なおログ[Blog]

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2013年2月

2013年2月28日 (木)

黄色い冊子

税金の使途については依然厳しい視線が注がれている。「管理料、返還交渉を」「6千2百万円『改善必要』」。

最近の新聞記事の見出しだが、後者は隣接の横浜市において市の外郭団体に支払われた6千2百万円の使い道が不明瞭との内容。補助金の対象事業を定めた市の要綱が曖昧であって内訳も分からず、補助金の効果も判断しないまま、前年度を参考に補助金の額が決められていると改善を求めている。

毎年、各自治体では包括外部監査なるものが実施されていて、いづれも両市が実施する包括外部監査の指摘を取り上げた記事だが、その委託料と契約先については各自治体の判断に委ねられている。本市のケースでは監査人が公認会計士の川口明浩氏。テーマ概要は「廃棄物対策及びリサイクルの推進に係る事務の執行について」。

ごみ焼却の余熱利用施設であるヨネッティー王禅寺について、市が指定管理者に支払った指定管理料の確定手法で不適切な点があるとの内容。現在の指定管理料は1億3千7百万円/年。当該年度において4ヶ月のプール休止期間があったことからその間を考慮した管理料とすべく約480万円分について「返還を交渉するべき」とされている。

また、相手側が報告した11年度の決算書については「重要な計上漏れや計算誤りがあり、事業の内容を忠実に表現すべき会計の趣旨とはほど遠い」と指摘した上で、同社側が約1,570万円とする剰余金について、実際には1,800万円ほど多い約3,370万円に上るとし、経営努力により生み出された剰余金については返還の必要性はないが、監査人は過小評価された1,800万円について「返納交渉の基礎とすべき」と結論付けた。

その報告書はホームページでも公開されているのだが、専門的で玄人好みの内容になっている。日本全国、行政は右へ倣えも少なくない。人の振り見て我が振り直せではないが、他都市で実施された包括外部監査の指摘が本市にあてはまることもありそうだ。その自治体のみに埋もれさせておくのはもったいない。

全国市民オンブズマン連絡会議なる団体が発行する「包括外部監査の通信簿」なる冊子があって、各地の包括外部監査を紹介するとともに独自の評価と講評が加えられている。わが家の本棚にも並んでいるのだが、09年度で打ち止め。昔は勉強熱心だったんだなぁ(笑)。

今回の定例会でも来年度の包括外部監査の契約についての議案が上程されている。以前は2千万円が上限とされた契約金額も現在は1,800万円に減額されてしまったが、十分に価値ある報告書ではなかろうか。

(平成25年2月28日/1313回)

電子書籍「一日一話」

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2013年2月27日 (水)

先達の想い

食い物の恨みは恐ろしいとはよく言ったもので、食い物の記憶は過去のことも良く覚えているもの。

地元に細山郷土資料館なる建物があって、以前は住み込みの管理人さんがよく相手をしてくれた。「おう、上がっていけ」と、口は決して上品ではないが、口がワルい人には善人が多い。数年前に他界されたのだが、炬燵を囲んで奥様の手作りサンドイッチをほおばった記憶が残っている。

昭和55年5月に開館したこの資料館には地元で発掘された土器類や農機具から生活用具まで貴重な展示品が残されていて、土地・建物ともに寺の所有物になっているのだが、既に隠居された元住職にたまには見学でもどうかと案内いただいた。

全盛期は地元の小学校の郷土史授業に活用されたり、地元の集会場として利用されたりと千客万来だった建物も開館から既に33年、老朽化が著しく、耐震性からも建て替え又は補強工事が必要と診断されたという。

建設から維持に至るまで全て地元の負担であったのだが、その原資は過去の区画整理時に地権者の寄附を募ったもの。かつては銀行の預け金利も高かったからその利息だけでも十分に賄えたというが、近年はその原資を取り崩しつつ、細々と運営を続けてきたのだが、さすがに財源も底が見えてきた。無駄な経費を切り詰めた結果、現在は管理人も不在の状態で、この建物をどうするかが地元の悩みの種になっている。

「地元の貴重な郷土資料を後世に継いでいく為にも存続させなきゃいかん」とする村の古老に対し、「財源が枯渇しているのだから解体もやむなしじゃないか。新たな負担だけは御免蒙る」との声も聞こえてくるらしく...。

この細山地区、今でこそ羽振りのいい地主も少なくないが、昔は貧しかったのだそうだ。が、カネがなければ知恵を出せと、村全体で子育てを支える農繁期託児所のような先駆的な取り組みが編み出されるとともに、同じ農機具にも随所に工夫が見られ、また、俳句を通じて教養を磨かれた様子が窺える。それがバブル期の土地区画整理により一気に発展を遂げた。

が、当時の方々はその捻出された財源を町内会館やこの郷土資料館、五重塔の建設に充てるとともに、当時、市が進めていた老人いこいの家や老人福祉センター等の本来であれば市が建設すべき施設さえも「地域のことなのだから市に余計な負担をかける訳には参らぬ」と自らのカネで建設をしてしまった。

「そりゃ地元が好きでやったんだから」と言われてしまえばそれまでだが、市に寄贈いただいた施設に対する地元の期待や後世までも土地の発展を願った先達の想いが最近は伝わりにくいらしく...説明してくれる元住職が幾分か寂しそうに見えたのは気のせいか。

(平成25年2月27日/1312回)

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2013年2月26日 (火)

健康の証

昨日の天野篤先生がアントニオ猪木のファンであることは有名な話。とりわけ猪木氏の有名な言葉である「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」がお気に入りの様子。

こちらとて、いつもテンション(だけ)は高いから「よし、やってやろうじゃないか」と。39歳、何事に対しても挑戦意欲だけは旺盛である。マラソンをやっていると何やら鉄人のように思われるが、あくまでも健康のバロメーターであって、42kmを走れることが健康の証。

人って案外頑丈に出来ていて、健康であれば半年も調整すれば誰でもが走れるようになる。申し込みからレースまで約半年だから十分間に合う。ためらいがちな諸君も走れるかどうかを心配するよりもやるかやらないかその決断に負う面が大きい。

とにかく世の中はマラソンブームであって、挑戦意欲だけは誰にも負けぬ私も出場権を得られなければ意味がない。東京マラソンは6回落選中(笑)。そんな情けない話をしていたら支援者に「6回のハズレ券で1回出場できればいいのにね」と慰められたが、確かに一考に値するかもしれない。

私の所属する新ゆり走遊会からも20~30名の申し込みに対し、毎年の出場者は3~5名程度なのだが、今年は鈴木(眞)さんと山崎(裕)さんの2名と競争倍率の高さを物語っている。朝のジョギング時に駅頭で声をかけてくれる眞兄はチームの人気者。1月の石垣島マラソンでは最下位という不名誉な記録を背負ってきただけに落胆を隠しきれない様子。

かと思いきや、どこ吹く風とテンションは高い。そんな眞兄から日々教わることも多く、当日は地元の都合をやりくりして応援に駆け付けた。「軽快にランナーが過ぎ風光る」と一句詠んだのだが、風光るどころかこの冬一番の寒気団が押し寄せているだけに「寒い」の一言。

朝のラジオから昼のテレビも生中継。夜の報道番組までマラソン特集。やっぱり、その感動がいいんだろうナ。走れば悩みも解消する、何かに挑戦して成し遂げた達成感、沿道の見知らぬ人たちからの声援に元気をもらい、感動のゴールでは周囲と喜びを分かち合える。

マラソンってのは老若男女が一緒に走れるってのがいいし、とりわけ若い人には絶対にお薦め。また、田舎の人にとっては東京は憧れ?の大都会。様々な想いを胸に秘め、多くの方が感動を共有できるのが、この東京マラソンの魅力に繋がっているのではなかろうか。ふと、ランナーのみなさんに声援を送っている自分に気付く。人を元気づけることが好きな自分ってやっぱり政治家が天職なんだなぁと(笑)。

そんな東京マラソンの次は...そう、わが市の多摩川リバーサイド駅伝。今年は様々なイベントも企画されているらしく恒例の市議会の会派対抗戦も行われる。まもなくメンバーも発表できると思うのだが...。

そうそう、ここだけの話、マラソンといえば今年は横浜市に新たな動きがありそうな予感。

(平成25年2月26日/1311回)

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2013年2月25日 (月)

町田市

天皇陛下の執刀を担当された順天堂大学の天野篤先生。決してエリートではなかった先生のこれまでの人生を描いた「この道を生きる、心臓外科ひとすじ」を読み終えた。患者から教わることも多かったという先生、私どもも有権者から学べることは少なくない。

認知症の奥様を抱えるIさんから相談を受けた。医学的な解明や薬の開発も進みつつある認知症対策。全国各地で行われている事例を伺うとともに潜在的な認知症患者への対応等について意見を交わす有意義な機会となった。そんなIさんと知り合ったのは10年前。近所のごみ集積場の清掃を日々の日課とされていた。

ごみの集積場といえば墓地同様に忌避されることも多く、戸建分譲住宅もごみ集積場の隣は人気薄と聞いた。Iさんの近所でも結局は少し離れた道路脇に置かれることになったのだが、とにかく対象世帯数が多いからごみの量がハンパではない。しかも、マナーが悪い人はどこにでも居るもの、カラスも狙ったりするからいつも散乱状態になっていた。

