めているのだが、当日はあくまでも総論に終始して、「今後は具体的にどこをどう削減すべきか提言して参る」などと偉そうに申し上げて質問を終えたのだが、言いっぱなしはワルい癖。そこで具体案を...。

当日は市債の内訳を聞いているのだが、目立つのが臨時財政対策債、いわゆる臨財債(りんざいさい)と呼ばれるもの。来年度の発行予定額は173億円、前年度比112億円の増が見込まれているが、この臨財債こそ国の隠れ借金であって、自治体にとっては理不尽な扱いの一つ。

平たく言えば国から地方に(地方)交付税を支給すべきものだが、無い袖は振れぬことから「とりあえずは自治体で借金しといてよ」というもの。いまだに、臨時と称する恒久措置が解除される見通しがない。

地方交付税については論点が2つ。交付額算定については各自治体の需要(基準財政需要額)と収入(基準財政収入額)の差額となるなのだが、行財政改革をやればやるほど需要額が減ることになるから交付税は減額され、それはおかしかろうという論点が一つ。ちなみに来年度における交付税14億6千万円は他都市に比べて圧倒的に少ない(=財政状況がいい)。

一方で、その財源は国税5税の一定割合と定められているからその財源と交付額の間には差異が生じすることになり、その穴埋めが臨財債となる。本来であれば(地方交付税という)制度自体が破綻しかけているのだから即刻見直すべきなのだが、残念ながら国にその気配は全く無い。

さて、予算審査特別委員会4日目の最終日。「相手を称えて男を上げよ」と地元のアニキに教わったのだが、この人の質問が良かった。川崎区の佐野仁昭氏(日本共産党)。「小学校における歯科健診から児童虐待の実態が見て取れる」と述べたが、奇しくも全く同じ内容を聞いたのが、日本歯科医師政治連盟の元理事長の島村大氏。ある席にて児童虐待防止条例の立法に尽力した市議を称えての言葉だが、ネグレクト(育児放棄)の場合、口腔衛生が著しく低下するのだそうで、見れば一目瞭然なのだという。

体の健康はまず「歯」から。口腔衛生の重要性については過去にこの人も取り上げたことがあるのだが、わが会派の石田康博氏(宮前区)。今回は国の金融円滑化法の期限切れに伴う中小企業の資金繰り対策と市民ミュージアムの改革、鷺沼駅前のインフラ整備が主な内容。

2番手の嶋崎嘉夫氏は財政論を主軸に学校給食や県との関係について取り上げた。県との関係についてはイザコザになりかねないのであえてここでは触れぬが、まさにその通り。

トリはこの人、宮前区の矢澤博孝氏。重鎮の質問には薀蓄(うんちく)、じゃなかった含蓄(がんちく)が少なくない。今でも畑を耕すという同氏は明大との生ごみリサイクルの推進について取り上げた。数十年前に下水道汚泥の堆肥化で挫折した経験を踏まえ、二の舞にならぬよう堆肥の質向上と安定した供給先の確保を求め、これを機にグッドサイクル(というのは市長が多用する言葉だが...)な社会を実現して欲しいと迫った。

(平成25年3月13日/1325回)

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2013年3月12日 (火)

ナノテク

遠い異国の物語のように聞こえるが、とにかくスゴい可能性を秘めているのだそうで...。

申請内容は申し分ないはずなのだが、どこでどういう力学が働くか分からぬもの。ビジネスの世界でも最後の詰め、クロージングの技術が営業マンの明暗を分ける。「ちょっとヤバいんじゃないか」。どこからかそんな声が聞こえてきて、急遽、大陳情団が編成された。本市の命運を握ると言っても決して大袈裟に思えない一大プロジェクト。

羽田空港の対岸、本市臨海部が国際戦略総合特区の認定を受け、ライフサイエンス分野の最先端研究開発拠点を目指しているのだが、その一角に産学官連携による「ナノ医療イノベーション研究拠点」を整備しようと文部科学省の補助事業に手を上げた。

川崎市挙げての大陳情団が編成されて、地元からは大物代議士、われらが田中和徳センセイを筆頭に市内選出の国会議員がそろい踏み。本市からは副市長と自民党市議団の正副団長。そして、何といっても目玉は東京大学の片岡一則教授。同氏こそはその分野の権威であって、幸運にも待合室にてナノテクによる夢の話を直接伺う機会にも恵まれた。

私などは陳情団の末席を汚したに過ぎないのだが、(一応、バッチも付いているし)大勢で押し寄せれば意気込みが伝わるというもの。そんな一押しの甲斐あって採択されることになった。

