なおログ[Blog]

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2013年1月

2013年1月31日 (木)

役所じゃあるまいし

人様が真心を込めて作った料理はたとえ美味くなくても「おいしい」と言うもんだと教わったのだが、インド人の友人が用意してくれたワインを「おいしかった」と言うべきか否か。

「インドにおいしいワインはないよ」との本人の言葉通り、確かに「取り立てておいしい」というものではなかったのだが、せっかく「それなり」のワインを用意してくれた訳だから「おいしかった」というべきか、さりとて、そのコメントが厭みに聞こえやしないかと小さな悩みになっている。

さて、昨日の「獅子舞パーティ」。人がいいもんだから閉幕まで心配の種が尽きない。人数はどうか、一人での出席に寂しい想いはしていないか、来場者に粗相はなかったか等々。

今さら票が増えた減ったで一喜一憂する期数ではないし、日頃の好(よしみ)で...と同区のOセンセイにも声をかけたのだが、こちらを気遣ってご辞退をいただいた。確かに、呼ばれた以上、手ぶらで行くわけには行かぬし、たとえこちらが呼んだにしても相手陣営に来るなんてのは図々しい奴だと周囲は見るかもしれぬ。「彼は私の支援者だと思っていたのに何でこちら側に顔を出しているんだ」と見つかった当人にとっても気まずい想いをさせてしまうかもしれぬし、今にして思えばいらぬ気遣いだったのではないかと振り返る。

さて、本題。正月には神社に納札所が用意され、年始参りの際に各家庭の飾り物を持参いただくことになるのだが、炊き上げが不可能なものについては焼却処分となる為、地元の造園業者が焼却場に持ち込んだ。例年であればすんなりと「おつかれさまでした」となるところを今年は厳しい検問が待ち受けていたのだという。

40cmを超えるものについては搬入を認めないとのこと。正月の門松やしめ縄等の縁起物を細断しろってこと?。40cmにさしたる根拠がある訳ではないのだからそのへんは臨機応変に対応すべきだったと思うのだが、事細かな検問に2時間を要したのだという。近年はどんど焼きや野焼きも厳しくなりつつあるし、同じものを家庭ごみに出せば普通に回収してくれる。でも、そんなズルをせずにキチンと焼却場に持ち込んだつもりが...とんだ災難となったらしい。

そんな神社も業務改善。従前であれば昼食時の窓口は「午前中の部は終了しました」の張り紙とともに閉じていたのだが、寒空の下で待たせるのもどうかと社務所の中でセルフサービスのお茶を提供しながら休憩いただく方式に変更してサービス向上に努めるようになったという。

「杓子定規の対応ではせっかくの参拝客に対し、失礼ではないか。『役所じゃあるまいし』」と。あとの判断はそれぞれに任せる。

(平成25年1月31日/1285回)

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2013年1月30日 (水)

獅子舞パーティ

子供たちに言わせるとそうなるのだそうだ。

例年、こうりんじ幼稚園には年の初めに地元の細山囃子連のみなさんがやって来る。知ってる顔ぶれは(大変失礼な物言いで恐縮だが、)すべからく「パパのともだち」ということになるのだそうだ。そんな囃子連のみなさんによる獅子舞を御披露いただく私の新春の集いは今年も大勢の皆様に御参加いただき、盛会裏に幕を閉じた。

大阪市立桜宮高校の一件以来、全国的に体罰を巡る報道が目立つ。練習中に何十発もぶん殴るというのは誰の目にも明らかな体罰であって、愛のムチなどとは呼べるようなものではないし、予兆に気づかずに前途ある若者を自殺に追い込んでしまった教師と学校に釈明の余地はないけれども、やれ実態調査だ、コーディネーターだなどと乗り出す文科省や教育委員会がやっつけ仕事に見えてしまうのは私だけか。

一を以て十が否定されるべきものではないし、十を否定しようとする勢力の暗躍にはまさに異議を申し上げねばなるまい。先生が生徒に手を出しちゃイカンと言いつつも、生徒が教師に手を出してもお咎めなしでは筋が通らぬ。しかも、生徒は教師が手を出せないことを承知でゆさぶりをかけてくるのである。ゲンコツも体罰にカウントされるだけに現場の教師が委縮しないよう願うものだが、対教師暴力の実態も調べて、対策を講じるべきではないか。

そこに生徒への愛情があれば過去のゲンコツは生涯の宝として残るし、成長過程において「ならぬものはならぬ」とムリやりにも教えなければ社会の規律は維持できない。過ぎたるは及ばざるがごとしではないかと述べた。

さて、市の来年度予算が公表された。一般会計の予算規模5,984億円。その年の収入を以って歳出を図るというのが財政の基本だが、歳入のうち市税は50億円増の2,844億円。歳出は35億円増の扶助費1,443億円、人件費は11億円減の960億円。

市債の返済額よりも毎年の借入額を抑制していけば借金は減り続ける。そんなプライマリーバランスの黒字は見込まれているのだが、御承知の通り、借金には金利がかかる。150億円ものの利払いを含めれば赤字であって、数年間、銀行が我慢してくれればみなさんの懐が痛まずに3号線の延伸も...(笑)。

尚且つ、減債基金からも臨時歳入として60億円が見込まれているだけに決して涼しい顔をしていられるものではない。詳細についてはいづれ記す機会もあると思うが、いよいよ2月。予算審査を含む第一回定例会が迫ってきた。

(平成25年1月30日/1284回)

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2013年1月29日 (火)

新監督

私の兄貴分にあたる川崎区のS県議(Sじゃなくても特定できちゃうけど...)に「ブログ読んでるよ」と言われてひっかかっていたのだが、案の定、後日、別な席で同席していた団長が(私を)紹介をしてくれた際に「彼のブログを読んでみて下さい」とのセリフを聞いて背筋が凍る想いがした。

えっ読んでるの?登場人物ではあるけれども決していいキャラになっていないだけに動揺を隠せない自分がいた(笑)。私のブログに多くの方々が関心を寄せて下さるのはありがたいのだが、少なからず妬みも買うわけであるし、職種が職種なだけに相手陣営にとっては格好の標的になりやすい。余計なことは言わないほうがいいし、沈黙が「金」だったりして...。

さて、巷の水泳熱は承知をしていたのだが、地元のスイミングスクールが人気と伺った。そのマダムも日の出前の暗い道を通われるらしく、朝6時からのクラスはマダムを中心に結構な生徒数になるのだという。

昼の新年会の帰りの電車。新百合から別なマダムと御一緒になった。聞けば映画の帰りだそうで、山田洋次監督の「東京家族」を見られたのだそうだが、そのシアターだけは満員であって、御満悦の様子。

人生の後半において、たとえそれが何であっても趣味にお金を投じられるようになりたいものである。必然的に時間的な余裕は生まれるのだろうが、金銭的な余裕は別問題。貯金しても墓場に持っていける訳ではないし、日々の生活に困らぬ程度に財布のひもを緩めていただいたほうが世の中はうまく回りそうではないか。

マダムに限らず映画愛好家は多い。そんな一人からアートセンターが発行するシネマニュースをいただいたのだが、東映仁侠映画「博奕打ち いのち札」(山下耕作監督/鶴田浩二主演)が目に留まる(すぐこういうのに目が行っちゃうんだよなぁ)。日本映画大学学長の佐藤忠男氏の解説に「やくざ映画の中でも突如現れた古典的恋愛悲劇の傑作」とあった。

が、映画といえば何といっても「スター・ウォーズ」。世代としては私より上の世代に熱狂的なファンが多い。私の周囲にもどう見ても似つかわぬ先輩が居て、過去に散々解説を聞かされた挙句、徹夜で並んで以来のファンになってしまった。最近はテレビアニメの「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」が上映されたりして、子供たちにも根強い人気を誇っている。

全9編、6編までの上映後、ジョージ・ルーカスが事実上の引退を表明したことにより、棚上げ状態になっていたものが、昨年にルーカスフィルムがウォルト・ディズニーに買収(買収額は40億5千万ドル)されたことを機にエピソード7の製作が発表され、9作目までが予定されている。

新監督はスター・ウォーズの大ファンというJ・J・エイブラムス氏。巨匠を超える仕上がりに期待したい。それにしてもやっぱりこういう話題が無難でいい。

(平成25年1月29日/1283回)

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2013年1月28日 (月)

神の雫

保育園の入園依頼が舞い込む季節になった。昔と違って今は家庭の状況に応じて点数化されてしまうからほんの気休め程度にしかならないのだが、それでも良ければと請け負うことになる。

認可保育園にはカネがかかり過ぎるから認可外保育園へのテコ入れを図っていくというのが最近の市の方針らしいのだが、昔でいうところの家庭の事情で「保育に欠ける」子供たちの救済の為に手を差し伸べた篤志家の想いはいつまでも忘れずにいたいもの。

そんな創立者の理念が受け継がれる認可保育園「あさのみ保育園」の生活発表会に顔を出したのだが、自分の子供と違って年少組から年長組までの成長や園の様子を窺い知れる貴重な機会となった。

さて、こうりんじ幼稚園でも小学校への入学を目前に「社会に目を向けよう」という授業が行われていて、当番の園児は自宅から新聞の切り抜き記事を持参して、クラスで発表するのだそうで、ついにわが子にも順番が回ってきた。教室で恥をかくわけには参らぬと親の都合が優先して...。今年の干支にちなんで横浜市のズーラシア動物園のへびの記事を整理して持たせたらしいのだが、これがすこぶる評判がよかったらしく、満面の笑みで帰宅したと聞いた。

さてさて、今日はワインの話題。都内で開催されるいつものワイン会を訪ねたのだが、今回のテーマは「ニューワールド」。近年では欧州以外にもカリフォルニアやニュージーランド、チリ等が有名だが、特選であれば国産ワインとインド産ワインが美味と薦められたことがきっかけ。

インド産ワインは「私が何とかするよ」と大見得を切ってしまったのだが、インド人の友人に依頼すれば「インドにおいしいワインなんてあるわけないじゃない」との返事。それでも私の為に上等と思しきワインを2本プレゼントいただいた。

国産ワインは2本。長野県の志賀高原にある小布施ワイナリーの「Sogga Nagano」カベルネソーヴィニヨンと山梨県の勝沼町にある中央葡萄酒「グレイス・シャルドネ」。最近はワインを題材にした漫画があるらしく、後者はその漫画「神の雫」にも登場したということで、そんな漫画も初めて知ることになった。漫画は活字と違って読みやすく印象に残り易い。