廃棄物減量指導員としてごみの分別を徹底するIさんに対し、周囲からは「ごみを漁っているみたい」とか「プライバシーの侵害じゃない」等の陰口を叩かれつつも「余計な御世話」を続けた甲斐があって、現在は随分と改善された。勿論、全て地域の為の「無償」奉仕活動だから恐れ入る。

そんなごみ博士のIさんの懸念は来年度予定されている家庭系ごみの週3回から2回への収集回数の変更。特にワンルームマンションの居住者はモラルが低く、罰則とは言わぬまでも家主への指導を徹底しなければ混乱は目に見えているという。でも、マンションの家主ってことは地元の人でしょ?そうなると私の支援者の可能性が濃厚であるし...触らぬ神に祟りなしだな(笑)。と本当に無責任なギインである。

そして、もう一つが剪定枝の堆肥化。町田市や多摩市で実施されているらしく、施設の余剰もありそうだから近隣との連携を進めてみてはどうだろうかと。県も異なるだけに行政同士は他都市への介入を嫌がるが、議員同士に境界は無い。早速に町田市議会の藤田学副議長に連絡したところ「すぐに」段取りを整えて下さった。事業の詳細についてはまた改めて記す機会があると思うが、担当の職員が本当に熱心に説明してくれて、まさに誇りを持って仕事に打ち込んでいる姿勢が窺えた。

そうそう、町田市といえば、過日もこのブログに登場していただいたおせっかいのKさん。町田市域内に歩道の危険箇所を見つけたのだそうで直接に電話を入れたらすぐに対応してくれたのだという。律儀なKさんは後日に土木事務所を訪ねたのだそうだ。

「あそこキレイになったねぇ~」-「えぇ川崎市の方から陳情があったものですから...」。「いやいや、それが私なんだよ。対応してくれてありがとう」。「職場の意思疎通が図れているな」と感心しつつ、Kさんは事務所を後にしたという。

(平成25年2月25日/1310回)

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2013年2月24日 (日)

補正予算

ブラックカードの社長との話題は政治から各国情勢、ビジネスに経済と多岐に亘る。当たるも八卦、当たらぬも八卦、エコノミストと学者の経済予想ほどいい加減なものもないと思うのだが、そんなエコノミストの言い分を酒の肴に勝手な論評がされることもしばしば。

そんな主人公の一人である「ミスター円」こと元財務官僚の榊原英資氏の宿敵、というか論争を挑む相手は竹中平蔵氏だったはすなのだが、田原総一朗氏が間に入った結果、共著を出すに到ってしまった。「この日本を代表する二人の対立軸こそが日本の論点であり、共通項が日本の目指す道だ」と。それならば...と、次なるターゲットを探していたのだが、同氏の著書でやり玉に上がっているこの人の著書を手にすることになった。

さて、今回の定例会では補正予算の関連議案が審議されることになっている。緊急経済対策として計上されたものなのだが、緊急経済対策なんてのは体のいい口実に使われることも少なくない。本当に無駄はないのか、徹底的にチェックすべきなのだが、今回はちと事情が違う。

その額は120億円なのだが、本市の負担は約半分の60億円。残りの半分は国の負担となっていて、あくまでも出来レースというか国のひも付き予算を承認するようなもの。本市の60億円とて決して少ない額ではないのだが、連動する国の予算規模は10兆円だという。ほんとに大丈夫か?。

国と地方の財政は違うというが、「歳入を以って、歳出を図る、不足分は借金を以って賄う」という原則は同じ。国と地方の状況を見てみれば国の財政のいびつさが際立っている。本市の一般会計規模6千億円に対し、債務残は約9千9百億円(2倍未満)。また、6千億円のうち約1割が市債の発行額なのだが、それ以上の返済額を確保することでプライマリーバランスの黒字を維持(正確には金利負担分が含まれる為、前年度比微増)。

対する国は92兆円の予算規模に対して国債の発行額は22兆円。債務残高は御承知の通り900兆円(約10倍)となり、雪だるま式に債務が積み上がっている。長期金利1%のアップで毎年9兆円(消費税5%に相当)の追加負担が生ずることが想定され(借換え時に上乗せされるからすぐに9兆円という訳ではないが...)、将来に暗い影を落としている。

巷でチヤホヤされる国会議員のセンセイ方に比べて、(川崎市議会議員は)小さなバッチかもしれないが、少なくとも川崎市の財政破綻はありえないし、他都市に比べて、間違いなく健全な財政運営がなされている。

元財務官僚の著書には「毎年40兆円の税収で90兆円の歳出を維持していくことは中長期的に不可能。歳出削減や歳入増加策がとられ、次第に強化されていけば財政危機を回避できる」とあったが、過酷な外資系企業を生き抜いてきた同氏のほうが危機意識は高そうだ。そうそう、本のタイトルは「ひとたまりもない日本」(藤巻健史著)。

国のことを憂いても私の給与(正確には報酬)が変わるわけではないのだが...(笑)。

(平成25年2月24日/1309回)

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2013年2月23日 (土)

信用

人としての信用は大事。以前の話、地元の相談役が党本部の表彰を受けることになった。私が報告に伺ったのだが、その第一声は「どなたが推薦して下さったんだ?」と。以来、表彰を受ける時は「推薦者の恩を忘れてはいけない」と教わった。

議会に提出される議案には人事案件も含まれる。副市長をはじめ教育委員や行政委員等、議会の同意を求めるものも少なくない。氏名・住所・年齢にこれまでの経歴が添付されただけの議案なのだが、本人にお会いしたこともないから人柄や性格、仕事への適応力など知る由もない。それで評価を下せというのがムリというものであって、よほどのことがない限り同意となるのだが、頼みの綱は人選の為の行政の情報力と推薦者である市長の「信用」に尽きる。

さて、今年2回目となる麻生区民生委員推薦区会が開催された。当日は議会運営委員会の日程と重なったが、こちらは年2回の重要な会議であって代役はない。委員には社会福祉協議会の会長以外に、保護司会の会長やPTA連絡協議会の副会長等の方々が名を連ねる。区内の民生委員の状況は定員167名に対し、145名となり、未だ22名の欠員が生じている。今年の12月に一斉改選が予定されているだけに行政は戦々恐々。

成り手が居ないことは承知の上だが、さりとて「誰でもござれ」では困る。そこにジレンマがあって、敷居を下げると質の低下を招きかねない。その選考過程は自治会・町内会において7~9名の世話人会を構成し、過半数以上の賛成を以って区に推薦されるというもの。向こうにとっても手間のかかる話であって、探すのにひと苦労。推薦されるというよりも押し付けられるという表現が適切かもしれない。だからやっつけ仕事で申請用紙だけ送られてくることもあるらしく、それがそのまま推薦区会の机上に配布されることになる。

案の定、審査時には年長者から物言いが付いた。「申請用紙には世話人の氏名・住所・年齢と区分番号が記されているだけで(世話人が)どういう人物なのか分からない。同じ町会でも単なる会費を払ってるだけの人と会長では社会的責任がまるで違う」と。年齢を記していない方々や世話人全ての筆跡が同じことにも手厳しい。「推薦する以上、本人の自筆署名が望ましい」。

役所とてあれもこれもと不備を指摘して、「じゃあ知らないよ」とちゃぶ台をひっくり返されても困る。出来るだけ申請時における相手の手間を軽減すれば多少は成り手が増えるかも...という淡い期待があるのかもしれないが、最終的に承認した我々にも責任が生ずる以上、軽率な人選をする訳にもいかぬし、書類不備の申請を認める訳には参らぬと。

たとえ些細なことであっても見逃さぬ年長者の姿勢が「信用」に繋がっている。

(平成25年2月23日/1308回)

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2013年2月22日 (金)

奇跡の一週間

各自の担当した原稿を吟味するのが団会議の「読み合わせ」と称する時間。が、他人様の「作品」にケチはつけにくい。およその方向性が合致していないもの以外は正副団長に一任となる。

そこからが大変なのである。「てにをは」や稚拙な表現等であればまだしも、「~の計画の内容と今後の予定を伺います」では行政側からこちらの器量が疑われかねない。大雑把な内容を聞くのは致し方ないにしても更に一歩踏み込んだ質問をして欲しいもの(おまえもだって?)。

手抜きのケースや明らかに不勉強と思われる場合もあったりして、(ここだけの話、団長から)「こんなみっともない質問できるか!」と修正を担当させられることになるのだが、重鎮の原稿添削はもちろん団長の仕事。

確かに今でこそ偉そうなことを申し上げているが、かくいう私なども1期生の時などはN先生によく手直しをさせられた。新人を呼んで机の前に立たせておくと周囲から熱心な先輩と見られるらしく...違った。赤ペンで手直ししてくれるのだが、いつも元の姿は残っていない。まぁそんな指導の甲斐あって今に到っているから文句も言えないのだが、「われ関せず」という無関心は決して本人の為にならぬことも多いのではないか。

さて、そんな残業中に電話があった。私と同い歳の創業家三代目が正式に家業を継ぐことになったという。父親が会長職に退き、いよいよ会社を背負って立つのだという。「来月に上京するから相手をせい」とのことで私に声をかけてくれるとはありがたい。やはり友人は大事にしたいもの。

そうそう、ミューザ川崎シンフォニーホールのオープンが迫ってきた。東日本大震災による天井崩落から2年。近隣のクラシックファンはもとより、サイモン・ラトル氏やマリス・ヤンソンス氏のような世界のクラッシック界を席巻するマエストロからも熱い期待が寄せられているが、このたび、シーズンラインナップが発表された。