ナノテク技術が期待される分野に難病治療もあるが、この4月から障害者総合支援法がスタート。難病の一部がその対象に加わるが、本市において何がどう変わるのか。そして、今年度から3ヵ年をかけて障害者のケアプラン作成が課せられているが、見通しはどうなのか。同じケアマネでも介護と障害では全く違うスキルが求められるだけに人員の確保と相談支援センターの整備は大丈夫なのか等々を伺った。

以前は障害を抱えた子を親が看取るようなケースもあったが、近年は医療の進歩とともに障害者の方とて長生き出来るようになった。障害者の方が親亡き後も自立して生きていけるような支援体制の構築とともに、65歳以降の対応、これは65歳になると障害者支援制度よりも介護保険制度が優先されてしまうのだが、サービスが手薄になるだけに従来のサービスが受けられなくなる可能性もある。

そして重度障害児者への対応、そのへんが難題として残されているものと認識をしていて、とりわけ障害者施策については他会派の質問にも耳を立てているのだが、こんな内容のものがあった。

来年度から区役所の組織再編に伴い、高齢者と障害者の部門が統合されるのだが、「何でそんなことをするのか、仕事が増えるじゃないか。まさか、職員数を減らすなんてことは...」と言いたいらしい。

役所はセクショナリズムの弊害が著しい。職員にとっては高齢者のみならず障害者についても必要なスキルが身に付く上に、役所としても効率化が図れて尚結構だと思うのだが、そのへんの姿勢がわが会派とは正反対。「議員の数を減らすな、職員の数を減らすな」は時代錯誤。怠け者にまで税金から給与を出すほどの余裕は本市にないはず。

(平成25年3月12日/1324回)

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2013年3月11日 (月)

一蓮托生

自らが選んだ議員がしっかり働いているのか、いや、しっかり働いているのは当然にしても(本当?)、どんな働きをしているのか、気になりやしないか。

各区の選挙管理委員会が主催する市議会見学ツアーがあって、当日も大勢の方が傍聴に来られた。事前に情報が知らされるから当日の質疑はご当地選出の議員がズラリと並び、普段はそっちのけのような御仁もこの時とばかりに質問に臨むことになる。

それがこの人という訳ではないのだが、トップバッターは幸区の鏑木茂哉氏。その体躯と妙にマッチするのだが、風格ある都市かわさきを目指す同氏の質問はミューザを中心に展開する。音楽が人の情緒を豊かにするとの信念に基づく大所高所からの質問が多いのだが、今回は幸区の念願でもある南武線の高架化を取り上げた。

過去に数万人もの署名入りの請願が市議会に提出され、全会派一致で採択された経緯もあるのだが、つい最近も踏切事故により幼い命が失われただけに地元の機運や期待もいつになく高まっている。計画に位置付けられているものの一向に進展を見せないじゃないかと痺れを切らした質問に対し、南武線には一部横浜市域分も含まれることから横浜市の協力が必要だという。

横浜市の動向が云々ということなのだが、その南武線の高架化は本市が実現を求めている反面、横浜市営地下鉄3号線の新百合ヶ丘駅までの延伸は横浜市の念願の一つだが、本市の協力を必要としている。一方がゴネたり、ボタンのかけ違いがあれば両事業とも破談になる危険性があるだけに一蓮托生で臨みましょうと結ばれたのが一昨年の覚書。

だから南武線の高架化を動かしたいのであれば3号線で本市が協力姿勢を見せねば進まない。そのへんの事情がまだ十分に地元に伝わっていない可能性もありそう。

さて、行政とガチンコでやり合うには知識が勝っていなければならない。日々それを専門とする行政に勝る知識を有する為には並みならぬ努力を必要とする。そんな知識を有する一人が尾作均氏であって、私と同じ麻生区の選出。当日は職員の人件費を取り上げ、地域手当の廃止・見直しを迫るとともに、農業振興地域における諸課題、とりわけ黒川東地区の整備と早野地区の農地違反転用について取り上げた。

そして、最後は宮前区の浅野文直氏。任期最後の質問。というのも団長職は今年度末で終了。次期議長の可能性もあるからこれで当面質問に立たない(=立てない)可能性が高い。団長としてチーム自民党で取り組んできた無駄撲滅の観点から出資法人の業務改善状況と西長沢公園グランドの整備、宮前区の犬蔵出張所グランドの有効活用を求めた。

(平成25年3月11日/1324回)

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2013年3月10日 (日)

