なおログ[Blog]

« チャレ☆かわ | トップページ | 駆け込み退職 »

2013年1月26日 (土)

WEL-CAFE

ビジネスマンからの手紙シリーズは愛読書になるのだが、発刊したばかりの「ハーバード卒の凄腕ビジネスマンから孫への50通の手紙」)を読んだ。著者はキングスレイ・ウォード氏ならぬジョン・スプナー氏。訳者は渡部昇一氏なのだが、「孫へ」というのがいい。

祖父母というものは、自分の子供を育てた時と違って、ある程度冷静な目を向けることが出来る。親と違って厳しく躾ける必要もないから親がなかなか言えないようなことを助言してあげられる。そんな祖父母と同様、当事者の直属の上司ではないし、少なくとも視野は幾分か広いだけに、議員が助言できることは少なくない(はず)。

過去に議会で生活保護のケースワーカー(以下CW)の技量不足を取り上げたことがあるのだが、その背景には減るどころか増加の一途を辿る受給者数があって人員確保に一苦労なだけに職員の研修までは手が回らない状況がある。保護費そのものは国が一部を負担するが、CWの人件費は自治体の負担となるだけにおいそれと増やせない事情もある。

そんな中、市内ダントツの受給者数を誇る川崎区が自らの発案でCWの技量不足を補う取り組みを展開している。社会的弱者といえば聞こえはいいが、海千山千のツワモノたちも居たりしてとりわけ若手職員は精神的なストレスを抱えがち。

「生活保護200万人時代の挑戦」と題したその取り組みは経験者のアドバイスを仰ぎつつ、お互いの悩みを共有する。英語で「福祉」を意味する「Walfare」と「Cafe」を組み合わせた造語「WEL-CAFE」と名づけられた。せっかくの取り組みなだけに更なる改善に期待したい。

そうそう、生活保護の減額については以前の記事の通りだが、その具体案の一つとして検討されているのが、ジェネリック医薬品の促進。本市も生活保護費の約4割にあたる224億円が医療扶助でその約4分の1が薬剤費だとすれば決して小さな額ではない。ジェネリック医薬品といえば広島県の呉市が差額通知にて医療費削減に取り組む事例は有名な話。そんな呉市の事例について資料に目を通していたのだが、実施に到るまでは決して平坦な道のりではなさそうだし、実際に頓挫しかけた様子も窺い知ることが出来た。抵抗勢力もあったりするから他都市での実現には難局が予想される。

また、医療費の増加抑制の観点からもジェネリック医薬品の促進は有効な手立てと考えられるが、その為にも診療データの解析が急務。医療保険の中でも市町村が運営責任を有する国民健康保険においては各医療機関への支払いを代行する国民健康保険連合会(国保連)が都道府県ごとに設立されていて、その動向に注目が集まるが、「自治体からのデータ提供の要望がない」とする国保連が半数以上を占める一方において、国保連が提供を拒むケースもあるらしく。

その理由は「既に抑制に十分に取り組んでおり、(市町村に)データを提供する必要はない」などというもの。他府県の事例とはいえ看過できぬ。国保連に対して、保険料と別に年間8兆3千億円の税金が投入されているというからそれは理由にならぬだろう。

(平成25年1月26日/1280回)

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

Vol.24(iPad/iPhone対応版)
販売定価:500円(税込)
PDF形式のファイルも
ダウンロード可能
こちらをクリック!

|

« チャレ☆かわ | トップページ | 駆け込み退職 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: WEL-CAFE:

« チャレ☆かわ | トップページ | 駆け込み退職 »

 
自民党
山崎なおふみは自民党の議員です
自民党ホームページへ
KAWASAKI CITY
山崎なおふみは川崎市の議員です
川崎市議会のページへ