中でも注目は世界の三大オーケストラが集結する「奇跡の一週間」。極上の音楽に浸る贅沢な一週間。ラインナップは以下の通り。

<11月16日(土)>
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(指揮:クリスティアン・ティーレマン)
 ベートーヴェン:交響曲第8番
 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

<11月17日(日)>
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(指揮:マリス・ヤンソンス)
 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
 R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」

<11月20日(水)>
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(指揮:サイモン・ラトル)
 シューマン:交響曲第1番「春」
 プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番
 ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」

ちなみに全てS席のフルセット券で11万円、C席でも6万円の豪華版。クラシックファンには目が離せない。

(平成25年2月22日/1307回)

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2013年2月21日 (木)

利用者負担

先週に続き、スポーツ推進委員として麻生区小学生バレーボール大会の手伝いをさせていただいたのだが、バッチを外した今も青少年指導員を続けるIさんと立ち話になった。

票にならずとも地域の為にボランティア活動を続けるその姿勢は賞賛されるべきであって、世の中はバッチの権威に群がる方が多数を占めるからバッチを外した時こそその人の真価が問われるものだと思っている。

さて、その際に指導者の方々から相談を受けた。来年の1月から夜間等の学校施設開放時に利用料が求められることに対して、過度な負担はチームの存続を左右しかねないだけに配慮して欲しいとの内容。

昨年の総務委員会にて報告を受けた経緯があり、詳細は過去の会議録(総務委員会-平成24年10月31日-)を参照していただければ幸いだが、施設開放時の光熱水費は約2千6百万円程度と想定され、単位時間に直すと1時間あたり約250円の利用料となる。

まぁそれが高いか安いかという議論はあるにせよ、委員会の報告によれば平成22、23年度に利用団体や学校の関係者による検討会が催され、体育館の照明の電気代については負担を求めるべきとの結論に至っていることから既に方々の「根回し」は済んでいるんだろうとタカを括っていたのだが、ここまで波紋が広がっているとなると話が違ってくる。

受益者負担の原則に基づいて利用者に負担してもらうという理屈は分からなくもないが、公立小中学校という意義を鑑みて、他の行革にて財源を捻出することは出来なかったのか、仮に収入が増えたとしてその後の学校運営にはどのような影響をもたらすのか、また、将来を担うべき子供たちの活動にまで適用することは教育の目的に逆行することになるのではないか等々。

今後の予定としては、この6月の教育委員会において規則の改正を行い、使用料の額などが決定され、その後、利用団体や開放運営委員会への十分な説明を行いながら平成26年1月の利用から開始するとの内容なのだが、当事者は市議会宛の請願も予定されているという。意外と知られていないが、教育委員会宛の請願も可能であって、前述の通り、今回の規則改正は教育委員会の決議事項だけに今回はまさに合致する。

市議会宛の請願とともに教育委員会宛に同じ請願が提出された際の扱いなども過去に俎上に上がったことがあって、教育委員の方々がどのような議論を展開されるのか見もの。

民主党輿石幹事長の「教育の政治的中立はありえない」発言は有名だが、政治的中立を自負する教育委員会。その中立性が教育行政を歪めてきた側面は否めない。本来であれば子供たちの健やかな成長を後押しする教育委員会が現場の声をどう受け止めるか、真価が問われている。

ちなみに以下のページにて御意見を募集中。

http://www.city.kawasaki.jp/880/page/0000045500.html

(平成25年2月21日/1306回)

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2013年2月20日 (水)

庶民の味方

悪名高き?政務「調査」費が政務「活動」費と制度変更されることになった。使い勝手が悪すぎるとの声に国が法改正をしたものだが、議員センセイ方の思惑とは裏腹に大幅な使途拡大は実らなかった。

その使途範囲は各自治体に委ねられていて、全会派の担当者が協議を重ねてきたのだが、自民・公明・民主・みんなの共同提案に賛同できぬと歩調が合わぬ会派があった。あえて政党名は出さぬが、理由は国会の審議時間が短い上に制度上の不備があって、市民理解を得られるものではないというのが反対の理由。

であるならばその不備を具体的に指摘した上で対案を示すべきであるし、庶民の味方を気取るのであれば「そもそも我々は政務調査費はいただきません」とでも言えれば大したものだが、ちゃっかりと貰うものだけ貰っといて我々は制度に不満です、では都合が良すぎやしないか。

議会の運営ルールを決定する議会運営委員会における全会一致の慣例による弊害は過去に散々指摘してきたが、それぞれが市民の付託を背負ってくる以上、少数会派にも一定の配慮しつつ合意して物事を進めていきましょうとの善意の賜物のはず。他の会派を踏み台にして、一人だけ善人面をされるのでは仲間に嫌われるのも無理はない。

さて、つい最近の委員会において県有施設の活用を求める請願の審査があった。まずは県に売却を踏み止まるよう請願を行うのが理想なのだが、市が購入して新たな施設を作るべきだとの内容。

施設も福祉にコミュニティ利用、避難所機能、保育所と何でもござれの複合施設を求めるものであって、願意は分かるものの、市にも潤沢な資金がある訳ではないし、既に統計データを元に緊急性の高い地域から順次計画的に進めているのだから割り込ませればそりゃ市の計画自体が無意味になってしまう可能性も生じる。「今までの計画は何だったんだ、ウチだって...」という声は根強い。

でも、そんなのおかまいなしとばかりにねちねちと意地悪な質問をぶつけるセンセイが居て、やはり冒頭の歩調が合わぬ会派の所属なのだが、担当者もよほど腹に据えかねたのか「そんな場当たり的な対応は出来ません」と言い放った。売り言葉に買い言葉。センセイもよほど頭に血が上ったらしく「なんだ、その発言は。撤回しろ!」と怒鳴り返す。

バッチの権威に押されて一部不適切と詫びる格好になったが、その前のやり取りを見ていても十分な予習はされてきた形跡は窺えるし、本人も忸怩たる想いであったに違いない。最近は市の職員にメンタルヘルスも多いようで...。

(平成25年2月20日/1305回)

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2013年2月19日 (火)

さっさと

その辛辣な皮肉の利いた発言は一部の批判を浴びやすいが、本心でないことは百も承知なだけにそれが人気の高さに繋がっている。こと最近も「さっさと死ねるようにしてもらわないと」のセリフだけがクローズアップされて、本人は釈明に追われたが、本人の為にももう一度その発言を振り返ってみよう。

その発言は先月の21日(月)の社会保障制度改革国民会議において、「残存生命期間が何ヶ月かと、それにかける金が月に一千何百万円だという現実を、厚労省も一番よく知っているはずだ」とした上で、「私は少なくとも遺書を書いて、そういうことをしてもらう必要はない、さっさと死ぬからと書いて渡しているが、そういうことができないと死ねません」

「いいかげん死にたいと思っても「生きられますから」なんて生かされたんじゃ、かなわない。しかも政府の金でやってもらっていると思うと寝覚めが悪い。さっさと死ねるようにしてもらわないと」と発言したというのが事の顛末のようだ。

こんな仕事をしていると臨終間際にお会いする機会も少なくないが、苦痛に耐える姿は忍びない。生きたい、生きて欲しいと願いつつも、税金は他人様のカネだけに多額の医療費が投じられることに「世間様に申し訳ない」とためらうのが人というもんだと思うのだが、「とにかく生きようと思っている人の尊厳を傷つけた」というのが相手側の言い分らしく...あとの判断は読者の皆様に委ねる。

このブログ「異議あり!」でも何度か取り上げた終末期医療だが、その発言の翌週の新聞に「人工透析 中止も選択肢」との見出しが躍った。人工透析を必要とする患者が回復の見込みがない終末期を迎えた場合、本人や家族が透析を望まなければ中止も選択肢とする提言案を日本透析医学会がまとめたというもの。人工呼吸器や栄養補給の中止までの手順を定めた日本救急医学会などの提言に続き、本人の意思に反した延命を減らすことにつながる動きとなる。

終末期医療については本人と家族の希望と医師の判断が左右する面が小さくない。いつものことながら諸々の週刊誌に目を通していたのだが、「週刊現代」の特集「週現スペシャル」の医療特集が目に付いた。「名医が明かした患者についたウソ」に医者の苦悩が垣間見えるが、たとえ患者にウソをついたとしても本人が安らかに天国に逝けるのであればいいではないかと。

(平成25年2月19日/1304回)

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2013年2月18日 (月)

議員の鏡

どこの市でも当たらずとも遠からずだと思うのだが、議長経験者ともなれば豊富な経験を生かして質問に没頭...なんてことはまずない。部屋の見張り番ならぬ御意見番として大所高所からの御助言をいただく、というのが一般的な姿なのだが、今日は例外の話。

本会議における代表質問は各会派の持ち時間が決められていてわが会派は170分となる。過去に百花繚乱総花的な内容とは決別して重点項目を厳選して内容の濃い質問をしようじゃないかと決めたはずなのだが、あれやこれやと。

総務委員会だけでも「平成25年度予算」、「川崎市地震被害想定調査結果及び各種防災計画案」、「臨海部ライフイノベーション国際戦略特区」、「地方公務員の給与削減」、「川崎市の総合的土地対策と事業残地等の最適な活用実施計画」、「本庁舎等耐震対策の基本的な考え方」等々18項目がズラリと並んだ。