小児急病

「もしやケチっただけなんじゃないか...」と勝手に決めつけてしまったことを反省している。

この4月から中原区に中部小児急病センターが開設され、北部小児急病センターと南部小児急病センターと併せて市内3か所体制がスタートする。が、中部小児急病センターの時間帯は準夜間帯(17~24時)のみ(他の2か所は24時間)。

日本医科大学武蔵小杉病院に年間4千万円の補助金を支給して実施するのだという。財政事情を理由に本市が提示した額が少なかったか、それとも病院側にしてやられたか...来年度の目玉事業の一つなのだが、その妥当性は検証されねばなるまいと担当者を呼んで事情聴取を行った。

小児科医の不足は全国的な問題。北部小児急病センターは多摩区役所に隣接した多摩休日夜間急患診療所内に開設されている。常駐の医師確保が困難な為、現在は医師会への委託により輪番制で運営されているのだが、同病院にも医師派遣にも協力をいただいていて、現行の医師派遣を継続しつつ、新たな開設をするには医師確保が困難なことからそうせざるを得なかった。

そして、深夜帯は従前の2か所体制になるものの準夜帯の受入が最も多いことから開設に踏み切ったというもの。また、南部小児急病センターは市立川崎病院が担っていて、小児急病に限らず、患者の混雑状況は後述の通りだが、患者の約3割が中部小児急病センターの守備範囲となる中原区又は幸区の在住者だから今回の開設により南部小児急病センターの負担軽減も図れるはずだという。

が、そうは説明されても、念の為、ウラだけは取らねばなるまい(疑い深いなぁ)。市立川崎病院を所管する病院局から受入時間帯と補助金の内訳資料を取り寄せたのだが、受入時間帯は確かに半数以上が準夜帯に集中し、現在の補助金は救急医療全体で7億7千万円の内小児急病分は5千3百万円。かたや24時間体制で5千3百万円に対し、準夜帯のみで4千万円。前者が安いか、後者が高いか、前者が報われないというのが結論となる。そんなこともいづれまた...。

さて、予算審査特別委員会2日目。そんな地域医療の充実を取り上げたのが、多摩区の廣田健一氏。実は当日の質問は少し前の代表質問時に担当していただいた内容。時間調整を理由に割愛させていただいたのだが、内容が悪かった訳ではない。

割愛の理由は「まずは自分の原稿を削除した上で、内容等を総合的に勘案して判断した」というのが表向きの理由だが、実際は本人に性格に負う面が大きい。「せっかく書いてやったのに、オレの原稿を削りやがったナ」などと恨みを買う訳にいかないでしょ。地域医療以外は小中学校における全国大会出場時の遠征費の増額を求める質問。元PTA会長だけに子供が目標に向かって必死に努力する姿に報いるべきではないかと。

川崎区の林浩美氏は市立川崎病院の混雑緩和について。ある予約患者の6時間待ちの実例を取り上げ、改善を求めた。現行30分の予約時間枠に30人が集中することもあるらしく...そのへんも次回に。

(平成25年3月10日/1323回)

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2013年3月 9日 (土)

複々線化

予算審査特別委員会は持ち時間30分以内で議場での質疑が許されている。全議員60名中54名。正副議長、正副委員長を除けばほぼ全員が質問に立つことになる。対峙する理事者席から「そんな稚拙な質問するなよ...」との声も聞こえてきそうなもんだが(オマエもだろ!)、市民の負託をいただく以上、内容はともかくも質問に立つという姿勢は評価されて然るべき。

さて、初日の注目はこれ。小田急線の向ヶ丘遊園駅と新百合ヶ丘駅間の複々線化。本市の北部地域における幹線道路「世田谷町田線」の本市区域は道路拡幅が遅れ、首都圏における交通渋滞のボトルネックの一つになっている。

拡幅が求められながらも小田急読売ランド前駅の周辺に見るように道路が線路に隣接していて、その反対側には昔ながらの旧家が残る。他とて状況は似たようなもの。道路拡幅は既存の住居にどいてもらう必要がある。終の棲家と建てた家もあるだろうし、おいそれとどいてくれる方ばかりではない。一軒でもゴネれば虫食い状態の土地が残るだけである。

で、あれば小田急線の複々線化と世田谷町田線の道路拡幅を一体的に整備すべきではないか。ということで求めてきたのだが、小田急電鉄側の意向により東北沢~世田谷代田区間が優先されてしまった。当該箇所の複々線化は運輸政策審議会において2015年度までに着工すべき路線として位置づけられていながらも本市の交通計画には中長期的に検討すべき路線とされたことからその経緯と整合性を問う質問がなされた。