さすがにインド産ワインは心配だったので、別途、「SUNRISE」で有名なチリワインのメーカー「コンチャ・イ・トロ」とシャトー・ムートンを所有するバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドの合作「アルマヴィーヴァ」を用意したのだが、その特別な1本以上に2本の国産ワインは本当に美味かった。たまには上品でいいでしょ。

(平成25年1月28日/1282回)

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2013年1月27日 (日)

駆け込み退職

県庁の四階にある選挙管理委員会。毎年、決して愛想はいいとはいえない職員が迎えてくれるのだが、政治団体となる「地元後援会」と「政党支部」の収支報告の提出を終えた。

県のホームページにて閲覧可能というから勝手に見ていただいて結構なのだが、規模は地元の後援会で200万円。政党支部で20万円程度。他に比べて大きな金額が動いている訳ではないし、寄付者とて地元のお歴々の方々が名を連ねるばかり。

政治団体に寄付をすると控除の対象になるから、確定申告にあわせて控除証明を発行してもらうのだが、人数と金額を記入の上、サインをする用紙があって、つい前の方々の金額が見えてしまった。私の後援会40万5千円、政党支部ゼロに対し、倍以上、若しくは桁違いの方がほとんど。いいタニマチに恵まれているじゃないか、いやいや、集金力イコール政治家の評価ではない。一丁有事の際はカネ位なんとかするワイと豪語しつつ、一方でむしろ地元の負担が少なくていいじゃないかと慰めてみたりもする(笑)。

さて、政令市議連の政務調査会。政務調査というのは事実上の政策担当なだけに政策通でなければ務まらない役職。私などはまっぴらゴメン(というよりも役不足)だから、もう一人の副団長の吉沢章子氏(多摩区)がその任にあたるのだが、着信があった。「明日の会議に代わりに出席してくれない?」。えっ明日?とにかく暇だと思われているらしい。

安請合いは災いのもと。議題は政務活動費について。悪名高き(違った)政務調査費がこの3月から制度変更されるのだが、各市の状況を報告するようにとのおまけ付き。(過日の)団の勉強会の話を聞いておけば良かったよなぁと後悔しつつ...さすが、各市の政務担当だけに詳しく、私のように不真面目な人物はなかなかいない。

でも、普段から他人様に親切にしているといいことがあるもの。隣に座った懇意の千葉市の川村博章氏(花見川区)に助けてもらって、会長であってわが市選出の議長経験者、坂本茂氏(川崎区)がフォローしてくれた(ふぅ~っ)。3月からの施行に対して、「何で年度途中なんだ?」の質問に、総務省担当者の回答は「期日は予め決っているものですからあとは運用で...」と物言いは穏やかだが、内容は冷たい。

そうそう、「駆け込み退職」なんてのがあるんだってね。3月までいると退職金が減らされちゃうってヤツ。退職教師が悪人に仕立てられていて、確かに敵前逃亡のようで少なくともホメられたものでもないと思うのだが、せっかくの教え子と別れるのもツライはず。

でも、やはり140万円って大きいし...「(今回の措置がなければ、)国民の負担が増えていたんですよ」と言うけれど、そういう時だけ国民の味方を気取るのは些か偽善的で好かん。法整備にムリがなかったか。

(平成25年1月27日/1281回)

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2013年1月26日 (土)

WEL-CAFE

ビジネスマンからの手紙シリーズは愛読書になるのだが、発刊したばかりの「ハーバード卒の凄腕ビジネスマンから孫への50通の手紙」)を読んだ。著者はキングスレイ・ウォード氏ならぬジョン・スプナー氏。訳者は渡部昇一氏なのだが、「孫へ」というのがいい。

祖父母というものは、自分の子供を育てた時と違って、ある程度冷静な目を向けることが出来る。親と違って厳しく躾ける必要もないから親がなかなか言えないようなことを助言してあげられる。そんな祖父母と同様、当事者の直属の上司ではないし、少なくとも視野は幾分か広いだけに、議員が助言できることは少なくない(はず)。

過去に議会で生活保護のケースワーカー(以下CW)の技量不足を取り上げたことがあるのだが、その背景には減るどころか増加の一途を辿る受給者数があって人員確保に一苦労なだけに職員の研修までは手が回らない状況がある。保護費そのものは国が一部を負担するが、CWの人件費は自治体の負担となるだけにおいそれと増やせない事情もある。

そんな中、市内ダントツの受給者数を誇る川崎区が自らの発案でCWの技量不足を補う取り組みを展開している。社会的弱者といえば聞こえはいいが、海千山千のツワモノたちも居たりしてとりわけ若手職員は精神的なストレスを抱えがち。

「生活保護200万人時代の挑戦」と題したその取り組みは経験者のアドバイスを仰ぎつつ、お互いの悩みを共有する。英語で「福祉」を意味する「Walfare」と「Cafe」を組み合わせた造語「WEL-CAFE」と名づけられた。せっかくの取り組みなだけに更なる改善に期待したい。

そうそう、生活保護の減額については以前の記事の通りだが、その具体案の一つとして検討されているのが、ジェネリック医薬品の促進。本市も生活保護費の約4割にあたる224億円が医療扶助でその約4分の1が薬剤費だとすれば決して小さな額ではない。ジェネリック医薬品といえば広島県の呉市が差額通知にて医療費削減に取り組む事例は有名な話。そんな呉市の事例について資料に目を通していたのだが、実施に到るまでは決して平坦な道のりではなさそうだし、実際に頓挫しかけた様子も窺い知ることが出来た。抵抗勢力もあったりするから他都市での実現には難局が予想される。

また、医療費の増加抑制の観点からもジェネリック医薬品の促進は有効な手立てと考えられるが、その為にも診療データの解析が急務。医療保険の中でも市町村が運営責任を有する国民健康保険においては各医療機関への支払いを代行する国民健康保険連合会(国保連)が都道府県ごとに設立されていて、その動向に注目が集まるが、「自治体からのデータ提供の要望がない」とする国保連が半数以上を占める一方において、国保連が提供を拒むケースもあるらしく。

その理由は「既に抑制に十分に取り組んでおり、(市町村に)データを提供する必要はない」などというもの。他府県の事例とはいえ看過できぬ。国保連に対して、保険料と別に年間8兆3千億円の税金が投入されているというからそれは理由にならぬだろう。

(平成25年1月26日/1280回)

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2013年1月25日 (金)

チャレ☆かわ

紙の洪水という表現がまさにぴったりの職場。とにかく紙が氾濫している。これから迎える予算審議のシーズンなどとりわけ多くなりがち。資源の無駄と思いつつ、バッサリとゴミ箱行きになるのだが、節穴の目にも「第4回チャレンジ☆かわさき選手権」なるチラシが留まった。

各職場で実践している事務改善の取組や研究成果等を広く募集し、その発表の場を通じて、改善意欲の向上などにつなげるイベントで全て若手職員の自主的な企画だという。別に改善しても給料が上がる訳でもないから余計なことなどやらぬに越したことはないという風潮にあって、なんとも好感の持てる企画ではないか。

そういうものに挑戦する意欲やモチベーションは大事にしたいし、役所風土にどっぷりと浸かっていない若手の発想を業務改善に繋げることは意義あること。ひとつ覘いてみるかと顔を出した。

受付には一般の傍聴者以外に議員専用の受付もあって、「どれどれ」と見てみれば開始5分前だというのに私の前に1人しか居ない(やっぱりそんなもんだよなぁ)。でも、何を隠そうその1人は一番意外な人物(なんていうと怒られちゃうけど)、親分こと議長であった。来賓として呼ばれている訳でもないし、エラくなるとそんな下々のことに付き合ってられるかとなりそうなものだが、秘書の段取り力か目が行き届いている。

以下に今回のノミネートを紹介するが、なかなかユニーク。後の都合があって1時間で切り上げたのだが、区役所は窓口業務の改善が目立つ。ある区役所ではお客様サービスの観点から窓口業務を含む改善箇所を調査したところ110件が見つかり、費用ゼロ円で改善を図ったのだという。些細な改善で抑えられるクレームは少なくない。

紙面が残り少なくなってきた。明日は一つを掘り下げる予定だが、果たして...。

≪業務改善の部≫(機構順)
【市民・こども局】  偉大なるローカル大会を目指して!~川崎国際多摩川マラソン~
【環 境 局】  市民と環境に配慮した次世代施設運営 NEXT STEP
【建設緑政局】  防災の視点を取り入れた建設緑政事業の提案について
【川崎区役所】  フレッシャーズサポートシステム WEL-CAFE~生活保護200万人時代の挑戦~
【中原区役所】  子育てを楽しもう!!チャレンジ“地域の子育て力 アップ”中原区公立保育園の取り組み
【高津区役所】  来庁者に快適な窓口環境を!~若手・中堅職員における区役所アメニティ向上の取り組み~
【多摩区役所】  「多摩区役所 区役所サービス向上」大作戦

≪研究成果の部≫
【政策課題研究】 防災の視点を取り入れたまちづくり
【自治体政策形成ゼミナール】 川崎の魅力発信について ~市民をつなげるシティセールスの実践~

(平成25年1月25日/1279回)

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2013年1月24日 (木)

市長選 【新百合ヶ丘駅北口エリアの再整備】

今年の干支は「巳(へび)」。「蛇の道は蛇」という格言の意味するところは同類の者のすることは同じ仲間なら容易に推測が出来るということ。

急に「市長選」などと銘打った記事を掲載するとは、「どういう風の吹き回しか、もしやおぬしが...」と、あらぬ憶測を呼ぶことになる(えっ呼んでない?)。テレビでは目先の参院選に注目が集まるが、今年は横浜市に川崎市と県下の二大政令市の首長選挙が予定されている。

いつも訝しく思うのは、自治体の首長選挙は投票率が低く、所属政党や知名度、年齢や見てくれで勝敗を決することが多いということ。だから現職はどこぞの推薦をもらおうと画策するし、新人はどこぞの看板でなどと「直前の風向き」で奔走することになる。それを選ぶ有権者も有権者だが、直前まで判断材料がないのも事実。やはりこの川崎市に愛着があって、この市を良く知る人物に託すべしと思っているのだが、そうなると現職の市議会議員の中から予備選でも...。

ましてや、現職の市長公約3期12年の満了となるだけに、本来であれば1年位かけてじっくり議論を重ねて市民の皆様に浸透させることが肝要と思うのだが、後出しジャンケンで直前に名乗りを上げた(というか政党にひっぱり出された)候補者が油揚げをかっさらうことも少なくない。あくまでも国政へのステップや落選者の受け皿になるのは御免蒙りたいもの。これからの向こう10年、3期12年じっくり取り組んでくれる人物に期待したい。