割振り後、各自が行政と調整し、取捨選択の上、必要原稿を提出してもらうことになるのだが、今回は正副団長にとっては任期最後の代表質問となるだけに有終の美を飾らねばならぬ。「そうだ、S先生に任せよう」と、わが部屋きっての政策通で議長経験者のS先生に5項目を依頼することになった。しかも、全て重量級の項目ばかり。そういう政策通の方が同じ委員会にいると本当に助かる。

横浜市議の斉藤達也氏(緑区)と自民党県連のY氏が主催する昭和48年生まれの四八会というのがあって、両市と県内情勢について意見交換を図る有意義な機会となっているのだが、ちょうどその夜の開催。残業途中に去り往く私を横目にS先生は一人黙々と行政と対峙をされていて、何か見捨てていくようで忍びない気がしないでもなかったのだが、つい繁華街が目に浮かび...。

ネット選挙解禁に向けて同僚諸氏のツイッター上のつぶやきを拝見できるように設定してもらっているのだが、S先生の夜のつぶやきに「代表質問の原稿書きに没頭しています。でも、質問項目に対する資料調査を通じて、より深く理解することができますね。やっぱり、積極的に原稿書きをやらないと議員として成長しませんね」とあって、これはもしや私に対する...いやいや、まさに「議員の鏡」。

そんなS先生が大量に背負い込んだ質問は玄人好みの内容になること必死。果たしてどんな内容に仕上がるか。要注目の質問日は27日(水)、団長の浅野文直氏(宮前区)が質問に立つ予定。今から目が離せない。

(平成25年2月18日/1303回)

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2013年2月17日 (日)

愛情

ふてくされる女子高生に平手打ち。そのへんはありそうな話だが(えっ、ない?)、ここからが違う。振り向きざまの「死ねバカ!」の一言に追っかけて行ってもう一発。翌日は教務主任とお詫び行脚。そんな日々だそうだが、卒業式で教え子の名前を読み上げる時は大号泣。周囲は笑うというけれども、それは生徒に注いだ愛情の証である。

応援団上がりの彼の愛称は「団長」。現在は合唱コンクールの準備に追われているのだそうで。悪戦苦闘の団長だが、合唱コンクールは来月とのこと。結果やいかに。合唱コンクールといえば私も昔の思い出話を一つ。毎年のことながら学級委員長の私が指揮者に選ばれるのだが、なぜか放課後には教務室での説教が待っている。

不良生徒たちは放課後の練習そっちのけだから、私の監督不行き届きだということらしい。本人を呼べばいいじゃないかと思うのだが、そこは教師の責任回避か見せしめ効果を狙ったものか。でも、30分以上も反省という名の下に無言で正座をさせられた上に更に30分の説教があるのだから今の基準では間違いなく体罰に違いない。

が、そんな説教のおかげで子供心に世の中というものが理不尽であることを悟る訳だから見方を変えればいい経験ではなかったか。

そんな団長から卒業式の定番曲「旅立ちの日に」のエピソードを聞いた。SMAPがカバーして脚光を浴びたこの曲の作詞・作曲は学校の先生。作詞をてがけた小嶋登さんは埼玉県の公立中学校の校長先生(当時)であって、作曲の坂本浩美さんは同校の音楽の先生。

小嶋さんが校長として赴任したその中学校はスクールウォーズ並みに荒れていて、何とか信頼回復を図りたいと一計を案じることになった。そんな彼が期待を寄せたのが「音楽の力」。「歌声の響く学校」を教育目標に捧げ、合唱コンクールを推進することで見事学校を立ち直らせた。そんな二人の先生が卒業式の際に生徒に贈ったのがこの歌だというではないか。

話が多岐に亘るが、そんな団長が大学入学当時の話を披露してくれた。彼の家は決して裕福ではなかったというが、明大以外に地元の国立大学からも合格通知が届いていたらしく、学費支払い期限の前日には家族会議。田舎では国立信奉が根強いし、安い学費は魅力的。東京に通わせれば下宿代や生活費も余計にかかる。父親はじめ親戚一同は地元の国立大学への進学を薦め、説得されて涙の決断を下す。

が、その深夜のこと、寝ていたところを母親に起こされた。「あんた、本当にそれでいいの?。学費は私が働けばなんとかなるから...行ってきなさい」と。息子の気持ちを忖度する母の愛情。その一言が彼の運命の扉を開けた。

(平成25年2月17日/1302回)

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2013年2月16日 (土)

再会

近隣諸国との緊張感が高まりを見せている。一部が無防備平和論を唱えていることは承知の上だが、もし、自衛隊がいなければ...。日本国憲法の前文「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」の文言も全ての国がそう思ってくれれば事は成就するのだろうが、そんなおひとよし国家はわが国位なものである。

さて、世論の高まりを受けて、本市にも「いじめ・体罰ホットライン」なるものが設置されることになったという。元文部科学大臣の伊吹文明氏による体罰の容認発言を評価している一人なのだが、何を隠そう私の初陣時の第一声は体罰の是非を含む教育論。

かつての同級生に応援団員がいて、キャンパス内の学ラン姿に五厘刈りのヘアースタイルは威圧感そのもの。籍は私と同じ数学科なのだが、学部内では傍流なだけに進路は限定的。とりわけ成績がいい生徒やちゃっかりしたヤツは麻雀に明け暮れる我々おちこぼれをよそ目に免許を取得して教員になった。

教員になれば郷里に戻れるし、何よりも雇用が保証されている。バブル崩壊後の景気低迷期だけに安定した職業という魅力から目指す学生も少なくなかった。が、彼はそもそもの動機が違った。当時から教育こそ国の根幹、人を育てなければ国の将来が危ういと教育にかける意気込みはハンパじゃなかったし、何よりも質実剛健で人格者であった。

その後、彼は教員採用試験に合格し、地元高校の教壇に立つことになった。が、ある日、そんな彼が生徒をぶん殴ってしまったのだそうだ。「そんなことでは将来ダメ人間になっちまうぞ」との愛のムチのつもりが、校内は騒然となり、彼は学校を去った。が、卒業式を前に生徒が泣きながら訴えた。「あの時の先生の指導は間違っていなかった。ほんとは自分が悪かったんだ」と。

彼は戻ってきて教鞭を執ることになった。そんな血の通った教育、たとえ体罰と言われようとも生徒への情熱や愛情はいつか必ず伝わるし、その批判にビビって、事なかれ主義の無関心で教育に携わるほうがよほど大問題ではないか...確かそんな話だったと記憶している。

そんなことが思い出されて、彼がこの最近の風潮とどう対峙しているのか、現場の話を伺ういい機会であるし、同級生であれば遠慮なく話をしてくれるに違いない。ブラックカードの社長曰く、「成功の秘訣はそこで行動できるか否か」だという。仕事を終えて新幹線で向かうこと1時間。待ち合わせの駅に降り立った。続きは明日。

(平成25年2月16日/1301回)

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2013年2月15日 (金)

理想の父親

家に帰宅して子供が喜んでくれるうちは(まだ)大丈夫だと(勝手に)思っている。

「運動会」「父親参観」「作品展」だけは顔を出すというのが妻との合意事項。「作品展」が行われると聞いて久々に幼稚園に顔を出した。同じクラスの母親から「○○君の絵ってスゴく上手ですね」とホメられて照れ笑いを見せたのだが、相手の子供をホメるというのは案外使えるかもしれないと閻魔帳に記した(笑)。

バッチを外した途端にほとんどの肩書きも剥奪されるのだが、それでも残る数少ない肩書きが「スポーツ推進委員」。ここ数週間は麻生区小学生バトミントン大会にバレーボール大会、そしてリバーサイド駅伝と行事が続く。ほとんど(というか全く)戦力にはなっていないのだが、たまにお会いできる方とのコミュニケーションを愉しみにしている。

さて、本人の名誉の為に名は伏せるが、私より3つ下の後輩から相談を受けた。最近は母親のみならず父親も会社を休んで出席するケースも多いらしく「先輩のところも御卒業ですよね。卒園式は行かれます?」-「行くわけないじゃん」とそっけない返事をしたら「やっぱりそうですよね」と言われて、ふと「やっぱりそうですよね」の意味を考えることになった。

「やっぱり先輩のような忙しい人はそんな余裕無いですよね」の意であればいいのだが、「そもそも(子育てには)不熱心ですからね」の意味だとしたら...。名誉ある肩書きの一つに「幼稚園連合会父母の会」の会長があって、ここ最近はちょうど同世代の現職の市議に回ってくることが少なくない。

父母の会は保護者に支給される助成金(これがほんとに少ないんだよなぁ)の増額を求めていて、その選考過程はベールに包まれているのだが、バッチのセンセイを据えておけば行政に対する無言の圧力に繋がる。票になりそうなだけにひょっとして...と淡い期待を抱いていたのだが、やまざきの「や」の字さえ聞こえて来ないのは寂しい限りであって、「オレたちには回ってこないのかね?」と会話が続いた。

息子の同級生の父親に市の消防士が居て、かねてより仕事上の活躍は伺っているのだが、子育てにも積極的なのだという。夜勤を含むあれだけ多忙な中においても夫婦そろって子供の為に愛情を注ぐとは頭が下がる。そんな立派な父親がいる中で私(たち)がその役を受けたら世間への示しがつかん。