今後の対応として神奈川県輸送力増強会議で求めるとの答弁だったが、その他大勢と同じでは本市の意気込みが伝わりにくい。全体の場よりも個別具体的にアプローチすべきだと思うのだが...。言いだしっぺというのは大事なことらしく、こちらから言えば、じゃあ費用負担も川崎市で...となるようで。京急大師線の立体交差に南武線の高架化、横浜市営地下鉄の延伸と大型投資案件が並ぶだけに果たして財政が耐えうるか。そこに尽きる。

さて、紙面が少なくなってしまった。当日は多摩区の橋本勝氏が体育館利用料金の適正化と市営住宅の入居適正化を取り上げ、前者については児童生徒に負担を求めることを再考すべしと迫った。

消防費を取り上げたのは中原区の原典之氏。緊急防災対策として計上された90億円に「そんな費用があるなら消防団の被服位なんとかせい」と過去にいちゃもんをつけたのだが、そんな甲斐があってか、予算が大幅に増額された。自慢話をするつもりもなかったのだが、「わが会派の先輩議員が申し上げた通り」との文言を質問に盛り込んでくれ、内容が良かったか、翌日の朝刊(神奈川新聞)に取り上げられた。

もう一人の松原成文氏(中原区)は明日以降に。

(平成25年3月9日/1322回)

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2013年3月 8日 (金)

五つ星運動

今日は世界情勢から。「ナポリの最悪の犯罪地域だって、イタリアの国会議員の犯罪率よりも低い」との冗談も飛び交うイタリア政界。

緊縮か反緊縮か。歴戦の猛者ベルルスコーニ氏も窮地に立たされた稀に見る混戦において、新星ベッペ・グリッロ氏が率いる「五つ星運動」が躍進を遂げた。現状では政権樹立の見通しが立たず、予断を許さない状況が続いているというが、予断を許さないのはイタリアだけではない。

我が国においても飛散の影響が懸念されているPM2.5。基準を遥かに上回る濃度が検出され、警報が発令されたというが、そもそもに隣国の国営石油会社が設備投資をケチったことが原因。

国内で市販されているガソリンや軽油に含まれる硫黄分10ppmに対し、隣国の値は500ppm。厳しい基準を達成する為に我が国の石油各社は数百億円規模の投資を行っている。カネが無いならまだしも一方で軍事費は前年度比10.7%増なのだから...まぁとにかくスゴい国である。

そして、米国。二大政党は大胆な歳出削減では合意したものの、その削減分野に大きな隔たりがあって結果的に一律削減を自動発効させる仕組み「財政の崖」で折り合いをつけた。これまでも土壇場で発効が延期されてきたが、年貢の納め時とばかりにこの1日から発効されることになったが、株式市場における連日の高値更新を見れば米国の強制的な財政再建は市場に好感を持って受け止められていることが分かる。一律削減ともなれば様々なところに皺寄せが来ることも十分に予想されるだけに、かえって不気味。市場が牙を剥くのはいつか。

さて、4日の衆議院本会議にて安倍晋三総理がわが国の財政健全化に向け「立法化を含めて検討する」と表明した。国会で財政再建の法整備を視野に入れていることを明らかにしたのは初めて。社会保障に東日本大震災と理由に事欠かないから財政のタガが緩みやすい。ここまで累積債務が積み重なると遅きに失した感も否めないが、やらぬよりはやったほうがまし。どんな再建の道筋が示されるか。いづれにしてもいばらの道には変わりはない。

予算審査特別委員会も今日が私の質問日。今後の財政運営について、本市は既に財政フレームが示されているから国より一段高い議論が行われているのだが、今の計画を着実に遂行していくとういう行政に対し、更なる財政規律を課すべきという私のせめぎ合いが続いていて...。

首長が示した計画を「着実に」遂行していくという行政判断は正しいが、それは言われたことのみをやっておくという役人的発想。将来の道筋を示すのは政治家の仕事。将来世代に何を残せるか。政治に覚悟が問われている。決戦スタート。

(平成25年3月8日/1321回)

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2013年3月 7日 (木)

たたき台

花のスター、というよりも「女傑」という言葉が似合いそうなものだが、女性を隅っこに座らせる訳にはいかぬ。ということで議場の座席は私が隅っこに追いやられている。そんな隣の吉沢章子氏(多摩区)が委員長を務める予算審査特別委員会がスタート。左手は壁、右手は空席、後段には目付け役の議長が控えているだけに話相手が不在で退屈な日々を過ごしている(笑)。

