ボジョレー
歳も歳だし、キャバクラやカラオケボックスよりも大人の社交場ワインバーなどどうか。シックで落ち着いた雰囲気とワインは良く似合う。ソムリエの話に耳を貸しつつ、グラスを傾ければ疲れも癒されるというもの。
知人の紹介でワイン会の仲間に入れていただいている。今回はもちろんボジョレー。せっかくの機会だからブラックカードの社長も誘ってやったのだが、「ボジョレーで浮かれているのは日本だけだぞ」とにべもない。そんなことは百も承知だが、それをきっかけにワインを愉しもうというのだからいいではないか。何とも心の寂しいヤツである。
さて、そのボジョレー。今年は天候から収穫自体が少ないというが、ブドウ自体は良質なようで、造り手自慢のワインを届けていただいた。ブドウの収穫が少ないことは出荷本数が少ないことを意味するが、価格は例年並みに据え置かれているようで、そのへんにも天候相手に格闘する農家や造り手の苦労が見て取れる。
「フィリップ・パカレ」「ルロワ」「モメサン」「ドミニク・ローラン」「ルイ・ジャド」の5本。「フィリップ・パカレ」はあのロマネ・コンティの醸造長の座を蹴った男として有名であるし、「モメサン」は収穫日&シリアルナンバーが付された世界に一本だけのラベル。ロバート・パーカー氏はじめワイン評論家たちからも高い評価を得る「ドミニク・ローラン」は木箱入りである。
上品な方々にワインとあっては話題も高尚でカッコいい話になりやすい。愉しい一夜を過ごした。私のホームページのデザイナーもワインがきっかけで知り合った人物。ふとした縁で知り合ったソムリエがおいしいからこんどインドのワインを飲んでみなよと薦めてくれた。そんな話を披露したら次回はインドワインと国産上等ワインでいこうじゃないかと。私が仕入れ担当なのだが、さて、どうしたものか。会費はちと高めだが、興味があればいつでもどうぞ。
初めての方にワインバーは敷居が高そうだが、そうでもない。ワインの知識はなくともソムリエが薦めてくれる。ワインとクラシック音楽は似ていると思っているのだが、ワイン好きにクラシック愛好者は多い。
クラシックといえばわが市が誇るミューザ川崎シンフォニーホール。リニューアルを来年に控え、公演カレンダーが届いた。ウィーン・フィルにロイヤルコンセルト・ヘボウ、ベルリン・フィルと世界の一流どころがやってくる。そんな明るい話題も今回の代表質問に盛り込まれる予定。
(平成24年11月24日/1217回)
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