その役を受けた時点で世間から「理想の父親」のレッテルを貼られる訳だし、ワルいことも出来なければ窮屈でかなわん。と、複雑な想いを抱きつつ、この3月に卒園を迎えることになった(笑)。

(平成25年2月15日/1300回)

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2013年2月14日 (木)

机の向き

たかが公務員、されど公務員。四十年も勤め上げれば愛社精神も培われるもの(社じゃないナ)。無難な人生を歩みがちな公務員といえども定年退職後に古巣の市役所や本市の将来を慮る御仁が多いことに驚かされる。

今日から正式に定例会がスタートとなるのだが、代表質問に予算審査と内容が盛り沢山。役人と対峙する為にまずは情報を持ち合わせていなければならぬとアラ探し...というか情報収集に精を出していて、各方面にアンテナを張っていたのだが、役所のOBからレクを受けることになった。退職後の現在も若手の飲み会に呼ばれるなど親交が深いようで、内部事情なども窺い知ることが出来た。

そんなOBの懸念の一つがコミュニケーションの希薄化。本庁と区役所、上司と部下と。税や保険料等の通知文書はその内容を含み現場との調整を経て郵送されていたらしいのだが、最近は現場の知らぬ間に郵便物が送られたりすることもあるらしく、誤解を招く表現に突然の問い合わせや苦情に困惑気味の現場。

「(そりゃ本庁が勝手にやったんだから)本庁に聞いてくれ」と言おうものなら「たらい回し」と怒られるし、「本庁に確認してみます」なんて言えば相手のイライラ感を募らせ、意思疎通が図れていないことが露呈する結果になるし...。

そうそう、窓口といえば過去に何かの用件で区役所を訪れたことがあって、大した用事でもなかったし、職員をビビらせても悪いからバッチを外して訪ねた。通常の業務時間外の夕方だったのだが、複数の職員が目の前のパソコンに向かっていて、横目でチラッと見るのだが、応対に出る様子もなく...暫くすると奥から私の顔を知る課長が飛んできた。「センセイ、どうもどうも」と。

役所の机の並び方ってどうして窓口のほうを向いていないのか。銀行や農協は机の向きが違うから...。そんな些細なことで市民の皆様の不満が募り、批判の矛先が向かうことが往々にしてある。競争率20倍の難関をくぐり抜けて来る以上、成績は優秀に違いない。が、テストの成績と仕事の実務は別問題。

役所に入庁すれば終身雇用と年功序列が保証されるだけに入庁前に必死に勉強するのは当たり前だが、「伸びきったゴム」じゃあるまいし、入庁して「ハイ終わり」では何とも情けない。話が少し脱線してしまったが、近年はメンタルヘルスに悩む職員も多いというし、モチベーションの低下も懸念されるだけに管理職のコミュニケーション能力に期待がかかる。

そうそう、机の向き。事の本質は窓口対応だから机は今のままで結構だけど、そちらだけはキチンと頼む。

(平成25年2月14日/1299回)

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2013年2月13日 (水)

青空ノリス

フェイスブックに日々のブログ記事をアップしているのだが、「いいね!」の回数が増えてきて、うれしく思っている。

広島県呉市にて親子二代に亘ってラムネ屋を営むN君の毎朝の投稿は「おはようございます。今日も元気にトビキリま~す」。「トビキリ」がラムネの商品名でただそれだけなのだが、私よりも「いいね!」の回数やコメントがはるかに多く、些か理不尽な気がしないでもないのだが、昔からの友人だけに私自身も「いいね!」の一人になっている。

さて、毎日新聞社が主催する第67回毎日映画コンクールがラ・チネチッタ内のクラブチッタにて開催された。本市で開催されるようになって4年目、いいシティセールスにも繋がっている。そのレセプションパーティにお招きをいただいたのだが、社交界が慣れていないだけにどことなくぎこちなく、手にしたワイングラスも揺れている。

今回の受賞作の一つに「桐島、部活やめるってよ」があって、原作者は09年に小説すばる新人賞に輝いた24歳の期待の新人、朝井リョウ氏。そう、小説家といえば青空ノリスさんという方がいて私の恩人である。既に何冊かを電子書籍化されているのだが、私の売れない電子書籍の理由はどこにあるのか?御助言をいただく...というか単に茶をしばくことになった。

各文学新人賞に応募する人数、競争倍率はおよそ800前後。勝者以外の799人、延べ数千人は、大手出版社に相手にされず、それでも「いつかきっと...」という淡い期待を抱きつつ、コツコツと執筆を続けるか、途中で挫折するしかないという厳しい現実を聞かせていただいた。文芸界の偉い先生方が評価するのだからそれはそれで立派な作品が選考されるのだろうが、青空ノリスさんはじめその他大勢の作品は力作といえども日の目を見ない可能性も低くはない。

クラシックはオーケストラ・演奏家の技術がモノをいう度合いが大きいが、小説の満足感は文章技術以上に読む人の嗜好や価値観が左右する面も小さくないだけに宝が埋もれている可能性は十分にある。せっかく応募してくれるその他大勢の底上げやプロモーションを図ることこそ文芸界、ひいては国の発展に資するのではないかなどと偉そうな話にもなったりして...有意義な機会となった。

小説、とりわけ長編小説などは日々完結するブログと違って段違いの技術・想像力と経験が求められる。が、私の豊富な経験を以てすれば、もしや...。今の肩書きであれば作品は限られるだけに新たなペンネームで挑戦してみようかと。

ジャンルは...やはり「官能小説」に決ってるじゃないか。いや、これは冗談が過ぎた。

(平成25年2月13日/1298回)

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2013年2月12日 (火)

明暗

ある日の総務委員会。隣から「ちゃんと読んでから質問しろよ(怒)」との野次が聞こえて、やっぱり質問しないほうがいいかなと躊躇してしまった自分が情けないと過去を振り返っている。勿論、私に向けられた野次では無いのだが、裏を返せばそんなくだらん質問するなよとのことらしく...。

そんな総務委員会にて「川崎市の総合的土地対策と今後の土地開発公社を含めた先行取得制度活用の考え方について」「事業残地等の最適な活用実施計画の策定について」の報告を受けた。

現在、土地先行取得の選択肢としては、「土地開発公社」「土地開発基金」「公共用地先行取得等特別会計」の3制度があるが、中でも土地開発公社は不動産バブル華やかなりし頃の遺物。用地取得の予算措置を講じるのに最短で1年も要したのでは地価が倍になってしまう。とりあえず、第3セクターに購入しといてもらって...と全国に作られたのが土地開発公社。

本市の状況は全国的にも有名で、現東京都知事の猪瀬直樹氏の著書「日本国の研究」にも具体的事例として本市が取り上げられていることからも他都市に類を見ないほど酷かったのは事実。が、そんな本市も縮減に縮減を重ね、平成12年度当初の保有額2,153億円に対し、今年度末には173億円(内土地開発公社は107億円)と13年間で92%も削減される見込みとなった。

そして、そんな成果からも当面は公社を存続させた上で、先行取得の需要に備えるとの報告がなされたが、隣接の横浜市は公社廃止を決断(まぁそれでも処理費用1千3百億円というから本市に比べ格段に処分が遅れていたはず)しただけに今後の明暗はどうか。

市が直接購入する土地については議案として市議会のチェックを受けるが、第三セクターは年度末に経営状況の報告を受ける程度だから隠れ蓑になりやすい。土地開発公社は天下り団体の一つでもあるし、過去の反省の上に立って一歩踏み込んで「廃止」と決断しても良かったのではないか。

保有額の縮減にしても単に市が買い戻しただけであって、依然として低未利用地の有効活用は進んでいないのではないかとの疑念も残る。狭い国土で土地信奉が根強いわが国ではあらぬ疑いが生じることも少なくないから土地については入念なチェックが必要。購入価格が適正か、今後の活用見込みはどうなのか。

でも、土地購入の際は職員がいつも詐欺師ばりに上手い理由つけて説明に来るんだよなぁ。10年後に「あの土地が...」とならぬことを願っている。

(平成25年2月12日/1297回)

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2013年2月11日 (月)

予算レク

これを読んでいると政策通になりそうな一冊。机の上においてあるだけでも職員からの評価が上がりそうで、以前より存在自体は承知をしていたのだが、どこぞの電子書籍と同様に「わざわざ買ってまで」といかずにいた。今回、たまたま配布されていたことから久々に読む機会に恵まれた。

というよりも目を通した程度に過ぎないのだが、今回で27号となる政策情報「かわさき」(売価630円)は、その名の通り、市の職員の寄稿した記事で構成され、改めてその文章能力の高さと職員の活躍ぶりを窺い知ることになった。

中でも特集「被災地派遣を振り返って」と題した派遣職員4名の報告では、「避難所を任されている気仙沼市職員の、自身も被災者でありながらも、肉体的・精神的ダメージに耐えて市民のために献身的に働く姿に感銘を受けました。被災者であっても公務員として市民の為に奉仕する志を改めて実感し、自分の信念として心に刻み込まれました」と感想が述べられていて、彼の生涯にとっても貴重な経験であったことが読み取れる。

さて、どういう風の吹き回しか、財政局から来年度予算のレクが舞い込んだ。いつもは本会議の初日に議場で説明が行われ、各会派の正副団長には別途事前に副市長以下、財政局の幹部から説明が行われている。財政局を所管する総務委員会でも同じ報告を受けたばかりで、計4回のレクを受けることになった。