さて、今日は昨日に続いて庁舎整備の話。ちとローカルな話になるが、川崎市全7区の中で、駅から区役所までの距離がダントツに近いのがわが麻生区役所。その周辺エリアは近年の市街地整備により慢性的な交通渋滞に悩まされているが、一方において隣の消防署や市民館・図書館を含めると2万平米もの市有地が広がっている。尚且つ、市庁舎と同様に有効活用が図れていないことから、再整備時に会議室や市民活動スペースを求める声も少なくない。

市内の区役所は老朽化から順次更新を行っていて、現在は幸区役所が着手されているが、次は麻生区役所。遅くとも10年以内にその機会がやってくる。今のままでいいのか。駅前の一等地にある2万平米の土地を有効活用すべきではないのか。テナント入居や複合施設などどうか。様々なアイデアが浮かぶ。

そんな幾つかの視点を提供してきた首長選の視点「都市インフラ編」もとりあえず今日で終了。教育に福祉等はまたの機会に取り上げる予定だが、みなさんが描く「将来のかわさき」アイデア募集中。

(平成25年1月24日/1278回)

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2013年1月23日 (水)

市長選 【市役所庁舎の整理・統合】

新書「最年少市長が見た地方行政の真実(熊谷俊人著)」を読んだ。一般の有権者向けと思しき内容なだけに少し物足りなさも感じつつ、移動時間に読み終えたのだが、著者は現役の千葉市長。最年少の政令市長で34歳は私より6つ下。民間企業を経験し、平成19年の統一地方選挙で千葉市議に当選後、市長に転身。公募や初当選の年齢29歳は私と同じであって、直接は存じ上げないのだが、類似点が多いだけに親近感がわいてくる。

違いは当初の公募時の政党が民主党であることと民間企業の経験がNTTコミュニケーションという優良企業なのに対して、こちらはハゲタカ外資。うらやましいとは思わないけど、将来に責任を持てる若い世代が政治の世界で活躍できるっていいことではないか。

首長という面では本市とは対照的。既に70歳にならんとする官僚上がりの市長に対して、親子ほど年齢差のある若干34歳の民間企業上がりの市長から見た市政というのはどういうものなのだろうか、とそのへんに興味があった。「老いぼれはダメ」とか「この若造が」という批判は無意味なことは承知であって、老若男女問わず行政手腕があればいいのである。

さて、どこの世界でも常にアンテナを立てておくことは大事。思考が止まれば即引退の覚悟で臨んでいるのだが、普段の何気ない会話から考えさせられることが少なくない。きっかけは地元のアニキとの焼肉。「防災上、市役所って大丈夫なのか?」の一言。

庁舎の再整備を研究したのは数年前。駅前の一等地にありながら低層な上に老朽化著しい。庁舎が手狭だから周辺のビルにテナント入居しているのだが、その賃借料が高額(現在は共益費を除き年間約6億円)になることから再整備を求めていたのだが、そういう機運にはならなかった。かつて、議会の中でもベテランのセンセイが市長に迫るも色よい答弁にはならなかった。市庁舎の再整備は一大事業なだけに任期満了が見えている市長に決断を迫るのは酷というもの。

が、今は状況が違う。東日本大震災からの復興の遅れの一因は行政機能の麻痺にあって、不慮の事態において司令塔の不在は致命的な欠陥を与えかねないことが露呈した。阪神淡路大震災では神戸市役所は残ったが、今回の東日本大震災において高台に移転した仮庁舎が機能を再開したのは1年後。

羽田空港国際化や発展著しい武蔵小杉駅周辺。市の顔となる市庁舎をどうすべきか。銀柳街や仲見世通りに歓楽街も残る。「移転だって?バカ言うんじゃない。商売上がったりじゃないか」とお叱りも受けそうだが、それって自己都合な訳で...。そもそもに歓楽街は各々が好きで行くんだから役所の有無は関係ない。いや、案外、それが理由になっていたりして...これぞ市民の意見やアイデアを募集すべき案件だと思うのだが、どうか。

(平成25年1月23日/1277回)

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2013年1月22日 (火)

市長選 【横浜市営地下鉄3号線の延伸】

既にフェイスブックやツイッターで御存知の方も居られると思うが、タウンニュース麻生区版1/18号への掲載記事が私のホームページ上からダウンロード可能になった。http://www.7023.jp

1面の上段左側に掲載いただいたのだが、右側には「救急車の出場 過去最多」の見出しが躍り、区内の皆様の関心が高そうな話題だけに注目されそうだし、そちらが目に留まれば否が応にも私の記事に目がいくというもの。いつも都合良く解釈しちゃうのだが、編集者の心遣いには感謝である(笑)。

さて、私の記事のタイトルは「十年先を見据えた将来ビジョンが描けるか-首長選びの視点-」となっているが、当初、私が示したタイトルは「今年は川崎市長選挙の年-十年先を見据えた将来ビジョンが描けるか-」。

昨年は衆院選、今年は夏の参院選に秋の川崎市長選と将来を左右する大事な一戦が待ち受けているだけに政治意識を喚起するする上でも格好だろうと判断したのだが、どこぞの規定に反するのだそうで、ボツ。というか訂正を迫られ、苦心の末に今の内容に収まったというのが実際の話(いろんな人の思惑が絡むからなぁ)。

紙面の都合で主だったもののみ簡潔明瞭に記したつもりだが、言いたいことは山ほどあって、不足を補う形でブログに記していこうかと...。

まずは、横浜市営地下鉄3号線の延伸。都心の新宿には小田急線で30分である一方で、県庁を含む横浜方面へのアクセスは不便そのもの。それは本市、とりわけ麻生区だけの都合だろ、と思われるかもしれないが、実は小田急線沿線には話題の桐光学園をはじめとする私学も多く、箱根アクセスなども見込めることから横浜市や田園都市線沿線から逆のニーズも高い。

両駅(新百合ヶ丘駅-あざみ野駅)の間には路線バスも運行されているものの、混雑時には1時間、本数が少ない上に最終便が早い。電車でぐるっと回れば同じ位の時間がかかってしまう。

やはり鉄道が一番。国の運輸政策審議会の早期着手路線に位置づけられながらもこれまでに紆余曲折があって(そのへんの詳細はメルマガ「山崎なおふみのブログの続き」に譲るが)、昨年度に両市で交わした覚書の締結以降、大きく進展を見せている。

本市は年度内に「川崎市総合都市交通計画」に、横浜市では来年度中にまとめる総合計画への位置づけを目指して共同歩調をとっている。その後は、平成26年度以降に本格的に着手される見込みだが、実現は次の市長の双肩にかかるだけに注目の案件の一つ。

(平成25年1月22日/1276回)

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2013年1月21日 (月)

芝浜

久々にたけしの本、「下世話の作法」(ビートたけし著)を手にしている。その文中に「本なんか読んでいたらとアカ(共産党員)になっちゃうよ」というセリフが登場する。実際はおふくろの談ということなんだけれども相手方とて何か貶されているようで、まんざらでもないような錯覚に陥るのだが、それが彼なりの気配りってもんだったりして。

幼少時に「そんなテレビを見てばかりいるとバカになっちゃうぞ」と言われた記憶が残っているのだが、あれだけ芸能人が出ずっぱりで下品な話題を振りまいていれば国民のレベルが諸外国に疑われてしまう(中にはいい番組もあるけれど...)。

そんなテレビのおかげでお笑い芸人がスターになったが、昔は「ばかだな。芸人になんかなっちまいやがって」というふうに「なんか」扱い、世間より一段下に見られていた。才能がなければ学問もダメ、スポーツもダメ、カネでもかければ何とかなるかもしれないけど、カネがかからないで済むお笑い芸人にでもなるかと。

「芸能界は成り上がりたいやつばっかりで、野心といえば聞こえはいいけど欲丸出しの世界であって、役をもらう為に体を張る女優は下品」ともあった。かつては、いかに貧乏といえども「品」や「粋」は持ち合わせていて、「矜持」や「人情」というものがあった。最近はそんなことも薄れつつあるのは寂しい話。

さて、そんな本の中に「芝浜」の話が登場する。夫婦の愛情を描いた「芝浜」は古典落語の中でも屈指の人情噺として知られるが、私が初めて聞いた落語もこの「芝浜」。どこぞの席か忘れたが、何とも贅沢な演目を選んだ(というか選んでもらった)もんである。当時はオチも知らなかったが、オチが分っていてもいい話。本の引用で恐縮だが、

・・・飲んだくれで働かない魚屋の亭主が、ある朝、女房に叩き起こされて仕事に出る。魚河岸が開く前の時間、浜で顔を洗っていたら革の財布を拾った。中に四二両も入っている。こりゃあ一生遊んで暮らせると、家に帰って仲間と大酒飲んでドンチャン騒ぎ、そのまま寝ちゃう。

それで次の朝、女房が「昨夜の酒代どうすんの」って聞くから「拾った四二両があるだろう」っていうと、女房は「そんなの知らないよ。夢でも見たんじゃないか」。確かに家じゅうのどこを探しても四二両入りの財布はない。亭主は夢だったのかとガックリしちゃうんだけど、それからは心を入れ替えて酒を断ち、せっせと働き、三年後には店を構えるまでになる。

その大晦日の夜、女房が亭主に本当のことを打ち明けるっていう噺。もちろん財布はあって、実際には女房が機転を利かせて亭主に隠していたわけだよね。有名な人情噺で、女房が真相を告げる件は省略するけど、とにかくあんたは三年も酒を断って、一生懸命働いたんだからって女房は亭主に酒を勧める。亭主はそうだな、飲むかと、盃を口に持っていって、でも寸前でやめる。下げは「よそう、また夢になるといけねえ」・・・

たまには寄席などどうか。(平成25年1月21日/1275回)

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2013年1月20日 (日)

件数

新年会ラッシュ。たまには...と東フィルの定期演奏会に顔を出した。サントリーホールの優雅な雰囲気の中でロッシーニの「小荘厳ミサ曲」を聴いた(似合わないって?)。

ロッシーニはオペラ「ウィリアム・テル」が有名だが、美食家としても名高い。38歳で退き、人生の後半はグルメ三昧の悠々自適の日々を過ごしたというが、料理に「ロッシーニ風」なんてのがあるのはその名残り。確かにオペラの作曲は手がけなかったが、ピアノ曲や宗教音楽はその後も作曲を続けていて、大作を残している。この「小荘厳ミサ曲」もその一つ。同氏71歳の作曲なのだが、荘厳な中にエネルギッシュなメロディもあって、やはり人生は旨いもんに限ると...(笑)。

