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2012年12月12日 (水)

門外不出

連日の新聞報道に私のブログと、衆院選の話題に疲れ気味。いよいよ大詰めを迎えたが、緊急選対会議などと召集されて、眠い目をこすりつつ、早朝に顔を出せば動きが足りぬと檄を飛ばされ、鬱憤は募る一方。

そんな時こそ悩んでいないで、リラックスも必要。先輩の鏑木茂哉センセイが昭和音大からコンサートのご招待をいただいたのだそうで、一緒にどうかとお誘いをいただき、御伴をすることになった。

今回はあの「ハ~レルヤ」で有名なハレルヤ・コーラスが含まれるヘンデル作曲のオラトリオ「メサイア(救世主)」。救世主キリストの生誕から復活までを題材にした作品だけにベートーヴェンの「第九」と並んで、年末、クリスマスに上演されることが多い。ヘンデルはメロディがいいし、その壮大なコーラスを聴けば「第九」自体はこれに着想を得たのではないかとも思えてくる。

その荘厳な音楽から音楽の父と称される大バッハに対して、ヘンデルは(勿論、男なのだが、何故か)音楽の母と言われ、二人の巨匠はドイツ生まれの同い年、バッハはドイツで活躍したのに対して、宮廷理髪師で外科医を父に持つヘンデルは英国やアイルランドで活躍した。この演奏時間2時間の作品を3週間で仕上げたというのだからその天才度合が窺える。

モーツァルトを描いた映画「アマデウス」では、門外不出の譜面の演奏を聞いただけで、自ら譜面を仕上げたモーツァルトの才能にサリエリが手にした譜面を落とすシーンが有名だが、昨日の「希少価値」然り、門外不出などと聞くと怖いもの見たさから余計に気になるもの。

音楽の父、バッハにもそんな逸話が残っていて、8人兄弟の末っ子として生まれたバッハは9歳の時に両親を失い長兄の下で音楽を習ったのだが、当時、その兄は門外不出の楽譜を所有していて、バッハには見せてくれなかったという。

そこでバッハは夜中にこっそりと部屋に忍び込んで、月の光にかざしてそれを写譜したという。やがて兄に見つかって取り上げられてしまうのだが、それが後の作曲に繋がることになった。尊敬の念を込めて大バッハと称される天才にも、まさに「蛍の光窓の雪」という若かりし頃の並々ならぬ苦労があったのである。

さて、その鏑木茂哉センセイは音楽通であると同時に市議会きっての料理人でもあって、つい最近も「酒の肴に」と自家製の「いかわたの煮込み」をいただいたのだが、これが絶品、ほんとに旨かった。

聞けば既に故人となられた奥様から伝授されたのだそうで、当時は某雑誌に「ジャパニーズ・フォアグラ」として紹介されていたのだという。そのレシピは門外不出の秘伝というか、配合は勘によるところが大きいのだそうで...今回は大変旨く出来ていた(笑)。

(平成24年12月12日/1235回)

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