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2013年1月15日 (火)

憧れ

ある本に「夜遊び上手ははしご酒」とあった。もうちょっと居て欲しいというところで切り上げると次に繋がるらしく...。それを実践した訳ではないのだが、つい酒が過ぎてタクシー帰りとなった。都内から個人タクシーに乗車したのだが、1万円の出費はキツい。が、こう見えてタクシーの運転手が好きである。その時々の世相が聞けて、庶民の生活が見えてくる。

しっかり伸びた背筋にはっきりとした口調からは想像できないのだが、その運転手はこの道40年、75歳のベテランであった。これまでもいろんな方を乗せてこられたのだろう。よもやま話から乗客のマナーの話になった。

世知辛い世の中、これまでの乗り逃げ回数36回、およそ1年に1回の計算だが、乗り逃げで得したと思うことなかれ。しかも運転手が額に汗して稼いだカネを踏み倒すとは余計にタチが悪い。間違いなく大きなツケとなって回ってくる。たかだか1万円の代償は大きいことに気づいて欲しいもの。

「最近は幾分か(客が)戻って来ましたか?」と聞けば、いかんせん(タクシーの)台数が多いから1台あたりの運賃収入は減少気味で若い人は見向きもしないと嘆く。

「でもね、運転手さん、右も左も分からない海外に行けば、こんなに喜ばれるサービスはないですよ。うちのチビだって、将来何になるんだ?って聞けば、タクシーの運転手って答えるんだよ」

-「カッコいいんでしょうね。運転する姿が。それに御客様から言われた場所にぴったりと連れて行ってくれる」-「純粋すぎるけど、子供たちの憧れですよ。そういう夢は大事にしたいし、子供たちに夢を与えられる職業なんだから...」と返事をした(はず)。相当に酔っ払っていたからナ。

さて、今年も出初式を終えた。火事と喧嘩は江戸の華。出初式のルーツはお江戸。詳細は他に譲るが、江戸から明治にかけて年始行事の一つとして全国に広まった。現在では俳句の季語にもなっている。

消防団にとっては年明けの出初式が終わらないと正月気分になれないとは村の元消防団長の談だが、出初式が終われば、これ正月とばかりに各班の新年会が催される。そこで挨拶をと頼まれた。田舎と違ってせわしない都会では地元への愛着意識も薄れがち。「村の為に」とは昔の話。一肌脱がずとも消防署で十分間に合うじゃないか、と団員確保に苦労されている様子。

既に故人となられたものの元消防団長は村の英雄、団長から聞いた話を披露した上で、「出初式でも小さな子供たちが目をキラキラさせて見ていましたが、いつまでも子供たちの憧れの存在として地域の為に活躍されることを願っています」と結んだ。

(平成25年1月15日/1269回)

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