さて、地元の新年会から各種団体、そこに同僚諸氏の賀詞交歓会とあわただしい。そんなこともあってか、昼の控室も閑散としていることが少なくない。それだけ地元回りに精を出している証?なのだが、当日は役者3名がそろった。

「多摩区じゃ新年会は70件って話だぞ。それも随分と数を絞った結果だっていうけれども...」と切り出せば、A区選出のベテランが手帳を開いて数え始めた。「15日までで30件だな」。「そりゃうちの一日の件数だよ」とB区の市議が返せば、C区の市議が「それって、うちでは1年間の件数だけど...」とつぶやいた。勿論、C区は麻生区で、B区は川崎区。その件数を比較すれば雲泥の差。拘束される時間も長いが、それ以上に財布の中が大変か。

そんなことだから自民党市議団宛に届く賀詞交歓会の代理出席を任されることも少なくない。とにかく人使いの荒い団長なのだが、それも仕事のうちと連日の賀詞交歓会に顔を出している。たまたまだと思うが、今年は障害者団体が多かった。その一つに川崎市視覚障害者福祉協会の新年会があって、会場はJR武蔵溝ノ口駅前のホテル「メッツ溝ノ口」内の中華料理「桂林」。

大きなウィンドウからは光が注がれ、開放的な雰囲気は好印象。目が不自由な方々だけに突然声をかけて驚かれても困るし、どのように手を差し伸べればいいかも分からない、尻込みしがちだが、以前に地元の地域教育会議の主催のイベントで視覚障害者の方から接し方を教わったことが役立った。「普通に接すればいいんですよ」。

今さら名前を売り込もうなんて気もないし、あくまでも団長の代理出席だからズケズケと名乗るのもどうかと躊躇していたのだが、同席された宮前区の持田文男県議から「副団長なんだから堂々と名前を名乗ったほうがいいよ」と諭していただいた(いつもこの方の気遣いには本当に頭が下がる)。

また、昨年に続き、(財)川崎市心身障害者地域福祉協会主催の成人式にも出席をさせていただいた。ハンディキャップを背負われたみなさんだけに親の感慨もひとしおか。遅ればせながら新成人のみなさんおめでとう。前途に祝福あれ。

(平成25年1月20日/1274回)

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2013年1月19日 (土)

減額

武士は食わねど高楊枝。「お上の世話になんざみっともねぇことができるか」。国の世話になるのは恥ずかしいことなんだって「恥じらい」の文化があったもんだけど...。

「どうせタダなんだから」といい医者に診てもらって、ジェネリック医薬品(後発薬)じゃないクスリをもらってワルい奴へ横流し。病院もカネが入れば結構とそちらが得意な病院や診療所まであるっていうぢゃないか。

かと思えば、亭主と勝手に離婚して母子家庭になりつつも慰謝料や養育費は未申告。で、ちゃっかりと別なオトコと同棲生活ってのもあるんだから負担する側の鬱憤が募るのは当然のこと。

厚生労働省の社会保障審議会が生活保護基準の見直しを求める報告書を発表し、「一般の低所得世帯の消費実態に合わせる」との名目で支給額が引き下げられる可能性が濃厚となってきた。

受給者の中には心底「かんべんしてくれよ」との恨み節も聞こえてきそうだが、声高に叫べば「誰が負担しているんだ!」と罵声が飛んできそうなだけに躊躇しがち。経済も先行き不透明であって、税収も伸び悩んでいるだけに本当にお気の毒だが...。

不正受給も昨年度の本市実績は3億6千万円だが、あくまでも氷山の一角。本当にワルい案件は表に出ないことが多い。だって、不正をするのは面倒なヤツらが多いだけに余計な詮索をして恨みを買ってもイヤだし、ケースワーカー自らの給与が変わる訳でもない。そもそもに、生活保護の支給額や不正受給に焦点を当てることは対処療法であって根本的な解決策には至っていない。

生活保護の年齢別受給者数の実態を見れば、現役世代よりも高齢世代の方が格段に多い。その伸び自体が顕著なのは年金の支給開始年齢を含む65歳から69歳までの方々。やはり、「何らかの理由で年金を払ってこなかった」、「将来もらえるかどうかわからない保険料を払えるか」、「自分で何とかするよ」、「国の面倒なんかに絶対ならない」と保険料を払わずに支給年齢を迎えて、生活保護に頼らざるを得ない、そんな実態が浮かび上がる。

だから景気が回復しても受給者数が減少に転じる可能性は高くない。現在、無年金高齢者の約7割が生活保護受給者とのデータもあって、年金保険料の納付率は現在6割程度。残りの4割の方々の7割、全体の約3割程度は潜在的な予備軍となる。

支給額の減額や不正受給の罰則強化も結構だが、無年金高齢者の生活保護への流入に対して手立てを講じない限り、ふくらむ一方であって、年金制度の抜本的な見直しが求められる。自治体の職員は分かっていても国の審議会メンバーや役人、国会議員には現場の事情が見えていないことは少なくない。

(平成25年1月19日/1273回)

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2013年1月18日 (金)

久々の

ネット上に「ネット選挙解禁」の文字が躍っている。衆院選では党の広報戦略が功を奏し、フェイスブックを上手く使いこなす総理の意向を受けて、自民党主導で夏の参院選前の解禁を目指すらしい。

今までは公職選挙法の規定により、選挙期間中はホームページの更新を認めないなどと著しく制限が課せられていたもののの、候補者本人はやらずとも後援会や支援者が勝手にやっちゃったり、やっちゃったことにするなど抜け穴も目立ち、なぜネットだけ?という声が多かったのも事実。本来であれば諸手を挙げてバンザイとなりそうなのだが、果たしてどうか。

うそつきはどこぞのマニフェストのみにあらず。最近は威勢のいいかけ声で当選を果たす方が少なくないが、熱しやすく冷めやすいのが人の性。みなさんは前回の選挙で投票した候補者が何を訴えていたか覚えているだろうか。甘言を弄する議員の賞味期限は短くなりつつあるとは幹事長の談だが、当選した途端に豹変する議員を何人も見てきた。

私なんぞも過去のブログ記事でもひっぱり出されてもつじつまが合わないことも多そうだから他人様のことなど言えたものではないのだが、苦杯をなめた方も居て恨み節が聞こえてきた。「アイツは政務調査費を廃止するんじゃないのか?」。ということで、今日は久々に政務調査費の話題。

この政務調査費ってのが使い勝手が悪くてたまらんと(事実そうなのだが)国に働きかけた結果、「政務活動費」に名称を変更した上で、詳細は自治体の条例・規則に委ねるということらしく、これ格好とばかりに手ぐすねをひいている記者を横目にすったもんだが続いている(らしい)。「らしい」ってのは各会派間の協議が難航しているというのである。

まずは、その適用範囲。領収書が必要なのは言わずもがななのだが、いかんせん、今は飲食を伴う会費すら認められていない。少なくとも市長・議長が公務として出席し、交際費から支出している会合の会費位は含めるべきじゃないのかと。が、内容が内容だけに腹は別でも言いだしっぺは居ない。

適用範囲が同じであればややこしくするよりも名称の変更だけでよしとすべきとの意見から中にはどこぞの大学教授をひっぱりだしていかにもの案を出された会派もあって...。大学教授とてその略歴に何とか審議会のメンバーなんてのがあると高く売れるように箔をつけるには絶好の機会。案を示した会派も「大学の教授がかくかく云々で...」といえば恰好がつく。

領収書は各自保管して下さいって(一応の)規定はあったけど、昔(といっても私の初当選前だけど)は紙一枚で支給されたんだから...。使い勝手が良くなれば新聞に叩かれるし、あくまでも御身のことだから市民ウケするようなものでもなし、こういうものこそ粛々と行政の御膳立てに基づいて進めるのが良さそうで。

(平成25年1月18日/1272回)

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2013年1月17日 (木)

相対

転倒を笑ふカラスや雪景色。転倒事故か救急車のサイレンが多い。朝に実家の母から「雪注意!」のメールが届いたのだが、案の定、転倒して尻餅をついてしまった(痛)。親の第六感恐るべし。

さて、以前、御世話になっていた日本舞踊の先生のご遺族から形見分けと着物をいただいたことがあった。踊りの先生ともなれば1点2点ではないし、生地なども高級素材が多い。本人も喜ぶだろうからとありがたく頂戴したのだが、寸法や趣味好みもあるだろうから全てすんなりといくものではない。

「不要な着物を買い取ります」などと言葉巧みに家庭を訪問し、本命の貴金属類を強引に安値で買い叩く手口を「押し売り」ならぬ「押し買い」というのだそうだが、全国的に被害が急増中と伺った。「押し売り」ならばこちらが呼ぶ訳ではないし、要らなきゃインターホン越しに「不要」と伝えればいい。尚且つ、こちらの財布の紐が絡むだけに警戒心が働く。

が、「押し買い」は金銭をもらうほうであって、「高く買ってもらえるかも...」「とりあえず査定だけでも...」と期待がふくらむ。用心深い今日にあって門前払いはあたりまえ。役所とてバッチの口利きでもない限り、第一関門の通過は難儀そのもの。仮に会えたとしても余計な仕事を増やしたくない役所は手ごわい相手となるが、今回の相手は役所じゃないし、しかも、相手が望むだけに第一関門はすんなり通過。

わざわざ自宅までご足労いただいての相対になりやすい。昼間に自宅に居るのはおじいちゃんかおばあちゃん。海千山千の悪党と市井の善良な方々が相対したら勝敗は目に見えている。

最近、目にする昼間の廃品回収とて手口は同じ。拡声器から流れるのは女性の声だが、ハンドルを握っているのはおよそ紳士とはかけはなれた方々であることが少なくない。正規ルートで処理すれば費用が発生するが、タダで持って行ってくれるのであれば助かるナと回収業者に声をかければ「処理の費用をいただきます」と。しかも、相手を見て金額をふっかけてくるだけに余計にタチが悪い。

朝の通勤時にホームレスと思われる方々が袋一杯の空き缶を自転車の荷台に載せて南へ向かう姿を目にすることが出来る。今日の稼ぎとばかりに一生懸命ペダルをこいでいるのだが、他人様をだましていないだけに、こちらのほうがまだましか。