尚且つ、昨日のテレビ番組出演のセンセイ方には「本市の恥をさらしてくれるな」という意味が含まれているのか更なる個人レッスンが用意されていて、会派の数は5つだから都合20回程度の説明が繰り返されることになる(大変だなぁ)。

聞けば議会改革の一つとして予算審査のあり方が議論されていたのだが、その審議を充実したものにする為にも予算公表のタイミングを早めるとともに議会への十分な説明を図るべしとの結論に到った影響とのこと。波風立てず余計な仕事はやらぬ風土の役所だが、議員センセイが決めてくれれば遂行能力は低くない。万事が万事、キチンと御膳立てをいただいた。

が、1週間程度の前倒しで丁寧な説明を繰り返しても元々不勉強な御仁に火がつくはずもないし、前倒しなどせずとも予算書にキチンと目を通すセンセイは目を通すもの。だから元のまんまでも...と思うのだが、また妬みを買うことになるのでこのへんで(それじゃあ波風立てぬ役所と同じじゃないか)。

説明しなきゃしないで怠慢だと文句を言われるし、そんな機会を用意すれば「そんなことは承知してるよ、こっちは忙しいんだ」と文句を言われるし...とかく面倒なセンセイ方だが、でもそんなに何回も説明を聞いたのだから質問の内容には期待していいのでしょうね?役所の代弁者より。

(平成25年2月11日/1296回)

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2013年2月10日 (日)

そこは任意で...

常任委員会宛に陳情・請願が提出されることは日常茶飯事なのだが、議会運営委員会に陳情が届いた。陳情主は市民団体「川崎市議会を語る会」代表。

そのタイトルは「選挙の際の議会改革に関する「提案」を議会の課題として検討することに関する陳情」となっていて、具体的な内容は市のホームページにて閲覧していただければ幸いだが、更なる議会改革として「情報開示」と「住民参加」を求めている。

選挙で約束したことを実効すべしという至極当然の内容なのだが、それぞれの言い分も異なれば政策の表現方法も違う、範囲も多岐に亘れば、優先順位もあるだろうし、最終的には選挙という有権者の判断を以って評価されるのだから別に議会としてオーソライズせずとも...ということらしく、わが会派に限らず、各会派とも歯切れが悪い、というか煮え切らない議論となった。

まぁ議会運営委員会なんてぇのは各会派の正副団長が集う場。議会運営の最高決定機関であって、権威主義の象徴なのだからそこで取りまとめてくれというのはちとムリがあったか。会派間の温度差以上に世代間や議員個々の認識に大きな差異があって、私などは地元のタウンミーティングに呼ばれれば、これいい機会とばかりに喜び勇んで顔を出し、余計なことまでしゃべるから他の議員から「また、アイツだけ...」と妬みを買うのがオチである。

そもそもに政策に自信があればそんな機会にも堂々と出て行くし、自信がなければ敬遠する。何も政策だけが全てではない、出席せずとも確固たる地盤があれば選挙で当選できる当人にとっては大きな御世話かもしれない。

そんな思惑が交錯しつつ、またしても全会一致の慣例が立ちはだかって「継続」という玉虫色の決着となったのだが、陳情の内容には賛同できるものも少なくないだけにどうにも後味の悪い印象が拭えない。だから、そこは個々の議員に期待するしかないようで...。

さて、そんな議論を横目に地元のテレビ神奈川が各会派代表者の座談会「予算議会を前に」を放映するのだそうだ。各会派1名が出演し、来年度予算について座談会を行うのだが、平日の午後7時から。社会人にとっては最も貴重なゴールデンタイムだけに早目の帰宅は困難。録画を見るなら別だが、そこまでの内容でもなさそうだし...。ということで、好きな時間に勝手に見ていただけるこのブログは貴重な存在。

ちなみに放映は13日(水)午後7時より。わが会派の出席者は青木功雄氏(高津区/2期)。ファンの皆様、私じゃなくてスマン(笑)。

(平成25年2月10日/1295回)

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2013年2月 9日 (土)

寿退社

わが党本部の3役、といえば「幹事長」「総務会長」「政務調査会長」。幹事長こそ男性だが、残りの2つのポストは女性が占めていて、今日はそんな女性の社会進出の話。

私が下手な解説をするまでもなく、かつて、ほとんどの職業的進路は男性にしか開かれておらず、女性の「キャリア」の可能性はこの世に生を受けた瞬間に「子供を産んで、家事をすること」とされていた。

それも立派な仕事じゃないかと思うのだが、世間的には専業主婦が嫉妬の対象になることも少なくないし、今では金銭的により豊かな生活を送りたい、旦那の収入だけでは生活が成り立たない等の家庭内の様々な思惑から多くの女性が家庭の外で働いている。

が、子供を産む役割は尚も女性に限られているだけに仕事が出産の妨げとなることは社会的損失になりかねないし、男性の生殖機能は賞味期限が長いとされる一方で、女性は限られるだけにいつの間にか適齢期を過ぎてしまったという悩みも少なくない。

出会いと別れの季節が迫り、こうりんじ幼稚園でも先生の退職話が流れ始めた。退職にあたってはあくまでも一身上の都合とされるだけに詳細は不明だが、それがかえって出産や寿退社等の憶測を呼ぶことになる。

幼稚園の先生にとって、子供たちの日々の笑顔は何物にも代えがたい幸せをもたらすが、一方で子供たちに神経を遣うのも事実。早朝勤務に夜の残業、土日の出社。やれインフルエンザだ下痢だ怪我だとてんやわんやの状態でモンスターペアレントの相手もせねばならないのだから少なくともラクな職場ではない。さりとて、そんな状況下においても人生のパートナーは探さなきゃいけないし、子供も授かりたい...。

退職は貴重な戦力の喪失なだけにどこの保育園や幼稚園にとっても頭痛の種だが、「人生は言い訳にはじまり言い訳に終わる」と高田純次氏が言うがごとく園内の新陳代謝を理由に諦めるしかなさそう。

たとえ子供を授からずとも、愉しく幸せな人生を送ることは出来ると思うが、やっぱりチャンスがあるのであれば経験するに越したことはないし、成長してからの精神的な安定は三歳までに決まることが多いと心理学者が指摘するように幼児期における母親の愛情は大事。

女性にとっては、どこの世界でも子供が学齢期に達してから社会に復帰出来ることが望ましいのだが、現実の世界はかなり厳しい。そんな中でも幼稚園や保育園は復帰が果たせる数少ない職場の一つ。他人の子供に注いだ愛情もいつか自らに返ってくるはず。いづれ職場に復帰して子供たちの健やかな成長に寄与して下さることを願っている。

(平成25年2月9日/1294回)

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2013年2月 8日 (金)

同窓会

テラモーターズ社長の徳重徹さんの著書「世界に挑め」を読んだ。

「自信がないからみな萎縮して、力を発揮できない。誰かが「野茂」にならなきゃいけない」と述べる同氏は「土日も勝手に出社し、年に四、五日しか休みを取らないほど働いていた」という。かくいう私も社会人1年目(だけ)は本当に人一倍働いた。やはり1年目は一心不乱に仕事に打ち込めば生涯における仕事への姿勢が確立される。

同社では新入社員といえども容赦なく海外に送り込まれるのだそうで、自らが採用した社員に全幅の信頼をおいて仕事を任せることができる社長の力量は賞賛に値するし、新人とて修羅場を経験すれば実力が磨かれるだけに、その経験や仕事への姿勢というものは生涯に亘りどこの世界でも通用する。

さて、いじめ、体罰、躾と話題に事欠かない最近のワイドショーだが、柔道界とともにそれがなければ成り立たなそうなのが相撲界。ヤンチャな奴らを鍛え、矯正するには時にそういうものも必要ではないかと思うのだが、つい親方や兄弟子が暴力をふるうのは自制心を失って単に八つ当たりするケースも少なくはなさそうである。

さりとて、相撲界などは元々、「しごき」と称した稽古が有名。本人もそれを承知で門を叩く訳だから本人の選択の余地がない普通の教育現場とは些か勝手が違うような気がしないでもないが、角界では初場所の日馬富士の優勝といい、最近はモンゴル勢の活躍が目立つ。

関係者の話によれば、かつては幕内になるまで郷里には帰らじという不屈の闘志と不退転の覚悟を有した力士が根性で這い上がってきた。が、かつての厳しさもどこへやら。今は辛ければ逃げ出しても国内であれば2時間で郷里に帰れてしまう。その点、モンゴル勢は覚悟が違う。おいそれと帰る訳にはいかぬし、たとえ帰れたとしても仕事があるかどうか。そのへんが活躍に繋がっていると分析されていたが、果たして...。

そうそう、つい最近、手持無沙汰なもんだから本屋で見かけた中央公論の今月号を買ったのだが、同窓会の特集記事が掲載されていて...。創立百年を超えるわが母校、新潟県立直江津高等学校も昨年の3月にて閉校し、現在は新潟県立直江津中等教育学校として中高一貫教育校に生まれ変わったのだが、同窓会は今も元気に活躍中。私も役員の一人を仰せつかっているのだが、ちょうど新年会があって久々に顔を出したら郷里の昔話に花が咲いた。

当時は出稼ぎというか不退転の覚悟で都会に仕事を求めに来た方が大半を占めるだけに、苦労も多かったことと思うが、現在は立派な地位に就かれているいる方が少なくない。退路を断ってこそ開ける人生もある。