「自民党 山崎議員 たたき台」なる「極秘」文書が役所に出回って火消しに躍起になっている...というのは冗談にせよ、そんな文書が出回っているのは事実。やり取りの中で質問の論旨を話したところ役所側があくまでも「自主的」に作ってくれたらしいのだが、事情を知らない人が見たら質問を行政に作らせているようで、私が出来損ない議員のように見えなくもない(笑)。

「あのセンセイにはオレがレクチャーをしてやったんだ」というのは管理職の自慢手柄話になりやすく、私が踏み台になって地位向上に繋がっているのであればそれはそれで大いに結構なのだが、仕事だけはキッチリ頼みたいもの。

さて、今回の私の質問日は明日8日(金)。いつもは事後報告だが、別に隠すものでもないし、事前に質問の趣旨を公表しておけば頭の整理にも繋がるし、役所の職員の予習にも活用いただけそうで...以下記すことにした。

まずは、今後の財政運営、とりわけ、市債残高と将来負担の縮減について。毎年、市が発行する市債は予め年限が定まっているが故に必然的に当該年度の元利償却額(=公債費)が決まることになり、市債発行額をその公債費未満に抑えていけば財政の健全化が図れるというのがプライマリーバランスの考え方。

が、公債費には利子が含まれるから市債発行を元本未満に抑えていかなければ市債残高は前年度比で減少しない。ここ数年間はプライマリーバランスの黒字を保っているが、利払い分を加味すれば赤字。そこで、更なる財政規律を課すことについての見解を聞く予定。

次に、指定管理者について。このたびの包括外部監査において、かなり厳しい指摘を受けたことは以前の記事(平成25年2月28日掲載)の通りだが、何故、そのような事態に陥ったのか、事実関係を究明するとともに、今回の一事案の留まらず、他の事案についても同様の内容が生じていないか、また、再発防止に向けた取り組みを聞く。

また、今年の12月に民生委員の一斉改選が予定されているが、成り手不在に嘆く民生委員の確保策と諸課題について。障害者施策については、わが会派のS先生が代表質問用に用意してくれた原稿を活用。時間の都合上、日の目を見ることが無かったが、その事業の継続が図られるという結論にはS先生の陰の努力があったことは議場で明らかにしておかなければならない。

ということで、以上の4点を最終的な質問項目として通告する予定なのだが、それ以外の質問に至らなかった調査項目も少なくない。そのへんも明日以降に紹介していく予定。

(平成25年3月7日/1320回)

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2013年3月 6日 (水)

狭小邸宅

以前から気になっていた小説を手にした。その本のタイトルが今日の題名なのだが、作者の新庄耕氏はすばる文学賞の受賞者。現在、麻生区在住の会社員として何かのコラムで紹介されていたのがきっかけとなった。

不動産屋の営業マンを描いた物語。都心の戸建て物件といえばどうしても狭くなりがち。猫の額ほどの物件といえども戸建てであれば5千万円は下らない。それを売らなきゃいけない営業マンの過酷な現場と壮絶な日々が描かれている。

不動産屋というとどうしても「金」時計や「金」ネックレスのイメージが強くて仕事上ではほとんど付き合いがないのだが、その営業は熾烈を極める。大学時代に柔道で鍛え上げた百キロを超える巨漢の営業マンが元花園経験者の部長に怒鳴り飛ばされるシーンが登場するのだが、私の弟も同じような体躯の柔道家であって、大卒後の勤め先は不動産屋。

兄貴がこんな調子だから郷里に戻っての就職だが、1~2年でストレスからか頭髪が抜け落ちてしまった。腕っ節は私よりもはるかに強いはずなのだが、処世術というか要領は決していいほうではなかったことが災いした。ノルマも厳しく粗悪物件と知りつつも客に売りつけざるを得ない良心の呵責に悩まされてノイローゼに...。

あまり真面目すぎると物事を真剣に考えちゃうから私みたいにある程度適当なほうが無難な人生を送れる(に違いない?)。が、御心配なかれ。そんな弟も警察官の中途採用に合格し、現在は田舎のおまわりさんとして仕事をしている。勿論、丸坊主だが、警察官だから相手を威嚇するには丁度いいかも。

話がそれた。長編ではないから移動時間に読み終えたのだが、リアリティは十分も最後のオチがいまいちしっくりこない(などと偉そうなことを申し上げるが...)。ハードカバーを購入したのだが、ちと高いような気もして、印税は相場の10%だとするとやっぱり電子書籍のほうが魅力的かも...。