その「押し買い」の被害を防ぐ為に、8日以内の無条件解約(クーリングオフ)を盛り込んだ改正特定商取引法(特商法)が、いよいよ来月から施行される。

(平成25年1月17日/1271回)

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2013年1月16日 (水)

成人式

「どうせ大して降らないんじゃないか」と、タカを括っているとイタい目に遭う。

冬将軍が到来、雪の成人式となった。毎年、成人式の日は高石神社の恒例行事「流鏑馬(やぶさめ)」と重なる。その手伝いと納札所の撤去は若手の仕事のひとつであって、元々「欠席」と返事をしておいたのだが、家のだるまを納めに挨拶方々伺えば、「神事位は出たらどうか」と声がかかった。

神仏関連と女性の誘いにはめっぽう弱いもんだから(笑)ご一緒させていただくことになった。朝は雨だったのが、気温も下がり、神事を終えた頃には雪がちらついている。「こりゃイカン」とばかりに一目散に帰宅しての出直し、むろん徒歩となる。

「雪の日こそ駅頭に立つべし、雨の日こそ地元回りに精を出すべし」と教わったのだが、新成人の晴れの門出だけにたかだか雪如きで休む訳には参らぬ。何としても御祝いに駆けつけねばと意気込むも、まずは会場の等々力アリーナまでの足を確保せねばならぬ。

最も有望なのは同区で黒塗りの高級車を乗り回す(あっ失礼)Oセンセイなのだが、さすがに年長者だけに「アッシー」になってくれとは言いづらい。わざわざ後輩を呼ぶのも忍びないし...後輩とタクシーで乗合で行くことになった。

登戸駅で待つこと10分。タクシーの列も長い。「衆議院のセンセイに乗っけてもらえばいいんじゃないか」と携帯を鳴らすも留守番電話の声が空しく響く(そんなことで呼んじゃイカンな)。が、途方に暮れていれば吉沢章子市議が登場。「乗せて行こうか」と優しく?声をかけてもらい、便乗させていただいた。大雪の影響と成人式のダブル渋滞に巻き込まれつつ、四苦八苦の末に10分遅れで到着。式も開始を遅らせたらしく、何とか間に合った。ふぅ~っ。

式典は国歌・市歌の斉唱から市長・議長の挨拶に来賓紹介と続くのだが、何といっても新成人の決意が見もの。今年は(→も)晴れ着姿の女性、清水萌々子さん。

「私たちはいつも天気に恵まれない世代であって、ゆとり教育の出来損ない世代だけれども...」とユーモアを織り交ぜた内容は上手い。吹奏楽の先生に憧れて始めたサックス。今は昭和音楽大学に在学し、将来は音楽教師を目指すという。音楽は子供たちの豊かな情緒を育むことが出来て、十分にやりがいのある仕事。

あいにくの天気だったけれども、いつの時代も人生は順風満帆でないし、逆境の時こそ人としての真価が問われるもの。それぞれがゆとり教育のハンディを克服して立派な大人に成長されることを願っている。

新成人へのアドバイス?。何よりも本を読むこと、お薦めはキングスレイ・ウォード著(城山三郎訳)「ビジネスマンの父より息子への30通の手紙」&「ビジネスマンの父より娘への25通の手紙」。人生の(ちょっと)先輩より。

(平成25年1月16日/1270回)

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2013年1月15日 (火)

憧れ

ある本に「夜遊び上手ははしご酒」とあった。もうちょっと居て欲しいというところで切り上げると次に繋がるらしく...。それを実践した訳ではないのだが、つい酒が過ぎてタクシー帰りとなった。都内から個人タクシーに乗車したのだが、1万円の出費はキツい。が、こう見えてタクシーの運転手が好きである。その時々の世相が聞けて、庶民の生活が見えてくる。

しっかり伸びた背筋にはっきりとした口調からは想像できないのだが、その運転手はこの道40年、75歳のベテランであった。これまでもいろんな方を乗せてこられたのだろう。よもやま話から乗客のマナーの話になった。

世知辛い世の中、これまでの乗り逃げ回数36回、およそ1年に1回の計算だが、乗り逃げで得したと思うことなかれ。しかも運転手が額に汗して稼いだカネを踏み倒すとは余計にタチが悪い。間違いなく大きなツケとなって回ってくる。たかだか1万円の代償は大きいことに気づいて欲しいもの。

「最近は幾分か(客が)戻って来ましたか?」と聞けば、いかんせん(タクシーの)台数が多いから1台あたりの運賃収入は減少気味で若い人は見向きもしないと嘆く。

「でもね、運転手さん、右も左も分からない海外に行けば、こんなに喜ばれるサービスはないですよ。うちのチビだって、将来何になるんだ?って聞けば、タクシーの運転手って答えるんだよ」

-「カッコいいんでしょうね。運転する姿が。それに御客様から言われた場所にぴったりと連れて行ってくれる」-「純粋すぎるけど、子供たちの憧れですよ。そういう夢は大事にしたいし、子供たちに夢を与えられる職業なんだから...」と返事をした(はず)。相当に酔っ払っていたからナ。

さて、今年も出初式を終えた。火事と喧嘩は江戸の華。出初式のルーツはお江戸。詳細は他に譲るが、江戸から明治にかけて年始行事の一つとして全国に広まった。現在では俳句の季語にもなっている。

消防団にとっては年明けの出初式が終わらないと正月気分になれないとは村の元消防団長の談だが、出初式が終われば、これ正月とばかりに各班の新年会が催される。そこで挨拶をと頼まれた。田舎と違ってせわしない都会では地元への愛着意識も薄れがち。「村の為に」とは昔の話。一肌脱がずとも消防署で十分間に合うじゃないか、と団員確保に苦労されている様子。

既に故人となられたものの元消防団長は村の英雄、団長から聞いた話を披露した上で、「出初式でも小さな子供たちが目をキラキラさせて見ていましたが、いつまでも子供たちの憧れの存在として地域の為に活躍されることを願っています」と結んだ。

(平成25年1月15日/1269回)

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2013年1月14日 (月)

不惑

既に10年近く使い続けた鞄。欲張りな性格だからとにかく本が多い分、過重な負担になるようで、修理に修理を重ねてきたのだが、ついに押入れにしまっておいた別の鞄をひっぱり出した。

羽振りの良かった社会人時代に購入したものだけに値段と造りは折り紙つきなのだが、色が明るい茶色というのがひっかかる。靴、ベルト、鞄の色を合わせるのがおしゃれの基本であって、当時は茶色の靴に茶色のベルトも併せ持っていたのだが、今は靴とベルトはともに黒だから茶色い鞄だけが妙に目立つ。

さて、そんな折、地元で慕っているアニキからメールが届いた。「○○と合コンはどうか?」と。○○は想像にお任せするが、「オレってそういうキャラだったのか」と落胆を隠しきれないでいる(笑)。返事に迷ってしまった自分が情けないのだが、今年はいよいよ40歳の大台に突入。「子曰く」で始まる論語では四十は惑わない歳「不惑」だそうで...。

ついタイトルにつられて、川北義則氏の「40歳から伸びる人、40歳で止まる人」なる本を購入してしまった。人生とか男の生き方を説いている著書が多い同氏だが、読みやすい内容だけにカッコよくなりたい人は読んでみたほうがいいかもしれぬ。

そう、地元のタウンニュース紙が運営する「政治の村」 http://seijinomura.townnews.co.jp/ でも宣伝いただいているのだが、おかげさまでブログ「異議あり!」も好評。ブログはいつ書くんですか?と問い合わせをいただいたのだが、そりゃあ一休さんのとんちと同じ。ひらめいた時に一気に仕上げる。

ほとんどが職場近くだから地元の事務所か役所に戻ればPCに向き合えることが多いし、都内や地方への出張中の時は事前に仕上げて出かけるようにしているのだが、最近はビジネスセンターが発達して、PCレンタルが重宝している。都内や横浜などでも本当に廉価だ。

その「政治の村」にはブログランキングがあって、上位の常連客になっているのだが、ベスト3は全て川崎市議が占めることが往々にしてある。他の2人は中原区の原典之氏(自民党)と宮前区の竹田宣廣氏(みんなの党)。別に争っている訳ではないのだが、結果的にそうなっていて、政治好きや県下全般の方々が見ているだろうから「川崎市ってのは議員ががんばってるよね」と評判が立てば尚結構などと不遜な考えも浮かぶ。えっ恥の上塗りだって?

そうそう、そんなタウンニュース紙への寄稿文の執筆を終えた。1/18(金)発行の麻生区版に掲載予定。内容は今年の11月に行われる川崎市長選挙について。掲載の翌日以降は私のホームページからダウンロードが可能。乞うご期待を。

(平成25年1月14日/1268回)

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2013年1月13日 (日)

免税

安倍政権が本格始動。3年半ぶりに経済財政諮問会議が復活し、中長期の経済財政の方針を定める「骨太の方針」を今年半ばまでにまとめる考えを表明したほか、党内では祖父母が孫に教育資金をまとめて贈与した場合に贈与税を一定額まで非課税にする方針を固めたという。

所得の再分配にしても格差が広がるのがわが国の特徴。個人資産の約6割を有する高齢者から消費が活発な現役世代への資産の移転を促すことで経済活性化につなげるのが狙い。国に搾取される、いや表現が悪かった、「納税」するのであればいっそ孫の為に...と。国の財政出動を伴う訳ではないし(実際には贈与税は減収になるんだろうけど...)、家族の絆を育む意味でも有効な手立てではないか。

さて、受験シーズン到来。大学全入時代を迎え、私大の45%が定員割れとの記事を目にした。国立との授業料格差は歴然。たとえ貧しくとも試験に合格さえすれば安い授業料で学ぶことができる。そこに国立の意義があるのだが、独立法人化されたとはいっても多額の公費が投入される分、自助努力が失われやすいのも事実。いかにして教育水準を高めていくかが問われている。

前文部科学大臣が「待った」をかけたことで脚光を浴びた「これ以上、大学は要らないんじゃないのか」の大学論争。どうも門戸を開けたのは小泉-竹中時代の規制緩和だという。設立が公費狙いというのはいただけないが、参入をあえて規制する理由もないはず。国や自治体の財政が焼け太りにならないのであれば、規制により阻害せずに自然淘汰に任せた方が上手くいくのはダーウィンの進化論に見るまでもない。

