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2012年12月 7日 (金)

誠実に

歳は若くとも一応「センセイ」らしい。衆院選に代表質問とまさに師走のさなか、朝の道ばたで「センセイ!」と声をかけられて、振り向いた女性の笑顔に眉間に皺の寄せた顔も、ついほころんでしまった。以前、世話になった職員が市のある出資法人に再就職をされていて、ご挨拶をいただいた。

再就職といっても役員でもないから天下りというような身分ではない。本来であれば、当時は散々いじめられた厄介な連中なのだから退職後は一刻も早く縁を切りたいところ。恨み節も聞こえてきそうだが、再就職後も声をかけてくれるとは何ともうれしい話ではないか。

再就職先を聞いて、つい経営状況が頭に浮かんでしまったもんだから「いいところに入れましたね」と言えば、「おかげさまで」と。別に私が何か口でも利いた訳でもないのだが...それも本人の人柄。ご活躍をお祈りしている。

さて、衆院選。期間中に個人名が入ったのぼり旗は違反なだけに各陣営の悩みのひとつ。意中の候補ののぼりには「誠実に」とあって、(私は合っていると思うのだが、)これが目印になるらしい。今日はそんな「誠実さ」の話。

12月議会も前半戦のヤマ場、各会派の代表質問を終えた。質問作成時における行政側とのやり取りは職員の資質を見極める絶好の機会であって、それは相手方も同じ。ごく普通の職員は質問に対して、(その内容はともかくも)「誠実に」答弁を作成する。が、ちょっとズル賢くなると余計な言質は取られたくないし、馬脚は隠したいもの。

そこで、たぬきの化かしあいが始まるのだが、ちょっと経験を重ねれば、その答弁書が誠実か否か、はぐらかしか否かは分かるもの。誠実であれば、こちらの言い分を伝え、双方の意思疎通を図ることが出来るのだが、はぐらかしはズルさが加わるだけに相手の人間性まで疑われる。質問と答弁が噛み合っていないとはっきり伝え、再質問と呼ばれる二度目の質問原稿を手渡すことになるのだが、答弁はどうなるか。

でも、再質問は答弁だけを求めているのではない。本人の誠実さをも求めているのである。

質問日の前日は最後の大詰め。答弁内容の吟味から時間調整まで追われることになるのだが、今回は衆院選の告示日と重なった。行政側にとって、どさくさにまぎれてはぐらかすには好条件。

こちらが求めた答弁者は市長なだけに担当者に意図はキチンと伝えていたのだが、示された答弁と噛み合わなかった。それが市長の思惑か、担当者のズルさか、事の真偽を確かめる為に直談判という選択肢もありうるが、市の命運を左右するほどの大事ではない。

あまり波風立てずに「すぅ~っ」と受け取ったのだが、「してやったり」と思うなかれ。それで当事者の評価が定まる訳であるし、人として信頼を損ねるのだから代償は決して小さくないですぞ。

(平成24年12月7日/1230回)

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