そして、その体育会を地でいく過酷な営業スタイル。いつもそんな「過去の」武勇伝ばかりで恐縮だが、過酷な営業といえば外資とて負けちゃいない。外資系企業においては破格の報酬と解雇(レイオフ)はトレードオフの関係。ある人はレイオフを恐れ、そしてある人は破格の報酬を目指して日々研鑽を積む。私とて結果的にそれなりの報酬を手にすることになったけれども、別に実力が抜きん出ている訳でもなし、それを目的に就職した訳でもない。「たまたま」周囲の仲間に恵まれたことと、仕事に汗して働いた結果以外の何物でもなかった。

そんな私の元にもフェイスブックのメッセージが届く。こちらの世界で知り合ったKさんの友達らしく、そんな過酷な外資系企業への就職が希望なのだという。しかも新卒で...。「何か力になれることがあればどうぞ」と返信した。

(平成25年3月6日/1319回)

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2013年3月 5日 (火)

ごっつぁん

今年も桃の節句「ひなまつり」を終えた。狭い我が家も小さな立ち雛とともに子供たちが幼稚園から持ち帰った手作り雛人形を添えてそれらしく飾り上げ、娘の健やかな成長を祈った。

さて、桃の節句を終えると卒業、そして入学の季節を迎える。各地で新入生を対象に学校説明会が行われていて、入学に際しての心構えを保護者に教えてくれるらしいのだが、「盛り付けた献立でも給食は嫌いな児童生徒には残してもらっている。再度鍋に戻しても文句を言おうもの『虐待』とされてしまうから...」との説明に案の定、母親から「ちょっとへんじゃない?」との声が上がったと聞いた。

「こっちは給食代を払っているんだから、なんで『いただきます』って言わなきゃいけないの?」も同じ。自分たちの命を長らえる為に犠牲になってくれた動植物への感謝、そして、丹精に精魂込めて育て上げた作り手への感謝の意味が込めてられている。

子供の躾の責任は親にあるが、生徒を教え導くのが教師の役割なのだから我知らぬでは教師として失格。事務所の大番頭曰く「それは(思っていても)保護者に言っちゃいけないこと」。「中には嫌いなものもあるだろうけど残さず食べるように家庭でも...」と保護者に伝えるだけで十分。

「嫌いなものは残してもらってます」じゃあ保護者の不安を煽る上に「残してもいいんだ」と安易に思われやすい。そりゃどうしても嫌いなものはあるかもしれないけど、アレルギーでも無い限り、まずは食べれるように「努力」する。あくまでも原則は「出されたものは残さず食べる」こと。何も栄養価の高いものを食べましょうだけが食育ではない。

そんなことから話題が教育にふれた。私とは親子以上に歳が離れている大番頭の話には人生の教訓が詰まっていて、道徳的に教わる話が多い。

「最近は裸足が少なくなったよナ」。裸足といえば相撲。確かに私の小学校の校庭には土俵があったし、神社の境内にも土俵があって、6年生の時などは町内会対抗の相撲大会で大将の私が堀雄一郎君に敗れて銀メダルをもらったことが懐かしく思い出される。

たまに足裏マッサージを利用するのだが、内臓に通じていて足裏を刺激すると健康にいいのだそうで...あの頃は四股踏みや裸足教育で自然と刺激されていたに違いない。健全な精神は健全な身体に宿る。最近は子供たちが裸でぶつかり合う姿を見かけなくなったが、相撲なんてのは教育上もいいと思うのだが...。

(平成25年3月5日/1318回)

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2013年3月 4日 (月)

小さな親切

小さな相談事の中にこそ市井の人の日常生活が見えることもあれば考えさせられることも少なくない。便利な世の中になった。若者の大半がスマホを片手にやりとりしているし、ウチの長老などまで生意気にも(笑)「おい、やまちゃん、メール打ってくれ」と。宛先を見れば「自宅」、それなら電話したほうが早いじゃないか(笑)。

携帯電話の普及とともに公衆電話がめっきり少なくなった。まぁそれで特に不便もなく事が足りているのだが、携帯を持たないおじいちゃん、おばあちゃんにとっては公衆電話が命綱。初老の夫婦が区役所の窓口にて公衆電話の場所を聞いたら駅のほうに案内されたらしく...そこにたまたま居合わせた方から区役所に公衆電話があってもいいのではとの声が寄せられた。

幸いにも相手は特に不満もなさそうな様子だったというが、電話代を節約する為に窓口を訪ねた訳ではなさそうだし、「たまたま」必要性に迫られて、「わざわざ」区役所を訪ねて下さったのだからもう少し違った対応はなかったのだろうかと...これ以上は言わぬ。