さて、市が主催する賀詞交歓会。任期最後の年を迎える市長の年頭挨拶を目をつむって聞いていたのだが、百花繚乱総花的。正月だけにそれはそれで結構なのだが、保育園関連の話が耳に残った。

市は待機児童解消の為に認可保育園の整備を進めてきた。が、認可保育園は保護者負担が少ない代わりに公費投入率が非常に高い。一方の認可外保育園は公費投入がほとんどないから保護者負担が非常に高い。現状では認可保育園に入れない児童が待機児童にカウントされることから、やむを得ず認可外保育園に通っていても認可保育園への転入希望があれば待機児童にカウントされる仕組みになっている。

誰だって(サービスレベルが同じであれば)安いほうがいい。でも、その格差があまりにも大きすぎて、(認可外保育園に通わせる)共働きの母親は保育園の授業料を稼ぎに行っているようなもの。直営を民営にすることで受入枠を増やしてきたように認可外保育園の支援を厚くすることで子育て世代のニーズに対応したいとの方針が示された。

であるならば一歩踏み込んで保育園を利用せずとも子育てに励んでいる母親や多世代同居の家族を応援する仕組み、現金給付やクーポン配布じゃなくとも免税でいいじゃないか。行革効果の還元はそういう行政の支援を受けずともがんばっておられる方々にこそ向けられるべきではないかと...。どうか。

(平成25年1月13日/1267回)

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2013年1月12日 (土)

われが一番

俗世間から遠い田舎に隠居していた臥龍こと諸葛孔明を三顧の礼で迎えたのは劉備玄徳。「そんな田舎に居るよりも都会に出て切磋琢磨してみたら...」と誘ってくれたのが、辻堂に住んでいる伯母。当時から旨いもんを食わしてもらった記憶が懐かしいが、その辻堂駅周辺もすっかりと変貌を遂げたことに驚かされた。

まさか当時の縁故採用ではないと思うが(笑)、年末年始の地元回りでは市の職員にもお会いしたりもして、雑談かたがた管理職の人物評価を聞かせていただいた。

三国志では主人公の劉備と兄弟盃を交わした関羽と張飛は義兄弟でありながら性格がまるで違う。上に厳しく、部下に優しい関羽に対し、下に厳しく、上にへつらいがちな張飛が何とも対照的だが、いつの時代も似たようなもの。「ああ見えて部下の面倒見がいいんですよ」と意外な一面を窺い知ることが出来た。

さて、ある賀詞交歓会。こちらが請うた訳ではないのだが、席が対面の方が政治課題のレクチャーを始めた。私のほうを見て「そうだよな、政務官」と。(こちらはそんな立派な御仁じゃありませんが、)それって誰かと間違えていないか。

当人は官僚上がりのバッチ経験者であって、今夏の参院選候補者の政策ブレーンとのふれこみらしいのだが、その言い方が横柄そのもの。市政ならまだしも国政の話題で、勘違いしつつ(若者相手に)講釈をたれるとはタチが悪い。ましてや新年会だけに「場をわきまえよ」と(さすがに言わぬが、)話を遮ってしまった。あれじゃあ候補者が気の毒、票が減っちまうよ...。

それも新政権への期待なんだろうけど昨年は世界的にも指導者の交代が目立った。同じく政権交代で久々の社会党政権が樹立したフランス。「ゼロ成長」「富裕層重税」「労働組合優遇」で5月の当選直後に55%だった支持率は半年で30%台に落ち込んだという。

以下、雑誌「選択」の今月号からの引用だが、・・・ルイ・ヴィトン「LVMH」の会長がベルギーの市民権取得を希望したのに続き、俳優のジェラール・ドパルデューも「ベルギー移住」の意向を示したという。ドパルデューの場合、エロー首相が「情けない」とフランスのテレビでコメントしたことから、怒った俳優が「私は過去45年間で1億4千5百万ユーロの税金をフランスに支払ってきた。エローさん、あんた何様のつもりかね」と反撃。首相はあわてて「私が『情けない』といったのは、税逃れの行為そのもので、ドパルデューさんのことではない」と発言を修正し、政府の動揺を一段と印象付けた。・・・と何ともフランスらしい。

フランソワ・オランド大統領はフランス国立行政学院(ENA)の卒業。トップエリート養成校ENAは「国家主導」を叩き込まれるから「われが一番」とばかりに市場にも介入しがち。だけど、市場への国家介入は少ないほうがいい。果たして今後の命運やいかに。

(平成25年1月12日/1266回)

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2013年1月11日 (金)

父の職業

現在は借家住まいなのだが、以前、この土地に骨を埋める覚悟で臨む為にも家を購入したらどうかと勧めていただいたことがある。

相場にはあまり詳しくないのだが、戸建であれば5千万円位からか。バッチを付けて10年、国会議員ならいざ知らず、今の状況では到底届きそうにはない。これが夫婦共働きにでもなれば話は別なのだろうが、子育て専念中の妻にはその気もなさそうだし、生活を切り詰めて...というのも気が進まずに悶々とした日々を過ごしている(笑)。

わが国は持ち家志向が強いから借家住まいというのはみっともないこととされているらしく、この歳になればローンでも組んで...という選択肢もあるのだろうが、職業が不安定なもんだから住宅ローンなんてのも金融機関が相手にしてくれなさそうだし(無職だったから今の賃貸マンションの契約だってほんとに大変だったんだから)、ゼロ金利とはいえ市中金利はゼロではない。

最長35年ローンなど組めば5千万円の物件も7千万円位になりそうな上に、保証人プラス生命保険の契約までさせられるというではないか。カネは使うものであってカネに使われるというのはどうも好かん。ユダヤ世界とアラブ世界では金利の価値観が全く違うが、金利というのは何とも理不尽な気がして、もらう分には結構だが、払うとなると...。

さて、その銀行。融資など申し出ればしっかりと担保は抑えられるし、新規口座の開設だって今は相当厳しいと聞いた。それだけ胡散臭い会社も多いってことなんだろうけど、一方でその会社が儲かっているとなれば手のひらを返したように「借りて下さい」って勧誘がスゴいのだそうで。所詮、彼らとてサラリーマンではないか。金利に手数料と他人様のカネで稼いでおきながらその豹変する態度はどうかと。

今月号の雑誌「選択」に某銀行におけるシステム統合の迷走記事が登場するのだが、そんな状況を目にすればますます足が遠のくというもの。まぁ、あまり言って、万が一の時に借りれないと困るからこのへんで...。

そう、前回の市連の記者懇で聞いたのだが、その新聞社は住宅ローンの金利分を会社が負担してくれるらしく、社の内部留保を活用して社員に貸し出しているのか、銀行に金利分を返済しているのか、そこまでは聞き洩らしてしまったのだが、その物件分だけであればこちらもすんなりと払えそう。

市債とて借金だから金利が生じるが、その利払い額は本市だけで年間約150億円。そう考えると減債基金の取り崩しは前述の内部留保を活用するようなものだけに利払いが生じない。市はともかくも国の減らない借金の見えない抵抗勢力は銀行だったりして...。

そうそう、持ち家の話?ご心配なく。

(平成25年1月11日/1265回)

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2013年1月10日 (木)

「財政の崖」回避などというタイトルを目にしたが、眼前に崖が見えていれば対処しやすい。こちらはその「崖」が見えないから厄介なのである。そう、わが国の話。ちなみに「財政の崖」とは米国FRBのバーナンキ議長が広めたとされる用語だが、減税失効と歳出の強制削減が重なるタイミングであって、大統領が上下両院と折り合いが付けられるかが焦点となっていた。

年始の挨拶回り。6日には地元の銭湯「松葉浴場」に顔を出すのが恒例になっている。過去に顔を出した際に、二代目大番頭より「ひとっ風呂どうだ。今日はオレの誕生日だから...」と言われ、御礼にと一句詠んだことがきっかけである。ちなみに今年は「挨拶にかこつけ浸る初湯かな」と詠んだ。

そんな町場の銭湯も苦境。スーパー銭湯に押され気味な上に、重油価格の高騰が経営を直撃。価格動向に一喜一憂の眠れぬ日々が続くという。

さて、資源エネルギーといえば期待がかかる米国発のシェールガス革命。その価格は既存契約を前提とした欧州やアジア諸国とは大きな乖離を生み出しているが、一方において、欧州などでは環境保護団体の強力な反対が開発の停滞をもたらしていて、依然先行きは不透明だという。

そんな折、従来より原油価格連動の高値取引が暗黙の規定路線であった液化天然ガス(LNG)市場が某商社の本格参入で戦々恐々とのこと。確かに電力会社の調達コストは下がりそうだが、庶民の関心事は毎月請求される電気料金。果たしてどうなるかか。

さて、駐車場の家賃を納めに地元の不動産屋さんを訪れたのだが、話題が昨年の衆院選になった。雪だるま式に増え続ける国の借金や年金などが争点にならなかったのは残念だと(ごもっともなことで)。他国と違い国債の9割が国内で回されているわが国の国家破綻はありえないというが、誰が借金を返すのか。

いづれツケは回ってくる。過去の責任論を問う声もあるけれどそういう政治を選択してきたのは国民のみなさんなんだから...。その批判は(政党の)看板のすげ替えを狙う渡り鳥議員を生み出すだけ。政党というよりも議員や有権者の価値観が「今が良ければいいじゃないか」でいいのか。

かつて、バブルについて聞かれた当時の首相が「だって、バブルが嫌だという国民が一人もいなかったからです。誰もノーと言わないからブレーキをかける理由が無い。かけられますか?」と答えたというが、バブルと違って財政は待ったなしの深刻な状況。

今年は参院選。野党は共闘だなんて言っているけど、政権を獲ったら「(後を)考える」では過去の政権交代と同じ。共闘の前に財政再建の道筋を示すべし。そうすれば自ずから支持は集まると思うのだが...。

(平成25年1月10日/1264回)

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2013年1月 9日 (水)

日体大

昨年は衆院選も勝ったし、ジャイアンツも日本一。G党としては今年もジャイアンツの二連覇だなどと意気込みつつ、手に取った一冊は「阪神タイガース暗黒時代再び(野村克也著)」なのだが、巨人を憂いてみたり、阪神を憂いてみたりとこの御仁はつくづく野球が好きなんだなぁと。

その魅力は独自の野球理論と人材登用の妙。人材育成と適材適所でほとんどの組織が再生する。選手としての資質と人間性を見抜いた上でいかにチームを作り上げるか。そこに学べることは少なくない。