(平成25年2月8日/1293回)

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2013年2月 7日 (木)

「門松」演説

さて、週刊新潮に掲載された写真をフェイスブック上に紹介したら反響があった。たまたま本人の隣の方の和服姿がフォーカスされただけなのだが、しっかりと名前の立て札が目立つようになっていて、とにかく話題の尽きない注目の人物である。

悪人ぶった悪人はそれとして、善人ぶった悪人というは本当にタチがワルいが、悪人然とした善人は余計に応援したくなる性分である。ましてや大半が見てくれで判断される政治の世界となればなおさらのこと。

「あの鋭い眼光は尋常じゃない。相当な修羅場をくぐり抜けてきたか、かなりの悪事に手を染めているに違いない」などとつぶやいたら本人の耳に入ったらしく...それ以来、本人とは微妙な関係が続いている(笑)。そう、今日は私のイチ押し代議士、わが「かわさき」を代表する大物代議士、田中和徳センセイの話。

できれば読者のみなさんにウケるものをと思うのだが、最近は些細なことでも追い落とされるから、それ(ら)をそのまんま記してしまうと当人には迷惑を及ぼすかもしれない。地元には大臣待望論も根強く、実力&実績は申し分ないはずなのだが、なぜか副大臣に留まっている。まさか身体検査でひっかかっちゃうんじゃないか、女性疑惑はなさそうだからやはり黒い交際で...と勝手に想像がエスカレートしがち。あらぬ憶測を生むことになる。

本人の生まれは総理と同郷の山口県。徒手空拳で乗り込んできて、市議から副大臣まで上り詰め、自ら道を切り開いた実力は侮れない。市議会からのたたき上げだけだが、過去の武勇伝は数知れず。「そんな答弁じゃ納得できない。今すぐ調べて来るべきだ」と本会議を中断させた話はいまや地元の語り草となっていて、当時から大物感を漂わせるエピソードの一つ。

何かの本に、まず、子供には世の中が不条理であることを教えなさいとあったが、わが川崎市の1丁目1番地で活動を続けている以上、そして、この世界で生きている以上、受け取らなきゃいかんゼニもあるだろうし(えっない?)、そんな聖人君子を装うほうがよほど偽善的でどうも好かん。

何を隠そう私の初陣時の公募選考責任者であって生みの親。昔は選挙のイロハから処世術まで随分付き合ってくれたのだが、最近は公務がお忙しいようで。

今太閤といえば田中角栄。大臣就任時の「門松」演説は有名だが、同じ「田中」姓を有するこの御仁もどんなに成り上がっても世の不条理と人の苦労はご存知のはず。この人の疾風怒濤の人生談はウケるに違いない。いつか自叙伝でも...と版権を虎視眈々と狙っているのだがどうか。

(平成25年2月7日/1292回)

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2013年2月 6日 (水)

歯科医

他人様から学ぶことは多い。先般、先輩の鏑木茂哉センセイの新年会に顔を出したのだが、来賓の挨拶終了までに35分。立食形式なだけに本人は場を察してか挨拶を早めに切り上げた。それが仕事とは申せ、とにかく議員センセイは挨拶が長く、目立ちたがり屋が少なくない。

やはり話題性は重要。「ヒゲの隊長がやって来るらしいぞ」とそんな噂がこちらの陣営にも伝わってきた。そう、現職の参議院議員、防衛政務官の佐藤正久氏が同僚の尾作均氏の新年会にお見えになるのだそうで。そんな口コミが広まれば本人にとってもわが意を得たりか。ちなみに2月17日(日)14時よりJAセレサ柿生支店にて。あくまでも噂なので事務所に御確認の上。

が、私のほうとて当日は「医・職・住」を掲げ、参議院神奈川県第三選挙区支部長として活躍中の活動を続ける島村大氏にもご臨席をいただいた。神奈川県内をくまなく回る本人にとって、他では大きな新年会も催されているはず。そんな中、万難を排して、本人直々にご臨席をいただいた訳だから大々的に紹介させていただかなければなるまい。

歯科医ということは承知をしていたものの、肩書きを見れば日本歯科医師連盟の元理事長とある。この御仁を自民党の公認にすれば歯科医師会や盟友の医師会、看護協会、薬剤師会等の票が期待できそうだ...なんてぇのは、えっ、私だけ?そりゃ失礼。どのような経緯を以ってその地位に上り詰めたかは不明だが、「センセイ」と名のつく職業はとかく面倒な方々も少なくないだけにそのまとめ役としての手腕にも期待がかかる。

医師に比べ、格下に見られがちな歯科医だが、「歯は万病のもと」というように口腔衛生は健康のバロメーター。脳にはホルモン系、免疫系、自律神経系の中枢が集まるが、「噛む」という行為が脳に刺激を与えることは有名な話。だから胃ろうとなると脳への刺激が薄れることから内臓の機能低下を招く可能性が高い。あくまでも虫歯という局所的な見地からではなく、体の健康という観点からも歯は大事にしたいものである。

そうそう、島村大さん、というかセンセイ。極めて真面目な方なのだが、社会保障分野への思い入れが深い。増え続ける社会保障費にどう対峙をするか。患者の負担割合を上げるか、月額の保険料を上げるか、税金の投入額を増やすか。抵抗の小さい税金の投入が最も安易だが、本来は保険料と窓口の支払額で賄われるべきものだけに財政規律という大きな壁が立ちはだかる。

ちなみに来年度予算案。いづれも特別会計だが、国民健康保険事業は1,330億円(前年度比1.2%増)、介護保険事業は733億円(前年度比6.7%増)と暗い影を落としている。

(平成25年2月6日/1291回)

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2013年2月 5日 (火)

地下鉄

国会論戦も本格スタート。おらが川崎市議会も平成25年第1回定例会が目前に迫ってきた。年度最後の大仕事とばかりに行政側はピリピリムードだが、対する議員センセイ方は豆まきに忙しく...違った(笑)。

予算案も公表されて、方々で反響を呼んでいるが、注目はやはり川崎縦貫高速鉄道の為の特別会計が閉鎖されたこと。経済情勢も好転にはならなかったし、あまりにも巨額の財政負担に市長の決断が慎重になったのは事実。何はともあれ話が迷走した挙句にここまで混乱したのだから結果的に御破算もやむなしと思うのだが...。

「立つ鳥跡を濁さず」と自らの引退前に幕引きを図った格好になったが、更なる追及は逃亡する敵の背に矢を放つようでどうも好かん。そりゃ過去の話をほじくり返されて、鬼の首を取ったかが如く「やれ責任はどうするんだ?」と詰め寄ってみても相手は辞めちゃうんだよ。

しかも、当時(=私の初当選前)は全会派が賛同して始まった計画だっていうぢゃないか。梯子を外された市長が「今さら何だよ」ってなるのも当然の話。過去の責任追及は国会同様に不毛な議論と思いつつ...もっと将来をどうするんだって話があるだろうに。

おかげで横浜市営地下鉄3号線の延伸だって(川崎市総合都市交通)計画には優先順位が低く位置づけられちまった。それでも含みを持たせているのがせめてもの救いだが、何とか着地点を見出そうと模索してきたそのへんの詳しい経緯は次号のメルマガ「ブログの続き」に記す予定。

さて、予算審査時には各会派の控室前にはとにかく職員の長蛇の列。が、呼ぶ方も呼ぶ方だけど来る方も来る方で、これ幸いとばかりに退屈しのぎになっていないか。顔を会わせて相手の機嫌を見ることは大事なことだけれども、庁内移動の時間や手間がもったいない。わざわざその為に来ていただかなくてもメールで十分。単に管理職が利用できないだけなのか、やり取りの証拠が残ると厄介なのか、とにかくそのへんが非効率そのもの。

最終的に可決してくれる可能性が濃厚だから面倒な説教もじっと我慢していればやり過ごすことが出来そうだが、問題は可決された後の対応。ヤリ玉に上がる公共事業は執行段階において競争入札により費用縮減が図れるが(下がることはあっても逆はないから業者は四苦八苦だけど)、恒常的に支出される事業費は縮減圧力が働きにくい。

あの支出は無駄じゃないか、こうすれば費用が浮きそうだ、建設的な御意見を募集中。「これは!」というものはこのページで紹介予定だけに遠慮なくどうぞ。

(平成25年2月5日/1290回)

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2013年2月 4日 (月)

墓碑銘

好きこそものの上手なれ。ワインにクラシック、それにゴルフと、それも中途半端な知識と経験しか持ち合わせていないのだが、どれも「贅沢」のレッテルを貼られそうなものばかり。が、人生をより豊かに生きる宝物がちりばめられているのも事実。

ある商談において、「そういう話は芝の上でやるもんだ」と言われた意味が27歳の若者には分からなかった。帰って上司に聞いたらゴルフ接待の隠語だと教わったことがきっかけだったという。相手は少し前に世間を賑わせた会社だというが、今ではその墓碑銘には「Flower&Golf」と記されるまでになった。

前者は奥様の趣味であって後者はいわずもがなだが、英語の刻字とはなかなかしゃれているじゃないか。(珍しく)昼間から事務所にて雑務をこなしていたら差し入れをいただいた。イラスト入りで「みちぱん」と記されたそのおしゃれな袋に入ったそのパンはおいしいのだそうで。そんなゴルフ好きの愛妻家Kさんはいつも新鮮で斬新な視点を提供してくれる。