さて、愚息が幼稚園のクラス発表会で芸を披露することになった。本人なりに考えた結果、楽器の練習を始めたのだが、友達から手品をやろうと誘われて種目変更。私の本棚に置かれている手品の本を読んで試してみるが、どうにも上手くいかぬ。見かねた妻が市販の手品グッズを買ってくれるというので町田の東急ハンズを訪ねたところ、結構な数のグッズが売られていて、「あれがいい、これがいい」と迷ってしまったのだという。

「別にどれでもいいじゃないか」と思うのが不熱心な父親の典型であって、熱心、というか優柔不断な母親は最後まで思案にくれる。帰り際の駅のホームで「やっぱりあれが良かった」と...駅員に事情を伝えたら親切にも改札を通してもらえたのだという。

再度、売り場に戻れば専門のお兄さんが居て、それぞれの商品の説明をしてくれた上に購入した商品を使って実演をしてくれたらしい。「こうやると後ろの人まで見えるから」「タネがバレる前に隠しちゃうんだよ」という店員のお兄さんの話に子供たちは釘付けだったという。

そんな講義の甲斐あって当日は大成功。「どうすれば出来るの?」と友達に詰め寄られる優越感に浸り、満面の笑みで帰宅したのだと聞いた。商品はカネさえ出せば誰でも買えるが、お兄さんの手品講義はカネで買えるものではない。

駅員さんと手品のお兄さんの小さな親切がいづれ大きく実を結ぶことを願っている。

(平成25年3月4日/1317回)

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2013年3月 3日 (日)

メダルの裏面

寄せられた陳情に対しては仮に見通しが明るくとも最後まで相手に期待を抱かせるような回答はしないほうがいいと教わった。そりゃ一種の自己防衛みたいなもんだが、上手くいってあたりまえ、上手くいかなければ期待が大きい分、失望も大きく、「所詮は何も出来なかった」と不満のみを募らせる結果に繋がりかねないというもの。

つい最近、ある席にて過去にノーベル物理学賞を受賞された朝永振一郎博士の話を伺った。そのメダルの裏面には二人の女神が描かれていて、スキエンティア(科学を司る女神)がナツーラ(自然を司る女神)のベールをめくっている構図なのだそうだが、ある講演でそのメダルについて「うっかり女性のベールをめくったりすれば、大変失礼だって叱られるのと同じように、科学が自然に対してしていることは、ある意味で自然に対する冒涜ともいえる」と語られたのだというが、まさに至言であって、科学のみならず医療も同じ。

子の不在が夫婦仲を深めることもあれば、仲違いの一因にもなる。子は鎹(かすがい)とはよく言ったもので、不仲を修復したり、離婚を思いとどまらせたりすることも少なくない。子を授からない夫婦には他人様には決して分からぬ苦悩と葛藤があり、たとえ1%の可能性にでも期待してしまうのが医療分野、とりわけ不妊治療ともなれば尚更のこと。

それで授かる命もあるのだからあとは夫婦の判断に委ねるしかないのだが、仮に不妊治療を選択したとしても授かる保証もなく、次なる困難が待ち受けているかもしれないし、治療は保健適用外だから高額な医療費がのしかかる。そんな悩みに付け込んだワルい医者が居ないとも限らない。

それが本人の選択とはいえども、カネはかかった、子は授からなかったではあまりにも不憫。少しでも負担を軽減してもらおうと最近は助成を行う自治体も増えてきた。予算審査特別委員会に向けて本市が実施する「不妊に悩む方への特定治療支援事業」について資料を取り寄せて話を伺った。

今年度実績(1月末まで)2億4,589万円に対して、来年度予算には約3億747万円が計上され、見込み数は2,386件が想定されている。所得制限や医療機関の指定があったりするのだが、1回15万円までの助成が年に2回(初年度のみ3回)、通算5年間可能。

詳細はこちらのページにて。
http://www.city.kawasaki.jp/259/page/0000035420.html

(平成25年3月3日/1316回)

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2013年3月 2日 (土)

躍動中

党本部が運営するフェイスブックのページが躍動的。そのページに「日本を取り戻す闘い【開始】」とか「経済再生三本の矢【始動】」とあるが、各方面から召集があるとその動きを実感できて、何か自分も世の中の役に立っているようでやる気がみなぎっている。

さて、予算審査特別委員会に向けて各自が予算書とにらめっこ。最古老なども(珍しく)早朝より登庁して職員にハッパをかけているではないか。どういう風の吹き回しか...まさに自民党川崎市議団も【躍動】中。