根性野球こそが勝利に結びつくと信じて疑わないのだが、今のトレンドは理論野球のようで。理論の重要性こそ認めるものの、野球に限らず理論が先行して根性が薄くなるのは寂しいもの。でも、さすがに、(根性の試される)寒空の駅頭回数が選挙結果を大きく左右するのはどうかと...。

年末のNHK紅白。県別視聴率の第一位は新潟県と聞いたが、箱根駅伝は膝元だけに神奈川県の視聴率が高そうである。その箱根駅伝。当日は神社のだるま売り。仲間が持参した携帯のワンセグ放送が流れているのだが、下っ端の私は売り子に専念しているからレース展開は見れずじまいだったのだが、前評判の高かった東洋や早稲田を破り、見事に栄冠を勝ち取ったのは古豪の日体大。

前回は19位。予選会からの総合優勝は16年ぶり2度目の快挙、日体大としても30年ぶりの優勝だそうで。プロ野球と違って選手獲得は1年生だから本来であれば優勝まで3年計画。前年の19位から翌年に10位になることはあってもいきなり優勝というのはやはり監督の采配をほめねばなるまい。

個人種目のマラソンと違って駅伝はチーム競技なだけに精神的な重圧もかかる。個々の選手にどういう役割を担わせ、全10区にどう配置するかは監督の腕の見せ所。予選会の個人成績の優秀な選手を選抜する学連選抜が優勝できない理由は単なる速さだけではないチームの結束やタスキの重さにありそうではないか。

今回のキャプテンは3年生。そこに人材登用の妙があって4年生にとって箱根駅伝は最後の思い出。キャプテンとしてチームをまとめ上げ、優勝を目指したいという想いもあったはず。体育会の生命線ともいわれる過去のしがらみを断ち切り、その屈辱と不満を「チームの為に」という前向きな思考に変えさせた監督の功績は大きい。

高校駅伝の名監督、渡辺公二氏は「心をつないだ勝利」と称賛したというが、まさに監督と選手が一体となってこその勝利。そこにはマラソンとは違った感動がある。

日体大、箱根駅伝優勝おめでとう。

(平成25年1月9日/1263回)

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2013年1月 8日 (火)

「気」

実家が浄土真宗なもんだから住職から五木寛之氏の「親鸞」を読むように言われているのだが、ついサボっている。同氏は好きな作家の一人なのだが、何といっても思い出深いのは「青春の門」。

「ライパチ」とは野球でいうライトで8番。チーム内では「ベンチ」に次ぐポジションであって、最近の私なんぞはライパチどころかやっとこさベンチに入れる(→入れてもらえる)日々が続いているのだが、大学時代にその「ライパチ」をあだ名とする同級生が居た。物理学の専攻であって、普段の格好も冴えず、口数も少なく、一人で居ることが多かったのだが、妙にウマがあってチームに誘ったのが私。

人は見てくれで判断してはいけない。これがなかなか器用であって普段着のまま1塁にヘッドスライディングをしたりもして、なかなかいいキャラだったのだが、そんなライパチが当時読んでいたのが、この「青春の門」。北九州の炭鉱の町を中心に繰り広げられる青春物語には昔懐かしい思い出が残っている。そのライパチは精密機器メーカーに就職したと風のたよりに聞いたが、元気だろうか。

さて、既に熟年の域に達した同氏の最近の著書には「親鸞」然り、「大河の一滴」や「下山の思想」などのように人生を説くものが多い。本屋を物色していたら同氏の著書「気の発見」を発見(つまらんナ)。既に鞄の中には別の2冊が入っていたのだが、つい購入してしまった。

「気」といえば目に見えないものだけに胡散臭く聞こえる向きもあるが、それを「気」と呼ぶかは別にして、世の中には(現在の)科学では解明できない不思議な力があるのも事実。気孔家の望月勇氏との対談を主体に話は展開するのだが、それこそ肩肘張らずに「気」軽な「気」持ちで読み終えた。

そんな対談に植柴盛平氏が登場するのだが、同氏は知る人ぞ知る合気道の大家、一度に十人を投げ飛ばすほどの実力の持ち主だったらしいのだが、その植柴盛平氏は七十を過ぎて初めて「気」を出せたと言われたとか。

「柔道」、「剣道」、「合気道」は武道必修化の御三家。といっても教員免許資格者は圧倒的に柔道を選択することが多いから必然的にその教え子も柔道になりやすい。武道における礼儀作法はいわずもがなだが、とりわけ合気道は護身術としても良さそうであるし、何といっても「気」であるから応用も利きそうで、もう少し普及にはずみがつかぬものかと...。

(平成25年1月8日/1262回)

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2013年1月 7日 (月)

民主党にも...

叩けば埃(ほこり)が出るもの。それは役所に限らず、どこの世界も同じこと。

「余計なことは詮索してくれるな、その代わり地元の陳情事はすぐやるから」と、そこに役所と議会の暗黙の合意が結ばれるのだが、さりとて、有権者の皆様の期待を背負う以上、市の姿勢を糺していかねばならぬこともある。

と、勇ましいことを申し上げたが、今日はそんな役所にとって不都合な事案に挑む議員の紹介から。私じゃなくて申し訳ない(笑)。

指定管理者の選考はコンペ(競争)であって、委託料の多寡のみならず、総合的な採点結果で判断されるのだが、そこには選考者の恣意的な面も含まれるから「異議あり!」となることもあって、そこに黒いつながりや天下りなどが見え隠れすれば議会の厳しい追及を受けることになる。

つい最近、妻から「いい耳ね」と言われ、今さらながらに困惑気味なのだが、過去に八十になろうとする御婦人から「私の人生の中であんたの耳ほどいい耳している人は見たことがない」と言われたことを自慢のひとつにしている。

そんな耳が立ってしまったのが、昨年末の12月議会のいわくま千尋氏(高津区)の質問。相手を称えてこそ男が上がるってもんだぞとアニキに教わったのだが、民主党にもなかなかいい人材がいるじゃないか。

指定管理者の天下りというか再就職を取り上げたのだが、法人としても案件を獲得できれば安いものとばかりに「退職者を受け入れる代わりに契約を弊社に...」と迫ったのか、「そちらに委ねる代わりに退職者の受け入れを...」と市が強要したのか、事実関係は闇の中だが、結果として指定管理者の法人にも籍が置かれていることは事実のようで。衿を正すべきではないかと詰め寄った。

直営時代からよほど精通している職員ならまだしも、単なる天下り先の確保の為に選考が捻じ曲がるとはけしからん話。が、そんな密約は書面を交わす訳ではないからしっぽは掴めず、市は退職後の進路について「天下りはイカン(というか”好ましくない”程度か)」と注意をしているというが、いかんせん本人の意思によるもので...と。あっせんはしていないので、再就職の人数の公表程度に留めて、あとは知らぬ存ぜぬと。

そりゃ抜け道がある以上、天下りは大目に見ることもあるけれども、委託料の見積もりだけは甘くならぬよう厳正に検証すべきではないか。

と、それは私の意見なのだが、天下りの追及は役所に嫌われぬ程度にいわくまセンセイを応援しようかと...。えっ既に嫌われている?そりゃ失礼。

(平成25年1月7日/1261回)

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2013年1月 6日 (日)

仕事始め

鮑(あわび)といえば海沿いの町を連想しがちだが、「鮑の煮貝」は海なし国の知恵。甲州(山梨県)の名産だそうで。

宮内庁御用達の木箱入り五色蒲鉾に大きな煮鮑(あわび)、慈姑(くわい)の煮物等々、紹介しきれぬおせち料理が食卓に並び、「さぁどうぞ」などと猪口と熱燗が出てくれば...。仕事始めの4日は午前中だけで、今が正月とばかりにすっかり出来上がってしまう。そう、おらがセンセイ宅の光景。やっぱり旨いもんを食っている時が一番幸せではなかろうか。

さて、これからが新年会ラッシュ。会費5千円から1万円が乱れ飛ぶ。「乱れ飛ぶ」なんてのは表現がワルかったか。もちろん全て自腹。政務調査費の対象外である。呼ばれることをありがたいと思わねばならないらしいのだが、昼から酒などふるまわれればサラリーマンとは隔世の感がしてどうも酔えない(さっきは酔っ払っていたじゃないか)。

さりとて顔も出さねば「失礼なヤツ」になりそうであるし、向こうとて呼ばねば補助金が減らされるとか、双方に気遣いつつやるというのでは旨い酒も呑めぬというもの。義理で呼んでいただくのであれば再考したほうが双方に好都合かもしれぬ。議員も議員で票になるだろうとズケズケと押しかけて行って、名刺を手裏剣のように配られた日には向こうも迷惑というものでもあろうし、それを見た他の議員が「われ負けじ」と...。

めでたい席なのだからと言われれば、まぁそれまでなのだが、懇親が目当てであればしらふの時のほうがまともな話が出来るし、会費が目当てであればそのまま包みだけをお届けして、その時間は本業に専念するか、いっそリゾートなんかでのんびりしたいもの。

そんなリゾートを狙った保養所再生ビジネスも盛んなようで、餅は餅屋、直営よりも委託したほうがコストは下がり、稼働率も上がるらしい。確かにもったいないなという施設は全国津々浦々に幾つもある。

委託といえば市の指定管理者制度。直営施設を民間に開放すべしとスタートして10年。およそ5年で更新を重ねるから遅くスタートした施設も含め、ひと通り一巡した格好になる。費用対効果等の検証が必要じゃないかと聞くのだが、市からは茶を濁したあやふやな回答が返ってくる。

まっさらの状態で比較するのであれば(終身雇用と年功序列の)公務員は人件費が高くなりがちなだけに効果は明らかなのだが、直営でやってきた人員を市に引き上げた状態で、新たに委託するのだから(職員の退職でもない限り)委託料は上乗せされて、短期的には市の負担が増えるではないかと。

尚且つ、最近は新たな手口もあるようで…続きは明日。

(平成25年1月6日/1260回)

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2013年1月 5日 (土)

福袋

正月三が日位はのんびりしたいもの。

でも、なさそうである。開店は四日から。が、三日になり、二日になり、そして、今年はSデパートが元旦から営業を開始したと聞いた。さすがに元旦なんて...と驚くなかれ開店前に2万人もの客が並んだというではないか。

暇なんだなぁ~、違った、開店前に並ぶお目当てのひとつは...そう、福袋。店に残りそうなものを多少多めに入れて...なんてのは昔の話。金額以上のモノが入っているとはいえども中身は見えぬし、自らの趣味に合わぬものなど入っていれば扱いに困る。