自らの新年会は既に終えたが、同僚諸氏は半分以上が残っている。1月には地元の新年会と重なることも多いからそちらを優先していただいて...との配慮であることが多いのだが、高津区の青木のりお氏の新年会とコンサートが重なってしまった。

今回で43回目を迎える東フィルの「響きの森クラシック・シリーズ」は文京シビックホールの開催。年4回を先輩の鏑木茂哉先生とOBの栄居義則先生とご一緒させていただいている。勿論、新年会には早目に顔を出して手短に挨拶を済ませ、都内に向かう。

当日の曲目はベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番と交響曲第7番。ピアノ協奏曲第5番はベートーヴェンが全盛期に作曲した自信作で「皇帝」の名称が付けられている。交響曲第7番はのだめカンタービレで広く脚光を浴びることになったが、通称「ベトシチ」(ベートーヴェンの第シチ番)というらしくいづれも名曲中の名曲。

尚且つ、指揮者はコバケンこと小林研一郎氏。ベートーヴェンの第5番や第9番、ドヴォルザークの「新世界」など情熱的な曲のイメージが強く、曲に向き合う時は真剣そのもの。が、指揮台を下りれば気さくな好々爺。あれだけの地位にありながら決して驕ることなく末端の演奏者への配慮も忘れないし、そのギャップが何とも人間味にあふれている。

アンコールはドヴォルザークのユーモレスク。「ユーモアの中にも深い人生観がつまっていそう」との解説にじっくり聴いたのだが、十分に価値のある演奏会であった。ぜひ読者のみなさんもたまには...。

(平成25年2月4日/1289回)

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2013年2月 3日 (日)

火曜の午後

どこぞの本に企業の上層部に電話をする時は火曜の午後がいいとあった。休み明けの月曜日は緊急の案件も入りやすく、その対応に追われるから翌火曜日のほうが...と確かそんな話だったと記憶している。

詳しい理由は省くが、訳あって「秒速で1億円稼ぐ...」との本を手にした。ブラックカードの社長も驚きのタイトル。その人から着信があったのは月曜日の昼であった。決算期が迫り、かなりの利益が見込めそうなので、数百万円のベンツを買うことにしたのだという。

そりゃ脱税、いや節税も結構だが、そんなに儲かっているんなら私に寄附するとか(政治家への献金は税控除の対象)、会社の経費でパーティー券に付き合うとか、もっとましなことがあるだろうと返事をした。周囲の妬みを買わぬ為にも目立つことは避けがちな性格、見てくれよりも実用性を求める御仁なだけに私と同じワゴンRで良さそうなもんだが、なぜベンツ購入なのか理由を訊いた。

私であれば贅沢な海外旅行か日々の旨いめしでも...いや、納税か慈善団体への寄附だろう。まぁ所詮は空想の世界だが、本人曰くメルセデスの営業マンが気に入ったのだという。聞いた話、社内では月に3台売りましょうの月3運動が展開されているらしく(この御時勢にそりゃしんどいナ)、その営業マンは月3以上の実績を上げている敏腕なのだという。

確かに私とのめしも割り勘だし、パー券も数枚ぽっち(いや、あ、ありがとう)しか付き合ってくれないセコい社長を高級車に乗りたいと思わせた営業力はなかなかのもの。(万が一にも)私が買うことはないと思うが、ぜひお会いしてみたいものである。

さてさて、道路拡幅の案件で地元の方々からの相談を受けている。市が当初示した見通しは「平成24年度中の完成」。それが示されたのが、平成21年3月なのだが、翌4月には「平成27年度中」に修正となったらしく、その姑息な手段と変わり身の早さに憤慨気味。用地取得面積も平成25年度中に何とか3割に届くかどうか、そのへんの雲行きも怪しく、平成27年度中の実現も危ぶまれている。

市の担当者と会談の機会を設けたのだが、やはり紛糾してしまった。「実現できないなら今から(目標年度を)撤廃しなさいよ」と追及する陳情者に対し、「その年度内の実現を目指してやりますから」と市側。「でも、撤廃したら役所の怠慢を生みかねないよなぁ~」と頭の中でつぶやいてみたりもする。

用地買収も難航している様子。メルセデスの営業マンならどうか。でも、電話するなら火曜の午後ですぞ(笑)。

(平成25年2月3日/1288回)

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2013年2月 2日 (土)

ランキング1位

久々に社会人時代の顧客担当者とサシで一席を持つことになった。

新卒採用の翌年からだから既に20年、退職してから10年以上を経た今でも御一緒していただけることをうれしく思っている。勤務先は日本を代表する物流会社。モノの流れを見れば世界の流れが分かる。当時は主任だった相手も今は立派な課長の肩書きを有されていて、昔話から最近の業界動向まで幅広く話を伺った。

日銀の金融緩和により幾分か円安気味の為替相場だが、輸出が促進されるだけに会社としても期待されている様子。他国に負けじと日銀の輪転機を回すべし(=紙幣供給量を増やすべし)との言い分は以前からのものだが、米国の経済学者ポール・グルーグマン教授もアベノミクスについて「深く考えてやっているわけではないだろうが...」と彼なりの皮肉を込めた上で「結果的に完全に正しい」と評価を下したという。あとは企業の設備投資マインドが冷え込んでいるだけに国内にダブつくカネを回せる需要を生めるかどうか。

新卒以来、外資畑を歩んできた私もそんな日本企業を担当させていただいたことで企業風土や外資との違いを肌で実感することができたし、長所短所も学ぶことが出来た。やはり一番の違いは仕事の効率性と勤務評定。終身雇用と年功序列が支配する会社では必然的に仕事の効率性が追求されにくい。

パナソニックやシャープなどは当時の人気企業。そんな日本メーカーがリストラに大ナタをふるうとは当時は想像も出来なかっただけに、私なんかも「深く考えていなかったが」、結果的に正しい選択ではなかったかと過去を振り返っている。

そうそう、仕事の効率性といえばIT分野。子会社や「系列(ケイレツ)」「しがらみ」があるが故に外資系のシステム会社には参入障壁が高くなりがち。そりゃいいものであれば「ケイレツ」で結構だけれども元々効率性の高くない会社が開発したシステムなのだからその効能は推して知るべしであって、むしろ会社の致命的な欠点になりやすい。

システム規模が大きくなればなるほどシステムの良し悪し以上に会社の上層部の鶴の一声が幅を利かせ、企業合併やシステム統合の際などはシステムベンダー同士の争いは社内の派閥争いの力関係で決まるというような不幸な結果をもたらすことになることが少なくない。

そのへんが赤裸々に描かれているのが、雑誌「選択」の1月号の記事。某大手銀行のシステム統合の話だが、そんな記事が政治や外交の記事を抑えて、ホームページ上の人気ランキング1位になっている。

「しがらみ」が害をもたらすのは政治の分野に限った話ではない。日本企業の国際的な競争力を削ぐ結果になっていることは残念な話ではないかと。

(平成25年2月2日/1287回)

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2013年2月 1日 (金)

過去に漢字の読みを間違えて嘲笑された総理がいたが、こちらとて笑える話ではない。さんずいへんに「静」の旧字で「とろ」と読む。川の流れが緩やかで波の立たないところを意味するらしい。

珍しく真面目に仕事をしていてすっかり遅くなってしまった。こちらは一人だが第三庁舎には煌々と部屋の明かりがついている。「今日は外食で...」と妻からのメールが届いた。夜の会合がある訳ではないし、部屋には誰も居ない。遊び仲間を探すのもいいけれど都内からタクシー帰りもキツい。おとなしく帰路につくことにした。

どこでめしを食べようか。地元の百合ヶ丘駅周辺であれば一人でも顔を出せそうな店が幾つかあるのだが、毎回同じでは芸がない。たまには新しい店でも...と店ののれんをくぐった。

新百合ヶ丘に比べ、格が落ちそうな百合ヶ丘。鮨屋や焼肉屋の閉店もあるのだが、それでも次の店が入ったりしていて、なんだかんだ言ってもシャッター通りにはならず回っている。カネに糸目をつけなければ駅前に「K」なる有名店があるのだが、のれんをくぐる姿を見られでもした際の「議員ってのは裕福な生活してんだなぁ」との批判に怯え、未だ伺ったことがない。

あまり大々的に宣伝されていないのだが、最近、駅前に鮨屋が開店したらしく、そののれんが気になっていた。

地元の話題は抑えておくに越したことはない。鮨屋といえば昔からの「みねや鮨」は駅から少し離れた弘法の松に、行きつけの床屋「ヘアーサロンカサハラ」前の「寿司文」は向ヶ丘遊園に移転され、駅前の回転寿司は弁当屋に様変わりして寂しい想いをしていたのだが、カウンターに座って旨い鮨でも食べれば何かブログのネタでも思いつくかなと立ち寄った。

あくまでも自分の時間。鮨を食べに行ったのであって、押し売りではないからこちらの仕事も内緒。評論家じゃないから月並みな表現で恐縮だが、こだわりの器に旨い鮨、こじんまりした店の内装もいいし、店主の愛想もいい。つい酒が過ぎてしまったことが悔やまれる。

そこそこの値段だが、おいしいものをいただいた時は気前良く払いたいもの。その店の名前が「瀞(とろ)」ということで、ぜひご贔屓に。

(平成25年2月1日/1286回)

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