そんな躍動の表れか、党本部への提言事項をまとめて県連に報告するようにとの下命があって、またしても団長から呼び出しがあった。われらが農協を含む業界団体に対しても打診をしていたらしく、市連には各方面からの回答が積まれている。昔であればそれをそのまま羅列していたのであろうが、さすがにそれでは芸がないし、単なる補助金目当てのものも少なくない。

現在は政策担当者が吟味した上で、まとめられることになるのだが、メンバーは団長を中心に市連の政務調査会メンバーの尾作均氏(麻生区/3期)が加わる。市議団の政策担当は副団長が担うのだが、私には荷が重すぎるから相方の吉沢章子氏(多摩区/3期)にバトンを渡してあって、その3名で議論が進み、不肖、私は...雑務兼パソコンの入力係となる。

口泡飛ばす議論はその場だけでは収まり切らず、議場の中でも「これも追加するように」と手書きのメモが回ってくる。メモは走り書きに近いからそのまま打ち込む訳にはいかず、一応、それらしくまとめることになるのだが、これがどうして新たな気づきを与えてくれることが少なくない。

なるほど...と思わせた一つに少子化対策があって、「出産適齢期教育の実施」として「女性が自らの体を知ることが必要。生物学的に出産の適齢期を知る教育が必須」とあった。うちもその歳の出産なのだが、適齢期を超えると卵子が老化することから出産時におけるリスクは高まるのだそうで、35歳以上の出産は母子手帳にマル「高」スタンプが押されると聞いていたが、昔の話らしい。でも、当時はそんなこと知らなかったもんな~。

さぁこれからだと思っても時既に遅し、やむなく不妊治療を選択したとしてもそれはそれで苦悩が待ち受けているかもしれぬし、生理的な衰えは隠せないもの。「もっと早く教えてくれれば...」と未然に防げる可能性はあるはず。

明日は本市が実施する不妊治療助成を紹介予定。

(平成25年3月2日/1315回)

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2013年3月 1日 (金)

慎重な対応

まずは質問原稿を渡して行政側の回答答弁をもらう。それを吟味して再質問の有無を判断することになるのだが、答弁戻りの時に目安の時間が記されたメモも付されている。

質問時間48分に対し、答弁時間は120分。持ち時間は170分だから残り2分で再質問と再質問に対する答弁、意見要望をまとめてくれということらしい。どのようにしてその枠内に収めるか、そこからが正副団長の仕事となる。

答弁の内容というよりも単に虫の居所が悪かっただけだと思うのだが、隣の団長の機嫌が悪そうな様子。「何でこんなに答弁が長いんだ(怒)」との独り言に、「あんまり質問されたくないんじゃないですか」と余計な返事をしてしまったことで火に油を注ぐ結果になってしまった。

持ち時間が決まっている以上、答弁時間が長ければ長いほど質問の時間が短くなる。性格がひねくれているもんだからそんな意地悪な見方をしてしまったのだが、団長も「そうだな、去年、視察に訪れた都市は質問時間1に対して答弁時間は0.8だって言っていたし、ウチの1に対して2.5ってのは長すぎだな」と(せっかくの苦心の)答弁を3割削るように自ら電話を入れている。

まぁとにかく役所と議員ってのは狸の化かしあいみたいなものでそんな日常の出来事は質問や答弁の以上に面白いもの。

前半の見どころの一つである各会派の代表質問も終了し、予算審査特別委員会に向けて「予算審査調査票」なるものが机上に配布されている。「事前調整をスムーズに行う為に」というのが大義名分らしいのだが、ひねくれものの議員側はそうは受け取らない。こちらが何を考えているかいち早く把握して手を打とうった腹だな...。手の内がバレると緊張の糸が切れやすく、なぁなぁになりやすい。それでも実が取れればいいような気がしないでもないが...かくして第2ラウンド、腹の探り合いが始まることになる。

さて、前段はこの程度にして今日は代表質問の質疑応答から。3回目の核実験を強行した北朝鮮に対し、国際社会からは非難の声が寄せられた。わが市議会においても反原発を叫んでいるような会派こそもっと抗議すべきと思うのだが、何故かダンマリを決め込んだりしていて...。

埼玉県や神奈川県は補助金継続に難色を示しているだけに「本市はどうなんだ?」とわが会派が朝鮮学校への補助金支給をを取り上げたのだが、行政側の答弁は「社会情勢等を考慮して、慎重に対応して参りたい」という何とも都合のいい表現になっている。

授業では拉致問題等の教科書への記述や授業での取り扱いは無いというのだから補助金の支給についても厳しい対応も視野に入れるべきだと思うのだが...。核の恫喝外交然り、援助してもらうほうが強気というのはどうも腑に落ちない。

(平成25年3月1日/1314回)

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