昨日の初夢同様に生まれてこの方経験したことがないのだが、とりわけ、最近のデパートの福袋は個数限定ながらも金額は数倍、厳選した品物が入っているらしく、さすがにそれだけ列も長いと購買意欲をそそられる。そのへんに集客効果を狙った販売戦略もありそうだ。

やっぱり世の中の憂いごとは何といっても仕事に結婚。就カツに婚カツである。最近は街コンのファッションのみならず、チケット付きなんてのもあるらしく...どんな方々が購入されているのか興味アリ。だるまも就カツだるまに婚カツだるまはウケるというのだが、果たしてどうか。当たるも八卦、当たらぬも八卦(そりゃ占いか)。ピンク色の愛情だるまなんてのは軽いプレゼントにいいと思うのだが...。

そうそう、就カツといえば正月のテレビ番組で「年商千億の社長軍団vsニート」なんてのがあった。援助交際で生計を立てているというニートの若者に対し、需要と供給のつりあいから擁護する社長に道徳的にけしからんという社長まで様々。さすがに、「(援助交際の)何がワルい」とそこまで開き直られるとオッサンは...いやいや手は差し伸べるよ(へんな意味じゃなくて)。

そうそう、番組の中では200社の採用試験に挑戦しつつも、採用が決まらない高学歴の女性が登場。さすがに勉強家っだけあって知識も持ち合わせていて、性格も純朴なことは十分に伝わって来るのだが、いかんせん世間慣れしていない。そのキャラを見抜いたか、社長側の一人、マダムシンコが「私の会社に欲しい」と救いの手を差し伸べた。

まだ、これからの人生だけに周囲の人次第でいかようにもなる。ついつい、福袋がごとく「あれで会社と自らのキャラを世に広くアピールできるのだから会社の規模を考えれば安いものだよなぁ、ソロバンはじいたな」などと失礼な見方もしてしまったのだが、就カツ然り婚カツ然り、外に出てこそ運命の出会いは生まれるもの。

さぁ今日も着飾って外に出よう。

(平成25年1月5日/1259回)

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2013年1月 4日 (金)

初夢

一富士ニ鷹三茄子。みなさんの初夢はいかがだったか。

育ちがワルいせいか、どんな劣悪な状況でも眠れるというのが自慢の一つなのだが、やはりぐっすり眠れるに越したことはない。出張先の宿泊施設などでも最近は高級ベッドをウリにするビジネスホテルもあるようで、これがなかなか寝心地がいいというのである。

が、やはり何といっても慣れた自宅のベッドが一番。ぐっすりと眠れるように、いや、いびきがうるさいから(笑)、妻や子供たちと寝室も別にしてあるのだが、それもあってか、生まれてこのかた初夢などというものは見たことがない。四十にして寝室が同じというのはおしどり夫婦の証にしても、ベッドが同じなどというのは寝返りのたびに気になりそうでどうも好かん。さてさて。

各区7~10名、川崎市全体で60名(も)の市議がいて、(それが仕事に繋がっているかは別にして)自宅不在率は二人が抜きん出ていることは間違いなさそうである。一人は私、もう一人は...呼び出されるから止めておく。自慢にもならぬと思うが、とにかく家に居ない。帰郷以外に家族旅行などは議員生活10年間で1度もない(はず)。

ということで、この三が日も出突っ張りとなった。元旦は毎年の恒例で隣の神社の元旦祭に招いてもらって、寺への挨拶、その後は区内の神社に選挙活動。いや、違った、初詣。等々。香林寺では幼稚園の理事長も務める住職からためになる話を聞かせてもらう(→いただく)。

二日三日は高石神社にて若手会のみなさんとのだるま売り。初詣客を見ていれば世相が見えてくるし、若い参拝客も目立つ。最近はインテリアにもなりそうな色だるまも好評で、緑や青の健康・安全だるまから黄色の金運だるまなどが早い。愛情のピンクだるまに合格の白だるまが残りやすい。

初老の御婦人が立ち寄ってくれて、「ピンクと白しかないの?、受験もないし、愛情もねぇ~」-「そんなことおっしゃらずに、もう一花咲かせてはどうですか」と(余計なことを)申し上げたら「そうね、可愛いらしいし...」と愛嬌でピンクだるまのストラップを買っていただいた。「今年は娘が受験でね」-「がんばって下さいね」と合格祈願を込めてお売りするのだが、前年の願いが叶ったと御礼に来て下さる方も少なくない。

もちろんバッチを外して私服に神社の半纏を着ているのだが、有名人なもんだからバレてしまうことも...。拍子木は威勢のいい人物がやるのがカッコがいいと思うのだが、「やっぱり勢いのある○民党だから」などと訳の分からぬ理由から乗せられて拍子木を手にするおめでたい三が日である。

「正月から神様の前で仕事が出来るなんてぇのは幸せなこと」と教えていただいたことを思い出しつつ、今年もみなさんの幸多かれと。

(平成25年1月4日/1258回)

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2013年1月 3日 (木)

不足

郷里の母親から「幻魚(げんぎょ)の干物」が届いた。深海魚のようなグロテスクな姿だが、これがなんとも旨く、酒の肴にぴったりの一品。最近でこそ珍味として名が知れてきたが、昔は母の実家では山ほど獲れたのだという。「そんなもてはやされるような代物かね」と母は言うが、「不足」して初めて分かるありがたみというものがある。歳が幾つになっても他人から教わることは少なくない。

正月を迎え、多少の余裕が出来たことからいろいろと目を通していたら、こうりんじ幼稚園の園だよりが目に付いた。その「ワクワク子育て」は園長先生の執筆による親御さん向けの内容なのだが、これがまた私のブログよりもよっぽどためになる内容なので、自分が独り占めするのはもったいない。ぜひ読者のみなさんにもおすそ分け。ワープロではなく、本人の自筆による文章というのがいい。

新百合ヶ丘駅周辺のイルミネーションもひときわ輝き、クリスマスにソングが流れ、町は華やかです。日本の平和はありがたいと感じます。「先生、クリスマス会するよ」「プレゼントは何々」「何々クラブでもおたのしみ会があるの・・・」と嬉しそうな顔をして話をしてくれる姿を見て「クリスマス会は何回あるの?」と思ってしまいます。

世界に目を向けるとこの豊かさを享受しているのは米国、欧州、日本・・・とひと握りの子供たちだけではないでしょうか。時に日本の子どもは少子化のこともあり、おじいちゃん、おばあちゃん、両親とひとりの子供が「6ツ」のポケットを持っていると言われています。望めば何でも手に入るようになり、子供たちの周りには物が溢れ大切にすることを忘れ、我慢することも着実に薄くなってきています。

「子どもを不幸にする確実な方法は、いつでも何でも手に入れられるようにしてやることだ」と以前読んだ本に書いてあったことを思い出しました。なるほど・・・私もポケットから色々と物を出しその場の笑顔が見たくて与えてごまかしてしまうことがちょくちょくあります。この豊かな時代、子どもたちが育つ環境に必要なことは「不足」「がまん」の状態をいかに作り出すかだと思います。

「不足」は子ども達に「がまん」「想像力」「目に見えない物への工夫」など心の葛藤を通しながら学びをしていきます。この経験はこれからの人生のハードルをひとつひとつ乗り越えられる力をつけていることなのです。楽しければいい、笑顔が見られればいいだけでは生きる力の根っこの部分は育ちません。

年末・年始、おじいちゃん、おばあちゃん含めて心豊かなプレゼント、お年玉、そして「不足」を生み出すことについて考えてみてはいかがでしょうか。どうぞ、みなさんお揃いでよいお年をお迎え下さい。園長

(平成25年1月3日/1257回)

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2013年1月 2日 (水)

抱負

別に他人様が何をやろうともさして関心もない、というか自分のことで手一杯なもんだからあえてこちらから聞くこともないのだが、「今年の抱負は?」と聞かれることが稀にあって、返事に窮することになる。目標を立てても三日坊主で終わるのがオチなだけに、その時々で「これだ!」と思ったことに全力投球をするのが自分流になっている。

別に意図した訳ではないのだが、財布の中にはピン札と思しき紙幣が多い。今回の総裁選前だったと思うが、当時の安倍晋三氏が「(デフレ脱却には)日銀の輪転機を回せばいいんです」と言っておられたからもしやアベノミクス効果かなどとも思ってみたりもするめでたい奴である。

消去法の居残りで決まるというのはあまりカッコいいものではないにしても、昨年の衆院選は自民党のメディア戦略が奏功したが、とりわけ、フェイスブックの威力は大きかった。スマホの普及が進む今日、従来の広告媒体に比べ、スマホの利便性とフェイスブックの拡散度は抜群。維新の橋下氏はツイッターだが、安倍晋三氏はフェイスブックの活用が主。

最近の某新聞に掲載された新政権への評価「新味ないにもほどが」、「ほごにされた財金分離」、「総括なきセピア色内閣」。氏名はあえて伏せるが(フェイスブックには新聞名と有識者の実名が掲載)、私が見たって外野は呑気でいいよナと。「そんな偉そうに解説するなら、あんたがやってみなはれ、何もできゃしないから」と口から出そうにもなる。

放っておくのが得策とばかりに相手にしないことが最善だと思うのだが、そんな批評に対して、珍しくウィットに富んだコメントを見せた。「いいね!」ボタンの回数は1万を超えている。

かつて、角さんは「記者とてそれでメシを食っているんだから...」と太っ腹な面を見せたと聞いたが、そもそも新聞やテレビはスポンサーの顔色を窺いながら都合のいい部分を都合よく流しているのだからそこは大目に見るにしても自らこそが正しいとばかりの正義面はどうか。

その有識者とて、そこに自らの見識をひけらかしたいという下心はないか。そんな人物に限って、大手新聞に自分の投稿が掲載されたなどと吹聴する連中だろうからセコく寂しい方々に思えてくる。

そうそう、米誌ニューズウィークはその収益悪化と次世代への対応から従来の紙媒体は廃止し、電子版のみの継続となった。どの業界とて新たな時代に対応できなければ没落は必死。栄華を誇った従来のメディアも瀬戸際に立たされている。

(平成25年1月2日/1256回)

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2013年1月 1日 (火)

迎春

迎春。謹んで新春のお慶びを申し上げる。いつもこんなくだらんブログにお付き合いいただいている皆様に今年も幸多くありますよう。

1年の計は元旦にあり。さて、今年は...。

(平成25年1月1日/1255回)

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